JP2953372B2 - Vpcを利用したatm網における迂回ルート設定及び切り戻し制御方式 - Google Patents

Vpcを利用したatm網における迂回ルート設定及び切り戻し制御方式

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JP2953372B2 JP2353096A JP2353096A JP2953372B2 JP 2953372 B2 JP2953372 B2 JP 2953372B2 JP 2353096 A JP2353096 A JP 2353096A JP 2353096 A JP2353096 A JP 2353096A JP 2953372 B2 JP2953372 B2 JP 2953372B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、仮想パスコネクシ
ョン(Virtual Path Connectio
n;以下VPCと記す)を利用した非同期転送モード
(ATM)網において、仮想チャネルコネクション(V
irtual Channel Connectio
n;以下VCCと記す)が本来設定されるべきVPCの
残余帯域が不足してそのVPCに収容できず他のVPC
に迂回して収容される場合の迂回ルート設定法と本来設
定されるべきVPCの残余帯域にそのVCCを収容可能
になればそのVCC経路を切り替える切り戻し制御方式
に関する。
【0002】
【従来の技術】ATM網のコネクションには、VCCと
VPCが存在する。VCCは、エンドユーザが端末間に
設定するコネクションであり、VPCは、網側が原則と
してATMノード間に設定するコネクションである。V
CCがATMノード間を経由して設定される場合、その
ATMノード間に設定されたVPCを経由する。
【0003】VPCは、ATM網を設定する場合あるい
はATM網を再構築する場合にネットワークマネージメ
ントシステム(Network Management
System;以下NMSと記す)により設定され
る。NMSは、ATMノード間にVPCを設定する際そ
れらのATMノード間のトラヒックを予測あるいは計測
して、適切な帯域容量を与える。あるVPCの帯域容量
が飽和した場合、新たに発生するVCCをそのVPCを
経由して設定することはできないため、別のVPCに迂
回してVCC設定する必要がある。しかし、各VPC
は、それぞれ対応するATMノード間のトラヒックを考
慮して設定されることから、本来経由すべきVPCの帯
域容量に余りが生じた場合には、本来経由すべきVPC
にVCC経路を切替える(以下切り戻しと表記)する必
要がある。
【0004】このようにNMSによって設定されたある
VPCの容量が飽和した場合に、新たなVCC設定の要
求が生じた時に予備用のVPCを用いて迂回させ、本来
経由すべきVPCに切り戻す方式が「非同期転送モード
における分散迂回方式」(特開平5−284174)で
提案されている。
【0005】図1は、従来の「非同期転送モードにおけ
る分散迂回方式」を説明するためのATM網の構成であ
る。
【0006】ATM網はATMノード120〜123と
端末110〜111とから構成される。
【0007】ATMノード120と121間、120と
122間、121と123間、121と122間、12
2と123間は、それぞれ伝送路131、132、13
4、133、135で接続されている。端末110は、
ATMノード120に伝送路130を用いて接続されて
いる。端末111は、ATMノード123に伝送路13
6を用いて接続されている。説明を容易にするために伝
送路131〜134は、双方向伝送路とし、双方向のセ
ルを通すことができるものとする。
【0008】ATMノード120と121間、120と
122間、121と122間、121と123間、12
2と123間には、それぞれVPC141と151、1
42と152、144と154、143と153、14
6と156が設定されている。ATMノード120と1
23間には、伝送路131とATMノード121と伝送
路133を経由してVPC140とVPC150が設定
されている。また、ATMノード121と123間に
は、物理伝送路133とATMノード122と伝送路1
35を経由して、VPC145と155が設定されてい
る。VPC150、151、152、153、154、
155、156は、それぞれVPC140、141、1
42、143、144、145、146の予備である。
なお、説明を容易にするためにVPC140〜146、
VPC150〜156は、双方向のコネクションとす
る。
【0009】端末110が端末111との間にVCCを
設定する場合について説明する。端末110からのVC
C設定要求は、ATMノード120に入力され、VCC
の相手先端末111とその要求帯域を通知する。ATM
ノード120は、通知された相手先端末111からVC
C経路としてVPC140とVPC150を選択し、そ
のVCCの要求帯域がVPC140の残余帯域よりも大
きく、かつVPC150の残余帯域よりも小さい場合に
は、そのVCCをVPC150に設定してATMノード
123へVCC設定要求を通知する。ATMノード12
3は、端末111がVCC設定可能である場合、ATM
ノード120へVCC設定要求受け入れを通知する。A
TMノード120は、端末110へVCC設定要求受け
入れを通知する。これにより、端末110と端末111
間のVCCがVPC150に設定される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来方式の問題点は、
ATM網の帯域リソースを効率よく利用することができ
ないことである。その理由は、あるVPCの帯域が不足
した場合に限り利用可能な予備用のVPCを予め設定し
なければならないためである。
【0011】本発明の目的は、VPCが設定されたAT
M網において、本来設定すべきVPC(以下、正規ルー
トのVPCと記す)の残余帯域が枯渇した場合に限り一
時的に複数のVPCを用いてそのVPCに対する迂回ル
ートを構成して新たなVCCを設定し、本来の正規ルー
トのVPCの残余帯域にそのVCCが設定可能になれば
正規ルートにVCCを切り戻して迂回ルートのVCC設
定を解放することによって、ATM網の帯域リソースを
効率的に利用する迂回ルート設定と切り戻し制御方式を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】図2は、本発明第一の迂
回ルート設定/切り戻し制御方式を実行するためのAT
Mノード200の構成図である。ATMノード200
は、セルハンドラ210とメッセージ組立/セル化装置
220とVCC制御装置230とVCC経路制御装置2
31とアドレス/VP対応表240とヘッダ変換装置2
50と切り戻し実行装置260と迂回ルート選択VCC
登録バッファ270とVPリソース管理表280とVP
帯域リソース管理装置290とから構成される。図6の
ATM網はATMノード200と同一構成のATMノー
ド620〜623と端末610〜611とから構成され
る。ATMノード620と621間、620と622
間、621と622間、621と623間、622と6
23間は、それぞれ伝送路631、632、633、6
34、635で接続されている。端末610は、ATM
ノード620に伝送路630を用いて接続されている。
端末611は、ATMノード623に伝送路636を用
いて接続されている。説明を容易にするために伝送路6
30〜636は、双方向伝送路とし、双方向のセルを通
すことができるものとする。また、ATMノード620
と621間、620と622間、621と622間、6
21と623間、622と623間には、それぞれ仮想
パスVPC641、642、644、643、646が
設定されている。ATMノード620と623間には、
伝送路631とATMノード621と伝送路633を経
由してVPC640が設定されている。また、ATMノ
ード621と623間には、伝送路633とATMノー
ド622と伝送路635を経由して、VPC645が設
定されている。説明を容易にするためにVPC640〜
645は、双方向コネクションとする。
【0013】ATMノード620のVCC制御装置23
0は、端末610から端末611へのVCC設定要求を
受信した時正規ルートのVPC640の残余帯域にその
VCCの帯域が設定できない場合に、予め指定された正
規ルートのVPC640と同一のルートを経由する複数
のVPCで構成される迂回ルート(VPC641+VP
C643)にそのVCCの経路と帯域を設定する。また
ATMノード620のVCC経路制御装置231は、正
規ルートのVPC640にそのVCCの経路のみを設定
する。この動作により、迂回ルート(VPC641+V
PC643)にはVCCの経路と帯域が設定され正規ル
ートのVPC640にはVCCの経路のみが設定され
る。正規ルートのVPC640の両端のATMノード6
20、623の切り戻し実行装置260は、自ノード内
のVP帯域リソース管理装置290から現在の正規ルー
トのVPC640の帯域使用情報を得て、迂回ルート
(VPC641+VPC643)に設定したVCCの帯
域が正規ルートのVPC640の残余帯域に設定可能で
ある場合に迂回ルートのVPC641とVPC643か
ら正規ルートのVPC640へVCCの経路を切り替え
る。その後、迂回ルート(VPC641+VPC64
3)に設定したVCCを解放する。
【0014】図7は、本発明第二の迂回ルート設定/切
り戻し制御方式を実行するためのATMノード700の
構成図である。ATMノード700は、セルハンドラ7
10とメッセージ組立/セル化装置720とVCC制御
装置730とVCC経路制御装置731とアドレス/V
P対応表740とヘッダ変換装置750と切り戻し実行
装置760と迂回ルート選択VCC登録バッファ770
とVPリソース管理表780とVP帯域リソース管理装
置790とから構成される。図11のATM網はATM
ノード700と同一構成のATMノード1120〜11
23と端末1110〜1111とNMS1112とから
構成される。ATMノード1120と1121間、11
20と1122間、1121と1122間、1121と
1123間、1122と1123間は、それぞれ伝送路
1131、1132、1133、1134、1135で
接続されている。端末1110は、ATMノード112
0に伝送路1130を用いて接続されている。端末11
11は、ATMノード1123に伝送路1136を用い
て接続されている。NMS1112は、ATMノード1
122に伝送路1137を用いて接続されている。説明
を容易にするために伝送路1130〜1137は、双方
向伝送路とし、双方向のセルを通すことができるものと
する。
【0015】また、ATMノード1120と1121
間、1120と1122間、1121と1122間、1
121と1123間、1122と1123間には、それ
ぞれ仮想パスVPC1141、1142、1144、1
143、1146が設定されている。ATMノード11
20と1123間には、伝送路1131とATMノード
1121と伝送路1133を経由してVPC1140が
設定されている。また、ATMノード1121と112
3間には、伝送路1133とATMノード1122と伝
送路1135を経由して、VPC1145が設定されて
いる。説明を容易にするためにVPC1140〜114
6は双方向コネクションとする。
【0016】ATMノード1120のVCC制御装置7
30は、端末1110から端末1111へのVCC設定
要求を受信した時正規ルートのVPC1140の残余帯
域にそのVCCの帯域が設定できない場合に、迂回ルー
ト検索装置795へ制御信号を送出する。迂回ルート検
索装置795は、NMS1112へ迂回ルート検索を依
頼する。NMS1112は、VPC1140と同一のル
ートを経由するVPCの組合せによって構成される迂回
ルート(VPC1141+VPC1143)をATMノ
ード1120へ通知する。ATMノード1120のVC
C制御装置730は、迂回ルート(VPC1141+V
PC1143)にそのVCCの経路と帯域を設定する。
また、ATMノード1120のVCC経路制御装置73
1は、正規ルートのVPC1140にそのVCCの経路
のみを設定する。この動作により、迂回ルートの(VP
C1141+VPC1143)にはVCCの経路と帯域
が設定され正規ルートのVPC1140にはVCCの経
路のみが設定される。正規ルートのVPC1140の両
端のATMノード1120、1123の切り戻し実行装
置760は、自ノード内のVP帯域リソース管理装置7
90から現在の正規ルートのVPC1140の帯域使用
情報を得て、迂回ルート(VPC1141+VPC11
43)に設定したVCCの帯域が正規ルートのVPC1
140の残余帯域に設定可能である場合に迂回ルートの
(VPC1141+VPC1143)から正規ルートの
VPC1140へVCCの経路を切り替える。その後、
ATMノード1120、1123のVCC制御装置73
0は、それぞれ迂回ルート(VPC1141+VPC1
143)に設定したVCCを解放する。
【0017】図12は、本発明第三の迂回ルート設定/
切り戻し制御方式を実行するためのATMノード120
0の構成図である。
【0018】ATMノード1200は、セルハンドラ1
210とメッセージ組立/セル化装置1220とVCC
制御装置1230とVCC経路制御装置1231とアド
レス/VP対応表1240とヘッダ変換装置1250と
切り戻し実行装置1260と迂回ルート選択VCC登録
バッファ1270とVPリソース管理表1280とVP
帯域リソース管理装置1290と迂回ルート検索装置1
295とから構成される。
【0019】図16のATM網はATMノード1200
と同一構成のATMノード1620〜1623と端末1
610〜1611とNMS1612とから構成される。
ATMノード1620と1621間、1620と162
2間、1621と1622間、1621と1623間、
1622と1623間は、それぞれ伝送路1631、1
632、1633、1634、1635で接続されてい
る。端末1610と1613は、ATMノード1620
にそれぞれ伝送路1630、1638を用いて接続され
ている。NMS1612は、ATMノード1622に伝
送路1637を用いて接続されている。説明を容易にす
るために伝送路1630〜1637は、双方向伝送路と
し、双方向のセルを通すことができるものとする。
【0020】また、ATMノード1620と1621
間、1620と1622間、1621と1622間、1
621と1623間、1622と1623間には、それ
ぞれ仮想パスVPC1641、1642、1644、1
643、1646が設定されている。ATMノード16
20と1623間には、伝送路1631とATMノード
1621と伝送路1633を経由してVPC1640が
設定されている。また、ATMノード1621と162
3間には、伝送路1633とATMノード1622と伝
送路1635を経由して、VPC1645が設定されて
いる。説明を容易にするためにVPC1640〜164
6は双方向コネクションとする。
【0021】VPC1640の残余帯域が指定された閾
値を下回った場合、ATMノード1620のVP帯域リ
ソース管理装置1280は、迂回ルート検索装置129
5に制御信号を送出する。迂回ルート検索装置1295
は、迂回ルート検索メッセージを生成し、ATM網内に
存在すNMS1612へ通知する。NMS1612は、
ATM網内のVPC1640〜1646の物理/論理ト
ポロジとそれぞれの帯域使用状況から、VPC1640
の迂回ルートのVPCの組み合わせを検索する。図16
のATM網では、NMS1612はVPC1640の迂
回ルートとして(VPC1641+VPC1643)を
選択し、ATMノード1620の迂回ルート検索装置1
295へ迂回ルートを通知する。迂回ルート(VPC1
641+VPC1643)を通知されたATMノード1
620の迂回ルート検索装置1295は、その迂回ルー
ト(VPC1641+VPC1643)をアドレス/V
P対応表1240の迂回ルート情報部1303に書き込
む。
【0022】この状況で、ATMノード1620が端末
1610から端末1611へのVCC設定要求を受信し
た時、そのVCCの使用帯域が正規ルートのVPC16
40の残余帯域よりも大きく迂回ルート(VPC164
1+VPC1643)の残余帯域以下である場合、AT
Mノード1620のVCC制御装置1230は、迂回ル
ート(VPC1641+VPC1643)にそのVCC
の経路と帯域を設定する。また、ATMノード1120
のVCC経路制御装置1231は、正規ルートのVPC
1640にそのVCCの経路のみを設定する。
【0023】この動作により、迂回ルートの(VPC1
641+VPC1643)にはVCCの経路と帯域が設
定され正規ルートのVPC1640にはVCCの経路の
みが設定される。正規ルートのVPC1640の両端の
ATMノード1620、1623の切り戻し実行装置1
260は、自ノード内のVP帯域リソース管理装置12
90から現在の正規ルートのVPC1640の帯域使用
情報を得て、迂回ルート(VPC1641+VPC16
43)に設定したVCCの帯域が正規ルートのVPC1
640の残余帯域に設定可能である場合に迂回ルートの
(VPC1641+VPC1643)から正規ルートの
VPC1640へVCCの経路を切り替える。その後、
ATMノード1620、1623のVCC制御装置12
30は、それぞれ迂回ルート(VPC1641+VPC
1643)に設定したVCCを解放する。
【0024】
【発明の実施の形態】
[発明の実施の形態1]図2〜6を用いて本発明の第一
の迂回ルート設定/切り戻し制御方式を説明する。
【0025】図2は、本発明の迂回ルート設定/切り戻
し制御方式を行なうためのATMノード200の構成図
である。
【0026】ATMノード200は、セルハンドラ21
0とメッセージ組立/セル化装置220とVCC制御装
置230とVCC経路制御装置231とアドレス/VP
対応表240とヘッダ変換装置250と切り戻し実行装
置260と迂回ルート選択VCC登録バッファ270と
VPリソース管理表280とVP帯域リソース管理装置
290とから構成される。
【0027】セルハンドラ210は、入線201からの
入力セルをヘッダ変換装置250の指定する出線202
へ送信する機能と入力セルをメッセージ組立/セル化装
置220へ転送する機能を有する。
【0028】メッセージ組立/セル化装置220は、セ
ルハンドラ210からのセルをメッセージに組み立てて
VCC制御装置230あるいはVCC経路制御装置23
1へ転送する機能とVCC制御装置230あるいはVC
C経路制御装置231からのメッセージをセル化した後
セルハンドラ210へ転送する機能を有する。
【0029】VCC制御装置230は、VCCの経路と
帯域の設定/解放の制御を行う機能を有する。VCC制
御装置230は、他のATMノードからVCC設定要求
/VCC解放要求に応じて、VCCの経路と帯域を設定
/解放する。VCC制御装置230はVCC設定時に迂
回ルートを選択した場合、迂回ルート選択を帯域リソー
ス管理装置290とVCC経路制御装置231に通知す
る。正規ルートとは、予め設定されたVPCを用いてV
CCを設定するルートであり、迂回ルートとは、正規ル
ートを用いず他のVPCを用いて設定されるルートであ
る。また、VCC制御装置230は、切り戻し実行装置
260からあるVCCの正規ルートのVPCへの切り戻
し通知を受信すると、そのVCCの帯域を設定する。V
CC制御装置230は、VPCの使用帯域に変更があっ
た場合には、それをVPリソース管理装置290へ通知
する。
【0030】アドレス/VP対応表240は、VCC設
定要求先のアドレスに対するVPC経路との対応表であ
り、図3にその例を示す。図3においてアドレス/VP
対応表240は、VCC設定要求先アドレスを示すアド
レス情報301とそのアドレスへのVCC設定に用いる
正規ルート情報302とその正規ルートに対する迂回ル
ート情報303とから構成される。迂回ルート情報30
3には、正規ルート情報302に示されたVPCと同一
の伝送路を経由する同一のサービスクラスの複数のVP
Cから構成される迂回ルートが予め書き込まれている。
図3に示す例ではアドレス情報301に#aが書き込ま
れ、そのアドレスへの正規ルートVPC#bと、VPC
#cとVPC#dを経由するVPC#dの迂回ルートが
それぞれ正規ルート情報302と迂回ルート情報303
に書き込まれている。本ケースでは、VPC#bに対す
る迂回ルートは1通りしか示していないが、複数の迂回
ルート情報が存在しても良い。
【0031】ヘッダ変換装置250は、セルハンドラ2
10からの入力セルの入力VPIもしくはVPI/VC
Iを出力VPIもしくは出力VPI/VCIに変換し、
そのセルの出線をセルハンドラ210へ通知する。ヘッ
ダ変換装置250は、その内部にヘッダ変換テーブル4
00を有する。図4は、ヘッダ変換テーブル400の構
成例である。ヘッダ変換テーブル400は、入力VPI
/VCI部401とフラグ402と出線部403と出力
VPI/VCI部404、405とから構成される。ヘ
ッダ変換装置250は、ヘッダ変換テーブル400の入
力VPI/VCI部401から入力セルのVPI/VC
Iを検索し、それに対応するフラグ402が‘0’の場
合、セルの出力VPI/VCIの値を出力VPI/VC
I部404の値に変換し、フラグ402が‘1’の場合
出力VPI/VCI部405の値に変換する。図4の例
では、ヘッダ変換装置250は入力VPI/VCIが#
aaのセルが入力されると、ヘッダ変換テーブル400
の入力VPI/VCI部401から#aaを検索し、そ
れに対応するフラグ402が‘0’であるため出力VP
I/VCI部404に記された値#ccに変換する。ま
た、ヘッダ変換装置250は入力VPI/VCIが#d
dのセルが入力されると、ヘッダ変換テーブル400の
入力VPI/VCI部401から#ddを検索し、それ
に対応するフラグ402が‘1’であるため出力VPI
/VCI部405に記された値#ffに変換する。
【0032】切り戻し実行装置260は、VP帯域リソ
ース管理装置290からの制御信号が入力されるとVP
リソース管理表280と迂回ルート選択VCC登録バッ
ファ270を検索して、切り戻し可能なVCCが存在す
れば、切り戻し実行をVCC設定制御装置230へ通知
する。その後、迂回ルート選択VCC登録バッファ27
0からそのVCCの登録を削除する。
【0033】迂回ルート選択VCC登録バッファ270
は、VP帯域リソース管理装置290からの通知により
迂回ルートを選択したVCCの使用帯域と正規ルートが
登録される。
【0034】VP帯域リソース管理表280は、自ノー
ドが発側となるVPCとそのVP帯域リソースの対応表
であり、図5にその一例を示す。VP帯域リソース管理
表280は、自ノードが発側となるすべてのVPC管理
部501とそれぞれのVPCの総帯域情報部502と残
余帯域情報部503とから構成される。図5の例では、
VPC情報部501に示されるVPC1の総帯域は、総
帯域情報部502からx1であり、その残余帯域は残余
帯域情報部503からy1であることを示している。
【0035】VP帯域リソース管理装置290は、VC
C制御装置230からのVP帯域リソースの使用変更通
知に基づいてVP帯域リソース管理表280を書き換え
る機能と、VCC制御装置230からの迂回ルート選択
通知に基づいて迂回ルート選択VCC登録バッファ27
0に迂回ルートを選択したVCCの使用帯域と正規ルー
トを登録する機能を有する。
【0036】以上がATMノード200の構成である。
【0037】図6のATM網を用いて詳細に迂回ルート
設定/切り戻し制御方式を説明する。
【0038】ATM網はATMノード200と同一構成
のATMノード620〜623と端末610〜611と
から構成される。ATMノード620と621間、62
0と622間、621と622間、621と623間、
622と623間は、それぞれ伝送路631、632、
633、634、635で接続されている。端末610
は、ATMノード620に伝送路630を用いて接続さ
れている。端末611は、ATMノード623に伝送路
636を用いて接続されている。説明を容易にするため
に伝送路630〜636は、双方向伝送路とし、双方向
のセルを通すことができるものとする。
【0039】また、ATMノード620と621間、6
20と622間、621と622間、621と623
間、622と623間には、それぞれ仮想パスVPC6
41、642、644、643、646が設定されてい
る。ATMノード620と623間には、伝送路631
とATMノード621と伝送路633を経由してVPC
640が設定されている。また、ATMノード621と
623間には、伝送路633とATMノード622と伝
送路635を経由して、VPC645が設定されてい
る。説明を容易にするためにVPC640〜645は、
双方向コネクションとする。
【0040】端末610から端末611へVCCを設定
する場合について説明する。説明を容易にするため端末
610と611間の正規ルートはVPC640であると
し、端末610と611とのVCC設定時にVPC64
0の残余帯域にそのVCCの使用帯域を設定することが
できないものとする。それ以外のVPC641〜645
にはそのVCCの使用帯域を設定可能な残余帯域が存在
するとする。また、ATMノード620〜624からの
VCC制御に関するメッセージはメッセージ組立/セル
化装置220でセル化され、セルハンドラ210を経て
指定したVPCを用いて送信される。セル化されたメッ
セージを受信するATMノード620〜621は、セル
ハンドラ210とメッセージ組立/セル化装置220を
経てメッセージ化する。以下の説明では、セルハンドラ
210とメッセージ組立/セル化装置220を経由する
ことは明記しない。
【0041】端末610からのVCC設定要求は、伝送
路630を経てATMノード620のVCC制御装置2
30へ入力される。VCC制御装置230は、VCC設
定要求を受信すると、VCC設定先端末のアドレスを解
読する。その後、VCC制御装置230は、そのアドレ
ス解読結果を元にアドレス/VP対応表240の正規ル
ート情報部302と迂回ルート情報部303とから正規
ルートのVPC640と、そのVPC641とVPC6
43を経由する迂回ルートを得る。そして、VCC制御
装置230は、VP帯域リソース管理表280のVPC
情報部501の中からVPC640を検索し、VPC6
40に対する残余帯域情報部503を参照する。VCC
制御装置230は、そのVCCの使用帯域が正規ルート
のVPC640の残余帯域を越えていることから、迂回
ルートのVPC641を用いたVCCのVPI/VCI
(経路)と帯域を設定する。この時、VCC制御装置2
30は、VP帯域リソース管理装置290にそのVCC
を迂回ルートのVPC641経由で設定すること及びそ
の使用帯域を通知する。VP帯域リソース管理装置29
0は、VP帯域リソース管理表280のVPC641に
対応する残余帯域情報503に示された残余帯域からそ
のVCCの使用帯域を引き、その結果を残余帯域情報5
03に書き込む。また、VP帯域リソース管理装置29
0は、そのVCCの使用帯域と正規ルートのVPC64
0を迂回ルート選択VCC登録バッファ270に登録す
る。VCC制御装置230は、VP帯域リソース管理装
置290へVCC設定のための使用帯域を通知した後、
そのVCC設定要求をVPC641を用いてATMノー
ド621のVCC制御装置230へ転送する。この時、
そのVCC設定要求には、ATMノード621において
VPC643を選択するよう明記されている。
【0042】VCC設定要求を受信したATMノード6
21のVCC制御装置230は、VCC設定要求を解読
する。VCC制御装置230は、VP帯域リソース管理
表280から、そのVCC設定要求で指定されたルート
VPC643の残余帯域を得る。VPC643の残余帯
域にそのVCCの使用帯域を設定可能であるため、VP
C643にそのVCCの使用帯域とそのVPI/VCI
を決定し経路を設定する。その後、VCC制御装置23
0はVP帯域リソース管理装置290にそのVCCの使
用帯域を通知する。VP帯域リソース管理装置290
は、VP帯域リソース管理表280のVPC643の残
余帯域情報部503の残余帯域からVCCの使用帯域リ
ソースを引き、その結果を残余帯域情報部503に書き
込む。その後、VCC制御装置230は、VCC設定要
求を指定されたルートVPC643を用いてATMノー
ド623のVCC制御装置230へ転送する。
【0043】VCC設定要求を受信したATMノード6
23のVCC制御装置230は、VCC設定要求を解読
する。VCC制御装置230は、そのVCC設定要求先
端末が自ノードに接続されている端末611であること
から、端末611へのVCCのVPI/VCIを決定し
経路と帯域を設定する。その後、VCC制御装置230
は、VCC設定要求を端末611へ転送する。
【0044】端末611は、VCC設定要求を受け入れ
る場合、ATMノード623のVCC制御装置230へ
VCC設定受け入れを通知する。
【0045】ATMノード623のVCC制御装置23
0は、端末611からVCC設定受け入れを通知される
とヘッダ変換テーブル250の入力VPI/VCI部4
01、出線部403、出力VPI/VCI部404へV
CC設定のためのパラメータをそれぞれ設定する。この
時、フラグ402は、‘0’に設定される。ATMノー
ド623のVCC制御装置230は、ヘッダ変換テーブ
ル400の設定が終了した後、VPC643を用いてV
CC設定受け入れ通知をATMノード621のVCC制
御装置230へ転送する。
【0046】ATMノード621のVCC制御装置23
0は、ATMノード623からVCC設定受け入れを通
知されるとヘッダ変換テーブル400の入力VPI/V
CI部401、出線部403、出力VPI/VCI部4
04へVCC設定のためのパラメータをそれぞれ設定す
る。この時、フラグ402は、‘0’に設定される。A
TMノード621のVCC制御装置230は、ヘッダ変
換テーブル400の設定が終了した後、VPC641を
用いてVCC設定受け入れ通知をATMノード620の
VCC制御装置230へ転送する。
【0047】ATMノード620のVCC制御装置23
0は、ATMノード621からVCC設定受け入れを通
知されると、ヘッダ変換テーブル400の入力VPI/
VCI部401、出線部403、出力VPI/VCI部
404へVCC設定のためのパラメータをそれぞれ設定
する。この時、フラグ402は、‘0’に設定する。A
TMノード621のVCC制御装置230は、ヘッダ変
換テーブル400の設定が終了した後、VCC設定受け
入れ通知を端末610へ転送する。
【0048】以上により、端末610と611間にVP
C641とVPC643を経由したVCCが設定され
る。
【0049】ATMノード620のVCC制御装置23
0は、VPC641にVCCを設定するとともにVCC
経路制御装置231へVPC641のVCC経路設定を
依頼する。VCC経路制御装置231は、VPC640
にVCCの経路のみ設定し、VPC640を用いてAT
Mノード623のVCC経路制御装置231にVCC経
路設定要求を転送する。
【0050】ATMノード623のVCC経路制御装置
231は、そのVCC経路制御要求を受信すると、迂回
ルート経由のVCCと対応付けを行い、迂回ルート選択
VCC登録バッファ270にそのVCCの使用帯域と正
規ルートVPC640を登録する。その後、ATMノー
ド620からVPC640を用いたVCCの経路を設定
するためにヘッダ変換装置250のヘッダ変換テーブル
400の入力VPI/VCI部401及び出力VPI/
VCI部404にそれぞれ数値を書き込む。この時、出
力VPI/VCI部404のVPI/VCI値は、迂回
ルートVPC643を経て設定されたVCCで転送され
るセルの出力VPI/VCIと同値とする。また、AT
Mノード623のVCC経路制御装置231はVCC経
路制御要求応答をATMノード620のVCC経路制御
装置231へ転送する。
【0051】ATMノード620のVCC経路制御装置
231は、VCC経路制御要求応答を受信すると、ヘッ
ダ変換装置250のヘッダ変換テーブル400の入力V
PI/VCI部401に対応する出力VPI/VCI部
405にVPI/VCI値を書き込む。
【0052】以上により、正規ルートVPC640を介
したVCCの経路のみの設定が完了する。
【0053】ATMノード620のVPリソース管理装
置290へ自ノードが発側のVPC640の使用帯域の
減少(VCCの解放または切り戻しによるそのVPC帯
域の解放)が通知されると、VP帯域リソース管理装置
280は、切り戻し実行装置260へVPC640への
切り戻し候補検索/実行依頼を送信する。切り戻し実行
装置260は、VP帯域リソース管理表280からVP
C640の残余帯域を得てその残余帯域に収容可能な場
合、VCC制御装置230へ切り戻しを通知する。その
後、VPC経路制御装置231は、ヘッダ変換装置25
0のヘッダ変換テーブル400のフラグ402を‘1’
に変更する。VCC制御装置230は、VPリソース管
理装置290にVPC640の帯域使用とVPC641
の解放帯域を通知する。
【0054】VP帯域リソース管理装置290は、VP
帯域リソース管理表280のVPC641に対応する残
余帯域情報503に示された残余帯域から切り戻しされ
たVCCの使用帯域を引き、その結果を残余帯域情報5
03に書き込む。このようにして迂回ルートから正規ル
ートへVCCの経路変更が可能である。
【0055】ATMノード620のVCC制御装置23
0は、VPC642に設定されていた自ノードが発側の
VCCの帯域解放をATMノード621のVCC制御装
置230へ通知する。ATMノード621のVCC制御
装置230は、VPC643に設定されていたVCCの
帯域を解放し、VP帯域リソース管理装置290へ通知
する。VP帯域リソース管理装置290は、VP帯域リ
ソース管理表280のVPC643に対応する残余帯域
情報503に示された残余帯域から申請されたVCCの
使用帯域リソースを引き、その結果を残余帯域情報50
3に書き込む。この動作により、VPC642とVPC
643を経由して設定されたVCCの帯域を解放するこ
とができる。
【0056】同様にしてATMノード623のVPリソ
ース管理装置290へ自ノードが発側のVPC640の
使用帯域の減少(VCCの解放または切り戻しによるそ
のVPC帯域の解放)が通知されると、VP帯域リソー
ス管理装置280は、切り戻し実行装置260へVPC
640への切り戻し候補検索/実行依頼を送信する。切
り戻し実行装置260は、VP帯域リソース管理表28
0からVPC640の残余帯域を得てその残余帯域に収
容可能な場合、VCC制御装置230へ切り戻しを通知
する。その後、VPC経路制御装置231は、ヘッダ変
換装置250のヘッダ変換テーブル400のフラグ40
2を‘1’に変更する。VCC制御装置230は、VP
リソース管理装置290にVPC640の帯域使用とV
PC641の解放帯域を通知する。VP帯域リソース管
理装置290は、VP帯域リソース管理表280のVP
C641に対応する残余帯域情報503に示された残余
帯域から切り戻しされたVCCの使用帯域を引き、その
結果を残余帯域情報503に書き込む。このようにして
迂回ルートから正規ルートへVCCの経路変更が可能で
ある。
【0057】ATMノード623のVCC制御装置23
0は、VPC643に設定されていた自ノードが発側の
VCCの帯域解放をATMノード621のVCC制御装
置230へ通知する。ATMノード621のVCC制御
装置230は、VPC642に設定されていたVCCの
帯域を解放し、VP帯域リソース管理装置290へ通知
する。ATMノード621のVCC制御装置230は、
帯域解放をVP帯域リソース管理装置290は、VP帯
域リソース管理表280のVPC642に対応する残余
帯域情報503に示された残余帯域から申請されたVC
Cの使用帯域リソースを引き、その結果を残余帯域情報
503に書き込む。この動作により、VPC642とV
PC643を経由して設定されたVCCの帯域を解放す
ることができる。
【0058】このように正規ルートの帯域に新たなVC
C設定要求の帯域を設定することができない場合に正規
ルートと同一経路上のVPCを用いた迂回ルートにその
VCCの経路と帯域を設定するとともに、正規ルートの
VPCに経路のみ予め設定しておくことによって、正規
ルートのVPCの両端のATMノードはそれぞれ独立に
迂回ルートから正規ルートへVCCの経路を変更するこ
とができる。
【0059】[発明の実施の形態2]図7〜11を用い
て本発明第二の迂回ルート/切り戻し制御方式を説明す
る。
【0060】図7は、本発明の迂回ルート設定/切り戻
し制御方式を行なうためのATMノード700の構成図
である。
【0061】ATMノード700は、セルハンドラ71
0とメッセージ組立/セル化装置720とVCC制御装
置730とVCC経路制御装置731とアドレス/VP
対応表740とヘッダ変換装置750と切り戻し実行装
置760と迂回ルート選択VCC登録バッファ770と
VPリソース管理表780とVP帯域リソース管理装置
790と迂回ルート検索装置795とから構成される。
【0062】セルハンドラ710は、入線701からの
入力セルをヘッダ変換装置750の指定する出線702
へ送信する機能と入力セルをメッセージ組立/セル化装
置720へ転送する機能を有する。
【0063】メッセージ組立/セル化装置720は、セ
ルハンドラ710からのセルをメッセージに組み立てて
VCC制御装置730あるいはVCC経路制御装置73
1へ転送する機能とVCC制御装置730あるいはVC
C経路制御装置731からのメッセージをセル化した後
セルハンドラ710へ転送する機能を有する。
【0064】VCC制御装置730は、VCCの経路と
帯域の設定/解放の制御を行う機能を有する。VCC制
御装置730は、他のATMノードからVCC設定要求
/VCC解放要求に応じて、VCCの経路と帯域を設定
/解放する。VCC制御装置730は、迂回ルートが設
定されていない時に正規ルートに新たなVCCの経路と
帯域の設定ができない場合、迂回ルート検索装置795
へ迂回ルートの検索を依頼する。VCC制御装置730
は、VCCの経路と帯域を迂回ルートに設定した場合、
迂回ルート選択を帯域リソース管理装置790とVCC
経路制御装置731に通知する。正規ルートとは、予め
指定されたVPCを用いてVCCを設定するルートであ
り、迂回ルートとは、指定された正規ルートを用いず他
のVPCを用いて設定されるルートである。また、VC
C制御装置730は、切り戻し実行装置760からある
VCCの正規ルートのVPCへの切り戻し通知を受信す
ると、そのVCCの帯域を設定する。VCC制御装置7
30は、VPCの使用帯域に変更があった場合には、そ
れをVPリソース管理装置790へ通知する。
【0065】アドレス/VP対応表740は、VCC設
定要求先のアドレスに対するVPC経路との対応表であ
り、図8にその例を示す。図8においてアドレス/VP
対応表740は、VCC設定要求先アドレスを示すアド
レス情報801とそのアドレスへのVCC設定に用いる
正規ルート情報802とその正規ルートに対する迂回ル
ート情報803とから構成される。迂回ルート情報80
3には、正規ルート情報802に示されたVPCと同一
の伝送路を経由する同一のサービスクラスの複数のVP
Cから構成される迂回ルートが迂回ルート検索装置79
5によって書き込まれる。図8に示す例ではアドレス情
報801に#aが書き込まれ、そのアドレスへの正規ル
ートVPC#bと、VPC#cとVPC#dを経由する
VPC#dの迂回ルートがそれぞれ正規ルート情報80
2と迂回ルート情報803に書き込まれている。
【0066】ヘッダ変換装置750は、セルハンドラ7
10への入力セルの入力VPIもしくはVPI/VCI
を出力VPIもしくは出力VPI/VCIに変換し、そ
のセルの出線をセルハンドラ710へ通知する。ヘッダ
変換装置750は、その内部にヘッダ変換テーブル90
0を有する。図9は、ヘッダ変換テーブル900の構成
例である。ヘッダ変換テーブル900は、入力VPI/
VCI部901とフラグ902と出線部903と出力V
PI/VCI部904、905とから構成される。ヘッ
ダ変換装置750は、ヘッダ変換テーブル900の入力
VPI/VCI部901から入力セルのVPI/VCI
を検索し、それに対応するフラグ902が‘0’の場
合、セルの出力VPI/VCIの値を出力VPI/VC
I部904の値に変換し、フラグ902が‘1’の場合
出力VPI/VCI部905の値に変換する。図9の例
では、ヘッダ変換装置750は入力VPI/VCIが#
aaのセルが入力されると、ヘッダ変換テーブル900
の入力VPI/VCI部901から#aaを検索し、そ
れに対応するフラグ902が‘0’であるため出力VP
I/VCI部904に記された値#ccに変換する。ま
た、ヘッダ変換装置750は入力VPI/VCIが#d
dのセルが入力されると、ヘッダ変換テーブル900の
入力VPI/VCI部401から#ddを検索し、それ
に対応するフラグ902が‘1’であるため出力VPI
/VCI部905に記された値#ffに変換する。
【0067】切り戻し実行装置760は、VP帯域リソ
ース管理装置790からの制御信号が入力されるとVP
リソース管理表780と迂回ルート選択VCC登録バッ
ファ770を検索して、切り戻し可能なVCCが存在す
れば、切り戻し実行をVCC設定制御装置730へ通知
する。その後、迂回ルート選択VCC登録バッファ77
0からそのVCCの登録を削除する。
【0068】迂回ルート選択VCC登録バッファ770
は、VP帯域リソース管理装置790からの通知により
迂回ルートを選択したVCCの使用帯域と正規ルートが
登録される。
【0069】VP帯域リソース管理表780は、自ノー
ドが発側となるVPCとそのVP帯域リソースの対応表
であり、図10にその一例を示す。VP帯域リソース管
理表780は、自ノードが発側となるすべてのVPC管
理部1001とそれぞれのVPCの総帯域情報部100
2と残余帯域情報部1003とから構成される。図10
の例では、VPC情報部1001に示されるVPC1の
総帯域は、総帯域情報部1002からx1であり、その
残余帯域は残余帯域情報部1003からy1である。
【0070】また、VP帯域リソース管理装置790
は、VCC制御装置730からの迂回ルート選択通知に
基づいて迂回ルート選択VCC登録バッファ770に迂
回ルートを選択したVCCの使用帯域と正規ルートを登
録する機能を有する。
【0071】迂回ルート検索装置795は、VCC制御
装置730からのある正規ルートのVPCに対する迂回
ルート検索依頼を受信すると、迂回ルート検索依頼メッ
セージを生成する。迂回ルートは、正規ルートのVPC
と同一ルートを経由するように複数のVPCを用いて構
成される。迂回ルート検索依頼メッセージは、メッセー
ジ組立/セル化装置720を介してセル化され、セルハ
ンドラ710を経由してATM網内に存在する網管理装
置(NMS)へ転送される。NMSからの迂回ルート検
索結果は、セルハンドラ710とメッセージ組立/セル
化装置720を介して迂回ルート検索装置795へ転送
される。迂回ルート検索装置795は、その迂回ルート
検索結果をアドレス/VP対応表740の迂回ルート情
報部803へ書き込む。
【0072】以上がATMノード700の構成である。
【0073】図11のATM網を用いて本発明第二の迂
回ルート設定/切り戻し制御方式を詳細に説明する。
【0074】ATM網はATMノード700と同一構成
のATMノード1120〜1123と端末1110〜1
111とNMS1112とから構成される。ATMノー
ド1120と1121間、1120と1122間、11
21と1122間、1121と1123間、1122と
1123間は、それぞれ伝送路1131、1132、1
133、1134、1135で接続されている。端末1
110は、ATMノード1120に伝送路1130を用
いて接続されている。端末1111は、ATMノード1
123に伝送路1136を用いて接続されている。NM
S1112は、ATMノード1122に伝送路1137
を用いて接続されている。説明を容易にするために伝送
路1130〜1137は、双方向伝送路とし、双方向の
セルを通すことができるものとする。
【0075】また、ATMノード1120と1121
間、1120と1122間、1121と1122間、1
121と1123間、1122と1123間には、それ
ぞれ仮想パスVPC1141、1142、1144、1
143、1146が設定されている。ATMノード11
20と1123間には、伝送路1131とATMノード
1121と伝送路1133を経由してVPC1140が
設定されている。また、ATMノード1121と112
3間には、伝送路1133とATMノード1122と伝
送路1135を経由して、VPC1145が設定されて
いる。説明を容易にするためにVPC1140〜114
6は双方向コネクションとする。
【0076】端末1110から端末1111へVCCを
設定する場合について説明する。説明を容易にするため
端末1110と1111間の正規ルートはVPC114
0であるとし、端末1110と1111とのVCC設定
時にVPC1140の残余帯域にそのVCCの使用帯域
を設定することができないものとする。それ以外のVP
C1141〜1145にはそのVCCの使用帯域を設定
可能な残余帯域が存在するとする。
【0077】ATMノード1120〜1124からのV
CC制御に関するメッセージとATMノード1120と
NMS1112間のメッセージはメッセージ組立/セル
化装置1120でセル化され、セルハンドラ710を経
て指定したVPCを用いて送信される。セル化されたメ
ッセージを受信するATMノード1120〜1121
は、セルハンドラ710とメッセージ組立/セル化装置
720を経てメッセージ化する。以下の説明では、セル
ハンドラ710とメッセージ組立/セル化装置720を
経由することは明記しない。
【0078】端末1110からのVCC設定要求は、伝
送路1130を経てATMノード1120のVCC制御
装置1130へ入力される。VCC制御装置1130
は、VCC設定要求を受信すると、VCC設定先端末の
アドレスを解読する。その後、VCC制御装置1130
は、そのアドレス解読結果を元にアドレス/VP対応表
740の正規ルート情報部802からVPC1140を
得る。そして、VCC制御装置730は、VP帯域リソ
ース管理表780のVPC情報部1001の中からVP
C1140を検索し、VPC1140に対する残余帯域
情報部1003を参照する。VCC制御装置730は、
そのVCCの使用帯域が正規ルートのVPC1140の
残余帯域を越えていることから、迂回ルート検索装置7
95に迂回ルート検索依頼を送出する。
【0079】迂回ルート検索装置795は、NMS11
12へVPC1131と同一ルートを経由する迂回ルー
トの検索を依頼する。NMS1112は、ATM網内の
VPC1140〜1146の物理/論理トポロジとそれ
ぞれの帯域使用状況から、VPC1140の迂回ルート
のVPCの組み合わせを検索する。NMS1112は、
複数の迂回ルートの組合せが存在した場合には、最も残
余帯域の大きい組合せを迂回ルートとしてATMノード
1120へ通知する。
【0080】図11のATM網では、NMS1112は
VPC1140の迂回ルートとして(VPC1141+
VPC1143)を選択し、ATMノード1120へ迂
回ルートを通知する。迂回ルート(VPC1141+V
PC1143)を通知されたATMノード1120の迂
回ルート検索装置795は、その迂回ルート(VPC1
141+VPC1143)をアドレス/VP対応表74
0の迂回ルート情報部803に書き込む。その後、VC
C制御装置730は、アドレス/VP対応表740の迂
回ルート情報部803を参照しVPC1141の残余帯
域をVP帯域リソース管理表780から得て、VPC1
141を用いたVCCのVPI/VCI(経路)と帯域
を設定する。この時、VCC制御装置730は、VP帯
域リソース管理装置790にそのVCCを迂回ルートの
VPC1141経由で設定すること及びその使用帯域を
通知する。
【0081】VP帯域リソース管理装置790は、VP
帯域リソース管理表780のVPC1141に対応する
残余帯域情報1003に示された残余帯域からそのVC
Cの使用帯域を引き、その結果を残余帯域情報1003
に書き込む。また、VP帯域リソース管理装置790
は、そのVCCの使用帯域と正規ルートのVPC114
0を迂回ルート選択VCC登録バッファ770に登録す
る。VCC制御装置730は、VP帯域リソース管理装
置790へVCC設定のための使用帯域を通知した後、
そのVCC設定要求をVPC1141を用いてATMノ
ード1121のVCC制御装置730へ転送する。この
時、そのVCC設定要求には、ATMノード1121に
おいてVPC1143を選択するよう明記されている。
【0082】VCC設定要求を受信したATMノード1
121のVCC制御装置730は、VCC設定要求を解
読する。VCC制御装置730は、VP帯域リソース管
理表780から、そのVCC設定要求で指定されたルー
トVPC1143の残余帯域を得る。VPC1143の
残余帯域にそのVCCの使用帯域を設定可能であるた
め、VPC1143にそのVCCの使用帯域とそのVP
I/VCIを決定し経路を設定する。その後、VCC制
御装置730はVP帯域リソース管理装置790にその
VCCの使用帯域を通知する。
【0083】VP帯域リソース管理装置790は、VP
帯域リソース管理表780のVPC1143の残余帯域
情報部1003の残余帯域からVCCの使用帯域リソー
スを引き、その結果を残余帯域情報部1003に書き込
む。その後、VCC制御装置730は、VCC設定要求
を指定されたルートVPC1143を用いてATMノー
ド1123のVCC制御装置730へ転送する。
【0084】VCC設定要求を受信したATMノード1
123のVCC制御装置730は、VCC設定要求を解
読する。VCC制御装置730は、そのVCC設定要求
先端末が自ノードに接続されている端末1111である
ことから、端末1111へのVCCのVPI/VCIを
決定し経路と帯域を設定する。その後、VCC制御装置
730は、VCC設定要求を端末1111へ転送する。
【0085】端末1111は、VCC設定要求を受け入
れる場合、ATMノード1123のVCC制御装置73
0へVCC設定受け入れを通知する。
【0086】ATMノード1123のVCC制御装置7
30は、端末1111からVCC設定受け入れを通知さ
れるとヘッダ変換テーブル900の入力VPI/VCI
部901、出線部903、出力VPI/VCI部904
へVCC設定のためのパラメータをそれぞれ設定する。
この時、フラグ902は、‘0’に設定される。ATM
ノード1123のVCC制御装置930は、ヘッダ変換テ
ーブル900の設定が終了した後、VPC1143を用
いてVCC設定受け入れ通知をATMノード1121の
VCC制御装置730へ転送する。
【0087】ATMノード1121のVCC制御装置7
30は、ATMノード1123からVCC設定受け入れ
を通知されるとヘッダ変換テーブル900の入力VPI
/VCI部901、出線部903、出力VPI/VCI
部904へVCC設定のためのパラメータをそれぞれ設
定する。この時、フラグ902は、‘0’に設定され
る。ATMノード1121のVCC制御装置730は、
ヘッダ変換テーブル900の設定が終了した後、VPC
1141を用いてVCC設定受け入れ通知をATMノー
ド1120のVCC制御装置730へ転送する。
【0088】ATMノード1120のVCC制御装置7
30は、ATMノード1121からVCC設定受け入れ
を通知されると、ヘッダ変換テーブル900の入力VP
I/VCI部901、出線部903、出力VPI/VC
I部904へVCC設定のためのパラメータをそれぞれ
設定する。この時、フラグ902は、‘0’に設定す
る。ATMノード1121のVCC制御装置730は、
ヘッダ変換テーブル900の設定が終了した後、VCC
設定受け入れ通知を端末1110へ転送する。
【0089】以上により、端末1110と1111間に
VPC1141とVPC1143を経由したVCCの帯
域と経路が設定される。
【0090】ATMノード1120のVCC制御装置7
30は、VPC1141にVCCを設定するとともにV
CC経路制御装置731へVPC1141のVCC経路
設定を依頼する。VCC経路制御装置731は、VPC
1140にVCCの経路のみ設定し、VPC1140を
用いてATMノード1123のVCC経路制御装置73
1にVCC経路設定要求を転送する。
【0091】ATMノード1123のVCC経路制御装
置731は、そのVCC経路制御要求を受信すると、迂
回ルート経由のVCCと対応付けを行い、迂回ルート選
択VCC登録バッファ770にそのVCCの使用帯域と
正規ルートVPC1140を登録する。その後、ATM
ノード1120からVPC1140を用いたVCCの経
路を設定するためにヘッダ変換装置750のヘッダ変換
テーブル900の入力VPI/VCI部901及び出力
VPI/VCI部904にそれぞれ数値を書き込む。こ
の時、出力VPI/VCI部904のVPI/VCI値
は、迂回ルートVPC1143を経て設定されたVCC
で転送されるセルの出力VPI/VCIと同値とする。
また、ATMノード1123のVCC経路制御装置73
1はVCC経路制御要求応答をATMノード1120の
VCC経路制御装置731へ転送する。
【0092】ATMノード1120のVCC経路制御装
置731は、VCC経路制御要求応答を受信すると、ヘ
ッダ変換装置750のヘッダ変換テーブル900の入力
VPI/VCI部901に対応する出力VPI/VCI
部905にVPI/VCI値を書き込む。この時、出力
VPI/VCI部904のVPI/VCI値は、迂回ル
ートVPC1141を経て設定されたVCCで転送され
るセルの出力VPI/VCIと同値とする。
【0093】以上により、正規ルートVPC1140を
介したVCCの経路のみの設定が完了する。
【0094】ATMノード1120のVP帯域リソース
管理装置790へ自ノードが発側のVPC1140の使
用帯域の減少(VCCの解放または切り戻しによるその
VPC帯域の解放)が通知されると、VP帯域リソース
管理装置780は、切り戻し実行装置760へVPC1
140への切り戻し候補検索/実行依頼を送信する。切
り戻し実行装置760は、VP帯域リソース管理表78
0からVPC1140の残余帯域を得てその残余帯域に
収容可能な場合、VCC制御装置730へ切り戻しを通
知する。その後、VPC経路制御装置731は、ヘッダ
変換装置750のヘッダ変換テーブル900のフラグ9
02を‘1’に変更する。VCC制御装置730は、V
Pリソース管理装置790にVPC1140の帯域使用
とVPC1141の解放帯域を通知する。
【0095】VP帯域リソース管理装置790は、VP
帯域リソース管理表780のVPC1141に対応する
残余帯域情報1003に示された残余帯域から切り戻し
されたVCCの使用帯域を引き、その結果を残余帯域情
報1003に書き込む。このようにして迂回ルートから
正規ルートへVCCの経路変更が可能である。
【0096】ATMノード1120のVCC制御装置7
30は、VPC1142に設定されていた自ノードが発
側のVCCの帯域解放をATMノード1121のVCC
制御装置730へ通知する。ATMノード1121のV
CC制御装置730は、VPC1143に設定されてい
たVCCの帯域を解放し、VP帯域リソース管理装置7
90へ通知する。VP帯域リソース管理装置790は、
VP帯域リソース管理表780のVPC1143に対応
する残余帯域情報1003に示された残余帯域から申請
されたVCCの使用帯域リソースを引き、その結果を残
余帯域情報1003に書き込む。この動作により、VP
C1142とVPC1143を経由して設定されたVC
Cの帯域を解放することができる。
【0097】同様にしてATMノード1123のVPリ
ソース管理装置790へ自ノードが発側のVPC114
0の使用帯域の減少(VCCの解放または切り戻しによ
るそのVPC帯域の解放)が通知されると、VP帯域リ
ソース管理装置780は、切り戻し実行装置760へV
PC1140への切り戻し候補検索/実行依頼を送信す
る。切り戻し実行装置760は、VP帯域リソース管理
表780からVPC1140の残余帯域を得てその残余
帯域に収容可能な場合、VCC制御装置730へ切り戻
しを通知する。その後、VPC経路制御装置731は、
ヘッダ変換装置750のヘッダ変換テーブル900のフ
ラグ902を‘1’に変更する。
【0098】VCC制御装置730は、VPリソース管
理装置790にVPC1140の帯域使用とVPC11
41の解放帯域を通知する。VP帯域リソース管理装置
790は、VP帯域リソース管理表780のVPC11
41に対応する残余帯域情報1003に示された残余帯
域から切り戻しされたVCCの使用帯域を引き、その結
果を残余帯域情報1003に書き込む。このようにして
迂回ルートから正規ルートへVCCの経路変更が可能で
ある。
【0099】ATMノード1123のVCC制御装置7
30は、VPC1143に設定されていた自ノードが発
側のVCCの帯域解放をATMノード1121のVCC
制御装置730へ通知する。ATMノード1121のV
CC制御装置730は、VPC1142に設定されてい
たVCCの帯域を解放し、VP帯域リソース管理装置7
90へ通知する。ATMノード1121のVCC制御装
置730は、帯域解放をVP帯域リソース管理装置79
0は、VP帯域リソース管理表780のVPC1142
に対応する残余帯域情報1003に示された残余帯域か
ら申請されたVCCの使用帯域リソースを引き、その結
果を残余帯域情報1003に書き込む。この動作によ
り、VPC1142とVPC1143を経由して設定さ
れたVCCの帯域を解放することができる。
【0100】このように正規ルートの帯域に新たなVC
C設定要求の帯域を設定することができない場合に正規
ルートと同一経路上のVPCを用いた迂回ルートにその
VCCの経路と帯域を設定するとともに、正規ルートに
経路のみ予め設定しておくことによって、正規ルートの
VPCの両端のATMノードはそれぞれ独立に迂回ルー
トから正規ルートへVCCの経路を変更することができ
る。
【0101】[発明の実施の形態3]図12〜16を用
いて本発明第三の迂回ルート/切り戻し制御方式を説明
する。
【0102】図12は、本発明の迂回ルート設定/切り
戻し制御方式を行なうためのATMノード1200の構
成図である。
【0103】ATMノード1200は、セルハンドラ1
210とメッセージ組立/セル化装置1220とVCC
制御装置1230とVCC経路制御装置1231とアド
レス/VP対応表1240とヘッダ変換装置1250と
切り戻し実行装置1260と迂回ルート選択VCC登録
バッファ1270とVPリソース管理表1280とVP
帯域リソース管理装置1290と迂回ルート検索装置1
295とから構成される。
【0104】セルハンドラ1210は、入線1201か
らの入力セルをヘッダ変換装置1250の指定する出線
1202へ送信する機能と入力セルをメッセージ組立/
セル化装置1220へ転送する機能を有する。
【0105】メッセージ組立/セル化装置1220は、
セルハンドラ1210からのセルをメッセージに組み立
ててVCC制御装置1230あるいはVCC経路制御装
置1231へ転送する機能とVCC制御装置1230あ
るいはVCC経路制御装置1231からのメッセージを
セル化した後セルハンドラ1210へ転送する機能を有
する。
【0106】VCC制御装置1230は、VCCの経路
と帯域の設定/解放の制御を行う機能を有する。VCC
制御装置1230は、他のATMノードからVCC設定
要求/VCC解放要求に応じて、VCCの経路と帯域を
設定/解放する。VCC制御装置1230は、VCCの
経路と帯域を迂回ルートに設定した場合、迂回ルート選
択を帯域リソース管理装置1290とVCC経路制御装
置1231に通知する。正規ルートとは、予め指定され
たVPCを用いてVCCを設定するルートであり、迂回
ルートとは、指定された正規ルートを用いず他のVPC
を用いて設定されるルートである。また、VCC制御装
置1230は、切り戻し実行装置1260からあるVC
Cの正規ルートのVPCへの切り戻し通知を受信する
と、そのVCCの帯域を設定する。VCC制御装置12
30は、VPCの使用帯域に変更があった場合には、そ
れをVPリソース管理装置1290へ通知する。
【0107】アドレス/VP対応表1240は、VCC
設定要求先のアドレスに対するVPC経路との対応表で
あり、図13にその例を示す。図13においてアドレス
/VP対応表1240は、VCC設定要求先アドレスを
示すアドレス情報1301とそのアドレスへのVCC設
定に用いる正規ルート情報1302とその正規ルートに
対する迂回ルート情報1303とから構成される。迂回
ルート情報1303には、正規ルート情報1302に示
されたVPCと同一の伝送路を経由する同一のサービス
クラスの複数のVPCから構成される迂回ルートが迂回
ルート検索装置1295によって書き込まれる。図13
に示す例ではアドレス情報1301に#aが書き込ま
れ、そのアドレスへの正規ルートVPC#bと、VPC
#cとVPC#dを経由するVPC#dの迂回ルートが
それぞれ正規ルート情報1302と迂回ルート情報13
03に書き込まれている。
【0108】ヘッダ変換装置1250は、セルハンドラ
1210への入力セルの入力VPIもしくはVPI/V
CIを出力VPIもしくは出力VPI/VCIに変換
し、そのセルの出線をセルハンドラ1210へ通知す
る。ヘッダ変換装置1250は、その内部にヘッダ変換
テーブル1200を有する。図14は、ヘッダ変換テー
ブル1400の構成例である。ヘッダ変換テーブル14
00は、入力VPI/VCI部1401とフラグ140
2と出線部1403と出力VPI/VCI部1404、
1405とから構成される。ヘッダ変換装置250は、
ヘッダ変換テーブル1400の入力VPI/VCI部1
401から入力セルのVPI/VCIを検索し、それに
対応するフラグ1402が‘0’の場合、セルの出力V
PI/VCIの値を出力VPI/VCI部1404の値
に変換し、フラグ1402が‘1’の場合出力VPI/
VCI部1405の値に変換する。図14の例では、ヘ
ッダ変換装置750は入力VPI/VCIが#aaのセ
ルが入力されると、ヘッダ変換テーブル1400の入力
VPI/VCI部1401から#aaを検索し、それに
対応するフラグ1402が‘0’であるため出力VPI
/VCI部1404に記された値#ccに変換する。ま
た、ヘッダ変換装置1450は入力VPI/VCIが#
ddのセルが入力されると、ヘッダ変換テーブル140
0の入力VPI/VCI部1401から#ddを検索
し、それに対応するフラグ1402が‘1’であるため
出力VPI/VCI部1405に記された値#ffに変
換する。
【0109】切り戻し実行装置1260は、VP帯域リ
ソース管理装置1290からの制御信号が入力されると
VP帯域リソース管理表1280と迂回ルート選択VC
C登録バッファ1270を検索して、切り戻し可能なV
CCが存在すれば、切り戻し実行をVCC設定制御装置
1230へ通知する。その後、迂回ルート選択VCC登
録バッファ1270からそのVCCの登録を削除する。
【0110】迂回ルート選択VCC登録バッファ127
0は、VP帯域リソース管理装置1290からの通知に
より迂回ルートを選択したVCCの使用帯域と正規ルー
トが登録される。
【0111】VP帯域リソース管理表1280は、自ノ
ードが発側となるVPCとそのVP帯域リソースの対応
表であり、図15にその一例を示す。VP帯域リソース
管理表1280は、自ノードが発側となるすべてのVP
C管理部1501とそれぞれのVPCの総帯域情報部1
502と残余帯域情報部1503と閾値情報部1504
とから構成される。図15の例では、VPC情報部15
01に示されるVPC1の総帯域は、総帯域情報部15
02からx1であり、その残余帯域は残余帯域情報部1
503からy1である。また、VPC情報部1501に
示されるVPC1の残余帯域の閾値は、閾値情報部15
04からt1である。
【0112】VP帯域リソース管理装置1290は、V
CC制御装置1230からのVP帯域リソースの使用変
更通知に基づいてVP帯域リソース管理表1280を書
き換える。また、VP帯域リソース管理装置1290
は、VCC制御装置1230からの迂回ルート選択通知
に基づいて迂回ルート選択VCC登録バッファ1270
に迂回ルートを選択したVCCの使用帯域と正規ルート
を登録する機能を有する。
【0113】迂回ルート検索装置1295は、VP帯域
リソース管理装置1290からのある正規ルートのVP
Cに対する迂回ルート検索依頼を受信すると、迂回ルー
ト検索依頼メッセージを生成する。迂回ルートは、正規
ルートのVPCと同一ルートを経由するように複数のV
PCを用いて構成される。迂回ルート検索依頼メッセー
ジは、メッセージ組立/セル化装置1220を介してセ
ル化され、セルハンドラ710を経由してATM網内に
存在する網管理装置(NMS)へ転送される。NMSか
らの迂回ルート検索結果は、セルハンドラ1210とメ
ッセージ組立/セル化装置1220を介して迂回ルート
検索装置1295へ転送される。迂回ルート検索装置1
295は、その迂回ルート検索結果をアドレス/VP対
応表1240の迂回ルート情報部1303へ書き込む。
【0114】以上がATMノード1200の構成であ
る。
【0115】図16のATM網を用いて本発明第三の迂
回ルート設定/切り戻し制御方式を詳細に説明する。
【0116】ATM網はATMノード1200と同一構
成のATMノード1620〜1623と端末1610〜
1611とNMS1612とから構成される。ATMノ
ード1620と1621間、1620と1622間、1
621と1622間、1621と1623間、1622
と1623間は、それぞれ伝送路1631、1632、
1633、1634、1635で接続されている。端末
1610と1613は、ATMノード1620にそれぞ
れ伝送路1630、1638を用いて接続されている。
NMS1612は、ATMノード1622に伝送路16
37を用いて接続されている。説明を容易にするために
伝送路1630〜1637は、双方向伝送路とし、双方
向のセルを通すことができるものとする。
【0117】また、ATMノード1620と1621
間、1620と1622間、1621と1622間、1
621と1623間、1622と1623間には、それ
ぞれ仮想パスVPC1641、1642、1644、1
643、1646が設定されている。ATMノード16
20と1623間には、伝送路1631とATMノード
1621と伝送路1633を経由してVPC1640が
設定されている。また、ATMノード1621と162
3間には、伝送路1633とATMノード1622と伝
送路1635を経由して、VPC1645が設定されて
いる。説明を容易にするためにVPC1640〜164
6は双方向コネクションとする。
【0118】ATMノード1620〜1624からのV
CC制御と迂回ルートに関するメッセージは、メッセー
ジ組立/セル化装置1620でセル化され、セルハンド
ラ1210を経て指定したVPCを用いて送信される。
セル化されたメッセージを受信するATMノード162
0〜1621は、セルハンドラ1210とメッセージ組
立/セル化装置1220を経てメッセージ化する。以下
の説明では、セルハンドラ1210とメッセージ組立/
セル化装置1220を経由することは明記しない。
【0119】VPC1640の残余帯域が指定された閾
値を下回った場合のATMノード1620の迂回ルート
検索について説明する。
【0120】ATMノード1620のVP帯域リソース
管理装置1280は、VPC1640の残余帯域が予め
指定された閾値を下回った場合、迂回ルート検索装置1
295に迂回ルートの検索依頼を行なう。迂回ルート検
索装置1295は、迂回ルート検索メッセージを生成
し、ATM網内に存在するNMS1612へ通知する。
NMS1612は、ATM網内のVPC1640〜16
46の物理/論理トポロジとそれぞれの帯域使用状況か
ら、VPC1640の迂回ルートのVPCの組み合わせ
を検索する。NMS1612は、複数の迂回ルートの組
合せが存在した場合には、最も残余帯域の大きい組合せ
を迂回ルートとしてATMノード1620へ通知する。
図16のATM網では、NMS1612はVPC164
0の迂回ルートとして(VPC1641+VPC164
3)を選択し、ATMノード1620の迂回ルート検索
装置1295へ迂回ルートを通知する。迂回ルート(V
PC1641+VPC1643)を通知されたATMノ
ード1620の迂回ルート検索装置1295は、その迂
回ルート(VPC1641+VPC1643)をアドレ
ス/VP対応表1240の迂回ルート情報部1303に
書き込む。
【0121】この状況で端末1610から端末1611
へVCCを設定する場合について説明する。説明を容易
にするため端末1610と1611間の正規ルートはV
PC1640である。
【0122】端末1610からのVCC設定要求は、伝
送路1630を経てATMノード1620のVCC制御
装置1630へ入力される。VCC制御装置1630
は、VCC設定要求を受信すると、VCC設定先端末の
アドレスを解読する。その後、VCC制御装置1630
は、そのアドレス解読結果を元にアドレス/VP対応表
1240を参照し、正規ルート情報部1302と迂回ル
ート情報部1303からそれぞれVPC1640と(V
PC1641+VPC1643)を得る。
【0123】そして、VCC制御装置1230は、VP
帯域リソース管理表1280のVPC情報部1501の
中からVPC1640とVPC1641を検索し、VP
C1640とVPC1641に対する残余帯域情報部1
503を参照する。VCC制御装置1230は、そのV
CCの使用帯域が正規ルートのVPC1640の残余帯
域以上で迂回ルートのVPC1641の残余帯域未満で
ある場合には、VPC1141を用いてそのVCCのV
PI/VCI(経路)と帯域を設定する。この時、VC
C制御装置1230は、VP帯域リソース管理装置12
90にそのVCCを迂回ルートのVPC1641経由で
設定すること及びその使用帯域を通知する。
【0124】VP帯域リソース管理装置1290は、V
P帯域リソース管理表1280のVPC1641に対応
する残余帯域情報1503に示された残余帯域からその
VCCの使用帯域を引き、その結果を残余帯域情報15
03に書き込む。また、VP帯域リソース管理装置12
90は、そのVCCの使用帯域と正規ルートのVPC1
640を迂回ルート選択VCC登録バッファ1270に
登録する。
【0125】VCC制御装置1230は、VP帯域リソ
ース管理装置1290へVCC設定のための使用帯域を
通知した後、そのVCC設定要求をVPC1641を用
いてATMノード1621のVCC制御装置1230へ
転送する。この時、そのVCC設定要求には、ATMノ
ード1621においてVPC1643を選択するよう明
記されている。
【0126】VCC設定要求を受信したATMノード1
621のVCC制御装置1230は、VCC設定要求を
解読する。VCC制御装置1230は、VP帯域リソー
ス管理表1280から、そのVCC設定要求で指定され
たルートVPC1643の残余帯域を得る。VPC16
43の残余帯域にそのVCCの使用帯域を設定可能であ
るため、VPC1643にそのVCCの使用帯域とその
VPI/VCIを決定し経路を設定する。その後、VC
C制御装置1230はVP帯域リソース管理装置129
0にそのVCCの使用帯域を通知する。VP帯域リソー
ス管理装置1290は、VP帯域リソース管理表128
0のVPC1643の残余帯域情報部1503の残余帯
域からVCCの使用帯域リソースを引き、その結果を残
余帯域情報部1503に書き込む。その後、VCC制御
装置1230は、VCC設定要求を指定されたルートV
PC1643を用いてATMノード1623のVCC制
御装置1230へ転送する。
【0127】VCC設定要求を受信したATMノード1
623のVCC制御装置1230は、VCC設定要求を
解読する。VCC制御装置1230は、そのVCC設定
要求先端末が自ノードに接続されている端末1611で
あることから、端末1611へのVCCのVPI/VC
Iを決定し経路と帯域を設定する。その後、VCC制御
装置1230は、VCC設定要求を端末1611へ転送
する。
【0128】端末1611は、VCC設定要求を受け入
れる場合、ATMノード1623のVCC制御装置12
30へVCC設定受け入れを通知する。
【0129】ATMノード1623のVCC制御装置1
230は、端末1611からVCC設定受け入れを通知
されるとヘッダ変換テーブル1400の入力VPI/V
CI部1401、出線部1403、出力VPI/VCI
部1404へVCC設定のためのパラメータをそれぞれ
設定する。この時、フラグ1402は、‘0’に設定さ
れる。ATMノード1123のVCC制御装置1430
は、ヘッダ変換テーブル1400の設定が終了した後、
VPC1643を用いてVCC設定受け入れ通知をAT
Mノード1621のVCC制御装置1230へ転送す
る。
【0130】ATMノード1621のVCC制御装置1
230は、ATMノード1623からVCC設定受け入
れを通知されるとヘッダ変換テーブル1400の入力V
PI/VCI部1401、出線部1403、出力VPI
/VCI部1404へVCC設定のためのパラメータを
それぞれ設定する。この時、フラグ1402は、‘0’
に設定される。ATMノード1621のVCC制御装置
1230は、ヘッダ変換テーブル1400の設定が終了
した後、VPC1641を用いてVCC設定受け入れ通
知をATMノード1620のVCC制御装置1230へ
転送する。
【0131】ATMノード1620のVCC制御装置1
230は、ATMノード1621からVCC設定受け入
れを通知されると、ヘッダ変換テーブル1400の入力
VPI/VCI部1401、出線部1403、出力VP
I/VCI部1404へVCC設定のためのパラメータ
をそれぞれ設定する。この時、フラグ1402は、
‘0’に設定する。ATMノード1621のVCC制御
装置1230は、ヘッダ変換テーブル1400の設定が
終了した後、VCC設定受け入れ通知を端末1610へ
転送する。
【0132】以上により、端末1610と1611間に
VPC1641とVPC1643を経由したVCCの帯
域と経路が設定される。
【0133】ATMノード1620のVCC制御装置1
230は、VPC1641にVCCを設定するとともに
VCC経路制御装置1231へVPC1641のVCC
経路設定を依頼する。VCC経路制御装置1231は、
VPC1640にVCCの経路のみ設定し、VPC16
40を用いてATMノード1623のVCC経路制御装
置1231にVCC経路設定要求を転送する。
【0134】ATMノード1623のVCC経路制御装
置1231は、そのVCC経路制御要求を受信すると、
迂回ルート経由のVCCと対応付けを行い、迂回ルート
選択VCC登録バッファ1270にそのVCCの使用帯
域と正規ルートVPC1640を登録する。その後、A
TMノード1620からVPC1640を用いたVCC
の経路を設定するためにヘッダ変換装置1250のヘッ
ダ変換テーブル1400の入力VPI/VCI部140
1及び出力VPI/VCI部1404にそれぞれ数値を
書き込む。この時、出力VPI/VCI部1404のV
PI/VCI値は、迂回ルートVPC1643を経て設
定されたVCCで転送されるセルの出力VPI/VCI
と同値とする。また、ATMノード1623のVCC経
路制御装置1231はVCC経路制御要求応答をATM
ノード1620のVCC経路制御装置1231へ転送す
る。
【0135】ATMノード1620のVCC経路制御装
置1231は、VCC経路制御要求応答を受信すると、
ヘッダ変換装置1250のヘッダ変換テーブル1400
の入力VPI/VCI部1401に対応する出力VPI
/VCI部1405にVPI/VCI値を書き込む。
【0136】以上により、正規ルートVPC1640を
介したVCCの経路のみの設定が完了する。
【0137】ATMノード1620のVP帯域リソース
管理装置1290へ自ノードが発側のVPC1640の
使用帯域の減少(VCCの解放または切り戻しによるそ
のVPC帯域の解放)が通知されると、VP帯域リソー
ス管理装置1280は、切り戻し実行装置1260へV
PC1640への切り戻し候補検索/実行依頼を送信す
る。切り戻し実行装置1260は、VP帯域リソース管
理表1280からVPC1640の残余帯域を得てその
残余帯域に収容可能な場合、VCC制御装置1230へ
切り戻しを通知する。その後、VPC経路制御装置12
31は、ヘッダ変換装置1250のヘッダ変換テーブル
1400のフラグ1402を‘1’に変更する。VCC
制御装置1230は、VPリソース管理装置1290に
VPC1640の帯域使用とVPC1641の解放帯域
を通知する。VP帯域リソース管理装置1290は、V
P帯域リソース管理表1280のVPC1641に対応
する残余帯域情報1503に示された残余帯域から切り
戻しされたVCCの使用帯域を引き、その結果を残余帯
域情報1503に書き込む。このようにして迂回ルート
から正規ルートへVCCの経路変更が可能である。
【0138】ATMノード1620のVCC制御装置1
230は、VPC1642に設定されていた自ノードが
発側のVCCの帯域解放をATMノード1621のVC
C制御装置1230へ通知する。ATMノード1621
のVCC制御装置1230は、VPC1643に設定さ
れていたVCCの帯域を解放し、VP帯域リソース管理
装置1290へ通知する。VP帯域リソース管理装置1
290は、VP帯域リソース管理表1280のVPC1
643に対応する残余帯域情報1503に示された残余
帯域から申請されたVCCの使用帯域リソースを引き、
その結果を残余帯域情報1503に書き込む。この動作
により、VPC1642とVPC1643を経由して設
定されたVCCの帯域を解放することができる。
【0139】同様にしてATMノード1623のVPリ
ソース管理装置1290へ自ノードが発側のVPC16
40の使用帯域の減少(VCCの解放または切り戻しに
よるそのVPC帯域の解放)が通知されると、VP帯域
リソース管理装置1280は、切り戻し実行装置126
0へVPC1640への切り戻し候補検索/実行依頼を
送信する。切り戻し実行装置1260は、VP帯域リソ
ース管理表1280からVPC1640の残余帯域を得
てその残余帯域に収容可能な場合、VCC制御装置12
30へ切り戻しを通知する。その後、VPC経路制御装
置1231は、ヘッダ変換装置1250のヘッダ変換テ
ーブル1400のフラグ1402を‘1’に変更する。
VCC制御装置1230は、VPリソース管理装置12
90にVPC1640の帯域使用とVPC1641の解
放帯域を通知する。
【0140】VP帯域リソース管理装置1290は、V
P帯域リソース管理表1280のVPC1641に対応
する残余帯域情報1503に示された残余帯域から切り
戻しされたVCCの使用帯域を引き、その結果を残余帯
域情報1503に書き込む。このようにして迂回ルート
から正規ルートへVCCの経路変更が可能である。
【0141】ATMノード1623のVCC制御装置1
230は、VPC1643に設定されていた自ノードが
発側のVCCの帯域解放をATMノード1621のVC
C制御装置1230へ通知する。ATMノード1621
のVCC制御装置1230は、VPC1642に設定さ
れていたVCCの帯域を解放し、VP帯域リソース管理
装置1290へ通知する。ATMノード1621のVC
C制御装置1230は、帯域解放をVP帯域リソース管
理装置1290は、VP帯域リソース管理表1280の
VPC1642に対応する残余帯域情報1503に示さ
れた残余帯域から申請されたVCCの使用帯域リソース
を引き、その結果を残余帯域情報1503に書き込む。
この動作により、VPC1642とVPC1643を経
由して設定されたVCCの帯域を解放することができ
る。
【0142】このように正規ルートの帯域に新たなVC
C設定要求の帯域を設定することができない場合に正規
ルートと同一経路上のVPCを用いた迂回ルートにその
VCCの経路と帯域を設定するとともに、正規ルートの
VPCに経路のみ予め設定しておくことによって、その
正規ルートのVPCの両端のATMノードはそれぞれ独
立に迂回ルートから正規ルートへVCCの経路を変更す
ることができる。
【0143】
【発明の効果】以上のように第一の発明は、VCC設定
時にVCC要求帯域が正規ルートのVPCの残余帯域に
設定できない場合に、予め指定された複数のVPCを用
いて正規ルートのVPCと同一物理ルートの迂回ルート
にそのVCCを設定し、正規ルートのVPCの残余帯域
にそのVCCの要求帯域が設定可能になったときにその
VCC経路を迂回ルートから正規ルートのVPCに切り
戻すことによってATM網の帯域リソースを効率的に利
用することができる。
【0144】第二の発明は、VCC設定時にVCC要求
帯域が正規ルートのVPCの残余帯域に設定できない場
合に、ATM網内に存在するNMSが複数のVPCを用
いて正規ルートのVPCと同一物理ルートの迂回ルート
を構成して、その迂回ルートにそのVCCを設定し、正
規ルートのVPCの残余帯域にそのVCCの要求帯域が
設定可能になったときにそのVCC経路を迂回ルートか
ら正規ルートのVPCに切り戻すことによってATM網
の帯域リソースを効率的に利用することができる。
【0145】第三の発明は、VPCの残余帯域が閾値を
下回った場合にATM網内に存在するNMSが複数のV
PCを用いて正規ルートと同一物理ルートの迂回ルート
を構成して、その迂回ルートに新たなVCCを設定し、
正規ルートのVPCの残余帯域にそのVCCの要求帯域
が設定可能になったときにそのVCC経路を迂回ルート
から正規ルートのVPCに切り戻すことによってATM
網の帯域リソースを効率的に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の分散迂回方式を説明するための構成図で
ある。
【図2】本発明第一の迂回ルート設定/切り戻し制御方
式を説明するためのATMノードの構成図である。
【図3】本発明第一の迂回ルート設定/切り戻し制御方
式を説明するためのATMノードのアドレス/VP対応
表の構成図である。
【図4】本発明第一の迂回ルート設定/切り戻し制御方
式を説明するためのATMノードのヘッダ変換テーブル
の構成図である。
【図5】本発明第一の迂回ルート設定/切り戻し制御方
式を説明するためのATMノードのVPリソース帯域管
理表の構成図である。
【図6】本発明第一の迂回ルート設定/切り戻し制御方
式を説明するためのATM網の構成図である。
【図7】本発明第二の迂回ルート設定/切り戻し制御方
式を説明するためのATMノードの構成図である。
【図8】本発明第二の迂回ルート設定/切り戻し制御方
式を説明するためのATMノードのアドレス/VP対応
表の構成図である。
【図9】本発明第二の迂回ルート設定/切り戻し制御方
式を説明するためのATMノードのヘッダ変換テーブル
の構成図である。
【図10】本発明第二の迂回ルート設定/切り戻し制御
方式を説明するためのATMノードのVPリソース帯域
管理表の構成図である。
【図11】本発明第二の迂回ルート設定/切り戻し制御
方式を説明するためのATM網の構成図である。
【図12】本発明第三の迂回ルート設定/切り戻し制御
方式を説明するためのATMノードの構成図である。
【図13】本発明第三の迂回ルート設定/切り戻し制御
方式を説明するためのATMノードのアドレス/VP対
応表の構成図である。
【図14】本発明第三の迂回ルート設定/切り戻し制御
方式を説明するためのATMノードのヘッダ変換テーブ
ルの構成図である。
【図15】本発明第三の迂回ルート設定/切り戻し制御
方式を説明するためのATMノードのVPリソース帯域
管理表の構成図である。
【図16】本発明第三の迂回ルート設定/切り戻し制御
方式を説明するためのATM網の構成図である。
【符号の説明】
110、111、610、611、1110、111
1、1610、1611端末 120〜123、620〜623、1120〜112
3、1620〜1623ATMノード 130〜136、630〜636、1130〜113
7、1630〜1637伝送路 140〜146、150〜156、640〜646、1
140〜1146、1640〜1646 VPC 201、701、1201 入線 202、702、1202 出線 210、710、1210 セルハンドラ 220、720、1220 メッセージ組立/セル化装
置 230、730、1230 VCC制御装置 231、731、1231 VCC経路制御装置 240、740、1240 アドレス/VP対応表 250、750、1250 ヘッダ変換装置 260、760、1260 切り戻し実行装置 270、770、1270 迂回ルート選択VCC選択
バッファ 280、780、1280 VPリソース帯域管理表 290、790、1290 VP帯域リソース管理装置 795、1295 迂回ルート検索装置 301、801、1301 アドレス情報部 302、802、1302 正規ルート情報部 303、803、1303 迂回ルート情報部 401、901、1401 入力VPI/VCI情報部 402、902、1402 フラグ 403、903、1403 出線情報部 404、405、904、905、1404、1405
出力VPI/VCI情報部 501、1001、1501 VPC情報部 502、1002、1502 総帯域情報部 503、1003、1503 残余帯域情報部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力セルを切り替えるセル交換装置と、 前記入力セルをメッセージに組み立て前記メッセージを
    セルに分割するメッセージ組立/セル化装置と、 アドレス表を参照して仮想チャネルコネクションの帯域
    と経路の設定と解放を制御するコネクション制御装置
    と、 アドレス表を参照して仮想チャネルコネクションの経路
    のみを設定する仮想チャネルコネクション経路制御装置
    と、 前記入力セルのヘッダの変換を行うヘッダ変換装置と、 仮想パスコネクションと帯域の対応表である仮想パスコ
    ネクション帯域管理表を有し、前記仮想パスコネクショ
    ンの帯域を管理する仮想パスコネクション帯域管理装置
    と、 前記仮想チャネルコネクションが本来経由すべき前記仮
    想パスコネクションを経由せず他の仮想パスコネクショ
    ンを選択し迂回して設定されたことを登録する迂回仮想
    パスコネクション選択登録バッファと、 本来経由すべき前記仮想パスコネクションを経由せず他
    の前記仮想パスコネクションを選択し迂回して設定され
    た前記仮想チャネルコネクションが本来経由すべき前記
    仮想パスコネクションに収容可能な場合に前記仮想チャ
    ネルコネクションを本来経由すべき仮想パスコネクショ
    ンに切り戻すことを前記仮想チャネルコネクション制御
    装置に通知する切り戻し実行装置とから構成される非同
    期転送モード交換装置が、 前記仮想チャネルコネクションの設定要求を受信した場
    合に、 本来収容すべき前記仮想パスコネクションの残余帯域が
    前記仮想チャネルコネクションの使用帯域よりも少ない
    場合、前記コネクション制御装置が前記アドレス表から
    本来収容すべき前記仮想パスコネクションと同一物理経
    路を経由する他の複数の前記仮想パスコネクションを選
    択して帯域と経路を有する仮想チャネルコネクションを
    設定し、 前記仮想チャネルコネクション経路制御装置が本来収容
    すべき前記仮想パスコネクションに前記仮想チャネルコ
    ネクションの経路のみ設定し、 前記切り戻し実行装置が本来経由すべき仮想パスコネク
    ションを経由せず他の仮想パスコネクションに設定され
    た前記仮想チャネルコネクションを本来収容すべき前記
    仮想パスコネクションに切り戻すことを特徴とする迂回
    ルート設定及び切り戻し制御方式。
  2. 【請求項2】入力セルを切り替えるセル交換装置と、 前記入力セルをメッセージに組み立て前記メッセージを
    セルに分割するメッセージ組立/セル化装置と、 アドレス対応表を参照して仮想チャネルコネクションの
    帯域と経路の設定と解放を制御するコネクション制御装
    置と、 アドレス対応表仮想チャネルコネクションの経路のみを
    設定する仮想チャネルコネクション経路制御装置と、 前記入力セルのヘッダの変換を行うヘッダ変換装置と、 仮想パスコネクションと帯域の対応表である仮想パスコ
    ネクション帯域管理表を有し、前記仮想パスコネクショ
    ンの帯域を管理する仮想パスコネクション帯域管理装置
    と、 前記仮想チャネルコネクションが本来経由すべき前記仮
    想パスコネクションを経由せず他の仮想パスコネクショ
    ンを選択し迂回して設定されたことを登録する迂回仮想
    パスコネクション選択登録バッファと、 本来経由すべき前記仮想パスコネクションを経由せず他
    の前記仮想パスコネクションを選択し迂回して設定され
    た前記仮想チャネルコネクションが本来経由すべき前記
    仮想パスコネクションに収容可能な場合に前記仮想チャ
    ネルコネクションを本来経由すべき仮想パスコネクショ
    ンに切り戻すことを前記仮想チャネルコネクション制御
    装置に通知する切り戻し実行装置と、 前記コネクション制御装置からの制御信号により網内の
    存在する網管理装置へ迂回ルート検索依頼を送信し、前
    記網管理装置からの迂回ルート検索結果を受信し、前記
    アドレス仮想パスコネクション対応表を更新する迂回ル
    ート検索装置とから構成される非同期転送モード交換装
    置が、 前記仮想チャネルコネクションの設定要求を受信した場
    合に、 本来収容すべき前記仮想パスコネクションの残余帯域が
    前記仮想チャネルコネクションの使用帯域よりも少ない
    場合、前記網管理装置に迂回ルート検索を依頼し、前記
    網管理装置が本来収容すべき前記仮想パスコネクション
    と同一物理ルートを経由する複数の前記仮想チャネルコ
    ネクションから構成される迂回ルートを検索して前記非
    同期転送モード交換装置へ通知し、前記非同期転送モー
    ド交換装置の前記コネクション制御装置が前記迂回ルー
    トに帯域と経路を有する仮想チャネルコネクションを設
    定し、 前記仮想チャネルコネクション経路制御装置が本来設定
    すべき前記仮想パスコネクションに前記仮想チャネルコ
    ネクションの経路のみ設定し、 前記切り戻し実行装置が本来経由すべき仮想パスコネク
    ションを経由せず他の仮想パスコネクションに設定され
    た前記仮想チャネルコネクションを本来収容すべき前記
    仮想パスコネクションに切り戻すことを特徴とする迂回
    ルート設定及び切り戻し制御方式。
  3. 【請求項3】入力セルを切り替えるセル交換装置と、 前記入力セルをメッセージに組み立て前記メッセージを
    セルに分割するメッセージ組立/セル化装置と、 アドレス対応表を参照して仮想チャネルコネクションの
    帯域と経路の設定と解放を制御するコネクション制御装
    置と、 アドレス対応表仮想チャネルコネクションの経路のみを
    設定する仮想チャネルコネクション経路制御装置と、 前記入力セルのヘッダの変換を行うヘッダ変換装置と、 仮想パスコネクションと帯域の対応表である仮想パスコ
    ネクション帯域管理表を有し、前記仮想パスコネクショ
    ンの帯域を管理する仮想パスコネクション帯域管理装置
    と、 前記仮想チャネルコネクションが本来経由すべき前記仮
    想パスコネクションを経由せず他の仮想パスコネクショ
    ンを選択し迂回して設定されたことを登録する迂回仮想
    パスコネクション選択登録バッファと、 本来経由すべき前記仮想パスコネクションを経由せず他
    の前記仮想パスコネクションを選択し迂回して設定され
    た前記仮想チャネルコネクションが本来経由すべき前記
    仮想パスコネクションに収容可能な場合に前記仮想チャ
    ネルコネクションを本来経由すべき仮想パスコネクショ
    ンに切り戻すことを前記仮想チャネルコネクション制御
    装置に通知する切り戻し実行装置と、 前記仮想パスコネクション帯域管理装置からの制御信号
    により網内の存在する網管理装置へ迂回ルート検索依頼
    を送信し、前記網管理装置からの迂回ルート検索結果を
    受信し、前記アドレス仮想パスコネクション対応表を更
    新する迂回ルート検索装置とから構成される非同期転送
    モード交換装置が、 仮想パスコネクションの残余帯域が予め設定した閾値以
    下になった場合に、 前記仮想パスコネクション帯域管理装置が前記迂回ルー
    ト検索装置に制御信号を送出し、前記迂回ルート検索装
    置が前記網管理装置に迂回ルート検索依頼を送信し、前
    記網管理装置が本来収容すべき前記仮想パスコネクショ
    ンと同一物理ルートを経由する複数の前記仮想チャネル
    コネクションから構成される迂回ルートを検索して前記
    非同期転送モード交換装置へ通知し、前記非同期転送モ
    ード交換装置の前記コネクション制御装置が前記迂回ル
    ートに帯域と経路を有する仮想チャネルコネクションを
    設定し、前記迂回ルートを検索し、前記非同期転送モー
    ド交換装置の前記迂回ルート検索装置に前記迂回ルート
    を通知し、前記アドレス表を更新し、 前記仮想チャネルコネクションの設定要求を受信した場
    合に、 本来収容すべき前記仮想パスコネクションの残余帯域が
    前記仮想チャネルコネクションの使用帯域よりも少ない
    場合、前記非同期転送モード交換装置の前記コネクショ
    ン制御装置が前記迂回ルートに帯域と経路を有する仮想
    チャネルコネクションを設定し、 前記仮想チャネルコネクション経路制御装置が本来設定
    すべき前記仮想パスコネクションに前記仮想チャネルコ
    ネクションの経路のみ設定し、 前記切り戻し実行装置が本来経由すべき仮想パスコネク
    ションを経由せず他の仮想パスコネクションに設定され
    た前記仮想チャネルコネクションを本来収容すべき前記
    仮想パスコネクションに切り戻すことを特徴とする迂回
    ルート及び切り戻し制御方式。
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