JP2951119B2 - モードロックダイオードレーザ及びそれを用いた光通信システム - Google Patents

モードロックダイオードレーザ及びそれを用いた光通信システム

Info

Publication number
JP2951119B2
JP2951119B2 JP4250278A JP25027892A JP2951119B2 JP 2951119 B2 JP2951119 B2 JP 2951119B2 JP 4250278 A JP4250278 A JP 4250278A JP 25027892 A JP25027892 A JP 25027892A JP 2951119 B2 JP2951119 B2 JP 2951119B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser
locked
frequency
subcarrier
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4250278A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05206987A (ja
Inventor
メイ ポール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC
Original Assignee
Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC filed Critical Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC
Publication of JPH05206987A publication Critical patent/JPH05206987A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2951119B2 publication Critical patent/JP2951119B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J14/00Optical multiplex systems
    • H04J14/02Wavelength-division multiplex systems
    • H04J14/0298Wavelength-division multiplex systems with sub-carrier multiplexing [SCM]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)
  • Lasers (AREA)
  • Semiconductor Lasers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、副搬送波多重光通信シ
ステムに関する。本発明は、また、第二高調波発生(S
HG)を通じての短波長レーザ源の製造に関する。
【0002】
【従来の技術】光通信システムは、比較的帯域幅が広
く、サイズが小さく、電気干渉に対する感度が低いため
に、広く用いられている。図6は、光通信システムに基
本的に必要な構成要素を略図的に示したものである。図
示した配置では、トランスミッタAから受信機Bへの一
方向データ通信が行われる。トランスミッタAは、入力
ライン50によって、送信される情報を搬送する電気的
入力信号を受け取り、ダイオードレーザ54を駆動する
駆動信号を、入力電気信号から誘導するのに適切な電気
駆動回路52を有している。ダイオードレーザ54は、
情報に応じて変調され、第一光コネクタ58を通して光
ファイバー送信ライン56の一端へと結合される光を発
生する。その光は送信ライン56を伝って受信機Bに到
達し、そこで第二光コネクタ60を通して適切な光検出
器62に照射され、電気信号に変換される。受信機回路
64はこの信号を処理し、復調などの必要な工程を行
い、送信された情報を所望の形態で搬送する出力ライン
66への出力信号を発生する。現在のところ、このよう
なシステムで達成できる帯域幅は、電話ネットワーク、
およびローカルエリアネットワーク(LANs)におけ
る機械対機械の通信などのデータ通信には十分なもので
はあるが、広帯域総合サービスデジタルネットワーク
(B−ISDNs)などのローカルループ加入者ネット
ワークにおける、音声、情報および映像の送信を総合す
る光通信システムの可能性に、大きな興味が寄せられて
いる。ギガヘルツ(GHz)のオーダーの帯域幅を有す
る従来のケーブルテレビ通信システムに競合するこのよ
うなシステムを実現するためには、10GHzを越え
る、好ましくは100GHzほどの高い帯域幅を得るこ
とが望まれている。
【0003】これまで提案されてきた光通信システム
は、小信号様式で操作するレーザダイオードを用いてき
た。このようなシステムでは、帯域幅は、光信号を得る
のに用いられるダイオードレーザの、副搬送波周波数レ
スポンスの減少によって限定される。
【0004】さらに最近になって、副搬送波多重光通信
システムが研究され、いくつかのシステムが提案されて
いる。このようなシステムについての言及は米国特許第
4,953,156号およびEP第0−359−205
号に示されている。このような種類のシステムにおいて
は、送信される信号はそれぞれ、マイクロ波局部発振器
で混合され、その後すべてのマイクロ波副搬送波がその
他の副搬送波と電気的に多重化されて、変調光信号を提
供するために、小信号方式での単一モノリシックダイオ
ードレーザを駆動するのに用いられる。使用するダイオ
ードレーザを慎重に選べば、20GHzのオーダーの帯
域幅が得られるが、それでもダイオードレーザレスポン
スの減少によって、達成し得る帯域幅が限定される。ク
ロスチャンネル混合によっても問題は起こり得る。
【0005】ダイオードレーザの小信号周波数レスポン
スの他にも、ダイオードキャビティーの寸法によって増
加するレスポンス周波数があることが知られている。こ
れは、さらに高い周波数において起こる。ダイオードキ
ャビティーのレスポンス周波数でパルスビームを発する
ように操作されるダイオードレーザは、モードロックダ
イオードレーザとして公知である。モードロックダイオ
ードレーザは、能動的にも受動的にもモードロックし得
る。
【0006】図1は、キャビティー長4mmのダイオー
ドレーザの信号レスポンスを示す略図である。この図か
らわかるように、小信号レスポンス(small si
gnal response)は数GHzで減少する。
しかし、約10GHzに共振ピークがある。共振ピーク
の周波数は、レーザキャビティーの往復長に相関し、従
って、そのキャビティーの長さに依存する。光共振周波
数でレーザを伝搬させることによって、高い周波数の副
搬送波が生まれる。
【0007】モノリシックモードロックダイオードレー
ザは、この光レスポンス周波数での変調を行う分割コン
タクトファブリ-ペローレーザを使用することによっ
て、近年開発されてきた。図7は、ダブルヘテロ構造量
子井戸ダイオードレーザ70のためのある材料系の典型
的な構造の断面図および側面図である。n+型GaAs
基板72は、その一方の面にn型オーミックコンタクト
74を有して形成されている。基板72の他面には、順
にn型AlGaAs第一クラッド層76、GaAs活性
層78およびp型AlGaAs第二クラッド層80から
なる積層構造が形成されている。第二クラッド層80の
上には、p型オーミックコンタクト82が形成されてい
る。この図からわかるように、第二クラッド層80は、
活性層78の中央ゾーン86で光を生成し、光を活性層
78の全平面に広げるのではなく縦のX−X方向に伝搬
する役割を果たす、縦型中央隆起部(リッジ)84を有
して形成されている。
【0008】図示したレーザダイオードのp型オーミッ
クコンタクト82は、中央利得領域の範囲を限定する第
一中央部位82aと、RF変調領域の範囲を限定する一
端の第二部位82bと、可飽和吸収領域の範囲を限定す
る他端の第三部位82cとに分割される。このようなレ
ーザダイオードを通常に用いると、適切なdcバイアス
が中央コンタクト部位82aに印加されて、中央領域の
ゾーン86でレーザ光を発生し、RFパルス信号が第二
コンタクト部位82bに印加されて、所望の副搬送波周
波数でレーザをパルスにし、副搬送波に変調される信号
が、負のバイアス抑制パルスの形で第三コンタクト部位
82cに印加される。
【0009】このようなダイオードレーザを能動的にモ
ードロックするためには、RF周波数信号を、ダイオー
ドレーザキャビティーの光共振周波数で、ダイオードレ
ーザの分割コンタクト部位82cに印加する。
【0010】また、受動モードロックは、このようなR
F周波数入力信号を印加せずに、レーザからのパルス出
力を得る技術である。
【0011】受動モードロックで出力パルスを生成する
ためには、可飽和吸収領域における活性層を通したpn
接合でのエネルギーバンドギャップを、逆バイアスを印
加することによって減少させる。エネルギーバンドギャ
ップを減少させることによって、レーザの利得領域にお
いて発生する光子を吸収するためのエネルギーレベルが
高くなる。光の輝度が低い場合には、すべての光が吸収
されても伝導帯エネルギーレベルへの充分な励起は起こ
らない。輝度が高い場合には、伝導帯エネルギーレベル
への励起が充分に起こり、光の吸収が飽和する、つま
り、これらの伝導帯エネルギーレベルにある電子が基底
状態に戻るまで光子が吸収されることなく物質を通過す
る。これらの構造における、励起状態から基底状態に戻
るメカニズム(デポピュレートのメカニズム)は、電子
正孔再結合によってではなく、コンタクトへの逆バイア
ス電場におけるドリフトによって支配される。前者のプ
ロセスは、以下のドリフト速度によって特徴づけられ
る。
【0012】Vd = με この式において、εは電場の強さ(Vcm-1)であり、
μはcm2/V.s.の単位での移動度である。適切な
バイアス電圧(例えば2V)および物質の厚み(2μ
m)でμ=8500cm2/V.s.を用い、GaAs
での電子については、Vdの値は、8.5 107cm/
sとなる。これは飽和速度よりも大きく、飽和速度はこ
の電場の強さでは約107cm/sである。そこで、コ
ーナは、10ps内の2μm領域から掃引される。従っ
て、モードロックパルスの反復速度が100GHz未満
である限り、可飽和吸収は回復する。0.5μmの厚み
(モードを有するほぼ最低限の厚み)の光ガイド領域に
ついては、反復速度をさらに高くすることが可能であ
る。従って、ダイオードレーザキャビティーの共振周波
数で伝搬する輝度の高いパルスが送信される一方で、輝
度の低いパルスは吸収される傾向が生まれる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の受動モードロッ
クによれば、輝度の低いパルスが吸収されるため、大き
な逆バイアスを可飽和吸収に与えると、より安定した出
力が得られる。しかし、逆バイアスが大きくなるほど、
レーザパワーが吸収され、パルスの輝度が弱くなる。そ
のため、先行技術の受動モードロックダイオードレーザ
では、輝度か安定性かのどちらかを選ばなければならな
いという問題がある。
【0014】受動モードロックモノリシックダイオード
レーザで、安定した出力が達成されたのはほんの最近の
ことである。衝突パルス変調(CPM)として公知の技
術が使われてきた。(M. C. Wuら、IEDM 1990 pp 137-1
39参照)。この技術では、モノリシックダイオードレー
ザの可飽和吸収を、2つカウンター伝搬パルスがこの領
域で一致した時に、パルスの形を整えるためにダイオー
ドキャビティーのまん中に設置する。
【0015】関連分野では、小型のブルーレーザ源を製
造するための研究活動が多く行われてきた。短い波長光
は光ディスクの記憶密度を増大する傾向があるため、こ
のようなレーザをデータ記憶に適応することが望まれて
いる。現在、興味を引き付けている1つの方法は、ブル
ー発光レーザダイオードを直接製造することである。あ
る程度の進歩はあったが、安定した室温装置を製造する
までには、まだ多くの問題が残っている。
【0016】別の方法では、GaAs/AlGaAsレ
ーザダイオードによって発生される可視レーザ光の周波
数を2倍にするために、第二高調波発生器を用いてい
る。これまで試みられてきた方法のうち2つは、ダイオ
ードポンプNd:YAGレーザのキャビティー内周波数
を倍増することと、周波数の安定した外部共振器を用い
てGaAlAsダイオードレーザの周波数を直接倍増す
ることである。しかし、最初の方法は必ずしも小型では
なく、第二の方法は安定化のために高度な電子装置が必
要である。
【0017】本発明の目的は、上述の先行技術の問題点
のうち少なくともいくつかを解決する、光通信システム
を提供することである。本発明の別の目的は、第二高調
波発生のためのシステムを提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの局面によ
ると、複数のモードロックダイオードレーザと、副搬送
波を変調する手段とを有する光通信システムであって、
該モードロックダイオードレーザはそれぞれのダイオー
ドレーザキャビティーの寸法によって決定される光共振
周波数で、異なったそれぞれの副搬送波周波数を発生す
るために用いられ、該変調手段は、送信するための複数
の光信号を提供する各入力信号に応じて、各副搬送波を
変調する、光通信システムが提供される。
【0019】情報送信用の広い帯域幅を得るための副搬
送波多重化は、マイクロ波副搬送波を変調することによ
って達成された。本願発明は、少なくとも部分的には、
モードロックダイオードレーザの高周波数のパルス出力
ビームを、光副搬送波チャンネルとして用いることがで
きるという認識に帰するものである。異なった周波数の
副搬送波をいくつか用いることによって、より高い帯域
幅が達成され得る。副搬送波チャンネルは周波数変調、
またはデジタル変調され得る。
【0020】複数のモードロックダイオードレーザは、
それぞれの副搬送波周波数を発生するために、それぞれ
異なったダイオードキャビティー寸法を有していること
が好ましい。
【0021】多重化用の複数の副搬送波周波数を発生す
るために、受動、能動のどちらのタイプのモードロック
レーザを用いてもよいが、各モードロックダイオードレ
ーザは、受動モードロックモノリシックダイオードレー
ザであることが好ましい。それによって、副搬送波チャ
ンネルの発生に必要な電子装置を減少させ、より正確な
周波数の副搬送波を提供することもできる。
【0022】発生された副搬送波チャンネルは、アナロ
グでもデジタルでも、周波数変調でも振幅変調でもよ
い。デジタル振幅変調を行うためには、第三コンタクト
に導入された大きな逆バイアスを、レーザによって生成
されたパルスを抑制するために選択的に用いて、デジタ
ル情報を副搬送波に付与する。パルスを抑制する際に伴
うタイムラグのため、各副搬送波の全帯域幅をデジタル
データの伝搬に用いることはできにくいが、閾値検出を
用いると、つまり、パルスを特定の閾値より下または上
に振幅変調すると、おそらくデジタルデータ接続に伴う
寄生振動によって、変調帯域幅は限定されることにな
る。いくつかの副搬送波チャンネルを設けることによっ
て、高い帯域デジタル信号を光通信に用いることができ
る。アナログ振幅変調については、可変性の逆バイアス
を第三コンタクトに印加し得る。
【0023】周波数変調については、隣接する副搬送波
チャンネルの間隔は、予測される信号帯域幅に適応する
のに適切なものである。副搬送波の変調は、発生された
パルス光ビームを、ニオブ酸リチウム結晶などの光モジ
ュレーターに結合することによって行われる。しかし、
その他のアナログおよびデジタルの周波数変調技術も構
想されている。
【0024】好ましい実施態様の1つにおいては、シス
テムの受信ターミナルの局部発振器が、1つまたはそれ
以上の副搬送波によって送信される情報を検出するため
に用いられている。
【0025】本発明の第一の局面による光通信システム
によって可能になる高い周波数のため、所望の周波数で
操作可能な検出電子装置を設けることは難しいかもしれ
ない。
【0026】この問題を解決するために、本発明の第二
の局面は、複数の信号搬送副搬送波チャンネルを発生す
る手段と、参照副搬送波を提供する手段とを有している
光通信システムであって、該信号搬送副搬送波チャンネ
ル発生手段は、それぞれ所定の間隔を空けて互いに他の
すべてのチャンネルの周波数から分離された、それぞれ
異なる周波数で該信号搬送副搬送波チャンネルを発生
し、該参照副搬送波は、該参照副搬送波周波数と各信号
搬送副搬送波チャンネル周波数との間の間隔が、該所定
の間隔からそれぞれ区別し得るような周波数を有してい
る、光通信システムを提供する。
【0027】このようなシステムを高い周波数(数GH
z以上)で用いた時でも、従来の民正電子装置を検出器
および局部発振器に用いることができる。光学媒体での
送信の間にほんのわずかながら搬送波が混合するもの
の、各信号搬送副搬送波は検出器で参照副搬送波と混合
し、検出可能で復調可能な低周波数の差動信号が得られ
る。従って、送信に用い得る帯域幅は、現在用いられて
いる復調電子装置を用いている間に増加され得る。本発
明のこの局面は、本発明の第一の局面を簡単に実行し得
る手段を提供するが、その使用は、本発明の第一局面の
光通信システムでの操作に限定されない。その他の高周
波数光および電気システムの検出も、同様の方法によっ
て行い得る。このシステムは、ドリフトによる副搬送波
と参照周波数との周波数の変動を抑えるというさらなる
利点を有している。従って、受信機での低周波数局部発
振器の周波数における、対応する変動が減少される。
【0028】信号搬送副搬送波の間の干渉の結果、検出
器で潜在的に発生されるノイズと信号情報を搬送する差
動信号を区別するためには、参照副搬送波は、信号搬送
副搬送波よりずっと大きな振幅を有していることが好ま
しい。
【0029】信号搬送副搬送波は、それぞれ、単一の所
定の間隔によって、隣接する副搬送波から分離している
ことが好ましい。すると、この所定の間隔より小さな間
隔で、信号搬送副搬送波の1つから分離された参照搬送
波は、各信号搬送副搬送波チャンネルと混合するのに必
要な特性を持ち、信号搬送差動信号を提供する。
【0030】参照副搬送波チャンネルを用いた、本発明
の第二の局面の光通信システムは、特に、小数の高帯域
幅チャンネルを越えるデータ通信を行うシステムに適し
ている。
【0031】本発明の第三の局面によると、駆動レーザ
および受動モードロック従属レーザと、種パルスを該従
属レーザのダイオードキャビティーに送達する手段とを
有する受動モードロックダイオードレーザであって、該
駆動レーザは、該受動モードロック従属レーザの共振の
周波数と実質的に等しい周波数の種パルスを供給するた
めに操作され、該共振のパルスが該種パルスと同期して
発生される、受動モードロックダイオードレーザが提供
される。
【0032】このような配置では、従属レーザのダイオ
ードキャビティーに伝達される種パルスを用いて、駆動
レーザの出力パルスと同期した出力パルスを発生させて
いる。安定したパルス信号を従属レーザダイオードキャ
ビティーに導入して、輝度を落とすことなく安定したパ
ルス出力ビームを発することができる。
【0033】従属レーザは、受動モードロックモノリシ
ックダイオードであることが好ましい。駆動レーザも、
可飽和吸収コンタクトと利得領域コンタクトとを備えた
受動モードロックモノリシックダイオードであることが
好ましい。非常に安定した、輝度の低い出力パルスを発
生するためには、可飽和吸収領域を、大きな逆バイアス
の下で操作することが好ましい。
【0034】従属レーザは、可飽和吸収コンタクトと利
得領域コンタクトとを備えていることが好ましい。駆動
レーザが安定した種パルスを提供するため、安定した出
力パルスを発生し、このパルスの輝度をより高くするた
めには、可飽和吸収の逆バイアスはわずかに低いもので
ある必要がある。
【0035】従属レーザは、変調信号をパルス出力信号
に提供するための第三コンタクトを備えていることが好
ましいが、従属ダイオードレーザとは別に、信号をパル
ス出力信号に導入するその他の手段を用いることもでき
る。
【0036】このような配置では、主レーザは半導体レ
ーザ増幅器の代わりとして作用し、特に進行波増幅器
(R<0.1%)について、およびコーティングの必要
ないファブリ-ペロー増幅器(R<10%)について利
点を有している。ファブリ-ペロー増幅器は、入力波長
を有する共振に(温度等によって)調節しなければなら
ず、同様の考え方が本発明の主/従属配列に適応され
る。これは、周波数領域においては、モードロックパル
スが、多くの同相したファブリ-ペローキャビティーモ
ードロックからなり得るためである。しかし、キャビテ
ィーが主/従属配列で結合するため、共振状態はいくら
か弱まる。
【0037】本発明の第四の局面によると、実質的にレ
ーザダイオードキャビティーと同じ共振周波数でハイパ
ワーパルスビームを発生するためのモードロックレーザ
ダイオードと、非線形媒体と、該ハイパワーパルスビー
ムを該非線形媒体に結合してパルスビームの高調波を発
生する手段と、を備えた高調波発生器が提供される。パ
ルス出力を発するためには、d.c.バイアスだけを可
飽和吸収に付与すればよいので、ブルーレーザ源が小型
になるため、モードロックダイオードレーザは、受動モ
ードロックダイオードレーザであることが好ましい。し
かし、モードロックダイオードレーザが能動モードロッ
クダイオードレーザである場合には、パルス出力を発す
るためには安定化したr.f.信号を提供しなければな
らない。
【0038】モードロックダイオードからのパルス出力
ビームは、輝度の高いピークを提供する。第二高調波発
生器を通して発生された信号のピークの輝度は、基本振
動波のピークの輝度の二乗に比例するため、非常にハイ
パワーの第二高調波の出力ビームが、本発明の第二高調
波発生器を用いて発生される。第二高調波発生器からの
出力ビームはパルス化されるが、その振動周波数は比較
的高く、ブルーレーザ源を用いたデータ記憶のためには
無視できる程度である。
【0039】本発明の第三局面の主/従属配列は、本発
明の第四の局面の第二高調波発生器に用いるには、理想
的に安定したパルス出力ビームを提供するが、これは、
この応用例で用いるのに適した唯一の受動モードロック
ダイオードレーザ配置ではない。受動モードロックレー
ザからの、あらゆる安定したハイパワーのパルス出力ビ
ームを用い得る。
【0040】
【実施例】図2は、それぞれ異なるキャビティー長を有
する、ダイオードレーザ18のアレイの略図である。従
って、各レーザダイオード18は、それぞれ異なった周
波数に共振ピークを有している(f1〜fn)。レーザダ
イオード18をそれぞれの共振周波数で動作させること
によって、データ信号の送信に用いることのできる複数
の副搬送波が提供される。
【0041】図2に示されたアレイの隣接するダイオー
ドレーザ18のダイオードキャビティーは、一定の増分
で増加する長さを有している。ダイオードレーザ18に
よって発生された副搬送波周波数は、対応する固定量で
分離される。長さの増分を慎重に選択することによっ
て、隣接する副搬送波の周波数を、予測される信号帯域
幅に適応するのに適切な周波数で分離することができ
る。
【0042】実施例として、9.8、9.9、10.
0、10.1、10.2...GHz等の周波数を有す
る副搬送波を用い得る。各副搬送波は50MHzの帯域
幅信号を搬送し得る。高調波が存在するため、副搬送波
の1オクターブだけが用い得る。しかし、約10GHz
の周波数では、これはかなりの帯域幅である。副搬送波
チャンネルは、適切な光コネクタ(集束レンズ20とし
て図示)を通して、光ファイバー22に結合される。こ
の光ファイバー22は分散を抑えるために単一モード光
ファイバーであることが好ましい。しかし、光信号を送
信するその他の適切な方法も用い得、たとえば、短距離
通信では、多重モード光ファイバーを用いることができ
る。
【0043】図示した特定の実施態様では、副搬送波を
発生するのに受動モードロックレーザダイオードを用い
ている。しかし、本発明では、それぞれの副搬送波を得
るために、能動モードロックダイオードレーザも用いる
ことができる。しかし、この場合には、それぞれの副搬
送波周波数を能動的に発生するために、一連のr.f.
発振器を用いる必要がある。この方法では、受動モード
ロックダイオードレーザを用いた好ましい実施態様より
多くの補助的電子装置が必要となる。
【0044】モードロックダイオードレーザの適切なア
レイを得るために、衝突パルスモードロック(CPM)
技術を用いることができる。図3に、ダイオードレーザ
の共振周波数で安定したパルス出力を得るために、この
実施態様で用いられた駆動/従属ダイオードレーザを示
す。
【0045】受動モードロックダイオードレーザ18
は、駆動レーザ24と従属レーザ26からなる。駆動レ
ーザ24も従属レーザ26もキャビティーの長さがxで
あり、約1%の誤差はあるものの、それぞれが同じ周波
数で共振を有する。駆動レーザ24はモノリシックであ
り、長い利得コンタクト30と短い可飽和吸収コンタク
ト32とを有する、分割コンタクト28を持っている。
利得コンタクト30は、正のバイアス電圧Vg1に保たれ
る。可飽和吸収コンタクト32には、大きな負のd.
