JP2944006B2 - 磁気ヘッドのローディング退避方式 - Google Patents
磁気ヘッドのローディング退避方式Info
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- JP2944006B2 JP2944006B2 JP15967591A JP15967591A JP2944006B2 JP 2944006 B2 JP2944006 B2 JP 2944006B2 JP 15967591 A JP15967591 A JP 15967591A JP 15967591 A JP15967591 A JP 15967591A JP 2944006 B2 JP2944006 B2 JP 2944006B2
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- Japan
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- head
- disk
- magnetic head
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- Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
- Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、磁気ディスク検査装
置のドライバに対して、磁気ヘッドをローディング／退
避する方式に関する。
置のドライバに対して、磁気ヘッドをローディング／退
避する方式に関する。
【０００２】
【従来の技術】情報処理システムに使用されているハー
ド磁気ディスク（単にディスクという）はその性能が製
造段階で検査される。検査は、被検査のディスクをグラ
イドテスターやサーティファイヤなどの検査装置のドラ
イバに装着し、これに対して磁気ヘッド（単にヘッドと
いう）をローディングして行われる。被検査のディスク
の交換などにおいては、ヘッドは退避位置に退避する。
なお、実機のドライバにはヘッドの移動方法によりリニ
アトラバース（単にリニアという）方式とインライン方
式があり、検査装置においても実機と同一方式により検
査が行われる。
ド磁気ディスク（単にディスクという）はその性能が製
造段階で検査される。検査は、被検査のディスクをグラ
イドテスターやサーティファイヤなどの検査装置のドラ
イバに装着し、これに対して磁気ヘッド（単にヘッドと
いう）をローディングして行われる。被検査のディスク
の交換などにおいては、ヘッドは退避位置に退避する。
なお、実機のドライバにはヘッドの移動方法によりリニ
アトラバース（単にリニアという）方式とインライン方
式があり、検査装置においても実機と同一方式により検
査が行われる。
【０００３】図２(a) はリニア方式のドライバを示す。
ディスク１はスピンドル２に装着されてθ方向に回転す
る。一方、弾性を有するジンバルバー32の先端にヘッド
31が、後端に取り付け板33がそれぞれ固定されてヘッド
アッセンブリ３が構成され、ヘッドアッセンブリはキャ
リッジ機構４に固定されている。また、ローディングを
円滑に行うためにキャリッジ機構にローディング機構５
が設けられる。ディスクの交換などにおいては、図(b)
の(イ) に示すようにローディング機構の先端の押圧ピン
51がジンバルバーを上方に押し上げ、ヘッドをディスク
の外周に接近した退避位置に退避させる。検査において
は、(ロ) のようにキャリッジ機構によりヘッドがディス
ク１の半径Ｒの方向に移動し、目的のトラック11をシー
クして停止し、ここで押圧ピンを下降してヘッドがロー
ディングされる。ディスクは回転しているため、その表
面に生じたエアフローによりヘッドは微小な一定の高さ
に浮上し、非接触の状態で検査が行われる。図２(c)
は、インライン方式のドライバを示し、回転機構６によ
りヘッドアッセンブリ３が回動し、ヘッドが半径Ｒの方
向に円弧を描いてトラックをシークする。ローディング
機構５は上記と同様に動作する。
ディスク１はスピンドル２に装着されてθ方向に回転す
る。一方、弾性を有するジンバルバー32の先端にヘッド
31が、後端に取り付け板33がそれぞれ固定されてヘッド
アッセンブリ３が構成され、ヘッドアッセンブリはキャ
リッジ機構４に固定されている。また、ローディングを
円滑に行うためにキャリッジ機構にローディング機構５
が設けられる。ディスクの交換などにおいては、図(b)
の(イ) に示すようにローディング機構の先端の押圧ピン
51がジンバルバーを上方に押し上げ、ヘッドをディスク
の外周に接近した退避位置に退避させる。検査において
は、(ロ) のようにキャリッジ機構によりヘッドがディス
ク１の半径Ｒの方向に移動し、目的のトラック11をシー
クして停止し、ここで押圧ピンを下降してヘッドがロー
ディングされる。ディスクは回転しているため、その表
面に生じたエアフローによりヘッドは微小な一定の高さ
に浮上し、非接触の状態で検査が行われる。図２(c)
は、インライン方式のドライバを示し、回転機構６によ
りヘッドアッセンブリ３が回動し、ヘッドが半径Ｒの方
向に円弧を描いてトラックをシークする。ローディング
機構５は上記と同様に動作する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】最近においては、ディ
スクは高記録密度化されるとともに、そのサイズが３イ
ンチ程度に小型化され、またヘッドとして厚さが１ｍｍ
以下で面積が３ｍｍ×４ｍｍ程度の非常に薄くて小型軽
量な薄膜ヘッドが使用されている。これらに伴ってディ
スクの表面とジンバルバーのギャップが非常に小さくな
り、このギャップにローディング機構の押圧ピンを挿入
することができない。従って、他の方法によりローディ
ングすることが必要である。また、退避位置に退避した
ヘッドが、ディスクの交換作業などにより振動すると損
傷する危険があるので、ヘッドを振れ止めして安全に退
避させる方式が必要である。ただし、ヘッドは非常に微
弱であるのでこの振れ止めはヘッドに非接触で行うこと
が望ましい。この発明は以上に鑑みてなされたもので、
ヘッドが退避位置に非接触で安全に退避できるととも
に、円滑にローディングできる簡易な方式を提供するこ
とを目的とするものである。
スクは高記録密度化されるとともに、そのサイズが３イ
ンチ程度に小型化され、またヘッドとして厚さが１ｍｍ
以下で面積が３ｍｍ×４ｍｍ程度の非常に薄くて小型軽
量な薄膜ヘッドが使用されている。これらに伴ってディ
スクの表面とジンバルバーのギャップが非常に小さくな
り、このギャップにローディング機構の押圧ピンを挿入
することができない。従って、他の方法によりローディ
ングすることが必要である。また、退避位置に退避した
ヘッドが、ディスクの交換作業などにより振動すると損
傷する危険があるので、ヘッドを振れ止めして安全に退
避させる方式が必要である。ただし、ヘッドは非常に微
弱であるのでこの振れ止めはヘッドに非接触で行うこと
が望ましい。この発明は以上に鑑みてなされたもので、
ヘッドが退避位置に非接触で安全に退避できるととも
に、円滑にローディングできる簡易な方式を提供するこ
とを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成する磁気ヘッドのローディング退避方式であっ
て、ドライバに装着された磁気ディスクの外周に接近し
た退避位置に、ヘッドを浮上させるエアを噴射するエア
噴射部を設ける。噴射したエアによりヘッドをディスク
の表面より僅かに高い位置に非接触で保持して退避す
る。検査においては保持された高さでヘッドをシーク移
動してヘッドがディスクに対してローディングされる。
を達成する磁気ヘッドのローディング退避方式であっ
て、ドライバに装着された磁気ディスクの外周に接近し
た退避位置に、ヘッドを浮上させるエアを噴射するエア
噴射部を設ける。噴射したエアによりヘッドをディスク
の表面より僅かに高い位置に非接触で保持して退避す
る。検査においては保持された高さでヘッドをシーク移
動してヘッドがディスクに対してローディングされる。
【０００６】
【作用】上記の方式においては、エア噴射部の噴射する
エアにより、退避位置に退避しているヘッドは非接触で
保持されているので、損傷が生ずることなくヘッドは安
全である。退避したヘッドは、磁気ディスクの外側にあ
るエア噴射部に保護されているので、たとえ小型なディ
スクの交換作業においも、ヘッドを損傷することなくデ
ィスク交換を容易に行うことができる。その結果、小型
化された磁気ディスクの検査装置に寄与するところには
大きいものがある。また、保持されているヘッドの高さ
位置はディスクの表面より僅かに高いので、ヘッドはデ
ィスクの外周に接触することなくシーク移動して円滑に
ローディングされる。
エアにより、退避位置に退避しているヘッドは非接触で
保持されているので、損傷が生ずることなくヘッドは安
全である。退避したヘッドは、磁気ディスクの外側にあ
るエア噴射部に保護されているので、たとえ小型なディ
スクの交換作業においも、ヘッドを損傷することなくデ
ィスク交換を容易に行うことができる。その結果、小型
化された磁気ディスクの検査装置に寄与するところには
大きいものがある。また、保持されているヘッドの高さ
位置はディスクの表面より僅かに高いので、ヘッドはデ
ィスクの外周に接触することなくシーク移動して円滑に
ローディングされる。
【０００７】
【実施例】図１はこの発明の一実施例を示し、(a) はリ
ニア方式のドライバの場合、(b)はインライン方式のド
ライバの場合のそれぞれの平面図を示し、(c) は両者に
おけるヘッドの退避とローディングの動作の説明図であ
る。図１(a),(b) において、被検査のディスク１はドラ
イバのスピンドル２に装着されて回転する。ディスクの
外周に接近した退避位置にエア噴射部７を設け、調整バ
ルブ71によりエアＡを調整してエア噴射部よりエアを上
方向に噴射する。退避位置に退避したヘッド31とジンバ
ルバー32の一部分は噴射されたエアにより、ディスクの
表面より僅かに高い位置まで浮上して非接触で保持され
る。(c) の(イ) は退避位置においてヘッドアッセンブリ
３が浮上した状態を示す。ローディングのためにヘッド
がシーク移動し、ディスクの外周に接近して(ロ) の状態
になると、ヘッドは退避位置と同じ高さに保持されたま
ま移動するので、外周に接触することなくその内側に侵
入することができる。さらにヘッドが侵入して(ハ) の状
態となると、エア噴射部よりのエアはヘッドアッセンブ
リを浮上させる力が無くなり、その代わりディスクの表
面のエアフローによりヘッドは所定の高さ浮上してロー
ディングされる。なお、(ハ) の状態においてもエアの噴
射はそのまま継続しても差し支えない。
ニア方式のドライバの場合、(b)はインライン方式のド
ライバの場合のそれぞれの平面図を示し、(c) は両者に
おけるヘッドの退避とローディングの動作の説明図であ
る。図１(a),(b) において、被検査のディスク１はドラ
イバのスピンドル２に装着されて回転する。ディスクの
外周に接近した退避位置にエア噴射部７を設け、調整バ
ルブ71によりエアＡを調整してエア噴射部よりエアを上
方向に噴射する。退避位置に退避したヘッド31とジンバ
ルバー32の一部分は噴射されたエアにより、ディスクの
表面より僅かに高い位置まで浮上して非接触で保持され
る。(c) の(イ) は退避位置においてヘッドアッセンブリ
３が浮上した状態を示す。ローディングのためにヘッド
がシーク移動し、ディスクの外周に接近して(ロ) の状態
になると、ヘッドは退避位置と同じ高さに保持されたま
ま移動するので、外周に接触することなくその内側に侵
入することができる。さらにヘッドが侵入して(ハ) の状
態となると、エア噴射部よりのエアはヘッドアッセンブ
リを浮上させる力が無くなり、その代わりディスクの表
面のエアフローによりヘッドは所定の高さ浮上してロー
ディングされる。なお、(ハ) の状態においてもエアの噴
射はそのまま継続しても差し支えない。
【０００８】
【発明の効果】以上の説明のとおり、この発明による磁
気ヘッドのローディング退避方式においては、退避位置
に設けたエア噴射部より噴射されたエアにより、ヘッド
を非接触で保持して安全に退避させ、磁気ディスクの検
査においてはディスクの外周に接触することなくヘッド
をシーク移動させて円滑にローディングできる簡易なも
ので、退避したヘッドは、磁気ディスクの外側にあるエ
ア噴射部に保護されているので、たとえ小型なディスク
の交換作業においも、ヘッドを損傷することなくディス
ク交換を容易に行うことができる。その結果、小型化さ
れた磁気ディスクの検査装置に寄与するところには大き
いものがある。
気ヘッドのローディング退避方式においては、退避位置
に設けたエア噴射部より噴射されたエアにより、ヘッド
