JP2752265B2 - Lanからの切離し機能を持つ計算機システム - Google Patents

Lanからの切離し機能を持つ計算機システム

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JP2752265B2
JP2752265B2 JP3105443A JP10544391A JP2752265B2 JP 2752265 B2 JP2752265 B2 JP 2752265B2 JP 3105443 A JP3105443 A JP 3105443A JP 10544391 A JP10544391 A JP 10544391A JP 2752265 B2 JP2752265 B2 JP 2752265B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ブロードキャストパ
ケットを利用するプロトコルを適用したLANに接続さ
る計算機システムに係り、特にネットワーク障害発生
時におけるLANからの切離し機能を持つ計算機システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、CSMA/CD型のLANシス
テムにおいては、ブロードキャストパケットと呼ばれる
パケットを送信することが可能である。このブロードキ
ャストパケットは、LANに接続される全ての計算機
(機器)を宛先としたパケットである。
【0003】このような機能は、LANにおける代表的
な上位プロトコルである例えばTCP/IP(Transmis
sion Control Protocol /Internet Protocol )では、
ARP(Address Resolution Protocol )、ROUTE
D、RWHOなどで必須の機能である。
【0004】ARPは、TCP/IPにおけるネットワ
ークアドレス(TCP/IP上で機器を識別するための
アドレス)であるインタネットアドレス(IPアドレ
ス)からLAN上のアドレスであるMAC(メディアア
クセス制御)アドレスを求めるためのプロトコルであ
る。ROUTEDは複数のLANの間でルーティングを
行うルータ間で経路制御情報を交換するプログラム(タ
スク)、RWHOは計算機システムを利用しているユー
ザに関する情報を交換するプログラムである。
【0005】このように便利なブロードキャストパケッ
トであるが、従来のLANシステムでは、ネットワーク
内での設定情報の不整合やプログラムの不具合によっ
て、ブロードキャストパケットが異常発生し、重大なネ
ットワーク障害が発生することが判明している。
【0006】上記の障害には2種類あることが知られて
いる。1つはブロードキャストストームと呼ばれるもの
で、もう1つはメルトダウンと呼ばれるものである。ブ
ロードキャストストームは、ブロードキャストパケット
が一時的に異常発生することが要因となって、LAN上
の転送性能が劣化したり、端末やLANに対する計算機
システムの応答が遅くなるなどの現象となって現れるも
のである。
【0007】またメルトダウンは、ブロードキャストス
トームの更に進んだ状態、即ちパケットの送信が発振状
態になったものである。これがひとたび発生すると、計
算機システムからの応答がなくなり、LANに接続され
る全ての計算機システムを再立上げしなければならな
い。現在、このような障害が発生するメカニズムは解明
されているものの、これを回避する有効な手段は見つか
っていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来
は、ブロードキャストパケットを適用するCSMA/C
D型のLANシステムにおいてブロードキャストパケッ
トが異常発生し、ブロードキャストストームやメルトダ
ウンといったネットワーク障害を招くという問題があっ
た。
【0009】従来、このような障害発生のメカニズムは
解明されているものの、これを回避する有効な手段が見
つかっていないため、ひとたびネットワーク障害が発生
すると、ネットワークに接続された各計算機システムで
は、大量の且つ無意味なブロードキャストパケットを受
信し廃棄する処理を行わなければならず、その処理に計
算能力を費やし、本来の処理の性能劣化を余儀なくされ
るといった問題があった。
【0010】この発明は上記事情に鑑みてなされたもの
でその目的は、ブロードキャストパケットが異常発生す
るネットワーク障害が発生したとき、或いはその兆候が
あるときに、それを自動的に検出して計算機管理者に通
知すると共に、自計算機システムをLANから論理的に
切離すことができる計算機システムを提供することにあ
る。
【0011】この発明の他の目的は、ネットワーク障害
が回復した場合に自計算機システムをLANに論理的に
