JP2942254B2 - 高温炉内張り用セラミックファイバブロック - Google Patents

高温炉内張り用セラミックファイバブロック

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JP2942254B2
JP2942254B2 JP10252144A JP25214498A JP2942254B2 JP 2942254 B2 JP2942254 B2 JP 2942254B2 JP 10252144 A JP10252144 A JP 10252144A JP 25214498 A JP25214498 A JP 25214498A JP 2942254 B2 JP2942254 B2 JP 2942254B2
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fiber block
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    • F27DDETAILS OR ACCESSORIES OF FURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS, IN SO FAR AS THEY ARE OF KINDS OCCURRING IN MORE THAN ONE KIND OF FURNACE
    • F27D1/00Casings; Linings; Walls; Roofs
    • F27D1/14Supports for linings
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F27DDETAILS OR ACCESSORIES OF FURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS, IN SO FAR AS THEY ARE OF KINDS OCCURRING IN MORE THAN ONE KIND OF FURNACE
    • F27D1/00Casings; Linings; Walls; Roofs
    • F27D1/0003Linings or walls
    • F27D1/0036Linings or walls comprising means for supporting electric resistances in the furnace
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B3/00Ohmic-resistance heating
    • H05B3/62Heating elements specially adapted for furnaces
    • H05B3/66Supports or mountings for heaters on or in the wall or roof

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層する複数個の
矩形輪郭のセラミックファイバ層を順次に接着又は結束
することによりなり、中心の2個のセラミックファイバ
層間に金属製の炉壁に電気溶接するため矩形輪郭の後方
端縁の近傍にこの後方端縁に直交させて配置した金属製
の溶接スタッドと、前記溶接スタッドにアンカーバーを
介して連結し、前記積層するセラミックファイバ層全体
をくし刺しにする1対のくし刺しロッドとを具える高温
炉内張り用セラミックファイバブロックに関するもので
ある。
【0002】このような高温炉内張り用セラミックファ
イバブロックとしては、図1に示すように、セラミック
ファイバブロック1を金属製の炉壁2に当接した後、ス
タッド溶接機3により案内スリーブ4から電極棒5を溶
接スタッド6に接触させ、この溶接スタッド6を炉壁2
に電気溶接する。このとき、溶接スタッド6は、先端が
溶融して炉壁に押し付けられることによって炉壁に溶着
し、これによって、くし刺しロッド8に巻き付く曲折し
たアンカーバー7を介して複数個のセラミックファイバ
層を貫通するくし刺しロッド8を炉壁2側に引きつける
ようプレストレスを発生し、これによってセラミックフ
ァイバブロック1はしっかりと固定される。この後に、
案内スリーブ4とともに電極棒5をブロックから引き抜
く。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の高温炉内張り用
セラミックファイバブロックにおいては、この高温炉が
電気(抵抗加熱)炉である場合には、セラミックファイ
バブロックを炉壁に固定した後、図2に示すように、別
工程でセラミックファイバブロックの炉壁とは反対側の