c.バイアス電圧Vsat1が印加され、この電圧が、駆動
レーザによって発生される低い輝度のレーザパルスの吸
収を促す。d.c.バイアス電圧は、発生される安定し
た出力パルスが十分に吸収されるように設定される。駆
動レーザ24からの出力パルスは、駆動レーザ24から
距離dだけ隔てられた従属ダイオードレーザ26のダイ
オードキャビティーに伝達される。
【0046】従属レーザ26も分割コンタクト34を備
えているが、こちらは3つに分割されている。長い利得
コンタクト36には正のバイアス電圧が印加される。短
い可飽和吸収コンタクト38には、小さな負のバイアス
電圧Vsat2が印加され、第三コンタクト40には発生さ
れた副搬送波を変調するための信号が付与されるが、こ
の時|Vsat1|>|Vsat2|である。従属レーザ26に
伝達される種(シード)パルスが、従属レーザ26内で
強められたパルスが種パルスと確実に同期するのに十分
であるために、これが可能なのである。従って、安定し
た出力を得るために、可飽和吸収コンタクト38に大き
な逆バイアスを印加する必要はない。従属レーザの利得
領域は、光パルスの輝度を増加させ、その結果、高い輝
度の安定した出力パルスが得られる。
【0047】第三コンタクト40に印加される変調信号
modは、アナログ信号の形でもデジタル信号の形でも
よく、大きな負のバイアスを導入することによって、選
択的にパルスの振幅を抑制または減少させる。システム
の慣性とは、パルスが10GHzの1サイクルでは消え
ないという意味である。そこで、1つのデジタルビット
を得るためには、多くのサイクル、たとえば10サイク
ルを用いる必要がある。このためにデータの送信に用い
得る帯域幅は減少するが、本発明では、帯域幅が減少す
る代わりに、対応して副搬送波の数が増加する。しか
し、受信機に閾値技術を用いると、デジタルビットは特
定の信号の振幅によって(つまり、閾値より上か下かに
よって)検出される。これは、反復速度1サイクルの内
に行える。
【0048】副搬送波も、アナログ的にでも、デジタル
的に周波数変調されてもよい。そして、副搬送波周波数
に加えられた情報信号は、低い周波数の信号の形をと
る。副搬送波によって伝達され得る情報信号の帯域幅
は、副搬送波チャンネルの間の間隔によって決定され
る。この特定のシステムにおいて、副搬送波チャンネル
は0.1GHz分離され、そのため50MHzまでの帯
域幅のアナログ信号が搬送され得る。
【0049】アレイのそれぞれの駆動/従属モードロッ
クモノリシックレーザダイオードによって得られる副搬
送波チャンネルは、トランスミッタから1つまたはそれ
以上の受信ステーションに大きな帯域幅信号を送信する
のに説明した方法のいずれかによって変調することがで
きる。どちらの方法によって変調された副搬送波も、1
つの送信ラインで一緒に伝達される。
【0050】本発明で用いられる、受動モードロックモ
ノリシックレーザダイオードのアレイの、それぞれのダ
イオードのキャビティー長は、インシトゥ(in si
tu)ファセットエッチング技術を用いて範囲を限定す
ることができる。この方法は、アレイ内の駆動レーザ2
4と従属レーザ26との各組が、実質的に、つまり誤差
1%内で確実に同じ長さになるよう、高精度に行わねば
ならない。隣接する周波数共振をレーザに与えるための
増分の長さも、副搬送波チャンネルが規則正しく間隔を
おくよう、正確に限定されねばならない。インシトゥフ
ァセットエッチングを用いる場合には、レーザキャビテ
ィーの対向端に形成されるレーザ鏡は、へき開からでは
なく加工工程から作られる。
【0051】レーザキャビティー長の範囲を限定するも
う1つの方法として、等しい長さのダイオードレーザを
ウェーハーからへき開するという方法がある。図4は、
へき開されたウェーハー42を略図的に示したものであ
り、このウェーハー42の上に分離レーザ44のアレイ
が形成されている。その後、破線46に沿って(わずか
な角度だけ)傾いた鏡ファセットを、各キャビティーの
一端に同時に設置するために、アレイに研磨技術を用い
る。この技術は、CPM受動モードロックレーザダイオ
ードのアレイに対して特に適切である。しかし、図3
の、好ましい駆動/従属モードロックダイオードレーザ
配列では、対応するように傾けられたファセットを、駆
動レーザと従属レーザとのアレイに備えなければならな
い。隣接するレーザの長さの差と対応する共振周波数の
差とは、アレイ内のレーザの間隔と研磨角度に依存す
る。
【0052】従って、本発明で用いられる異なるキャビ
ティー長の受動モードロックモノリシックダイオードの
アレイを得るには、上述の技術のいずれでも、またはそ
の他の適切な技術でも用いることができる。しかし、駆
動/従属レーザのアレイに用いるには、インシトゥファ
セットエッチングがおそらく最も実用的である。
【0053】本発明のような高帯域幅の光通信システム
は、様々な多くの方法で用い得るが、特に関心が集まる
のはビデオ加入者システムにおいて用いることである。
本発明で可能となる、350GHzのオーダーの帯域幅
では、何千ものビデオチャンネルを、末端加入者がいく
つのチャンネルでも受信できるように、または、おそら
く何千もの放送から継続的にそれぞれのフィルムを選択
できるように、同時に送信することができる。
【0054】現在可能な技術を用いると、100ミクロ
ンほどの小さなレーザダイオードを正確に製造すること
ができる。この大きさのダイオードキャビティーは約3
50GHzの共振周波数を有している。このような帯域
幅では、何千ものテレビチャンネルが1つの光ファイバ
ーで搬送され得る。現在使用できる検出電子装置は50
GHzのオーダーの周波数までのみ操作可能であるた
め、高周波数副搬送波を用いることそのものから、送信
された信号を検出する際の問題が生じてくる。前述のよ
うに、このような高周波数の電子装置は、技術の最先端
にあり、そのため高価である。従って、当面は、約10
GHzの周波数の副搬送波を得ることが望まれている。
それによって、大半の適用例において十分な約10GH
zという帯域幅が得られるためである。
【0055】帯域幅の範囲を限定するもう1つの方法
は、図5に示したシステムを用いることである。これ
は、大きな帯域幅信号を検出し、現在用いられている民
生電子装置を用いて復調できるようにするシステムであ
る。図5に示した副搬送波チャンネルは、9GHzから
始まり、隣接するチャンネルから0.1GHz分離され
た副搬送波周波数を有している。各チャンネルはアナロ
グ周波数変調されている。従来のシステムでは、信号は
副搬送波周波数で検出され、それぞれのチャンネルの周
波数での局部発振器を用いて、搬送した信号を回収す
る。本発明のこの局面によると、中間周波数信号を導入
して、復調部位に送信しやすい差動信号の検出を可能に
し、それによって送信周波数ほどの周波数を有する局部
発振器を用いる必要がなくなる。
【0056】図5に示したシステムにおいて、8.85
GHzの参照副搬送波Refは信号搬送副搬送波チャン
ネルCh1、Ch2、Ch3などと共に伝達される。参
照副搬送波は信号を搬送しない。この参照信号は、検出
器48(図2)で信号搬送副搬送波と混合し、0.1
5、0.25、0.35GHzなどの周波数の異なった
信号が得られる。これらの周波数の信号は、従来の電子
装置を用いて簡単に検出し得る。参照信号を、副搬送波
に比べて大きな振幅にすることによって、検出器でのク
ロスチャンネル混合の結果生じるノイズと異なった信号
とを区別し得る。0.15、0.25、0.35GHz
などの周波数を持つ局部発振器49も、送信された信号
modを回収するのに用い得る。信号と参照副搬送波と
の間の相対ドリフトは(これらは同一のチップ上に発生
するため、抑制せねばならないものだが)、低周波数レ
ベルの発振器での対応する変動によって補わねばならな
い。
【0057】ビデオ加入者システムに適切であるばかり
でなく、各チャンネルでの信号を検出する電子装置が比
較的安価であるため、この種のシステムでは、1つのタ
ーミナルが、多くのチャンネルによって送信された広い
帯域幅信号を回収することができる。1つまたはそれ以
上のターミナルが、1つまたはそれ以上の副搬送波周波
数に変調された光信号を送信する、地域コンピュータネ
ットワークで、このようなシステムを用いることもでき
る。
【0058】上述の型の、安定した受動モードロックダ
イオードレーザのその他の適用例としては、高輝度ブル
ーレーザ光源を製造するための第二高調波発生器が挙げ
られる。このような高周波数レーザビームは、光ディス
クにより高密度でデータを記憶できるため、データ記憶
の分野で特に興味が集まっている。本発明の主/従属レ
ーザでは、特に、安定した高出力を得られるが、高輝度
パルス出力を提供するその他のダイオードレーザを代わ
りに用いてもよい。
【0059】受動モードロックダイオードレーザは、そ
れぞれが高出力の、一連の出力パルスを提供する。パル
ス出力を非線形バルク結晶または導波第二高調波発生
(SHG)結晶に通すことによって、出力光の周波数は
二倍になり、さらにもっと高い高調波を発生し得る。
【0060】このような変換において、第二高調波出力
ビームのピーク電力は、基本波、つまり入力ビームのピ
ークパワーの二乗に比例する。従って、安定した受動モ
ードロックダイオードレーザからハイパワーの基本波を
提供することによって、発生する第二高調波のピークパ
ワーを大きく増加することができる。
【0061】出力がパルス化されると、発生される第二
高調波の平均パワーは、1反復サイクル内のパルス間隔
に相関する。基本波のパルス間隔が1/Nとすると、第
二高調波の平均パワーPSHG(av)は、以下の関係によっ
てピークパワーPf(av)に相関する: PSHG(av)αP2 f(av) x N つまり、システムの効率は、基本波のピークパワーにデ
ューティーサイクル(N)を掛けたものに比例する。
【0062】(PSHG(av)/Pf(av))αPf(av)
N 故に、二倍変換の効率はデューティーサイクル(N)に
よって直接変動する。ピークの間隔を狭めることによっ
て、変換効率を増加することができる。
【0063】典型的な受動モードロックダイオードレー
ザとしては、パルス間隔は約10psであり、デューテ
ィーサイクルは約10から約100までで変動する。受
動モードロックダイオードのデューティーサイクルは、
d.c.バイアスを受動モードロックダイオードレーザ
に適切に印加して、少なくとも20の係数によって効率
を向上させることによって増加され得る。従って、変換
の効率は、係数Nによって、連続的レーザ源を用いて発
生することにより向上し得る。この時、Nは20と等し
いか、または20より大きくてもよい。
【0064】第二高調波は、バルク結晶または導波SH
G結晶において発生し得る。効率の約20倍の向上は、
第二高調波発生器として、バルク結晶の代わりに導波S
HGを用いることにより可能になる。本発明の第四の局
面では、導波SHGを第二高調波を発生するのに用い
る。
【0065】ブルーレーザ光をGaAs/AlGaAs
レーザから発生するためのこのようなシステムの例を図
8に示す。キャビティーの長さ4mm、および厚さ5μ
mのレーザストライプ92を有する、受動モードロック
ダイオードGaAs/AlGaAsレーザ90によっ
て、860nmのパルス出力ビームが発生される。ダイ
オードレーザのコンタクトは、図7に示したものに類似
している。このようなダイオードレーザは、一般には、
継続時間10psの出力パルスを発生する。従って、簡
単に10のデューティーサイクルを作り出すことができ
る。d.c.バイアスを適切に印加することによって、
N=20およびそれ以上の高さのデューティーサイクル
を得ることができる。ダイオードレーザ90によって発
生させられる860nmのレーザ光が、結合レンズ96
を通して、KNbO3(ニオブ酸カリウム)からなる導
波SHG94へと結合される。しかし、その他の非線形
材料もKNbO3の代わりに用い得る。このような材料
で適切なものの1つにLiNbO3がある。導波SHG
94は、長さが5mmで、側面の寸法が4μmx4μm
である。導波SHG94は、より高い屈折率ガイド領域
を作るか、またはより低い屈折率クラッド領域を作るこ
とによって形成され得る。上述の配列では、導波SHG
94から430nmの出力が発生される。現存する非線
形結晶を用いて、約50%の変換効率が得られる。
【0066】上述したシステムは、本発明の様々な局面
を用い得る多くの方法の内のいくつかにすぎない。高帯
域幅通信システムを提供することで、情報伝達における
用途はますます広がる。ハイパワーの安定した受動モー
ドロックダイオードレーザは、この通信システムおよび
その他の多くの通信システムで用いることができる。ま
た、従来の低周波数電子装置を検出部で用いることがで
きる、信号搬送副搬送波と共に参照副搬送波を送信する
システムは、多くの高周波数通信システムで用いること
ができる。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、異なった周波数の副搬
送波をいくつか用いることによって高帯域幅の通信シス
テムが提供される。また、本発明によれば、駆動レーザ
および受動モードロック従属レーザを備えることによ
り、ハイパワーの安定したブルーレーザビームを出力す
る受動モードロックダイオードレーザが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】約4mmのダイオードキャビティー長を有する
ダイオードレーザの小信号レスポンスを示す図。
【図2】本発明の電気的通信システムの略図。
【図3】受動モードロック出力を提供するための、駆動
/従属レーザダイオード配列の略図。
【図4】異なったダイオードキャビティー長を有するダ
イオードレーザのアレイを提供するための、へき開され
たウェーハーの略図。
【図5】本発明によるデータ通信に用いられる、副搬送
波チャンネルと参照周波数とを示すグラフ。
【図6】基本的な従来の光通信システムの略図。
【図7】公知のリッジ型分割コンタクトファブリ-ペロ
ーダイオードレーザの側面および断面を示す図。
【図8】本発明の第四の局面の小型ブルーレーザ源の断
面図。
【符号の説明】
18 ダイオードレーザ 20 集束レンズ 22 光ファイバー 24 駆動レーザ 26 従属レーザ 28、34 分割コンタクト 30、36 利得コンタクト 32、38 可飽和吸収コンタクト 40 第三コンタクト 42 ウェーハー 44 分離レーザ 48 検出器 49 局部発振器 90 受動モードロックダイオードGaAs/AlGa
Asレーザ 92 レーザストライプ 94 導波SHG 96 結合レンズ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 10/00 - 10/28 H04J 14/00 - 14/08 H01S 3/00 - 3/30 G02F 1/29 - 7/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のモードロックダイオードレーザ
    と、副搬送波を変調する手段とを有する光通信システム
    であって、 該モードロックダイオードレーザはそれぞれのダイオー
    ドレーザキャビティーの寸法によって決定される光共振
    周波数で、異なったそれぞれの副搬送波周波数を発生す
    るために用いられ、 該変調手段は、送信するための複数の光信号を提供する
    各入力信号に応じて、各副搬送波を変調する、光通信シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記モードロックダイオードレーザが、
    それぞれ異なる共振周波数を有する受動モードロックダ
    イオードレーザである、請求項1に記載の光通信システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記変調手段が、デジタル情報を、副搬
    送波のうちの少なくとも1つに付与するために用いられ
    ている、請求項1または2に記載の光通信システム。
  4. 【請求項4】 複数の信号搬送副搬送波チャンネルを発
    生する手段と、参照副搬送波を提供する手段とを有して
    いる光通信システムであって、 該信号搬送副搬送波チャンネル発生手段は、それぞれ所
    定の間隔を空けて互いに他のすべてのチャンネルの周波
    数から分離された、それぞれ異なる周波数で該信号搬送
    副搬送波チャンネルを発生し、 該参照副搬送波は、該参照副搬送波周波数と各信号搬送
    副搬送波チャンネル周波数との間隔が、該所定の間隔か
    らそれぞれ区別される周波数を有している、光通信シス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記参照副搬送波が、前記信号搬送副搬
    送波より振幅が大きく、参照信号と信号搬送副搬送波の
    いずれかとの混合の結果生成された異なる信号が、いか
    なるクロスチャンネルノイズからも区別される、請求項
    4に記載の光通信システム。
  6. 【請求項6】 駆動レーザおよび受動モードロック従属
    レーザと、種パルスを該従属レーザのダイオードキャビ
    ティーに送達する手段とを有する受動モードロックダイ
    オードレーザであって、該駆動レーザは、該受動モード
    ロック従属レーザの共振の周波数と等しい周波数の種パ
    ルスを供給するために操作され、該共振のパルスが該種
    パルスと同期して発生される、受動モードロックダイオ
    ードレーザ。
  7. 【請求項7】 前記駆動レーザが受動モードロックレー
    ザである、請求項6に記載の受動モードロックダイオー
    ドレーザ。
  8. 【請求項8】 前記従属レーザが、信号を前記副搬送波
    チャンネルに付与するための第3分割コンタクトをさら
    に有する、請求項6又は7に記載の受動モードロックダ
    イオードレーザ。
JP4250278A 1991-09-20 1992-09-18 モードロックダイオードレーザ及びそれを用いた光通信システム Expired - Fee Related JP2951119B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB9120117A GB2260872B (en) 1991-09-20 1991-09-20 An optical transmission system
GB9120117.8 1991-09-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05206987A JPH05206987A (ja) 1993-08-13
JP2951119B2 true JP2951119B2 (ja) 1999-09-20

Family

ID=10701740

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4250278A Expired - Fee Related JP2951119B2 (ja) 1991-09-20 1992-09-18 モードロックダイオードレーザ及びそれを用いた光通信システム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5589968A (ja)
JP (1) JP2951119B2 (ja)
GB (1) GB2260872B (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2260872B (en) * 1991-09-20 1995-10-25 Sharp Kk An optical transmission system
GB2294372A (en) * 1994-10-22 1996-04-24 Coe Limited Optical network
US6327293B1 (en) * 1998-08-12 2001-12-04 Coherent, Inc. Optically-pumped external-mirror vertical-cavity semiconductor-laser
US6795655B1 (en) 2000-10-09 2004-09-21 Meklyn Enterprises Limited Free-space optical communication system with spatial multiplexing
US7353056B2 (en) * 2003-03-06 2008-04-01 General Electric Company Optimized switching configurations for reconfigurable arrays of sensor elements
US7742222B2 (en) 2008-02-29 2010-06-22 Corning Incorporated Conversion device with multi-faceted output face and laser projection system incorporating the same

Family Cites Families (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3384822A (en) * 1964-03-21 1968-05-21 Nippon Electric Co Frequency-shift-keying phase-modulation code transmission system
US3517131A (en) * 1967-04-10 1970-06-23 Bell Telephone Labor Inc System for superimposing individual channel spectra in a noninterfering manner
NL6715479A (ja) * 1967-11-14 1969-05-19
US3527955A (en) * 1968-05-15 1970-09-08 United Aircraft Corp Microwave generator using laser pulses
GB1543405A (en) * 1975-03-29 1979-04-04 Licentia Gmbh Method of and arrangement for producing coherent mode radiation
US3986020A (en) * 1975-09-25 1976-10-12 Bell Telephone Laboratories, Incorporated Common medium optical multichannel exchange and switching system
US4425652A (en) * 1980-06-25 1984-01-10 The University Of Rochester Laser system using organic dye amplifier
US4386428A (en) * 1980-10-14 1983-05-31 Sanders Associates, Inc. Tripled Nd:YAG Pumped Tm3+ laser oscillator
NL8100419A (nl) * 1981-01-29 1982-08-16 Philips Nv Fm-omroepstelsel met zenderkarakterisering.
HU184499B (en) * 1982-01-20 1984-08-28 Telefongyar Method for generating the carrier, pilot and local signals of carrier system and carrier network
JPS58206245A (ja) * 1982-05-27 1983-12-01 Kokusai Denshin Denwa Co Ltd <Kdd> 光波長分割多重方式
US4768852A (en) * 1983-01-28 1988-09-06 University Of Delaware Apparatus for optical fiber communication using travelling wave acousto-optical modulator and injection locked lasers
US4579417A (en) * 1983-01-28 1986-04-01 University Of Delaware Apparatus for optical fiber communications using standing wave acousto-optical modulator
US4635246A (en) * 1983-10-20 1987-01-06 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Frequency multiplex system using injection locking of multiple laser diodes
US4656635A (en) * 1985-05-01 1987-04-07 Spectra-Physics, Inc. Laser diode pumped solid state laser
US4709371A (en) * 1985-10-18 1987-11-24 West Fred D Variable wavelength laser diode
JPH0636621B2 (ja) * 1986-10-15 1994-05-11 日本電気株式会社 光交換機
US4772854A (en) * 1986-12-24 1988-09-20 Bell Communications Research, Inc. All optical repeater
US4734910A (en) * 1987-03-25 1988-03-29 Bell Communications Research, Inc. Self mode locked semiconductor laser diode
GB8713794D0 (en) * 1987-06-12 1987-07-15 British Telecomm Optical multiplexing
US5231660A (en) * 1988-03-10 1993-07-27 Scientific-Atlanta, Inc. Compensation control for off-premises CATV system
US4951294A (en) * 1988-04-22 1990-08-21 The Board Of Trustees Of Leland Stanford, Jr. University Diode pumped modelocked solid state laser
US4953156A (en) * 1988-09-08 1990-08-28 Gte Laboratories, Incorporated Wideband subcarrier multiplexed optical communication system operating over more than one octave
US4993036A (en) * 1988-09-28 1991-02-12 Canon Kabushiki Kaisha Semiconductor laser array including lasers with reflecting means having different wavelength selection properties
WO1990004893A1 (fr) * 1988-10-21 1990-05-03 Thomson-Csf Emetteur, procede d'emission et recepteur
US4860279A (en) * 1988-11-30 1989-08-22 The Boeing Company Source modulated coherence multiplexed optical signal transmission system
US4930131A (en) * 1989-01-06 1990-05-29 At&T Bell Laboratories Source of high repetition rate, high power optical pulses
US5020049A (en) * 1989-10-13 1991-05-28 At&T Bell Laboratories Optical sub-carrier multiplex television transmission system using a linear laser diode
US5010346A (en) * 1989-10-27 1991-04-23 The Boeing Company Electro-optical analog-to-digital converter and method for digitizing an analog signal
US5063559A (en) * 1990-02-28 1991-11-05 At&T Bell Laboratories Optimized wavelength-division-multiplexed lightwave communication system
JPH03287140A (ja) * 1990-04-02 1991-12-17 Pioneer Electron Corp レーザー光波長変換装置
US5109447A (en) * 1991-03-04 1992-04-28 The Boeing Company High-powered, spectrally flat, very broadband optical source including optical coupler and method using same
GB2260872B (en) * 1991-09-20 1995-10-25 Sharp Kk An optical transmission system
US5347525A (en) * 1993-02-19 1994-09-13 Sri International Generation of multiple stabilized frequency references using a mode-coupled laser

Also Published As

Publication number Publication date
GB2260872A (en) 1993-04-28
GB2260872B (en) 1995-10-25
US5589968A (en) 1996-12-31
JPH05206987A (ja) 1993-08-13
GB9120117D0 (en) 1991-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3369212B2 (ja) 光ファイバ−通信システム用の広ライン幅レ−ザ−の設置方法とその装置
US5917636A (en) Generation of radio frequency modulated optical radiation
JP3233178B2 (ja) 所望の波長において高スペクトル密度を有する光源
US5631916A (en) Apparatus and method for optically transmitting electrical signals in the 20-300 gigahertz frequency range
US5761228A (en) Optical clock regenerator
Carpintero et al. Photonic integrated circuits for radio-frequency signal generation
JP3372041B2 (ja) 通信システム用の光源
JP2951119B2 (ja) モードロックダイオードレーザ及びそれを用いた光通信システム
US3815045A (en) Method of and device for modulating directly a semiconductor laser
Ohno et al. A 240-GHz active mode-locked laser diode for ultra-broadband fiber-radio transmission systems
HIRATA et al. Low-cost millimeter-wave photonic techniques for Gigabit/s wireless link
EP0842571B1 (en) Opto-electronic oscillator systems and their applications
US5896219A (en) Method and device for optical phase modulation by means of semiconductor amplifiers
US6792011B2 (en) Frequency modulated laser with high modulation bandwidth
Li et al. Optically generated dynamically tunable, low noise millimeter wave signals using microchip solid state lasers
JP3210152B2 (ja) 半導体レーザの駆動方法及び駆動装置、及びそれを用いた光通信方法及び光通信システム
Hashimoto et al. High-frequency synchronized signal generation using semiconductor lasers
JP2638070B2 (ja) 光増幅装置
Hirata et al. Millimeter-wave photonic wireless link using low-cost generation and modulation techniques
JP2000196187A (ja) 半導体モ―ド同期レ―ザ及びこれを用いた信号処理方法
CA2202304C (en) Broadwidth linewidth lasers for optical fiber communication systems
CN114124235A (zh) 模拟光子链路
JPH0681098B2 (ja) 光デイジタル送信器
Kuri et al. Stable and high-power laser diode module for millimeter-wave generation
JP2002237662A (ja) 光信号変換器及びこれを用いた光ファイバ通信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990624

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees