JP2957013B2 - 磁気共鳴像作成装置 - Google Patents

磁気共鳴像作成装置

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JP2957013B2
JP2957013B2 JP2417303A JP41730390A JP2957013B2 JP 2957013 B2 JP2957013 B2 JP 2957013B2 JP 2417303 A JP2417303 A JP 2417303A JP 41730390 A JP41730390 A JP 41730390A JP 2957013 B2 JP2957013 B2 JP 2957013B2
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/62Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance using double resonance

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気共鳴像作成方法に
おける改良及び磁気共鳴像作成方法に関し、特に、電子
スピン共鳴により増幅された磁気共鳴像作成方法及びそ
の作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気共鳴像作成(MRI)は、医師が医
学的診断を行なう際に広く用いられる様になりつつあ
る、非破壊的像技術である。該技術は、1973年に磁
気共鳴(MR)像作成に関して最初に刊行を行なったL
auterburにより開発されたものである。又、全
世界では、1985年までに少なくとも500台のMR
像装置が臨床学的に用いられるべく設置した(例えばL
auterburのNature242(1973年)
の第190〜191頁、SteinbergのA.J.
R.147(1986年)の第453〜454頁、及
び、SteinerのA.J.R.145(1985
年)の第883〜893頁を参照)。
【0003】MR像は、磁場中に置かれるとともに脈動
する放射線に晒された例えば人体或いは動物体等の検体
から検出されたMR信号を処理操作することにより行な
われ、又、上記放射線は典型的には、検体中で選択され
た非ゼロスピン核(“像作成核”)におけるMR遷移を
励起すべく選択された周波数を有する高周波の放射線と
される。
【0004】像作成段階において空間情報をMR信号に
変換する為に、一様な一次磁場 0に磁場勾配を掛ける
ことにより、検体が置かれる磁場は変化せしめられる。
従って、例えば、像作成核の共鳴周波数は、像作成核が
存在する磁場()の強度、並びに、当然ではあるが、
化学的環境、及び、(例えば1H、13C、19Fともされ
得る)核の同位体性の如き要因、に依存することから、
MR遷移を励起する脈動放射線に検体が晒される間、検
体に対しz方向に磁場勾配をかけることにより、MR信
号が発せられるxy平面内にて検体を貫通する切片のz
方向における位置及び幅は、一次磁場 0の強度、加え
られた磁場の勾配d/dz、及び、励起脈動の周波数
及び帯域幅により限定される。
【0005】次に、MR遷移を励起する放射線の最初の
パルスと、MR信号が検出される期間及び検出期間との
間において更なる磁場勾配を掛けることにより、x及び
y空間情報もまたMR信号に変換され得る。
【0006】当該技術分野においては幾つかの異なる変
換技術が知れれているが、それらの全ては、一次磁場に
対し、MR遷移励起/MR信号検出サイクルにおいて特
定のシーケンスで、種々の強度及び/或いは種々の方向
の磁場勾配を掛けることにより行なわれている。
【0007】更に、例えばスピン共鳴、スピン転化、ス
ピン復帰等の、種々の脈動及び検出シーケンスを用いる
ことにより、検出信号からは、例えば、検体の対応体積
要素においてピクセル(pixel)強度が像作成核の
密度に比例する様な像(例えばプロトン密度像)、T1
及びT2等の、種々の型のMR像が作成される。
【0008】MRI原理を概略的に論ずるためには、B
ottomleyのRev.Sci.Instrum
53(1982年)の第1319〜1337頁、Hin
shaw et al.のProc.IEEE 71
(1983年)の第338〜350頁、HouseのI
EEE Trans.Nucl.Sci.NS−27
(1980年)の第1220〜1226頁、Koutc
her et al.のJ.Nucl.Med.25
