JP2938382B2 - 情報通信ネットワーク - Google Patents

情報通信ネットワーク

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JP2938382B2
JP2938382B2 JP7315108A JP31510895A JP2938382B2 JP 2938382 B2 JP2938382 B2 JP 2938382B2 JP 7315108 A JP7315108 A JP 7315108A JP 31510895 A JP31510895 A JP 31510895A JP 2938382 B2 JP2938382 B2 JP 2938382B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信頼性と拡張性に
優れた情報通信ネットワークに関する。
【0002】
【従来の技術】企業内での電話、ファックス、コンピュ
ータ等の情報端末機器を通信回線でつないで、企業内の
情報通信ネットワークを構築することが盛んに行われて
いる。
【0003】かかる情報通信ネットワークの形態には、
TDM(時分割多重)ネットワーク、パケット・ネット
ワーク、更にパケット網、フレームリレー、ATM(非
同期転送モード)等を混在させた複合パケット・ネット
ワーク、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)
等、様々なものが使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらのネットワーク
の形態は、形態毎にネットワークが構築され、企業内に
異なる形態のネットワークを構築していくと、ネットワ
ーク構築の拡張性が乏しいという問題がある。特に、ネ
ットワークを構築する通信回線網を施設するに当たり、
如何なる形態の通信ネットワークにも対応可能な回線網
を検討して施設しておく必要があるが、従来のネットワ
ークの形態では、それぞれの回線網を構築しておく必要
があり、回線網構築の拡張性が乏しいという問題があっ
た。
【0005】更に、これらのネットワークを構築した場
合、ネットワーク上の各情報端末側で通信制御を行いな
がら、さらに上位のネットワークにデータを送信してい
く必要があり、ネットワーク上の各情報端末付近のノー
ドに通信制御用のバッファメモリや複数種類の通信制御
用のソフトウエアを持たせる必要がある。そのためには
膨大なメモリ領域を各ノード毎に確保しておく必要があ
り、更に、非常に煩雑で時間を要する通信制御のソフト
ウエアを実行する必要がある。従って、より高速な通信
制御を行おうとすると、データ抜け等が発生し通信の信
頼性が低下すると共に、新たな情報端末の追加や回線網
の追加というネットワークの拡張に十分対応できないと
いう問題があった。
【0006】そこで、本発明は、汎用性が高く拡張性に
優れた情報通信ネットワークを提供することを目的とす
る。
【0007】さらに、各ネットワークの端末側のノード
の通信制御の手間を出来るだけ取り除き、各ノードの送
信データの転送のスループットを向上させ、信頼性の高
い情報通信ネットワークを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、本発明の
第一の発明によれば、外部回線と内部の通信回線に接続
された統合局装置と、通信する実データを所定のフォー
マットで発信する複数の情報端末と、前記複数の情報端
末に接続され前記実データを受信して転送する複数のサ
ービスターミナルと、前記複数のサービスターミナルに
接続され、前記統合局装置により予め接続可能と登録さ
れている前記サービスターミナルから送信されてきた前
記実データを収納した実データフレームと当該実データ
に対応する制御データを収納した制御フレームとを生成
し、更に、前記内部の通信回線によって前記統合局装置
と接続され、当該内部の通信回線上であって該統合局装
置によって割付られたタイムスロットに前記実データフ
レームと制御フレームとをのせて送信する複数の遠隔分
配装置とを有し、前記統合局装置では、前記情報端末の
使用状態を登録管理し、当該登録情報を前記遠隔分配装
置及び前記サービスターミナルに通知し、更に、前記内
部の通信回線経由で送られてくる前記フレームを受信
し、該フレーム内の実データを分析して通信相手を判別
