JP2932695B2 - 光スイッチ - Google Patents
光スイッチInfo
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- JP2932695B2 JP2932695B2 JP41483190A JP41483190A JP2932695B2 JP 2932695 B2 JP2932695 B2 JP 2932695B2 JP 41483190 A JP41483190 A JP 41483190A JP 41483190 A JP41483190 A JP 41483190A JP 2932695 B2 JP2932695 B2 JP 2932695B2
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- optical
- movable unit
- optical fiber
- switch
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ファイバ回線中に挿入
されて、光ファイバ回線を切り換えるメカニカル光スイ
ッチに関するものである。
されて、光ファイバ回線を切り換えるメカニカル光スイ
ッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】メカニカル光スイッチは光ファイバやプ
リズム、レンズ等の光学素子を移動して光路を切り換え
る形式の光スイッチであり、現在、光LAN(ローカル
・エリア・ネットワーク)におけるノードのバイパス切
換や、光計測器における光源切換等に使用されている。
リズム、レンズ等の光学素子を移動して光路を切り換え
る形式の光スイッチであり、現在、光LAN(ローカル
・エリア・ネットワーク)におけるノードのバイパス切
換や、光計測器における光源切換等に使用されている。
【0003】光ファイバを移動して光路を切り換える光
ファイバ可動形の光スイッチで入力2出力間の切換えを
行う場合、図2に示す構成のものが提案されている。こ
の構成では、中央の可動ユニット1が光ファイバを含む
平面内を、電磁石2により可動片3に取り付けられたア
ーム4を介して、光ファイバ光軸と垂直方向に移動して
光路の切換を行う用構成されている。すなわち、図2の
状態では光ファイバ5と6および7と8がそれぞれ接続
され、この状態から可動片3が電磁石2側に引き付けら
れると、可動ユニット1が電磁石2側に移動して光ファ
イバ5と8および7と6がそれぞれ接続される。この従
来例のように、光ファイバ5、7と6、8間に配置され
た光学素子9を移動して光路を切り換える場合、光ファ
イバ5〜8の光軸と垂直方向に可動ユニット1を移動さ
せる構造を採用することが多く見られる。
ファイバ可動形の光スイッチで入力2出力間の切換えを
行う場合、図2に示す構成のものが提案されている。こ
の構成では、中央の可動ユニット1が光ファイバを含む
平面内を、電磁石2により可動片3に取り付けられたア
ーム4を介して、光ファイバ光軸と垂直方向に移動して
光路の切換を行う用構成されている。すなわち、図2の
状態では光ファイバ5と6および7と8がそれぞれ接続
され、この状態から可動片3が電磁石2側に引き付けら
れると、可動ユニット1が電磁石2側に移動して光ファ
イバ5と8および7と6がそれぞれ接続される。この従
来例のように、光ファイバ5、7と6、8間に配置され
た光学素子9を移動して光路を切り換える場合、光ファ
イバ5〜8の光軸と垂直方向に可動ユニット1を移動さ
せる構造を採用することが多く見られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、このように
可動ユニット1を光ファイバ光軸と垂直方向に一平面を
スライドさせて移動させる場合、この可動ユニット1が
可動片3やアーム4のガタつきや弾性変形等で光軸方向
にブレる場合が起きる。このとき、挿入損失が変化して
しまったり、あるいは可動ユニット1が端末10、11
に接触する等して切換動作が劣化することがある。
可動ユニット1を光ファイバ光軸と垂直方向に一平面を
スライドさせて移動させる場合、この可動ユニット1が
可動片3やアーム4のガタつきや弾性変形等で光軸方向
にブレる場合が起きる。このとき、挿入損失が変化して
しまったり、あるいは可動ユニット1が端末10、11
に接触する等して切換動作が劣化することがある。
【0005】これを防止するため、光ファイバ光軸と垂
直な方向に動くよう可動ユニット1に溝を設け、ガイド
する等の構造が考えられるが、この場合可動ユニット1
とこのガイドが接触し、滑りながら可動ユニット1が移
動することになるため、切換時間が遅くなるという問題
があった。
直な方向に動くよう可動ユニット1に溝を設け、ガイド
する等の構造が考えられるが、この場合可動ユニット1
とこのガイドが接触し、滑りながら可動ユニット1が移
動することになるため、切換時間が遅くなるという問題
があった。
【0006】本発明の目的は上述した問題に鑑みなされ
たもので、可動ユニットが光ファイバ光軸方向にブレて
不安定になることなく、安定した切換特性を有する光ス
イッチを提供するにある。
たもので、可動ユニットが光ファイバ光軸方向にブレて
不安定になることなく、安定した切換特性を有する光ス
イッチを提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、光フ
ァイバ間に配置された可動ユニットを移動して光路を切
り換えるよう構成した光スイッチにおいて、可動ユニッ
トに、光ファイバ光軸とほぼ平行になるように弾性を有
するL形のアーム棒の一端側が固定されており、このア
ーム棒は頂角部がベース上に固定されたピンに巻き付け
られた後、他端側がソレノイドの可動片に連結された構
成としたものである。
ァイバ間に配置された可動ユニットを移動して光路を切
り換えるよう構成した光スイッチにおいて、可動ユニッ
トに、光ファイバ光軸とほぼ平行になるように弾性を有
するL形のアーム棒の一端側が固定されており、このア
ーム棒は頂角部がベース上に固定されたピンに巻き付け
られた後、他端側がソレノイドの可動片に連結された構
成としたものである。
【0008】請求項2の発明は、可動ユニット上に光フ
ァイバ等の光学素子が配設されていることを特徴とす
る。
ァイバ等の光学素子が配設されていることを特徴とす
る。
【0009】
【作用】本発明によれば、L形アーム棒を介してソレノ
イドの可動片の動きが可動ユニットに伝達されるので、
可動ユニットが光ファイバ光軸方向にブレて不安定にな
ることがなく、安定した切換特性を得ることが可能とな
る。
イドの可動片の動きが可動ユニットに伝達されるので、
可動ユニットが光ファイバ光軸方向にブレて不安定にな
ることがなく、安定した切換特性を得ることが可能とな
る。
【0010】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【0011】図1は本発明に係わるメカニカル光スイッ
チの一実施例を示す斜視図である。本実施例において、
光学系は図2のものと同様で、中央の可動ユニット12
が光ファイバ13〜16の1本分(125μm)移動し
て光路が切換えられるよう構成されている。可動ユニッ
ト12は長さが20mm、幅寸法が5mmで、光ファイ
バ光軸とほぼ平行になるよう弾性を有するL形のアーム
棒17の一端17aが可動ユニット12の中央に固定さ
れている。アーム棒17は一片の長さが25mmで、L
形の頂角部17bで一回ターンして長さ12.5mmの他
端17cがソレノイド18の可動片18aに連結されて
いる。アーム棒17のターン部分にはピン19が挿入さ
れており、このピン19はベース20上に立設固定され
ている。本実施例において、L形のアーム棒17として
直系0.5mmのステンレス線を採用している。
チの一実施例を示す斜視図である。本実施例において、
光学系は図2のものと同様で、中央の可動ユニット12
が光ファイバ13〜16の1本分(125μm)移動し
て光路が切換えられるよう構成されている。可動ユニッ
ト12は長さが20mm、幅寸法が5mmで、光ファイ
バ光軸とほぼ平行になるよう弾性を有するL形のアーム
棒17の一端17aが可動ユニット12の中央に固定さ
れている。アーム棒17は一片の長さが25mmで、L
形の頂角部17bで一回ターンして長さ12.5mmの他
端17cがソレノイド18の可動片18aに連結されて
いる。アーム棒17のターン部分にはピン19が挿入さ
れており、このピン19はベース20上に立設固定され
ている。本実施例において、L形のアーム棒17として
直系0.5mmのステンレス線を採用している。
【0012】次に、本光スイッチの作用について説明す
る。ソレノイド18に通電すると、L形のアーム棒17
はL形の頂角図17bを回転中心として回動する。これ
によって、可動ユニット12はベース20上を滑りなが
ら円弧運動して、ストッパ(図示せず)に当接するが、
アーム棒17の弾性変形により可動ユニット12の側面
がストッパ側面に接触した状態で静止する。一方、ソレ
ノイド18の通電を切ると、可動片18aを押圧付勢し
ているばね21の弾性によりL形のアーム棒17は元の
位置に戻り、これによって可動ユニット12は、もう一
方のストッパ22に当接して静止する。
る。ソレノイド18に通電すると、L形のアーム棒17
はL形の頂角図17bを回転中心として回動する。これ
によって、可動ユニット12はベース20上を滑りなが
ら円弧運動して、ストッパ(図示せず)に当接するが、