(1984年)の第371〜382頁、ニューヨークの
アカデミックプレスのWaughにより編集された“磁
気共鳴における進歩”におけるMansfield e
t al.、TwiegのMed.Phys.10(1
983年)の第610〜621頁、及び、Londo
n、HeinemannのKean et.al.によ
る“磁気共鳴像作成”(1986年)等の論文を参照さ
れたい。
【0009】これまでのMR像作成装置においては、一
次磁場 0は超伝導性磁石、抵抗性磁石、或いは、永久
磁石により発生されていた。MRIにおいて用いられる
一次磁場の強度を如何に選択するかにより、発生される
像の質及び特性、並びに、像作成時間及びMR像作成装
置の製造及びランニングコストが影響を受ける。従っ
て、例えば、所定の像獲得処理に対してより高強度の一
次磁場を用いた場合には、信号/ノイズ(S/N)比は
改善される。その結果、超伝導磁石により発生され得る
大きな一次磁場を用いることにより、現在において得ら
れるもの内で最も優れたMR像が作成される。と言うの
も、斯かる磁石は、強さ、安定性及び均一性が夫々極め
て高いと同時に、外部磁場を或る程度遮蔽する磁場を生
成するからである。しかし乍ら、斯かる磁石は極めて高
価であるとともに管理及び保持が極めて困難であるとい
う欠点があり、また、最近では、強磁場を用いた場合に
は危険が伴なうことが分かってきた。
【0010】例えば2000ガウス(0.2T)の様な
低磁場では抵抗性磁石を使用することが可能であり、ま
た、200ガウス(0.02T)以下の磁場に対して
も、斯かる磁石は廉価であり且つ操作取付が簡単であ
る。しかし乍ら、弱い磁場においては特にMR信号の振
幅及び周波数が低いことに起因してSN比が悪い、とい
う技術的問題が生ずる。
【0011】この技術的問題は、種々の手法により解決
が試みられてきた。例えばHafslund Nyco
med及びLurie et al.は、夫々、WO−
A−88/10419、及び、Magn.Reson.
76(1988年)の第360〜370頁において、結
合電子スピン共鳴(ESR)遷移を引起こすことにより
生ずる動的分極を用いてMR信号強度を増大することを
記述している。また、1988年8月20〜26日に行
なわれた医学磁気共鳴学会の第7年次会合の記録の第1
060頁において、Stepisnik et al.
は、MR信号の検出に先駆けて像作成核を高磁場で振動
せしめることにより分極が増大されることを示した。ま
た、高周波受信コイルを、液体窒素で冷却し、且つ/或
いは、超伝導材料で作ることにより、MR信号検出器、
高周波受信コイルのノイズを減少せしめることにより、
SN比を増大せしめることも可能である。
【0012】電子スピン共鳴により強められた磁気共鳴
像作成(ESREMRI)において動的な分極効果を用
いると、その絶対的大きさが幾つかの要因に依存し乍ら
も実際には100以上の値を有する係数(E)を乗じた
だけMR信号の強度は増大する。
【0013】ESREMRIにおいて常磁性材料(“対
比物質”)はESR遷移の源になるとともに、通常は像
作成を行なう前に、例えば人間、或いは、例えば哺乳類
などの人間以外の体内、或いは、無生物試料等の像作成
被験者内に取入れられる。被験者は、対比物質のESR
遷移の幾らか或いは全てを励起すべく選択された第一の
周波数及び振幅を有する放射線(これは、MW周波数程
度とされるが、簡素化の為、以下においてはMW放射線
と称する)により照射される。MR像を作成するため
に、被験者は、像作成核中で核スピン遷移を引起こすべ
く選択された第2の周波数を有する放射線(これは、ラ
ジオ波程度の周波数とされるが、簡素化の為、以下にお
いてはRF放射線と称する)に晒される。ESRにより
強められたGR像を得ることのできるMR信号を得るべ
きRF放射線を印加する時期、及び、磁場勾配を加える
手法は、WO−A−88/10419に記述された如き
従来のものとすることが出来る。
【0014】結果、対比物質を含む被験者の体積を示す
とともに、理論的には330もの大きな値を有する係数
Eだけ信号強度が増幅された増大MR像が得られる。
【0015】この様に、ESREMRIは、像作成にお
いて極めて大きなSN比を有する、という利点を有して
いる。従って、一次磁場が比較的低磁場であっても、良
質な像を得ることが出来る。別の利点としては、対比物
質を含む部分が対比物質を含まない部分よりも像中で相
当に強く示されることが挙げられる。この事は、検体或
