JP2957979B2 - 天板高さ調整機構付き机 - Google Patents
天板高さ調整機構付き机Info
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- JP2957979B2 JP2957979B2 JP33493497A JP33493497A JP2957979B2 JP 2957979 B2 JP2957979 B2 JP 2957979B2 JP 33493497 A JP33493497 A JP 33493497A JP 33493497 A JP33493497 A JP 33493497A JP 2957979 B2 JP2957979 B2 JP 2957979B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は天板高さ調整機構付
き机に係わり、特に天板の上下動のみで天板の高さを調
整し、引出しの大きさに何らの制約を与えない天板高さ
調整機構付き机に関する。
き机に係わり、特に天板の上下動のみで天板の高さを調
整し、引出しの大きさに何らの制約を与えない天板高さ
調整機構付き机に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、脇机等の天板の高さを調整する方
法として、レバーでストッパのロックを解除しながら天
板を上下に移動する方法が知られている。
法として、レバーでストッパのロックを解除しながら天
板を上下に移動する方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
天板高さ調整方法では、レバーの調整が難しく、また高
さ調整も手さぐりであり、天板が常に最上段に固定出来
るとは限らず、天板が最上段に至ったか否か感覚的に判
断することは難しかった。また、このような天板の高さ
を調整するために設ける天板高さ調整機構は、通常その
スペースは大きくならざるを得ず、引出しの大きさにも
制限を設けざるを得なかった。あるいは、引出しの大き
さに制限を設けない場合には脇机等の大きさ自体を大き
くせざるを得なかった。本発明はこのような従来の課題
に鑑みてなされたもので、天板の上下動のみで天板の高
さを調整し、引出しの大きさに何らの制約を与えない天
板高さ調整機構付き机を提供することを目的とする。
天板高さ調整方法では、レバーの調整が難しく、また高
さ調整も手さぐりであり、天板が常に最上段に固定出来
るとは限らず、天板が最上段に至ったか否か感覚的に判
断することは難しかった。また、このような天板の高さ
を調整するために設ける天板高さ調整機構は、通常その
スペースは大きくならざるを得ず、引出しの大きさにも
制限を設けざるを得なかった。あるいは、引出しの大き
さに制限を設けない場合には脇机等の大きさ自体を大き
くせざるを得なかった。本発明はこのような従来の課題
に鑑みてなされたもので、天板の上下動のみで天板の高
さを調整し、引出しの大きさに何らの制約を与えない天
板高さ調整機構付き机を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため本発明(請求項
1)は、側板に取り付けられた固定板と、該固定板に案
内されて移動する移動板と、該移動板の上部に取り付け
られた天板と、前記固定板に軸支された回転軸と、該回
転軸回りに揺動可能なストッパと、該ストッパの前記回
転軸と離れた位置に取り付けられたガイドピンと、前記
ストッパが前記回転軸を中心として仮想的に引いた弾性
力の左右の均衡が取られた線である弾性力均衡線の左右
のいずれか一方に傾倒するよう前記ストッパを付勢する
弾性部材とを備え、前記移動板には前記ガイドピンを一
巡して案内するためのガイドラインと、前記ガイドピン
を段階的に保持するため前記ガイドラインに沿って少な
くとも一つ付設した位置決め溝と、前記ガイドラインの
下部に前記天板の最上段の位置を決める最上段位置決め
溝と、該最上段位置決め溝に連接して前記ガイドピンを