を非接触で保持して安全に退避させ、磁気ディスクの検
査においてはディスクの外周に接触することなくヘッド
をシーク移動させて円滑にローディングできる簡易なも
ので、退避したヘッドは、磁気ディスクの外側にあるエ
ア噴射部に保護されているので、たとえ小型なディスク
の交換作業においも、ヘッドを損傷することなくディス
ク交換を容易に行うことができる。その結果、小型化さ
れた磁気ディスクの検査装置に寄与するところには大き
いものがある。
【図１】 この発明の一実施例を示し、(a) はニリア方
式のドライバの場合、(b) はインライン方式のドライバ
の場合のそれぞれの平面図を示し、(c) は両者における
動作の説明図である。
式のドライバの場合、(b) はインライン方式のドライバ
の場合のそれぞれの平面図を示し、(c) は両者における
動作の説明図である。
【図２】 ディスクドライバの従来のヘッドローディン
グ機構と、ローディング方法を示すもので、(a) はリニ
ア方式のドライバの構成図、(b) は(a) に対する動作説
明図、(c) はインライン方式のドライバの構成図であ
る。
グ機構と、ローディング方法を示すもので、(a) はリニ
ア方式のドライバの構成図、(b) は(a) に対する動作説
明図、(c) はインライン方式のドライバの構成図であ
る。
１…磁気ディスク（単にディスク）、11…トラック、２
…スピンドル、３…ヘッドアッセンブリ、31…磁気ヘッ
ド（単にヘッド）、32…ジンバルバー、33…取り付け
板、４…キャリッジ機構、５…ローディング機構、51…
押圧ピン、６…回転機構、７…エア噴射部、71…調整バ
ルブ。
…スピンドル、３…ヘッドアッセンブリ、31…磁気ヘッ
ド（単にヘッド）、32…ジンバルバー、33…取り付け
板、４…キャリッジ機構、５…ローディング機構、51…
押圧ピン、６…回転機構、７…エア噴射部、71…調整バ
ルブ。
Claims (1)
- 【請求項１】 検査装置のドライバに装着された磁気デ
ィスク対する磁気ヘッドのローディングにおいて、該磁
気ディスクの外周に接近した退避位置に、該磁気ヘッド
を浮上させるエアを噴射するエア噴射部を設け、該噴射
したエアにより該磁気ヘッドを該磁気ディスクの表面よ
り僅かに高い位置に非接触で保持して退避し、該保持さ
れた高さで該磁気ヘッドをシーク移動し、前記磁気ディ
スクに対する前記ローディングを行うことを特徴とす
る、磁気ヘッドのローディング退避方式。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15967591A JP2944006B2 (ja) | 1991-06-04 | 1991-06-04 | 磁気ヘッドのローディング退避方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15967591A JP2944006B2 (ja) | 1991-06-04 | 1991-06-04 | 磁気ヘッドのローディング退避方式 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04358373A JPH04358373A (ja) | 1992-12-11 |
| JP2944006B2 true JP2944006B2 (ja) | 1999-08-30 |
Family
ID=15698879
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15967591A Expired - Fee Related JP2944006B2 (ja) | 1991-06-04 | 1991-06-04 | 磁気ヘッドのローディング退避方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2944006B2 (ja) |
-
1991
- 1991-06-04 JP JP15967591A patent/JP2944006B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04358373A (ja) | 1992-12-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |