JP2935192B2 - 芝草の緑化期間延長剤及びその使用方法 - Google Patents

芝草の緑化期間延長剤及びその使用方法

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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は芝草の緑化期間延長剤及びその使用方法に関
するものである。
「従来の技術」 近年、ゴルフの普及は目覚ましく、日本におけるゴル
フ場の総面積は、既に埼玉県の総面積を遥かに越えてい
ると言われている。ゴルフ場は芝草に覆われた広大な土
地(グリーン)が必要であり、グリーンの維持、管理に
は多額の経費がかかると言われている。即ち、グリーン
の維持、管理作業としては、散水に始まり施肥、殺虫
剤、除草剤の大量散布が行われる。ゴルフ場の高い収益
性に支えられ、化学物質の大量散布によってグリーン維
持管理の省力化、合理化が可能になったが、その反面、
化学物質の大量散布は、地下水及び近隣農地などに深刻
な環境汚染を惹き起こすことになった。現在、ゴルフ場
における農業資材の大量投入が反省期に入り、環境汚染
を起こさない農業資材が活発に探索されるようになって
いる。肥料の分野でも、従来化学肥料への依存度が高い
程、地力が低下してきている事実を踏まえ、化学肥料に
代わって肥料の三要素の他に微量要素なども補給できる
有機質肥料が脚光を浴びるようになった。
有機質肥料には植物の成長に必須の肥料要素の他に何
等かの成長を調節する未知因子が含まれていると言われ
ているが、実際には有機質肥料から植物の成長を調節す
る物質を取り出し、その効果を証明した例は殆どないの
が現状である。
「発明が解決しようとする課題」 本発明者らは多年にわたり有機質肥料の研究を続けた
結果、牛乳からバターを生産する際の副産物バターミル
ク、及び牛乳からチーズを生産する際の副産物ホエイ
と、ホエイ・パーミエイトに由来するミネラル濃縮ホエ
イが、優れた芝草の成長促進作用を示すと共に、芝草の
緑化度合を著しく高めることを発見し、本発明を完成す
るに至った。
「課題を解決するための手段」 而して、本発明の要旨とするところは、バターミル
ク、ホエイ及びホエイ・パーミエイト又はミネラル濃縮
ホエイを有効成分とする芝草の緑化期間延長剤及びその
使用方法にある。
上記酪農副産物中には窒素、リン酸、カリウムなど肥
料三要素が含まれているが、芝草の緑色強化及び成長促
進効果は、肥料が充分に存在する条件でも認められるの
で、その効果をこれらの酪農副産物中に含まれる肥料要
素だけで説明することはできない。酪農副産物の芝草に
対する成長促進及び緑化作用が、どの様な作用機作に基
づくのかは明らかではないが、最も可能性が高い作用機
作は、これらの酪農副産物が植物体に働き掛け、光合成
に関与する葉緑素の生合成を昂進させることである。芝
草の地上部のみならず地下部の成長をも促進すること
は、対照群より多量に存在する葉緑素が活発に炭素同化
作用を営むことに起因するのであろう。いずれにしても
酪農副産物が示す芝草緑化及び成長促進作用は、従来か
ら知られたオーキシン、ジベレリンなどの植物ホルモン
とは根本的に異なるものであることは確かである。これ
らの酪農副産物を春から秋にかけて年2〜4回ほど肥料
及び農薬と混合してゴルフ場のグリーンに散布すると、
初冬から厳寒期にかけて散布しないグリーンは、芝草が
枯れて茶褐色に変色するが、散布した区域は緑色が維持
され、対比が非常に鮮明になる。しかも酪農副産物の芝
草緑色強化作用は1ケ月の短期実験でも認められ、散布
した群の緑色は対照区より有意に濃いので、葉緑素の生
合成促進が最も有力な作用機作と考えられる。葉緑素の
