JP2950642B2 - ネットワーク監視装置 - Google Patents

ネットワーク監視装置

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JP2950642B2
JP2950642B2 JP3105444A JP10544491A JP2950642B2 JP 2950642 B2 JP2950642 B2 JP 2950642B2 JP 3105444 A JP3105444 A JP 3105444A JP 10544491 A JP10544491 A JP 10544491A JP 2950642 B2 JP2950642 B2 JP 2950642B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ブロードキャストパ
ケットを利用するプロトコルを適用したLANシステム
におけるネットワーク障害監視に好適なネットワーク監
視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、CSMA/CD型のLANシス
テムにおいては、ブロードキャストパケットと呼ばれる
パケットを送信することが可能である。このブロードキ
ャストパケットは、LANに接続される全ての機器(計
算機)を宛先としたパケットである。
【0003】このような機能は、LANにおける代表的
な上位プロトコルである例えばTCP/IP(Transmis
sion Control Protocol /Internet Protocol )では、
ARP(Address Resolution Protocol )、ROUTE
D、RWHOなどで必須の機能である。
【0004】ARPは、TCP/IPにおけるネットワ
ークアドレス(TCP/IP上で機器を識別するための
アドレス)であるインタネットアドレス(IPアドレ
ス)からLAN上のアドレスであるMAC(メディアア
クセス制御)アドレスを求めるためのプロトコルであ
る。ROUTEDは複数のLANの間でルーティングを
行うルータ間で経路制御情報を交換するプログラム(タ
スク)、RWHOは計算機システムを利用しているユー
ザに関する情報を交換するプログラムである。
【0005】このように便利なブロードキャストパケッ
トであるが、従来のLANシステムでは、ネットワーク
内での設定情報の不整合やプログラムの不具合によっ
て、ブロードキャストパケットが異常発生し、重大なネ
ットワーク障害が発生することが判明している。
【0006】上記の障害には2種類あることが知られて
いる。1つはブロードキャストストームと呼ばれるもの
で、もう1つはメルトダウンと呼ばれるものである。ブ
ロードキャストストームは、ブロードキャストパケット
が一時的に異常発生することが要因となって、LAN上
の転送性能が劣化したり、端末やLANに対する計算機
システムの応答が遅くなるなどの現象となって現れるも
のである。
【0007】またメルトダウンは、ブロードキャストス
トームの更に進んだ状態、即ちパケットの送信が発振状
態になったものである。これがひとたび発生すると、計
算機システムからの応答がなくなり、LANに接続され
る全ての計算機システムを再立上げしなければならな
い。現在、このような障害が発生するメカニズムは解明
されているものの、これを回避する有効な手段は見つか
っていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、ブロ
ードキャストパケットを適用する従来のCSMA/CD
型のLANシステムでは、ブロードキャストパケットが
異常発生し、ブロードキャストストームやメルトダウン
といったネットワーク障害を招くという問題があった。
【0009】従来、このような障害発生のメカニズムは
解明されているものの、これを回避する有効な手段が見
つかっていないため、ひとたびネットワーク障害が発生
すると、ネットワークに接続された全計算機が大量の且
つ無意味なブロードキャストパケットを受信し廃棄する
処理を行わなければならず、その処理に計算能力を費や
し、本来の処理の性能劣化を余儀なくされるという問題
があった。
【0010】また、ブロードキャストストームが発生し
てもしばらく経つと元の状態に戻るため、ブロードキャ
ストストームが発生している事実さえ把握できず、大規
模な障害が発生して初めてネットワーク障害が発生して
いることに気付くことが多かった。
【0011】この発明は上記事情に鑑みてなされたもの
でその目的は、ブロードキャストパケットが異常発生す
るネットワーク障害が発生したとき、或いはその兆候が
あるときに、それを自動的に検出してネットワーク管理
