JP2948740B2 - 移動通信パケットシステム - Google Patents

移動通信パケットシステム

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JP2948740B2
JP2948740B2 JP39895A JP39895A JP2948740B2 JP 2948740 B2 JP2948740 B2 JP 2948740B2 JP 39895 A JP39895 A JP 39895A JP 39895 A JP39895 A JP 39895A JP 2948740 B2 JP2948740 B2 JP 2948740B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、利用者が移動通信網
で通信を行なうパケット通信システムに係り、特に移動
機(移動端末)が移動中に発生したデータの紛失を救済
するデータ救済装置を有する移動パケット通信システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、移動通信網においては、収容され
る交換局が端末(移動機)の移動に伴い変更された場合
であって、既に変更前の交換局が網側から受信したデー
タを端末側に送信した場合、あるいはその逆の場合、端
末が移動しているためにデータが紛失してしまう可能性
がある、という問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これでは、移動通信網
の品質を向上させることが困難になるので、なんらの対
策が必要となる。そこで、この発明の目的は、紛失した
データを救済するべく、移動先の交換局にてデータを引
き継ぎ、再度データ転送を行なうことにより網品質の向
上を図ったパケット通信システムを提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述した問題を解決する
ため、請求項1に記載の発明は、パケット通信機能を有
する移動可能な移動端末と、前記移動端末を収容する複
数の交換局とからなり、前記移動端末は、前記複数の交
換局のいずれか1つに収容されて、収容される交換局が
変更された場合にあっても、継続してデータの送受が可
能な移動パケット通信システムにおいて、前記交換局の
各々に、当該交換局に収容されているときに通信を開始
した移動端末について、当該移動端末の通信制御情報を
管理する管理手段と、収容することとなった移動端末が
通信開始時に収容されていた交換局を記憶する記憶手段
と、移動端末を収容した場合に、当該移動端末が通信開
始時に収容されていた交換局に対し、当該移動端末が当
該交換局に収容されたことを通知する通知手段とをそれ
ぞれ設け、移動端末の収容先の交換局が変更になった場
合に、変更後の収容先の交換局に対し、当該移動端末の
通信開始時における収容先の交換局を連絡し、変更後の
収容先の交換局における前記記憶手段により、当該移動
端末の通信開始時における収容先の交換局を記憶し、変
更後の収容先の交換局における前記通知手段は、連絡さ
れた通信開始時における収容先の交換局に対し、当該移
動端末を収容している旨を通知することにより、通信中
である移動端末の収容先の交換局が変更になった場合
に、前記管理手段により管理される通信制御情報を参照
して、当該移動端末の通信開始時における収容先の交換
局を経由してデータの送受信を行なうことを特徴として
いる。
【0005】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記交換局の各々に、データをパケッ
ト長毎に記憶する記憶手段と、移動端末の収容先である
交換局に変更になった場合に、変更後の収容先の交換局
と通信開始時における収容先の交換局との間で、データ
の授受を行なうための通知手段と、移動端末から受信し
たセグメントをパケットに組み立てる組立手段とをそれ
ぞれ設け、移動端末の通信開始時における収容先の交換
局は、当該移動端末に対して未送信あるいは当該移動端
末から未受信のデータをセグメント長毎に認識し、当該
移動端末宛の未送信データが発生したときは、当該移動
端末の現在の収容先の交換局に対し、その未送信データ
をパケット長毎に前記通知手段により転送する一方、当
該移動端末から受信されていない未受信データが発生し
たときは、その未送信データをパケット長毎に送出する
旨の当該移動端末宛の要求を、当該移動端末の現在の収
容先である交換局に転送することを特徴としている。
【0006】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記交換局の各々に、データを、パケ
ットを分割したセグメント長毎に記憶する記憶手段と、
移動端末の収容先である交換局が変更になった場合に、
変更後の収容先の交換局と通信開始時における収容先の
交換局との間で、データの授受を行なうための通知手段
と、移動端末から受信したセグメントをパケットに組み
立てる組立手段とをそれぞれ設け、移動端末の通信開始
時における収容先の交換局は、当該移動端末に対して未
送信あるいは当該移動端末から未受信のデータをセグメ
ント長毎に認識し、当該移動端末宛の未送信データが発
生したときは、当該移動端末の現在の収容先の交換局に
対し、その未送信データをセグメント長毎に前記通知手
段により転送する一方、当該移動端末から受信されてい
ない未受信データが発生したときは、その未受信データ
をセグメント長毎に送出する旨の当該移動端末宛の要求
を、当該移動端末の現在の収容先である交換局に転送す
ることを特徴としている。
【0007】
【0008】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、移動端末の移
動等により、収容される交換局が変更されたとしても、
データの授受は、通信制御情報を参照することによって
通信開始時の交換局を介して行なわれる。このため、交
換局の変更前後におけるデータの引継が容易となる。
【0009】請求項に記載の発明によれば、移動端末
の移動等により、収容される交換局が変更になった場合
でも、データの授受は、通信制御情報を参照することに
よって通信開始時の交換局を介して行なわれ、通信開始
時の交換局は、データをパケット長毎に記憶するととも
に、未送信あるいは未受信のデータをセグメント長毎に
認識する。ここで、未送信データが発生すると、パケッ
ト長毎の未送信データが変更後の交換局に転送された
後、移動機に対し送出される一方、未受信データが発生
すると、移動機に対して当該データをパケット長毎に送
出する旨の要求が変更後の交換局に転送され、これによ
り移動機は、変更後の交換局に当該データを送出する。
【0010】請求項に記載の発明によれば、移動端末
の移動等により、収容される交換局が変更になった場合
でも、データの授受は、通信制御情報を参照することに
よって通信開始時の交換局を介して行なわれ、通信開始
時の交換局は、データをパケット長毎に記憶するととも
に、未送信あるいは未受信のデータをセグメント長毎に
認識する。ここで、未送信データが発生すると、分割さ
れたセグメント長毎の未送信データが変更後の交換局に
転送された後、移動端末に対し送出される一方、未受信
データが発生すると、移動端末に対して当該データをパ
ケット長毎に送出する旨の要求が変更後の交換局に転送
され、これにより移動端末は、変更後の交換局に当該デ
ータを送出する。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面を参照
して説明する。図1は、この発明の要部構成を示すブロ
ック図である。この図において、101は、パケット通
信の開始時に移動機104を収容する交換局であり、1
02は、移動機104が移動して通信開始から初めて在
圏エリアが変更になったときに移動機を収容する交換局
であり、103は、移動機104がさらに移動して在圏
エリアが交換局102の範囲から変更になったときに移
動機104を収容する交換局である。ここで、移動機1
04には、パーソナルコンピュータ等のように単独でデ
ータ処理が可能なデータ端末が接続される。ここで、本
願でいう移動端末とは、移動機とデータ端末とが接続さ
れ、両者がともに移動するようなものをいう。
【0012】図2は、この発明の実施例による交換局と
移動局との詳細構成を示すブロック図である。この図に
おいて、211は、パケット通信を開始したときに移動
機を収容していた交換局101において、交換局101
が移動機104およびネットワークシステムNの間で送
受信したデータを記憶および管理する記憶手段であり、
212は、交換局101においてデータがどこまで送受
信されたかを交換局102に通知する通知手段であり、
213は、交換局101において移動機104と通信を
行なう通信手段であり、214は移動機104におい
て、在圏エリアに応じていずれかの交換局と通信を行な
う通信手段である。
【0013】次に、221は、通信開始から初めて在圏
エリアが変更になったときに移動機104を収容する交
換局102において、交換局102が移動機104およ
び交換局101の間で送受信したデータを記憶および管
理する記憶手段であり、222は、交換局102におい
てデータがどこまで送受信されたかを交換局101に通
知する通知手段であり、223は、交換局202におい
て移動後の移動機104と通信を行なう通信手段であ
り、同様に、231は、在圏エリアがさらに変更になっ
たときに移動機を収容していた交換局103において、
交換局103が移動機104および交換局101の間で
送受信したデータを記憶および管理する記憶手段であ
り、232は、交換局103においてデータがどこまで
送受信されたかを交換局101に通知する通知手段であ
り、233は、交換局103において移動機104と通
信を行なう通信手段である。
【0014】次に、この実施例の動作について説明す
る。図1および図2において、パケット通信を開始した
ときに移動機104を収容していた交換局101におい
て、パケット通信を制御する情報(例えば移動機のサー
ビス情報など)が記憶手段211により一元的に管理さ
れる。移動機104が在圏エリアを移動し、該移動機を
収容する交換局が交換局101から交換局102に変更