いは患者の体内における循環切換機能を検査する上で特
に有用である。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】但し、ESREMRI
にも幾らかの制限があり、例えば、MW放射線が被験者
を加熱する傾向が有ることは確かである。従って、一定
の寸法形状を有するとともに一定の像体積を有する被験
者に対しては、被験者により吸収された電力PaはMW
放射線の振幅Amの2乗及び周波数Fmの2乗とに比例す
る。従って、k0を定数、DmをMW放射線のデューテイ
サイクル即ち被験者がMW放射線に晒される像作成合計
時間の相対的割合とすれば、上記電力Paは、下記の数
式1により表される。デューティサイクルが数式1に含
まれるのは、MW照射を短いパルス内に行なうことによ
りMW加熱は制限されるからである。従って、実際は、
電力Paは、組織により負担されたMW電力吸収値であ
る。1982年におけるANSIのC95.10の安全
レベルに依れば、この種の負担は0.1時間に亙り行な
うことが可能である。この電力吸収は、固有の吸収速度
(SAR)が許容限度を越えない程度に小さくしなけれ
ばならない(SARの定義及び勧告上限値は、各国の省
庁、例えば、米国においては連邦薬品局、により定めら
れる)。
【0017】
【数1】
【0018】ESREMRIの別の問題或いは制限は、
“自然な”像、即ち、例えば検体のうちで対比物質を含
まない部分の像の様な、強められない像と関わりが有
る。過剰加熱を回避する為には、MW放射線の周波数F
mとして十分に低い値を選択する必要が有るが、その様
にすれば、周波数Fmは磁場Beに比例することから、周
波数Fmで電子が共鳴する磁場 eを自動的に制限するこ
とになる。説明した様にMW放射線を脈動させてデュー
ティサイクルDmを小さくすることにより、大きな値の
mに耐え得るが、実際には限度が有る。上記数式1か
らは、この限度がAm、即ち、ESR線を適切に励起或
いは飽和する為に必要とされるMW振幅、により強い影
響を受けることが分かる。例えば酸化窒素の安定なフリ
ーラジカルの様な公知の常磁性材料は入熱に関して相当
に大きなAmの値を必要とする。例えば、WO−A−9
0/00904においてHafslund Nycom
edにより論じられた如き重水素置換が行なわれた安定
なフリーラジカルの様な、改良が為された対比物質を用
いたとしても、加熱の問題を考慮すべきことは明らかで
ある。
【0019】不当なMW加熱の回避の為には比較的低磁
場(Be)を用いる必要が有る、ということは、磁場の
強さに比例する核分極が減少されて、MR信号の強度及
び像の質も低下することを意味する。それでも、MR信
号の増大が大きいことからESREMRI像はまだ良質
といえるが、自然像の品質は問題であり、また、実際の
臨床学的な応用の為には、良質な自然MRI像を得る事
が極めて望ましい、と言うのも、そうでなければ、“強
調”対比物質を含む部位のESREMRI像の解釈が妨
げられるからである。
【0020】上記先行技術によれば、被験者をESRE
MRI像作成装置から従来のMRI像作成装置に移動す
るという、厳密に重ね合わせ得るESREMRI像及び
MR像を直ちには発生し得ないであろう手順を踏むこと
無く、ESREMRI像及び適切な自然MR像が作成さ
れ得る、という2種類の方法が示唆される。これらの方
法はいずれも、一次磁場を第1の値と第2の値との間で
急激に循環切換させるものであり、一次磁場が第1の値
のときには、いずれの方法においても、RF放射により
核スピン遷移が励起されてMR信号が検出され、且つ、
一次磁場が第2の値となったときに、一方の方法では核
分極が行なわれるとともに他方の方法ではMW照射が行
なわれる。
【0021】斯かる方法の第1のものにおいては、(上
記した)Stepisnik et al.の方法が採
用されるとともに、一次磁場は、スピン格子緩和時間T
1Pと略等しい時間だけ継続する核分極の為の大きな値B
pと、ESREMRI像或いは自然MR像が作成される
像作成の為の低い値B0との間で急激に循環切換され
る。分極期間において像作成核は適宜に高い程度の分極
を行ない、該分極は、像作成核のスピン−スピン緩和時
間T2pよりも相当に短い時間内に一次磁場をBpからB0
まで急激に循環切換させることにより持越される。この
様にすれば、自然MR像を適切なものとするに十分な核
分極を達成し乍らも、MW加熱に耐え得る程十分に低い
値B0を選択することが可能となる。
【0022】第2の方法においては、Sepponen
(フィンランド特許出願第883153号参照)の方
法、或いは、Lurie et al.の方法(J.M
ag.Reson.84、1989年、の431頁、及
び、医学磁気共鳴学会の第8年次会合の記録の第329
頁参照)が用いられ、一次磁場は、低い値Beと高い値
0との間で急激に循環切換され、低い値Beは、ESR
飽和の為に、比較的低いMW加熱を生じながら像作成核
の動的核分極を達成する為に被験者が比較的低周波数の
MW照射に晒されるという時間T1pと略等しい時間だけ
継続し、又、高い値B0はMR像作成の励起検出切換が
行なわれる像作成時間の為のものである。
【0023】しかし乍ら、これらの方法では、一次磁場
の値を急激に循環切換させる必要が有るという限りにお
いて重大な欠点を有しており、且つ、今日において上記
問題は、ESREMRI装置に、ESREMRI核スピ
ン遷移を励起する共鳴信号を検出する間だけ第1の値の
一次磁場を発生せしめる手段と、自然MR像作成を行な
う為の核スピン遷移を励起する共鳴信号を検出する間だ
け第2の高い値の一次磁場を発生せしめる手段とを配備
することによりより効率的に解決されることが分ってい
る。
【0024】
【課題を解決するための手段】従って、一つの見地から
は、本発明は、被験者のESREMRI像を作成する為
の核スピン遷移励起及び磁気共鳴信号を検出する間だけ
第1の値の一次磁場を発生する手段と、被験者の自然M
Rを作成するための核スピン遷移励起及び磁気共鳴信号
を検出する間だけ第2の高い値の一次磁場を発生せしめ
る手段と、更に好適には、その様に作成されたESRE
MRI像及び自然MR像とを例えば重ね合わせたりして
組合せる手段と、を有するESREMRI装置を提供す
る。
【0025】本発明は又、更なる見地からは被験者の磁
気共鳴像を作成する方法であって、第1の値の一次磁場
を上記被験者に掛ける間に検出された磁気共鳴信号から
上記被験者の少なくとも一部のESREMRI像を作成
する段階と、第2の一層高い値の一次磁場を上記被験者
に掛ける間に検出された磁気共鳴信号から上記被験者の
少なくとも一部の自然MR像を作成する段階と、更に好
適には、上記ESREMRI像と自然MR像とを例えば
重ね合わせにより組合せる段階、とから成っている。
【0026】
【作用】MW加熱効果を確実に最小限にする為に、本発
明の装置は好適には、例えば被験者のMW露出が6分間
で体重に関してkg当り2W以下に維持されるごとき周
波数にて、一次磁場を第1の値と第2の値との間で循環
切換させる手段を備えて成る。斯かる循環切換手段は、
像作成装置全体の作用を制御すべく配置されたコンピュ
ータにより達成されれば好都合である。好適には、環境
切換は例えば1秒乃至60秒の間隔で切換えることによ
り急激に行なわれる。特に好適には、第一の値の一次磁
場を掛ける間、即ちESREMRI期間、を十分な長さ
とすることにより少なくとも1個のESREMRI像が
作成され得る一方、第2の値の期間は自然像の作成に必
要な信号データセットの一部を検出するだけに十分な長
さとする様に、循環切換が行なわれる。この様にして、
時的に変化するESREMRI像作成シーケンスは、同
一の全体時間に対して時的に平均化された自然像に匹敵
し得るものとなる。従って、本発明の方法では、ESR
EMRI像作成に対し、例えば断見技術の様な所謂る高
速作像技術を用いることが特に好適である。
【0027】
【実施例】本発明の装置及び方法においては、Step
isnik et al.(上述)及び/或いはSep
ponen(上述)の装置及び方法におけるのと同様の
急激な循環切換方法を採用し得ることは勿論であるが、
以下に詳細に述べる理由に依り、その様な方法は採用さ
れない。但し、もし採用するとすれば、ESREMRI
像を作成する為に、一次磁場を、ESR励起期間に対す
る第3の値と、像期間に対する第1の値との間で循環切
換し、第3の値を第1の値よりも低くしても良い。これ
に加え或いは代替的に、自然MR像の作成の為に、一次
磁場を、分極期間に対する第4の値と、像作成期間に対
する第2の値との間で循環切換し、第4の値をこの場合
には第2の値よりも大きくしてもよい。従って、本発明
にかかる装置は上記第3の値及び/或いは第4値の一次
磁場を発生する手段を所望に応じて備えてもよい。
【0028】本発明の装置がESREMRI像或いはM
R像を作成するに必要な種々の構成要素を備えているこ
とは勿論である。例えば、該装置は、WO−A−88/
10419の図面中に示された構造要素を備え得るもの
であり、又、該公報は該参照により本明細書に取入れた
ものとする。従って、本発明の装置は、磁場勾配を掛け
る手段と、MW放射線及びRF放射線を掛ける手段と、
RF放射線検出手段と、検出されたMR信号から像を作
成する手段とを備えて成れば好都合であり、該像作成手
段は、一般的には磁場発生手段及び放射線発生/検出手
段の作動を制御する作用を有するコンピュータとすれば
好都合である。勿論、斯かる構成要素自体は常用のもの
であることから、此処では説明を省略する。
【0029】本発明の装置は、上記強められた像と上記
自然磁気共鳴像とを発生する為に上記磁気共鳴信号を励
起及び/或いは検出するための一体的な或いは別体的な
手段を好適に備えて成る。
【0030】但し、好適実施例において本発明の装置
は、例えば広帯域電極の様な、対比物質内でひとつ以上
のESR遷移を同時に励起し得るMW放射線発生手段、
或いは、特に好適には、2種以上の周波数帯域のMW放
射線を発する手段、を備え得る事を銘記する必要が有
る。
【0031】又、種々の一次磁場発生手段が、当該装置
と同一の構成要素或いは別体の構成要素とされ得ること
は理解されよう。同様に、ESREMRI像作成及び自
然MR像作成の為のFR放射線印加手段及び検出手段も
同一でもよく或いは別体でもよい。
【0032】診断専門医は、ESREMRI像或いは自
然MR像を個々に検査する必要が無く、或いは、検査す
る意志が無いことも有り、又、両像を組合せたものを欲
する可能性も有ることから、本発明の方法により作成さ
れた像は実際に視認し得る形態である必要は無く、その
代わり、単に、有形の像を形成すべく処理され得るデー
タ形態としてコンピュータメモリ或いは他のデータ記憶
手段に適宜に記憶しても良い。
【0033】本発明の一つの好適実施例に係る装置にお
いては、磁気共鳴信号(自由誘導減衰信号)を検出する
とともに、核スピン遷移を励起する放射線(RF放射
線)を被験者に照射する為に選択的に用いられ得るコイ
ルは、ESREMRI像及びMR像の両者に関して共用
である。この場合、当該装置は、RFコイルをESRE
MRI像期間と自然MR像期間との間で切換える手段を
備えるものとするが、代りに、切換えの不要な広帯域コ
イルを用いることは可能である。代替的な好適実施例に
おいて本発明の装置は、交換可能な2つのRFコイル
(或いはコイルセット)を備え、第1のコイルをESR
EMRI像期間中に作動させ、且つ、第2のコイルを自
然MR像期間中に作動させる。該2つのコイル或いはコ
イルセットは、例えば、各々を作動位置に適宜に出し入
れし得る機械的案内機構を夫々配備することにより交換
される。
【0034】いずれの場合にも、本発明の装置は、被験
者の移動無しに、特に、磁場勾配を掛けるコイルに関す
る被験者の位置を保持し乍ら、ESREMRI像作成モ
ードから自然MR像作成モードに切換えることができ
る。
【0035】同一の一次磁場を用いてESR励起を行な
う場合は特に、一次磁場の強度の第1の値(ESREM
RI像作成期間中における強度)として好適な強度を選
択することは或る程度の妥協を意味する。従って、MW
加熱により定まる安全限度内において可能な限り数値を
高くする必要が或るが、この事は、MW放射線の強度を
十分に高くして、例えば、増大がMW増幅に比例しない
様な点まで遷移を飽和させる様にして、像作成部位内で
ESR遷移を励起してSN比の増大を満足し得る程度に
十分に達成しなければならない、ということを考慮して
行なわねばならず、同様に、実用上の理由からは、MW
デューティサイクルは好適には20%を越えないよう
に、特に好適には10%までとし、特に5〜10%、そ
して更に詳細には略5%とすべきことを優先的に考慮し
て行なわねばならない。
【0036】これとは対照的に、一次磁場の強度の第2
の値(自然MR像期間内における強度)は、経済的制約
及び他の実用上の制約に依る限度内で可能な限り高く選
択することが好適である。RFコイルをESREMRI
像期間と自然MR像期間との間で切換える必要が或る場
合には、一層高い周波数に切換える際に、コイルの漂遊
静電容量或いは他の同様の物理的現象により制約を受け
ることから第2の値の強度は制限される。
【0037】上述した如く、ESREMRI像期間に対
するESR励起を(第1の)中間の一次磁場との間で急
激に循環切換される(第3の)低い一次磁場において行
ない乍ら(第2の)高い一次磁場で自然MR像を作成す
