JP2937598B2 - 深さ方向元素濃度分布測定装置 - Google Patents

深さ方向元素濃度分布測定装置

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JP2937598B2
JP2937598B2 JP4000993A JP99392A JP2937598B2 JP 2937598 B2 JP2937598 B2 JP 2937598B2 JP 4000993 A JP4000993 A JP 4000993A JP 99392 A JP99392 A JP 99392A JP 2937598 B2 JP2937598 B2 JP 2937598B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、深さ方向元素濃度分布
測定装置に関し、特に、元素の深さ方向濃度分布を高濃
度から微量濃度まで測定可能な深さ方向元素濃度分布測
定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、深さ方向元素濃度分布測定装置と
しては、 (1)微量濃度の測定に適した2次イオン質量分析装置 (2)高濃度の測定に適した、イオンスパッタを併用し
たオージェ電子分析装置および光電子分光装置が一般的
に知られているが、元素の深さ方向濃度分布を高濃度か
ら微量濃度まで測定できる深さ方向元素濃度分布測定装
置は報告されていない。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
述した各深さ方向元素濃度分布測定装置は測定できる濃
度に限界があるため、元素の深さ方向濃度分布を高濃度
から微量濃度まで測定する際には、被測定物の濃度に応
じて測定者が上記(1)に示した装置と上記(2)に示
した装置とを使い分けなければならないという問題があ
る。
【0004】この問題を解決する一方法として、上記
(1)に示した装置と上記(2)に示した装置とを被測
定物の濃度に応じて自動的に切り替える方法が考えられ
るが、この方法を実現するためには、以下に示す問題が
ある。
【0005】(1)検出系の切替え条件を正確に設定す
る必要がある。すなわち、2次イオン質量分析装置用の
検出系(以下、「2次イオン検出系」と称する。)で
は、信号強度と元素濃度との比例関係は元素濃度が低い
場合でしか成り立たないため、元素が深さ方向に高い濃
度で存在する部分ではオージェ電子分析装置用の検出系
(以下、「オージェ電子検出系」と称する。)または光
電子分光装置用の検出系(以下、「光電子検出系」と称
する。)に切り替えて元素の定量を行う必要がある。し
たがって、元素の深さ方向濃度分布を測定しながら元素
の濃度に応じて2次イオン検出系とオージェ電子検出系
または光電子検出系とを正確にかつ自動的に切り替える
条件をどのように設定するかが問題となる。
【0006】(2)オージェ電子検出系または光電子検
出系の精度を向上する必要がある。すなわち、オージェ
電子検出系または光電子検出系で用いられている、測定
元素のオージェ電子信号強度または光電子信号強度を元
素濃度に換算する感度係数は、純元素に対する理論的な
値であるため、化合物中または合金試料中の元素を定量
する場合の精度は必ずしも高くない。
【0007】本発明の目的は、元素の深さ方向濃度分布
を高濃度から微量濃度まで正確にかつ自動的に測定でき
る深さ方向元素濃度分布測定装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の深さ方向元素濃
度分布測定装置は、一つの試料に対して、2次イオン信
号強度を発生させる2次イオン検出系と、オージェ電子
信号強度を発生させるオージェ電子検出系とを配した検
出手段と、 前記2次イオン信号強度を用いて元素濃度K
SIMS を算出し、前記オージェ電子信号強度を用いて元素
濃度C M を算出する計算手段と、 前記試料を前記2次イ
オン検出系によって検出し、検出された2次イオン信号
強度を用いて算出された元素濃度K SIMS が所定値を超え
たとき、前記試料の検出を前記オージェ電子検出系に切
替えて前記試料を前記オージェ電子検出系によって検出
し、検出されたオージェ電子信号強度を用いて算出され
た元素濃度C M が所定値以下のとき、前記試料の検出を
前記2次イオン検出系に切替える切替え手段と、を有す
【0009】または、一つの試料に対して、2次イオン
信号強度を発生させる2次イオン検出系と、光電子信号
強度を発生させる光電子検出系とを配した検出手段と、
前記2次イオン信号強度を用いて元素濃度K SIMS を算出
し、前記光電子信号強度を用いて元素濃度D M を算出す
る計算手段と、 前記試料を前記2次イオン検出系によっ
て検出し、検出された2次イオン信号強度を用いて算出
された元素濃度K SIMS が所定値を超えたとき、前記試料
の検出を前記光電子検出系に切替えて前記試料を前記光
電子検出系によって検出し、検出された光電子信号強度
を用いて算出された元素濃度D M が所定値以下のとき、
前記試料の検出を前記2次イオン検出系に切替える切替
え手段と、を有する
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【作用】本発明の深さ方向元素濃度分布測定装置の前者
は、現在測定している元素濃度に応じて、微量濃度が正
確に測定できる2次イオン検出系と高濃度が正確に測定
できるオージェ電子検出系とを切替え手段で自動的に切
替えて元素濃度を測定することができる。
【0015】本発明の深さ方向元素濃度分布測定装置の
後者は、現在測定している元素濃度に応じて、微量濃度
が正確に測定できる2次イオン検出系と高濃度が正確に
測定できる光電子検出系とを切替え手段で自動的に切替
えて元素濃度を測定することができる。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0021】図1は、本発明の深さ方向元素濃度分布測
定装置の一実施例およびこの装置を用いた深さ方向元素
濃度分布測定方法の第1の実施例を示す概略構成図であ
る。
【0022】深さ方向元素濃度分布測定装置10は、2
次イオン検出系11と、オージェ電子検出系12と、2
次イオン検出系11から送られてくる2次イオン信号強
度S S およびオージェ電子検出系12から送られてくる
オージェ電子信号強度SA から、2次イオン検出系11
およびオージェ電子検出系12の切替えを行うとともに
元素濃度を求める検出系切替制御装置13と、検出系切
替制御装置13から送られてくる元素濃度より深さ方向
元素濃度分布を出力する出力装置14とを含む。
【0023】イオンビーム照射装置(不図示)から高ド
ーズイオン注入を行った試料1に、収束イオンビームL
を図示X方向および図示Y方向に掃引しながら照射す
る。また、試料1に照射されている収束イオンビームL
の照射範囲の中央部に、オージェ電子検出系12から電
子線LE を照射する。このとき、試料1中に含まれる元
素から放出される2次イオンのうち、収束イオンビーム
Lの照射範囲の中央部から放出した2次イオンIは、2
次イオン検出系11により検出され、2次イオン信号強
度SS が測定される。また、試料1中に含まれる元素か
ら放出されるオージェ電子Aはオージェ電子検出系12
により検出され、オージェ電子信号強度S A およびバッ
クグラウンドオージェ電子信号強度NA が測定される。
2次イオン信号強度SS ,オージェ電子信号強度SA
よびバックグラウンドオージェ電子信号強度NA は、検
出系切替制御装置13にそれぞれ入力される。
【0024】ここで、検出系切替制御装置13は、次の
ようにして、2次イオン検出系11とオージェ電子検出
系12とを切替えて、元素濃度を求める。
【0025】(1)2次イオン検出系11からオージェ
電子検出系12への切替え 試料1と同じ成分からなる標準試料での測定により得ら
れた相対感度係数を用いて2次イオン信号強度SS から
元素濃度KSIMSを求め、求めた元素濃度KSIMSが1×1
21 atoms/cm3 以下のときには、2次イオン信号強度
S から元素濃度KSIMSを同様にして引続き求める。一
方、2次イオン信号強度SS から求めた元素濃度KSIMS
が1×1021 atoms/cm3 よりも大きくなったときに
は、求めた元素濃度KSIMSを基準元素濃度KSIMS0 とす
るとともに、検出系をオージェ電子検出系12へ切替え
て、このときのオージェ電子信号強度SA を基準オージ
ェ電子信号強度SA0として、次式により元素濃度CM
求める。
【0026】CM =KSIMS0 ×SA /SA0 (1) これにより、2次イオン信号強度SS から求めた元素濃
度KSIMSとオージェ電子信号強度SA から求めた元素濃
度CM との連続性を確保することができる。以降、オー
ジェ電子検出系12により検出されたオージェ電子信号
強度SA を上記(1)式に代入して元素濃度CM を求め
る。
【0027】(2)オージェ電子検出系12から2次イ
オン検出系11への切替え 上記(1)式で得た元素濃度CM が1×1021 atoms/
cm3 よりも小さくなるまで、同様にして、オージェ電子
信号強度SA から元素濃度CM を求める。一方、オージ
ェ電子信号強度SA から求めた元素濃度CM が1×10
21 atoms/cm3よりも小さくなったときには、検出系を
2次イオン検出系11へ切替えて、試料1と同じ成分か
らなる標準試料での測定により得られた相対感度係数を
用いて2次イオン信号強度SS から元素濃度KSIMSを求
める。
【0028】以上のようにして求められた元素濃度K
SIMS,CM は出力装置15に入力され、深さ方向元素濃
度分布として出力される。
【0029】次に、深さ方向元素濃度分布測定方法の第
2の実施例について説明する。
【0030】本実施例の深さ方向元素濃度分布測定方法
では、検出系切替制御装置13は、次のようにして、2
次イオン検出系11とオージェ電子検出系12とを切替
えて、元素濃度を求める。
【0031】(1)2次イオン検出系11からオージェ
電子検出系12への切替え 試料1と同じ成分からなる標準試料での測定により得ら
れた相対感度係数を用いて2次イオン信号強度SS から
元素濃度KSIMSを求め、求めた元素濃度KSIMSが1×1
21 atoms/cm3 以下のときには、2次イオン信号強度
S から元素濃度KSIMSを同様にして引続き求める。一
方、2次イオン信号強度SS から求めた元素濃度KSIMS
が1×1021 atoms/cm3 よりも大きくなったときに
は、求めた元素濃度KSIMSを基準元素濃度KSIMS0 とす
るとともに、検出系をオージェ電子検出系12へ切替え
て、このときのオージェ電子信号強度SA を基準オージ
ェ電子信号強度SA0として、上記(1)式により元素濃
度CM を求める。これにより、2次イオン信号強度SS
から求めた元素濃度KSIMSとオージェ電子信号強度S A
から求めた元素濃度CM との連続性を確保することがで
きる。以降、オージェ電子検出系12により検出された
オージェ電子信号強度SA を上記(1)式に代入して元
素濃度CM を求める。
【0032】(2)オージェ電子検出系12から2次イ
オン検出系11への切替え 測定元素に特有のオージェエネルギーEMAをもつオージ
ェ電子の信号強度SMAと、測定元素に特有のオージェエ
ネルギーEMA近傍でのノイズ成分のオージェ電子の信号
強度NMAとの比SMA/NMAを求め、比SMA/NMAが3よ
りも大きいときには、上記(1)式により元素濃度CM
を引続き求め、一方、比SMA/NMAが3以下のときに
は、検出系をオージェ電子検出系12から2次イオン検
出系11へ切替えて、試料1と同じ成分からなる標準試
料での測定により得られた相対感度係数を用いて2次イ
オン信号強度SS から元素濃度KSIMSを求める。
【0033】すなわち、本実施例の深さ方向元素濃度分
布測定方法は、オージェ電子検出系12から2次イオン
検出系11への切替え方法が、前述した第1の実施例の
深さ方向元素濃度分布測定方法と異なる。
【0034】次に、深さ方向元素濃度分布測定方法の第
3の実施例について説明する。
【0035】本実施例の深さ方向元素濃度分布測定方法
は、高濃度の測定にオージェ電子検出系12を用いた
が、オージェ電子検出系12の代わりに、光電子検出系
を用いる点で、前述した第1の実施例の深さ方向元素濃
度分布測定方法と異なる。なお、この場合には、上記
(1)式中のオージェ電子信号強度SA および基準オー
ジェ電子信号強度SA0の代わりに、光電子信号強度SX
および基準光電子信号強度SX0を用いることにより、同
様にして、低濃度から高濃度まで深さ方向元素濃度分布
を測定することができる。
【0036】次に、深さ方向元素濃度分布測定方法の第
4の実施例について説明する。
【0037】本実施例の深さ方向元素濃度分布測定方法
は、前述した第3の実施例の深さ方向元素濃度分布測定
方法と同様に、2次イオン検出系11と光電子検出系と
を切替えて元素濃度を求めるものであるが、検出系切替
制御装置13が、次のようにして、2次イオン検出系1
1と光電子検出系とを切替える点で、前述した第3の実
施例の深さ方向元素濃度分布測定方法と異なる。
【0038】(1)2次イオン検出系11から光電子検
出系への切替え 試料1と同じ成分からなる標準試料での測定により得ら
れた相対感度係数を用いて2次イオン信号強度SS から
元素濃度KSIMSを求め、求めた元素濃度KSIMSが1×1
21 atoms/cm3 以下のときには、2次イオン信号強度
S から元素濃度KSIMSを同様にして引続き求める。一
方、2次イオン信号強度SS から求めた元素濃度KSIMS
が1×1021 atoms/cm3 よりも大きくなったときに
は、求めた元素濃度KSIMSを基準元素濃度KSIMS0 とす
るとともに、検出系を光電子検出系へ切替えて、このと
きの光電子信号強度SX を基準光電子信号強度SX0とし
て、 DM =KSIMS0 ×SX /SX0 (2) より、光電子信号強度SX から元素濃度DM を引続き求
める。これにより、2次イオン信号強度SS から求めた
元素濃度KSIMSと光電子信号強度SX から求めた元素濃
度DM との連続性を確保することができる。
【0039】(2)光電子検出系から2次イオン検出系
11への切替え 測定元素に特有の結合エネルギーEMXをもつ光電子のピ
ーク信号強度SMXと、特有の結合エネルギーEMXでのバ
ックグラウンド信号強度BMXとの比SMX/BMXを求め、
比SMX/BMXが1よりも大きいときには、上記(2)式
により元素濃度DM を引続き求め、一方、比SMX/BMX
が1以下のときには、検出系を光電子検出系から2次イ
オン検出系11へ切替えて、試料1と同じ成分からなる
標準試料での測定により得られた相対感度係数を用いて
2次イオン信号強度SS から元素濃度KSIMSを求める。
【0040】すなわち、本実施例の深さ方向元素濃度分
布測定方法は、光電子検出系から2次イオン検出系11
への切替え方法が、前述した第2の実施例の深さ方向元
素濃度分布測定方法と異なる。
【0041】前述した第3および第4の実施例の深さ方
向元素濃度分布測定方法を実現できる深さ方向元素濃度
分布測定装置の一実施例としては、図1に示した深さ方
向元素濃度分布測定装置10におけるオージェ電子検出
系12の代わりに、図2に示すように、光電子検出系2
1を用いるものがある。
【0042】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ので、次のような効果がある。
【0043】請求項1記載の発明は、現在測定している
元素濃度に応じて、微量濃度が正確に測定できる2次イ
オン検出系と高濃度が正確に測定できるオージェ電子検
出系とを切替え手段で自動的に切替えて元素濃度を測定
することができるため、元素の深さ方向濃度分布を高濃
度から微量濃度まで正確にかつ自動的に測定できる。
【0044】請求項2記載の発明は、現在測定している
元素濃度に応じて、微量濃度が正確に測定できる2次イ
オン検出系と高濃度が正確に測定できる光電子検出系と
切替え手段で自動的に切替えて元素濃度を測定するこ
とができるため、元素の深さ方向濃度分布を高濃度から
微量濃度まで正確にかつ自動的に測定できる。
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の深さ方向元素濃度分布測定装置の一実
施例および本発明の深さ方向元素濃度分布測定方法の第
1の実施例を示す概略構成図である。
【図2】本発明の深さ方向元素濃度分布測定装置の他の
実施例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 試料 10 深さ方向元素濃度分布測定装置 11 2次イオン検出系 12 オージェ電子検出系 13 検出系切替制御装置 14 出力装置 21 光電子検出系 L 収束イオンビーム LE 電子線 SS 2次イオン信号強度 SA オージェ電子信号強度 SA0 基準オージェ電子信号強度 NA バックグラウンドオージェ電子信号強度 KSIMS 2次イオン信号強度より求めた元素濃度 KSIMS0 基準元素濃度 CM オージェ電子信号強度より求めた元素濃度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−181949(JP,A) 特開 昭50−57491(JP,A) 特開 昭61−95232(JP,A) 特公 昭58−30695(JP,B2) K.Berresheim,”Ver fahrenskontrollen und komplementare Informationen in d er Oberflachenanal yse durch Kombinat ionsgerate”,Fresen ius Z Anal Chem, (1984),Vol.319,No.6/7, p611−615 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 23/225 - 23/227 JICSTファイル(JOIS)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つの試料に対して、2次イオン信号強
    度を発生させる2次イオン検出系と、オージェ電子信号
    強度を発生させるオージェ電子検出系とを配した検出手
    段と、 前記2次イオン信号強度を用いて元素濃度K SIMS を算出
    し、前記オージェ電子信号強度を用いて元素濃度C M
    算出する計算手段と、 前記試料を前記2次イオン検出系によって検出し、検出
    された2次イオン信号強度を用いて算出された元素濃度
    SIMS が所定値を超えたとき、前記試料の検出を前記オ
    ージェ電子検出系に切替えて前記試料を前記オージェ電
    子検出系によって検出し、検出されたオージェ電子信号
    強度を用いて算出された元素濃度C M が所定値以下のと
    き、前記試料の検出を前記2次イオン検出系に切替える
    切替え手段と、 を有する 深さ方向元素濃度分布測定装置。
  2. 【請求項2】 一つの試料に対して、2次イオン信号強
    度を発生させる2次イオン検出系と、光電子信号強度を
    発生させる光電子検出系とを配した検出手段と、 前記2次イオン信号強度を用いて元素濃度K SIMS を算出
    し、前記光電子信号強度を用いて元素濃度D M を算出す
    る計算手段と、 前記試料を前記2次イオン検出系によって検出し、検出
    された2次イオン信号強度を用いて算出された元素濃度
    SIMS が所定値を超えたとき、前記試料の検出を前記光
    電子検出系に切替えて前記試料を前記光電子検出系によ
    って検出し、検出された光電子信号強度を用いて算出さ
    れた元素濃度D M が所定値以下のとき、前記試料の検出
    を前記2次イオン検出系に切替える切替え手段と、 を有する 深さ方向元素濃度分布測定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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K.Berresheim,"Verfahrenskontrollen und komplementare Informationen in der Oberflachenanalyse durch Kombinationsgerate",Fresenius Z Anal Chem,(1984),Vol.319,No.6/7,p611−615

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