JP2949510B2 - 配電線搬送受信信号抽出方式 - Google Patents

配電線搬送受信信号抽出方式

Info

Publication number
JP2949510B2
JP2949510B2 JP5190690A JP5190690A JP2949510B2 JP 2949510 B2 JP2949510 B2 JP 2949510B2 JP 5190690 A JP5190690 A JP 5190690A JP 5190690 A JP5190690 A JP 5190690A JP 2949510 B2 JP2949510 B2 JP 2949510B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
feeder
distribution line
current
noise
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5190690A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03254526A (ja
Inventor
孝幸 鳥飼
富弘 工藤
高明 武末
幸博 永村
憲治 上脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYUSHU DENKI SEIZO KK
KYUSHU DENRYOKU KK
Original Assignee
KYUSHU DENKI SEIZO KK
KYUSHU DENRYOKU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KYUSHU DENKI SEIZO KK, KYUSHU DENRYOKU KK filed Critical KYUSHU DENKI SEIZO KK
Priority to JP5190690A priority Critical patent/JP2949510B2/ja
Publication of JPH03254526A publication Critical patent/JPH03254526A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2949510B2 publication Critical patent/JP2949510B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、配電線搬送を利用した情報伝送において、
あるフィーダに注入された信号の受信信号抽出方式に関
する。
(従来の技術) 従来、配電線搬送を利用した情報伝送においては、商
用周波の高調波雑音,白色雑音,負荷変動による雑音な
ど多くの雑音が受信波形に含まれており、信号伝送速度
を上げようとする場合は、必要な信号以外の帯域の雑音
はフィルタを使用して除いたり、商用周波の高調波に対
してもフィルタにより除去する方法などが行われている
が、信号と同じ帯域内にありかつレベルも大きい雑音が
ある場合にはフィルタの効果だけでは不充分である。そ
こでS/N比を大きくとるために必要とする信号の送信レ
ベルを上げる方法もあるが、これには電力設備及び保護
装置等に悪影響を及ぼす恐れがあるために信号の送信レ
ベルは制限されて有効ではない。
(発明が解決しようとする課題) 上記のように、信号の伝送速度を上げるためにフィル
タの使用及び信号の送信レベルを上げる方法の何れも充
分な効果を発揮できない。なお、信号の伝送速度を上げ
ると、信号帯域幅を広げる必要があるため、帯域内雑音
は増加し、ビット誤り率が高くなる。従って誤り率をあ
る程度以下に抑えるためには現状以上に伝送速度を上げ
られないという問題があった。
本発明は上記従来の問題を解決するものであり、雑音
レベルが大きくまた信号周波数成分と同じ成分をもつ雑
音を含む波形から受信信号の抽出ができ、信号伝送速度
の高速化と高信頼性のシステムを可能にすることを目的
とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記目的を達成するために、各配電線路の線
間電圧あるいは配電線路に流れる電流から、各々線路間
の伝達函数をモデル化しておき、雑音を含んだ信号の受
信時にこのモデルを利用して、必要とする信号の帯域内
に含まれる雑音を推定、除去し、必要とする信号のみを
抽出するようにしたものである。
(作 用) したがって、本発明によれば、雑音レベルが大きくま
た信号周波数成分と同じ成分をもつ雑音に対しても、雑
音を含んだ受信波形から必要とする信号を抽出すること