る場合、一方では、第1の(中間)磁場レベルを注意深
く選択することにより、電力レベルと急激な循環切換に
つきものの渦巻電流の問題とを処理可能な限度内に留め
ることができ、他方では、第1の磁場においてRFコイ
ルの効率を良好なものとするとともに、磁場の第1の値
と第2の値との差が小さいことに依り、コイル切換に伴
なう問題が減少される。この様にして、循環切換時の仕
事率は、自然MR像作成時の仕事率に匹敵し得るものと
なる。
【0038】従って、本発明は、像作成被験者の位置を
変える事なく、解析を容易なものとすべく迅速且つ正確
に重ね合わせられ得る、同一部位のESREMRI像及
び自然MR像を作成し得る、方法及び装置を提供する。
【0039】本発明の装置に依る利点は、急激な循環切
換に完全に依存する方法の欠点を考慮した場合に、特に
明確に理解されるものであり、且つ、以下に論ずる如
く、像の品質の増大に対して特徴数(FOM)を算出す
ることにより特に明確に実証される。
【0040】一次磁場の急激な循環切換に完全に依存す
ることの欠点は、以下の例により良く示される。即ち、
現在において入手可能であるとともに、妥当な自然MR
像と考えられる像を作成する市販のMR像作成器におけ
る最も低い磁場強度は、0.04Tである。磁石には1
15Vで104Aの電流が流れ、12kWの電流が消費
される。この磁石を、例えば10ミリ秒内にBe=0.
01TとB0=0.04Tとの間で脈動させるには、誘
導効果(0.06ヘンリー)に打ち勝つ為に500Vの
電圧が必要とされる。このとき、電源のピーク電力を6
4kWまで増大する。更に、電源はバイポーラでなけれ
ばならない。これらの高電力レベルで急激な切換えを行
ない得ると同時に、切換え直後に必要とされる安定度を
100万分の一以下に抑え得る電源を用意することは、
複雑であるとともに費用が嵩むものである。
【0041】急激な循環切換は、像作成体の近傍及び離
間箇所で生ずる渦巻電流効果によっても困難なものとな
る。磁場に対して直角に配向された数センチメータ以上
の最小寸法の銅片及びアルミニウム片は、10ミリ秒以
上の時定数を有する渦巻き電流を誘起する。此の事は、
現在のシステムが強磁性目的物を傷つけやすいのと同様
に、上記寸法程度の全ての金属を傷つけやすいことを意
味する。これは何故かといえば、(その内部が渦巻き電
流により遮蔽されて)全体として反磁性の目的物が、時
間に依存するとともに符号が逆ではあるが、同一寸法及
び形状の強磁性目的物と同様の磁場摂動を引起こすから
である。理論的には、渦巻き電流を防止すべく、磁石を
注意深く設計するとともに、巻線中に細片状導体を含ま
ないようにし、更には細分された鉄から成る強磁性カバ
ーを含む様にすれば有用である。しかし乍ら、実際には
この種のカバーは高価であるとともに、渦巻き電流が生
じないように構成すること自体が困難である。
【0042】この様に、磁場の急激な循環切換自体は、
安全なMW加熱レベルで適切な自然MR像及びESRE
MRI像を作成する解決策を提供するものでない。この
ことは、上述した計算によっても更に立証される処であ
る。
【0043】品質がSN比とデータ収集に費やされる総
計時間とにより影響を受けるものとすれば(これは、複
数のデータセットを平均化する効果を考慮に入れてい
る)、FOMを選択するとき、或る特定の品質の像を作
成するに要する時間は正反対になる。従って、k2を定
数、SNをSN比、データ収集効率Dceを、有用な像
データを収集するに要する像作成総時間の割合とすれ
ば、FOMは下記数式2の様に書ける。但し、上記数式
1の条件が満足される必要がある。此処で、2種類の磁
場強度が用いられることから、上記数式1は下記数式3
の様に書換えられる。
【0044】
【数2】
【0045】
【数3】
【0046】この点に介し、Fmは、ESR励起時に用
いられる磁場Beに比例することから、K1を更なる定数
とした場合、K0m 2がk1e 2と置き換えられるのであ
る。
【0047】SNは種々の別個の設計変数に依存する。
“医学における磁気共鳴”(1986年)の第604
頁において、EdelsteinはSNに影響を与える
因子を分析し、内因的なものと外因的なものとに分け
た。
【0048】内因的な因子は、一方では分極期間と像作
成期間との両者において用いられる一次磁場の強度の値
であり、他方では、例えば患者の体組織からの様な、被
験者からの不可避のノイズである。外因的な因子は、R
Fコイル、周囲の磁石構造等における損失から生ずるノ
イズであり、即ち、基本的には設計を改良することによ
り回避される因子である。従って、SNの内因的因子は
0に比例する。RFコイル及び他の出所からの外因的
なノイズは、コイル効率と呼ばれる因子Ceに含まれ得
る。該因子は、被験者の信号電力損失を総計信号電力損
失で除したものと定義されるが、此の事は、SNがCe
の2乗根に比例する事を意味する。
【0049】動的分極と磁場循環切換とを含む測定時の
像作成核分極は、上記引用公報の如きB0ではなく、E
・Beに比例し、従って、E・Beは式中でB0の場所に
入る。斯くして、EをAmの関数とし、CeをB0の関数
とすれば、SNは下記数式4の様に書ける(一次磁場を
循環切換しないシステムではB0=Beである)。
【0050】
【数4】
【0051】上記数式2のSNの項に上記数式4の右辺
を代入すると、下記数式5が得られ、但し、定数k4
13 2である。
【0052】
【数5】
【0053】上記数式3により定義される許容加熱限度
内においてFOMを最適化する事が望ましいことは勿論
であり、これは最初にE(Am)を最適化することによ
り行なわれる。関数E(Am)の理論上の式は知られて
いるが、斯かる理論式は、像作成核が対比物質の常磁性
スピンとの相互作用によってのみ格子に向けて緩和す
る、という仮定に基づいている。しかし乍ら、この仮定
は、実用上は役に立たない。理論上は、E(Am)がE
=330以下の或る値に収束するS形状曲線であるとと
もに最も勾配の急な箇所の増加率はAm 2の増加率に近付
く。実際にE(Am)を測定し、測定曲線を最適化の為
に利用し得ることは勿論である。
【0054】時間に関するパラメーターDm及びDce
を相互に結び付けるもう一つの関数も導かれ得る。従っ
て、典型的な像作成シーケンスにおいて各MR信号は略
2pの時間の間だけ収集される。信号獲得間の反復時間
をTrepとすれば、下記数式6が得られる。
【0055】
【数6】
【0056】一方、信号獲得期間の各々に先立ち、ES
R励起が略T1pの時間の間だけ行なわれる。従って、下
記数式7が得られ、ゆえに、Dceは下記数式8の様に
簡略化され得る。
【0057】
【数7】
【0058】
【数8】
【0059】上記数式8を用いると、FOMは下記数式
9の様になり、或いは、Be 2mに対し上記数式3を用
いて下記数式10を得、但し、定数k5=k42pa
11pである。
【0060】
【数9】
【0061】
【数10】
【0062】該数式より、以下の結論を得る事が出来
る。
【0063】(A)FOMは(E/Am2を通じてのみ
e及びDmに依存する。従って、最初に(E/Am2
最適化し、次に、上記数式3の条件を満足するBe及び
mの組を選択する必要がある。この事が、FOMに含
まれない基準により導かれることは勿論である。
【0064】(B)B0はCeを通じてのみ、FOMに
入る。
【0065】パラメーターの選択は以下の様にして行な
われる。
【0066】第1に、Dmが小さくなり過ぎない程度に
十分に低いBeを選択する。非常に小さなDmは、MW放
射線を大きな振幅とするとともに長間隔で突発的に供給
する事を意味する。これはMW増幅器を酷使することで
あり、適宜な脈動シーケンスを選択する上で障害とな
る。好適には、Dmは略0.1より大きくなければなら
ない。
【0067】第2に、Beが選択される。磁場の急激な
循環切換を用いなければ(上述の理由により一般的には
用いられない)、B0=Beである。
【0068】コイル効率CeがB0に依存することから
単純な公式は無い。問題となる5〜50mTの磁場範囲
において実際のコイルを測定したところ、リッツ線を用
いるとともに念入りに設計されたRFコイルの無負荷時
のQ値は2500と3000との間に維持され得る事が
分った。Ceが下記数式11により与えられることが分
る。
【0069】
【数11】
【0070】コイル損失及び患者損失は夫々下記数式1
2及び数式13の様に書くことが出来、又、下記数式1
4が与えられる。
【0071】
【数12】
【0072】
【数13】
【0073】
【数14】
【0074】これは、実験的にCeを測定する方法を示
している。マイクウェーブアンテナ用で十分な内側空間
を有するヘッドコイルに関するCeの測定値は、B0
10mTで0.24であり、40mTで0.61であ
る。
【0075】Ceに対する上記式及び測定は、全て、コ
イルを周囲温度としている。液体窒素でコイルを冷却す
ることによりコイルのノイズは更に減少され得るととも
に、その場合には0.8付近のCe値が得られる。