者に通知すると共に、障害原因究明に必要な情報を与え
ることができるネットワーク監視装置を提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、ブロードキ
ャストパケットを利用するプロトコルを適用したLAN
システムにおいて、ネットワーク障害を発生させるパケ
ット(不正パケット)は限られており、そのようなパケ
ットに含まれるアドレスも限られていることに着目し、
ネットワーク上のパケットを監視して、予め定められた
アドレスを含んでおりネットワーク障害を発生させる特
定のパケット(不正パケット)を検出することにより、
ネットワーク障害を検出する障害検出手段と、この障害
検出手段によって監視された不正パケットを含むパケッ
ト群を障害解析情報として収集する情報収集手段と、障
害検出手段によって検出されたネットワーク障害を外部
に通知するための通知手段と、障害解析情報の提供を要
求するための要求入力手段と、障害解析情報の提供が要
求入力された場合に、要求された障害解析情報を提供す
る情報提供手段とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0013】
【作用】上記の構成によれば、ネットワーク障害の発生
を招く虞のある、或いは招いているパケットは限られて
おり、そのようなパケットに含まれるアドレスも限られ
いるため、障害検出手段がネットワークを流れるパケ
ットを監視して、予め定められたアドレスを含むパケッ
トであるか否かに応じて、この種の特定パケット(不正
パケット)を検出することにより、ネットワーク障害の
発生、或いはその兆候を確実に検出することができる。
【0014】また、ネットワーク障害の検出時にはその
旨が外部通知されるため、ネットワーク管理者は直ちに
ネットワーク障害を知ることができ、しかも、監視され
たパケット(不正パケットを含む)の記録が障害解析情
報として採られ、要求入力手段を操作してその情報の提
供が要求されると、その情報が情報提供手段によってネ
ットワーク管理者に提供されるので、ネットワーク障害
の原因を究明することや、ネットワーク障害を未然に防
ぐことが可能となる。
【0015】
【実施例】図1はこの発明の一実施例に係るネットワー
ク監視装置の構成を示すブロック図である。同図におい
て、1は例えばTCP/IPを適用するCSMA/CD
型LAN2の上を流れるパケットを監視し、特にブロー
ドキャストパケットによるネットワーク障害発生を検出
するためのネットワーク監視装置である。
【0016】ネットワーク監視装置1は、ネットワーク
監視を司る監視装置本体11と、同監視装置本体11に
接続される表示入力装置12および外部記憶装置13と
を持つ。表示入力装置12は、監視装置本体11によっ
て検出されたネットワーク障害のネットワーク管理者へ
の通知、ネットワーク管理者による障害解析に必要な情
報の表示、更にはネットワーク管理者の操作による障害
解析情報提供要求等の監視装置本体11への入力を行う
ためのものである。また外部記憶装置13は、障害解析
に必要な情報を格納するためのものである。
【0017】監視装置本体11には、LAN2を流れる
パケットをチェックし、ネットワーク障害が発生してい
ないか、不正パケットはないかを監視するための障害検
出部14と、障害検出部14の障害検出に応じて表示入
力装置12にその旨のメッセージを表示し、ネットワー
ク管理者に障害を通知する管理者通知部15とが設けら
れている。
【0018】監視装置本体11にはまた、メモリ16
と、障害検出部14によって監視されたパケットを障害
検出時の原因解析のためにメモリ16に収集し、障害検
出部14の障害検出時には、メモリ16に収集しておい
たパケット群を含む障害解析情報を外部記憶装置13に
格納する情報収集部17とが設けられる。
【0019】監視装置本体11には更に、表示入力装置
12から入力された障害解析情報提供要求に応じて、対
応する情報を外部記憶装置13から取出して表示入力装
置12に転送して表示する情報提供部18と、ネットワ
ーク管理部19とが設けられる。このネットワーク管理
部19は、ネットワーク統計情報の収集機能など、従来
のネットワーク監視装置が一般に有する監視機能を実現
するためのネットワーク管理アプリケーションを実行す
るものである。
【0020】図2は図1のLAN2上のTCP/IPネ
ットワークにおけるブロードキャストストームを説明す
るための図である。同図において、21〜23はLAN
2に接続された計算機、例えばワークステーション(以
下、WSと称する)である。なお、WS21〜23以外
の計算機(WS)については省略されている。
【0021】さて、TCP/IPネットワークにおい