ができる。
(実施例) 第1図は本発明の一実施例の原理を示したものであ
り、第1図(a)は配電線搬送の信号無伝送時の場合
を、また第1図(b)はフィーダ(A)で信号伝送の場
合を示している。第1図において、1はフィーダ
(A)、2はフィーダ(B)、3はフィーダ(C)、4
は主幹、5は商用周波電源電圧、6はノイズ電圧、ZS
電源インピーダンス、Z1,Z2,Z3はそれぞれフィーダ
(A),(B),(C)の負荷インピーダンス(信号無
伝送時)、Z1Sはフィーダ(A)の信号伝送時の負荷イ
ンピーダンスである。
第1図(a)の信号無伝送時において、電源側は商用
周波電圧(V)5とノイズ電圧(VN)6とがあり、フィ
ーダ(A)1,(B)2,(C)3にはそれぞれ負荷インピ
ーダンスZ1,Z2,Z3が接続され、各フィーダ(A)1,
(B)2,(C)3にはそれぞれX1(t1),X2(t1),X
3(t1)の電流が流れ、主幹4にはXM(t1)の電流が流
れている。次に第1図(b)において、フィーダ(A)
1の負荷インピーダンスZ1Sを、Z1S=Z1(t)+ΔZS
ように信号に応じて変化させると、これによって信号電
流XSが流れる。このとき、フィーダ(A)1にはノイズ
分を含む負荷電流X1と信号電流XSの和X1S(t2)=X1(t
2)+XS(t2)が流れる。また、フィーダ(B)及びフ
ィーダ(C)3は、負荷のインピーダンスZ2,Z3はその
間ほとんど変化しないと考え、ノイズ電圧(VN)6によ
る成分も含んだ電流X2S(t2)がフィーダ(B)2に、
また電流X3S(t2)がフィーダ(C)3に流れる。
ここで、実用上次のように考えることができる。
(i)フィーダ(A)1,(B)2,(C)3のそれぞれの
負荷インピーダンスZ1,Z2,Z3及びノイズ電圧(VN)6は
時間的に変化するが、その変動周波数はノイズ電圧
(VN)6の方が高いため、負荷インピーダンスZ1,Z2,Z3
は略々一定とする。
(ii)電源側のインピーダンスが低いので、各フィーダ
間の電流は互いに干渉しない。
とすると、第1図(a)から信号無伝送時t1の各フィ
ーダ(A)1,(B)2,(C)3及び主幹4に流れる電流
X1(t1),X2(t1),X3(t1),XM(t1)は次のように表
すことができる。
次に第1図(b)の信号伝送時t2において、フィーダ
(A)1の負荷インピーダンスZ1Sの変化によって信号
を注入した場合、各フィーダ(A)1,(B)2,(C)3
及び主幹4に流れる電流をそれぞれX1S(t2),X
2S(t2),X3S(t2),XMS(t2)とすると、 また、VN(t2)V(t2),Z1≫ΔZS 上記(1−1)式ないし(1−4)式から、フィーダ
(A)1とフィーダ(B)2,(C)3及び主幹4に流れ
る電流の比を求めると、 また、(2−1)式ないし(2−4)式により、 (3−1)式と(4−1)式から 同様に(3−2)式と(4−2)式から また、(3−3)式と(4−3)式から 上記から、一般にn回路のフィーダがある場合には、
信号無伝送時に各フィーダに流れる電流X1(t1),X2(t
1),X3(t1)……Xn(t1)の測定値と信号伝送時各フィ
ーダに流れる電流X1S(t2),X2S(t2),X3S(t2)……X
nS(t2)の測定値から信号電流XS(t2)を算出すること
ができる。
実際の場合、信号無伝送時各フィーダおよび主幹に流
れる電流X1(t1),X2(t1),X3(t1)……Xn(t1),XM
(t1)を、 t1=t11,t12……t1mのサンプリング時刻毎に得られた
時系列データとして次のように表し、 上記時系列データを用いて、(3−1)式ないし(3−
3)式で求めたようにインピーダンス比を表すと、 となり、(5−1),(5−2)式の中のX1(t1)/X2
(t1)などの電流比の代りにZ2/Z1などのインピーダン
ス比を使用する。具体的には、測定電流の時系列データ
からモデルによってパラメータ同定を行い、上記インピ
ーダンス比の推定値を求める。このようにして求められ
たインピーダンス比の推定値を、 〔2/Z1〕,〔3/Z1〕……〔n/Z1〕と表し、この値
を用いて、(5−1),(5−2),(5−3)式によ
って信号電流XS(t2)を求めたと同様にして、一般にn
回路のフィーダがあるとした場合には、次式のようにXS
(t2)が求まる。
ここで、e1,e1,……en,emは誤差である。今、誤差、e
1,e1,……en,emが正規分布であると仮定すると、信号電
流の推定値は(6−1),(6−2)…(6−(n−
1)),(6−M)式の平均値を求め、これを信号電流
XS(t2)の最適推定値として採用する。この推定値を と表すと、 となる。
