JP2948284B2 - 空気清浄装置 - Google Patents
空気清浄装置Info
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- JP2948284B2 JP2948284B2 JP21031790A JP21031790A JP2948284B2 JP 2948284 B2 JP2948284 B2 JP 2948284B2 JP 21031790 A JP21031790 A JP 21031790A JP 21031790 A JP21031790 A JP 21031790A JP 2948284 B2 JP2948284 B2 JP 2948284B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、半導体製造産業、食品製造産業、医薬品製
造産業等で使用されるクリーンエア製造装置や、大気汚
染の原因となる工業排出物、バイオ関連排出物、原子力
関連排出物の除去装置等に用いられる空気清浄装置に関
する。
造産業等で使用されるクリーンエア製造装置や、大気汚
染の原因となる工業排出物、バイオ関連排出物、原子力
関連排出物の除去装置等に用いられる空気清浄装置に関
する。
従来のクリーンエア製造装置には、除塵を目的とした
静電式電気集塵装置やろ過式集塵装置があり、脱臭、脱
ガスに対しては洗浄法等が用いられている。また、大気
汚染の原因となる工業排出物等の除去に関しても前記の
装置が用いられている。
静電式電気集塵装置やろ過式集塵装置があり、脱臭、脱
ガスに対しては洗浄法等が用いられている。また、大気
汚染の原因となる工業排出物等の除去に関しても前記の
装置が用いられている。
従来の装置においては、除去可能な塵埃の大きさに下
限があり、いずれの場合も01μｍ（サブミクロン）以下
の塵埃（微粒子）の除去は非常に難しかった。
限があり、いずれの場合も01μｍ（サブミクロン）以下
の塵埃（微粒子）の除去は非常に難しかった。
本発明は、サブミクロン以下の空気中塵埃を取り除く
と同時に、脱臭と脱ガスをも行なうことのできる空気清
浄装置を提供しようとするものである。
と同時に、脱臭と脱ガスをも行なうことのできる空気清
浄装置を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕 本発明の空気清浄装置は、塵埃を含む原料空気を冷却
装置に供給する送風装置、同送風装置で供給された原料
空気の冷却装置、凝縮性気体の発生装置、前記冷却され
た原料空気と前記凝縮性気体とを混合して凝縮性気体の
滴状凝縮を発生させ発生した液滴を空気から分離するモ
ータ駆動の強制式遠心分離器、及び同強制式遠心分離器
を通過した空気中から更に液滴を分離する静電式集塵器
から構成されている。
装置に供給する送風装置、同送風装置で供給された原料
空気の冷却装置、凝縮性気体の発生装置、前記冷却され
た原料空気と前記凝縮性気体とを混合して凝縮性気体の
滴状凝縮を発生させ発生した液滴を空気から分離するモ
ータ駆動の強制式遠心分離器、及び同強制式遠心分離器
を通過した空気中から更に液滴を分離する静電式集塵器
から構成されている。
本発明においては、原料空気の冷却装置から供給され
た原料空気と凝縮性気体の発生装置から供給された凝縮
性気体は、強制式遠心分離器へ流入すると同時に混合す
る。上記原料空気は冷却されているため凝縮性気体と接
触すると原料空気中に含まれる塵埃等の微細粒子を核と
して、凝縮性気体が凝縮し液滴を発生する。ここでは、
サブミクロン以下の塵埃も液滴を発生させる核となる。
発生した液滴はモータ駆動の強制式遠心分離器で空気中
から高度の分離される。
た原料空気と凝縮性気体の発生装置から供給された凝縮
性気体は、強制式遠心分離器へ流入すると同時に混合す
る。上記原料空気は冷却されているため凝縮性気体と接
触すると原料空気中に含まれる塵埃等の微細粒子を核と
して、凝縮性気体が凝縮し液滴を発生する。ここでは、
サブミクロン以下の塵埃も液滴を発生させる核となる。
発生した液滴はモータ駆動の強制式遠心分離器で空気中
から高度の分離される。
また、遠心分離器の下流には静電式集塵装置が設けら
れており、強制式遠心分離器で除去されなかった液滴と
湿分がここで除去され、塵埃を含まれないクリーンエア
となる。