案内し、他端でガイドピンを前記弾性力均衡線の他方に
傾倒させるガイド溝と、前記最上段位置決め溝に対峙し
て前記天板の最上段からの抜けを防止するため最上段抜
け防止部を配設した。側板には固定板を取り付ける。移
動板は固定板に案内されて移動する。移動板の上部には
天板を取り付ける。ストッパは回転軸を中心に揺動する
が、その回転軸は固定板に軸支する。また、ストッパに
は、この回転軸と離れた位置にガイドピンを取り付け
る。更に、ストッパには、弾性部材を配設する。そし
て、ストッパが、回転軸を中心として仮想的に引いた弾
性力の左右の均衡が取られた線である弾性力均衡線の左
右のいずれか一方に傾倒するよう、弾性部材によりスト
ッパを付勢する。移動板には、ガイドピンを一巡して案
内するためのガイドラインを設ける。また、ガイドライ
ンの途上には、位置決め溝をガイドラインに沿って少な
くとも一つ配設する。この位置決め溝は、ガイドピンを
収納することで、天板を段階的に保持する。ガイドライ
ンの下部には、最上段位置決め溝を設け、天板の最上段
の位置を決めている。ガイド溝を最上段位置決め溝に連
接して設ける。このガイド溝は、ガイドピンを案内し、
ガイド溝の他端ではガイドピンが弾性力均衡線の他方に
傾倒するように設計する。また、最上段位置決め溝に対
峙して、天板の最上段からの抜けを防止するため最上段
抜け防止部を配設する。以上により、何らの他の付属装
置等によらず、天板の上下動のみで天板の高さ調整を行
うことが出来る。また、天板の最上段の位置を容易に確
認出来る。
1)は、側板に取り付けられた固定板と、該固定板に案
内されて移動する移動板と、該移動板の上部に取り付け
られた天板と、前記固定板に軸支された回転軸と、該回
転軸回りに揺動可能なストッパと、該ストッパの前記回
転軸と離れた位置に取り付けられたガイドピンと、前記
ストッパが前記回転軸を中心として仮想的に引いた弾性
力の左右の均衡が取られた線である弾性力均衡線の左右
のいずれか一方に傾倒するよう前記ストッパを付勢する
弾性部材とを備え、前記移動板には前記ガイドピンを一
巡して案内するためのガイドラインと、前記ガイドピン
を段階的に保持するため前記ガイドラインに沿って少な
くとも一つ付設した位置決め溝と、前記ガイドラインの
下部に前記天板の最上段の位置を決める最上段位置決め
溝と、該最上段位置決め溝に連接して前記ガイドピンを
案内し、他端でガイドピンを前記弾性力均衡線の他方に
傾倒させるガイド溝と、前記最上段位置決め溝に対峙し
て前記天板の最上段からの抜けを防止するため最上段抜
け防止部を配設した。側板には固定板を取り付ける。移
動板は固定板に案内されて移動する。移動板の上部には
天板を取り付ける。ストッパは回転軸を中心に揺動する
が、その回転軸は固定板に軸支する。また、ストッパに
は、この回転軸と離れた位置にガイドピンを取り付け
る。更に、ストッパには、弾性部材を配設する。そし
て、ストッパが、回転軸を中心として仮想的に引いた弾
性力の左右の均衡が取られた線である弾性力均衡線の左
右のいずれか一方に傾倒するよう、弾性部材によりスト
ッパを付勢する。移動板には、ガイドピンを一巡して案
内するためのガイドラインを設ける。また、ガイドライ
ンの途上には、位置決め溝をガイドラインに沿って少な
くとも一つ配設する。この位置決め溝は、ガイドピンを
収納することで、天板を段階的に保持する。ガイドライ
ンの下部には、最上段位置決め溝を設け、天板の最上段
の位置を決めている。ガイド溝を最上段位置決め溝に連
接して設ける。このガイド溝は、ガイドピンを案内し、
ガイド溝の他端ではガイドピンが弾性力均衡線の他方に
傾倒するように設計する。また、最上段位置決め溝に対
峙して、天板の最上段からの抜けを防止するため最上段
抜け防止部を配設する。以上により、何らの他の付属装
置等によらず、天板の上下動のみで天板の高さ調整を行
うことが出来る。また、天板の最上段の位置を容易に確
認出来る。
【0005】また、本発明(請求項2)は、前記固定
板、移動板及びストッパは、前記側板に埋設させたこと