接続させることができる計算機システムを提供すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、ブロードキ
ャストパケットを利用するプロトコルを適用したLAN
においてネットワーク障害を発生させるパケット(不正
パケット)は限られており、そのようなパケットに含ま
れるアドレスも限られていることに着目し、上記LAN
上のパケットを監視し、予め定められたアドレスを含ん
でおりネットワーク障害を発生させる特定のパケット
(不正パケット)を検出することにより、ネットワーク
障害を検出する障害検出手段と、自計算機システムをL
ANに接続することを要求するための要求入力手段と、
この要求入力手段からの接続要求に応じて接続指令を発
する接続指令手段と、上記障害検出手段によるネットワ
ーク障害検出に応じて自計算機システムLANから論理
的に切離し、上記接続指令手段からの接続指令に応じて
自計算機システムをLANに論理的に接続する接続切離
し手段と、障害検出手段によるネットワーク障害検出に
応じてネットワーク障害を外部に通知するための通知手
段とを備えたことを特徴とするものである。
【0013】
【作用】上記の構成によれば、ネットワーク障害の発生
を招く虞のある、或いは招いているパケットは限られて
おり、そのようなパケットに含まれるアドレスも限られ
いるため、障害検出手段がネットワークを流れるパケ
ットを監視して、予め定められたアドレスを含むパケッ
トであるか否かに応じて、この種の特定パケット(不正
パケット)を検出することにより、ネットワーク障害の
発生、或いはその兆候を確実に検出することができる。
【0014】また、ネットワーク障害の検出時には、自
計算機システムが接続切離し手段によりLANから論理
的に切離されるので、自計算機システムはLANとは無
関係な処理については継続できる。
【0015】また、ネットワーク障害の検出時には、そ
の旨が外部通知されるため、計算機管理者は直ちにネッ
トワーク障害を知ることができ、しかも障害回復時に要
求入力手段を操作して接続要求を入力すると、接続指令
手段から接続指令が発せられて接続切離し手段が動作
し、自計算機システムを再びネットワークに加入させる
ことができる。
【0016】更に、接続指令手段にタイマ機能を設け、
ネットワーク障害検出時から一定時間経過後に接続指令
を発する構成とすることにより、自計算機システムを自
動的にネットワークに加入させることができるようにな
り、特にブロードキャストストームといった一時的なネ
ットワーク障害の場合には便利である。
【0017】
【実施例】図1はこの発明の一実施例に係る計算機シス
テムの構成を示すブロック図である。同図において、1
は例えば制御用、CAD(計算機援用設計)用などのフ
ォルトトレラント計算機システムであり、TCP/IP
を適用するCSMA/CD型LAN2にLAN制御装置
3を介して接続されている。LAN制御装置3は、LA
N2へのパケット送信、LAN2からのパケット受信等
を司るもので、計算機システム1に組み込まれているタ
イプのものであってもよい。
【0018】計算機システム1は、計算機システム本体
11と、同本体11に接続される表示入力装置12とを
持つ。表示入力装置12は、計算機システム本体11
(内の後述する障害検出部15)によって検出されたネ
ットワーク障害(およびその際のパケット情報)の計算
機管理者への通知、および計算機管理者操作による計算
機システム1のLAN2への論理的接続要求の入力等を
行うためのものである。
【0019】計算機システム本体11には、TCP/I
Pのプロトコルや、その上位のftp(file transfer
protocol)等のネットワークアプリケーションを実現す
るためのネットワーク上位層13、ネットワーク上位層
13のためにLAN制御装置3に対してパケット送信や
受信を要求するLANドライバ14、および障害検出部
15が設けられる。この障害検出部15は、例えばLA
Nドライバ14の一機能として設けられており、LAN
制御装置3からLANドライバ14が受取ったパケット
をチェックし、ネットワークに障害が発生していないか
(或いは発生する兆候があるか)を監視するためのもの
である。
【0020】計算機システム本体11にはまた、障害検
出部15のネットワーク障害検出に応じて表示入力装置
12にその旨のメッセージを表示し、計算機管理者に障
害を通知する管理者通知部16、および表示入力装置1
2から入力された論理的接続要求を受付けて後述する論
理的接続切断部19に対して接続指令を発する接続指令
部17が設けられる。接続指令部17には障害検出部1
5のネットワーク障害(例えばブロードキャストストー
ム)検出に応じて起動されるタイマ18が設けられてお