前面側に近い部分にくし刺しロッドに平行に延びる上下
1対のセラミックロッド9を埋設し、次にセラミックフ
ァイバをかき分けて、これらのセラミックロッドの各々
に複数個のセラミック製のS字状ハンガ10を挿入して
加熱素子に必要な所定間隔毎に引っ掛けるという面倒な
作業を必要とする。この後S字状ハンガ10の露出側の
フック端部10Aにセラミックワッシャ11を介して加
熱素子12の蛇行部を引っ掛ける。更に、他の従来例と
しては、炉壁にベーススタッドを予め溶接固定し、その
後これらベーススタッドにセラミックファイバブロック
を取り付け、次にセラミック碍子をセラミックファイバ
ブロックに固着し、最終的に加熱素子を引っ掛ける施行
法もある。
【0004】しかし、このように従来の高温炉内張り用
セラミックファイバブロックにあっては、高温炉が電気
炉である場合に、加熱素子を引っ掛けるためのハンガの
取付作業をセラミックファイバブロックの炉壁固定後の
別工程で行うため、作業効率が悪いという欠点があっ
た。
【0005】従って、本発明の目的は、高温炉が電気炉
であっても、加熱素子用ハンガ取付を、セラミックファ
イバブロックの炉壁固定後の別工程で行う必要がなく、
しかも燃焼炉及び電気炉の双方に有効に適用できる高温
炉内張り用セラミックファイバブロックを得るにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明高温炉内張り用セラミックファイバブロック
は、 - 前記アンカーバーを、前記炉壁から全体的に離れて前
記溶接スタッドに直交するようこの溶接スタッドに連結
して前記中心の2個のセラミックファイバ層間のインタ
ーフェースに配置した直線状のアンカーバーとし、1対
のくし刺しロッドに対して炉壁溶接側に対向するアンカ
ーバー側面で掛合させ、 - 前記溶接スタッドを、前記セラミックファイバブロッ
クの炉壁側の後方端面に配置したセラミック製のフェル
ールを経て炉壁側端部が前記セラミックファイバブロッ
クから露出し、反対側の端部にねじ山を形成し、かつこ
のねじ山部が前記アンカーバーに交差するよう前記アン
カーバーに掛合するベーススタッドと、電気溶接装置に
連結する遊端がセラミックファイバブロックの前方端面
に露出し、セラミックファイバブロック内部の端部にね
じ山部を形成した電極棒と、前記ベーススタッドのねじ
山部及び前記電極棒の内部端部のねじ山部にそれぞれ螺
合して前記ベーススタッドと前記電極棒を連結し、溶接
終了後に前記電極棒の螺合のみを解離して電極棒をセラ
ミックファイバブロックから抜き取ることができるよう
にしたナット手段とにより構成し、 - 前記フェルールを前記ベーススタッドの炉壁側端部に
仮止めするフェルール仮止め手段を設け、また、 - 前記くし刺しロッドを、所要に応じて1対のプラット
フォーム手段を介して電気炉用の加熱素子を張設するた
めのハンガを取付支持するハンガ取付用スタッドを所定
間隔で植設可能にしたことを特徴とする。
【0007】本発明高温炉内張り用セラミックファイバ
ブロックによれば、高温炉が電気炉である場合、くし刺
しロッドは、プラットフォーム手段を介して所定間隔で
ハンガ取付用スタッドを植設することができるため、加
熱素子用ハンガを設けた電気炉用のセラミックファイバ
ブロックを簡単に準備することができる。従って、セラ
ミックファイバブロックの炉壁固定後の別工程で加熱素
子用ハンガ取付を行うことは必要ではなく、単にセラミ
ックファイバブロックの炉壁に対する固定工程だけで済
む。本発明によれば、プラットフォーム手段の有無に係
わらず、電極棒を介して溶接機により溶接スタッドの先
端を溶融させて炉壁に押し付け、溶接スタッドに掛合す
る直線状のアンカーロッドを介して1対のくし刺しロッ
ドを炉壁側に押圧することによりセラミックファイバブ
ロックをプレストレス状態にして溶接スタッドを炉壁に
電気溶接する。
【0008】
【発明の実施の形態】次に図面につき本発明の好適な実
施の形態を説明する。図3に本発明による好適な実施の
形態の高温炉としての電気炉内張り用セラミックファイ
バブロック20を示す。
【0009】この本発明による電気炉(高温炉)内張り
用セラミックファイバブロック20は、積層する複数個
の矩形輪郭のセラミックファイバ層21を順次に接着又
は結束することによりなり、2個の中心セラミックファ
イバ層21C間の層間インターフェースに金属製の炉壁
に電気溶接するための溶接スタッド22を矩形輪郭の後
方端縁の近傍にこの後方端縁に直交させて配置する。
【0010】本発明の好適な実施の形態においては、図
4に示すように、溶接スタッド22は、炉壁側端部にセ
ラミック製のフェルール22Aを接着により仮止めし、
反対側の端部にねじ山22Bを形成し、このねじ山部の
根元に近接して半径方向外方に突出させた1対のストッ
パ突起22Cを設け、これらストッパ突起22Cがアン
カーバー25に掛合するまでねじ山部22Bをアンカー
バー25の中心に設けた開口25Aに貫通させるベース
スタッド22Sと、アンカーバー25の開口25Aから
露出するねじ山部分よりも長い長さを有し、このねじ山
部分にねじ付ける長尺ナット23と、長尺ナット23内
でベーススタッド22Sのねじ山部分22Bに突き合わ
せて連結し、遊端がセラミックファイバブロック20の
前面に露出する電極棒24とにより構成する。
【0011】溶接スタッドに連結し、溶接スタッドの炉
壁に対する溶接後にファイバブロックをプレストレス状
態で炉壁に押し付けるアンカーバー25として、図3及
び図4の実施の形態では、直線状形状のアンカーバー2
5の中心にベーススタッド22Sのねじ山部が貫通する
開口25Aを設け、ベーススタッドのストッパ突起22
Cと長尺ナット23との間でアンカーバー25を固定す
る。更に、電気溶接の際の電気絶縁のために、図4に明
示するように、アンカーバー25の周囲にセラミック製
のチューブ状の絶縁体25Bを装着するか、又は表面に
例えば、セラミック等の絶縁体25Bをコーティングす
ると好適である。
【0012】本発明による電気炉(高温炉)内張り用セ
ラミックファイバブロック20には、更に、溶接スタッ
ド22及びアンカーバー25に対して直交するよう、ま
た互いに積層するセラミックファイバ層21、21C全
体をくし刺しにする1対のくし刺しロッド26を設け
る。図示の実施の形態では直線状のアンカーバー25の
炉壁溶接側に対向するアンカーバー側面にこれら1対の
くし刺しロッド26を掛合させる。またこれら1対のく
し刺しロッド26は、溶接スタッド22を中心にして対
称的に配置する(図3の(b)参照)。
【0013】溶接スタッド22及びアンカーバー25を
配置した中心層間インターフェースを中心にして対称的
に上下に離れた他の1対の層間インターフェースのそれ
ぞれに、1対のくし刺しロッド26にそれぞれ掛合して
溶接スタッド22に平行にセラミックファイバ層21の
前方端縁の方向に延びる脚27を有し、アンカーバー2
4に平行な1対のプラットフォーム28を設ける。図3
の実施の形態では、プラットフォーム28はT字状断面
である。図5に明示するように、くし刺しロッド26の
下側プラットフォーム28の脚の貫通孔に対応する位置
に半径方向外方に突出するストッパ突起26Aを設ける
と好適である。
【0014】上下のプラットフォーム28の各々に互い
に所定間隔毎に、即ち、加熱素子の蛇行ピッチに応じた
間隔(図5参照)で複数個の例えば、セラミック製又は
金属製のハンガ取付用スタッド29を、金属スタッドの
場合には例えば、溶接部30により連結し、これらのハ
ンガ取付用スタッド29の端部を溶接スタッド22とは
反対側即ち、炉壁側とは反対側の前面から突出させる。
これらのハンガ取付用スタッド29の突出端部に加熱素
子を支持する碍子としてのハンガ31を連結する。
【0015】本発明によるこの構成のセラミックファイ
バブロック20を炉壁(図示せず)に当接し、電極棒2
4を介して溶接機(図示せず)により溶接スタッド22
を炉壁に電気溶接する。この電気溶接によって溶接スタ
ッド22の先端はフェルール22A内で溶融し、電極棒
24を介して溶接機により溶接スタッド22を炉壁に押
し付け、溶接スタッド22に仮止めしたフェルール22
Aに対して摺動させて溶接スタッド22を炉壁に溶着す
る。このとき、溶接スタッド22に連結したアンカーバ
ー25を介してくし刺しロッド26を炉壁側に押圧す
る。これにより、セラミックファイバブロック20全体
が炉壁に押し付けられ、セラミックファイバブロック2
0はプレストレス状態で炉壁にしっかりと固定される。
この後、電極棒24をセラミックファイバブロック20
から抜き取る。電極棒24を抜き取った後の孔はセラミ
ックファイバの弾性によって埋められる。
【0016】このようなセラミックファイバブロック2
0によって炉壁全体を内張りした後には、加熱素子用ハ
ンガの取付作業をすることなく、そのまま加熱素子を支
持するハンガ31に対して、図2に示すように、加熱素
子の蛇行部を引っ掛けていくことができる。
【0017】図3の実施の形態では、プラットフォーム
28はT字状断面であるが、これに限定されるものでは
なく、他の断面形状例えば、L字状、コの字状の断面形
状にすることもでき、また脚27をプラットフォームの
本体に対して一体ではなく、別体として例えば溶接によ
って連結する構成とすることもできる。
【0018】更に、図6には他の実施例を示し、この実
施例は、U字状断面のプラットフォーム28の本体に対
して細長い1対の脚27Aを溶接し、プラットフォーム
28の本体に対してボルト32によりセラミック製のハ
ンガ取付用スタッド29を取り付けたものである。この
ハンガ取付用スタッドは金属製又はセラミック製とする
ことができる。各脚27Aにはくし刺しロッド26を挿
通する貫通孔27Bを設ける。更にこの実施例において
は、溶接スタッド22にアンカーバー25を溶接し、ま
た図示しない電極棒を案内する案内スリーブ33を設け
る。この案内スリーブ33は溶接機によって溶接スタッ
ド22を炉壁に溶接してセラミックブロックを固定した
後に取り外す。
【0019】本発明は、いずれの実施例においても、上
下1対のプラットフォーム28間にスペーサ34を介在
させるとよい。好適な実施例においては、このスペーサ
34は、プラットフォーム28の脚27又は27A間で
くし刺しロッド26に挿通するスリーブ状のスペーサと
すると好適である。このようなスペーサ34によれば、
プラットフォーム28の間隔を所定間隔に確実に保持す
ることができる。図5に図3の好適な実施の形態の、ア
ンカーバー25と、くし刺しロッド26と、プラットフ
ォーム28と、ハンガ取付用スタッド29の連結ポイン
ト29A、スペーサ34との位置関係を示す図3の
(a)に直交する他の縦断面を示す。
【0020】図7に本発明による溶接スタッドの他の好
適な実施例を示す。図4に示す溶接スタッド22は、ア
ークスタッド溶接方法により炉壁と溶接スタッドとの間
に生ずるアークによって溶接スタッドの先端に接着剤に
よって仮止めしたフェルール22A内で溶融する。この
とき溶接スタッド22をフェルールに対して摺動させて
炉壁に向けて押し付けて溶接し、プレストレス状態でセ
ラミックファイバブロックを炉壁2に固定する。図7の
溶接スタッドの実施例は、このプレストレス状態を一層
高め、セラミックファイバブロックの炉壁に対するプレ
ストレス状態での固定を一層強固にするとともに、溶接
が確実に行われたか否かを確認することができる実施例
である。
【0021】図7の実施例の溶接スタッド40は、炉壁
2の側の端部にセラミック製のフェルールを接着により
仮止めし、反対側の端部から炉壁側端部に向かう所定の
長さにわたりねじ山を形成し、このねじ山部41をアン
カーバー25の中心に設けた開口42に通過させるベー
ススタッド40Sを有する。
【0022】アンカーバー25の開口42を通過したベ
ーススタッドのねじ山部41に第1ナット43を螺合さ
せ、ベーススタッド40Sがアンカーバー25から抜け
落ちるのを防止する。図7の実施例ではこのアンカーバ
ー25の開口42は図4の実施例のアンカーバー25の
開口25Aよりも大きくする。ベーススタッド40Sの
ねじ山部41の先端に第2ナット、図示の実施例の場
合、長尺ナット44を螺合させてベーススタッド40S
に連結する。この長尺ナット44はナット43に接触し
ないようナット43から離してベーススタッド40Sに
連結する。
【0023】炉壁側端部の端部にねじ山45Aを設けた
電極棒45をベーススタッド40Sとは反対側から長尺
ナット44に螺合してベーススタッド40Sと電極棒4
5とを連結し、溶接スタッド40を構成する。初期状態
では電極棒45の炉壁側端部が長尺ナット44内におい
てベーススタッド40Sのねじ山部40Bの先端面から
所定距離離れるよう位置決めする。
【0024】更に、ナット43及び長尺ナット44をリ
テーナヨーク46内に互いに離れた位置関係を保持する
とともに双方のナットの相対回転不能に配置する。この
リテーナヨーク46はU字状のヨークとするか、又はナ
ット43及び長尺ナット44に嵌合する一方の端部が閉
鎖しかつ電極棒45のねじ山45Aが通過する開口を設
けた六角スリーブ状のヨークとする。
【0025】初期状態でナット43及び長尺ナット44
に螺合しないベーススタッド40Sのねじ山部41即
ち、アンカーバー25の開口42から炉壁に向かって延
びているねじ山の部分の少なくともねじ込んだときナッ
ト43に螺合するベーススタッド40Sのねじ山部部分
に嫌気性の接着剤又は粘着剤47を塗布する。
【0026】溶接スタッド40の電極棒45のセラミッ
クファイバブロックから露出する部分には溶接ガン(図
示せず)に連結する連結部45B及び溶接スタッドを操
作する操作部例えば、ナット45Cを設ける。
【0027】このように構成した溶接スタッドのベース
スタッド40Sを、上述したように溶接ガンにより炉壁
2に溶接した後、電極棒45の操作部(ナット)45C
をラチェットレンチ等により回転させると、長尺ナット
44、リテーナヨーク46及びナット43は一体に回転
し、ベーススタッド40Sのねじ山部41に沿ってねじ
込まれ全体的に炉壁2に向かって前進する。これによ
り、ナット43及びリテーナヨーク46はアンカーバー
25及びこのアンカーバー25に掛合するくし刺しロッ
ド26を炉壁2に向かって押圧してセラミックファイバ
ブロック全体を炉壁2に一層押し付けることができ、一
層高いプレストレス状態でセラミックファイバブロック
を炉壁2に強固に固定することができる。
【0028】このとき、ベーススタッド40Sの炉壁2
に対する溶接が不良であると、一体に回転する長尺ナッ
ト44、リテーナヨーク46及びナット43とともに、
ベーススタッド40Sも、一緒にとも回りを生じてこの
締め付け(押し付け)効果は得られない。従って、溶接
の良否を確認することもできる。
【0029】このプレストレス付与及び溶接良好の確認
を行った後、嫌気性の接着剤又は粘着剤が塗布されてい
るねじ山部分までねじ込まれたナット43は、この接着
剤又は粘着剤によってベーススタッド40Sに拘束され
る。一般的に、この嫌気性の接着剤又は粘着剤はナット
がねじ込まれて空気を遮断されるまでは接着能力又は粘
着能力を発揮することがない。
【0030】ナット43が嫌気性の接着剤又は粘着剤に
よってベーススタッド40Sに拘束された状態で電極棒
45の操作部45Cを操作してねじ戻すと、ナット4
3、リテーナヨーク46及び長尺ナット44はベースス
タッド40Sに対して回転することがなく、電極棒45
だけが回転し、この電極棒45のみを長尺ナット44か
ら外し、セラミックファイバブロックから引き抜くこと
ができる。
【0031】ねじ込み時における電極棒45及びリテー
ナヨーク46のセラミックファイバブロック内での回転
を容易にするため、好適には、リテーナヨーク46の外
側を紙製の円筒形スリーブ48により包囲し、円筒形ス
リーブ48には電極棒45が通過する開口を設ける。更
に、ねじ戻し時における電極棒45の回転を容易にする
ため、円筒形スリーブ48の外側でセラミックファイバ
層21間に延在する電極棒45の部分をストローチュー
ブ49に挿通するとよい。
【0032】図8は、本発明による高温炉としての燃焼
炉内張り用セラミックファイバブロックの他の実施例を
示す。この実施例においては、フェルール仮止め手段
を、フェルール22Aを保持するとともに、アンカーバ
ー25に掛合しかつベーススタッド40Sの軸線方向に
アンカーバー25を平行に摺動可能に案内する1対の脚
50Aを有する消失可能な材料で形成したフェルール支
持ヨーク50により構成する(図10の(c)参照)。
更に、このフェルール支持ヨーク50の脚50Aには、
ベーススタッド40Sの軸線方向にアンカーバー25を
平行に摺動可能に案内する細長溝孔50Bを設ける。
【0033】この図8に示す実施例においては、アンカ
ーバー25とベーススタッド40Sとを掛合する手段を
アンカーバー25に形成した開口により構成するのでは
なく、図9に明示するように、アンカーバー25を収容
するU字状の部材であって、各U字の脚にベーススタッ
ド40Sが貫通する整列孔を設けたU字状部材51によ
り構成する。更に、第2ナットを図7の実施例のように
長尺ナット44ではなく通常のナット44Aにより構成
する。このU字状部材51によれば、アンカーバー25
にベーススタッド40Sが挿通する開口を形成する偏平
部を設ける必要がなくなるので、アンカーバー25の機
械的強度を減少することがないので有利である。
【0034】更に、この図8の実施例は、燃焼炉用に使
用するためには、プラットフォーム手段を介してハンガ
取付用スタッドを設けることなく、セラミックファイバ
ブロックの前面には電極棒45及び操作部(ナット)4
5Cの周りに燃焼により消失可能なハードボード52を
配置し、図10の(a)及び(b)に示す形態にし、延
伸可能で自己接着性を有する有機有害ガスを発生しない
燃焼可能なフィルム(図示せず)によってきつく(セラ
ミックファイバブロックを圧縮して)ラップした燃焼炉
内張り用セラミックファイバブロック120として仕上
げる。ただし、ラップからフェルール22Aの一部及び
操作部(ナット)45C及び電極棒45の一部は露出す
る。
【0035】いずれの実施例にせよ、電気炉用に本発明
による高温炉内張り用セラミックファイバブロックとし
て使用する場合にはくし刺しロッド26にプラットフォ
ーム手段を介してハンガ取付用スタッドを設けた状態で
上述したようなフィルムによってラップして仕上げる。
【0036】図11〜図15に、図8の実施例のセラミ
ックファイバブロックを燃焼炉の炉壁に内張りする各段
階を示す。先ず溶接機53をセットし(図11)、溶接
を完了し(図12)、電極棒45の操作部(ナット)4
5Cをラチェットレンチ54によって回転させ、第2ナ
ット44A、リテーナヨーク46及びナット43を一体
に回転させ、ベーススタッド40Sのねじ山部41に沿
ってねじ込んで全体的に炉壁2に向かって前進させ、こ
れにより、ナット43及びリテーナヨーク46は、U字
状部材51並びにこのU字状部材51に抱持されたアン
カーバー25及びこのアンカーバー25に掛合するくし
刺しロッド26を炉壁2に向かって押圧し(アンカーバ
ーはフェルール支持ヨーク50の脚50Aに設けた細長
の溝孔50Bに沿って移動する)、セラミックファイバ
ブロック全体を炉壁2に一層押し付けることができ、一
層高いプレストレス状態でセラミックファイバブロック
を炉壁2に強固に固定し(図13)、嫌気性の接着剤又
は粘着剤47がナット43をベーススタッドに拘束した
後電極棒45の操作部(ナット)45Cをねじ戻し(図
14)、最終的に電極棒45を抜き取る(図15)。プ
ラットフォーム手段を介してハンガ取付用スタッドをく
し刺しロッドに関連させて仕上げた電気炉用のセラミッ
クファイバブロックの場合も同様にして内張りする。
【0037】セラミックファイバブロック20,120
を炉壁に内張りした状態で、電気炉又は燃焼炉を稼働す
ると、フェルール支持ヨーク50及びハードボード52
は消失し、また延伸可能で自己接着性を有するラップフ
ィルムは有機有害ガスを発生することなく消失し、これ
にともなって圧縮されていたセラミックファイバブロッ
クは膨張し、隣接のブロック相互がプレストレス状態で
密に接触し、強固に炉壁をカバーすることになる。
【0038】図16には、くし刺しロッドに個別のプラ
ットフォーム手段を介してハンガ取付用スタッドを関連
させた上述の実施例とは異なり、プラットフォーム手段
を、アンカーバーに直交する1対のくし刺しロッド自体
により構成し、くし刺しロッドを、所定間隔毎にハンガ
取付用スタッドを植設可能に構成した偏平ロッド26A
により構成した実施例を示す。図16(b)にはこのよ
うなプラットフォーム手段兼用くし刺しロッド26Aを
設けた他の実施例の電気炉内張り用のセラミックブロッ
クファイバ220の全体を示す斜視図を示す。
【0039】
【発明の効果】本発明高温炉内張り用セラミックファイ
バブロックによれば、1対のくし刺しロッドにプラット
フォーム手段を介してハンガ取付用スタッドを関連させ
たため、即ち、ハンガ取付用スタッドを所定間隔毎に植
設可能にしたプラットフォーム手段の脚をくし刺しロッ
ドに掛合可能にするか、又はくし刺しロッド自体がハン
ガ取付用スタッドを所定間隔毎に植設可能にしたプラッ
トフォーム手段を兼用する構成にしてあるため、燃焼炉
に使用する場合にはハンガ取付用スタッドを設けること
なく仕上げ、電気炉に使用する場合にはくし刺しロッド
にハンガ取付用スタッドを関連させて仕上げ、双方のタ
イプの炉に適用することができる。
【0040】電気炉に適用する場合、ワッシャ−ナット
構成のハンガを取り付けるための加熱素子の蛇行ピッチ
の間隔毎に取り付けた複数個のスタッドの露出端部に取
り付けたスタッドをプラットフォーム手段を介して植設
可能であり、加熱素子用ハンガ取付を、セラミックファ
イバブロックの炉壁固定後の別工程で行うことは必要で
なくなり、作業効率が向上するという効果が得られる。
【0041】更に、特別な溶接スタッドを使用する本発
明による高温炉内張り用セラミックファイバブロックに
よれば、一層高いプレスストレス状態でセラミックファ
イバブロックを炉壁に強固に固定することができるとと
もに、溶接スタッドの炉壁に対する溶接の良否を確認す
ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の高温炉内張り用セラミックファイバブロ
ックを炉壁に溶接機によって固定する状態を説明する説
明図である。
【図2】従来の高温炉内張り用セラミックファイバブロ
ックに、セラミックロッドを埋設し、このセラミックロ
ッドにハンガを取り付け、ハンガフックに加熱素子の蛇
行部を引っ掛ける状態を示す一部切除した斜視図であ
る。
【図3】本発明による高温炉内張り用セラミックファイ
バブロックの電気炉に適用する好適な実施の形態の線図
的説明図であり、(a)は縦断面、(b)はプラットフ
ォーム組立体を配置するセラミックファイバ層における
平面図である。
【図4】図3の実施の形態に使用する溶接スタッドの説
明図である。
【図5】図3(a)に直交する他の縦断面であり、各部
材の位置関係を示す。
【図6】本発明による高温炉内張り用セラミックファイ
バブロックの他の好適な実施例の線図的説明図であり、
(a)は縦断面、(b)はプラットフォーム組立体を配
置するセラミックファイバ層における平面図である。
【図7】本発明による高温炉内張り用セラミックファイ
バブロックの溶接スタッドの他の実施例の説明図であ
る。
【図8】異なるタイプのフェルール支持手段及び溶接ス
タッドを設けた他の実施例の一部断面とする部分側面図
である。
【図9】U字状部材を使用して溶接スタッドとアンカー
バーを連結した実施例の一部断面とする部分斜視図であ
る。
【図10】(a)は燃焼炉に適用するセラミックファイ
バブロックの前面側から見た斜視図、(b)は後面側か
ら見た斜視図、(c)はヘェルール支持ヨークの斜視図
である。
【図11】図8の実施例の溶接機をセットした段階の図
8と同様の部分側面図である。
【図12】図8の実施例の溶接が完了した段階の図8と
同様の部分側面図である。
【図13】図8の実施例の溶接完了後に電極棒を介して
ナット手段を回転し、アンカーバーによりくし刺しロッ
ドを押圧し、セラミックファイバブロック全体を炉壁に
高いプレストレス状態で押し付けた段階の図8と同様の
部分側面図である。
【図14】図8の実施例のセラミックファイバブロック
を高いプレストレス状態で炉壁に押し付けた状態で電極
棒を抜き取る段階の図8と同様の部分側面図である。
【図15】図8の実施例の溶接完了後にセラミックファ
イバブロックを炉壁に高いプレストレス状態で押し付
け、電極棒を抜き取った段階の図8と同様の部分側面図
である。
【図16】くし刺しロッド自体がハンガ取付用スタッド
を設けるプラットフォーム手段を兼用して電気炉に適用
する実施例の説明図であり、(a)はアンカーバー、く
し刺しロッド/プラットフォーム手段、U字状部材、ベ
ーススタッド、ナットを示すセラミックファイバブロッ
クの一部を除去して示した平面図、(b)はセラミック
ファイバブロックの前面側からの斜視図である。
【符号の説明】
1 セラミックファイバブロック(従来例) 2 炉壁 3 スタッド溶接機 4 案内スリーブ 5 溶接棒 6 溶接スタッド 7 アンカーバー 8 くし刺しロッド 9 セラミックロッド 10 S字状ハンガ 11 セラミックワッシャ 12 加熱素子 20 高温炉内張り用セラミックファイバブロック(本
発明) 21 セラミックファイバ層 21C 中心セラミックファイバ層 22 溶接スタッド 22A フェルール 22B ねじ山 22C ストッパ突起 22S ベーススタッド 23 長尺ナット 24 電極棒 25 アンカーバー 25B 絶縁体 26 くし刺しロッド 27,27A 脚 27B くし刺しロッド貫通孔 28 プラットフォーム 29 ハンガ取付用スタッド 30 溶接部 31 ハンガ 32 ボルト 33 案内スリーブ 34 スペーサ 40 溶接スタッド 41 ねじ山部 40S ベーススタッド 42 アンカーバーの開口 43 ナット 44 長尺ナット(第2ナット) 45 電極棒 46 リテーナヨーク 47 嫌気性の接着剤又は粘着剤 48 円筒形スリーブ 49 ストローチューブ 50 フェルール支持ヨーク(フェルール仮止め手段) 51 U字状部材 52 ハードボード 53 溶接機 54 ラチェットレンチ 120 燃焼炉内張り用セラミックファイバブロック 220 電気炉内張り用のセラミックブロックファイバ

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層する複数個の矩形輪郭のセラミック
    ファイバ層を順次に接着又は結束することによりなり、
    中心の2個のセラミックファイバ層間に金属製の炉壁に
    電気溶接するため矩形輪郭の後方端面の近傍にこの後方
    端面に直交させて配置した金属製の溶接スタッドと、前
    記溶接スタッドにアンカーバーを介して連結し、前記積
    層するセラミックファイバ層全体をくし刺しにする1対
    のくし刺しロッドとを具える高温炉内張り用セラミック
    ファイバブロックにおいて、 - 前記アンカーバーを、前記炉壁から全体的に離れて前
    記溶接スタッドに直交するようこの溶接スタッドに連結
    して前記中心の2個のセラミックファイバ層間のインタ
    ーフェースに配置した直線状のアンカーバーとし、1対
    のくし刺しロッドに対して炉壁溶接側に対向するアンカ
    ーバー側面で掛合させ、 - 前記溶接スタッドを、前記セラミックファイバブロッ
    クの炉壁側の後方端面に配置したセラミック製のフェル
    ールを経て炉壁側端部が前記セラミックファイバブロッ
    クから露出し、反対側の端部にねじ山を形成し、かつこ
    のねじ山部が前記アンカーバーに交差するよう前記アン
    カーバーに掛合するベーススタッドと、電気溶接装置に
    連結する遊端がセラミックファイバブロックの前方端面
    に露出し、セラミックファイバブロック内部の端部にね
    じ山部を形成した電極棒と、前記ベーススタッドのねじ
    山部及び前記電極棒の内部端部のねじ山部にそれぞれ螺
    合して前記ベーススタッドと前記電極棒を連結し、溶接
    終了後に前記電極棒の螺合のみを解離して電極棒をセラ
    ミックファイバブロックから抜き取ることができるよう
    にしたナット手段とにより構成し、 - 前記フェルールを前記ベーススタッドの炉壁側端部に
    仮止めするフェルール仮止め手段を設け、また、 - 前記くし刺しロッドに、所要に応じて1対のプラット
    フォーム手段を介して電気炉用の加熱素子を張設するた
    めのハンガを取付支持するハンガ取付用スタッドを所定
    間隔で植設可能にしたことを特徴とする高温炉内張り用
    セラミックファイバブロック。
  2. 【請求項2】 前記フェルール仮止め手段を接着剤とし
    た請求項1記載の高温炉内張り用セラミックファイバブ
    ロック。
  3. 【請求項3】 更に、前記フェルール仮止め手段を、前
    記フェルールを保持するとともに、前記アンカーバーに
    掛合しかつ前記ベーススタッドの軸線方向に前記アンカ
    ーバーが平行に摺動可能に案内する1対の脚を有する消
    失可能な材料により構成したフェルール支持ヨークによ
    り構成した請求項1記載の高温炉内張り用セラミックフ
    ァイバブロック。
  4. 【請求項4】 前記プラットフォーム手段を、前記アン
    カーバーに直交する前記1対のくし刺しロッド自体によ
    り構成し、くし刺しロッドを、前記所定間隔毎にハンガ
    取付用スタッドを植設可能な偏平ロッドとした請求項1
    乃至3のうちのいずれか一項に記載の高温炉内張り用セ
    ラミックファイバブロック。
  5. 【請求項5】 前記プラットフォーム手段を、前記溶接
    スタッド及びアンカーバーを配置した中心層間インター
    フェースを中心にして対称的に上下に離れた他の1対の
    層間インターフェースにそれぞれ配置し、かつ前記1対
    のくし刺しロッドに掛合可能な脚を有して前記アンカー
    バーに平行に配置した別個の1対のプラットフォームで
    あって、これらプラットフォームの各々に互いに所定間
    隔毎に複数個のハンガ取付用スタッドを植設した1対の
    プラットフォームにより構成した請求項1乃至3のうち
    のいずれか一項に記載の高温炉内張り用セラミックファ
    イバブロック。
  6. 【請求項6】 前記脚と前記プラットフォーム本体とを
    一体に形成した請求項5記載の高温炉内張り用セラミッ
    クファイバブロック。
  7. 【請求項7】 前記上下1対のプラットフォーム手段間
    において、これらプラットフォーム手段に直交するアン
    カーロッド又はくし刺しロッドに装着したスリーブ状の
    スペーサ部材を設けた請求項4乃至6のうちのいずれか
    一項に記載の高温炉内張り用セラミックファイバブロッ
    ク。
  8. 【請求項8】 前記ナット手段を、 前記アンカーバーを通過した前記ベーススタッドのねじ
    山部に螺合する第1ナットと、 前記ベーススタッドとは反対側から電極棒の炉壁側端部
    が螺合しかつ前記第1ナットと離して配置した第2ナッ
    トと、 前記第1ナットと前記第2ナットとを互いに離れた関係
    に維持するとともに双方ナットの相対回転を阻止するナ
    ットリテーナと、 初期状態で前記第1ナットに螺合せず、ねじ込んだとき
    少なくとも前記第1ナットに螺合する前記ベーススタッ
    ドのねじ山部部分に塗布した嫌気性の接着剤又は粘着剤
    とにより構成した請求項1乃至7のうちのいずれか一項
    に記載の高温炉内張り用セラミックファイバブロック。
  9. 【請求項9】 前記第2ナットを長尺ナットとし、前記
    ベーススタッドのねじ山部の先端が螺合できるようにし
    た請求項8記載の高温炉内張り用セラミックファイバブ
    ロック。
  10. 【請求項10】 前記ナットリテーナを六角形スリーブ
    によって構成した請求項8又は9に記載の高温炉内張り
    用セラミックファイバブロック。
  11. 【請求項11】 前記ナットリテーナを紙製の円筒形ス
    リーブに収容した請求項8乃至10のうちのいずれか一
    項に記載の高温炉内張り用セラミックファイバブロッ
    ク。
  12. 【請求項12】 少なくとも前記円筒形スリーブの外側
    で前記セラミックファイバ層間に延在する電極棒部分を
    ストローチューブに収容した請求項11記載の高温炉内
    張り用セラミックファイバブロック。
  13. 【請求項13】 セラミックファイバブロックの前面又
    は後面又はその双方から突出する少なくとも電極棒又は
    フェルール又はベーススタッドに引っ掛ける開口を設け
    た延伸可能かつ自己接着性を有しまた有機有毒ガスを発
    生せず燃焼可能なフィルムによってセラミックファイバ
    ブロックを圧縮するようきつくラップした請求項1乃至
    12のうちのいずれか一項に記載の高温炉内張り用セラ
    ミックファイバブロック。
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