JP2944051B2 - 通信チャネル指定方法 - Google Patents

通信チャネル指定方法

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JP2944051B2
JP2944051B2 JP15201591A JP15201591A JP2944051B2 JP 2944051 B2 JP2944051 B2 JP 2944051B2 JP 15201591 A JP15201591 A JP 15201591A JP 15201591 A JP15201591 A JP 15201591A JP 2944051 B2 JP2944051 B2 JP 2944051B2
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和重 田中
正彦 廣野
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
NTT Mobile Communications Networks Inc
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はTDMA方式を用いた移
動通信方式において通信チャネルの指定方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】最近の移動通信方式におけるチャネル割
当方法は共通制御チャネル方式を用いるのが通常であ
る。これは移動局をすべて共通のチャネル(制御チャネ
ルという)で待受させておき、通話の際には基地局と移
動局の間でまず制御チャネルで最低限必要な信号をやり
とりした後に通信に用いる通信チャネルを指定し、基地
局移動局ともにその通信チャネルに移行して通信を開始
する方法である。この技術はTDMA方式を用いた場合
にも用いられている。アナログ方式でいうチャネルつま
り周波数を時分割されたスロットに置き換えて考えれば
よいからである。TDMA方式の移動通信における従来
の通信チャネルの指定方法は制御チャネルにより通信チ
ャネルスロットの番号を直接指定するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】TDMA方式を用いた
移動通信方式における従来の通信チャネル指定方法は通
信チャネルスロットの番号を直接指定するものであるか
ら、通信信号が一種類である場合にはさほど問題はない
が、伝送速度の異なる複数の通信信号がある場合にはチ
ャネル指定が柔軟にできないため効率が悪いという欠点
があった。特に最近のように音声信号だけでなくファク
シミリ等の画像信号やコンピュータデータ等も対象にな
るようになると、上記の欠点がは顕著である。
【0004】本発明は、音声や非電話信号等の多種類の
信号をサービスする際にも通信チャネルが効率的に利用
できるような新規なチャネル指定方法を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、通信に用いる
通信チャネルスロットを制御チャネルスロットで指定す
る移動通信システムにおいて、通信チャネルスロットの
指定はチャネル割当信号の送信されるスロットから一定
時間後のスロットを基準とした相対的なスロット番号と
通信チャネルで伝送される通信信号の伝送速度情報によ
り行われることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】本発明では相対的なスロット番号と信号の伝送
速度情報によりチャネルを指定するから、種々の伝送速
度の通信信号に対しても効率的に通信チャネルを使用で
き、柔軟性のある通信チャネル指定が可能となる。
【0007】
【実施例】図2に本発明の前提となる移動通信方式にお
いて、移動局が発呼する場合の回線接続手順の最初の部
分を示す。移動局がまず発呼信号を送信する。これは1
回の送信でもよく、複数回連続送信してもよい。この信
号を受信した基地局はリンクチャネル割当信号を送信す
る。これにより通信に使用すべき周波数とスロットが割
り当てられる。従って基地局、移動局ともにここで指定
された周波数に局発用シンセサイザを切替設定するとと
もに指定されたスロットに切り替える。次にこの周波数
とスロットで互いに同期バースト信号を送信し、それが
正確に受信できたことを確認することによってこの周波
数・スロットが良好に使用できることを確認する。その
後、この周波数・スロットで認証等の所要の制御信号の
やりとりを行った後に通信状態に入る。本発明は上記の
手順の中でチャネル割当に関するものである。
【0008】図1に本発明によるスロット割当の様子を
示す。(a)はチャネル範囲を示す図である。11はリ
ンクチャネル割当信号、12はチャネルスロットであ
る。チャネルスロットの周期は例えば32kb/sの速
度を基準に設定してある。(イ)はスロット番号であ
り、リンクチャネル割当信号のあるスロットから特定時
間t後のスロットを基準として番号を付与してある。
(ロ)は基地局から送信される下り信号用のチャネルス
ロットを示し、(ハ)は移動局から送信される上り信号
用のチャネルスロットを示す。ただしここでは4チャネ
ル多重のTDMA−TDD方式を例にとって示したた
め、4チャネルスロット毎に上り信号と下り信号が交互
に送信される。またここではリンクチャネル割当信号が
この4チャネルスロットのうちの第1スロットにある場
合を例とした。(b)はこのチャネルスロット配置にお
いて、スロット番号が2、伝送速度が32kb/sと指
定された場合の通信チャネルスロットの割当方法を示
す。スロット番号が2だから、(a)の(イ)に示すス
ロット1番を基準として2番目のスロットが割り当てら
れる。さらに伝送速度が32kb/sだから、上りと下
りが交互に4スロットおきに割り当てられる。従って、
下り信号用スロットは13のように割り当てられ、上り
信号用スロットは14のように割り当てられる。(c)
はスロット番号が10、伝送速度が16kb/sと指定
された場合の通信チャネルスロットの割当方法を示す。
スロット番号が10だから、(a)の(イ)に示すスロ
ット1番を基準として10番目のスロットが割り当てら
れる。さらに伝送速度が16kb/sだから、15と1
6のように上りと下りが交互に8スロットおきに割り当
てられる。(d)はスロット番号が1、伝送速度が8k
b/sと指定された場合の通信チャネルスロットの割当
方法を示す。スロット番号が1だから、(a)の(イ)
に示すスロット1番を基準として1番目のスロットが割
り当てられる。さらに伝送速度が8kb/sだから、1
7と18のように上りと下りが交互に16スロットおき
に割り当てられる。(e)は64kb/sの通信信号を
伝送する場合の例で、指定の仕方としては例えば伝送速
度は32kb/sとして2つのスロットを指定する方法
場合である。例えばスロット番号が2と3、伝送速度が
32kb/sと指定された場合の通信チャネルスロット
の割当方法を示す。スロット番号が2と3だから、
(a)の(イ)に示すスロット1番を基準として2番目
と3番目ののスロットが割り当てられる。さらに伝送速
度が32kb/sだから、18、19と20、21のよ
うに上りと下りが2スロットずつ交互に4スロットおき
に割り当てられる。
【0009】図3は図1と同様の図であるが、リンクチ
ャネル指定信号が第3スロットにある場合の割当例であ
る。図1との相違点は(a)の(イ)に示した基準スロ
ット1番が4チャネルスロットのうちの3番目にある点
である。従って、基準スロットがずれるから、(b)〜
(e)に示すように、同じ相対スロット番号を指定され
ても現実の物理スロットの位置は異なってくる。
【0010】図4はリンクチャネル割当信号の信号構成
例である。(a)は全体構成であり30はプリアンブル
部、31は同期ワード部、32はこの信号を送信する基
地局を移動局に識別させるための基地局識別番号部、3
3は移動局識別番号部、34はこの信号の種類を示す信
号種別、35は伝送速度指定部、36はスロット番号
部、37は誤り制御用チェックビットである。また
(b)は一つのスロットを指定する場合の伝送速度指定
部35とスロット番号部36の構成例である。また
(c)は図1の(e)のように2つのスロットを指定す
る場合の構成例である。伝送速度部の最初のビットで引
き続くスロットの有無を表している。例えばこれがビッ
ト1の時は次のスロットが存在し、ビット0の時は次の
スロットがないことを示す。もちろんこれは一例であ
り、これ以外にも種々の方法がある。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、通信チャネルスロット
を相対スロット番号と伝送速度で指定するから、柔軟性
に富むチャネル指定が可能となり、複数種類の信号に対
しても効率的なチャネル割当が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチャネル指定方法を説明する図であ
る。
【図2】移動局発呼手順の最初の部分を示す図である。
【図3】本発明のチャネル指定方法の別の例を示す図で
ある。
【図4】本発明におけるリンクチャネル割当信号の信号
構成例を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−322522(JP,A) 特開 平4−256232(JP,A) 特開 昭62−291224(JP,A) 特開 昭56−107658(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04J 3/00 - 3/26 H04L 5/22 - 5/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局及びその基地局とTDMA無線回
    線で接続される移動局から成り、通信に用いる通信チャ
    ネルスロットを制御チャネルスロットで前記基地局から
    送信されるチャネル割当信号により指定する移動通信シ
    ステムにおいて、前記通信チャネルスロットの指定は前
    記チャネル割当信号の送信されるスロットから一定時間
    後のスロットを基準とした相対的なスロット番号と通信
    チャネルで伝送される通信信号の伝送速度情報により行
    われることを特徴とする通信チャネル指定方法。
JP15201591A 1991-06-24 1991-06-24 通信チャネル指定方法 Expired - Lifetime JP2944051B2 (ja)

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JPH04373327A JPH04373327A (ja) 1992-12-25
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