り、接続指令部17はタイマ18のタイムアウト時にも
接続指令を発するようになっている。
【0021】計算機システム本体11には更に、計算機
システム1(内のLANドライバ14)とLAN制御装
置3との間の論理的な接続および切離し(切断)を司る
論理的接続切断部19が設けられる。論理的接続切断部
19は論理的なスイッチであり、障害検出部15のネッ
トワーク障害検出に応じて計算機システム1をLAN制
御装置3から論理的に切離し、接続指令部17からの接
続指令に応じ計算機システム1をLAN制御装置3に論
理的に接続するようになっている。
【0022】図2は図1のLAN2上のTCP/IPネ
ットワークにおけるブロードキャストストームを説明す
るための図である。同図において、21〜23はLAN
2に接続された計算機(以下、WSと称する)である。
なお、WS21〜23以外の計算機(WS)については
省略されている。
【0023】さて、TCP/IPネットワークにおい
て、ブロードキャストパケットの宛先を示すアドレスは
IPブロードキャストアドレスと呼ばれる。このIPブ
ロードキャストアドレスは2種に大別される。WS21
〜23は、使用するIPブロードキャストアドレスの違
いにより、タイプ1とタイプ2に分類される。このよう
なIPブロードキャストアドレスの違いは、WSに搭載
されているプログラムの違い(不具合)に起因して生じ
るものである。なお、本実施例においては、WS22,
23はタイプ1、WS21はタイプ2であるものとす
る。
【0024】ここで、IPブロードキャストアドレスに
ついて、図3のIPアドレスフォーマットを参照して説
明する。まず、TCP/IPにおけるネットワークアド
レスであるIPアドレス(インタネットアドレス)は、
図3(a)に示すように、ネットワークアドレスと、同
ネットワークアドレスで示されるネットワークに接続さ
れている機器(計算機)のアドレス(ホストアドレス)
とで構成されるのを基本とする。
【0025】TCP/IPにおけるIPブロードキャス
トアドレスは、ホストアドレスが、図3(b)に示すよ
うにオール“1”のIPアドレスと、図3(c)に示す
ようにオール“0”のIPアドレスとに大別される。タ
イプ1のWS22,23は図3(b)に示すIPブロー
ドキャストアドレスを使用し、タイプ2のWS21は図
3(c)に示すIPブロードキャストアドレスを使用す
る。
【0026】なお、1つのネットワークが複数のサブネ
ットワークによって構成されるLANで適用され、ネッ
トワークアドレス、サブネットワークアドレス、および
ホストアドレスから構成されるIPアドレスも知られて
おり、このIPアドレスにおけるIPブロードキャスト
アドレスについても、上記と同様に、ホストアドレスが
オール“1”のものとオール“0”のものとの2種類が
ある。したがって、TCP/IPにおけるIPブロード
キャストアドレスは4種類ある。
【0027】ここで、図2のLANシステムにおけるネ
ットワーク障害の発生メカニズムについて、説明する。 (1)まずタイプ1のWS23が、図3(b)に示すI
Pブロードキャストアドレスを用いて、図2において符
号S1で示すようにIPブロードキャストパケットを発
信したものとする。
【0028】(2)タイプ1のWS22は、WS23と
同一のIPブロードキャストアドレスを使用しているの
で、WS23からのパケットを受信すると、図2におい
て符号S2で示すようにIPブロードキャストパケット
として正しく認識し、正常に処理する。
【0029】(3)これに対して、タイプ2のWS21
は、WS23と異なるIPブロードキャストアドレスを
使用しているため、WS23からのパケットをIPブロ
ードキャストパケットとして認識できず、図2において
符号S3で示すように、誤って他の計算機宛てのパケッ
トであると認識してしまう。このときWS23は、その
パケットをルーティングしようとする。
【0030】(4)まずWS21は、相手宛先のMAC
アドレス(LANアドレス)を求めるために、図2にお
いて符号S4で示すように、(誤って)他の計算機宛て
のパケットであると認識したパケットのIPアドレス
(実際には、IPブロードキャストアドレス)を持つA
RP要求を、LAN2上にIPブロードキャストパケッ
トを使用して送出する。このARP要求(を示すIPブ
ロードキャストパケット)は、WS21,22など、L
AN2上の全ての計算機で受信される。
【0031】しかし、IPブロードキャストアドレスと
一致するアドレスを持っている計算機は存在しないた
め、どの計算機もARP応答を返さない。このため、W
S21はARP要求を数回から数十回繰返し、エラーを
検出する。
【0032】この無駄なARP要求を、WS21を初め
とするLAN2上の全てのタイプ2のWS(即ち、WS