アーム棒17の弾性変形により可動ユニット12の側面
がストッパ側面に接触した状態で静止する。一方、ソレ
ノイド18の通電を切ると、可動片18aを押圧付勢し
ているばね21の弾性によりL形のアーム棒17は元の
位置に戻り、これによって可動ユニット12は、もう一
方のストッパ22に当接して静止する。
【0013】なお、本実施例では、光ファイバ13〜1
6としてコア径50μm、外径125μmの石英ファイ
バを使用している。可動ユニット12上の光ファイバ2
3と固定端末24上の光ファイバ13〜16の間隔は2
0μmに設定されている。
6としてコア径50μm、外径125μmの石英ファイ
バを使用している。可動ユニット12上の光ファイバ2
3と固定端末24上の光ファイバ13〜16の間隔は2
0μmに設定されている。
【0014】本実施例構成によれば可動ユニット12
は、端末24に接触することなく移動し、切換時間はソ
レノイド18に5V、20mA通電時、8msが得られ
た。
は、端末24に接触することなく移動し、切換時間はソ
レノイド18に5V、20mA通電時、8msが得られ
た。
【0015】なお、本実施例においては可動ユニット1
2上の光学素子は光ファイバ23だけでなく、レンズや
プリズムであってもよい。
2上の光学素子は光ファイバ23だけでなく、レンズや
プリズムであってもよい。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係わる光ス
イッチによれば、L形のアーム棒を介してソレノイドの
可動片の動きが可動ユニットに伝達されるよう構成した
ので、従来のように、可動ユニットが光ファイバ光軸方
向にブレて不安定になることがなく、安定した切換特性
を得ることができるという優れた効果を奏する。
イッチによれば、L形のアーム棒を介してソレノイドの
可動片の動きが可動ユニットに伝達されるよう構成した
ので、従来のように、可動ユニットが光ファイバ光軸方
向にブレて不安定になることがなく、安定した切換特性
を得ることができるという優れた効果を奏する。
【図1】本発明に係わるメカニカル光スイッチの一実施
例を示す斜視図である。
例を示す斜視図である。
【図2】従来の光スイッチの一例を示す斜視図である。
12 可動ユニット 13 光ファイバ 14 光ファイバ 15 光ファイバ 16 光ファイバ 17 アーム棒 18 ソレノイド 18a 可動片 19 ピン 20 ベース 23 光ファイバ
Claims (2)
- 【請求項1】 光ファイバ間に配置された可動ユニット
を移動して光路を切り換えるよう構成した光スイッチに
おいて、前記可動ユニットに、光ファイバ光軸とほぼ平
行になるように弾性を有するL形のアーム棒の一端側が
固定されており、このアーム棒は頂角部がベース上に固
定されたピンに巻き付けられた後、他端側がソレノイド
の可動片に連結されたことを特徴とする光スイッチ。 - 【請求項2】 可動ユニット上には光ファイバ等の光学
素子が配設されていることを特徴とする請求項1記載の
光スイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP41483190A JP2932695B2 (ja) | 1990-12-27 | 1990-12-27 | 光スイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP41483190A JP2932695B2 (ja) | 1990-12-27 | 1990-12-27 | 光スイッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04229818A JPH04229818A (ja) | 1992-08-19 |
JP2932695B2 true JP2932695B2 (ja) | 1999-08-09 |
Family
ID=18523269
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP41483190A Expired - Lifetime JP2932695B2 (ja) | 1990-12-27 | 1990-12-27 | 光スイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2932695B2 (ja) |
-
1990
- 1990-12-27 JP JP41483190A patent/JP2932695B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04229818A (ja) | 1992-08-19 |
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