を特徴とする。側板に埋設させたことで、固定板、移動
板及びストッパがあることによる引き出しへの制約は無
くなる。
板、移動板及びストッパは、前記側板に埋設させたこと
を特徴とする。側板に埋設させたことで、固定板、移動
板及びストッパがあることによる引き出しへの制約は無
くなる。
【0006】更に、本発明(請求項3)は、前記最上段
抜け防止部には、前記ガイドピンとの衝突時でも前記ス
トッパの傾倒を維持するため所定の傾斜を施したことを
特徴とする。ガイドピンと最上段抜け防止部の衝突の速
度等によっては、反動によりストッパが弾性力均衡線を
越えることが考えられる。従って、このような場合で
も、ストッパの傾倒を維持するため所定の傾斜を施し
た。このことにより、ガイドピンは、必ず最上段位置決
め溝に収納されることになるため、天板の最上段の位置
を常に確認出来る。
抜け防止部には、前記ガイドピンとの衝突時でも前記ス
トッパの傾倒を維持するため所定の傾斜を施したことを
特徴とする。ガイドピンと最上段抜け防止部の衝突の速
度等によっては、反動によりストッパが弾性力均衡線を
越えることが考えられる。従って、このような場合で
も、ストッパの傾倒を維持するため所定の傾斜を施し
た。このことにより、ガイドピンは、必ず最上段位置決
め溝に収納されることになるため、天板の最上段の位置
を常に確認出来る。
【0007】更に、本発明(請求項4)は、前記天板を
水平状態に均衡を保ちつつ昇降させるため天板バランス
手段を備えて構成した。このことにより、天板の左右の
バランスを維持しつつ天板を上下動出来る。従って、天
板の高さ調整を確実に機能させることが出来る。
水平状態に均衡を保ちつつ昇降させるため天板バランス
手段を備えて構成した。このことにより、天板の左右の
バランスを維持しつつ天板を上下動出来る。従って、天
板の高さ調整を確実に機能させることが出来る。
【0008】更に、本発明(請求項5)は、前記天板バ
ランス手段は、対峙する一対の側板に対しそれぞれ配設
した前記移動板又は前記固定板のいずれか一方に取り付
けたラックと、前記固定板又は前記移動板のいずれか他
方に取り付けたピニオン及び該ピニオンの中心同士を連
結するシャフトを備えて構成した。ラックとピニオン及
びピニオンの中心同士を連結するシャフトを設けたた
め、テンション力により天板をバランス良く昇降出来
る。このことにより、天板バランス手段は簡単な機構で
構成出来る。
ランス手段は、対峙する一対の側板に対しそれぞれ配設
した前記移動板又は前記固定板のいずれか一方に取り付
けたラックと、前記固定板又は前記移動板のいずれか他
方に取り付けたピニオン及び該ピニオンの中心同士を連
結するシャフトを備えて構成した。ラックとピニオン及
びピニオンの中心同士を連結するシャフトを設けたた
め、テンション力により天板をバランス良く昇降出来
る。このことにより、天板バランス手段は簡単な機構で
構成出来る。
【0009】更に、本発明(請求項6)は、前記シャフ
トは、2本に分割され、前記ピニオンの中心にそれぞれ
の一端を支持され、他端同士は連結自在としたことを特
徴とする。シャフトは、2本に分割される。2本に分割
するのは、後に起こるかもしれない天板高さ調整機構の
修理等の際に、分解して容易に天板高さ調整機構の修理
等が出来るようにするためである。2本のシャフトのそ
れぞれの長さは修理等のし易さを考慮して決める。2本
のシャフトのそれぞれの一端は、ピニオンの中心に支持
される。また、2本のシャフトのそれぞれの他端同士は
連結自在とする。以上により、修理等の際に簡単に作業
を行うことが出来る。なお、本発明は、脇机の他、机、
ワゴン、トレー、キャビネット、テーブル等に適用可能
である。
トは、2本に分割され、前記ピニオンの中心にそれぞれ
の一端を支持され、他端同士は連結自在としたことを特
徴とする。シャフトは、2本に分割される。2本に分割
するのは、後に起こるかもしれない天板高さ調整機構の
修理等の際に、分解して容易に天板高さ調整機構の修理
等が出来るようにするためである。2本のシャフトのそ
れぞれの長さは修理等のし易さを考慮して決める。2本
のシャフトのそれぞれの一端は、ピニオンの中心に支持
される。また、2本のシャフトのそれぞれの他端同士は
連結自在とする。以上により、修理等の際に簡単に作業
を行うことが出来る。なお、本発明は、脇机の他、机、
ワゴン、トレー、キャビネット、テーブル等に適用可能
である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。本発明の実施形態を図1に示す。図
1(A)及び図1(B)は、それぞれ本発明の実施形態
の正面図及び平面図である。図1において、側板1には
固定板3が取り付けられる。移動板5は固定板3に案内
されて移動するようになっている。移動板5の上部には
天板7が取り付けられている。ストッパ9は回転軸11
を中心に揺動するようになっている。その回転軸11は
固定板3に軸支されている。また、ストッパ9には、こ
の回転軸11と離れた位置にガイドピン13が取り付け
られている。更に、ストッパ9には、バネ15(図示
略)が配設されている。バネ15の一端は、ストッパ9
のほぼ中央に開口したバネ止め穴16に掛けられてい
る。そして、ストッパ9はこのバネ15により、仮想的
に引いた弾性力均衡線17の左右のいずれか一方に傾倒
するよう付勢されている。この弾性力均衡線17は、回
転軸11を中心として仮想的に引いた弾性力の左右の均
衡が取られる境界線である。ストッパ9が弾性力均衡線
17をわずかでも左方にずれると、バネ15の弾性力に
よりストッパ9は強制的に左方に傾倒されるようになっ
ている。一方、ストッパ9が弾性力均衡線17をわずか
でも右方にずれると、弾性力によりストッパ9は強制的
に右方に傾倒されるようになっている。バネ15は、弾
性部材に相当するが、弾性力を有すればバネに限定する
ものではなく、ゴム等を用いてもよい。移動板5には、
ガイドピン13を一巡して案内するためのガイドライン
19が設けられている。また、ガイドライン19の途上
には、位置決め溝21がガイドライン19に沿って4つ
付設されている。この位置決め溝21は、ガイドピン1
3を収納することで、天板7を段階的に保持するように
なっている。ガイドライン19の下部には、最上段位置
決め溝23が設けられ、天板7の最上段の位置が決めら
れるようになっている。そして、ガイド溝25が、最上
段位置決め溝23に連接して設けられている。このガイ
ド溝25は、ガイドピン13を案内し、ガイド溝25の
他端ではガイドピン13が弾性力均衡線17の左方に傾
倒するように設計されている。また、最上段位置決め溝
23に対峙して、天板7の最上段からの抜けを防止する
ため最上段抜け防止部27が配設されている。最上段抜
け防止部27には、ガイドピン13との衝突時の反動で
ストッパ9が弾性力均衡線17の左方に傾倒することの
ないよう所定の傾斜が配設されている。固定板3、移動
板5及びストッパ9等は、ユニットとして側板1に埋設
されている。ユニット取り付け溝の様子を図2に示す。
基づいて説明する。本発明の実施形態を図1に示す。図
1(A)及び図1(B)は、それぞれ本発明の実施形態
の正面図及び平面図である。図1において、側板1には
固定板3が取り付けられる。移動板5は固定板3に案内
されて移動するようになっている。移動板5の上部には
天板7が取り付けられている。ストッパ9は回転軸11
を中心に揺動するようになっている。その回転軸11は
固定板3に軸支されている。また、ストッパ9には、こ
の回転軸11と離れた位置にガイドピン13が取り付け
られている。更に、ストッパ9には、バネ15(図示
略)が配設されている。バネ15の一端は、ストッパ9
のほぼ中央に開口したバネ止め穴16に掛けられてい
る。そして、ストッパ9はこのバネ15により、仮想的
に引いた弾性力均衡線17の左右のいずれか一方に傾倒
するよう付勢されている。この弾性力均衡線17は、回
転軸11を中心として仮想的に引いた弾性力の左右の均
衡が取られる境界線である。ストッパ9が弾性力均衡線
17をわずかでも左方にずれると、バネ15の弾性力に