23と異なるIPブロードキャストアドレスを使用する
全計算機)が繰返す。このため、LAN2上には、意味
のないブロードキャストアドレスが吹き荒れることにな
る。これが、ブロードキャストストームである。
【0033】(5)WS21はARP要求がエラーで終
了すると、エラーを、図2において符号S5で示すよう
にICMPメッセージと呼ぶ特定のパケットに乗せて送
信元に返す。ところが、WS21に搭載されているプロ
グラムに特定の不具合がある場合、WS21は送信元で
はなく、誤って送信できなかったパケットの宛先にIC
MPパケットを乗せて送信してしまうことが知られてい
る。
【0034】このようなICMPパケット送信が行われ
た場合、宛先はIPブロードキャストアドレスであるか
ら、WS21,22など、LAN2上の全ての計算機が
ICMPパケットを受信してしまう。このパケットに対
して、またWS21のような(タイプ2の)WSが存在
することにより、上記(3)以降が繰返される。つま
り、ブロードキャストストームが永久に続く状態にな
る。これがメルトダウンである。
【0035】なお、メルトダウンに至る他のケースとし
ては、計算機のMACアドレス(個別アドレス)が誤っ
てブロードキャストアドレス(同報アドレス)になって
しまった場合がある。具体的には、図4に示すようにM
ACアドレス中の個別アドレスと同報アドレスとを識別
するための個別/同報識別ビット(“0”で個別アドレ
ス、“1”で同報アドレス)が、誤って“0”から
“1”に変わってしまった場合である。
【0036】このときには、当該計算機に対するパケッ
トの送信が全てLAN上のIPブロードキャストアドレ
スになってしまうため、上記(3)のルーティングを他
の全てのWSが始めてしまう。このルーティングはねず
み算的に増えていき、直ちに飽和状態に達し、永久に続
く状態となる。
【0037】図1の計算機システム1は、上記したよう
なネットワーク障害を、その障害発生時、或いはその兆
候があるときに、障害検出部15により自動的に検出
し、計算機システム1をLAN制御装置3(が接続され
ているLAN2)から論理的に切離すようになってお
り、その動作を図5のフローチャートを適宜参照して説
明する。
【0038】まず計算機システム1のLANドライバ1
4は、LAN制御装置3がLAN2上を流れるパケット
を受信すると、同パケットを受取り障害検出部15に渡
す。障害検出部15は、LANドライバ14から受信パ
ケットを受取ると(ステップA)、図2を参照して説明
したような、TCP/IPネットワークにおいてブロー
ドキャストストームやメルトダウンなどのネットワーク
障害の原因となるパケット、或いはネットワーク障害が
発生していることを示すパケットの検出を次のように行
う。
【0039】まず障害検出部15は、LANドライバ1
4から受取った受信パケットの発信元を示す図4に示す
フォーマットのMACアドレスの先頭ビット(個別/同
報識別ビット)をチェックし(ステップB)、“0”
(個別アドレス)であることを確認する。もし“1”な
ら、即ち発信元を示すMACアドレスが同報アドレスで
あるならば、障害検出部15は論理的接続切断部19お
よび管理者通知部16にメルトダウンを通知し、管理者
通知部16には更にその受信パケット(不正パケット)
を渡す(ステップG)。
【0040】障害検出部15は、ステップBにおいて発
信元を示すMACアドレスが個別アドレスであることを
確認すると、受信パケットがARP要求パケットで、且
つパケット内のIPアドレス(インタネットアドレス)
がIPブロードキャストアドレスの1つであるかを調べ
(ステップC)、そうであるならば、論理的接続切断部
19、管理者通知部16および接続指令部17にネット
ワーク障害(ブロードキャストストーム)を通知し、管
理者通知部16には更にその受信パケットを渡す(ステ
ップF)。
【0041】一方、ステップCにおいて、受信パケット
がARP要求パケットでないことを確認した場合には、
障害検出部15は受信パケットがICMPパケットで、
且つ宛先のIPアドレスがIPブロードキャストアドレ
スであるかを調べ(ステップD)、そうであるならば、
論理的接続切断部19および管理者通知部16にネット
ワーク障害(メルトダウン)を通知し、管理者通知部1
6には更にその受信パケットを渡す(ステップG)。
【0042】もし、ステップDにおいて、受信パケット
がICMPパケットでないか、或いはICMPパケット
であっても宛先のIPアドレスがIPブロードキャスト
アドレスでないことを確認した場合には、即ちステップ
B〜Dのいずれにおいてもネットワーク障害が検出され
なかった場合には、障害検出部15はネットワーク障害
の兆候もないものとして、その受信パケットをLANド