生合成が促進されれば、地上部と並んで地下部も成長が
促進されるからである。
西欧諸国においてはバター及びチーズは、数ある酪農
製品の中でも極めて重要な地位をを占める食品である。
これらはそのままでも食用に供されるが、調味料として
も調理上重要な地位を占めている。しかし経済的な見地
からするこれら食品の弱点は、牛乳の限られた成分しか
利用していないことである。即ち、バターの場合には牛
乳からクリームからバターを製造する際にバターミルク
と呼ばれる副産物を生ずる。また、チーズ製造は、牛乳
中の固形物の半分しか利用できないので、ホエイと呼ば
れる大量の液状副産物を生ずる。これら副産物のうちデ
ザート及びヨーグルト原料として用途を見出している脱
脂乳を除けば、バターミルク及びホエイはさしたる用途
がないままに放置されているのが現状である。一方、近
年、膜処理技術の進歩により複雑な組成を持つホエイの
ような液体を分画し、高分子で栄養的価値が高い乳清蛋
白を、低分子から分離することが可能になった。このよ
うに乳製品が多様化するにつれ、必然的にその製造工程
で種々の副産物を生ずる。乳清蛋白を膜処理により分離
する工程でも、乳糖を主要成分とするパーミエイトと呼
ばれる低分子分画を副産物として生ずる。パーミエイト
を濃縮すると乳糖は結晶化するので、大部分の乳糖を回
収することができるが、その際に生ずる母液(ミネラル
濃縮ホエイ)中には多種多様な乳由来の低分子物質が含
まれるにも拘わらず、それに相応しい用途は見出されて
いない。
本発明が対象とする酪農副産物としては、通常のバタ
ー製造の際に副生するバターミルクは勿論のこと、ホエ
イ及び乳清から乳清蛋白を分離する際に生ずるミネラル
濃縮ホエイも含まれる。これらの酪農副産物は製造工程
で発生する際には全てが液状であり、腐敗し易く取り扱
いに際しては著しく不便である。しかし、いずれの場合
でも牛乳から粉乳を製造する際に用いられる噴霧乾燥条
件下で、それらが保持する植物の成長促進活性及び緑化
強化作用を損なうことなく粉末化することができる。し
たがって、本発明における酪農副産物は、液状としてよ
りは粉末化して使用する方が合理的である。
これらの酪農副産物は、一般的に次のような長所を有
している。
人畜に無害で安全性が極めて高いこと。
数百倍〜数千倍に希釈して散布しても、緑化期間延長
作用を示すこと。
芝草の地上部と地下部たるとを問わず成長を促進する
こと。
高濃度で散布しても植物に毒性を示さないこと。
また、この様な作用を示す酪農副産物の大きな特徴
は、多量の乳糖を含んでいることである。近年、温室な
どのように植物の生育にとって必ずしも適していない条
件下にあって、高価な換金作物を栽培する場合には、ぶ
どう糖或いは蔗糖のような糖類を葉面に散布するように
なった。例えば、温室内におけるメロン栽培は、日照が
不足すると果実中の糖度が上昇せず商品価値が低下する
が、その様な場合にぶどう糖を散布すると、果実中の糖
度が上昇し、商品価値を高めることができると言われて
いる。ゴルフ場の芝生も日照条件の違いによって、どう
しても生育ムラを生ずる。木立ちに日陰になって日照が
不足している芝草に糖液を散布すると、生育ムラが解消
されるとされている。つまりぶどう糖及び蔗糖などの糖
類は、植物の葉面から吸収され、速効性の有機物として
植物に直接利用されることがわかってきた。酪農副産物
中に多量に含まれる乳糖、ガラクトース及び乳酸などの
有機酸が、植物体の葉面から吸収されて直接利用される
かどうかは不明であるが、芝草に散布した場合、長期的
な緑化持続効果と並んで、短期的な成長促進効果も示す
ところから、植物体にはこれらの有機物を直接吸収し、
利用する機構が存在するものと推定される。
一方、糖類の溶液は適度な粘度を示すので、これら酪
農副産物の散布液が葉面へ付着することを容易にする展
着材としての働きも兼ね備えている。
植物の成長を調節するこれらの酪農副産物は、液状の
まま或いは噴霧乾燥して粉末化し、使用直前に水で希釈
する形で流通させることができる。また、液状ないし粉
末状を問わず、種々の植物栄養素、例えば、硫酸アンモ
ニウム、尿素、硝酸カリウム、リン酸カリウム、リン酸
アンモニウムなどの化学肥料、及び各種の農業用殺菌
剤、殺虫剤並びに除草剤等と混合して使用することがで
きる。この際における最も簡便な製剤化法は、これら酪
農副産物を噴霧乾燥する際、肥料ないし農薬を混合溶解
してから噴霧乾燥する方法である。このようにして製造
した酪農副産物の植物成長調節剤は、混合する化学肥料
ないし農薬によって物性が若干異なるが、淡黄色ないし
褐色の吸湿性粉末で、乾燥密閉した容器内では安定であ
る。しかし、室内に長期間放置すると容易に吸湿してケ
ーキング現象を起こす。ケーキングを防止するために
は、ケーキング抑制剤、例えば、シリカゲルの添加はそ
の防止に有効である。
「実施例」 以下に実施例を示す。
〔実施例 1〕 粉末バターミルクの1%水道水溶液を作成し、ポット
に植えた高麗芝にポットあたり100mlづつ散布した。1
ケ月後に茎数と根の重量などを散布区と対照区とで比較
した。
芝生からの高麗芝のコアーを昭和62年4月20日に砂を
詰めた1/50,000ポットに植え、同年5月20日に粉末バタ
ーミルクの1%水道水溶液をポットあたり100mlづつ散
布した。ポット植の芝は、同年6月30日に掘り取って調
査した。尚、施肥は植え付け時にポットあたり窒素0.3
g、リン酸0.16g、カリウム0.16gを施した。
〔実施例2〕 試験用ポット15個(直径11.5cm、高さ9.5cm)に芝生
からカッターで切り取ったペントクロスグラスを植え、
直ちにハイポネックス(窒素10%、リン酸3%、カリウ
ム3%)の1,000倍希釈液を100mlづつ各ポットに施肥
し、ランダムに三群に分けて1週間育成した。1週間目
に粉末バターミルクの1%溶液、第二群に1%蔗糖液、
第三群に水道水を各ポットあたり100mlづつ散布した。
1ケ月後に芝を各ポットから抜き取って、根を水洗いし
た後、3日間風乾した。
その結果は表2に示す通りである。
実験期間;1988年4月1日〜同年5月14日、数値は平均
値±標準誤差 本実験においては3週間経過した時点あたりから、粉
末バターミルクを散布区では他の2群と比べて茎葉の緑
色が明らかに濃く推移した。また、生育も二つの対照区
と比べ、粉末バターミルク区が20%ほど多く、バターミ
ルクに成長促進作用があることを示唆している。さらに
バターミルク区では根の発達も良好であった。
〔実施例3〕 ヒメコウライシバに対する粉末バターミルクの生育促
進効果について、水耕培養液への添加及び葉面散布処理
によって検討を行った。試験区としては次の8区を設け
た。
1 水道水 2培養液 3 培養液+粉末バターミルク500倍 4 培養液+粉末バターミルク1000倍 5 培養液+粉末バターミルク2000倍 6 培養液+粉末バターミルク500倍を葉面散布 7 培養液+粉末バターミルク1000倍を葉面散布 8 培養液+粉末バターミルク2000倍を葉面散布 調査項目は、地上部生育調査 地下部観察 緑化度 の3点である。
先ず、芝草は圃場からホールカッターにて採取したヒ
メコウライシバのソッドを水洗いして土壌を完全に取り
除き、3日間蒸溜水で生育させたものを供試した。培養
液は春日井の畑作物水耕培養液を使用し、実験期間は19
88年5月11日から同年6月10日までの30日間である。培
養液の交換は原則として5日に1回で、期間中に4回の
培養液交換を行い、試験区6〜8は1回に10mlを3回、
加圧噴霧によって葉面散布処理を行った。試験収量時に
地上部を刈り取り、その乾物重量(105℃、一昼夜乾
燥)を測定した。培養液区を100とすると、当然のこと
ながら水道水区では地上部生育量は著しく少なかった。
培養液に粉末バターミルクを添加した試験区では、粉末
バターミルク500倍及び1000倍区において培養液区より
地上部生育量は劣ったが、粉末バターミルク2000倍区で
は培養液区を11%上回った。
粉末バターミルク葉面散布区では、500倍、1000倍及
び2000倍ともに培養液区よりも生育量が多く、濃度の低
い処理区ほどその収量指数が高くなった。
水耕法による粉末パターミルクの効力試験では、培養
液に粉末バターミルクを添加した試験区より、葉面散布
処理した試験区でヒメコウライシバ地上部の生育促進効
果が高かった。また、3種類の濃度設定の中では、濃度
の低い試験区ほどその効果が高かったため、2000倍より
さらに低い濃度において効果がピークに達する可能性が
ある。培養液に粉末パターミルクを添加した500倍区及
び1000倍区では、培養液単独より生育が劣った。これは
培養液に高濃度の粉末バターミルクを添加したため、微
生物の増殖が活発になり、ヒメコウライシバ根部に微生
物に由来すると思われる多量の粘質物が付着して根部を
覆い、根の栄養摂取と呼吸を阻害したことが一因と考え
られる。
地下部に対する粉末バターミルクの生育促進効果は、
表4に示す通りである。地上部と同様に、2000倍以上に
希釈した場合に効力がピークに達する。したがって、粉
末バターミルクの効果は単に地上部に止どまるだけでな
いことは明らかである。
表3〜4でヒメコウライシバに対する粉末バターミル
クの生育促進効果は明らかだが、この生育促進効果は粉
末バターミルクの肥料としての作用に由来するものでは
ない。使用した水耕用培養液は、植物の生育に必要なあ
らゆる栄養素を充分に含んでいて、さらに栄養素を補給
しても芝草の成長は促進されないからである。
〔実施例5〕 ペントクロスグラスに対する粉末バターミルク、粉末
ホエイ及びミネラル濃縮ホエイの成長調節効果をポット
試験で検討した。元肥をポットあたり成分量として窒素
0.5g、リン酸1.0g、カリウム0.66gを土壌全層に混合し
た後、芝草を植え付けた。各試験区への供試薬剤の散布
は、ポットあたり10mlを播種7、17及び27日後の3回加
圧噴霧を行い、試験期間中の追肥は行わず、散水は随時
実施した。本試験の期間は1988年5月11日から同年6月
21日までの42日間である。試験終了後にポット全体を水
洗いし、地上部は地際部から刈り取り、地下部は植え付
けたソッド部分から伸長した根部を切り取り、夫同の風
乾重量(60℃、一昼夜乾燥)を測定した。
地上部の生育量は、対照区を100とすれば、粉末バタ
ーミルク散布区は100〜130で明らかな成長促進効果が認
められた。また、地下部は対照区を100とすると、粉末
バターミルク区は105〜125で軽度ではあるが有意な生育
促進効果を認めた。また、粉末ホエイ及びミネラル濃縮
ホエイは、夫々500倍で地上部及び地下部に有意な生育
促進効果が認められたが、さらに希釈すると効果が認め
られなくなった。また、緑化度への影響に関しても、粉
末パターミルク区の緑色度合いは、対照と比べて明らか
に濃く、芝の緑色を濃くする作用が認められた。この作
用は粉末ホエイ及びミネラル濃縮ホエイの高濃度区でも
認められたが、希釈倍率が高くなるにつれて作用が認め
られなくなった。一方、対照として用いたハイポネック
スには500〜2000倍に希釈しても何等の作用も認められ
なかった。
〔実施例6〕 本試験は1989年7月から同年12月にかけて行われた。
1/2000aワグネル・ポットにバーミキュライトと腐葉
土を2:1の割合で混合して詰め、元肥(10−10−10、化
成肥料)として15kg/10a相当量を施用し、ベントウグラ
スを1kg/10a相当量播種した。供試薬剤と設定処理区は
次の通りである。
☆粉末バターミルク(BMP)・・・一回2g/m2区及び4g/m
2区 ☆ミネラル濃縮ホエイ(MP)・・・一回20g/m2区及び40
g/m2区 ☆混合区・・・一回BMP2g/m2+MP20g/m2区及びその倍量
区これらの薬剤は夫々100mlの水に溶かして溶解した
後、ポットに散布した。
7月16日に発芽し始め、7月30日に発芽が揃った。刈
り取り及び薬剤散布のスケジュールは次の通りである。
尚、刈り取りは地上部3cmとした。
刈り取り後の草丈の伸長は、各薬剤区とも対照区と比
べると高い傾向にあった。特に8月30日から9月15日ま
での間の混合区の伸長は著しかった。それ以降は、気温
の低下とともに草丈の伸長速度も鈍化したが、そのよう
な条件でも薬剤の施用効果は期待できると思われる。
「発明の効果」 以上で明らかなように、本発明によれば、芝草の緑化
強化作用及び成長促進作用により、芝草の緑化期間を大
幅に延長させることができるものである。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】牛乳クリームからバターを製造する際に副
    生するバターミルク、又は該バターミルクと肥料、植物
    ホルモン等の植物の成長を調節する物質との混合物質を
    有効成分とすることを特徴とする芝草の緑化期間延長
    剤。
  2. 【請求項2】牛乳からチーズ或いは脱脂乳からカゼイン
    を製造する際に副生するホエイ及びホエイを限外濾過膜
    で処理して得られるホエイ・パーミエイト、又は該ホエ
    イ及びホエイ・パーミエイトと肥料、植物ホルモン等の
    植物の成長を調節する物質との混合物質を有効成分とす
    ることを特徴とする芝草の緑化期間延長剤。
  3. 【請求項3】ホエイ・パーミエイトを濃縮し、乳糖を結
    晶として分離する際に副生する母液(ミネラル濃縮ホエ
    イ)、又は該母液(ミネラル濃縮ホエイ)と肥料、植物
    ホルモン等の植物の成長を調節する物質との混合物質を
    有効成分とすることを特徴とする芝草の緑化期間延長
    剤。
  4. 【請求項4】請求項(1)記載の製剤を、粉末バターミ
    ルクとして一回に芝生1m2あたり0.2〜20gを水に溶かし
    て芝草の葉面に散布するか、土壌中に混入することを特
    徴とする芝草の緑化期間延長方法。
  5. 【請求項5】請求項(2)記載の製剤を、ホエイ粉末と
    して芝生1m2あたり一回に2〜200gを水に溶かして芝草
    の葉面に散布するか、土壌中に混入することを特徴とす
    る芝草の緑化期間延長方法。
  6. 【請求項6】請求項(3)記載の製剤を、ミネラル濃縮
    ホエイとして一回に2.0〜200gを水に溶かして葉面に散
    布するか、土壌中に混入することを特徴とする芝草の緑
    化期間延長方法。
  7. 【請求項7】請求項(1)、(2)又は(3)記載の製
    剤を、芝草に散布することにより、芝草の葉緑素合成を
    有意に増大させて、芝草の寿命を延長させると同時に、
    地上部及び地下部の成長を促進させることを特徴とする
    芝草の成長調節方法。
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