第2図は本発明の他の実施例の原理を示したものであ
り、母線電圧を利用した例である。第2図(a)は配電
線搬送の信号無伝送時の場合を、また第2図(b)はフ
ィオダ(A)で信号伝送時の場合を示している。第2図
において、第1図と同一の番号及び記号はそれぞれ第1
図の対応する番号及び記号と同じである。また、X
V(t1)は信号無伝送時の母線電圧、XVS(t2)は信号伝
送時の母線電圧を示す。
第2図(a)から次式が成立する また第2図(b)から次の式が成立する ここで、ΔZ≪Z1,XVS(t2)≒V(t2)+VN(t2),V
N(t2)≪V(t2)と考えられるので(9)式は ΔZ/Z1 2 V(t2)はフィーダ(A)1に流れる信号電流
であるから と(9)式は (8)式と(10)式とから (11)式から、信号無伝送時の測定データ,フィーダ
(A)1の電流X1(t1)と母線電圧XV(t1)と、信号伝
送時の測定データ,フィーダ(A)1電流X1S(t2)と
母線電圧XVS(t2)とを用いて信号電流XS(t2)を求め
ることができることがわかる。
さらにこの原理を実際に適用する場合には、第1図の
実施例の場合と同様に、t1=t11,t12,……t1mの各時刻
におけるX1およびXVの時系列データを夫々次のように表
すと、 〔X1〕=X1(t11),X1(t12),……X1(t1m) 〔XV〕=XV(t11),XV(t12),……XV(t1m) これらの時系列データを用いて、インピーダンスの逆比 と表し、これをフィーダで電流の場合と同様にモデルに
よってパラメータ同定を行う。パラメータ同定によって
得られた推定値を とすると(11)式より が得られる。この結果を(7)式に加味して使用するこ
とができる。(7)式に加えて平均すると次の式を得
る。
次に のモデルの求め方について以下〔2/Z1〕のモデルの求
め方を例にとって説明する。他のモデルも同様にして求
めることができる。第3図はインピーダンス比の推定値
(〔2/Z1〕)のモデルを示している。第3図におい
て、31はインピーダンス比の推定値のモデル(〔2/
Z1〕)、32は1サンプルタイム遅延素子、33はサンプル
乗算回路、34は総和回路、35は減算器、36は自乗回路で
ある。
モデルを決定する動作は、信号電流がないときの入力
X2(t1)を使ってモデル出力X1M2(t1)が、t1=t11,t
12,t13,…t1nの各時刻でX1(t1)の計測値との誤差の自
乗和が最小になるようにパラメータa1,a2…amを決定す
るものである。このように、モデルの決定法は一般のノ
イズキャンセラに用いられる方法と同じ方法を用いる。
上記の方法によって、インピーダンス比の推定値 などのモデルが求められると、これを用いて、(6−
1)〜(6−n),(6−M),(7),(13)式か
ら、信号が注入された場合の各フィーダ及び主幹の測定
電流X1S(t2),X2S(t2),……XnS(t2),XMS(t2)と
測定母線電圧XVS(t2)から信号電流の最適な推定値 を求めることができる。
第4図は信号電流の最適な推定値 を求めるブロック線図を示している。第4図において、
41ないし45はインピーダンス比推定値のモデル、46は減
算器、47は 作成回路、48は総和回路、49は である。
また、第4図のブロック線図において、場合に応じX
2S,X3S,……XnS,XVS,XMSのうち一部を選定して使用する
ことも勿論可能である。
(発明の効果) 本発明は上記実施例から明らかなように、雑音レベル
が大きくまた信号周波数成分と同じ成分をもつ雑音を含
んでいる場合でも、各フィーダに流れる電流と線間電圧
から雑音を推定,除去して信号を抽出することができ
る。従って、配電線搬送の伝送速度と信頼性を上げるこ
とができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の原理図、第2図は本発明の
他の実施例の原理図、第3図は本発明の実施例における
インピーダンス比の推定値のモデルの求め方の図、第4
図は信号電流の最適推定値を求めるブロック線図であ
る。
フロントページの続き (72)発明者 武末 高明 福岡県福岡市南区清水4丁目19番18号 九州電機製造株式会社内 (72)発明者 永村 幸博 福岡県福岡市南区清水4丁目19番18号 九州電機製造株式会社内 (72)発明者 上脇 憲治 福岡県福岡市南区塩原2丁目1番47号 九州電力株式会社総合研究所内 (56)参考文献 特開 昭63−7035(JP,A) 特開 昭60−79831(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 1/10 H04B 3/54

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各配電線路の線間電圧あるいは配電線路に
    流れる電流から、各々の線路間の伝達函数をモデル化す
    る手段と、信号の受信時に前記モデルを利用して受信波
    形に含まれる雑音を推定する手段とを用いて、受信波形
    から必要信号のみを抽出することを特徴とする配電線搬
    送受信信号抽出方式。
JP5190690A 1990-03-05 1990-03-05 配電線搬送受信信号抽出方式 Expired - Lifetime JP2949510B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5190690A JP2949510B2 (ja) 1990-03-05 1990-03-05 配電線搬送受信信号抽出方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5190690A JP2949510B2 (ja) 1990-03-05 1990-03-05 配電線搬送受信信号抽出方式

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03254526A JPH03254526A (ja) 1991-11-13
JP2949510B2 true JP2949510B2 (ja) 1999-09-13

Family

ID=12899921

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5190690A Expired - Lifetime JP2949510B2 (ja) 1990-03-05 1990-03-05 配電線搬送受信信号抽出方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2949510B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4545521B2 (ja) * 2004-03-31 2010-09-15 財団法人ソフトピアジャパン 電力線を利用した多元接続装置及び方法
US7865169B2 (en) 2006-11-07 2011-01-04 Ibeden company, Ltd. Multiple access apparatus and method using power line
CN113746097B (zh) * 2021-09-27 2023-09-29 杭州电力设备制造有限公司 一种电力系统分析方法、系统、设备及存储介质

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03254526A (ja) 1991-11-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8638892B2 (en) Adaptive narrowband interference prediction circuit and method
CA1251269A (en) Noise cancellation
JP2949510B2 (ja) 配電線搬送受信信号抽出方式
US8126078B2 (en) Method and apparatus for reducing noise in an unbalanced channel using common mode component
US9048930B2 (en) Detection and estimation of narrowband interference by matrix multiplication
JP3207900B2 (ja) 変調伝送における数値信号の搬送周波数値を評価する方法及び装置
JP2007503795A (ja) スパースエコーキャンセラ
JP4410098B2 (ja) 等化用遅延時間推定
EP0246425B1 (en) Apparatus for cancelling echoes in a duplex digital transmission system
Giannakis et al. Blind identification of ARMA channels with periodically modulated inputs
GB2123260A (en) Arrangement for the suppression of signal interference
JPH05244037A (ja) 伝送信号送受信機及び送受信等化回路
US7522897B2 (en) Adaptable DC offset correction
Jayapravintha et al. Design of Systolic architecture for various adaptive filters for noise cancellation
US20020141521A1 (en) Receiver for a mobile radio terminal
JP3228772B2 (ja) 大地帰路信号の受信方法及び装置
JPS6139635A (ja) 高調波雑音除去方法
FI73553B (fi) Anordning foer ekofasutjaemning och dess tillaempning pao ekoeliminatorer.
JP2862629B2 (ja) ディジタル伝送装置
JPS60155981A (ja) 絶縁抵抗測定方法
RU2148836C1 (ru) Следящий измеритель с адаптивным фильтром
Plataniotis et al. Narrowband interference suppression via nonlinear estimation
Giannakis et al. V. CONCLUSIONS
EP1548951B1 (en) A regulator for impedance balancing of a transmission wire pair
JPS6256686B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070709

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080709

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090709

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100709

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100709