よりストッパ9は強制的に左方に傾倒されるようになっ
ている。一方、ストッパ9が弾性力均衡線17をわずか
でも右方にずれると、弾性力によりストッパ9は強制的
に右方に傾倒されるようになっている。バネ15は、弾
性部材に相当するが、弾性力を有すればバネに限定する
ものではなく、ゴム等を用いてもよい。移動板5には、
ガイドピン13を一巡して案内するためのガイドライン
19が設けられている。また、ガイドライン19の途上
には、位置決め溝21がガイドライン19に沿って4つ
付設されている。この位置決め溝21は、ガイドピン1
3を収納することで、天板7を段階的に保持するように
なっている。ガイドライン19の下部には、最上段位置
決め溝23が設けられ、天板7の最上段の位置が決めら
れるようになっている。そして、ガイド溝25が、最上
段位置決め溝23に連接して設けられている。このガイ
ド溝25は、ガイドピン13を案内し、ガイド溝25の
他端ではガイドピン13が弾性力均衡線17の左方に傾
倒するように設計されている。また、最上段位置決め溝
23に対峙して、天板7の最上段からの抜けを防止する
ため最上段抜け防止部27が配設されている。最上段抜
け防止部27には、ガイドピン13との衝突時の反動で
ストッパ9が弾性力均衡線17の左方に傾倒することの
ないよう所定の傾斜が配設されている。固定板3、移動
板5及びストッパ9等は、ユニットとして側板1に埋設
されている。ユニット取り付け溝の様子を図2に示す。
【0011】なお、図1に示すように、固定板3にピニ
オン29が、また移動板5にラック31が一対の側板1
に対しそれぞれ配設されている。そして、ピニオン29
の中心同士はシャフト33により連結されている。ピニ
オン29の中心同士がシャフト33により連結されてい
る様子を図3に示す。上板37には、このシャフト33
を収容するためのシャフト溝39が配設されている。シ
ャフト溝39の様子を図4に示す。シャフト33は、2
本に分割可能で途中でネジ35により連結自在になって
いる。このときの様子を図5(A),(B)に示す。図
5(B)は、ネジ35による連結部の部分拡大図であ
る。シャフト33は、角形状のシャフトを用いている。
オン29が、また移動板5にラック31が一対の側板1
に対しそれぞれ配設されている。そして、ピニオン29
の中心同士はシャフト33により連結されている。ピニ
オン29の中心同士がシャフト33により連結されてい
る様子を図3に示す。上板37には、このシャフト33
を収容するためのシャフト溝39が配設されている。シ
ャフト溝39の様子を図4に示す。シャフト33は、2
本に分割可能で途中でネジ35により連結自在になって
いる。このときの様子を図5(A),(B)に示す。図
5(B)は、ネジ35による連結部の部分拡大図であ
る。シャフト33は、角形状のシャフトを用いている。
【0012】次に動作を説明する。図1において、移動
板5は固定板3に案内されて上下に移動する。ストッパ
9は回転軸11を中心に揺動する。ストッパ9はバネ1
5により、仮想的に引いた弾性力均衡線17の左右のい
ずれか一方にのみ傾倒するよう設計されている。例え
ば、ガイドライン19の右側ラインに沿ってガイドピン
13が移動する場合には、バネ15は弾性力均衡線17
の右側にストッパ9を傾倒させるように働く。このた
め、天板7を上昇していき、ガイドピン13が位置決め
溝21に当接した場合には、当接の音及び振動で位置決
め溝21に到達したことを確認出来る。その後、少し天
板7を下降すれば、ガイドピン13は位置決め溝21に
収納される。そして、再び天板7を上昇させるまでこの
状態を保持する。天板7を更に上昇し続けると、残りの
位置決め溝21を通過する際にも、その都度当接の音及
び振動が発生し、各位置決め溝21を通過していること
を確認出来る。この通過の際には、少し天板7を下降さ
せることで各位置決め溝21にガイドピン13を収納す
ることが出来る。ガイドピン13の収納が完了すると、
この状態で天板7は停止され、所定の高さを維持出来