ライバ14に戻す(ステップE)。これによりLANド
ライバ14は、通常の処理を再開できる。
【0043】次に論理的接続切断部19の動作を説明す
る。論理的接続切断部19は、障害検出部15からメル
トダウンまたはブロードキャストストームのネットワー
ク障害が検出されたことが通知されると、計算機システ
ム1(内のLANドライバ14)を(LAN2に接続さ
れている)LAN制御装置3から論理的に切離す。この
切離しとは、LAN制御装置3からの割込みを無効にし
たり、LAN制御装置3に対するLANドライバ14か
らの指令を無効にすることなどであり、プログラムで論
理的に実現することが可能である。
【0044】ところで従来の計算機システムでは、ネッ
トワーク障害が発生すると、障害から回復するか、ネッ
トワーク全体を再立上げするまでは、[発明が解決しよ
うとする課題]の項で述べたように、大量のかつ無意味
なブロードキャストパケットを受信し廃棄する処理を行
わなければならないため、計算機は動作不能になるか、
性能を著しく低下させられていた。しかし本実施例で
は、ネットワーク障害が発生すると、その旨が障害検出
部15により検出されて、論理的接続切断部19により
計算機システム1がLAN2から自動的に切離される。
このため、計算機システム1においてはLAN関係の処
理は続行不能であるが、LANに関係のない処理はその
まま、ネットワーク障害発生以前と同様の性能でもって
実行することができる。
【0045】次に、管理者通知部16の動作を説明す
る。管理者通知部16は、障害検出部15からメルトダ
ウンまたはブロードキャストストームのネットワーク障
害が検出されたことが通知され、更にその際の受信パケ
ット(不正パケット)が渡されると、表示入力装置12
に、ネットワーク障害が発生した旨のメッセージと障害
検出部15から渡されたパケット(即ち、その際にLA
N2を流れていたパケット)を表示する。
【0046】これにより計算機管理者は、表示入力装置
12の表示画面上で、計算機システム1がLAN2から
(論理的に)切離されていること、およびネットワーク
に障害が発生している(或いは、その兆候がある)ので
早急に対策を打つ必要があることを視認することができ
る。そして計算機管理者は、表示入力装置12の表示画
面から、実際にどのようなパケットがネットワークを流
れてネットワーク障害が検出されたのかを知ることによ
り、障害の原因を究明(解析)し対策を打つことができ
る。
【0047】ここで、一旦LAN2から切離された計算
機システム1をLAN2に復帰させる(ネットワークに
再度加入させる)方法について説明する。本実施例で
は、この復帰方法は以下に述べるように2通りある。
【0048】1つめはブロードキャストストームの場合
の復帰方法である。このブロードキャストストームは本
来起きてはならないものであるが、障害が一時的なもの
であるため、現象が治まったら復帰させるのが望まし
い。しかし、現象が治まるまでの時間はネットワークの
規模にもよるため予測が難しい。そこで本実施例では、
次のように行う。
【0049】まず、障害検出部15においてブロードキ
ャストストームが検出されたとき、前記したように、障
害検出部15から接続指令部17にブロードキャストス
トームの発生を通知する。接続指令部17は、障害検出
部15からブロードキャストストームの発生通知を受け
るとタイマ18を起動する。
【0050】そして接続指令部17は、タイマ18のタ
イムアウト時に、計算機システム1をネットワークに復
帰させるよう、論理的接続切断部19に接続指令を発す
る。これにより論理的接続切断部19は、計算機システ
ム1をLAN制御装置3に論理的に接続し、ネットワー
クに復帰させる。
【0051】なお、タイマ18のタイマ値は適当な値で
よい。その理由は、タイムアウト時にブロードキャスト
ストームが続いていたならば、障害検出部15が再びネ
ットワーク障害を検出し、これにより計算機システム1
が再びLAN2から論理的に切離されるからである。
【0052】2つめはメルトダウンの場合の復帰方法で
ある。メルトダウンはネットワークの再立上げしか回復
の方法がないため、次のように復帰させる。即ちネット
ワークが再立上げされたときに、計算機管理者が表示入
力装置12を操作して接続指令部17に対してネットワ
ークへの復帰のための論理的接続要求を入力する。接続
指令部17は、表示入力装置12から論理的接続要求を
受取ると、論理的接続切断部19に対して接続指令を発
する。これにより論理的接続切断部19は、計算機シス
テム1をLAN制御装置3に論理的に接続し、ネットワ
ークに復帰させる。
【0053】なお、メルトダウンの場合にも、障害検出
部15から接続指令部17にネットワーク障害を通知す
