JP2953679B2 - ノネルチューブの点火方法 - Google Patents

ノネルチューブの点火方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は発破あるいは花火等に用
いられるノネル雷管等のノネルチュ−ブ付き火工品に用
いられているノネルチュ−ブの点火方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】ノネルチュ−ブ(ノンネルチュ−ブと言
う)は中空のプラスチックチュ−ブの内壁に爆薬が塗付
されていて、一端を点火すると約2000m/sec の速度で爆
轟を伝播する火工品である。(1987年5月20日共立出版
株式会社発行の“火薬ハンドブック”181 頁参照)この
ノネルチュ−ブは爆薬の塗付量が極めて少ないため、爆
轟伝播中もプラスチックチュ−ブの外側に衝撃が漏れ
ず、極めて安全と言われている。従来は、このノネルチ
ュ−ブの点火にはノネルチュ−ブの一端を開放せず銃用
雷管、工業雷管、電気雷管あるいは導爆線の様な威力の
強い火工品を用いて点火していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
様な点火方法では、以下の様な課題があった。 (1)威力の強い火工品を点火に使うため、点火部分を
強い防護物で覆ったり、あるいは、更に点火部分から遠
い場所に退避する等、余分な手間と時間が必要である。 (2)威力の強い火工品を点火に用いるため、これらの
火工品の取扱い時に、危険度が高くなる。 (3)威力の強い火工品を点火に用いるため、これらの
火工品の入手手続が法規的に煩雑である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するため、鋭意研究した結果、ノネルチュ−ブの一
端を、刃物等で切る等の手段で開放し、この開放した部
分を、がん具用として広く市販されている紙玉(別称巻
き玉、平玉又は紙雷管。昭和36年7月21日一橋書房発行
の“花火”286 頁や、平成2年4月25日日本産業火薬会
発行の“産業火薬”110 頁参照)によって点火する事に
よって、短時間内に、簡便で、かつ安全性の高いノネル
チュ−ブの点火方法を見い出したものである。即ち、本
発明は、紙玉によって開放したノネルチュ−ブの一端を
点火する事を特徴とするノネルチュ−ブの点火方法であ
る。本発明に用いられる紙玉は、巻き玉、平玉又は紙雷
管と呼ばれるがん具用のものである。通常塩素酸カリウ
ム、赤燐、硫黄あるいは三硫化アンチモン等が配合され
た爆薬を0.002gから0.01g の量、台紙に塗付し、乾燥さ
せ、上から薄い紙を糊貼した紙玉が使用される。
【0005】本発明によるノネルチュ−ブの点火方法で
は、開放したノネルチュ−ブの一端を直接紙玉に接触さ
せるか、あるいは適当な保持具によって紙玉と開放した
ノネルチュ−ブの端を10cm以下の距離、好ましくは2cm
以下の距離に保持しておき、紙玉を打撃等によって、発
火させる事によって、ノネルチュ−ブを点火する。ノネ
ルチャ−ブの開放した端末の保持具としては、硬質な材
料なら使用可能であるが、特にノネルチュ−ブが中を通
る様な孔の空いた硬質材料を使用する事がより好まし
い。
【0006】図1及び図2は本発明の点火方法の例を示
す。図1は、陸上競技等に用いられるピストル型スタ−
タ−を加工した装置を用いた点火方法を示す。本体1の
前方部に切断して端末Aを開放したノネルチュ−ブ4が
挿入できる孔5が穿ってある。通常の紙玉を置く位置に
紙玉3を置き、スタ−タ−前方の孔5にノネルチュ−ブ
4を挿入する。紙玉3とチュ−ブ端Aの距離を2cm離し
ている。スタ−タ−の引き金を引くと撃鉄2が紙玉3を
打ち、紙玉3が発火する。発火した紙玉の衝撃が2cm離
れたノネルチュ−ブの端末3を点火させる。
【0007】図2は鉄板を用いた簡便な点火方法を示
す。厚さ10mmの鉄板7に孔5が穿かれている。孔3の上
部に紙玉3を置き、孔5を通して一端に雷管8が付き、
もう一端を切断して端末Aを開放したノネルチュ−ブ4
を紙玉3に接する様にさし込む。ハンマ−6で紙玉を叩
くと紙玉3が発火し、その衝撃でノネルチュ−ブ4の端
末が点火される。
【0008】
【作用】本発明の点火方法は、ノネルチュ−ブの一端を
刃物で切る等の適当な方法で開放し、その開放端部を紙
玉に接触させるか、あるいは適当な保持具で、10cm以
下、好ましくは2cm以下の距離を離して保持しておき、
紙玉を打撃等で発火させ、紙玉から生じる衝撃で、ノネ
ルチュ−ブを点火させる。
【0009】
【実施例】以下に本発明を実施例により更に詳しく説明
する。 実施例1 陸上競技等のスタ−トの合図に用いられるピストル型ス
タ−タ−1を加工し、紙玉3の配置位置に対して銃口方
向から直径3.5mm の孔5を空けた。この加工したスタ−
タ−に図1の様に、紙玉3及び一端Aをナイフてカット
した長さ5mのノネルチュ−ブ4を配置した。ノネルチ
ュ−ブの開放端Aと紙玉3の距離は2cmとした。撃鉄を
落下させ紙玉3を発火させたノネルチュ−ブ4に点火し
た。
【0010】実施例2 紙玉3を直径3.5mm の孔5の空いた、厚さ10mm、縦横各
50mmの鉄板7の孔5の上に置き、下部から孔を通して、
一端Aを開放した長さ100m、もう一端に雷管8のついた
ノネルチュ−ブ4を図2の様に配置した。ノネルチュ−
ブ4と紙玉3は、直接接触させた。紙玉3をハンマ−6
で叩き発火させた所、ノネルチュ−ブ4に点火し、先端
の雷管8が爆発した。
【0011】
【発明の効果】本発明による点火方法の効果は次の通り
である。 (1)紙玉及び簡単な用具で点火できるため手間がほと
んど掛らず、又紙玉は威力は弱いので、退避等の処置が
不要である。 (2)威力の弱い紙玉を点火に用いるので、不測の発火
が紙玉に生じても、大きな怪我に至らず、極めて安全性
が高くなる。 (3)広汎に市販され容易に入手できる紙玉を用いるた
め、煩雑な手続が不要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1例を示す断面部である。
【図2】本発明の他の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1.スタ−タ− 2.撃鉄 3.紙玉 4.ノネルチュ−ブ 5.孔 6.ハンマ− 7.鉄板 8.雷管 A.開放したノネルチュ−ブの端末

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開放したノネルチューブの一端から10c
    m以下の距離に紙玉を配置し、熱又は打撃によって発火
    させた該紙玉によってノネルチューブの一端を点火する
    ことを特徴とするノネルチューブの点火方法」
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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共立出版株式会社「火薬ハンドブック」(1994−6−10)P.181−182

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