【0076】この様に、測定により裏付けられた上記計
算は、ESREMRIを行なう場合においてMW加熱が
許容MW電力の振幅を制限する様に対比物質が用いられ
るとすれば、指定された品質の像を求める為に要する時
間の逆数を決定する特徴数は、コイル効率Ceを通じて
のみ使用磁場強度に依存する。依存性はそれほど強くな
く、もしコイルが液体空気或いは液体窒素で冷却された
ときにはCeをその最大値1近傍に近付けることができ
る。
【0077】
【発明の効果】使用される対比物質の特性に依存し、E
SREMRI用の一次磁場は特にBe=B0=5〜20m
Tとされる。(例えば2mT以下の)相当に低い磁場に
ては、分極は相次いで低くなり、動的核分極効果により
増幅されたとしてもMR信号は弱くなる。20mT以上
の磁場においては、ESR共鳴周波数の増大に依り、M
W放射線を患者の体に透過せしめることが漸進的に一層
困難になる。同様に、相応のデューティサイクルDm
急激に減少し、良好な脈動シーケンスを企図することが
困難となる。
【0078】しかし乍ら、ESREMRIの為の斯かる
好適な磁場の値は良質な自然MR像を作成する為には低
過ぎるが、該欠点は本発明を用いて克服される。

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 核スピン遷移励起期間及び磁気共鳴信号
    検出期間中に、電子スピン共鳴により強められた被験者
    の磁気共鳴像を作成する為に第1の値の一次磁場を発生
    する手段と、核スピン遷移励起期間及び磁気共鳴信号検
    出期間中に、上記被験者の自然磁気共鳴像を作成する為
    に第2の一層高い値の一次磁場を発生する手段とを有す
    る、電子スピン共鳴により強められた磁気共鳴像を作成
    する装置。
  2. 【請求項2】 前記強められた像と自然像とを結合する
    手段を更に備えて成る、請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記一次磁場を前記第1の値と前記第2
    の値との間で循環切換させる手段を更に備えて成る、請
    求項1又は請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記循環切換手段は、1乃至60秒の間
    隔で前記一次磁場を前記両値の間で切換えるべく配置さ
    れている、請求項3に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記循環切換手段は、像作成期間中にお
    いて、前記一次磁場の発生時間の20%まで前記第1の
    値とする様に配置されている、請求項3又は請求項4に
    記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記循環切換手段は、前記一次磁場を、
    前記強められた像を少なくとも1個作成するに十分な期
    間だけ前記第1の値とし、且つ、少なくとも1個の更な
    る磁気共鳴信号データセットと組合せることにより前記
    自然像を十分に作成することができる検出磁気共鳴信号
    データセットを発生するに十分な期間だけ前記第2の値
    とする様に配置されている、請求項3乃至請求項5のい
    ずれか一項に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記強められた像を断見技術を用いて作
    成するように配置された請求項1乃至請求項6のいずれ
    か一項に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記強められた磁気共鳴像と前記自然磁
    気共鳴像との両者を作成する為の前記磁気共鳴信号を、
    励起及び/或いは検出すべく配置された手段を有する、
    請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記強められた磁気共鳴像を作成する為
    の前記磁気共鳴信号を励起及び/或いは検出する手段
    と、更に、前記自然磁気共鳴像を作成する為の上記磁気
    共鳴信号を励起及び/或いは検出する手段とを有する、
    請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の装置。
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