し、当該判別した通信相手に従って、外部回線又は内部
の前記情報端末に当該実データを転送することを特徴と
する情報通信ネットワークを提供することにより達成さ
れる。
【0009】また、上記の目的は、本発明の第二の発明
によれば、上記第一の発明において、前記サービスター
ミナルは、前記統合局装置から予め接続可能と登録され
ている情報端末かどうかのチェックを行い、接続可能の
場合に、送信されてきた前記実データの前記遠隔分配装
置への転送を行うことを特徴とする情報通信ネットワー
クを提供することにより達成される。
【0010】更に、上記の目的は、本発明の第三の発明
によれば、上記の第一の発明において、前記統合局装置
は、前記の通信規約の分析して得られた通信相手情報に
従って、通信すべき実データから前記実データフレーム
と前記制御フレームとを生成し、前記内部の通信回線上
であって送信先に対応して割りつけたタイムスロットに
前記実データフレームと前記制御フレームとをのせて送
信し、前記遠隔分配装置は、該統合局装置から送信され
る前記実データフレームと制御フレームであって、当該
遠隔分配装置に割付られているタイムスロットにのった
フレームを受信し、該実データフレームを実データに分
解して、対応するサービスターミナルに転送することを
特徴とする情報通信ネットワークを提供することにより
達成される。
【0011】上記の発明によれば、通信ネットワーク内
の情報端末の管理、通信回線のタイムスロットの割付管
理、更に各通信データの通信規約の分析と送付先の管理
を全て統合局装置にて行うようにし、各情報端末から通
信されるデータは、通信規約を意識することなく、通信
ネットワーク内の各ノードを通過転送されることにな
る。そして、各ノードは、基本的には、単に転送可能か
どうかのチェックのみを、統合局装置から送られてくる
制御データによるメモリマップを照合することにより行
うだけでよく、各ノードでのデータ処理の負荷を非常に
軽くすることができる。
【0012】従って、分散した各事務所内のネットワー
クは単純化され、且つ、通信規約の制約のない画一化し
たものとなるので、各ノードでの通信処理のスループッ
トを向上することができ、更に、ネットワークの拡張性
を容易に行うことができ、フレキシビリティの高い通信
ネットワークの構築を行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に従って本発明の実施
の形態を説明する。
【0014】図1は、情報通信ネットワークの全体の概
略を示す図である。この情報通信ネットワークは、例え
ば5階建てのインテリジェントビルに構築したものを想
定している。破線で囲った部分(10、20、30、4
0、50)は、各地域、例えば各階に張りめぐらしたネ
ットワークを示している。従って、破線部分がある事業
所内の事務所などであってもよい。
【0015】破線部分が各階の場合で説明すると、各階
に設置した遠隔分配装置(DRU)11、21、31、
41、51が、ビル内に張りめぐらした光ファイバのよ
うな高速通信回線61、62、63、64、65、66
を介して、統合局装置60とリング状に接続されてい
る。また、これらの高速通信回線61−66が何らかの
障害により使用不可能になった場合のために、統合局装
置60と2階20と4階40に設けられた遠隔分配装置
21、41とがさらに光ファイバ等の高速通信回線6
7、68により直接接続(スター接続)されている。こ
うすることで、例えば、高速通信回線63に障害が発生
して使用不可能になった場合でも、スター型に結んだ回
線67、68を使って、統合局装置60との間を二つの
リング状の通信回線で結んだ状態で稼働を続けることが
できる。
【0016】各階でのネットワークについて説明する。
例えば2階20においては、遠隔分配装置(DRU2)
21には複数のサービスターミナル(ST)22、23
が接続され、サービスターミナル22には、デジタル電
話24、ファクシミリ25、コンピュータ端末26がバ
ス接続されている。またサービスターミナル23にも、
図示しないがコンピュータ端末が複数台接続されてい
る。
【0017】1階10には、サービスターミナル12、
13、マルチメディア・ラジオ・ユニット14が、2階
20と同様に接続されている。3階30、4階40、5
階50にも同様に、サービスターミナル32、33、4