になった場合にも、交換局102では記憶手段221に
より、該当のパケット通信を管理する制御局が交換局1
01である旨が記憶され、データが通知手段222によ
り交換局101に転送される。交換局101では、記憶
手段211によりデータの転送先となる交換局が交換局
102であることが記憶され、データが通知手段212
により交換局102に転送される。また、交換局102
は、在圏エリアを移動した移動機と通信を継続する通信
手段223を有する。移動した後の移動機の通信手段2
14は、交換局102と通信を継続することも行なう。
【0015】さらに、移動機104が在圏エリアを移動
し、収容する交換局が交換局102から交換局103に
変更になった場合にも、交換局103では記憶手段23
1により、該当のパケット通信を管理する制御局が交換
局101であることが記憶され、データが通知手段23
2により交換局101に転送される。交換局101で
は、記憶手段211によりデータの転送先となる交換局
が交換局103であることが記憶され、データが通知手
段212により交換局103に転送される。また、交換
局103は、在圏エリアがさらに移動した移動機104
と通信を継続する通信手段233を有する一方、移動機
104の通信手段214は、交換局103と通信を継続
することも行なう。
【0016】このように、移動機104を収容する交換
局が変更になった場合にも、該当のパケット通信に関す
る通信制御情報については、パケット通信を開始したと
きに移動機を収容していた交換局(この例では、交換局
101)にて常に保持し、その交換局を経由することに
よりパケット通信が継続されるようになっている。
【0017】次に、この発明の第2実施例について説明
する。この第2実施例は、上述の第1実施例を利用し
て、未送受信データをパケット長毎に救済するものであ
り、構成的には第1実施例にパケットに組み立てる組立
手段(図示せず)を有する以外同一である。そこで、ま
ず、この第2実施例において、ネットワークシステムN
から移動機104側への下り方向のシーケンス動作につ
いて説明する。図3に示すように、交換局101にてネ
ットワークシステムN側より1つのパケットを受信した
とする。ここで、交換局101は、該当のパケットを例
えば3つのセグメントに分割すると仮定する。交換局1
01では、その該当のパケットが記憶手段211により
すべて記憶される。そして、3つのセグメントに対し順
序番号を付与し(必ずしも付与する必要はない)、パケ
ットが、セグメント毎に通信手段213によって移動機
104へ順次送出される。移動機104では、交換局1
01により1つセグメントを受信すると受信確認応答R
Rを返す(図5参照)。交換局101では、全てのセグ
メントに対応する受信確認応答RRを受信した時点で送
信完了とみなす。
【0018】ここで、データの紛失が発生した場合につ
いて図3および図5を参照して説明する。図3および図
5は、それぞれ交換局101から移動機104へ送出し
た3番目のセグメントが移動機104の在圏エリア移動
により紛失したことも示している。交換局101では、
移動機104へ送出した3番目のセグメントに対応する
受信確認応答RRが来ないため、そのパケットが、パケ
ット単位(3つのセグメントにより構成される)にて、
記憶手段211により保持されたままとなる。一方、在
圏エリアを移動した移動機104は、交換局102に対
して端末登録要求を送出する。これにより、交換局10
2は、移動機104が通信中に移動したことと、通信制
御局は交換局101であることとをホームメモリに問い
合わせることで認識して、記憶手段221にて記憶す
る。そして、交換局102は、交換局101に対し新交
換局登録要求を送出する。すると、交換局101は、現
時点において移動機104を収容している交換局が交換
局102である旨を登録し、次にこの交換局102に対
して新交換局登録応答を送出する。
【0019】そして、交換局102は、通知手段222
によって通信制御局である交換局101に対し未送信デ
ータ要求を送出する。これを受信した交換局101で
は、該当データが、パケット単位にて、記憶手段211
によって保持されているので、通知手段212によりパ
ケット単位で未送信データ応答として交換局102に送
出する。
【0020】次に、交換局102は、移動機104に対
し端末登録応答を送出した後、パケットを、セグメント
毎に通信手段223によって移動機104へ順次送出す
る。移動機104は、通信手段224により1番目から
3番目までのセグメントを受信するが、1番目および2
番目のセグメントについては、在圏エリアを移動する前
に、既に受信しているため廃棄する。このとき、古い方
を残すか新しい方を残すかについてはどちらでも構わな
い。このケースでは、交換局間の再送はパケット単位で
実行される。したがって、交換局と移動機間で送受信さ
れるセグメントのうち1つでも紛失すれば、変更先の交
換局より、セグメントの最初のものから再送することに
なる。ただし、相手端末からの再送の必要はない。
【0021】次に、この第2実施例において、移動局1
04からネットワークシステムNへの上り方向でデータ
の紛失が発生した場合について図4および図6を参照し
て説明する。図4および図6は、移動機104から交換
局101へ送出した3番目のセグメントが移動機104
の在圏エリア移動により紛失したことも示している。交
換局101は、移動機104から2番目のセグメントま
では受信しているが、3番目のセグメントを受信してい
ないために、3つのセグメントをパケットに組み立てて
ネットワークシステムNへ送出することができない。
【0022】この場合、交換局101は、1番目および
2番目のセグメントを記憶手段211にて保持しておく
(必ずしも記憶する必要はない)。一方、在圏エリアを
移動した移動機104は、交換局102に対して端末登
録要求を送出する。これにより、交換局102は、移動
機104が通信中に移動したことと、通信制御局は交換
局101であることとをホームメモリに問い合わせるこ
とで認識して、記憶手段221にて記憶する。そして、
交換局102は、交換局101に対し新交換局登録要求
を送出する。すると、交換局101は、現時点において
移動機104を収容している交換局が交換局102であ
る旨を登録し、次にこの交換局102に対して新交換局
登録応答を送出する。そして、交換局102は、通知手
段222によって通信制御局である交換局101に対し
未送信データ要求を送出する。
【0023】未送信データ要求を受信した交換局101
は、通知手段212によって未送信データ応答として、
3番目のセグメントが未受信である旨を、交換局102
に通知する。すると、交換局102は、通知手段223
によって端末登録応答(未送信データ応答)を移動機1
04に送出する。これにより、移動機104は、該当パ
ケットを今度は交換局102に対しセグメント単位で再
送出する。交換局102は、3つのセグメントを1つの
パケットに組み立て、通知手段222によって交換局1
01に送出する。交換局101は、該当パケットを受信
するが、分解組み立ては行わずそのままネットワークシ
ステムNに対し送出する。このとき、記憶手段211に
て保持しておいた1番目および2番目のセグメントを廃
棄する(最初から、記憶手段211にて保持していない
場合にはこの必要はない)。
【0024】このケースでは、交換局間の再送はパケッ
ト単位で実施される。したがって、交換局および移動機
間で送受信されるセグメントのうち1つでも紛失すれ
ば、移動機からセグメントの最初のものから再送するこ
とになる。交換局間をパケット単位で送受信する場合に
は、上り方向の場合、移動機からの再送が必要であり、
交換局での未送信データの救済はできない。
【0025】このような第2実施例によれば、セグメン
トが紛失しても、そのセグメントにより構成されるパケ
ットが、1番目のセグメントから再び送出されて救済さ
れることとなる。しかし、第2実施例では、説明にあっ
たように、例えば3番目のセグメントが紛失した場合
に、1番目および2番目のセグメントが再送出されるの
で、効率的には改良の余地がある。そこで、この点につ
いて改良を加えた第3実施例について説明する。
【0026】この第3実施例は、第2実施例とは構成的
には同一であるが、その動作が若干異なる。まず、この
第3実施例において、ネットワークシステムNから移動
機104側への下り方向のシーケンス動作について説明
する。ここで図7に示すように、交換局101にてネッ
トワークシステムN側から1つのパケットを受信したと
する。なお、この第3実施例でも、第2実施例と同様
に、1つのパケットを3つのセグメントに分割したと仮
定する。交換局101は、当該パケットをセグメント毎
に記憶手段211によってすべて記憶する。そして、3
つのセグメントに対し順序番号を付与し、通信手段21
3によって移動機104へセグメント単位で送出する。
移動機104は、交換局101から1つのセグメントを
受信すると受信確認応答RRを返す。そして、交換局1
01は、全てのセグメントに対応する受信確認応答RR
を受信した時点で送信完了とみなす。
【0027】ここで、交換局101から移動機104へ
送出したセグメントのうち、3番目のセグメントが移動
機104の在圏エリア移動により紛失した場合について
図7および図9を参照して説明する。この場合、交換局
101は、移動機104へ送出した3番目のセグメント
に対応する受信確認応答RRを受信しないので、パケッ
トをセグメント単位で記憶手段211により保持したま
まとなっている。一方、在圏エリアを移動した移動機1
04は、交換局102に対して端末登録要求を送出す
る。
【0028】これにより、交換局102は、移動機10
4が通信中に移動したことと、通信制御局は交換局10
1であることとをホームメモリに問い合わせることで認
識して、記憶手段221にて記憶する。そして、交換局
102は、交換局101に対し新交換局登録要求を送出
する。すると、交換局101は、現時点において移動機
104を収容している交換局が交換局102である旨を
登録し、次にこの交換局102に対して新交換局登録応
答を送出する。
【0029】次に、交換局102は、通知手段222に
よって通信制御局である交換局101に対して未送信デ
ータ要求を送出する。未送信データ要求を受信した交換
局101は、該当データをセグメント単位で記憶手段2
11により保持しているので、通知手段212によりセ
グメント単位で未送信データ応答として、交換局102
に送出する。図7においては、3番目のセグメントがこ
れに相当する。交換局102は、通知手段223によっ
て、移動機104に対し端末登録応答を送出した後、3
番目のセグメントを送出する。移動機104は、通信手
段224により3番目のセグメントを受信するが、1番
目および2番目のセグメントについては、在圏エリアの
移動前に既に受信しているため、この時点において全て
のセグメントを受信したことになる。
【0030】このケースでは、交換局間の再送はセグメ
ント単位で実施される。したがって、交換局と移動機間
で送受信されるセグメントのうち複数のセグメントが紛
失した場合でも、通信制御局側より、該当のセグメント
を再送することで、未送信データを救済することができ
る。
【0031】次に、この第3実施例において、移動局1
04からネットワークシステムNへの上り方向でデータ
が紛失した場合について図8および図10を参照して説
明する。ここで図8および図10に示すように、移動機
104から交換局101へ送出したセグメントのうち、
3番目のセグメントが、移動機104の在圏エリア移動
により紛失したとする。この場合、交換局101は、移
動機104から2番目のセグメントまで受信して記憶手
段211により記憶しているが、3番目のセグメントを
受信していないために、パケットに組み立てネットワー
クシステムNへ送出することができない状態にある。一
方、在圏エリアを移動した移動機104は、交換局10
2に対して端末登録要求を送出する。
【0032】これにより、交換局102は、移動機10
4が通信中に移動したことと、通信制御局は交換局10
1であることとをホームメモリに問い合わせることで認
識して、記憶手段221にて記憶する。そして、交換局
102は、交換局101に対し新交換局登録要求を送出
する。すると、交換局101は、現時点において移動機
104を収容している交換局が交換局102である旨を
登録し、次にこの交換局102に対して新交換局登録応
答を送出する。
【0033】次に、交換局102は、通知手段222に
よって通信制御局である交換局101に対して未送信デ
ータ要求を送出する。未送信データ要求を受信した交換
局101は、通知手段212によって、未送信データ応
答、詳細には、3番目のセグメントが未受信である旨の
情報を、交換局102に送出する。すると、交換局10
2は、通知手段223によって端末登録応答(未送信デ
ータ応答)を移動機104に送出する。これにより、移
動機104は、3番目のセグメントを、今度は交換局1
02に対し再送出する。交換局102は、3番目のセグ
メントを受信すると、これを通知手段222により交換
局101に送出するとともに、受信確認応答RRを移動
機104に返す。交換局101は、1番目および2番目
のセグメントを記憶手段211によりすでに保持してあ
るため、3番目のセグメントを交換局102から受信す
ることにより、全てのセグメントを受信したことになっ
て、セグメントをパケットに組み立てネットワークシス
テムNに送出する。
【0034】このケースでは、交換局間の再送はセグメ
ント単位で実施される。したがって、交換局および移動
機間で送受信されるセグメントのうち複数のセグメント
が紛失した場合にも、移動機より該当のセグメントを再
送することで、無用なセグメントの送出を防ぐことがで
きる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、次のような効果がある。請求項1に記載の発明によ
れば、交換局の変更前後におけるデータの引継が容易と
なる。また、請求項に記載の発明によれば、未送信・
未受信データの救済が可能となるだけでなく、パケット
単位で紛失データを再送をする結果、特に、下り方向で
は、相手となる移動端末の再送処理が軽減するので、シ
ステム全体としてのスループット(伝送効率)を向上さ
せることも可能となる。さらに、請求項に記載の発明
によれば、上り方向では移動機は該当のセグメントのみ
再送するだけでよく、パケット単位で再送した場合より
も移動端末間のスループットを、より向上させることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による要部構成を示すブロック図で
ある。
【図2】 この発明による第1実施例の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】 この発明の第2実施例における下り方向の通
信を示すブロック図である。
【図4】 同実施例における上り方向の通信を示すブロ
ック図である。
【図5】 同実施例における下り方向の通信シーケンス
を示す図である。
【図6】 同実施例における上り方向の通信シーケンス
を示す図である。
【図7】 この発明の第3実施例における下り方向の通
信を示すブロック図である。
【図8】 同実施例における上り方向の通信を示すブロ
ック図である。
【図9】 同実施例における下り方向の通信シーケンス
を示す図である。
【図10】 同実施例における上り方向の通信シーケン
スを示す図である。
【符号の説明】
101〜103……交換局、 211、221、231……記憶手段(管理手段)、 212、222、232……通知手段、 213、223、233……通信手段、 104……移動機(データ端末を合わせて移動端末)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 泰士 東京都港区虎ノ門二丁目10番1号 エ ヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−104926(JP,A) 特開 平1−246937(JP,A) 特開 平6−38267(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04L 11/00 310 H04L 11/20 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パケット通信機能を有する移動可能な移
    動端末と、前記移動端末を収容する複数の交換局とから
    なり、前記移動端末は、前記複数の交換局のいずれか1
    つに収容されて、収容される交換局が変更された場合に
    あっても、継続してデータの送受が可能な移動パケット
    通信システムにおいて、 前記交換局の各々に、当該交換局に収容されているときに通信を開始した移動
    端末について、当該移動端末の通信制御情報を管理する
    管理手段と、 収容することとなった移動端末が通信開始時に収容され
    ていた交換局を記憶する記憶手段と、 移動端末を収容した場合に、当該移動端末が通信開始時
    に収容されていた交換局に対し、当該移動端末が当該交
    換局に収容されたことを通知する通知手段とをそれぞれ
    設け、 移動端末の収容先の交換局が変更になった場合に、変更
    後の収容先の交換局に対し、当該移動端末の通信開始時
    における収容先の交換局を連絡し、 変更後の収容先の交換局における前記記憶手段により、
    当該移動端末の通信開始時における収容先の交換局を記
    憶し、 変更後の収容先の交換局における前記通知手段は、連絡
    された通信開始時における収容先の交換局に対し、当該
    移動端末を収容している旨を通知することにより、 通信中である移動端末の収容先の交換局が変更になった
    場合に、前記管理手段により管理される通信制御情報を
    参照して、当該移動端末の通信開始時における収容先の
    交換局を経由してデータの送受信を行なうことを特徴と
    する移動パケット通信システム。
  2. 【請求項2】 前記交換局の各々に、 データをパケット長毎に記憶する記憶手段と、 移動端末の収容先である交換局に変更になった場合に、
    変更後の収容先の交換局と通信開始時における収容先の
    交換局との間で、データの授受を行なうための通知手段
    と、 移動端末から受信したセグメントをパケットに組み立て
    る組立手段とをそれぞれ設け、 移動端末の通信開始時における収容先の交換局は当該移動端末に対して未送信あるいは当該移動端末から
    未受信のデータをセグメント長毎に認識し、 当該移動端末宛の未送信データが発生したときは、当該
    移動端末の現在の収容先の交換局に対し、その未送信デ
    ータをパケット長毎に前記通知手段により転送する一
    方、 当該移動端末から受信されていない未受信データが発生
    したときは、その未送信データをパケット長毎に送出す
    る旨の当該移動端末宛の要求を、当該移動端末の現在の
    収容先である交換局に転送することを特徴とする 請求項
    1記載の移動パケット通信システム。
  3. 【請求項3】 前記交換局の各々に、 データを、パケットを分割したセグメント長毎に記憶す
    る記憶手段と、 移動端末の収容先である交換局が変更になった場合に、
    変更後の収容先の交換局と通信開始時における収容先の
    交換局との間で、データの授受を行なうための通知手段
    と、 移動端末から受信したセグメントをパケットに組み立て
    る組立手段とをそれぞれ設け、 移動端末の通信開始時における収容先の交換局は、 当該移動端末に対して未送信あるいは当該移動端末から
    未受信のデータをセグメント長毎に認識し、 当該移動端末宛の未送信データが発生したときは、当該
    移動端末の現在の収容先の交換局に対し、その未送信デ
    ータをセグメント長毎に前記通知手段により転送する一
    方、 当該移動端末から受信されていない未受信データが発生
    したときは、その未受信データをセグメント長毎に送出
    する旨の当該移動端末宛の要求を、当該移動端末の現在
    の収容先である交換局に転送することを特徴とする請求
    項1記載の移動パケット通信システム。
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