るようにすると共に、接続指令部17においてはタイマ
18を起動する構成とし、タイムアウト時に論理的接続
切断部19に対して自動的に接続指令を発するようにし
てもよい。その理由は、メルトダウンが続けば、結局計
算機システム1が再びLAN2から切離されるためであ
る。
【0054】なお、前記実施例では、TCP/IPを上
位プロトコルとするネットワークに適用した場合につい
て説明したが、それ以外のプロトコルでも、LANの提
供するブロードキャストパケットを利用するプロトコル
のネットワークであれば、同様に適用することができ
る。
【0055】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
ネットワーク障害の発生を招く虞のある、或いは招いて
いるパケットは限られており、そのようなパケットは、
アドレスも限られていることに着目し、ネットワークを
流れるパケットを監視して、予め定められたアドレスを
含むパケットであるか否かに応じて、この種の不正パケ
ットを検出することにより、ネットワーク障害の発生、
或いはその兆候を確実に検出でき、しかも、その際に計
算機システムをLANから論理的に切離すようにしたの
で、計算機システムは、ネットワーク障害が発生しても
性能を落とさずにLANとは無関係の処理については継
続することができる。また、この発明によれば、検出さ
れたネットワーク障害を直ちに計算機管理者に通知する
ことができるので、計算機管理者は早急に対策を打つこ
とができる。
【0056】更に、この発明によれば、ネットワーク障
害の回復時に計算機管理者からの接続要求操作を受付け
て、LANから論理的に切離されている計算機システム
を再びLANに論理的に接続させることができるので、
メルトダウンなどの重大障害であっても、計算機システ
ムを立上げ直す必要がなく、早急にネットワークに復帰
させることができる。
【0057】更に、この発明によれば、ブロードキャス
トストームなどのネットワーク障害検出時から一定時間
経過後に接続指令を発する構成とすることにより、計算
機システムを自動的にネットワークに復帰させることも
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るCSMA/CD型の
LANに接続される計算機システムの構成を示すブロッ
ク図。
【図2】図1のLAN2上のTCP/IPネットワーク
におけるブロードキャストストームを説明するための
図。
【図3】IPブロードキャストアドレスの種類を説明す
るための図。
【図4】MACアドレスのフォーマットを説明するため
の図。
【図5】図1の計算機システム1内の障害検出部15の
動作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1…計算機システム、2…LAN(CSMA/CD型L
AN)、3…LAN制御装置、12…表示入力装置、1
4…LANドライバ、15…障害検出部、16…管理者
通知部、17…接続指令部、18…タイマ、19…論理
的接続切断部、21〜23…WS(計算機)。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロードキャストパケットを利用するプ
    ロトコルを適用したLANに接続される計算機システム
    において、 上記LAN上のパケットを監視し、予め定められたアド
    レスを含んでおりネットワーク障害を発生させる不正パ
    ケットを検出することにより、ネットワーク障害を検出
    する障害検出手段と、 上記計算機システムの上記LANからの論理的な切離し
    と上記LANへの論理的な接続とを行う接続切離し手段
    と、 上記障害検出手段によるネットワーク障害検出に応じて
    ネットワーク障害を外部に通知するための通知手段と、 上記計算機システムを上記LANへ接続することを要求
    するための要求入力手段と、 この要求入力手段からの接続要求を受けて上記接続切離
    し手段に対して接続指令を発する接続指令手段と、 を具備し、上記接続切離し手段は、上記障害検出手段に
    よるネットワーク障害検出に応じて上記計算機システム
    を上記LANから論理的に切離し、上記接続指令手段か
    らの接続指令に応じて上記計算機システムを上記LAN
    に論理的に接続することを特徴とする計算機システム。
  2. 【請求項2】 上記接続指令手段は、上記障害検出手段
    によるネットワーク障害検出時から予め設定された時間
    経過後に、上記接続切離し手段に対して接続指令を発す
    ることを特徴とする請求項1記載の計算機システム。
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