2、52、情報端末としてのコンピュータ端末34、3
5、ワイヤレス電話局36、パーソナル・ハンディ・電
話37、無線アダプター43、ビデオレコーダ44、ホ
ストコンピュータ53が図に示される如く接続されてい
る。
【0018】本発明では、図1の例のインテリジェント
ビルを統括する統合局装置60における集線機能の一部
を各階に設置した遠隔分配装置(DRU)11、21、
31、41、51に移し、さらにその遠隔分配装置(D
RU)がその配下に接続されるサービスターミナル(S
T)の接続を許可するか否かの簡単なチェックのみを行
うようにし、それぞれの情報端末が必要な通信制御はあ
くまでも統合局装置60にて行うようにするという基本
的な考え方で、情報通信ネットワークを構築している。
そして、統合局装置60は外部の通信回線と接続され、
種々の交換機機能を有している。
【0019】従って、高速通信回線61−68での通信
方式は、単に統合局装置60と各階の遠隔分配装置(D
RU)とが同期信号のもとに時分割多重化通信により行
われている。即ち、統合局装置60側で制御し割り当て
るタイムスロットに、通信データをお互いに乗せて送信
するというやり方である。その結果、各階の遠隔分配装
置(DRU)での通信制御処理の負荷を軽くすることが
できる。
【0020】また、通信ネットワーク内の各ノードや情
報端末については、統合局装置60内の共通制御部10
7にて登録され、その使用状況等については共通制御部
107からの制御データにより、各ノードに最初に、そ
して逐次通知されることになる。
【0021】この為、ネットワークの端末側のノードに
該当する遠隔分配装置(DRU)やサービスターミナル
(ST)では、通信されるデータの通信規約を意識する
ことなく、そして特別の通信制御の処理を行う必要がな
く、各階でのネットワークが非常に簡素化され、内部で
のネットワークの拡張性を高いものとすることができ
る。
【0022】統合局装置60、遠隔分配装置(DR
U)、サービスターミナル(ST)等の詳細な構成につ
いて以下に説明する。
【0023】説明の便宜上、通信しようとしているデー
タが、各階にある情報端末からサービスターミナル(S
T)、遠隔分配装置(DRU)を経て、高速通信回線6
1−67を経由し、統合局装置60に送信され、更に逆
のルートで情報端末にデータが届けられる場合につい
て、順を追って説明する。各処理の概略のフローは、図
7、8、9のフローチャート図に示されている。
【0024】図2は、遠隔分配装置(DRU)、サービ
スターミナル(ST)、情報端末との関係を示すブロッ
ク図であり、3階地区30を一例にして説明する。
【0025】先ず、最初に統合局装置60内の後述する
共通制御部107に、外部から入力可能なコンソールデ
ィスク69から、通信ネットワーク内の情報端末やノー
ドについての登録情報が入力される。そして、その登録
情報が、ネットワーク内の各ノードに制御情報として通
信され、その情報は各ノードのメモリマップに記憶され
る(図7のステップS0)。かかる登録情報は、例えば
登録マップフレームと称するフレームに乗せて、最初に
そして逐次、各ノードに通信される。
【0026】一つの遠隔分配装置(DRU)31には、
複数のサービスターミナル(ST)32、33、38が
回線71により接続されている。具体的には、遠隔分配
装置(DRU)31内のインターフェースボード(I
F)75に、対応するサービスターミナル(ST)3
2、33、38がそれぞれ回線71を介して接続されて
いる。また、各サービスターミナル(ST)は、バス回
線39を介して複数の情報端末であるコンピュータ端末
34に接続されている。
【0027】まず、各情報端末34は、それぞれの端末
番号を含み、それぞれの事情に従う種々の通信規約、通
信制御方式に必要なデータ・フォーマットの実データ7
2をバス回線39に出力する。即ち、実データ72に
は、制御データを有するヘッダー部と送信する生データ
を有するデータ部とからなる場合や、或いは生データの
み(ブロック)の場合がある。バス回線であるので、各
サービスターミナル(ST)がバス回線39上のタイム
スロットの割付を行い、割りつけられたタイムスロット
に、各情報端末34が自分の実データを乗せることで送
信を行う(図7のステップS1)。
【0028】かかる実データ72を受信したサービスタ
ーミナル(ST)32では、前述した通り、予め統合局
装置60から制御データとして送信されてきている情報
端末の登録マップ70をクロスチェックする。転送可と
登録されている情報端末34からの実データであれば、
遠隔分配装置(DRU)31にフレーム同期により回線
71を介して転送する。遠隔分配装置(DRU)31と
サービスターミナル(ST)32、33、38とは、フ
レーム同期によりデータのやり取りを行う。ここで使用
されるフレーム73には、最初と最後に同期ビット74
が付加され、その間に実データ72が複数乗せられてい
る。このフレーム73については、図4の(1)に概略が
示されている(図7のステップS2)。
【0029】サービスターミナル(ST)32、33、
38は、遠隔分配装置(DRU)31内にサービスター
ミナル(ST)に対応して設けられたインターフェース
ボード75にそれぞれ接続され、送信されてくる実デー
タ72を対応するインターフェースボード75が受信す
る。このインターフェースボード75には、CPUとメ
モリが少なくとも設けられ、受信した実データ72を一
旦メモリに蓄積し、統合局装置60から予め送られてき
ているサービスターミナル(ST)の登録マップを照合
して、接続して良いか否かの判断を行う。
【0030】接続して良いサービスターミナル(ST)
からの実データであると、一定長のセル単位に実データ
を分解し、当該実データを乗せた実データ用のセル76
を作成する。図4の(2)に、実データ用のセル76の構
成を示しているが、各セル76には、自らのセル番号を
含んだヘッダ76hと一定長の実データとから構成され
る。このセル番号は、同じ遠隔分配装置(DRU)内で
は、同じセル番号が付されることはない。また、インタ
ーフェースボード75では、同時に実データのセル76
に属する情報として、セル番号、サービスターミナル
(ST)番号、遠隔分配装置(DRU)番号等を含んだ
制御データセル78も同時に生成される(図7のステッ
プS3)。
【0031】このようにして生成された実データセル7
6と制御データセル78とが、バス回線79を介して遠
隔分配装置(DRU)31内のジャンパ80に送信され
る。ジャンパ80はこのバス回線79のバス管理を行っ
ている。
【0032】ジャンパ80では、少なくともCPU8
1、メモリマップ83、メモリ82を有している。CP
U81は、予め統合局装置60から制御情報として送信
されてきているサービスターミナル(ST)についての
登録情報を記憶したメモリマップと照合して、接続可能
のサービスターミナル(ST)に対応するインターフェ
ースボード75からの実データセル76について、実デ
ータフレーム84を生成する。この実データフレーム8
4はフレームのヘッダ部85と複数の実データセル76
が収納されているデータ部とから構成されている。ま
た、制御データセル78についても、同様にしてクロス
チェックがかけられた後、制御フレーム86が生成され
る。この制御フレーム86も複数の制御データセル78
が収納されている。
【0033】これらの実データフレーム84と制御フレ
ーム86については、図4の(3)、(4)に示されている。
各フレームのヘッダ部85には、統合局装置60との同
期を取るための同期ビットや、フレーム自身のID等が
のせられている。
【0034】メモリ82は、これらのフレーム84、8
6を生成するために使用されるバッハァメモリである。
CPU81は、統合局装置60からのシステムクロック
CLKに同期して動作しており、実データフレーム84
と制御フレーム86は、システムクロックCLKに同期
して生成され、スイッチ部90に転送される(図7中ス
テップS4)。
【0035】スイッチ部90では、少なくともCPU8
7と、高速通信回線のポート89とのスイッチングを行
うスイッチ手段88とを有し、CPU87は統合局装置
60からのシステムクロックCLKに同期して動作して
いる。
【0036】図1に戻って説明すると、統合局装置60
と各階の遠隔分配装置(DRU)との間は、時分割多重
化通信によりフレームを送信するようにしている。即
ち、統合局装置60の光制御インターフェース・ユニッ
ト(後で説明)により割りつけられたタイムスロット
に、遠隔分配装置(DRU)側と統合局装置60側と
が、実データフレームと制御フレームとをのせて送信す
るようにしている。こうすることで、遠隔分配装置(D
RU)側では、フレームの送信と受信に何ら通信制御的
な処理を行う必要がなくなる。統合局装置60側で、高
速通信回線61、68内のトラフィックの整理を行うの
で、その制御により割りつけられたタイムスロットにフ
レームをのせて、送信または受け取るだけで良いからで
ある。このタイムスロットの割付は、各階の通信頻度に
応じてダイナミックに変更することで、高速通信回線を
より効率的に使用することができる。
【0037】また、高速通信回線の一部に故障が起きた
場合でも、統合局装置60側で予備的に設けていたスタ
ー回線を利用する等して、フレキシブルに回線を構築
し、新たに構築した高速通信回線上のタイムスロットの
割付制御を行うことで、遠隔分配装置(DRU)側で
は、何ら意識することなく、決められたタイムスロット
にフレームをのせて、受け取るだけでよい。
【0038】そこで、図3に戻ると、スイッチ部90で
は、統合局装置60側から割りつけられたタイムスロッ
トのタイミングで、ジャンパ80からのフレーム84、
86を、スイッチ手段88により所定のポートに接続す
ることで高速通信回線61等に送信される。スイッチ部
90では、単に統合局装置60側からの制御信号により
割り当てられたタイムスロットのみを意識すればよく、
フレームの転送処理が重くなることはない。また、高速
通信回線の故障等に応じて統合局装置60側で新たな回
線ルートを構築するので、それに応じてスイッチ手段8
8では適切なポートへの接続がなされる(図7中ステッ
プS5)。
【0039】実データのフレームと制御データのフレー
ムとを分けて高速通信回線上を送信する理由は、次の通
りである。ジャンパ80にて生成された実データフレー
ム84と制御フレーム86の内、これから通信しようと
する実データフレーム84内の実データセル76に対応
する制御セル78を収納した制御フレーム86が、先
ず、高速通信回線61−68を介して統合局装置60に
送られる。そして、その送られてきた制御フレーム86
を、後に説明する光制御インターフェースユニット(O
CU)94が受信して分析し、以後送られてくる実デー
タに対する通信の論理パスを登録する。具体的には、統
合局装置60内にある複数のライン・サーキット(L
C)94のどれにつなぐかについてである。
【0040】そして、一旦論理パスが形成された後、実
データフレーム84が高速通信回線61−68を介して
時分割通信方式により送信される。
【0041】次に、統合局装置60側での動作について
図5、図6のブロック図、図8、図9のフローチャート
図に従って説明する。
【0042】上記のようにして高速通信回線経由で送ら
れてくるフレームは、統合局装置60側では、先ず、光
制御インターフェースユニット(OCU)94内のスイ
ッチ部91にて、前述した時分割多重化方式の制御信号
に従って、通信回線のポートへの接続を行い、送信され
てくるフレームを光制御インターフェースユニット(O
CU)94内のバッファメモリ96に転送する(図8の
ステップS6)。
【0043】光制御インターフェースユニット(OC
U)94では、少なくともCPU95とバッファメモリ
96とが設けられている。スイッチ部91から転送され
てきたフレームについては、光制御インターフェースユ
ニット(OCU)94で、制御フレーム86を分解して
制御データセル78の中の制御情報をもとに、実データ
フレーム84を分解して得られる実データセル76を、
対応するライン・サーキット(LC)98にバス回線9
7を経由して送信する。バス回線97のバス管理は光制
御インターフェースユニット(OCU)94のCPU9
5にて行う。
【0044】更に、光制御インターフェースユニット
(OCU)94は、高速通信回線61−68上のタイム
スロットの割当管理を行う。また、前述した通り、実デ
ータフレーム84より先に送信されてくる直前の制御フ
レーム86内の制御セル78を分析し、以後通信されて
くる実データフレーム84のためのパスを設定する。こ
の設定は、メモリ96内に登録される。
【0045】そして、一旦論理パスが設定されると、そ
のパスに従って、実データフレーム84が光制御インタ
ーフェースユニット(OCU)94のCPUにより、対
応するライン・サーキット(LC)98に転送される。
【0046】ライン・サーキット(LC)98は、前記
の遠隔分配装置(DRU)に一対一に対応して設けられ
ている。図5の例では、5つの地域に遠隔分配装置(D
RU)がそれぞれ設けられているので、5つのライン・
サーキット(LC)98が設けられている。従って、制
御セル78に含まれている遠隔分配装置(DRU)のI
D番号に従えば、どのライン・サーキット98に転送す
ればよいかを判断することができる(図8のステップS
7)。
【0047】このようにして転送されてきた実データの
セル76を受け取ったライン・サーキット98では、セ
ル内の実データ72の電文フォーマットを分析しヘッダ
部分を検索して、実データ72のカテゴリー毎に分ける
ことが行われる。即ち、情報端末34から送信された実
データ72は、サービスターミナル(ST)、遠隔分配
装置(DRU)、高速通信回線、光制御インターフェー
スユニット94を経由して単に転送されてきただけであ
る。従って、実データ72に対して、その電文フォーマ
ット及びヘッダ部分又は対応する制御フレームの制御デ
ータセルを分解、分析して通信規約の分析等の所定の通
信制御処理を行う必要があり、各処理部に配付して分析
を行う必要がある。
【0048】種々のデータフォーマットで形成された実
データ72には、例えば、現在の技術においては、パケ
ット形式のデータ、音声データ、画像データ、それ以外
のデータ(便宜上ブロックと称する)の4つのカテゴリ
ーに分けることができる。パケット形式のデータの場合
は、そのヘッダ部分を読むことで、パケットサイズにつ
いての情報などが検出され、それによりパケット形式の
データであると認識することができる。フレーム・リレ
ー形式のデータも基本的にはパケット形式のデータと同
じである。また、音声データの場合は、ヘッダ部分に相
手のIDとしてMF(Maltiplex Frequ
ency)信号が書かれているので、それを読めば音声
データであることを認識することができる。
【0049】さらに、画像データは、例えば3Mから4
0Mとデータサイズは異なるが、ヘッダを読むことで画
像データと認識することができる。そして、ヘッダーが
ないデータとしてブロック形式のデータが認識できる。
(図8のステップS8) パケット形式のデータは、データフォーマットが定性的
になっているので、定性型のデータとも言われることが
ある。それに対して、音声データや画像データは非定性
型データと言われることがある。上記の何れにも属さな
いヘッダのないデータも存在する。
【0050】いずれにしても、現在実用化されている通
信手順により生成されるデータフォーマットのほぼ全て
が、上記の4つのカテゴリで分類される。現実的には、
上記のブロック形式の場合は、既に通信の論理パスが固
定的に設定されたものであり、詳しく通信規約を分析す
る必要はなく、既に登録済の論理パスの情報に従って転
送先に送信される。
【0051】上記のようにしてラインサーキット98に
てカテゴリ毎に分けられた後、各カテゴリー別の手順対
応処理部である、パケットデータ処理部103、音声デ
ータ処理部104、画像データ処理部105、ブロック
データ処理部106に第一のネットワークスイッチ10
1を経由して転送される。ネットワーク・スイッチ部1
01にはバッファ・メモリ102が備えられ、実データ
セルが一時的に蓄えられる。
【0052】そして、各処理部ではカテゴリーに対応し
た分析ソフトウエアを備え、実データの電文フォーマッ
ト及びヘッダー部又は対応する制御フレームの制御デー
タセルを分解、分析する。具体的には、実データのヘッ
ダー部又は対応する制御フレームの制御データセルの通
信規約を分解、分析するのである。その結果、実データ
の送信先を認識することができる。そして、内部のネッ
トワーク内の端末が送信先の場合、その相手先情報10
8が共通制御部(COM)107に通知される(図8の
ステップS9)。
【0053】また、外部のネットワークの端末が送信先
の場合は、通信方式に対応したノードである、ATM
(非同期転送モード)ノード110、FRS(フレーム
リレー)ノード111、TDM(時分割多重モード)ノ
ード112、電話ノード113を経由して、第二のネッ
トワークスイッチ115を経て、外部の通信回線に送信
される。
【0054】外部の通信回線とのインターフェースとし
てシンクロナス・デジタル・ハイヤラーキ(SDH)イ
ンターフェース117は、スーパー・デジタル・専用線
とのインターフェースを行い、トランク118は、IS
DN回線やアナログ加入者回線とのインターフェースを
行う(図8のステップS10)。
【0055】内部のネットワーク内の端末が送信先であ
る場合、共通制御部107に相手先情報108が通知さ
れる。その結果、実データセルが、第一のネットワーク
スイッチ101から相手先端末に対応するラインサーキ
ット98に転送される。そこで、共通制御部107から
の相手先情報等の制御情報に従って、ライン・サーキッ
ト98では、内蔵されているジャンパ100により、実
データのフレームと制御フレームが前述と同様に生成さ
れる。制御フレーム内の制御データは、共通制御部10
7からの相手先情報に従って得られる相手先のノード番
号や情報端末番号などが含まれる(図8のステップS1
1)。
【0056】共通制御部107は、内部のネットワーク
の各ノードや通信端末についての全体の制御を行う点は
前述した通りである。そして、上記の様に実データにつ
いての送信相手先情報108が通知された時、かかる情
報に従って、全体の制御データを制御フレームに乗せ
て、各ノードに通知することも行う。その制御データの
中身としては、登録済の情報端末のどれとどれとが通信
中である等に係わる情報である。また、通信の論理パス
が解除された場合も同様にその情報が制御データとして
通知される。従って、かかる全体の制御データは、逐
次、制御フレームに乗せられてネットワーク上の各ノー
ドに通知され、そこのメモリマップに記憶される。
【0057】ライン・サーキット98内のジャンパ10
0により生成されたフレームは、光制御インターフェー
ス(OCU)94内のスイッチ部91にて、時分割多重
化により、送信先の遠隔分配装置(DRU)に割り当て
られたタイムスロットにフレームをのせて送信を行う
(図9のステップS12)。
【0058】高速通信回線61−68を介して送信され
てきた実データのフレームと制御フレームが対応する遠
隔分配装置(DRU)にて受信され、遠隔分配装置(D
RU)内のジャンパ80にてセルデータに分解される。
分解された制御セルの情報に基づいて、ジャンパ80は
送信すべきサービスターミナル(ST)に対応するイン
ターフェースボード75(図3参照)に、実データのセ
ル76が転送される(図9のステップS13)。
【0059】さらに、インターフェースボード75で
は、接続してよいサービスターミナル(ST)か否かの
判定を、統合局装置60から予め送られていたメモリマ
ップと照合することで行い、可の場合は、サービスター
ミナル(ST)にフレーム同期により送信する(図2参
照)(図9のステップS14)。
【0060】そして、最後にサービスターミナル(S
T)では、登録されいてる端末かどうかのチェックを行
った後、バス回線39を通じて送信先の情報端末34に
実データ72を送信する。
【0061】情報端末では、通信プロトコルに従って実
データの送受を行うが、本発明の通信ネットワーク上に
は単純に実データを流すだけでよい。そして、統合局装
置60を中心に制御されているネットワーク上の各ノー
ドでは、データの転送に必要かつ最小限の処理がなされ
るだけである。
【0062】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、通
信ネットワーク内の情報端末の管理、通信回線のタイム
スロットの割付管理、更に各通信データの通信規約の分
析と送付先の管理を全て統合局装置60にて行うように
し、各情報端末から通信される様々な通信規約に従うフ
ォーマットのデータは、通信規約を意識することなく、
通信ネットワーク内の各ノードを通過転送されることに
なる。そして、各ノードは、基本的には、単に転送可能
かどうかのチェックのみを、統合局装置60から送られ
てくる制御データによるメモリマップを照合することに
より行うだけでよく、各ノードでのデータ処理の負荷を
非常に軽くすることができる。
【0063】従って、分散した各事務所内のネットワー
クは単純化され、且つ、通信規約の制約のない画一化し
たものとなるので、各ノードでの通信処理のスループッ
トを向上することができ、更に、ネットワークの拡張性
を容易に行うことができ、フレキシビリティの高い通信
ネットワークの構築を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報通信ネットワークの全体を示すブ
ロック図である。
【図2】各階での遠隔分配装置(DRU)、サービスタ
ーミナル(ST)、情報端末を説明するためのブロック
図である。
【図3】遠隔分配装置(DRU)内の構成を説明するブ
ロック図である。
【図4】送信されるデータの電文フォーマットを説明す
る図である。
【図5】統合局装置60内の構成を説明するブロック図
である。
【図6】統合局装置60内の構成を説明するブロック図
である。
【図7】本発明のネットワークの処理フローを説明する
フローチャート図である。
【図8】本発明のネットワークの処理フローを説明する
フローチャート図である。
【図9】本発明のネットワークの処理フローを説明する
フローチャート図である。
【符号の説明】
11、21、31、41、51遠隔分配装置(DRU) 12、13、22、23、32、33、38サービスタ
ーミナル(ST) 14、24、25、34、35、36情報端末 61−68 高速通信回線 60 統合局装置 75 インターフェースボード 76 実データセル 78 制御データセル 80 ジャンパ 84 実データフレーム 86 制御フレーム 90、91 スイッチ部 94 光制御インターフェースユニット 98 ライン・サーキット 103 パケットデータ処理部 104 音声データ処理部 105 画像データ処理部 106 ブロックデータ処理部 107 共通制御部 110 フレームリレー・ノード(FRS) 111 非同期転送モード・ノード(ATM) 112 時分割多重モード・ノード(TDM)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部回線と内部の通信回線に接続された統
    合局装置と、 通信する実データを所定のフォーマットで発信する複数
    の情報端末と、 前記複数の情報端末に接続され前記実データを受信して
    転送する複数のサービスターミナルと、 前記複数のサービスターミナルに接続され、前記統合局
    装置により予め接続可能と登録されている前記サービス
    ターミナルから送信されてきた前記実データを収納した
    実データフレームと当該実データに対応する制御データ
    を収納した制御フレームとを生成し、更に、前記内部の
    通信回線によって前記統合局装置と接続され、当該内部
    の通信回線上であって該統合局装置によって割付られた
    タイムスロットに前記実データフレームと制御フレーム
    とをのせて送信する複数の遠隔分配装置とを有し、 前記統合局装置では、前記情報端末の使用状態を登録管
    理し、当該登録情報を前記遠隔分配装置及び前記サービ
    スターミナルに通知し、更に、前記内部の通信回線経由
    で送られてくる前記フレームを受信し、該フレーム内の
    実データを分析して通信相手を判別し、当該判別した通
    信相手に従って、外部回線又は内部の前記情報端末に当
    該実データを転送することを特徴とする情報通信ネット
    ワーク。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記サービスターミナルは、前記統合局装置から予め接
    続可能と登録されている情報端末かどうかのチェックを
    行い、接続可能の場合に、送信されてきた前記実データ
    の前記遠隔分配装置への転送を行うことを特徴とする情
    報通信ネットワーク。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記統合局装置は、前記の通信規約の分析して得られた
    通信相手情報に従って、通信すべき実データから前記実
    データフレームと前記制御フレームとを生成し、前記内
    部の通信回線上であって送信先に対応して割りつけたタ
    イムスロットに前記実データフレームと前記制御フレー
    ムとをのせて送信し、前記遠隔分配装置は、該統合局装
    置から送信される前記実データフレームと制御フレーム
    であって、当該遠隔分配装置に割付られているタイムス
    ロットにのったフレームを受信し、該実データフレーム
    を実データに分解して゛対応するサービスターミナルに
    転送することを特徴とする情報通信ネットワーク。
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JP7-198283 1995-08-03
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