JP2942634B2 - 固液分離機 - Google Patents
固液分離機Info
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
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Description
【0001】〔発明の目的〕
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、固形分を含有する廃液
から、固体分と液体分との遠心分離を行う回転容器を備
えた固液分離機に係り、特に回転容器の改良に関する。
から、固体分と液体分との遠心分離を行う回転容器を備
えた固液分離機に係り、特に回転容器の改良に関する。
【0003】
【従来の技術】一般に、核燃料の再処理にあたっては、
使用済核燃料を溶解した硝酸溶液から不溶性の核分裂生
成物の固体微粒子を、遠心力を利用して分離除去する固
液分離機が用いられている。この固液分離機は、下部ま
たは上部が開口した回転容器を高速度で回転させ、この
下部または上部の開口部から給液管を挿入して回転容器
の中に固形分を含む被処理溶液としての廃液を供給して
その固液の分離を行うものである。
使用済核燃料を溶解した硝酸溶液から不溶性の核分裂生
成物の固体微粒子を、遠心力を利用して分離除去する固
液分離機が用いられている。この固液分離機は、下部ま
たは上部が開口した回転容器を高速度で回転させ、この
下部または上部の開口部から給液管を挿入して回転容器
の中に固形分を含む被処理溶液としての廃液を供給して
その固液の分離を行うものである。
【0004】図6は、上記従来の遠心分離式固液分離機
の構成例を示す断面図である。使用済燃料再処理プラン
トのコンクリート壁101には、開口部120の上部に
固液分離機102の上部ケーシング103が、また開口
部120の下部には固液分離機102の下部ケーシング
104が処理液受け皿105を介して接続される。
の構成例を示す断面図である。使用済燃料再処理プラン
トのコンクリート壁101には、開口部120の上部に
固液分離機102の上部ケーシング103が、また開口
部120の下部には固液分離機102の下部ケーシング
104が処理液受け皿105を介して接続される。
【0005】下部ケーシング104内には、回転軸10
6に吊下げられた遠心分離用回転容器107が収めら
れ、この回転容器107にはその底板108内に設けら
れたクラッド出口109を通して、廃液導入ノズル11
0と洗浄ノズル111が導入される。前記下部ケーシン
グ104の下端には、クラッド排出管112が接続す
る。
6に吊下げられた遠心分離用回転容器107が収めら
れ、この回転容器107にはその底板108内に設けら
れたクラッド出口109を通して、廃液導入ノズル11
0と洗浄ノズル111が導入される。前記下部ケーシン
グ104の下端には、クラッド排出管112が接続す
る。
【0006】回転容器107の頂板113には処理液案
内孔114が放射状に設けられ、この処理液案内孔11
4の処理液受け皿105側の上部には処理液案内ベーン
115が設置される。そして、処理液受け皿105の底
部には、処理液排出管116が接続する。
内孔114が放射状に設けられ、この処理液案内孔11
4の処理液受け皿105側の上部には処理液案内ベーン
115が設置される。そして、処理液受け皿105の底
部には、処理液排出管116が接続する。
【0007】回転軸106は、軸受117によって支持
され、コンクリート壁101を貫通しながら、上部ケー
シング103に収容される。回転軸106の上端は、カ
ップリング118を介してモータ119と接続する。
され、コンクリート壁101を貫通しながら、上部ケー
シング103に収容される。回転軸106の上端は、カ
ップリング118を介してモータ119と接続する。
【0008】固形分(クラッド)を含む廃液(固液)
は、廃液導入ノズル110を通って回転容器107内に
案内され、回転容器107の回転に伴う遠心作用によっ
てクラッドと処理液に遠心分離される。その後クラッド
は、クラッド出口109から沈降して下部ケーシング1
04内に至り、さらにクラッド排出管112を通って固
液分離機102から排出される。他方、処理液は、処理
液案内孔114を通って処理液受け皿105内に至る
が、この際処理液案内ベーン115によって処理液受け
皿105の下方に案内され、処理液排出管116から固
液分離機102外へ排出される。
は、廃液導入ノズル110を通って回転容器107内に
案内され、回転容器107の回転に伴う遠心作用によっ
てクラッドと処理液に遠心分離される。その後クラッド
は、クラッド出口109から沈降して下部ケーシング1
04内に至り、さらにクラッド排出管112を通って固
液分離機102から排出される。他方、処理液は、処理
液案内孔114を通って処理液受け皿105内に至る
が、この際処理液案内ベーン115によって処理液受け
皿105の下方に案内され、処理液排出管116から固
液分離機102外へ排出される。
【0009】ところで、回転容器107は、モータ11
9の駆動が回転軸106を介して伝達されることにより
回転するが、回転軸106と回転容器107の連結は、
回転軸106と回転容器7の頂板113とをボルト締め
して行うのが普通である。
9の駆動が回転軸106を介して伝達されることにより
回転するが、回転軸106と回転容器107の連結は、
回転軸106と回転容器7の頂板113とをボルト締め
して行うのが普通である。
【0010】また遠心分離された固体分が回転容器10
7の内壁に所定量堆積して固着した場合は、回転容器1
07への廃液の供給および回転容器の回転を停止し、さ
らに洗浄ノズル111から洗浄液を噴出せしめることに
より、堆積した固体分は、回転容器107のクラッド排
出管112から洗浄排出される。
7の内壁に所定量堆積して固着した場合は、回転容器1
07への廃液の供給および回転容器の回転を停止し、さ
らに洗浄ノズル111から洗浄液を噴出せしめることに
より、堆積した固体分は、回転容器107のクラッド排
出管112から洗浄排出される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の固液分離機において、回転容器は、回転軸を介して伝
達されたモータの回転駆動力によって高速で回転してお
り、駆動部のモータからの回転軸の長さに対応した距離
を隔てて回転されているので、回転容器にて発生する振
動が、回転軸を含めた回転系全体に影響を与えることに
なる。
の固液分離機において、回転容器は、回転軸を介して伝
達されたモータの回転駆動力によって高速で回転してお
り、駆動部のモータからの回転軸の長さに対応した距離
を隔てて回転されているので、回転容器にて発生する振
動が、回転軸を含めた回転系全体に影響を与えることに
なる。
【0012】しかも、回転する回転容器内に導入された
廃液は、固有の流体振動を生じることが、一般に知られ
ている(例えば、機械工業便覧A5編、流体工学、第1
6章参照)。この流体振動は、軸方向や周方向に単独に
発生したり、あるいは両方向に複合的に発生することが
実験により確認されている。
廃液は、固有の流体振動を生じることが、一般に知られ
ている(例えば、機械工業便覧A5編、流体工学、第1
6章参照)。この流体振動は、軸方向や周方向に単独に
発生したり、あるいは両方向に複合的に発生することが
実験により確認されている。
【0013】従来の固液分離機においても同様に、回転
する回転容器内で廃液が軸方向あるいは周方向に振動
し、モータや回転軸等の回転系と共振を生ずることがあ
り、このような流体特性による廃液の振動を抑制するこ
とは実質的に困難であった。
する回転容器内で廃液が軸方向あるいは周方向に振動
し、モータや回転軸等の回転系と共振を生ずることがあ
り、このような流体特性による廃液の振動を抑制するこ
とは実質的に困難であった。
【0014】さらに従来の固液分離機においては、固形
分を含む廃液は回転容器とともに高速度で回転するが、
回転容器内で廃液が流体特性により、軸方向や周方向に
流体振動を発生して、固体分の分離効率を著しく低下さ
せ、所定の分離性能が得られないという問題や、回転体
に異常振動を励起させて回転の安定性を喪失して回転軸
や回転容器が損傷するなどの問題が高頻度で発生してい
た。
分を含む廃液は回転容器とともに高速度で回転するが、
回転容器内で廃液が流体特性により、軸方向や周方向に
流体振動を発生して、固体分の分離効率を著しく低下さ
せ、所定の分離性能が得られないという問題や、回転体
に異常振動を励起させて回転の安定性を喪失して回転軸
や回転容器が損傷するなどの問題が高頻度で発生してい
た。
【0015】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、固体分と液体分の分離性能を向上させるととも
に、共振が発生することなく安定した回転性能を有する
固液分離機を提供することを目的とする。 〔発明の構成〕
もので、固体分と液体分の分離性能を向上させるととも
に、共振が発生することなく安定した回転性能を有する
固液分離機を提供することを目的とする。 〔発明の構成〕
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決するためになされたものであり、まず、請求項1
の発明は、導入された廃液を固形分と上澄液とに遠心分
離する筒状回転容器と、この回転容器を回転駆動させる
駆動機構とを備えた固液分離機において、上記回転容器
の固形分出口側内周と上澄液排出孔側内周とにそれぞれ
回転中心方向に傾斜して突出するように形成された第1
および第2の堰を備え、これらの各堰の傾斜面と上記回
転容器内周面とのなす角度を相互に異ならせて構成され
る。
を解決するためになされたものであり、まず、請求項1
の発明は、導入された廃液を固形分と上澄液とに遠心分
離する筒状回転容器と、この回転容器を回転駆動させる
駆動機構とを備えた固液分離機において、上記回転容器
の固形分出口側内周と上澄液排出孔側内周とにそれぞれ
回転中心方向に傾斜して突出するように形成された第1
および第2の堰を備え、これらの各堰の傾斜面と上記回
転容器内周面とのなす角度を相互に異ならせて構成され
る。
【0017】また、回転容器内周面から第1および第2
の各堰の先端までの高さを相互に異ならせて構成するこ
ともできる。
の各堰の先端までの高さを相互に異ならせて構成するこ
ともできる。
【0018】
【作用】上記構成に係る固液分離機によれば、駆動機構
によって回転容器を所定速度で回転させた状態で固形分
を含む廃液を回転容器内へ連続して供給すると、廃液中
の固形分と上澄液とが遠心分離される。そして回転容器
内周面における廃液の液面高さが、第1の堰または第2
の堰のいずれか低い方の高さよりも大きくなった時点
で、上澄液は、堰の頂部から溢流し、上澄液排出孔から
順次外部へ排出される。このとき回転容器内へは廃液が
連続的に供給されているため、定格回転数で回転する回
転容器内は堰の高さに相当する範囲が廃液で満たされ
る。
によって回転容器を所定速度で回転させた状態で固形分
を含む廃液を回転容器内へ連続して供給すると、廃液中
の固形分と上澄液とが遠心分離される。そして回転容器
内周面における廃液の液面高さが、第1の堰または第2
の堰のいずれか低い方の高さよりも大きくなった時点
で、上澄液は、堰の頂部から溢流し、上澄液排出孔から
順次外部へ排出される。このとき回転容器内へは廃液が
連続的に供給されているため、定格回転数で回転する回
転容器内は堰の高さに相当する範囲が廃液で満たされ
る。
【0019】このとき廃液の液面にその流体特性によっ
て振動波が発生した場合においても、各堰の傾斜面と回
転容器内周面とのなす角度が相互に異っているため、発
生した振動波が双方の堰の傾斜面に沿って移動反射する
際の、波動速度が異なる。すなわち第1の堰付近におけ
る波動速度と、第2の堰付近における波動速度とは異な
るため前進波と後進波とが共鳴して一定の振動数で流体
振動が発生することはない。つまり波動速度が異なる前
進波と後進波との干渉によって振動波は相互に減衰さ
れ、結果的に回転系全体の共振に発展することなく、振
動がなく極めて安定した状態で固液分離機を運転するこ
とができる。
て振動波が発生した場合においても、各堰の傾斜面と回
転容器内周面とのなす角度が相互に異っているため、発
生した振動波が双方の堰の傾斜面に沿って移動反射する
際の、波動速度が異なる。すなわち第1の堰付近におけ
る波動速度と、第2の堰付近における波動速度とは異な
るため前進波と後進波とが共鳴して一定の振動数で流体
振動が発生することはない。つまり波動速度が異なる前
進波と後進波との干渉によって振動波は相互に減衰さ
れ、結果的に回転系全体の共振に発展することなく、振
動がなく極めて安定した状態で固液分離機を運転するこ
とができる。
【0020】また、回転容器内周面から第1および第2
の堰の先端までの高さを相互に異なるように形成した場
合には振動波の減衰効果をより高めることができる。す
なわち回転容器内周面から第1および第2の堰の頂部ま
での高さを相互に異ならせ、例えば上澄液排出孔側に配
設した第2の堰の高さを固形分出口側に配設した第1の
堰の高さよりも低く設定すると、回転容器内の廃液の液
面高さは、第2の堰の高さにより規制され、その第2の
堰の高さとほぼ等しくなる。
の堰の先端までの高さを相互に異なるように形成した場
合には振動波の減衰効果をより高めることができる。す
なわち回転容器内周面から第1および第2の堰の頂部ま
での高さを相互に異ならせ、例えば上澄液排出孔側に配
設した第2の堰の高さを固形分出口側に配設した第1の
堰の高さよりも低く設定すると、回転容器内の廃液の液
面高さは、第2の堰の高さにより規制され、その第2の
堰の高さとほぼ等しくなる。
【0021】この状態で回転容器内の廃液の液面に、流
体特性によって周方向に振動波が発生した場合、振動波
の山部が、高さが低い第2の堰の頂部から流出して崩れ
る。この山部の削減により、第2の堰の液面付近におけ
る廃液量が減少するため、周方向の振動波の固有振動数
が変化して振動波全体が減衰される。そのため、回転系
の一定の振動数との共振が効果的に防止され、安定した
運転を継続することができる。
体特性によって周方向に振動波が発生した場合、振動波
の山部が、高さが低い第2の堰の頂部から流出して崩れ
る。この山部の削減により、第2の堰の液面付近におけ
る廃液量が減少するため、周方向の振動波の固有振動数
が変化して振動波全体が減衰される。そのため、回転系
の一定の振動数との共振が効果的に防止され、安定した
運転を継続することができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明に係る固液分離機の一実施例に
ついて添付図面を参照して説明する。
ついて添付図面を参照して説明する。
【0023】本実施例に係る固液分離機は、図1に示す
ように、駆動装置としてのモータ1に連結され、軸受2
に軸支されて垂下された回転軸3が、円筒形状の回転容
器4の上部に形成された頂部5に連結され、この回転容
器4をモータ1と一体に回転可能に垂直に吊下げて構成
される。この頂部5の下方には上澄液排出孔6が径方向
に穿設されており、回転容器4の円筒部4aで固液分離
された上澄液は、この上澄液排出孔6を通じて外部へ排
出される。
ように、駆動装置としてのモータ1に連結され、軸受2
に軸支されて垂下された回転軸3が、円筒形状の回転容
器4の上部に形成された頂部5に連結され、この回転容
器4をモータ1と一体に回転可能に垂直に吊下げて構成
される。この頂部5の下方には上澄液排出孔6が径方向
に穿設されており、回転容器4の円筒部4aで固液分離
された上澄液は、この上澄液排出孔6を通じて外部へ排
出される。
【0024】回転容器4の開口側下端部4bには、この
開口側下端部4bの内側に周方向に沿って、中空円錐状
の第1の堰7が、延設されている。この第1の堰7は、
上記開口側下端部4bから連続して回転容器4の回転中
心C方向に突出するように傾斜して形成され、この第1
の堰7の上端部7bが回転容器4の下方に開口してい
る。そして、図2に示すように、この第1の堰7の傾斜
面7aと円筒部4aの内周面4cとのなす角(第1の堰
側角)θ1 を鈍角として形成している。
開口側下端部4bの内側に周方向に沿って、中空円錐状
の第1の堰7が、延設されている。この第1の堰7は、
上記開口側下端部4bから連続して回転容器4の回転中
心C方向に突出するように傾斜して形成され、この第1
の堰7の上端部7bが回転容器4の下方に開口してい
る。そして、図2に示すように、この第1の堰7の傾斜
面7aと円筒部4aの内周面4cとのなす角(第1の堰
側角)θ1 を鈍角として形成している。
【0025】さらに、上記回転容器4の上部4d内側に
は、周方向に沿って、断面が山形状の第2の堰8が延設
され、この第2の堰8の上方には、上澄液排出孔6が設
けられている。また、この第2の堰8の円筒部4a側の
傾斜面8aと円筒部4aの内周面4cとのなす角(第2
の堰側角)θ2 を鈍角として形成し、この第2の堰側角
θ2 と上記第1の堰側角θ1 との角度を異ならせている
(θ1 >90°,θ2 >90°、θ1 ≠θ2 )。
は、周方向に沿って、断面が山形状の第2の堰8が延設
され、この第2の堰8の上方には、上澄液排出孔6が設
けられている。また、この第2の堰8の円筒部4a側の
傾斜面8aと円筒部4aの内周面4cとのなす角(第2
の堰側角)θ2 を鈍角として形成し、この第2の堰側角
θ2 と上記第1の堰側角θ1 との角度を異ならせている
(θ1 >90°,θ2 >90°、θ1 ≠θ2 )。
【0026】また、第1の堰7の先端7bから、円筒部
4aの内周面4cまでの高さh1 は、第2の堰8の先端
8bから上記内周面4cまでの高さh2 より高く設定さ
れている。
4aの内周面4cまでの高さh1 は、第2の堰8の先端
8bから上記内周面4cまでの高さh2 より高く設定さ
れている。
【0027】すなわち、回転容器4の回転中心Cから第
1および第2の堰の先端7b、8bまでのそれぞれの距
離をr1 ,r2 とし、また回転中心Cから回転容器4の
内周面4cまでの距離をr3 とすると下記の関係式が成
立つ。
1および第2の堰の先端7b、8bまでのそれぞれの距
離をr1 ,r2 とし、また回転中心Cから回転容器4の
内周面4cまでの距離をr3 とすると下記の関係式が成
立つ。
【0028】 h1 >h2 , r2 >r1 , h1 +r1 =h2 +r2 =r3 また回転容器4の上澄液排出孔6は図4に示すように、
頂部5と第2の堰8とに挟まれ周方向に形成された周溝
5aの半径方向に放射状に複数個穿設されている。この
ため、この第2の堰8から溢出した上澄液を径方向から
外部に排出できるようになっている。
頂部5と第2の堰8とに挟まれ周方向に形成された周溝
5aの半径方向に放射状に複数個穿設されている。この
ため、この第2の堰8から溢出した上澄液を径方向から
外部に排出できるようになっている。
【0029】定格回転中の回転容器4内に導入された廃
液20は、固体分と液体分として分離されると、分離さ
れた上澄液としての液体分が、図3(a)に示すよう
に、円筒部4aに満たされ、さらに廃液が導入され、廃
液の流体振動が発生した場合には、図3(b),(c)
に示すように、上澄液が第1の堰7より低い第2の堰8
の先端8bを越えて溢れ出し、図1および図2に示すよ
うに上澄液排出孔6から外部へ排出されるようになって
いる。
液20は、固体分と液体分として分離されると、分離さ
れた上澄液としての液体分が、図3(a)に示すよう
に、円筒部4aに満たされ、さらに廃液が導入され、廃
液の流体振動が発生した場合には、図3(b),(c)
に示すように、上澄液が第1の堰7より低い第2の堰8
の先端8bを越えて溢れ出し、図1および図2に示すよ
うに上澄液排出孔6から外部へ排出されるようになって
いる。
【0030】回転容器4の内部には給液管10と洗浄管
11とが配設され、上記洗浄管11を通り洗浄ノズル1
2から噴射される洗浄液によって円筒部4aの内周面4
cに付着した固形分は洗い落とされ、第一の堰7の先端
7bから下方へ排出される。
11とが配設され、上記洗浄管11を通り洗浄ノズル1
2から噴射される洗浄液によって円筒部4aの内周面4
cに付着した固形分は洗い落とされ、第一の堰7の先端
7bから下方へ排出される。
【0031】回転容器4内へ供給された廃液20は、ま
ず第1の堰7の上に落下し、次に回転容器4と一体とな
って回転する回転速度が付与された円筒部4aへ流れ込
む。ここで廃液中の固体分には回転速度の2乗に比例し
た遠心力が作用し、この固体分は比重の異なる液体分か
ら分離され、回転容器4の内周面4cに付着する。
ず第1の堰7の上に落下し、次に回転容器4と一体とな
って回転する回転速度が付与された円筒部4aへ流れ込
む。ここで廃液中の固体分には回転速度の2乗に比例し
た遠心力が作用し、この固体分は比重の異なる液体分か
ら分離され、回転容器4の内周面4cに付着する。
【0032】ところで、回転容器4に収容される廃液2
0の量は、図2に示すように回転容器4内周面からの高
さを第1の堰7より低くした第2の堰8の高さh2 によ
って決まり、廃液の表面高さと第2の堰8の高さh2 は
概略一致する。したがって、固液分離された液体の上澄
み液は、第2の堰8の上端部8bから溢れて上記上澄液
排出孔6を通って外部へ排出され回収される。
0の量は、図2に示すように回転容器4内周面からの高
さを第1の堰7より低くした第2の堰8の高さh2 によ
って決まり、廃液の表面高さと第2の堰8の高さh2 は
概略一致する。したがって、固液分離された液体の上澄
み液は、第2の堰8の上端部8bから溢れて上記上澄液
排出孔6を通って外部へ排出され回収される。
【0033】定格回転中の回転容器4内に収容された溶
液は、上述の如く、固有の流体振動を生じる。回転容器
4内に収容された廃液に流体振動が発生した場合、廃液
表面には振動波が生じる。この振動波は運転条件によっ
ては軸方向に生じたり周方向に生じたりすることがあ
り、さらに両方向に複合的に生じる場合もある。
液は、上述の如く、固有の流体振動を生じる。回転容器
4内に収容された廃液に流体振動が発生した場合、廃液
表面には振動波が生じる。この振動波は運転条件によっ
ては軸方向に生じたり周方向に生じたりすることがあ
り、さらに両方向に複合的に生じる場合もある。
【0034】この振動波の速度は、回転容器内の廃液の
深さと遠心加速度との積の平方根に等しく、この流体振
動で生じる波の速度は廃液の深さと回転数によって決ま
る。
深さと遠心加速度との積の平方根に等しく、この流体振
動で生じる波の速度は廃液の深さと回転数によって決ま
る。
【0035】すなわち、廃液の深さをH、回転数の関数
である遠心加速度をGとすれば、振動波の速度Va は次
式で与えられる。ただし、廃液の深さHは容器の長さに
くらべて十分小さいものとする。
である遠心加速度をGとすれば、振動波の速度Va は次
式で与えられる。ただし、廃液の深さHは容器の長さに
くらべて十分小さいものとする。
【0036】
【数1】
【0037】したがって、軸方向の流体振動により発生
する振動波に対しては、円筒部4a両端の第1および第
2の堰7,8に傾斜角度を持たせることにより廃液の深
さHを変え、次第に浅く(H→0)して波の速度Va を
減速(Va →0)させ、反射波の発生を防止することに
より、各堰7,8の付近での波立ちが消滅する。このた
め回転容器4に流体力に起因する外乱が加わらない。
する振動波に対しては、円筒部4a両端の第1および第
2の堰7,8に傾斜角度を持たせることにより廃液の深
さHを変え、次第に浅く(H→0)して波の速度Va を
減速(Va →0)させ、反射波の発生を防止することに
より、各堰7,8の付近での波立ちが消滅する。このた
め回転容器4に流体力に起因する外乱が加わらない。
【0038】また、両方の堰7,8の円筒部4a側のそ
れぞれの傾斜角(各堰の傾斜面と回転容器内周面とのな
す角度)が異なっていれば、上記第1の堰付近の波の速
度と上記第2の堰付近の波の速度とが異なることになる
ので、前進波と後進波とが共鳴することがなく、従って
一定の振動数で流体振動が起こることはない。
れぞれの傾斜角(各堰の傾斜面と回転容器内周面とのな
す角度)が異なっていれば、上記第1の堰付近の波の速
度と上記第2の堰付近の波の速度とが異なることになる
ので、前進波と後進波とが共鳴することがなく、従って
一定の振動数で流体振動が起こることはない。
【0039】次に、円筒部4a内で周方向の流体振動が
生じた場合には、図3(d)に示すように、振動波の山
部を形成する流体20aが、第1の堰7の先端7bより
高さの低い第2の堰8の先端8bから溢れ出て、前記上
澄液排出孔6から外部へ排出され、山部が消滅して上記
上澄液の量が減少するので上記周方向の流体振動数が変
化し、回転系の振動数と共振することはない。
生じた場合には、図3(d)に示すように、振動波の山
部を形成する流体20aが、第1の堰7の先端7bより
高さの低い第2の堰8の先端8bから溢れ出て、前記上
澄液排出孔6から外部へ排出され、山部が消滅して上記
上澄液の量が減少するので上記周方向の流体振動数が変
化し、回転系の振動数と共振することはない。
【0040】したがって、軸方向に発生した振動波に対
しては、円筒部4aの両端の第1の堰7と第2の堰8と
にそれぞれ傾斜角度を持たせることにより、振動波の速
度を変化させるとともに、両端の堰において溶液の深さ
が0になるように、例えば本実施例では、第1および第
2の堰の傾斜面の角度を、回転容器4の径方向に対して
約45度に設定している。
しては、円筒部4aの両端の第1の堰7と第2の堰8と
にそれぞれ傾斜角度を持たせることにより、振動波の速
度を変化させるとともに、両端の堰において溶液の深さ
が0になるように、例えば本実施例では、第1および第
2の堰の傾斜面の角度を、回転容器4の径方向に対して
約45度に設定している。
【0041】これにより円筒部4aの両端の各堰部にお
いて廃液の速度が0となる部分が形成され、大きな振動
波の反射がなくなる。この結果、上記回転容器4に軸方
向の流体力の外乱が作用しなくなり、極めて振動が少な
い安定した状態で分離機の運転が可能になった。
いて廃液の速度が0となる部分が形成され、大きな振動
波の反射がなくなる。この結果、上記回転容器4に軸方
向の流体力の外乱が作用しなくなり、極めて振動が少な
い安定した状態で分離機の運転が可能になった。
【0042】また、第1の堰7と第2の堰8の傾斜角度
に約5度程度の差をつけておくことにより、第1の堰7
からの後退波と第2の堰8からの後退波の速度が等速に
ならないので、回転容器4中で波動が定常波とならな
い。したがって一定の振動数で流体振動が成長すること
はないので回転系との共振を効果的に防止することがで
きる。
に約5度程度の差をつけておくことにより、第1の堰7
からの後退波と第2の堰8からの後退波の速度が等速に
ならないので、回転容器4中で波動が定常波とならな
い。したがって一定の振動数で流体振動が成長すること
はないので回転系との共振を効果的に防止することがで
きる。
【0043】次に、周方向の振動波が発生した場合に
は、波の山部にある上澄液が、上記第1の堰7よりも高
さの低い上記第2の堰8の先端8bを越えて、上記回転
容器4から溢れ出て、上記上澄液排出孔6を通って外部
へ排出される。
は、波の山部にある上澄液が、上記第1の堰7よりも高
さの低い上記第2の堰8の先端8bを越えて、上記回転
容器4から溢れ出て、上記上澄液排出孔6を通って外部
へ排出される。
【0044】このため、振動波の山部は消滅して廃液の
量が減少するので、周方向の振動波の流体振動数が変化
し、振動波が減衰し、回転系の一定の振動数と共振する
ことはない。
量が減少するので、周方向の振動波の流体振動数が変化
し、振動波が減衰し、回転系の一定の振動数と共振する
ことはない。
【0045】また、上記第2の堰8の高さh2 を上記第
1の堰7よりも低くしているため、固形分がほとんど分
離されている廃液表面の上澄液は、固形分を排出回収す
る側の上記第1の堰7を越えて排出されることはなく、
すべて上記第2の堰8を越えて、上澄液排出孔6を介し
て外部に排出されるので、周方向の振動波が発生した場
合でも固液の分離効率が低下するおそれはない。
1の堰7よりも低くしているため、固形分がほとんど分
離されている廃液表面の上澄液は、固形分を排出回収す
る側の上記第1の堰7を越えて排出されることはなく、
すべて上記第2の堰8を越えて、上澄液排出孔6を介し
て外部に排出されるので、周方向の振動波が発生した場
合でも固液の分離効率が低下するおそれはない。
【0046】次に、作用をまとめて説明する。
【0047】廃液20が給液管10を介して、定格回転
中の回転容器4内に導入されると、遠心分離作用によ
り、固体分と液体分とに分離される。
中の回転容器4内に導入されると、遠心分離作用によ
り、固体分と液体分とに分離される。
【0048】分離された上澄液としての液体分が円筒部
4aに満たされ、液面が流体特性により振動を始める
と、液面に振動波が発生する。しかしながらこの振動波
は両堰7,8の傾斜面に沿って移動、反射する際に、軸
方向の振動波の固有振動数が変化するため、振動波は減
衰される。その結果、上澄液の振動は回転系との共振に
発展せず、固液分離機を安定した状態で運転することが
できる。
4aに満たされ、液面が流体特性により振動を始める
と、液面に振動波が発生する。しかしながらこの振動波
は両堰7,8の傾斜面に沿って移動、反射する際に、軸
方向の振動波の固有振動数が変化するため、振動波は減
衰される。その結果、上澄液の振動は回転系との共振に
発展せず、固液分離機を安定した状態で運転することが
できる。
【0049】さらに、液面が流体特性により周方向に振
動を始めると、高さが低い方の第2の堰8の先端8bか
ら、振動波の山部が流出して崩れ、周方向の振動波の固
有振動数が変化するため、振動波が減衰する。その結
果、液面の振動は回転系との共振に発展せず固液分離機
の振動量は小さくなる。なお第2の堰8を溢流した上澄
液は上澄液排出孔6から外部へ排出回収される。
動を始めると、高さが低い方の第2の堰8の先端8bか
ら、振動波の山部が流出して崩れ、周方向の振動波の固
有振動数が変化するため、振動波が減衰する。その結
果、液面の振動は回転系との共振に発展せず固液分離機
の振動量は小さくなる。なお第2の堰8を溢流した上澄
液は上澄液排出孔6から外部へ排出回収される。
【0050】一方、遠心分離された固体分は回転容器4
の円筒部4a内周に堆積捕集される。そして所定の量が
捕集された時点で、回転容器4への廃液の供給を停止す
るとともに、回転容器4の回転を停止する。そして、こ
の堆積捕集された固体分に対して、この回転容器4内に
引き入れられた洗浄管11の洗浄ノズル12から洗浄液
が吹付けられ、固体分は回転容器4の開口部から洗浄排
出される。
の円筒部4a内周に堆積捕集される。そして所定の量が
捕集された時点で、回転容器4への廃液の供給を停止す
るとともに、回転容器4の回転を停止する。そして、こ
の堆積捕集された固体分に対して、この回転容器4内に
引き入れられた洗浄管11の洗浄ノズル12から洗浄液
が吹付けられ、固体分は回転容器4の開口部から洗浄排
出される。
【0051】なお、上記第1の堰7と上記第2の堰8の
高さh1 、h2 の関係は、前者が後者の1.5〜2.5
倍の範囲であれば良好な分離効率が得られることが、本
発明者らの実験により確認されている。
高さh1 、h2 の関係は、前者が後者の1.5〜2.5
倍の範囲であれば良好な分離効率が得られることが、本
発明者らの実験により確認されている。
【0052】図5は本発明に係る固液分離機の回転容器
の他の構成例を示す斜視図であり、上澄液排出孔16が
頂部5の周縁部に軸方向に複数個穿設された実施例を示
している。この構成により第2の堰8の先端8bから溢
流した上澄液を軸方向から外部に排出できるようになっ
ている。
の他の構成例を示す斜視図であり、上澄液排出孔16が
頂部5の周縁部に軸方向に複数個穿設された実施例を示
している。この構成により第2の堰8の先端8bから溢
流した上澄液を軸方向から外部に排出できるようになっ
ている。
【0053】上記上澄液排出孔6,16の配列位置、個
数および大きさについては特に限定されるものではな
く、所定の溶液供給量が閉塞することなく排出できる条
件を満たせばよい。
数および大きさについては特に限定されるものではな
く、所定の溶液供給量が閉塞することなく排出できる条
件を満たせばよい。
【0054】なお上述した実施例は、下部に固形分排出
用の開口部が形成された回転容器について説明したが、
これに限られるものではなく、上部開口形の回転容器に
も、同様に適用することができる。
用の開口部が形成された回転容器について説明したが、
これに限られるものではなく、上部開口形の回転容器に
も、同様に適用することができる。
【0055】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明に係る固液
分離機によれば、回転容器の固形分出口側内周と上澄液
排出孔側内周とにそれぞれ堰を周方向に形成し、これら
各堰の傾斜面と該回転容器内周面とのなす角度をそれぞ
れ異なるように設定したので、簡易な構造で回転容器内
の廃液の流体振動を防止することができ、回転容器の流
体振動に起因する不安定振動を防止でき、安定した回転
性能を維持することができる。
分離機によれば、回転容器の固形分出口側内周と上澄液
排出孔側内周とにそれぞれ堰を周方向に形成し、これら
各堰の傾斜面と該回転容器内周面とのなす角度をそれぞ
れ異なるように設定したので、簡易な構造で回転容器内
の廃液の流体振動を防止することができ、回転容器の流
体振動に起因する不安定振動を防止でき、安定した回転
性能を維持することができる。
【0056】さらに、回転容器内周面から各堰の先端ま
での高さをそれぞれ異なるように設定することにより、
回転容器内の廃液に大きな波立ちなどの乱れが生じるの
を、より効果的に防止でき、溶液の安定した流れが確保
できるので固液分離の効率をより向上させることができ
る。
での高さをそれぞれ異なるように設定することにより、
回転容器内の廃液に大きな波立ちなどの乱れが生じるの
を、より効果的に防止でき、溶液の安定した流れが確保
できるので固液分離の効率をより向上させることができ
る。
【図1】本発明に係る固液分離機の一実施例を示す縦断
面図。
面図。
【図2】図1の要部を示す縦断面図。
【図3】(a)〜(c)はそれぞれ上記固液分離機の回
転容器内の廃液の軸方向の液面状態を示す断面図、
(d)は上記固液分離機の回転容器内の溶液の径方向の
液面状態を示す断面図。
転容器内の廃液の軸方向の液面状態を示す断面図、
(d)は上記固液分離機の回転容器内の溶液の径方向の
液面状態を示す断面図。
【図4】上記固液分離機の上澄液排出孔の配設方向を示
す斜視断面図。
す斜視断面図。
【図5】上記固液分離機の上澄液排出孔の他の配置例を
示す斜視断面図。
示す斜視断面図。
【図6】従来の固液分離機を示す縦断面図。
3…回転軸 4…回転容器 4a…円筒部 4b…円筒部開口側下端部 4c…内周面 4d…円筒部上部 5…頂部 6,16…上澄液排出孔 7…第1の堰 7a…第2の堰の傾斜面 7b…第1の堰の先端 8…第2の堰 8a…第2の堰の傾斜面 8b…第2の堰の先端
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G21C 19/46 G21F 9/06
Claims (3)
- 【請求項1】 導入された廃液を固形分と上澄液とに遠
心分離する筒状回転容器と、この回転容器を回転駆動さ
せる駆動機構とを備えた固液分離機において、上記回転
容器の固形分出口側内周と上澄液排出孔側内周とにそれ
ぞれ回転中心方向に突出する第1および第2の堰を備
え、この第1の堰と上記回転容器の内周面とのなす角度
および上記第2の堰と上記回転容器の内周面とのなす角
度を共に鈍角とするとともに、これらの角度を相互に異
なるように設定したことを特徴とする固液分離機。 - 【請求項2】 回転容器の内周面から第1および第2の
各堰の先端までの高さが相互に異なることを特徴とする
請求項1記載の固液分離機。 - 【請求項3】 第1の堰の高さが第2の堰の高さの1.
5〜2.5倍の範囲であることを特徴とする請求項2記
載の固液分離機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40106690A JP2942634B2 (ja) | 1990-12-10 | 1990-12-10 | 固液分離機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40106690A JP2942634B2 (ja) | 1990-12-10 | 1990-12-10 | 固液分離機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04213099A JPH04213099A (ja) | 1992-08-04 |
JP2942634B2 true JP2942634B2 (ja) | 1999-08-30 |
Family
ID=18510926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP40106690A Expired - Lifetime JP2942634B2 (ja) | 1990-12-10 | 1990-12-10 | 固液分離機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2942634B2 (ja) |
-
1990
- 1990-12-10 JP JP40106690A patent/JP2942634B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04213099A (ja) | 1992-08-04 |
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