JP2944400B2 - 作業車用の制御装置 - Google Patents

作業車用の制御装置

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JP2944400B2
JP2944400B2 JP5330409A JP33040993A JP2944400B2 JP 2944400 B2 JP2944400 B2 JP 2944400B2 JP 5330409 A JP5330409 A JP 5330409A JP 33040993 A JP33040993 A JP 33040993A JP 2944400 B2 JP2944400 B2 JP 2944400B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中央制御部と機体各部
に分散配置される複数個の端末制御部とが、有線式の通
信手段を介して通信可能に接続され、前記端末制御部
が、制御情報検出用のセンサ類からの検出信号の入力及
びその入力データの前記中央制御部への送信、並びに、
前記中央制御部からの制御データの受信及びその受信デ
ータに基づくアクチュエータ類に対する駆動信号の出力
を実行し、前記中央制御部が、前記端末制御部からの送
信データに基づいて、前記各端末制御部のアクチュエー
タ類に対する適正駆動内容を判定して、その適正駆動内
容を前記制御データとして送信するように構成された作
業車用の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記作業車用の制御装置は、コンバイン
等の作業車の制御において、中央制御部が作業車全体の
制御を集中して行いながら、制御情報検出用のセンサ類
から検出データを入手したり又は機体に備えた各アクチ
ュエータ類を駆動させるのに、センサ類及びアクチュエ
ータ類に対して各種信号の入出力を行う複数個の端末制
御部を機体各部に分散配置するとともに、これら複数個
の端末制御部と中央制御部とが例えばRS485等の規
格を利用した有線式の通信手段を介して各種のデータを
送受信することにより、中央制御部とセンサ類及びアク
チュエータ類を直接接続する場合の信号配線の複雑大量
化を回避させるようにしていた(例えば特開平3−24
0802号公報参照)。但し、従来では、上記中央制御
部と各端末制御部との間で、オンオフ信号である二値情
報のみならず、例えばアナログ式のセンサ類からのアナ
ログ検出信号を所定ビット数(例えば8ビット)のデジ
タルデータに変換した情報つまり多値(8ビットの場合
は256段階の値)の情報をも通信データとして送受信
させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術のように、二値情報以外に多値情報をも通信デー
タとすると、通信情報量の増加(上記8ビットの場合は
二値つまり1ビットの場合の8倍になる)により例えば
1つのセンサ類等についてのデータの通信時間が長くな
って通信速度が低下する結果、作業車全体の集中制御に
おける処理速度を高速にできないという不都合があっ
た。
【0004】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、有線式の通信手段を介した中央
制御部と各端末制御部間のデータ送受信によって集中制
御形態においてセンサ類及びアクチュエータ類に対する
信号配線の簡素化を実現した作業車用の制御装置におい
て、センサ類やアクチュエータ類に対して入出力する信
号の種類即ち中央制御部と各端末制御部間で送受信され
る通信データの種類を限定することによって、通信速度
の向上を実現させて、上記従来技術の不都合を解消させ
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による作業車用の
制御装置の第1の特徴構成は、前記中央制御部と前記各
端末制御部とが、スイッチ式に構成された前記センサ類
からのオンオフ検出信号又は前記アクチュエータ類駆動
用のオンオフ駆動信号である二値情報のみを通信データ
として送受信するように構成され、前記中央制御部に、
アナログ式の前記センサ類が、そのアナログ検出信号を
直接入力するように、直接接続されているている点にあ
る。
【0006】又、第2の特徴構成は、前記中央制御部
は、ポーリングセレクティング方式にて前記各端末制御
部と通信を実行するように構成されている点にある。
【0007】
【作用】本発明の第1の特徴構成によれば、スイッチ式
に構成された制御情報検出用のセンサ類からのオンオフ
検出信号である二値情報が、検出データとして端末制御
部から有線式の通信手段を介して中央制御部に送信さ
れ、且つ、アナログ式のセンサ類からのアナログ検出信
号は、端末制御部と中央制御部との間の通信手段を介す
ることなく、中央制御部に直接、入力されることにな
る。 そして、中央制御部では、上記送信されたセンサ類
のオンオフ検出データ、並びに、アナログ式のセンサ類
からのアナログ検出信号に基づいてアクチュエータ類の
駆動内容をオンオフ駆動信号として判定し、そのアクチ
ュエータ類駆動用のオンオフ駆動信号である二値情報
が、制御データとして中央制御部から有線式の通信手段
を介して端末制御部に送信され、端末制御部では、上記
送信された制御データに基づいてアクチュエータ類がオ
ンオフ駆動される。
【0008】又、第2の特徴構成によれば、中央制御部
は、各端末制御部に対して順次、設定周期でポーリング
して通信を実行することになるが、このとき、通信にて
送信される情報は上記したような二値情報であり、情報
量が多くなるアナログ検出信号は通信されることなく、
中央制御部に直接入力されるのである。
【0009】
【発明の効果】従って、本発明の第1の特徴構成によれ
ば、高度な制御を行うために必要で情報量が多いアナロ
グ式のセンサ類からのアナログ検出信号は、通信手段を
経由することなく直接、中央制御部に入力され、端末制
御部と中央制御部との間での通信データが、センサ類や
アクチュエータ類に対して入出力するオンオフ信号であ
る二値情報に限定されるので、従来のように、高度な制
御を実行するために必要なアナログ式のセンサ類からの
アナログ検出信号をも通信データとした場合に通信情報
量の増加により通信速度を高速にできないという欠点を
解消して、端末制御部と中央制御部との間での通信を高
速で行いながら、作業車全体の集中制御を高速に行うこ
とができるに至った。
【0010】又、第2の特徴構成によれば、中央制御部
と各端末制御部との間での通信をポーリングセレクティ
ング方式により正確に行うことができるものでありなが
ら、情報量の多いアナログ検出情報に基づく高度な制御
を可能としながら、全体としての通信処理に要する時間
を極力、短くして能率よく通信制御を行えるものとなっ
た。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を、作業車としてのコ
ンバインに適用した場合について図面に基づいて説明す
る。
【0012】コンバインにおいては、例えば、機体が植
立穀稈に沿って自動的に走行するように操向操作する操
向制御や、刈取穀稈の扱室での扱深さが適正範囲内に維
持されるように自動調節する扱深さ制御や、藁屑等が混
じった扱き処理物から穀粒を選別回収する選別制御や、
選別回収された穀粒を一時貯溜するタンクから外部に排
出するオーガの作動制御や、走行地面の状態にかかわら
ず機体の姿勢を水平姿勢等の所定姿勢に維持する姿勢制
御等、各種の制御が行われる。
【0013】そのために、図1に示すように、コンバイ
ン全体の制御を集中して実行するための中央制御部CU
と、刈取ブロック1、脱穀ブロック2、タンクブロック
3及び本機ブロック4等からなる機体各部に分散配置さ
れる複数個の端末制御部LU1〜5とが、有線式の通信
手段Tを介して多重通信可能に接続されている。各端末
制御部LU1〜5は、制御情報検出用のセンサ類からの
検出信号の入力及びその入力データの中央制御部CUへ
の送信、並びに、中央制御部CUからの制御データの受
信及びその受信データに基づくアクチュエータ類M,
L,Bに対する駆動信号の出力を実行する一方で、中央
制御部CUは、各端末制御部LU1〜5からの送信デー
タに基づいて、各端末制御部LU1〜5のアクチュエー
タ類M,L,Bに対する適正駆動内容を判定して、その
適正駆動内容を制御データとして送信する。そして、中
央制御部CUと各端末制御部LU1〜5とが、スイッチ
式に構成された前記センサ類SWからのオンオフ検出信
号又は前記アクチュエータ類M,L,B駆動用のオンオ
フ駆動信号である二値情報のみを通信データとして送受
信するように構成されている。
【0014】即ち、前記センサ類は、各種の制御情報を
オン又はオフ信号として検出する複数個のスイッチ式の
センサ類SWからなり、具体的には、図1に、刈取ブロ
ック1の前方から導入される植立穀稈の機体横幅方向で
の位置を検出する左右一対のON/OFF式の方向セン
サS1,S2(図13参照)、刈取部を手動で上昇又は
下降させるための刈高手動レバー7(図12参照)に連
動して作動する刈高手動スイッチS3、及び、機体を手
動で左側又は右側に操向操作するための操向手動レバー
8(図12参照)に連動して作動する操向手動スイッチ
S4が示されている。
【0015】又、前記アクチュエータ類M,L,Bは、
オン又はオフ信号である駆動信号にて駆動されるもので
あり、電動モータM、ソレノイドL、警報ブザーB等か
らなり。具体的には、図12に、本機ブロック4に配置
された端末制御部LU1によって作動制御される刈取昇
降シリンダ5(図13及び図14参照)を上昇側又は下
降側に駆動するためのソレノイドL(L1,L2)、及
び、左右一対の操向用シリンダ9L,9R(図13参
照)を作動させるためのソレノイドL(L3,L4)が
示されている。
【0016】図2に示すように、前記中央制御部CU
は、制御用のマイクロコンピュータCPU1、そのマイ
クロコンピュータCPU1と前記通信手段Tとの間での
データ授受を中継する中央側のゲートアレイGA1、及
び、上記マイクロコンピュータCPU1とゲートアレイ
GA1との間でデータ授受及び各端末制御部LU1〜5
に対する通信制御を実行する通信用のマイクロコンピュ
ータCPU2を備えて構成されている。尚、上記2つの
マイクロコンピュータCPU1,CPU2間、及びマイ
クロコンピュータCPU2とゲートアレイGA1の間の
データ授受は8ビットのバスラインを介して行われる。
【0017】上記制御用のマイクロコンピュータCPU
1に、ポテンショメータ等の連続的に変化する情報を検
出するアナログ式のセンサ類からのアナログ検出信号
や、回転数等を検出するためのパルス式センサからのパ
ルス信号、つまり、二値情報以外の多値情報検出用のセ
ンサ類Sからの信号が、信号処理回路を経て入力ポート
Port1,2より入力されている。即ち、図2に示す
ように、刈取部を自動で昇降制御するときに目標高さを
手動設定する刈高設定ボリュームS5と、刈取部の地面
に対する高さを検出するための超音波センサS6(図1
3及び図14参照)及びその超音波センサS6に対して
駆動信号を出力するとともに検出信号を入力する駆動回
路24とが設けられ、このうち上記刈高設定ボリューム
S5が上記アナログ式のセンサ類に相当する。
【0018】尚、図中、S7は刈高自動制御を作動させ
る刈高自動スイッチ、S8は自動操向制御を作動させる
操向自動スイッチであり、PS1は、前記マイクロコン
ピュータCPU1,CPU2及びゲートアレイGA1等
に対して電源電圧並びに電源ON時のリセット信号を供
給する直流電圧源である。又、上記制御用のマイクロコ
ンピュータCPU1には、EEPROM等の不揮発性の
メモリMEMが接続され、このメモリMEMに各種のエ
ラー情報等が記憶されるようになっている。
【0019】一方、図2に示すように、各端末制御部L
U1〜5は、センサ類SW及びアクチュエータ類M,
L,Bと通信手段Tとの間でのデータ授受を中継する端
末側のゲートアレイGA2を備え、又、各端末制御部L
U1〜5に対するアドレス信号を発生するアドレス信号
発生手段としての4本のハーネスAD1〜4が、アース
に接続されたLOWレベル電圧のハーネスと無接続状態
のハーネスを組み合わせて設けられている。そして、上
記ハーネスAD1〜4、センサ類SW及びアクチュエー
タ類M,L,Bが、一体形成されたコネクタCNを介し
て各端末制御部LU1〜5に接続されている。具体的に
は、ハーネスAD1〜4は、上記ゲートアレイGA2の
アドレス設定用の外部端子A0〜A3に接続され、セン
サ類SW及びアクチュエータ類M,L,Bは、夫々信号
処理回路及び駆動回路を経てゲートアレイGA2の入出
力ポートに接続されている。尚、図中、PS2は、ゲー
トアレイGA2等に電源電圧を供給する直流電圧源であ
る。
【0020】前記通信手段Tは、例えばRS485の規
格を利用して構成され、図2に示すように、2線式の通
信ラインLnと、中央制御部CU及び各端末制御部LU
1〜5における通信ラインLnとの接点に設けられる通
信ドライバーDRとからなり、各通信ドライバーDR
は、各ゲートアレイGA1,2から受け取った送信デー
タをRS485等の規格に合った信号に変換して通信ラ
インLnに出力する一方、通信ラインLn上の信号を入
力して、その受信データを各ゲートアレイGA1,2に
出力するように動作する。
【0021】前記中央側のゲートアレイGA1と端末側
のゲートアレイGA2とは、中央側として使用するため
の中央側用構成部分及び端末側として使用するための端
末側用構成部分を備える状態に形成された同仕様の通信
用ICであるゲートアレイGAに構成されている。以
下、図3に基づいて具体的に説明する。
【0022】前記ゲートアレイGAは、図3(イ)に示
すように、MODE端子をLOWレベルにすると内部回
路が中央側のゲートアレイGA1として機能するマスタ
ーモードに切り換えられ、このマスターモードでは、ゲ
ートアレイGAは、CPU2とバスラインを介して入出
力するデータを保持する入出力バッファ11と、この入
出力バッファ11からの送信用のパラレルデータを保持
する送信バッファ13と、この送信バッファ13のパラ
レルデータをシリアルデータに並列直列変換するP/S
変換部14と、このP/S変換部14からのシリアルデ
ータにCRC生成部15からの誤り検出用のCRCデー
タを付加したものを送信データとして送出する通信コン
トロール回路16と、受信したシリアルデータを直列並
列変換するS/P変換部18と、受信したシリアルデー
タについてCRC等のチェックを行い通信エラーの有無
を検出するエラー検出部17と、S/P変換部18から
のパラレルデータ及びエラー検出部17からのエラーデ
ータを保持して入出力バッファ11に出力する受信バッ
ファ19と、CPU2からデータ入出力時の制御信号で
あるR/W(リード・ライト)信号及びSTB(データ
ストローブ)信号を入力し又CPU2に対する割り込み
INT信号を出力するCPUI/F部12とを備える構
成になる。
【0023】又、前記ゲートアレイGAは、図3(ロ)
に示すように、MODE端子をHIGHレベルにすると
内部回路が端末側のゲートアレイGA2として機能する
スレーブモードに切り換えられ、このスレーブモードで
は、ゲートアレイGAは、前記スイッチSW及びアクチ
ュエータ類M,L,Bに対してデータを入出力する入出
力ポート21と、この入出力ポート21を介して入力し
た各スイッチSWからの検出信号をパラレルデータとし
て保持する送信バッファ13と、この送信バッファ13
のパラレルデータをシリアルデータに並列直列変換する
P/S変換部14と、このP/S変換部14からのシリ
アルデータにCRC生成部15からの誤り検出用のCR
Cデータを付加したものを送信データとして送出する通
信コントロール回路16と、受信したシリアルデータを
直列並列変換するS/P変換部18と、受信したシリア
ルデータについてCRC及びアドレス等のチェックを行
い通信エラーの有無を検出するエラー検出部17と、S
/P変換部18からのパラレルデータ及びエラー検出部
17からのエラーデータを保持して入出力ポート21に
出力する受信バッファ19と、各端末制御部LU1〜5
に対するアドレスを設定するためのアドレス設定部22
とを備える構成になる。
【0024】以上より、CPUI/F部12が前記中央
側用構成部分に、アドレス設定部22が前記端末側用構
成部分に夫々対応し、上記CPUI/F部12及びアド
レス設定部22以外のゲートアレイGAの主要部分は、
同一の部番にて示すように中央側及び端末側として共用
される。又、前記入出力ポート21は、各8ビットから
なる3つのポートA,B,Cで構成され、アドレス0の
端末制御部LU3のポートA及びBが入力ポートに、ポ
ートCが出力ポートに夫々設定され、アドレス1の端末
制御部LU4のポートAが入力ポートに、ポートB及び
Cが出力ポートに夫々設定されている。尚、マスターモ
ードでの入出力バッファ11はスレーブモードでの入出
力ポート21のうちのポートBと共用されている。
【0025】前記各端末制御部LU1〜5は、外部端子
A0〜A3の接続されたハーネスAD1〜4からのアド
レス信号を電源ON時のみ自己のアドレスデータとして
上記アドレス設定部22に入力するように構成されてい
る。即ち、LOWレベル電圧のハーネスからはLOWレ
ベルの電圧信号が供給され、無接続状態のハーネスにつ
いてはゲートアレイGA2内部で電源側にプルアップさ
れているためにHIGHレベルの電圧信号が供給され、
各端末制御部LU1〜5は、この電圧信号の組み合わせ
によって自己のアドレスを設定する。図2では、端末制
御部LU3が、外部端子A0〜A3のすべてがLOWレ
ベルであってアドレス0として設定され、端末制御部L
U4が、外部端子A0〜A3のうちA0だけがHIGH
レベルで他の端子A1〜A3がLOWレベルであってア
ドレス1として設定される。
【0026】そして、中央制御部CUと各端末制御部L
U1〜5とは、上記各端末制御部LU1〜5に対して設
定されたアドレスを指定して多重通信するように構成さ
れ、具体的には、中央制御部CUが、ポーリングセレク
ティング方式にて各端末制御部LU1〜5と通信を実行
するように構成されている(図11参照)。
【0027】又、中央制御部CUは、各端末制御部LU
1〜5との通信において設定率(例えば10回の通信に
対して2回)以上の確率で又は設定回数(例えば2回)
以上連続して通信エラーが発生した場合に、その通信エ
ラーが発生した端末制御部LU1〜5のアクチュエータ
類M,L,Bに対する駆動信号を非駆動状態にするエラ
ー制御を実行するように構成されている。具体的には、
各端末制御部LU1〜5は、正常な通信制御において
は、中央制御部CUから所定周期Tp(例えば5ms)
でポーリング信号を受信するが、この所定周期Tp(5
ms)よりも長い時間に設定された所定時間(例えば8
ms)内に次のポーリング信号を受信しないと、アクチ
ュエータ類M,L,Bに対する駆動信号を非駆動状態に
するように構成されており、中央制御部CUは、前記通
信エラーが発生した端末制御部LU1〜5に対して前記
所定時間(8ms)内には次のポーリング信号を送信し
ないようにして前記エラー制御を実行するように構成さ
れている。即ち、中央制御部CUは、前記通信エラーが
発生した端末制御部LU1〜5に対して前記所定時間
(8ms)より長い時間間隔Tp' (例えば10ms)
でポーリング信号を送信するテスト通信を行う。
【0028】そして、中央制御部CUは、上記テスト通
信において、センサ類SWからの検出信号の入力指令及
びアクチュエータ類M,L,Bに対する駆動信号の出力
指令を伴わない無指令信号であるイニシャルコードを繰
り返し送信すると共に、その送信信号に応答して前記エ
ラー制御実行中の端末制御部LU1〜5から設定回数
(例えば9回)以上連続して又は設定率(例えば10回
の通信に対して9回)以上の確率で正常な返信信号(例
えば上記イニシャルコードと同じコード)が得られた場
合に、その端末制御部LU1〜5に対して前記エラー制
御を解除して正常な通信制御を実行するように構成され
ている。
【0029】次に、本機ブロック4に配置された端末制
御部LU1に前記通信エラーが発生した場合に、その端
末制御部LU1によって作動制御される前記刈取昇降シ
リンダ5と前記左右一対の操向用シリンダ9L,9Rを
作動させるソレノイドLに対する駆動信号を非駆動状態
にする構成について説明する。尚、上記左右一対の操向
用シリンダ9L,9Rは、左右のクローラ走行装置30
への動力伝達を入り切りする左右の操向用クラッチ20
L,20Rを夫々作動させるものである(図13参
照)。図12に示すように、刈取昇降シリンダ5は、一
対のソレノイドL(L1,L2)にて作動される3点制
御式の油圧シリンダ6から圧油が供給されている。各ソ
レノイドL(L1,L2)の駆動端子は、夫々駆動用の
トランジスターTr1,Tr2の各エミッタ端子に接続
されるとともに、前記刈高手動レバー7の上昇又は下降
操作に連動してアースされる刈高手動スイッチS3の2
つの接点夫々に接続されている。上記トランジスターT
r1,Tr2の各ベースに2つのアンド回路25,26
の出力が接続され、各アンド回路25,26の一方の入
力側はゲートアレイGA2のポート出力端子a,bに接
続されるとともに、他方の入力側は各アンド回路25,
26の出力が接続されているトランジスターTr1,T
r2とは反対側のトランジスターTr2,Tr1のエミ
ッタ端子に接続されている。尚、上記刈高手動スイッチ
S3の各接点は、ゲートアレイGA2のポート入力端子
a' ,b' に接続されている。
【0030】又、図12に示すように、左右一対の操向
用シリンダ9L,9Rは、一対のソレノイドL(L3,
L4)にて作動される3点制御式の油圧シリンダ10か
ら圧油が供給されている。各ソレノイドL(L3,L
4)の駆動端子は、夫々駆動用のトランジスターTr
3,Tr4の各エミッタ端子に接続されるとともに、前
記操向手動レバー8の左側又は右側への操作に連動して
アースされる操向手動スイッチS4の2つの接点夫々に
接続されている。上記トランジスターTr3,Tr4の
各ベースに2つのアンド回路27,28の出力が接続さ
れ、各アンド回路27,28の一方の入力側はゲートア
レイGA2のポート出力端子c,dに接続されるととも
に、他方の入力側は各アンド回路27,28の出力が接
続されているトランジスターTr3,Tr4とは反対側
のトランジスターTr4,Tr3のエミッタ端子に接続
されている。尚、上記操向手動スイッチS4の各接点
は、ゲートアレイGA2のポート入力端子c' ,d' に
接続されている。
【0031】以上の構成において、中央制御部CUは、
前記刈高自動スイッチS7がオンしているときには、前
記刈高設定ボリュームS6にて入力される刈取目標高さ
情報(設定操作量に応じて連続的に変化するアナログ検
出情報に相当する)、及び前記超音波センサS6の対地
高さ情報に基づいて刈取高さを目標高さに維持するため
の前記刈取昇降シリンダ5に対する適正駆動内容を判別
し、その適正駆動内容を制御データとして上記刈取昇降
シリンダ5の端末制御部LU1に送信する。そして、上
記端末制御部LU1では、受信した制御データに従って
前記ゲートアレイGA2のポート出力端子a,bの一方
からHIGH信号(オン信号に相当)が他方からLOW
信号(オフ信号に相当)が出力されて前記ソレノイドL
(L1,L2)のいずれか一方が駆動され、前記刈取昇
降シリンダ5が昇降作動される。但し、上記端末制御部
LU1に前記通信エラーが発生した場合には、前記ソレ
ノイドL(L1,L2)に対する駆動信号を非駆動状態
にするように、ゲートアレイGA2のポート出力端子
a,bの両方からLOW信号が出力される。尚、このエ
ラー制御時及び上記自動制御時においても、刈高手動レ
バー7によってに基づいて、手動で刈取高さを昇降操作
することは可能であり、又、前記ソレノイドL(L1,
L2)の駆動状態即ち刈取昇降シリンダ5の昇降作動状
態を示す前記刈高手動スイッチS3のオンオフ検出信号
がゲートアレイGA2のポート入力端子a' ,b' から
得られる。
【0032】上記と同様にして、中央制御部CUは、前
記操向自動スイッチS8がオンしているときには、前記
刈取ブロック1に配置された端末制御部LU3から受信
した前記左右一対の方向センサS1,S2のON/OF
F情報に基づいて、コンバインを植立穀稈列に沿わせて
走行させるための左右一対の操向用シリンダ9L,9R
に対する適正駆動内容を判別し、その適正駆動内容を制
御データとして上記操向用シリンダ9L,9Rの端末制
御部LU1に送信する。そして、上記端末制御部LU1
では、受信した制御データに従って前記ゲートアレイG
A2のポート出力端子c,dの一方からHIGH信号が
他方からLOW信号が出力されて前記ソレノイドL(L
3,L4)のいずれか一方が駆動され、前記一対の操向
用シリンダ9L,9Rの一方が作動する。そして、作動
した方の操向用シリンダ9L,9R側(例えば左側の操
向用シリンダ9Lが作動すれば左側)に機体が操向され
る。但し、上記端末制御部LU1に前記通信エラーが発
生した場合には、前記ソレノイドL(L3,L4)に対
する駆動信号を非駆動状態にするように、ゲートアレイ
GA2のポート出力端子c,dの両方からLOW信号が
出力される。尚、このエラー制御時及び上記自動制御時
においても、前記操向手動レバー8によって手動で操向
操作することは可能であり、又、前記ソレノイドL(L
3,L4)の駆動状態即ち前記操向用シリンダ9L,9
R作動状態を示す即ち前記操向手動スイッチS4のオン
オフ検出信号がゲートアレイGA2のポート入力端子
c' ,d' から得られる。
【0033】次に、図4〜図6及び図8〜図10に示す
フローチャートに基づいて、前記中央制御部CUにおけ
る制御動作について説明する。
【0034】図4に示すように、メインスイッチがオン
されて電源が投入されると、先ず、CPU1のリセット
状態が解除されて制御が立ち上がる。そして、イニシャ
ライズ処理を行った後、アナログ式センサからのアナロ
グ信号及びパルス式センサからのパルス信号の入力処理
を行い、メインスイッチがオンしてから全ての端末制御
部LU1〜5の動作が安定化するのに必要な時間(例え
ば250ms)が経過するまでCPU2をリセット状態
(図2に示すCPU1の出力Port3=HIGH)に
維持して各端末制御部LU1〜5との通信を停止させ、
この間メータパネル(図示しない)のランプチェック処
理を行う(#1〜#5及び#12)。
【0035】上記全ての端末制御部LU1〜5の動作が
安定化する時間が経過すると、CPU1は、出力Por
t3をLOWにしてCPU2のリセット状態を解除し、
CPU2と各端末制御部LU1〜5との通信を開始させ
る(#6)。即ち、CPU2は各端末制御部LU1〜5
を順番に呼び出して、各スイッチSWのデータを受信す
る動作を前記所定周期T(例えば5ms)で繰り返し行
う(図8参照)。この所定周期Tでの通信の繰り返しに
よって、CPU2が各スイッチSWのデータ、及び、正
常な返信データが受信できない等の各端末制御部LU1
〜5に対する通信エラー情報を十分に蓄積したと判断さ
れる時間(例えばメインスイッチオン後900ms)が
経過すると、CPU1はCPU2との間で8ビットのバ
スラインによって制御データの授受を行う処理を開始す
る(#7〜#8、図9及び図10参照)。その後、CP
U1がCPU2とのデータの授受によってシステム全体
の状態を把握するに要する時間(例えばメインスイッチ
オン後1.5sec)が経過すると、CPU1は、メー
タパネルの表示を通常状態にして、全体の制御処理を開
始する(#9〜#11)。尚、CPU1は、一定周期で
ウオッチドッグタイマールーチンを作動させており、制
御が暴走したときには、出力ポートPort4から電源
PS1に指令を与えてリセット信号を出力させるように
している(図2参照)。
【0036】CPU1がCPU2との間で行うバス通信
では、図5に示すように、先ず、スイッチ動作のチャタ
リングの影響を除去すべく、CPU2から複数回(例え
ば4回)のバス通信によって受け取った各スイッチSW
のデータが同一のときにのみ正規のデータとするフィル
タリング処理を行ってからそのデータを記憶する(#2
1)。次に、各端末制御部LU1〜5に対する通信エラ
ー情報を入力し、前述の確率又は回数条件で通信エラー
が発生した端末制御部LU1〜5があれば、メータパネ
ル等に警報表示する異常出力処理を行うとともに、その
端末制御部LU1〜5のアクチュエータM,L,Bに対
する駆動信号を非駆動状態にする前記エラー制御等のエ
ラー処理を行う(#22〜#23)。具体的には、上記
端末制御部LU1〜5に対するポーリング信号を正常な
通信制御時の前記送信周期Tp(例えば5ms)よりも
長い時間間隔Tp' (例えば10ms)に変更して前記
イニシャルコードを送信するテスト通信を行うように、
CPU2に指令コマンドを転送する。
【0037】次に、CPU2との前回の通信がOKであ
ったか否かの判断(SBUSendフラグの値が0であ
ればOK)と、CPU2がCPU1からの指令を待つコ
マンド待ち状態か否かの判断を行う(#24〜#2
5)。そして、前回のCPU2との通信がOKで且つC
PU2がコマンド待ち状態のときには、CPU2からの
外部割り込みの許可、SBUSendフラグのセット
(値を1にする)、上記CPU2からの割り込み処理で
使用するTASKnoのリセット(値を0にする)、及
び、割り込み処理の最初の部分でアドレス0の端末制御
部LU3に対する処理を実行するためのコマンドをCP
U2に出力する処理を行う。一方、前回のCPU2との
通信がOKでないか、あるいは前回のCPU2との通信
がOKであってもCPU2がコマンド待ち状態でないと
きには、異常状態として、CPU2を一定時間リセット
作動させるとともに、警報表示出力する(#30〜#3
1)。
【0038】CPU2からの割り込みに対する処理ルー
チンでは、図6に示すように、再割り込みを禁止した
後、TASKno=0から順次各TASKnoの値に応
じた処理を行い、TASKnoの値を1増やしてから次
の割り込みを許可して処理を終える。最初のTASKn
o=0では、アドレス0の端末制御部LU3の入力ポー
トAからのデータ取り込みを行い、TASKno=1で
はアドレス0の端末制御部LU3の入力ポートBからの
データ取り込みと、出力ポートCに対する出力データの
転送処理を行う。TASKno=2では、アドレス1の
端末制御部LU4に対する処理を実行するためのコマン
ドを出力する処理を行い、TASKno=3では、アド
レス1の端末制御部LU4の入力ポートAからのデータ
取り込みと、出力ポートBに対する出力データの転送処
理とを行い、TASKno=4ではアドレス1の端末制
御部LU4の出力ポート出力ポートCに対する出力デー
タの転送処理を行う。以下、同様にして、残りのアドレ
スの端末制御部LU1〜5について、コマンド転送とデ
ータの入出力の処理を順次実行する。尚、上記フローに
おいて、出力ポートに対する出力データの転送は、CP
U1が全体の処理を開始するまで(メインスイッチオン
後1.5sec間)は行わない。
【0039】そして、最後より1つ前のTASKno=
nでは、各端末制御部LU1〜5についての通信エラー
情報を要求するコマンドを転送し、最後のTASKno
=n+1では、上記通信エラー情報の読み込み処理を行
ってから、CPU2との通信がOKであったことを示す
ためにSBUSendフラグをリセットする(値を0に
する)処理を行う。最後のTASKno=n+1では、
次の割り込みを禁止した状態で処理を終えるので、以後
は、図5に示すバス処理において割り込みが許可される
までCPU2からの割り込みに対する処理は実行されな
い。
【0040】コンバインの作動を停止すべく、メインス
イッチがオフされた場合には、図4に示すように、先
ず、CPU2をリセットして各端末制御部LU1〜5と
の通信を停止させる(#13)。そして、メインスイッ
チオフ後の5sec間、エンジン停止用のソレノイドを
駆動してエンジンへの燃料供給を遮断するとともに、C
PU1内のRAM等のメモリに蓄積されているエラー情
報を前記メモリMEMに書き込む処理を行い、5sec
経過すると上記ソレノイドの駆動を停止する(#14〜
#17)。
【0041】上記メモリMEMへのエラー情報の書き込
みは、エンジン停止時以外に所定時間毎に行ってもよい
が、エンジンスタータ始動時等のように電源電圧が低下
したときには誤データを書き込むおそれがあるので、電
源電圧(例えば12V)を監視して電圧が低下している
ときには処理を行わないようにしている。尚、メモリM
EMに書き込まれたエラー情報は、チェッカー等にて読
み出され、それに基づいて故障解析することになるが、
エラーの履歴が記録されているので、例えば一瞬の断線
等の再現が困難なエラーの解析が可能になるという利点
がある。
【0042】次に、図7及び図8〜図10に示すフロー
チャートに基づいて、前記各端末制御部LU1〜5にお
ける制御動作について説明する。先ず、受信データ中の
アドレスによって自己に対するポーリング信号を受信し
たか否かを判断し、自己に対するポーリング信号である
ことが判ると、さらにそのポーリング信号が前回のポー
リング信号から8ms以内に受信したものか否かを調べ
る。8ms以内であれば、スイッチSWからの入力要求
かアクチュエータ類M,L,Bに対する出力要求かを判
断し、スイッチSWからの入力要求の場合には、スイッ
チSWからの検出信号を入力ポートを介して入力し、そ
れに基づいて返信用のセンサデータを作成する一方、ア
クチュエータ類M,L,Bに対する出力要求の場合に
は、受信したデータを出力ポートを介して出力し、返信
用のACKデータを作成する。8ms以内のポーリング
信号でないときは、送信データがイニシャルコードであ
る場合はこのコードに対する返送データを作成する一
方、イニシャルコードでない場合はそのまま処理を終了
する。
【0043】次に、上記作成したセンサデータ又はAC
Kデータ、及びイニシャルコードに対する返送データ
を、図11に示すように、中央制御部CUからのポーリ
ング信号の終了時点に対して送信開始点までの時間tを
ランダムに変化させて送信する。具体的には、各端末制
御部LU1〜5のゲートアレイGA2内に、ランダムデ
ータを発生するランダムデータ発生回路23が設けられ
(図3参照)、そのランダムデータ発生回路23のラン
ダムデータに基づいて、前記通信コントロール回路16
が、上記ポーリング信号の終了時点から送信開始点まで
の時間tを設定して中央制御部CUへ返信データを送信
する。
【0044】一方、中央制御部CUは、アドレス指定し
てスイッチSWからの入力要求やアクチュエータ類M,
L,Bに対する出力要求を送信した端末制御部LU1〜
5、及びイニシャルコードを送信したエラー制御実行中
の端末制御部LU1〜5からの返信データが正規データ
であるか否かを調べる。そして、1つのポーリング信号
に対して、例えばアドレス設定の誤り等によって2つの
端末制御部LU1〜5からACKデータが返信される場
合には、ある時間差で返信された2つの信号が重なっ
て、アドレスコード、ACKデータ及びCRCコードが
正規のものでなくなり、又、データ長も正規のデータ長
より長くなることから、返信データが正規データと異な
ることを検出し、その端末制御部LU1〜5との通信に
おいて通信エラーが発生したと判断する。尚、テスト通
信では、上記ACKデータがイニシャルコードになるこ
とを除いて、上記と同様にして、返信データが正規デー
タであるか否かによって通信エラーの発生を判断する。
【0045】〔別実施例〕 次に、別実施例を説明する。上記実施例では、中央制御
部CUと各端末制御部LU1〜LU5とが、有線式の通
信手段Tを介して多重通信するものを示したが、多重通
信ではなく、例えば、中央制御部CUが、各端末制御部
LU1〜LU5との間に設けた個別の通信手段Tを介し
て個別に通信するようにしてもよい。
【0046】又、上記実施例では、中央制御部CUと各
端末制御部LU1〜LU5とが、ポーリングセレクティ
ング方式にて例えば各端末制御部LU1〜LU5に対す
るアドレスを指定していずれの端末制御部LU1〜LU
5に対する通信かを区別しながら時分割多重方式により
通信するものを示したが、時分割多重方式ではなく周波
数多重方式により、各端末制御部LU1〜LU5に対し
て異なる周波数の伝送信号で通信させるようにしてもよ
い。又、時分割多重方式で多重通信する場合も、ポーリ
ングセレクティング方式以外の方式が可能である。
【0047】上記実施例では、スイッチ式に構成された
センサ類SWとして、左右一対のON/OFF式の方向
センサS1,S2、刈高手動スイッチS3、及び、操向
手動スイッチS4について具体構成を示したが、これ以
外のスイッチ式のセンサ類SWについても同様に構成さ
れる。又、二値情報であるオンオフ駆動信号にて駆動さ
れるアクチュエータ類M,L,Bの具体例として、刈取
部の昇降及び操向操作のための油圧回路制御用のソレノ
イドLの場合について示したが、これ以外の電動モータ
M、ソレノイドL、警報ブザーB等についても同様にオ
ンオフ駆動信号にて駆動される。
【0048】又、上記実施例では、中央制御部CUに
接接続するアナログ式のセンサ類として、刈高設定ボリ
ュームS5について示したが、これ以外のアナログ式の
センサ類を設けてもよい。
【0049】上記実施例では、有線式の通信手段Tを、
RS485の規格を利用して構成したものを示したが、
これ以外の各種規格の有線式の通信手段が利用できる。
【0050】上記実施例では、本発明をコンバインに適
用したものを例示したが、これ以外の自動あるいは手動
走行式の各種作業車に適用することができる。
【0051】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの制御構成の全体を示すブロック図
【図2】コンバインの制御構成を示す回路図
【図3】通信用ICの回路構成図
【図4】中央制御部での制御作動を示すフローチャート
【図5】中央制御部での制御作動を示すフローチャート
【図6】中央制御部での制御作動を示すフローチャート
【図7】端末制御部での制御作動を示すフローチャート
【図8】中央制御部及び端末制御部での制御手順の説明
【図9】中央制御部及び端末制御部での制御手順の説明
【図10】中央制御部及び端末制御部での制御手順の説
明図
【図11】通信制御でのポーリングセレクティング信号
の波形図
【図12】刈取昇降制御及び操向制御の構成を示す説明
【図13】コンバインの前部側の概略平面図
【図14】コンバインの前部側の概略側面図
【符号の説明】
CU 中央制御部 LU1〜LU5 端末制御部 T 通信手段 M,L,B アクチュエータ類S5 アナログ式センサ類
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 末吉 康則 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 嶋野 雅彦 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 安東 寛通 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 田中 秀明 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (56)参考文献 特開 昭48−91532(JP,A) 特開 昭62−181941(JP,A) 特開 平5−58232(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央制御部(CU)と機体各部に分散配
    置される複数個の端末制御部(LU1〜LU5)とが、
    有線式の通信手段(T)を介して通信可能に接続され、
    前記端末制御部(LU1〜LU5)が、制御情報検出用
    のセンサ類からの検出信号の入力及びその入力データの
    前記中央制御部(CU)への送信、並びに、前記中央制
    御部(CU)からの制御データの受信及びその受信デー
    タに基づくアクチュエータ類(M,L,B)に対する駆
    動信号の出力を実行し、前記中央制御部(CU)が、前
    記端末制御部(LU1〜LU5)からの送信データに基
    づいて、前記各端末制御部(LU1〜LU5)のアクチ
    ュエータ類(M,L,B)に対する適正駆動内容を判定
    して、その適正駆動内容を前記制御データとして送信す
    るように構成された作業車用の制御装置であって、 前記中央制御部(CU)と前記各端末制御部(LU1〜
    LU5)とが、スイッチ式に構成された前記センサ類か
    らのオンオフ検出信号又は前記アクチュエータ類(M,
    L,B)駆動用のオンオフ駆動信号である二値情報のみ
    を通信データとして送受信するように構成され、 前記中央制御部(CU)に、アナログ式の前記センサ類
    が、そのアナログ検出信号を直接入力するように、直接
    接続されている作業車用の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記中央制御部(CU)は、ポーリング
    セレクティング方式にて前記各端末制御部(LU1〜L
    U5)と通信を実行するように構成されている請求項1
    記載の作業車用の制御装置。
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