JP2938415B2 - 光ファイバ液体検知センサ - Google Patents

光ファイバ液体検知センサ

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JP2938415B2
JP2938415B2 JP9306140A JP30614097A JP2938415B2 JP 2938415 B2 JP2938415 B2 JP 2938415B2 JP 9306140 A JP9306140 A JP 9306140A JP 30614097 A JP30614097 A JP 30614097A JP 2938415 B2 JP2938415 B2 JP 2938415B2
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optical fiber
detection sensor
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liquid detection
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信行 御園
弘幸 沢野
秀雄 鈴木
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Fujikura Ltd
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Fujikura Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、通信設備への浸
水、オイルタンクの油漏れ、液体燃料の漏れなどを光フ
ァイバを用いて検知し得るようにした光ファイバ液体検
知センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の光ファイバ液体検知セン
サとして、例えば図6に示す構成のものが知られてい
る。図6において符号1は光ファイバ液体検知センサ
(以下、液体検知センサと略称する)である。この液体
検知センサ1は、直方体状のケース2に光ファイバ3を
挿通してなるセンサ部4を有したものである。
【0003】ケース2は合成樹脂等からなるものであっ
て、その内部には図7に示すように上下方向の一方の側
の面に曲げ型5が、またその対向する側の面に膨潤材6
が配置され固定されている。ここで曲げ型5と膨潤材6
とは、ケース2内を貫通する光ファイバ3を挟んだ状態
にて対向してそれぞれ配置されたものとなっている。曲
げ型5は、光ファイバ3の長さ方向に沿って起伏を有し
たもので、例えば図7に示したように光ファイバ3の長
さ方向における中心部を突出した放物線状のものであ
る。
【0004】また、この場合に曲げ型5は、その突出し
た頂点5aが光ファイバ3と僅かな間隙を隔てて位置す
るかあるいは接して配置されている。膨潤材6は、水、
油等の液体が浸潤することにより膨潤するものであっ
て、直方体状に形成されたものである。またこの膨潤材
6は、上記曲げ型5と同様にファイバ3と僅かな間隙を
隔てるかあるいは接して配置されたものであり、液体が
浸潤して膨潤した際に光ファイバ3を押圧するよう構成
されたものである。
【0005】ケース2には、その膨潤材6を配置した側
の壁部にこの壁部を貫通する複数の通液孔7…が形成さ
れており、これによって液体がケース2内に流入可能な
ようになっている。
【0006】このような構成の液体検知センサ1を用い
て液体の漏れなどを検知するには、図8に示すように予
めOTDRシステム8の線路光ファイバ9中に該液体検
知センサ1の光ファイバ3の両端を接続し、センサ部4
を被測定箇所にセットする。ここでセンサ部4をセット
するには、通常は膨潤材6に下にし、曲げ型5を上にす
るが、必ずしもこれに限ることなく、検知する状況に応
じて適宜に決められる。次ぎに、OTDRシステム8に
より線路光ファイバ9を介して光ファイバ3に光を入射
し、OTDR法によりセンサ部4における損失変化を測
定して液体を検知する。
【0007】すなわち、液体の漏れなどが起こって通液
孔7…からケース2内に液体が流入した場合、図9に示
すように膨潤材6が浸潤して膨張し、これにより光ファ
イバ3は押圧されて曲げ型5に沿って変化せしめられ
る。そして、これにより光ファイバ3はセンサ部4にお
ける損失が増大し、液体の存在を検知するものとなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記液体検
知センサは通常OTDRシステム系において複数個配置
され、これにより分布型のセンサとして用いられる。し
かしながらこの液体検知センサにあって、光ファイバと
ケースとが一体となってセンサ部を構成していることか
ら、複数個のセンサ部をそれぞれOTDRシステム系の
線路光ファイバに接続して使用することとなり、したが
って接続点が多くなることから線路光ファイバにおける
接続損失が大きくなるといった問題がある。
【0009】また、上記液体検知センサでは、センサ部
における膨潤材が通常可逆的でなく、よって一度液体が
浸潤して膨張した後は膨潤前の状態に戻らないため、液
体浸潤後にはセンサ部全体を交換する必要がある。した
がって、該検知センサにあっては、センサ部を交換する
あたり光ファイバの接続を行う必要があることから十分
な交換時間が必要となり、よってその間検知システムを
止めなくてはならないといった問題がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
した発明の光ファイバ液体検知センサでは、ケースを少
なくとも2つに分割し、分割した一方に上記膨潤材を配
し、他方に上記曲げ型を配して上記課題を解決した。
【0011】
【発明の実施の形態】図1および図2は本発明の請求項
1に記載した発明の液体検知センサの第1の実施例を示
すものである。図1および図2に示した液体検知センサ
が図6に示した従来の液体検知センサ1と異なることこ
ろは、ケースを2つに分割した点である。
【0012】図1および図2に示した液体検知センサ1
3においてケース14は、光ファイバ3の挿通位置とな
る孔15の中心線上にてケース16と下ケース17とに
分割されてなるもので、螺子18…によって上ケース1
6と下ケース17とが一体に固定されたものである。ま
たこのケース14は、上ケース16に曲げ型5が、下ケ
ース17に膨潤材6がそれぞれ取り付けられたものであ
って、これらの上ケース16と下ケース17との間に光
ファイバ3を配置することにより光ファイバ3が曲げ型
5と膨潤材6との間に位置するように構成されたもので
ある。膨潤材6としては、被検知液体が油の場合にはエ
チレンプロピレンゴムなどが、また水の場合には水膨潤
性樹脂やこれとクロロプレンゴムとの混合成形加硫物な
どが用いられる。
【0013】このような構成の液体検知センサ13を用
いるには、予め上ケース16と下ケース17とを分離し
ておき、光ファイバ3となる線路光ファイバ9を下ケー
ス17の膨潤材6上に配置するとともに上記孔15を形
成するための溝に挿入する。次に、上ケース16を下ケ
ース17上に被せて上ケース16の孔15を形成するた
めの溝内に線路光ファイバ9を挿入し、螺子18…によ
り上ケース16と下ケース17とを一体化する。また液
体検出後、センサ部4を交換するにあたっては、螺子1
8…を外して上ケース16と下ケース17とを分解し、
予め用意した下ケース17のみを交換してこれに光ファ
イバ3を挿入配置し、上ケース16を取付固定してセン
サ部4とする。
【0014】このような構成の液体検知センサ13にあ
っては、図8に示すOTDRシステム8に採用するに際
し光ファイバ間の接続を行う必要がないことから、その
取り付け・交換を容易かつ短時間で行うことができ、さ
らに交換にあたってケース14全体を交換することなく
膨潤材6を設けた下ケース17のみを交換するのみでよ
いことから、検知システムの維持費を低減することがで
きる。
【0015】図3および図4は本発明の液体検知センサ
の第2の実施例を示すものである。図3および図4に示
した液体検知センサが図1および図2に示した液体検知
センサ13と異なるところは、ケースを2つに分割する
にあたって、光ファイバ3の挿通位置で分割することな
く底板部のみを分離可能に構成した点である。図3およ
び図4に示した液体検知センサ19においてケース20
は、天板および側板からなる箱状のケース本体21とこ
のケース本体21の底部開口を覆う底板部22とに分割
されてなるもので、螺子23…によってケース本体21
と底板部22とが一体に固定されたものである。またこ
のケース20は、ケース本体21に曲げ型5が、底板部
22に膨潤材6がそれぞれ取り付けられたものであっ
て、ケース本体21に形成された挿通孔24に光ファイ
バ3を挿通することによって該光ファイバ3が曲げ型5
と膨潤材6との間に位置するよう構成されたものであ
る。
【0016】このような構成の液体検知センサ13を用
いて液体の漏れなどを検知するには、図8に示すように
OTDRシステム8の線路光ファイバ9中に該液体検知
センサ1の光ファイバ3の両端を接続し、センサ部4を
被測定箇所にセットして行う。また液体検出後、センサ
部4を交換するには、螺子23…を外してケース本体2
1から底板部22を取り外し、予め用意した底板部を取
り付けることによって行う。したがってこの液体検知セ
ンサ19では、光ファイバ3に触れることなく底板部2
2のみ交換でセンサ部4を再生でき、交換操作が容易で
あるとともに検知システムの維持費を低減することがで
きる。
【0017】図5は本発明の液体検知センサの第3の実
施例を示すものである。図5に示した液体検知センサが
図3および図4に示した液体検知センサ19と異なるこ
ところは、底板部のケース本体への取り付けを螺子止め
でなくパッキン式にした点である。図5に示した液体検
知センサ25においてケース26は、底板の中心部を開
口してなる箱状のケース本体27とこのケース本体27
の開口部に嵌合してこれを覆う底板部28とに分割され
てなるものである。底板部28はその内面側に膨潤材6
を取り付けたものであって、厚さ方向に貫通する通液孔
7…を形成したものである。またこの底板部28の側面
には、通液孔7と直交する方向に延びる溝が形成されて
おり、該溝にはパッキン29が取り付けられている。こ
のような構成のもとに底板部28は、ケース本体27の
開口部に嵌め込むのみでパッキン29により該開口部に
取り付け固定されるものとなる。
【0018】このような構成の液体検知センサにあって
は、図3および図4に示した液体検知センサ19と同様
に光ファイバ3に触れることなく底板部28のみの交換
でセンサ部4を再生することができ、しかも螺子止めす
ることなく単に嵌め入れるのみで底板部28を取り付け
ることができるので交換操作が極めて容易となる。ま
た、図1ないし図5に示した実施例においてはいずれも
ケースを2つに分割するようにしたが、3以上に分割す
るようにしてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光ファイ
バ液体検知センサは、ケースを少なくとも2つに分割
し、分割した一方に上記膨潤材を配し、他方に上記曲げ
型を配したものであるから、OTDRシステムに組み込
むにあたって光ファイバ間の接続を行う必要がなく、容
易に取り付けることができ、しかも接続に伴う損失をな
くすることができる。また、液体検出後、膨潤材を交換
する際して分割したケースのうちの膨潤材を配したもの
のみを交換すればよいことから、交換操作が容易になる
とともに検知システムの維持費を低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光ファイバ液体検知センサの第1の
実施例を示す斜視図である。
【図2】 本発明の光ファイバ液体検知センサの第1の
実施例を示す断面図である。
【図3】 本発明の光ファイバ液体検知センサの第2の
実施例を示す斜視図である。
【図4】 本発明の光ファイバ液体検知センサの第2の
実施例を示す断面図である。
【図5】 本発明の光ファイバ液体検知センサの第3の
実施例を示す断面図である。
【図6】 従来の光ファイバ液体検知センサの例を示す
斜視図である。
【図7】 従来の光ファイバ液体検知センサの例を示す
断面図である。
【図8】 光ファイバ液体検知センサが用いられるOT
DRシステムの例を示す概略構成図である。
【図9】 膨潤材に液体が浸潤した状態を説明するため
の断面図である。
【符号の説明】
3…光ファイバ、5…曲げ型、6…膨潤材、7…通液
孔、13,19,25…液体検知センサ、14,20,
26…ケース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−228105(JP,A) 特開 昭62−52433(JP,A) 実開 昭63−8646(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01M 3/38 G01N 19/10 G02B 6/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバに曲げを与えるための曲げ型
    と液体の浸潤によって膨潤する膨潤材とをケース内に設
    け、かつこのケース内に光ファイバを挿通するとともに
    光ファイバを上記曲げ型と膨潤材との間に位置せしめ、
    該ケースに通液孔を設けてなるセンサ部を有した液体検
    知センサであって、 上記ケースを少なくとも2つに分割し、分割した一方に
    上記膨潤材を配し、他方に上記曲げ型を配したことを特
    徴とする光ファイバ液体検知センサ。
JP9306140A 1997-11-07 1997-11-07 光ファイバ液体検知センサ Expired - Lifetime JP2938415B2 (ja)

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CN108562310A (zh) * 2018-01-29 2018-09-21 衡东光通讯技术(深圳)有限公司 一种漏水探测器
CN110687017B (zh) * 2019-09-04 2021-09-07 中国矿业大学 测定缓冲材料气体迁移特性与膨胀力的装置及方法
JP6916494B1 (ja) * 2020-04-03 2021-08-11 三和株式会社 漏水検知センサ用構造体及びそれを備えた漏水検知センサ

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