て、ブロードキャストパケットの宛先を示すアドレスは
IPブロードキャストアドレスと呼ばれる。このIPブ
ロードキャストアドレスは2種に大別される。WS21
〜23は、使用するIPブロードキャストアドレスの違
いにより、タイプ1とタイプ2に分類される。このよう
なIPブロードキャストアドレスの違いは、WSに搭載
されているプログラムの違い(不具合)に起因して生じ
るものである。なお、本実施例においては、WS22,
23はタイプ1、WS21はタイプ2であるものとす
る。
【0022】ここで、IPブロードキャストアドレスに
ついて、図3のIPアドレスフォーマットを参照して説
明する。まず、TCP/IPにおけるネットワークアド
レスであるIPアドレス(インタネットアドレス)は、
図3(a)に示すように、ネットワークアドレスと、同
ネットワークアドレスで示されるネットワークに接続さ
れている機器(計算機)のアドレス(ホストアドレス)
とで構成されるのを基本とする。
【0023】TCP/IPにおけるIPブロードキャス
トアドレスは、ホストアドレスが、図3(b)に示すよ
うにオール“1”のIPアドレスと、図3(c)に示す
ようにオール“0”のIPアドレスとに大別される。タ
イプ1のWS22,23は図3(b)に示すIPブロー
ドキャストアドレスを使用し、タイプ2のWS21は図
3(c)に示すIPブロードキャストアドレスを使用す
る。
【0024】なお、1つのネットワークが複数のサブネ
ットワークによって構成されるLANで適用され、ネッ
トワークアドレス、サブネットワークアドレス、および
ホストアドレスから構成されるIPアドレスも知られて
おり、このIPアドレスにおけるIPブロードキャスト
アドレスについても、上記と同様に、ホストアドレスが
オール“1”のものとオール“0”のものとの2種類が
ある。したがって、TCP/IPにおけるIPブロード
キャストアドレスは4種類ある。
【0025】ここで、図2のLANシステムにおけるネ
ットワーク障害の発生メカニズムについて、説明する。 (1)まずタイプ1のWS23が、図3(b)に示すI
Pブロードキャストアドレスを用いて、図2において符
号S1で示すようにIPブロードキャストパケットを発
信したものとする。
【0026】(2)タイプ1のWS22は、WS23と
同一のIPブロードキャストアドレスを使用しているの
で、WS23からのパケットを受信すると、図2におい
て符号S2で示すようにIPブロードキャストパケット
として正しく認識し、正常に処理する。
【0027】(3)これに対して、タイプ2のWS21
は、WS23と異なるIPブロードキャストアドレスを
使用しているため、WS23からのパケットをIPブロ
ードキャストパケットとして認識できず、図2において
符号S3で示すように、誤って他の計算機宛てのパケッ
トであると認識してしまう。このときWS23は、その
パケットをルーティングしようとする。
【0028】(4)まずWS21は、相手宛先のMAC
アドレス(LANアドレス)を求めるために、図2にお
いて符号S4で示すように、(誤って)他の計算機宛て
のパケットであると認識したパケットのIPアドレス
(実際には、IPブロードキャストアドレス)を持つA
RP要求を、LAN2上にIPブロードキャストパケッ
トを使用して送出する。このARP要求(を示すIPブ
ロードキャストパケット)は、WS21,22など、L
AN2上の全ての計算機で受信される。
【0029】しかし、IPブロードキャストアドレスと
一致するアドレスを持っている計算機は存在しないた
め、どの計算機もARP応答を返さない。このため、W
S21はARP要求を数回から数十回繰返し、エラーを
検出する。
【0030】この無駄なARP要求を、WS21を初め
とするLAN2上の全てのタイプ2のWS(即ち、WS
23と異なるIPブロードキャストアドレスを使用する
全計算機)が繰返す。このため、LAN2上には、意味
のないブロードキャストアドレスが吹き荒れることにな
る。これが、ブロードキャストストームである。
【0031】(5)WS21はARP要求がエラーで終
了すると、エラーを、図2において符号S5で示すよう
にICMPメッセージと呼ぶ特定のパケットに乗せて送
信元に返す。ところが、WS21に搭載されているプロ
グラムに特定の不具合がある場合、WS21は送信元で
はなく、誤って送信できなかったパケットの宛先にIC
MPパケットを乗せて送信してしまうことが知られてい
る。
【0032】このようなICMPパケット送信が行われ
た場合、宛先はIPブロードキャストアドレスであるか
ら、WS21,22など、LAN2上の全ての計算機が
ICMPパケットを受信してしまう。このパケットに対
して、またWS21のような(タイプ2の)WSが存在