れており、強制式遠心分離器で除去されなかった液滴と
湿分がここで除去され、塵埃を含まれないクリーンエア
となる。
また、原料空気中に含まれるにおい分子、ガス等も塵
埃等の微粒子と同様に凝縮核として作用して液滴を発生
させ、また発生した液滴に吸収されるため、本発明は、
脱臭作用及びガス作用を奏することもできる。
埃等の微粒子と同様に凝縮核として作用して液滴を発生
させ、また発生した液滴に吸収されるため、本発明は、
脱臭作用及びガス作用を奏することもできる。
本発明の第１の実施例を、第１図によって説明する。
２は塵埃を含む原料空気１を送る送風器で、同送風機
１の吐出側は空気冷却器３に接続されている。同空気冷
却器３と温度・圧力・流量調節器８を備えた水蒸気発生
器７は、モータ駆動の強制式遠心分離器４の上部に接続
されている。同強制式遠心分離器４内には、駆動用モー
タ６で回転する回転内筒５が収容されており、その下部
には凝縮水槽13が連接され、同凝縮水槽13内には前記回
転内筒５と同軸に遠心分離器の内筒９が設けられてい
る。同内筒９は静電式集塵埃器14に接続され、同静電集
塵器14は除湿機能が付いた空気温度調整器15に接続され
ている。11は強制式遠心分離器４の下部に設けられたラ
ビリンスパッキン、12は回転内筒５の軸受である。
１の吐出側は空気冷却器３に接続されている。同空気冷
却器３と温度・圧力・流量調節器８を備えた水蒸気発生
器７は、モータ駆動の強制式遠心分離器４の上部に接続
されている。同強制式遠心分離器４内には、駆動用モー
タ６で回転する回転内筒５が収容されており、その下部
には凝縮水槽13が連接され、同凝縮水槽13内には前記回
転内筒５と同軸に遠心分離器の内筒９が設けられてい
る。同内筒９は静電式集塵埃器14に接続され、同静電集
塵器14は除湿機能が付いた空気温度調整器15に接続され
ている。11は強制式遠心分離器４の下部に設けられたラ
ビリンスパッキン、12は回転内筒５の軸受である。
また前記空気冷却３と空気温度調整器15とによってヒ
ートポンプが構成されるようになっている。
ートポンプが構成されるようになっている。
本実施例では、塵埃を含む原料空気１は送風機２で空
気冷却器３へ送られ、更に強制式遠心分離器４へ送られ
る。一方水蒸気発生器７により発生した凝縮性気体とし
ての水蒸気は、温度・圧力・流量調節器８により調整さ
れ飽和に近い過熱状態となって強制式遠心分離器４へ送
られる。強制式遠心分離器４では、冷却された原料空気
と水蒸気の混合が起こり、水蒸気は過飽和状態となり、
原料空気中に含まれる塵埃を凝縮核として水蒸気の滴状
凝縮が起こり液滴が発生し、また、原料空気中に含まれ
るにおい分子、水溶性ガス等も凝縮核として作用して水
蒸気の滴状凝縮を起して液滴を発生させ、また発生した
液滴に吸収される。この際に、サブミクロン以下の微細
な塵埃等も液滴を発生させる核となる。
気冷却器３へ送られ、更に強制式遠心分離器４へ送られ
る。一方水蒸気発生器７により発生した凝縮性気体とし
ての水蒸気は、温度・圧力・流量調節器８により調整さ
れ飽和に近い過熱状態となって強制式遠心分離器４へ送
られる。強制式遠心分離器４では、冷却された原料空気
と水蒸気の混合が起こり、水蒸気は過飽和状態となり、
原料空気中に含まれる塵埃を凝縮核として水蒸気の滴状
凝縮が起こり液滴が発生し、また、原料空気中に含まれ
るにおい分子、水溶性ガス等も凝縮核として作用して水
蒸気の滴状凝縮を起して液滴を発生させ、また発生した
液滴に吸収される。この際に、サブミクロン以下の微細
な塵埃等も液滴を発生させる核となる。
強制式遠心分離器４内では、駆動用モータ６によりそ
の回転内筒５が高速で回転しているため、原料空気自身
の運動エネルギーで旋回力を得るものより、はるかに強
い旋回力と遠心分離力が得られるものであり、液滴を含
む原料空気に強い旋回力が与えられ、空気中から液滴10
が分離され、これに伴って塵埃やにおい分子、水溶性ガ
ス等が高度の空気から分離される。
の回転内筒５が高速で回転しているため、原料空気自身
の運動エネルギーで旋回力を得るものより、はるかに強
い旋回力と遠心分離力が得られるものであり、液滴を含
む原料空気に強い旋回力が与えられ、空気中から液滴10
が分離され、これに伴って塵埃やにおい分子、水溶性ガ
ス等が高度の空気から分離される。
分離された液滴10は凝縮水槽13に貯えられ、定期的に
凝縮水17として取り出される。液滴が分離された空気は
内筒９を通り、静電式集塵器14へ送られ、更に液滴が除
去される。
凝縮水17として取り出される。液滴が分離された空気は
内筒９を通り、静電式集塵器14へ送られ、更に液滴が除
去される。
静電式集塵14で液滴が除去された空気は除湿機能付き
の空気温度調節器15へ送られ、温度・湿度を所定の値に
設定した上でクリーンエア16として放出される。
の空気温度調節器15へ送られ、温度・湿度を所定の値に
設定した上でクリーンエア16として放出される。
第２図は、前記の実施例における水蒸気の状態変化の
模式図である。図中の点ａは原料空気中の水蒸気の大気
圧状態であり、空気冷却器２により点ｂまで冷却され
る。点ｄは、温度・圧力・流量が調整された水蒸気発生
器７から強制式遠心分離器４へ供給される水蒸気の状態
である。強制式遠心分離器３に流入した時点で、点ｂと
点ｄの状態が混合し、点ｃの過飽和状態となる。この過
飽和状態において原料空気中の塵埃等を凝縮核として水
蒸気が凝縮し、液滴が発生する。液滴の発生と生長に伴
い過飽和状態は点ｅの飽和状態へ移行する。点ｃ〜ｅの
変化は、原料空気が強制式遠心分離器４と静電式集塵器
14を通過する間に起り同時に液滴が空気中から分離させ
る。静電式分離器14の出口が点ｅの状態となり、塵埃等
を除去された空気は除湿機能付き空気温度調節器15によ
って、点ｆで示す所定の温度・湿度に調整されクリーン
エア16として放出される。
模式図である。図中の点ａは原料空気中の水蒸気の大気
圧状態であり、空気冷却器２により点ｂまで冷却され
る。点ｄは、温度・圧力・流量が調整された水蒸気発生
器７から強制式遠心分離器４へ供給される水蒸気の状態
である。強制式遠心分離器３に流入した時点で、点ｂと
点ｄの状態が混合し、点ｃの過飽和状態となる。この過
飽和状態において原料空気中の塵埃等を凝縮核として水
蒸気が凝縮し、液滴が発生する。液滴の発生と生長に伴
い過飽和状態は点ｅの飽和状態へ移行する。点ｃ〜ｅの
変化は、原料空気が強制式遠心分離器４と静電式集塵器
14を通過する間に起り同時に液滴が空気中から分離させ
る。静電式分離器14の出口が点ｅの状態となり、塵埃等
を除去された空気は除湿機能付き空気温度調節器15によ
って、点ｆで示す所定の温度・湿度に調整されクリーン
エア16として放出される。
以上説明したように、前記の本実施例では、サブミク
ロン以下の微細は塵埃等も液滴を発生させる核となり、
この液滴が空気から分離されるために、微細な塵埃まで
除去することができ、また原料空気の脱臭・脱ガスを行
なうことができる。
ロン以下の微細は塵埃等も液滴を発生させる核となり、
この液滴が空気から分離されるために、微細な塵埃まで
除去することができ、また原料空気の脱臭・脱ガスを行
なうことができる。
以上説明したように、本発明の空気清浄装置は、原料
空気中に含まれる塵埃、におい分子、水溶性ガス等を核
として凝縮性気体の液滴を発生させ、またにおい分子、
水溶性ガスSOx,NOx等を発生した液滴に吸収させ、その
上でモータ駆動の強制式遠心分離器で液滴と空気を高度
に分離し、さらに静電式集塵器により液滴を分離するこ
とによって、空気中に浮遊するサブミクロン以下の塵埃
を除去を効果的に行い、同時に脱臭と脱ガスも行なうこ
とができる。
空気中に含まれる塵埃、におい分子、水溶性ガス等を核
として凝縮性気体の液滴を発生させ、またにおい分子、
水溶性ガスSOx,NOx等を発生した液滴に吸収させ、その
上でモータ駆動の強制式遠心分離器で液滴と空気を高度
に分離し、さらに静電式集塵器により液滴を分離するこ
とによって、空気中に浮遊するサブミクロン以下の塵埃
を除去を効果的に行い、同時に脱臭と脱ガスも行なうこ
とができる。
第１図は本発明の実施例の系統図、第２図は前記実施例
の凝縮性気体（水蒸気）の状態変化の模式図である。 １……原料空気,2……送風機， ３……空気冷却器,4……強制式遠心分離器， ５……強制式遠心分離器の回転内筒， ６……駆動用モータ， ７……水蒸気発生装置， ８……水蒸気の圧力、温度、流量調整器， ９……強制式遠心分離器の内筒， 10……遠心分離された液滴， 13……凝縮水槽,14……静電式集塵器， 15……除湿機能付き空気温度調整器， 16……クリーンエア,17……凝縮水
