JP2957995B1 - 擁壁裏込め枠体 - Google Patents

擁壁裏込め枠体

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Abstract

【要約】 【課題】 土留め等の擁壁の施工において、地山を削る
切土も浅く、現場で容易に短時間で施工でき、コスト安
く、吸込みによる水抜き良好、耐久力のある裏込め砕石
に代わる裏込め枠体を提供する。 【解決手段】 土留め等の法面安定用の積みブロックや
コンクリート擁壁或いは吹きつけコンクリートの裏込め
水抜き用に施工するための単位枠体1であって、単位枠
体1 はプラスチック或いはコンクリートからなり、長方
形の前板2と、長方形の後板3と、前板及び後板の長方
形の内側で両板を連繋して上下及び左右を区画する横支
持板4及び縦支持板5からなり、後板3は複数の水抜孔
7を有し、前板2は面一の一枚板からなり、横支持板4
及び縦支持板5の各支持板面は複数個の水抜孔8、9を
有し、単位枠体1の最外側以外の縦支持板の横支持板上
の後板側の部分に切欠きを設けた横方向の連通口10を
有し、単位枠体1の一方の側面及び単位枠体の下面に
は、積み上げる他の単位枠体1の他方の側面及び単位枠
体の上面に嵌合する突状の嵌合板11、12を有する擁
壁裏込め枠体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路わき、河川護
岸やため池護岸、造成地などの法面や、湿潤な土質の埋
立地、干拓地、湿潤な田畑、或いは、原野等の湿地帯等
の法面に、積みブロック、石積み或いは石垣や現場打ち
のコンクリート擁壁或いは吹きつけコンクリート等を施
工する場合の擁壁等の背面側に設ける裏込め水抜き枠体
に関し、特に水抜き用の裏込め砕石に代わる裏込め枠体
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、道路わき、河川護岸や溜め池護
岸、或いは造成地などの法面等に土留めとして積みブロ
ック、石積み或いは石垣等の擁壁等を施工する場合、一
般には、図10に示すように、地山51側の法面52の
背面土質が軟岩以上である場合を除いて、切土55をし
て擁壁50の後方の地山51側に裏込めコンクリート5
9や裏込め砕石58をする。裏込め砕石58は水抜きの
ために必要であり、特に湧水及び地下水位の影響により
含水比の高い悪い土質の場合、例えば、埋立地、干拓
地、湿潤な田畑、或いは、原野等の湿地帯などには裏込
め砕石58は欠かせない。擁壁50の施工は、地盤53
に通常は2.0m以下のコンクリートの基礎擁壁54で
高さを確保し、その基礎擁壁54の上に例えばブロック
積みする。そして積みブロック56の背面の切土55の
法面52との間にはくり石等の裏込め砕石58で裏込め
する。また、法面52が切土55でなく盛土(図示しな
い)の場合や、切土55と盛土の複合した場合にも積み
ブロック56の背面に水抜きのため裏込め砕石58を施
工する。時には、積みブロック背面57の直後に裏込め
コンクリート59を打ってさらに裏込めコンクリート背
面60と地山51の法面52との間の切土55に裏込め
砕石58を施工する。そして水抜きパイプ(図示しな
い)は必要に応じて2平方メートルに1か所程度、擁壁
50から裏込め砕石58まで設ける。
【0003】以上説明したように、従来の土留め等の擁
壁の施工には、一般には、擁壁の背面の地山を切土し、
この切土により生じた地山の法面と擁壁の背面に裏込め
砕石している。水抜き効果を有効にするために、地山は
奥行き約40cm削って切土している。しかし、このた
めには裏込め用の多量の砕石を現場に用意すること、地
山を奥行き約40cmも切土しなければならないこと及
び重量のある砕石を擁壁のブロックを積み上げる毎にそ
の背面に裏込めしなければならず、時間と労力を要し、
かつ必要により重機等も備えなければならないなど、相
当の時間と労力とコストを要するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、上記の従来の土留め等の擁壁の施工におけ
る裏込め砕石使用による問題点を解消し、地山を削る切
土も浅くてすみ、現場で容易に短時間で組み上げ施工で
き、かつ、コストもかからず、吸込みによる水抜きが良
好で、さらに耐久力のある裏込め砕石に代わる裏込め枠
体を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの本発明の手段は、請求項1の発明では、土留め等の
法面安定用の積みブロック、石積み或いは石垣等の擁壁
の裏面に裏込め水抜き用に積みあげ施工するための単位
枠体であって、該単位枠体は擁壁側の長方形の前板と、
地山側の長方形の後板と、該前板と該後板の長方形の内
側で両板を連繋して上下及び左右を区画する横支持板及
び縦支持板からなり、後板は複数の水抜孔を分散して有
し、前板面は面一の一枚板からなり、横支持板及び縦支
持板の各支持板面は複数個の水抜孔を有し、単位枠体の
最外側以外の縦支持板の横支持板上の後板側の部分に切
欠きからなる単位枠体内部の横方向を連通する連通孔が
設けられており、単位枠体の両側面の一方の側面及び単
位枠体の上下面の一方の面には、積み上げ施工する他の
単位枠体の両側面の他方の側面及び単位枠体の上下面の
他方の面に嵌合する突状の嵌合板を有することを特徴と
する擁壁裏込め枠体である。
【0006】請求項2の発明では、請求項1の手段の擁
壁裏込め枠体において、水抜き必要箇所に積まれる最下
段或いは中段の単位枠体は、前板面に横方向の複数の排
水孔を有し、かつ、下面に突状の縦嵌合板を有しない
とを特徴とする擁壁裏込め枠体である。
【0007】請求項3の発明では、請求項1の手段の
壁裏込め枠体において、最側方に積まれる単位枠体は、
最側方の縦支持板を水抜孔のない平板とし、かつ、最側
方の側に突状の横嵌合板を有しないことを特徴とする擁
壁裏込め枠体である。
【0008】請求項4の発明では、請求項1ないし請求
項3のいずれか1項の手段における擁壁裏込め枠体にお
いて、単位枠体はプラスチック材からなることを特徴と
する請求項1ないし請求項3のいずれか1項の手段にお
ける擁壁裏込め枠体である。
【0009】請求項5の発明では、請求項1ないし請求
項3のいずれか1項の手段における擁壁裏込め枠体にお
いて、単位枠体はコンクリート材からなることを特徴と
する請求項1ないし請求項3のいずれか1項の手段にお
ける擁壁裏込め枠体である。
【0010】請求項6の発明では、請求項1ないし請求
項5のいずれか1項の手段における擁壁裏込め枠体にお
いて、単位枠体は後板の水抜孔の背面に透水マットを装
着していることを特徴とする請求項1ないし請求項5の
いずれか1項に記載の擁壁裏込め枠体である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の擁壁裏込め枠体の実施の
形態を図1〜図9を参照して説明する。図1は、本発明
の擁壁裏込め枠体の単位枠体の一実施の形態の斜視図を
示し、(a)はその前板側から見た図で、(b)は前板
及び支持板の一部を破断して内部構造及び後板を示した
図である。図2は単位枠体を示し、(a)は平面図、
(b)は前板側から見た立面図、(c)は後板側から見
た立面図、(d)は(b)の右側面図、(e)は(b)
のX−X断面図である。図3は擁壁裏込め枠体の組立図
の斜視図である。図4は後板の千鳥状に配列の水抜孔を
有する単位枠体の裏面図である。図5は湾曲状にアール
を設けた単位枠体の上面から見た図である。図6は排水
パイプ設置状況を模式的に示す図である。図7は同じく
排水パイプ設置状況を模式的に示す他の形態の図であ
る。図8は、地山法面に本発明に係る裏込め枠体をして
積みブロック擁壁を施工した模式側面図である。図9
は、地山の法面にコンクリートを吹きつけて法面を保護
する吹きつけコンクリートの法面の水抜き用の単位枠体
を示す図で、特に最下段の前板に排水孔を有するもので
ある。
【0012】図1は、本発明の実施の形態を示す図で、
擁壁の裏面に裏込めして水抜きするために積み上げるた
めの単位枠体1である。単位枠体1は長方形の前板2と
地山側の長方形の後板3から主としてなる。この前板2
と後板3の長方形の内側で両板は横支持板4及び縦支持
板5で一体に連繋されており、その上下及び左右がこれ
らの横支持板4及び縦支持板5で区画されている。後板
3には複数の水抜孔7が分散して設けられている。図4
に示すように、これらの複数の水抜孔7は千鳥状に配設
して千鳥状水抜孔14とすることもでき、地山法面から
の水をできるだけ広範囲に等しく吸い出すことができる
ように構成する。一方、前板面は通常の単位枠体1では
排出孔などは形成されておらず面一の一枚板からなって
いる。擁壁裏込め枠体として積み上げたときに、最下段
に置かれる単位枠体1、あるいは中途の適宜高さ毎に地
山の水を水抜きする必要のある箇所に積まれる単位枠体
1の前板2には、図1の(a)に示すように、枠体下部
の横方向に複数の排水孔6が設けられている。さらに横
支持板4の支持板面には複数個の水抜孔8が形成されて
おり、縦支持板5の支持板面には複数個の水抜孔9が形
成されている。単位枠体1の最外側以外の縦支持板の横
支持板上の後板側の部分には切欠きからなる単位枠体内
部の横方向を連通する連通孔10が設けられており、単
位枠体1内で吸い込まれた水は横方向に移動できる。単
位枠体1の側面の一方の側面、例えば左の側面には横方
向に組合わせて施工する場合に隣の単位枠体1の側面、
例えば右の側面に嵌合するための突状の横嵌合板11が
設けられている。さらに単位枠体1の上下の一方の面、
例えば下面には、積み上げ施工する下側の単位枠体1の
他方の面、例えば上面に嵌合するための突状の縦嵌合板
12が設けられている。これらの横嵌合板11および縦
嵌合板12の先端は組み合わせる他の単位枠体に嵌合し
やすいように面取り部13が形成してある。
【0013】図3に単位枠体1を組み上げて擁壁裏込め
枠体とした裏込め枠体組立図20の斜視図を示す。この
場合は吸水を必要とする法面に接する最下段と下から4
段目の単位枠体1において前板2に排水孔6を設けてい
る。
【0014】組み上げて擁壁裏込め枠体とした場合、裏
込め枠体の最側方に積まれる単位枠体1では、その最側
方の縦支持板5には水抜孔9を設けることなく、単に平
板とする。また、最側方の縦支持板5の側面には突状の
横嵌合板11を設けないものとする。
【0015】擁壁裏込め枠体において、単位枠体1はプ
ラスチック材料、すなわち硬質のプラスチック材、たと
えばアクリルなどとし、特に剛性の高い材料としてポリ
カーボネイトなどから形成する。また、大型のコンクリ
ートブロックを土留めに用いて背部に大きな重力が掛か
り、或いは上部に道路のある道路わきの法面で道路面か
らの天圧が掛かる場合で、より強度に耐える単位枠体が
必要な場合その強度に耐えうるコンクリート材、例えば
鉄筋入りのコンクリートから単位枠体を形成する。
【0016】図5は擁壁裏込め枠体を上面からみた図で
ある。図5に示すように地山が曲面を有するものに合わ
せて、単位枠体1を組み上げて擁壁裏込め枠体としたと
き、全体に曲面を持たせるようにする。
【0017】さらに、擁壁裏込め枠体において、単位枠
体1の後板3の水抜孔7の背面には、例えば図8に示す
ように透水マット28を装着する。このように透水マッ
ト28を装着すると法面の水の吸い出しが一層良好とな
る。
【0018】本発明は、地山の法面に施工する擁壁に代
えて吹きつけコンクリートを施工する場合にも、その背
面の地山の法面の特に湧水等で水抜きが必要な所に局所
的に設置する水抜き用の単位枠体、即ち法枠用として適
用できる。この場合、単位枠体は、その上下側部の地山
側の後板3に地山の法面に係止するためのクギ打ち用の
クギ孔18を有する係止片29を設けている。また、前
板2の上端部内側には図9に示すようにギアアーク15
を設けて前板2の前面からの押圧に耐えるものとする。
さらに、この単位枠体1の前板の後部にはさらに強度を
持たせるために支持骨17を配設している。また、単位
枠体1の背面には透水マット28を装着する。もちろ
ん、最下段のに組付ける単位枠体1は地盤上に直接載置
し、単位枠体1には排水孔6を前板2に設け、排水パイ
プ25の受け口とする。
【0019】ついで、本発明の擁壁裏込め枠体の施工に
ついて説明する。本発明の単位枠体1は積みブロックの
大きさ等に合わせ、かつ強度を計算して大きさを適宜定
めるものとする。図8は従来の裏込め砕石に代えて本発
明に係る擁壁裏込め枠体38を地山31の法面32に施
工した例である。従来の方法で裏込め砕石を施工する場
合、施工に適した法面を形成する地山の切土は40cm
程度削る必要があったが、本発明に係る擁壁裏込め枠体
38を施工する場合は地山31の切土35は約10cm
程度削るだけでよい。すなわち、地山31を切土35し
て法面32を整備する。次いで擁壁30の積みブロック
36を積むために地盤33の基礎を掘り下げ基礎コンク
リート34を現場打ちする。そして、常法により積みブ
ロックを下段から順次積みながら、積みブロック背面3
7の法面32に沿って本発明に係る擁壁裏込め枠体38
の単体枠体1を下段から積みブロックの高さに合わせて
積み上げていく。さらに擁壁裏込め枠体38の水抜孔7
の背面と地山31の法面32との間には透水マット28
を装着する。この場合、必要に応じて裏込めコンクリー
ト39を擁壁裏込め枠体38と積みブロック36の間に
打ち、裏込めコンクリートの前面に積んだ積みブロック
36を確実に固定すると共に裏込めコンクリート背面4
0に積んだ擁壁裏込め枠体38も確実に固定する。擁壁
裏込め枠体38の最上段には適宜形状の天板42を載置
するか、コンクリートで現場打ちして天板42を形成す
る。
【0020】そして、図6あるいは図7に示すように、
擁壁裏込め枠体38の最下段単位枠体21あるいは適宜
高さの単位枠体1の前板2に設けられた排水孔6からは
排水パイプ25を積みブロック36の最下段ブロック2
6の排水口27に取り付けておく。排水パイプ25を設
けた単位枠体1の中には排水パイプ25に挿入された吸
い出しパイプ24を支え23により上方から吊り下げて
いる。図6の例は排水孔6が最下段単位枠体21の前板
2の上部に設けられているもので、この場合、補強用板
22の上部に水は貯まり、吸い出しパイプ24から排出
される。図7は排水孔6が最下段単位枠体21の前板2
の下部に設けられているものである。擁壁裏込め枠体3
8の単位枠体1の後板3の水抜孔7の背面には適宜大き
さ、例えば厚さ10cm、幅100cm、高さ30cm
の透水マットを予め装着してあるものとする。透水マッ
トを装着することで地山31からでる水の吸い出しがよ
り良好となる。単位枠体1の積み上げには、各単位枠体
1に設けられている縦嵌合板12を下部の単位枠体1の
上面に差し込み上方向に積み、横方向に積むときは横嵌
合板11を横隣の単位枠体1の側面に差し込み横方向に
積む。
【0021】
【発明の効果】以上に説明したとおり、本発明に係る擁
壁裏込め枠体は、プラスチック、特に硬質の剛性の高い
プラスチックからなる単位枠体を積み上げたもの、或い
はコンクリートの単位枠体からなり、その単位枠体は地
山の法面に接する側の後板に多数の水抜孔が分散して設
けられており、かつ内部にも水を通す水抜孔を有する縦
支持板、横支持板を有し、かつ、単位枠体の形状および
大きさがそれぞれ同一であるので、容易に現場で組み上
げることができ、従来の裏込め砕石に比し軽量、特にプ
ラスチック製の場合は軽量で運送が容易で、かつ、短時
間で組み上げられる。また、単位枠体の背面に透水マッ
トを装着しているものは、さらに水抜き効果に優れてお
り、従来の裏込め砕石の場合よりも、擁壁施工のための
地山の切土も浅くてすむので、施工時間を大幅に削減す
ることができる。また、単位枠体を組み上げるだけであ
るので裏込め砕石を積むような熟練を要することが無
く、したがって熟練工を必要としない等の優れた効果を
奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の擁壁裏込め枠体の単位枠体で、(a)
は前板側、(b)は前板及び区画板の一部破断して示す
内部構造及び後板図である。
【図2】単位枠体を示し、(a)は平面図、(b)は前
板側から見た立面図、(c)は後板側から見た立面図、
(d)は(b)の右側面図、(e)は(b)のX−X断
面図である。
【図3】擁壁裏込め枠体の組立図の斜視図である。
【図4】後板のちどり状に配列の水抜孔を有する単位枠
体の裏面図である。
【図5】湾曲状にアールを設けた単位枠体の上面から見
た図である。
【図6】排水パイプ設置状況を模式的に示す図である。
【図7】排水パイプ設置状況を模式的に示す他の形態の
図である。
【図8】地山法面に裏込め枠体を施工し積みブロックを
積んだ模式側面図である。
【図9】吹きつけコンクリートにおける法面の水抜き用
の単位枠体を示す。
【図10】従来の法面の擁壁の施工の模式図である。
【符号の説明】
1 単位枠体 2 前板 3
後板 4 横支持板 5 縦支持板 6
排水孔 7 水抜孔 8 水抜孔 9
水抜孔 10 連通孔 11 横嵌合板 12
縦嵌合板 13 面取り部 14 千鳥状水抜孔 15
ギアアーク 16 ギア 17 支持骨 18
クギ孔 20 裏込め枠体組立 21 最下段単位枠体 22
補強用板 23 支え 24 吸い出しパイプ 25
排水パイプ 26 最下段ブロック 27 排水口 28
透水マット 29 係止片 30 擁壁 31
地山 32 法面 33 地盤 34
基礎コンクリート 35 切土 36 積みブロック 37
ブロック背面 38 擁壁裏込め枠体 39 裏込めコンクリート 40 裏込めコンクリート背面 41
定盤 42 天板 50 擁壁 51
地山 53 地盤 54 基礎擁壁 55
切土 56 積みブロック 57 ブロック背面 58
砕石 59 裏込めコンクリート 60 裏込めコンク
リート背面

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 土留め等の法面安定用の積みブロック、
    石積み或いは石垣等や現場打ちコンクリート擁壁或いは
    吹きつけコンクリート(以下、「擁壁」という。)の裏
    面に裏込め水抜き用に積みあげ施工するための単位枠体
    であって、該単位枠体は擁壁側の長方形の前板と、地山
    側の長方形の後板と、該前板と該後板の長方形の内側で
    両板を連繋して上下及び左右を区画する横支持板及び縦
    支持板からなり、後板は複数の水抜孔を分散して有し、
    前板面は面一の一枚板からなり、横支持板及び縦支持板
    の各支持板面は複数個の水抜孔を有し、単位枠体の最外
    側以外の縦支持板の横支持板上の後板側の部分に切欠き
    からなる単位枠体内部の横方向を連通する連通孔が設け
    られており、単位枠体の両側面の一方の側面及び単位枠
    体の上下面の一方の面には、積み上げ施工する他の単位
    枠体の両側面の他方の側面及び単位枠体の上下面の他方
    の面に嵌合する突状の嵌合板を有することを特徴とする
    擁壁裏込め枠体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の擁壁裏込め枠体におい
    て、水抜き必要箇所に積まれる最下段或いは中段の単位
    枠体は、前板面に横方向の複数の排水孔を有し、かつ、
    下面に突状の縦嵌合板を有しないことを特徴とする擁壁
    裏込め枠体。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の擁壁裏込め枠体におい
    て、最側方に積まれる単位枠体は、最側方の縦支持板を
    水抜孔のない平板とし、かつ、最側方の側に突状の横嵌
    合板を有しないことを特徴とする擁壁裏込め枠体。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれか1項
    に記載の擁壁裏込め枠体において、単位枠体はプラスチ
    ック材料からなることを特徴とする請求項1ないし請求
    項3のいずれか1項に記載の擁壁裏込め枠体。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項3のいずれか1項
    に記載の擁壁裏込め枠体において、単位枠体はコンクリ
    ート材料からなることを特徴とする請求項1ないし請求
    項3のいずれか1項に記載の擁壁裏込め枠体。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれか1項
    に記載の擁壁裏込め枠体において、単位枠体は後板の
    抜孔の背面に透水マットを装着していることを特徴とす
    る請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の擁壁
    裏込め枠体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112227383A (zh) * 2020-10-19 2021-01-15 许勇 一种安全型房屋建筑基坑支护装置
CN113373997A (zh) * 2021-06-17 2021-09-10 中国建筑第八工程局有限公司 建筑工程中大面积回填轻质混凝土的代替施工方法

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