することにより、上記(3)以降が繰返される。つま
り、ブロードキャストストームが永久に続く状態にな
る。これがメルトダウンである。
【0033】なお、メルトダウンに至る他のケースとし
ては、計算機のMACアドレス(個別アドレス)が誤っ
てブロードキャストアドレス(同報アドレス)になって
しまった場合がある。具体的には、図4に示すようにM
ACアドレス中の個別アドレスと同報アドレスとを識別
するための個別/同報識別ビット(“0”で個別アドレ
ス、“1”で同報アドレス)が、誤って“0”から
“1”に変わってしまった場合である。
【0034】このときには、当該計算機に対するパケッ
トの送信が全てLAN上のIPブロードキャストアドレ
スになってしまうため、上記(3)のルーティングを他
の全てのWSが始めてしまう。このルーティングはねず
み算的に増えていき、直ちに飽和状態に達し、永久に続
く状態となる。
【0035】図1のネットワーク監視装置1は、上記し
たようなネットワーク障害を、その障害発生時、或いは
その兆候があるときに、それを自動的に検出するための
もので、その動作を図5のフローチャートを適宜参照し
て説明する。
【0036】まずネットワーク監視装置1内の障害検出
部14は、LAN2上を流れるブロードキャストパケッ
トを監視し、図2を参照して説明したような、TCP/
IPネットワークにおいてブロードキャストストームや
メルトダウンなどのネットワーク障害の原因となるパケ
ット、或いはネットワーク障害が発生していることを示
すパケットの検出を次のように行う。
【0037】まず障害検出部14は、LAN2上を流れ
るパケットを入力すると(ステップA)、その受信パケ
ットの発信元を示す図4に示すフォーマットのMACア
ドレスの先頭ビット(個別/同報識別ビット)をチェッ
クし(ステップB)、“0”(個別アドレス)であるこ
とを確認する。もし“1”なら、即ち発信元を示すMA
Cアドレスが同報アドレスであるならば、障害検出部1
4は管理者通知部15および情報収集部17にメルトダ
ウンを通知し、情報収集部17には更にその受信パケッ
トを渡す(ステップG)。
【0038】障害検出部14は、ステップBにおいて発
信元を示すMACアドレスが個別アドレスであることを
確認すると、受信パケットがARP要求パケットで、且
つパケット内のIPアドレス(インタネットアドレス)
がIPブロードキャストアドレスの1つであるかを調べ
(ステップC)、そうであるならば、管理者通知部15
および情報収集部17にネットワーク障害(ブロードキ
ャストストーム)を通知し、情報収集部17には更にそ
の受信パケットを渡す(ステップF)。
【0039】一方、ステップCにおいて、受信パケット
がARP要求パケットでないことを確認した場合には、
障害検出部14は受信パケットがICMPパケットで、
且つ宛先のIPアドレスがIPブロードキャストアドレ
スであるかを調べ(ステップD)、そうであるならば、
管理者通知部15および情報収集部17にネットワーク
障害(メルトダウン)を通知し、情報収集部17には更
にその受信パケットを渡す(ステップG)。
【0040】もし、ステップDにおいて、受信パケット
がICMPパケットでないか、或いはICMPパケット
であっても宛先のIPアドレスがIPブロードキャスト
アドレスでないことを確認した場合には、即ちステップ
B〜Dのいずれにおいてもネットワーク障害が検出され
なかった場合には、障害検出部14はネットワーク障害
の兆候もないものとして、その受信パケットをそのまま
情報収集部17に渡し、更に上位のネットワーク管理部
19にもその受信パケットを渡す(ステップE)。これ
によりネットワーク管理部19は、従来と同様のネット
ワーク監視を行うことができ、したがってネットワーク
監視装置の既存機能モジュールの変更は不要である。
【0041】さて情報収集部17は、障害検出部14か
らネットワーク障害が通知されない状態では、同障害検
出部14から渡される受信パケットを、そのままメモリ
16に順に書込む。このメモリ16は循環バッファ(リ
ングバッファ)として用いられており、したがってメモ
リ16が満杯になると、古い受信パケットから順に新た
な受信パケットに書換えられる。
【0042】これに対し、障害検出部14からメルトダ
ウンまたはブロードキャストストームが通知された場合
には、情報収集部17はその際に障害検出部14から渡
された受信パケットにその旨を付してメモリ16に書込
む。そして情報収集部17は、その時点までにメモリ1
6に書込まれていたパケット群(その時点においてメモ
リ16上で最も古い受信パケットからネットワーク障害
検出内容が付された最新の受信パケットまでのパケット
群)を、障害解析情報としてハードディスク装置などの
外部記憶装置13に保存する。
【0043】一方、管理者通知部15は、障害検出部1
4からメルトダウンまたはブロードキャストストームの
ネットワーク障害検出が通知されると、ネットワーク障
害発生を表示入力装置12に表示し、ネットワーク管理
者に対し、ネットワークに障害が発生している(或い
は、その兆候がある)ため早急に対策を打つ必要がある
ことを通知する。
【0044】ネットワーク管理者は、表示入力装置12
の表示画面上でネットワーク障害発生を視認すると、表
示入力装置12を操作し、ネットワーク障害の原因解析
のための情報(障害解析情報)の提供を要求するコマン
ド(障害解析情報提供要求)を入力する。
【0045】この要求(要求コマンド)は表示入力装置
12から情報提供部18に渡される。これにより情報提
供部18は、情報収集部17によって外部記憶装置13
に保存された受信パケット群を含む障害解析情報を取出
して表示入力装置12に表示し、LAN2上のパケット
を再現させる。これによりネットワーク管理者は、ネッ
トワーク障害が検出されるまでに、実際にどのようなパ
ケットがネットワークを流れていたかを知ることがで
き、障害の原因を究明し、対策を打つことができる。
【0046】なお、前記実施例では、TCP/IPを上
位プロトコルとするネットワークに適用した場合につい
て説明したが、それ以外のプロトコルでも、LANの提
供するブロードキャストパケットを利用するプロトコル
におけるネットワーク障害監視ならば、同様に適用する
ことができる。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
ネットワーク障害の発生を招く虞のある、或いは招いて
いるパケットは限られており、そのようなパケットは、
アドレスも限られていることに着目し、ネットワークを
流れるパケットを監視して、予め定められたアドレスを
含むパケットであるか否かに応じて、この種の不正パケ
ットを検出することにより、ネットワーク障害の発生、
或いはその兆候を確実に検出することができる。
【0048】また、この発明によれば、ネットワーク障
害を直ちにネットワーク管理者に通知することができ、
しかもネットワークを流れた不正パケットを含むパケッ
ト群を収集して、ネットワーク管理者に提供することが
できるため、障害原因究明作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るネットワーク監視装
置の構成を示すブロック図。
【図2】図1のLAN2上のTCP/IPネットワーク
におけるブロードキャストストームを説明するための
図。
【図3】IPブロードキャストアドレスの種類を説明す
るための図。
【図4】MACアドレスのフォーマットを説明するため
の図。
【図5】図1のネットワーク監視装置1内の障害検出部
14の動作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1…ネットワーク監視装置、2…LAN(CSMA/C
D型LAN)、11…監視装置本体、12…表示入力装
置、13…外部記憶装置、14…障害検出部、15…管
理者通知部、16…メモリ、17…情報収集部、18…
情報提供部、19…ネットワーク管理部、21〜23…
WS(計算機)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロードキャストパケットを利用するプ
    ロトコルを適用したLANシステムのネットワーク監視
    装置において、 ネットワーク上のパケットを監視し、予め定められたア
    ドレスを含んでおりネットワーク障害を発生させる不
    パケットを検出することにより、ネットワーク障害を検
    出する障害検出手段と、 この障害検出手段によって監視された不正パケットを含
    むパケット群を、障害解析情報として収集する情報収集
    手段と、 上記障害検出手段によるネットワーク障害検出に応じ、
    ネットワーク障害を外部に通知するための通知手段と、 上記情報収集手段によって収集された障害解析情報の提
    供を要求するための要求入力手段と、 この要求入力手段からの要求入力に応じ、上記情報収集
    手段によって収集された障害解析情報を外部に提供する
    情報提供手段と、 を具備することを特徴とするネットワーク監視装置。
JP3105444A 1991-05-10 1991-05-10 ネットワーク監視装置 Expired - Lifetime JP2950642B2 (ja)

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