の凝縮性気体（水蒸気）の状態変化の模式図である。 １……原料空気,2……送風機， ３……空気冷却器,4……強制式遠心分離器， ５……強制式遠心分離器の回転内筒， ６……駆動用モータ， ７……水蒸気発生装置， ８……水蒸気の圧力、温度、流量調整器， ９……強制式遠心分離器の内筒， 10……遠心分離された液滴， 13……凝縮水槽,14……静電式集塵器， 15……除湿機能付き空気温度調整器， 16……クリーンエア,17……凝縮水
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｂ０１Ｄ 50/00 ５０２ Ｂ０１Ｄ 50/00 ５０２Ｚ Ｂ０３Ｃ 3/00 Ｂ０３Ｃ 3/00 Ｊ (56)参考文献 特開 平１−304065（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−51959（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−293014（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B01D 50/00 B01D 51/02 - 51/04
Claims (1)
- 【請求項１】塵埃を含む原料空気を冷却装置に供給する
送風装置、同送風装置で供給された原料空気の冷却装
置、凝縮性気体の発生装置、前記冷却された原料空気と
前記凝縮性気体とを混合して凝縮性気体の滴状凝縮を発
生させ発生した液滴を空気から分離するモータ駆動の強
制式遠心分離器、及び同強制式遠心分離器を通過した空
気中から更に液滴を分離する静電式集塵器から構成され
ることを特徴とする空気清浄装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21031790A JP2948284B2 (ja) | 1990-08-10 | 1990-08-10 | 空気清浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21031790A JP2948284B2 (ja) | 1990-08-10 | 1990-08-10 | 空気清浄装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0494711A JPH0494711A (ja) | 1992-03-26 |
| JP2948284B2 true JP2948284B2 (ja) | 1999-09-13 |
Family
ID=16587423
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21031790A Expired - Fee Related JP2948284B2 (ja) | 1990-08-10 | 1990-08-10 | 空気清浄装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2948284B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1935384B (zh) * | 2005-09-20 | 2010-09-08 | 深圳市豪恩电声科技有限公司 | 一种静电消雾器及静电消雾方法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AU2875101A (en) * | 2000-02-09 | 2001-08-20 | Guy Felix Mignot | A gas centrifuge |
-
1990
- 1990-08-10 JP JP21031790A patent/JP2948284B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1935384B (zh) * | 2005-09-20 | 2010-09-08 | 深圳市豪恩电声科技有限公司 | 一种静电消雾器及静电消雾方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0494711A (ja) | 1992-03-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |