JP2957031B2 - データ処理システム - Google Patents

データ処理システム

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JP2957031B2
JP2957031B2 JP3223222A JP22322291A JP2957031B2 JP 2957031 B2 JP2957031 B2 JP 2957031B2 JP 3223222 A JP3223222 A JP 3223222A JP 22322291 A JP22322291 A JP 22322291A JP 2957031 B2 JP2957031 B2 JP 2957031B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,データ処理システムに
関し,特に自己の実装するOS(オペレーティングシス
テム)とは異なるOSを実装する装置からの利用を可能
としたサーバを有するデータ処理システムに関する。
【0002】複数のワークステーションの如きプロセッ
サをネットワークを介して接続することにより,データ
処理システムを構成することがある。この形式のデータ
処理システムでは,各プロセッサに例えばディスク等を
接続するのではなく,ディスクの管理のみを行うプロセ
ッサ(ディスクサーバ)を各プロセッサに共用の装置
(サーバ)として設ける構成をとることがある。
【0003】
【従来の技術】図5は,従来技術説明図である。図5に
おいて,ネットワーク11は,専用回線,電話回線,D
DX−パケット網,DDX−回線交換網,ISDN網及
びCSMA/CD方式等のLANなどからなる。サーバ
1は,データ処理の一部を各ワークステーションの如き
プロセッサ9から共用できるようにされた装置である。
サーバ1には,例えば,図示の如きファイルサーバの他
プリントサーバ,ディスクサーバ,通信サーバ等があ
る。プロセッサ9は,例えば,ファイル内容の表示等の
ファイル8の管理については,サーバ1に対してその処
理を要求して応答を待つ。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ネットワーク記述や計
算機ネットワークの発展により,1つのネットワーク1
1に種々のプロセッサ9やサーバ1が接続され得る。ま
た,一方では,OSの標準化が検討/実施されている。
OSを標準化した場合,資産を共用できるという大きな
利点があるので,ワークステーション等では,特定のO
Sに標準化されつつある。
【0005】このような状況下では,サーバ1は標準化
されたOSを実装し,一方,プロセッサ9は標準化の対
象となっていないローカル(各社(メーカ)の独自の)
OS及びローカルプロトコルを実装し,これらが同一の
ネットワーク11に接続されることがある。例えばサー
バ1は新たに導入されたものであるため標準化されてお
り,一方,プロセッサ9は利用者の要望によりローカル
のままである場合である。このような状態は,利用者が
通常,既存のデータ(資産,即ち,データベースやアプ
リケーションプログラム等)をそのまま利用しようとし
たり,使い慣れたMMI(マンマシンインタフェース)
を変えずに業務を行おうとするために生じる。
【0006】このような場合,このままでは,プロセッ
サ9側からサーバ1を利用する(アクセスする)ことが
できないという問題がある。このことは,標準化された
サーバ1の増加する中,既存のローカルなプロセッサ9
の利用者には大きな問題となる。また,逆に,標準化さ
れたサーバ1の導入の妨げとなる。
【0007】本発明は,異なるOSを実装するサーバと
プロセッサとを同一のネットワークに接続できるように
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
図であり,本発明によるデータ処理システムを示す。図
1において,プロセッサ9は,ローカルオペレーティン
グシステム10を実装し,ネットワーク11を介して,
サーバ1に接続される。サーバ1は,プロセッサ9から
の要求に応じて所定のデータ処理を行って,その結果を
プロセッサ9に返す。例えば,図示の如くファイル8を
有するサーバ1は,ファイルサーバとして,ファイル8
の管理を行う。サーバ1は,ローカルオペレーティング
システム10とは異なる標準オペレーティングシステム
2を実装する。
【0009】サーバ1には,エミュレート機構3とデー
タ変換機構7とが設けられる。エミュレート機構3は,
ネットワーク11を制御するネットワーク制御機構4
と,ネットワーク11を介したプロセッサ9との通信に
おけるプロトコルを制御するプロトコル制御機構5と,
仮想端末制御機構6とで構成される。
【0010】
【作用】プロセッサ9は,ローカルオペレーティングシ
ステム10を実装するので,ローカルオペレーティング
システム10の採用するローカルなプロトコルに従っ
て,ネットワーク11を介してサーバ1と通信する手段
のみを有する。
【0011】そこで,サーバ1のエミュレート機構3側
において,仮想端末制御機構6が,自己とローカルオペ
レーティングシステム10を実装したプロセッサ9との
間のローカルプロトコルの論理パスの確立を,プロトコ
ル制御機構5に要求する。プロトコル制御機構5は,ロ
ーカルプロトコルを使用して,ネットワーク制御装置4
に対して,ネットワークのパス確立を要求する。ネット
ワーク制御装置4は,各種の伝送制御手順(パケット,
データリンク,呼制御)を用いて,プロセッサ9との間
でネットワークのパスを確立する。
【0012】次に,仮想端末制御機構6は,標準オペレ
ーティングシステム2が送出したデータをローカルプロ
トコル上で,プロトコル制御機構5及びネットワーク制
御装置4を用いて制御する。これに先立って,仮想端末
制御機構6は,プロセッサ9に対応するプロセスを生成
してこれを仮想端末とし,見かけ上これと実際のプロセ
ッサ9との間でローカルプロトコルでの通信を行うよう
にする。
【0013】以上により,標準オペレーティングシステ
ム2のインタフェースは,ローカルオペレーティングシ
ステム10でエミュレーションされる。即ち,ローカル
オペレーティングシステム10をサーバ1に実装したと
等しくなる。また,仮想端末制御機構6,即ち,仮想端
末の入出力データと,サーバ1上,即ち,標準オペレー
ティングシステム2の入出力データとはデータ変換機構
7により,相互に変換される。 従って,標準オペレー
ティングシステム2を実装するプロセッサでサーバ1を
利用したと同様に,ローカルオペレーティングシステム
10を実装するプロセッサ9からサーバ1を利用するこ
とができる。これにより,1つのネットワーク11に,
標準オペレーティングシステム2を実装するサーバ1と
ローカルオペレーティングシステム10を実装するプロ
セッサ9とを接続することができる。
【0014】
【実施例】図2は実施例構成図であり,標準OS2を実
装したサーバ1にLAN11Aを介して複数のプロセッ
サ9A,9B及び9Cが接続されたデータ処理システム
を示す。複数のプロセッサ9A乃至9Cは,ワークステ
ーション,パーソナルコンピュータ又は端末の如きもの
であり,LAN11Aのトランシーバ21に接続され
る。LAN11Aの両端には終端抵抗20が接続され
る。また,サーバ1には,TTY端末22が接続され
る。
【0015】サーバ1が例えばファイルサーバである場
合にその管理するファイル8の内容を画面に表示させよ
うとする時,サーバ1へは,TTY端末22,標準OS
2Aを実装するプロセッサ9A,ローカルOS10を実
装するプロセッサ9B及び9Cの4つからアクセスでき
る。このうち,前2者は,通常のアクセス手段である。
TTY端末22からは,ユーザ名とパスワードとを指定
してLOGINを実行することで,サーバ1を使用でき
る。ユーザ名,パスワード,ユーザの実行権等は,予
め,システム管理者により,登録され,標準OS2の管
理下にある。
【0016】プロセッサ9Aは,標準OS2と同じ標準
OS2A(“A”を付して区別する)を実装している。
従って,サーバ1を利用することに特に問題はない。例
えば,標準OS2がUNIX(AT&T社とベル研究所
によって開発された汎用オペレーティングシステム)で
ある場合には,TCP/IPを利用してプロセッサ9A
からサーバ1(の標準OS2)へ直接LOGINするこ
とができる。
【0017】プロセッサ9Bは,パーソナルコンピュー
タ上のエミュレータ16とアダプタ14とからなる。エ
ミュレータ16は,ローカルOS10(図示せず)を実
装し,また,LAN11Aとの通信を制御するソフトウ
ェアからなる制御部15を内蔵する。アダプタ14は,
LAN11Aとの通信を行うためのハードウェアからな
る。
【0018】プロセッサ9Cは,ローカルOS10を実
装するパーソナルコンピュータ上にエミュレータ19を
設けたものである。更に,プロセッサ9Cは,LAN1
1Aとの通信を制御するソフトウェアからなる制御部1
8と,LAN11Aとの通信を行うためのハードウェア
であるアダプタ17とを有する。
【0019】プロセッサ9B及び9Cは,ローカルOS
10を実装するので,サーバ1のアダプタ12から直接
標準OS2へというルートでの通信はできない。従って
アダプタ12からサーバ1のエミュレート機構3及びデ
ータ変換機構7を介した上で,標準OS2と通信するこ
とになる。
【0020】サーバ1は,LAN11Aのトランシーバ
21と,そのアダプタ12で接続される。アダプタ12
は,LAN11Aとの通信を行うハードウェアからな
る。プロセッサ9A乃至9Cは,LAN11Aを介し
て,アダプタ12と接続される点は共通である。しか
し,プロセッサ9Aは,アダプタ12から直接標準OS
2を使用できる。なお,TTY端末22も,直接,標準
OS2を使用できる。
【0021】これに対して,本実施例のプロセッサ9B
及び9Cは,仮想端末制御機構6がネットワーク/プロ
トコル制御部45を利用して行うエミュレーションによ
って,標準OS2を使用する。ここで,ネットワーク/
プロトコル制御部45は,ネットワーク制御装置4とプ
ロトコル制御機構5とを一体に表したものである。
【0022】仮想端末制御機構6は,標準OS2のイン
タフェースをサーバ1上(エミュレート機構3内)でロ
ーカルOS10によってエミュレートする。即ち,仮想
端末制御機構6は,プロセッサ9B及び9Cの各々に対
応してプロセス61B及び61Cを生成し,これらを仮
想端末61B及び61Cとする。仮想端末61B及び6
1Cは,仮想端末制御機構6を介してネットワーク/プ
ロトコル制御部45を利用して,ローカルプロトコル上
で対応するプロセッサ9B及び9Cと通信する。この通
信において,標準OS2のコマンドは,ローカルプロト
コル上では単なるデータとして取り扱われる。一方,プ
ロセッサ9B及び9Cは,標準OS2のコマンドを単な
るデータとして見ることにより,そのまま(データとし
て)入力可能としている。従って,オペレータはプロセ
ッサ9B及び9Cを標準OS2を実装する仮想的なプロ
セッサとして入力できる。これに対し,仮想端末61B
及び61Cは,標準OS2上に生成されるプロセスであ
るから,受け取ったデータを標準OS2のコマンドとし
て解釈実行する。
【0023】以上によれば,オペレータにはプロセッサ
9B及び9Cをあたかも標準OS2を実装する如く見
せ,プロセッサ9Bおよび9Cには標準OS2を意識さ
せていない。また,通信もローカルプロトコル上で行う
ことができる。そして,仮想端末61B及び61Cは,
標準OS2のコマンドを解釈実行することができる。
【0024】仮想端末制御機構6は,例えば,UNIX
のユーザインタフェース(主に,TTY端末インタフェ
ース)をローカルプロトコルによってエミュレーション
する。この場合,非UNIX端末であるプロセッサ9B
及び9CにおいてローカルOS10等のプログラムは,
一切,変更する必要がない。標準(UNIX)OS2
は,UNIX端末であるプロセッサ9Aのために登録さ
れたユーザ名,パスワード,ユーザの実行権等の情報
を,そのまま,プロセッサ9B及び9Cのために用い
る。
【0025】データ変換機構7は,ローカルOS10の
データ形式と標準OS2のデータ形式とを相互に変換す
る。従って,ローカルOS10のプロセッサ9B及び9
Cから送信されたデータ(例えば非UNIXファイル形
式)を標準OS2のファイル形式(例えばUNIX形
式)に変換した上で,(ファイル)サーバ1のファイル
8に保存できる。これにより,プロセッサ9B及び9C
の処理したデータを,標準OS2のプロセッサ9Aから
容易に参照し更新することができる。また,例えばプロ
セッサ9Bを新しい標準OS2のプロセッサに置換した
場合に,置換前のデータが標準OS2のデータ形式で保
存されているため,新しいプロセッサはそのまま,保存
データを使用できる。
【0026】図3は,仮想端末制御機構6について示
す。仮想端末制御機構6は,仮想端末61B,61Cを
多重制御してエミュレーションの非同期処理を可能と
し,このために,ログイン管理部63を有する管理プロ
セス62,起動制御プロセス64,実行状態管理制御プ
ロセス66,起動制御プロセス64と実行状態管理制御
プロセス66とが共用する共用テーブル65とを備え
る。
【0027】仮想端末61B,61Cの多重制御を行う
のは,以下の理由による。例えば,UNIXのライブラ
リなどでは,アプリケーションプログラム(プロセス)
に対するインタフェースは,完了型/同期型の関数が多
い。つまり,1プロセス内の処理は,ライブラリへの関
数の発行後,その処理の完了まで,止まってしまう。こ
れはネットワーク/プロトコル制御部45を利用する場
合も同じである。即ち,サーバ1は,他のプロセッサか
らの要求を拒絶する。そこで,複数のプロセッサ9B,
9Cからの事象を制御するために,1つのプロセッサに
対応して1つのプロセスを生成し,多重制御する。
【0028】仮想端末61B,61Cであるプロセスを
多重に生成し,管理するためのマネージャとして,管理
プロセス62が設けられる。管理プロセス62は,仮想
端末61B,61Cの生成のために必要な処理,例え
ば,メモリ領域の獲得や資源の割当等の処理を行い,仮
想端末61B,61Cを生成する。この生成は,例えば
ローカルプロトコル上で,サーバ1とプロセッサ9B,
9Cとの間の物理層のリンクが確立されることによっ
て,行われる。管理プロセス62は,仮想端末61B,
61Cが処理を実行する以前,即ち,ローカルプロトコ
ル上でセション層のリンクが確立される以前の必要な処
理を行う。
【0029】この処理の1つとして,ログイン管理部6
3がログイン管理を行う。即ち,物理層のリンクの確立
後,プロセッサ9A,9Bからネットワーク/プロトコ
ル制御部45を介して仮想端末制御機構6へ“LOGI
N”入力の有無を管理する。
【0030】生成されたプロセス(仮想端末61B,6
1C)は,図示の如く,管理プロセス62(及び起動制
御プロセス64)においてキューイングされ,プロセッ
サ9B又は9CからのLOGINを待ち合わせる。LO
GIN入力がログイン管理部63にあると,管理プロセ
ス62は,起動要求を起動制御プロセス64へ送る。起
動要求があると,起動制御プロセス64は,キューイン
グしている当該プロセス61B又は61Cを起動する。
この起動又はLOGIN入力によりセション層のリンク
が確立され,以後,起動されたプロセス61B又は61
Cが処理を実行する。
【0031】なお,このように,起動制御等のプロセス
と,実行プロセスとを分けることにより,複数の事象の
管理を容易にしている。即ち,例えば,UNIXでは,
複数の事象の待ち合わせが難しいので,このように分け
ることで,待ち合わせの管理を容易にしている。
【0032】起動制御プロセス64は,プロセス61
B,61Cを起動すると,待ち合わせ(waite) をする。
待ち合わせは,以下の3つの事象を管理する。即ち,
プロセス61B,61Cなどの起動したプロセスの終
了,管理プロセス62からの非同期事象,及び起動
したプロセスの実行時間監視及びバックアップである。
なお起動制御プロセス64が各プロセス61B,61C
の管理をしている間,管理プロセス62は他ユーザから
のログインを待ち合わせているとともに,強制終了や電
源断などの非同期事象を待ち合わせている。
【0033】起動したプロセス61B,61Cの終了時
()には,起動制御プロセス64は実行状態管理制御
プロセス66との間の共用テーブル65に記憶されてい
る実行状態を参照し,プロセス61B,61Cの後処理
が行われていない場合,その後処理を代行する。例え
ば,直接,ネットワーク11A等に対し,指示を出す。
【0034】このために,実行状態管理制御プロセス6
6は,各プロセス61B,61Cの実行状態を監視し,
その結果(実行状態)を共用テーブル65の所定の領域
へ書き込む。
【0035】管理プロセス62からの非同期事象()
については,強制終了通知を管理プロセス62が受信し
た場合,起動制御プロセス64は,強制的にメモリ上か
ら該当プロセス61B,61Cを消去する。なお,この
とき例えば1日の起動/終了の発生頻度をトレース(カ
ウント)しておき,もし,発生間隔が一定時間以内であ
る場合,メモリからの消去をマスクすることができる。
これによって,起動時間(ファイルから読み取り,メモ
リにロードし,CPUを割り当てるまでの時間)を短縮
できる(CPU割り当てのみとなる)。
【0036】また,上記の場合において,電源断の通
知を管理プロセス62が受信した場合,起動制御プロセ
ス64は,実行状態管理制御プロセス66との間の共用
テーブル65の実行状態を参照し,プロセッサ9B,9
Cと通信中のプロセス61B,61Cがないかを調べ
る。通信中のプロセス61B,61Cがあった場合,電
源断の通知を保留し,管理プロセス62に,電源断不可
の通知を行う。管理プロセス62は,何らかの手段(例
えば,画面メッセージ,ブザー等)でオペレータに電源
断不可を知らせる。電源断不可の知らせがある場合にお
いて,再度電源断の要求をオペレータが実施した(電源
断通知の保留中にもう一度電源断の通知があった)場
合,保留していた電源断を実行する。なお,電源断不可
の知らせは,通信中のプロセス61B,61Cが無くな
った時点で,管理プロセス62によって自動的に消去さ
れる。保留中の電源断通知が無い場合において,電源断
の通知があった場合は,自動的(プロセッサに電源断メ
ッセージは送信する)に電源断となる。
【0037】起動したプロセス61B,61Cの実行時
間監視及びバックアップ()については,まず,実行
状態管理制御プロセス66がタイマーにより,一定時間
以上,プロセッサ9B,9Cとの通信状態が無かった場
合,そのプロセス61B,61Cについて管理プロセス
62経由で起動制御プロセス64に,特定の信号を上げ
る。起動制御プロセス64は,この信号を受信すると,
補助記憶装置に,プロセス61B,61Cをスワップア
ウトさせる。この後,実行状態管理プロセス66よりプ
ロセッサ9B,9Cとの通信が再開されたことが通知さ
れるまで,スワップインしない。これによって,他プロ
セスとのメモリの資源について,有効利用をはかる。
【0038】なお,プロセッサ9Aについては,標準O
S2を実装しているので,図3に示す如く,対応する仮
想端末(プロセス)は生成されない。図4は,サーバ1
とプロセッサ9Cとの間の通信について示す。即ち,仮
想端末制御機構6が標準OS2のユーザインタフェース
をエミュレートする動作の概要を示す。
【0039】接続要求があると,ネットワーク/プロト
コル制御部45と制御部18とによって,互いのアダプ
タ12及び17を介して,物理層のリンク(ネットワー
クパス)が確立される。これに応じて,仮想端末制御機
構6は,表示データとして“System Ready”を送り,L
OGIN入力を求める。エミュレータ19は,“System
Ready”をプロセッサ9Cの画面に表示する。これを見
たオペレータが,“LOGIN”を入力することによ
り,セション層がリンクされ,ローカルプロトコルパス
が確立される。
【0040】このとき,仮想端末制御機構6は,物理層
のリンクにより仮想端末61Cを生成してキューイング
し,セション層のリンクにより仮想端末61Cを起動す
る。従って,以後は,仮想端末61Cとプロセッサ9C
との間の通信の形で処理が行われる。即ち,ローカルプ
ロトコル上で標準OS2のエミュレートが行われる。
【0041】なお,仮想端末制御機構6は,オペレータ
が“LOGIN”と共に入力したユーザ名,パスワード
等を用いて,ユーザの利用資格,ファイル8へのアクセ
ス権等をチェックする。
【0042】次に,仮想端末61Cは,プロセッサ9C
の画面上へのプロンプト(例えば“Ready ”等)の表示
を行う。仮想端末61Cは,表示データとしての“Read
y ”の送信要求をプロトコル/ネットワーク制御部45
に対して行い,その要求受付の応答を受けて,プロセッ
サ9Cからの事象を待つ。エミュレータ19は,オペレ
ータへの入力要求である“Ready”をプロセッサ9Cの
画面に表示する。
【0043】これを見たオペレータは,標準OS2のコ
マンド,例えばUNIXのコマンド“ls”を入力す
る。コマンド“ls”は,ファイル8の内容の表示を命
令するものである。ここで,プロセッサ9Cは非UNI
X端末であるが,オペレータはこれを意識することなく
UNIXのコマンドを使用できる。一方,プロセッサ9
Cは,このコマンドをUNIXのコマンドと意識せず,
単なる文字データとして取り扱う。
【0044】エミュレータ19は,UNIXのコマンド
“ls”をコマンドとしてではなくデータとして,ロー
カルプロトコルに乗せて,仮想端末61Cへ送る。事象
待ちをしていた仮想端末61Cは,送信された内容を読
み込む。
【0045】仮想端末61Cは,読み込んだコマンドを
取り出し,解釈して実行する。例えば仮想端末61C
は,コマンド“ls”をデータ変換機構7を介して標準
OS2へ送り,その結果を受け取る。データ変換機構7
は,必要に応じてデータ形式を変換する。ユーザのファ
イル8へのアクセス権のチェックは,この時に標準OS
2が行ってもよい。標準OS2は,コマンド“ls”に
応じファイル8から該当するデータを取り出す。
【0046】仮想端末61Cは,プロセッサ9Cへのコ
マンドの実行結果の表示を行う。即ち,仮想端末61C
は,データの送信要求と更に“Ready ”の送信要求をプ
ロトコル/ネットワーク制御部45に対して行い,待ち
状態となる。エミュレータ19は,実行結果及び“Read
y ”を表示する。これを見たオペレータは,その確認
(又は実行)を入力する。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によれば,
異なるOSを実装するサーバとプロセッサとを有するデ
ータ処理システムにおいて,サーバに仮想端末制御機構
を設けることにより,サーバに実装された標準OSのイ
ンタフェースをプロセッサに実装されたローカルOSで
エミュレートすることができるので,サーバとプロセッ
サとを同一ネットワークに接続して通信することが可能
となり,システムの標準化や保存すべきデータの標準化
に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】実施例構成図である。
【図3】仮想端末制御機構説明図である。
【図4】エミュレート動作説明図である。
【図5】従来技術説明図である。
【符号の説明】
1 サーバ 2,2A 標準OS 3 エミュレート機構 4 ネットワーク制御装置 5 プロトコル制御機構 6 仮想端末制御機構 7 データ変換機構 8 ファイル 9,9A,9B,9C プロセッサ 10 ローカルOS 11 ネットワーク 11A LAN 12,13,14,17 アダプタ 15,18 制御部 16,19 エミュレータ 20 終端抵抗 21 トランシーバ 22 TTY端末 45 ネットワーク/プロトコル制御部 61B,61C 仮想端末(プロセス) 62 管理プロセス 63 ログイン管理部 64 起動制御プロセス 65 共用テーブル 66 実行状態管理制御プロセス
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 13/00 G06F 9/44 G06F 15/00 H04L 12/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローカルオペレーティングシステム(1
    0)を実装したプロセッサ(9)と,標準オペレーティ
    ングシステム(2)を実装し,前記プロセッサ(9)か
    らの要求に応じて所定のデータ処理を行ってその結果を
    前記プロセッサ(9)に返すサーバ(1)と,前記プロ
    セッサ(9)とサーバ(1)とを接続するネットワーク
    (11)とを備えたデータ処理システムにおいて,前記
    ネットワーク(11)の制御を行うネットワーク制御装
    置(4)と,前記ネットワーク(11)を介したプロセ
    ッサ(9)との通信におけるプロトコルを制御するプロ
    トコル制御機構(5)と,前記プロセッサ(9)を当該
    サーバ(1)に接続された仮想端末として制御する仮想
    端末制御機構(6)とからなるエミュレート機構(3)
    を前記サーバ(1)に設けて,前記標準オペレーティン
    グシステム(2)のインタフェースを前記ローカルオペ
    レーティングシステム(10)でエミュレーションする
    と共に,前記仮想端末の入出力データと当該サーバ
    (1)上の入出力データとを相互に変換するデータ変換
    機構(7)を前記サーバ(1)に設けたことを特徴とす
    るデータ処理システム。
  2. 【請求項2】 前記仮想端末制御機構(6)が,前記プ
    ロセッサ(9)の各々に応じてプロセスを生成して,こ
    れらを前記仮想端末として管理することを特徴とする請
    求項1に記載のデータ処理システム。
  3. 【請求項3】 前記仮想端末であるプロセスの生成及び
    管理を行う管理プロセス(62)と,前記仮想端末であ
    るプロセスの起動及び後処理を行う起動制御プロセス
    (64)と,前記仮想端末であるプロセスの実行状態の
    管理を行う実行状態管理制御プロセス(66)とを前記
    仮想端末制御機構(6)に設けたことを特徴とする請求
    項2に記載のデータ処理システム。
JP3223222A 1991-09-04 1991-09-04 データ処理システム Expired - Fee Related JP2957031B2 (ja)

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