る。各位置決め溝21の通過の際に少し天板7を下降す
る作業を行わなければ、天板7は停止することなく上昇
可能で、その後、ガイドピン13は最上段抜け防止部2
7に衝突する。従って、天板7は、この最上段抜け防止
部27の位置より高く移動することは出来なくなる。最
上段抜け防止部27には、ガイドピン13との衝突時の
反動でストッパ9が弾性力均衡線17の左方に傾倒する
ことのないよう所定のアングルを配設する。その後、少
し天板7を下降すれば、ガイドピン13はバネ15によ
り最上段位置決め溝23に収納される。即ち、この位置
が天板7の固定される最上段の位置である。このとき、
更に天板7を上昇させれば、ガイドピン13は逆L字形
状に形成されたガイド溝25に沿って案内される。図1
(C)には、このガイド溝25の部分の横断面図を示
す。
板5は固定板3に案内されて上下に移動する。ストッパ
9は回転軸11を中心に揺動する。ストッパ9はバネ1
5により、仮想的に引いた弾性力均衡線17の左右のい
ずれか一方にのみ傾倒するよう設計されている。例え
ば、ガイドライン19の右側ラインに沿ってガイドピン
13が移動する場合には、バネ15は弾性力均衡線17
の右側にストッパ9を傾倒させるように働く。このた
め、天板7を上昇していき、ガイドピン13が位置決め
溝21に当接した場合には、当接の音及び振動で位置決
め溝21に到達したことを確認出来る。その後、少し天
板7を下降すれば、ガイドピン13は位置決め溝21に
収納される。そして、再び天板7を上昇させるまでこの
状態を保持する。天板7を更に上昇し続けると、残りの
位置決め溝21を通過する際にも、その都度当接の音及
び振動が発生し、各位置決め溝21を通過していること
を確認出来る。この通過の際には、少し天板7を下降さ
せることで各位置決め溝21にガイドピン13を収納す
ることが出来る。ガイドピン13の収納が完了すると、
この状態で天板7は停止され、所定の高さを維持出来
る。各位置決め溝21の通過の際に少し天板7を下降す
る作業を行わなければ、天板7は停止することなく上昇
可能で、その後、ガイドピン13は最上段抜け防止部2
7に衝突する。従って、天板7は、この最上段抜け防止
部27の位置より高く移動することは出来なくなる。最
上段抜け防止部27には、ガイドピン13との衝突時の
反動でストッパ9が弾性力均衡線17の左方に傾倒する
ことのないよう所定のアングルを配設する。その後、少
し天板7を下降すれば、ガイドピン13はバネ15によ
り最上段位置決め溝23に収納される。即ち、この位置
が天板7の固定される最上段の位置である。このとき、
更に天板7を上昇させれば、ガイドピン13は逆L字形
状に形成されたガイド溝25に沿って案内される。図1
(C)には、このガイド溝25の部分の横断面図を示
す。
【0013】天板7が更に上昇され、ガイドピン13が
ガイド溝25の他端を通過した際にはガイドピン13が
弾性力均衡線17の左方に傾倒するように設計されてい
る。このため、ストッパ9は弾性力均衡線17の左方に
傾倒する。このとき、ガイドピン13はガイドライン1
9の左側ラインに当接する。ガイドライン19の左側ラ
インは直線状に形成されている。このため、天板7の下
降作業は、次のように滑らかに行うことが出来る。即
ち、ガイドピン13のガイドライン19の左側ラインへ
の当接状態は、バネ15による付勢が働いているため天
板7が下降される場合でも続けて維持され、ガイドピン
13はガイドライン19の左側ラインに摺動されつつガ
イドライン19の上方に向かって移動する。更に、天板
7を下降し続けると、ガイドピン13はガイドライン1
9の上端部の右上がりの傾斜に沿って摺動されつつ移動
し、ガイドピン13は移動板5の最も上方に位置する位
置決め溝21に収納される。以上により、何らの他の付
属装置等によらず、天板7の上下動のみで天板7の高さ
調整を行うことが出来る。また、天板7の最上段の位置
を容易に確認出来る。図2に示すように、固定板3、移
動板5及びストッパ9等は、側板1に埋設させる。側板
1に埋設させることで、固定板3、移動板5及びストッ
パ9等があることによる引き出しへの制約は無くなる。
ガイド溝25の他端を通過した際にはガイドピン13が
弾性力均衡線17の左方に傾倒するように設計されてい
る。このため、ストッパ9は弾性力均衡線17の左方に
傾倒する。このとき、ガイドピン13はガイドライン1
9の左側ラインに当接する。ガイドライン19の左側ラ
インは直線状に形成されている。このため、天板7の下
降作業は、次のように滑らかに行うことが出来る。即
ち、ガイドピン13のガイドライン19の左側ラインへ
の当接状態は、バネ15による付勢が働いているため天
板7が下降される場合でも続けて維持され、ガイドピン
13はガイドライン19の左側ラインに摺動されつつガ
イドライン19の上方に向かって移動する。更に、天板
7を下降し続けると、ガイドピン13はガイドライン1
9の上端部の右上がりの傾斜に沿って摺動されつつ移動
し、ガイドピン13は移動板5の最も上方に位置する位
置決め溝21に収納される。以上により、何らの他の付
属装置等によらず、天板7の上下動のみで天板7の高さ
調整を行うことが出来る。また、天板7の最上段の位置
を容易に確認出来る。図2に示すように、固定板3、移
動板5及びストッパ9等は、側板1に埋設させる。側板
1に埋設させることで、固定板3、移動板5及びストッ
パ9等があることによる引き出しへの制約は無くなる。
【0014】なお、図1に示すように、固定板3にピニ
オン29を、また移動板5にラック31を一対の側板1
に対しそれぞれ配設する。そして、ピニオン29の中心
同士はシャフト33により連結する。このことにより、
テンション力により天板をバランス良く昇降出来る。ま
た、シャフト33は、図4に示すように上板37に配設
したシャフト溝39に収容する。そして、図5に示すよ
うにシャフト33は2本に分割可能で途中でネジ35に
より連結自在にする。このことにより、修理等の際に分
解が容易となり簡単に作業を行うことが出来る。
オン29を、また移動板5にラック31を一対の側板1
に対しそれぞれ配設する。そして、ピニオン29の中心
同士はシャフト33により連結する。このことにより、
テンション力により天板をバランス良く昇降出来る。ま
た、シャフト33は、図4に示すように上板37に配設
したシャフト溝39に収容する。そして、図5に示すよ
うにシャフト33は2本に分割可能で途中でネジ35に
より連結自在にする。このことにより、修理等の際に分
解が容易となり簡単に作業を行うことが出来る。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、天
板の上下動のみで天板の高さを調整出来る。また、引出
しの大きさにも何らの制約を与えない。
板の上下動のみで天板の高さを調整出来る。また、引出
しの大きさにも何らの制約を与えない。
【0016】
【図1】 本発明の実施形態の構成図
【図2】 ユニット取り付け溝の様子を示す図
【図3】 ピニオンの中心同士がシャフトにより連結さ
れた様子を示す図
れた様子を示す図
【図4】 シャフト溝の様子を示す図
【図5】 2本に分割されネジにより連結自在なシャフ
トの様子を示す図
トの様子を示す図
1 側板 3 固定板 5 移動板 7 天板 9 ストッパ 11 回転軸 13 ガイドピン 15 バネ 17 弾性力均衡線 19 ガイドライン 21 位置決め溝 23 最上段位置決め溝 25 ガイド溝 27 最上段抜け防止部 29 ピニオン 31 ラック 33 シャフト 35 ネジ 37 上板 39 シャフト溝
Claims (6)
- 【請求項1】 側板に取り付けられた固定板と、 該固定板に案内されて移動する移動板と、 該移動板の上部に取り付けられた天板と、前記固定板に軸支された回転軸と、 該回転軸回りに揺動可能なストッパと、 該ストッパの前記回転軸と離れた位置に取り付けられた
ガイドピンと、 前記ストッパが前記回転軸を中心として仮想的に引いた
弾性力の左右の均衡が取られた線である弾性力均衡線の
左右のいずれか一方に傾倒するよう前記ストッパを付勢
する弾性部材と を備え、 前記移動板には前記ガイドピンを一巡して案内するため
のガイドラインと、 前記ガイドピンを段階的に保持するため前記ガイドライ
ンに沿って少なくとも一つ付設した位置決め溝と、 前記ガイドラインの下部に前記天板の最上段の位置を決
める最上段位置決め溝と、 該最上段位置決め溝に連接して前記ガイドピンを案内
し、他端でガイドピンを前記弾性力均衡線の他方に傾倒
させるガイド溝と、 前記最上段位置決め溝に対峙して前記天板の最上段から
の抜けを防止するため最上段抜け防止部を配設したこと
を特徴とする天板高さ調整機構付き机。 - 【請求項2】 前記固定板、移動板及びストッパは、前
記側板に埋設させたことを特徴とする請求項1記載の天
板高さ調整機構付き机。 - 【請求項3】 前記最上段抜け防止部には、前記ガイド
ピンとの衝突時でも前記ストッパの傾倒を維持するため
所定の傾斜を施したことを特徴とする請求項1又は請求
項2記載の天板高さ調整機構付き机。 - 【請求項4】 前記天板を水平状態に均衡を保ちつつ昇
降させるため天板バランス手段を備えたことを特徴とす
る請求項1、2又は3記載の天板高さ調整機構付き机。 - 【請求項5】 前記天板バランス手段は、対峙する一対
の側板に対しそれぞれ配設した前記移動板又は前記固定
板のいずれか一方に取り付けたラックと、前記固定板又
は前記移動板のいずれか他方に取り付けたピニオン及び
該ピニオンの中心同士を連結するシャフトを備えたこと
を特徴とする請求項4記載の天板高さ調整機構付き机。 - 【請求項6】 前記シャフトは、2本に分割され、前記
ピニオンの中心にそれぞれの一端を支持され、他端同士
は連結自在としたことを特徴とする請求項5記載の天板
高さ調整機構付き机。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33493497A JP2957979B2 (ja) | 1997-11-19 | 1997-11-19 | 天板高さ調整機構付き机 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33493497A JP2957979B2 (ja) | 1997-11-19 | 1997-11-19 | 天板高さ調整機構付き机 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11164736A JPH11164736A (ja) | 1999-06-22 |
JP2957979B2 true JP2957979B2 (ja) | 1999-10-06 |
Family
ID=18282874
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33493497A Expired - Fee Related JP2957979B2 (ja) | 1997-11-19 | 1997-11-19 | 天板高さ調整機構付き机 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2957979B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013017703A (ja) * | 2011-07-12 | 2013-01-31 | Okamura Corp | カート装置 |
CN102743022B (zh) * | 2012-07-11 | 2014-08-27 | 宁波音王电声股份有限公司 | 一种具有多媒体功能的移动升降讲台 |
-
1997
- 1997-11-19 JP JP33493497A patent/JP2957979B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11164736A (ja) | 1999-06-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |