JP2932126B2 - ラッチ手段付き電気コネクタ - Google Patents

ラッチ手段付き電気コネクタ

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JP2932126B2
JP2932126B2 JP4212045A JP21204592A JP2932126B2 JP 2932126 B2 JP2932126 B2 JP 2932126B2 JP 4212045 A JP4212045 A JP 4212045A JP 21204592 A JP21204592 A JP 21204592A JP 2932126 B2 JP2932126 B2 JP 2932126B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はラッチ手段付き電気コネ
クタに係り、更に詳しくは、第一のコネクタを第二のコ
ネクタ内に挿入したとき、上記第二のコネクタから第一
のコネクタが抜けるのを防止する為のラッチ手段を備え
た電気コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、第一のコネクタを第二のコ
ネクタ内に挿入しで、第一のコネクタの雌型端子と第二
のコネクタの雄型ピン端子とを機械的及び電気的に接続
する電気コネクタであって、上記第一のコネクタは、第
一のコネクタのプラグ部の連続部分から延びた一対のラ
ッチアームが形成されていて、上記一対のラッチアーム
の自由端部には、左右方向内側へ突出したフック部が形
成され、且つこの一対のラッチアームは変形軸線を軸と
して左右方向及び上下方向に弾性変形可能と成されてい
ると共に、上記第二のコネクタは、上記一対のラッチア
ームが挿入されるフード部と、当該フード部に上記一対
のラッチアームが挿入されたとき、上記一対のラッチア
ームのフック部に引っ掛かるカムと、上記第二のコネク
タから第一のコネクタを抜くとき、上記一対のラッチア
ームを上下方向に沿って押すレバーとが形成されている
電気コネクタが多々用いられている。
【0003】従来この種の電気コネクタとして、実公昭
60−15259号公報に示された電気コネクタがあっ
た。詳しくは、上記フード部に対して一対のラッチアー
ムを挿入する場合、一対のラッチアームのフック部側か
ら挿入するものであって、挿入されたラッチアームに対
して上記カムがフック部の内側で引っ掛かるものであっ
た。つまり、上記カムはラッチアームのアーム部分とフ
ック部との間にできるカギ状部分に引っ掛かる状態とな
り、ラッチアームの自由端部よりも連続部分側寄りに位
置するものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記カムに引っ掛かっ
たラッチアームを外す場合、上記レバーを上下方向に沿
って押すことにより、上記ラッチアームを上下方向に弾
性変形させてカムから外すものである。しかしながら、
上記従来の電気コネクタによると、上記カムはフック部
の内側で引っ掛かった状態、つまり上記カムはラッチア
ームの自由端部よりも連続部分側寄りの位置でフック部
に引っ掛かった状態にある。この為、上記押し下げるレ
バーをより大きい上下幅で押し下げなければ上記フック
部をカムから外すことが出来ず、上記ラッチアームはよ
り弾力性を必要とするものであった。
【0005】従って、本発明の目的とする所は、上記カ
ムに引っ掛かったラッチアームをより簡単に外せる技術
を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明は次の技術的手段を有する。即ち、実施例に
対応する添付図面中の符号を用いてこれを説明すると、
本発明は第一のコネクタ10を第二のコネクタ12内に
挿入し、第一のコネクタ10の雌型端子16と第二のコ
ネクタ12の雄型ピン端子24とを機械的及び電気的に
接続する電気コネクタであって、上記第一のコネクタ1
0は、第一のコネクタ10のプラグ部38の前部38B
に位置する連続部分52からプラグ部38の後部38A
側に延びた一対のラッチアーム50が形成されていて、
上記一対のラッチアーム50の後方の自由端部には、左
右方向B外側へ突出したフック部54が形成され、且つ
この一対のラッチアーム50は変形軸線X及びYを軸と
して左右方向B及び上下方向Cに弾性変形可能と成され
ていると共に、上記第二のコネクタ12は、上記一対の
ラッチアーム50が挿入されるフード部58と、当該フ
ード部58に上記一対のラッチアーム50が挿入された
とき、上記一対のラッチアーム50の左右両側から突出
した状態で上記ラッチアーム50のフック部54に引っ
掛かるカム62と、上記第二のコネクタ12から第一の
コネクタ10を抜くとき、上記一対のラッチアーム50
を上下方向Cに沿ったプラグ部38側に押すレバー64
と、を備えている電気コネクタに於て、上記ラッチアー
ム50は上記フード部58に対して連続部分52側から
挿入され、上記カム62は、フード部58に対してラッ
チアーム50を挿入したとき、上記フック部54に当た
ってラッチアーム50を弾性変形させると共に、当該弾
性変形してカム62を越えたラッチアーム50を弾性復
帰させ、ラッチアーム50の最後端面であるフック部5
4の後端面66に当接する所に位置することを特徴とす
るラッチ手段付き電気コネクタである。
【0007】また、第一のコネクタ10を第二のコネク
タ12内に挿入し、第一のコネクタ10の雌型端子16
と第二のコネクタ12の雄型ピン端子24とを機械的及
び電気的に接続する電気コネクタであって、上記第一の
コネクタ10は、第一のコネクタ10のプラグ部38の
後部38Aに位置する連続部分72からプラグ部38の
前部38B側に延びた一対のラッチアーム70が形成さ
れていて、上記一対のラッチアーム70の前方の自由端
部には、左右方向E内側へ突出したフック部74が形成
され、且つこの一対のラッチアーム70は変形軸線X及
びYを軸として左右方向E及び上下方向Fに弾性変形可
能と成されていると共に、上記第二のコネクタ12は、
上記一対のラッチアーム70が挿入されるフード部80
と、当該フード部80に上記一対のラッチアーム70が
挿入されたとき、上記一対のラッチアーム70のフック
部74に引っ掛かるカムボス86と、上記第二のコネク
タ12から第一のコネクタ10を抜くとき、上記一対の
ラッチアーム70を上下方向Fに沿ったプラグ部38側
に押す変形工具98と、を備えている電気コネクタに於
て、上記フード部80は、上記一対のラッチアーム70
の左右方向E両側に位置し、且つ後端部84Aから前端
部84Bにかけて上下方向Fの高さSが低くなる一対の
側壁84と、上面が上下方向Fの上方へ昇る昇りテーパ
面180と成され、且つ上記カムボス86が形成された
基部壁82と、から成ると共に、上記変形工具98は、
フード部80内のカムボス86から一対のラッチアーム
70を外すとき、上記フード部80の後部80Aから上
記基部壁82と一対のラッチアーム70との間に挿入さ
れる工具であって、当該挿入された変形工具98は、基
部壁82に沿った挿入方向Hのみに挿入するだけで上記
傾斜した基部壁82に沿って上昇し、ラッチアーム70
をカムボス86の上面側に位置させるまで上向きに弾性
変形させることを特徴とするラッチ手段付き電気コネク
タである。
【0008】
【作用】上記構成によると、上記カム62にラッチアー
ム50のフック部54の後端面66が当たって引っ掛か
ることにより、レバー64でラッチアーム50を上下方
向Cに弾性変形させるとき、最も弾性変形幅が大きいラ
ッチアーム50の最後端部を弾性変形させれば良く、上
記押し下げるレバー64を従来より小さい上下幅で押し
下げることができ、上記ラッチアーム50の弾力性を最
大限に生かすことができる。
【0009】また、上記変形工具98を変形工具98の
挿入方向Nに沿って挿入していくだけでラッチアーム5
0を弾性変形させることができ、上記変形工具98の一
方向への挿入による簡単な作業でカムボス86からラッ
チアーム50を外すことができる。
【0010】
【実施例】図面について説明すれば、図1及び図2は、
本発明の第一実施例による電気コネクタの構成を示し、
図3から図5までは、本発明の第二の実施例を示してい
る。両実施例においては、同様の構成を有するコネクタ
部材が用いられている。従って、両実施例において、相
互に同一または類似の部材は、同一の参照符号によって
示されている。
【0011】図1に示す本発明の第一実施例の電気コネ
クタは、参照符号10で示される第一のコネクタと、参
照符号12で示される二つの部分で構成される第二のコ
ネクタとを有している。第一のコネクタ10は、雌型コ
ネクタとして構成されており、クリンプ部分18で電気
ワイヤ20にクリンプされる複数の雌型端子16(一つ
のみ示す)を受けるために多数の貫通孔14が形成され
ている。
【0012】第二のコネクタ12は、参照符号22によ
って示されるヘッダを有している。このヘッダ22に
は、複数の雄型ピン端子24がその一側面より突出して
取り付けられていると共に、他側面にプリント回路基板
との結合の為のソルダーテール部のピン端子26が露出
して設けられている。第二のコネクタ12は、内部の空
間32を規定するハウジング30を形成する参照符号2
8で示されている第二の部分を有している。ハウジング
30は、ヘッダ22のプラグ部36が内側に位置するよ
う端部34を規定し、第一のコネクタ10のプラグ部3
8が内部に位置するよう接合部37を規定しでいる。ヘ
ッダ22がハウジング30に組み込まれる時に、ヘッダ
22のフランジ40は、ハウジング30のフランジ42
に係合し、適切な止め具44がフランジ42に設けら
れ、フランジ40の係止口46に挿通されている。
【0013】第一及び第二のコネクタ10、12は、第
一のコネクタ10のプラグ部38を矢印Aの方向へ移動
させ、接合端37位置でハウジング30の空間32の中
に移動させることにより、接合される。完全に接合され
たとき、ラッチ手段(下記に記載する。)は、完全な接
合状態で能動的に第一のコネクタ10をロックする。接
合状態において、ハウジング30は、ラッチ手段を被
服、内蔵する。
【0014】第一及び第二のコネクタ10、12は好適
実施例として示されているが、これらのコネクタ10、
12の構成は種々に変形可能なものである。例えば、ヘ
ッダ22及びハウジング30は、雄型ピン端子24を受
け、これを位置決めする為の一つの単位部分として形成
することが可能である。これが、二つの部分から構成さ
れるコネクタが、なぜ第二のコネクタ12と称するか理
由である。構造における他の自明な形状的な変更も、本
発明により意図されているものである。
【0015】図1および図2に関して、第一のコネクタ
10は、本発明の新規なラッチ手段の図解を容易にする
ために、図1に示された第一のコネクタ10の位置を逆
にして図2に示されている。更に詳しく、一対のラッチ
アーム50は、連続部分52を介して第一のコネクタ1
0のプラグ部38と一体成形されており、前後方向Nに
沿ったプラグ部38の後部38A側へ延びている。ラッ
チアーム50は、折れ曲がりの二つの角度方向に整列さ
れた軸線において可撓性を有している。特に、両方のラ
ッチアーム50は、第一のそれぞれの軸線Xで双方向矢
印で示された左右方向Bの方向に可撓性がある。ラッチ
アーム50は、また相互の第二の軸線Yで双方向矢印で
示された上下方向Cの方向に可撓性がある。ラッチアー
ム50の末端には、リードカム面56を持つ表面上突出
したフック部54が左右方向B外側に突出して設けられ
ている。
【0016】第二のコネクタ12のハウジング30は、
第一のコネクタ10が接合される時に、第一のコネクタ
10のラッチアーム50がその間に位置可能な一対の側
面壁60を持つフード部58を有している。接合時に、
フード部58は、ラッチアーム50を被覆する。カム6
2(一つのみ図1に図示する)は、ラッチアーム50の
後端面66による係合のために一対の側面壁60のそれ
ぞれから左右方向B内側に突き出ている。フード部58
の基部(図1に示す)は、ヒンジ又は枢支点として機能
するために、レバー64を双方向矢印で示した上下方向
Cの方向に変位可能とするために、参照符号69の連結
部でハウジング30と一体成形され、レバー64の反対
側の端に末端64aを持つレバー64を有している。
【0017】そして、上記一対の側面壁60と、レバー
64とは、レバー64の両側に於てレバー64の後端部
64Aから前後方向Nに沿ったレバー64の前端部64
Bまで入れられたスリット67によって区分されてい
る。
【0018】図1及び2の実施例において記載されてい
るラッチ手段の操作において、第一のコネクタ10のプ
ラグ部38は、ハウジング30のフード部58にはいる
ラッチアーム50の前部50Bの端で、第二のコネクタ
12のハウジング30に差し込まれる。雄型ピン端子2
4と雌型端子16との間で電気接触される前に、ラッチ
アーム50のリードカム面56はカム62に衝合する。
ラッチアーム50は、次の第一のコネクタ10の接合動
作でお互いに内側に押圧される。第一および第二のコネ
クタ10、12が完全に接合された状態において、ラッ
チアーム50のフック部54の後端面66は、完全な接
合状態で第一のコネクタ10をラッチする為に、カム6
2の衝合ショルダ部68の後側に係合する。このため
に、ラッチアーム50の後端面66及びカム62面の衝
合ショルダ部68は、接合解除を防ぐ為に接合された第
一及び第二コネクタ10、12間で能動ロック機能を提
供する為に、急な傾斜面に形成されている。
【0019】図1及び図2において示されている第一の
コネクタ10の接合解除をする為に、そして、ラッチ手
段を係合解除するために、レバー64(図1)は、ラッ
チアーム50(図2において明らかなラッチアーム50
の上端部)の基部面に係合して、図において明らかなよ
うに上の方、つまり第一のコネクタ10のプラグ部38
側へ動かされる。レバー64の次の動きは、ラッチアー
ム50がカム62から十分に離れるまで、ラッチアーム
50をプラグ部38側へ変形させる。それによって、第
一のコネクタ10は、第二のコネクタ12から外され又
は接合解除される。ラッチアーム50は、完全に第二の
コネクタ12内に内蔵されているという事実にもかかわ
らず、レバー64は、効果的にラッチアーム50をプラ
グ部38側へ変形させ、第一のコネクタ10の接合解除
を容易にする為にカム62からラッチアーム50の係合
解除を可能とする第一のコネクタ10の外側からアクセ
スする手段として機能する。そして、上記ラッチアーム
50を変形させたとき、上記スリット67により、上記
カム62は、プラグ部38側へは動かないものである。
【0020】図3から図5までは本発明の第二実施例に
関して、上記で述べたように、図1及び図2のコネクタ
10、12に関して前で記載した部材と同一または同様
の部材は同一の参照符号を用いて示す。
【0021】図3から図5までのラッチ手段の実施例に
おいて、再び一対のラッチアーム70(図4)は、連続
部分72で第一のコネクタ10と一体成形されている。
ラッチアーム70が、双方向矢印で示された左右方向E
と双方向矢印で示された上下方向Fの方向に移動するよ
うに、折れ曲がりの二つの角度方向に整列された軸線
X、Yでラッチアーム70は、可撓性を備えている。そ
れぞれのラッチアーム70は、前端カムエッジ76及び
後端カムエッジ78を持つ内向きのフック部74を有し
ている。第二のコネクタ12のハウジング30は、基部
壁82及び一対の側壁84により形成され、参照符号8
0で示されるフード部を有している。接合時に、フード
部80はラッチアーム70を被覆、内蔵する。参照符号
86で示されているカムボスは、一体成形されており、
基部壁82から上の方に、つまり上記フード部80にラ
ッチアーム70を挿入したとき第一のコネクタ10のプ
ラグ部38側へ向かって突出している。カムボス86
は、上端部94に沿って傾斜面88と、水平段面90
と、外側変形カム面92とを有している。
【0022】フード部80の基部壁82は平坦ではな
く、またハウジング30の基部に平行ではなく、基部壁
82は、カムボス86の近くのフード部80の横断部分
より大きな開口部を第二のコネクタ12の接合端に限定
する為に、上方に傾斜している。これは、図3におい
て、狭く又は先細になっている側壁84により明白であ
る。
【0023】言い換えれば、上記フード部80は、上記
一対のラッチアーム70をフード部80に挿入したと
き、上記一対のラッチアーム70の左右方向E両側に位
置し、、その後端部84Aから前端部84Bにかけて上
下方向Fの高さが低くなる一対の側壁84と、上記一対
のラッチアーム70の上面側、つまり一対のラッチアー
ム70を挟んで第一のコネクタ10のプラグ部38と反
対側に位置し、上面が上下方向Fの上方へ昇る昇りテー
バ面180と成されている基部壁82とから成されてい
る。
【0024】図3及び図4において示されている発明の
実施例の操作において、第一のコネクタ10は、矢印A
の方向に動かされ、第一のコネクタ10のプラグ部38
は、ハウジング30の空間32に差し込まれる。ラッチ
アーム70(図4)の先端またはフックを設けた端部
が、フード部80内に進入する。この状態から、さらに
接合動作が進行すると、ラッチアーム70が、カムボス
86の傾斜面88に衝合してこれを上方に押圧し、カム
ボス86の外側変形カム面92に整列する位置に位置さ
せる。水平段部90は傾斜面88から外側変形カム面9
2までラッチアーム70が移動する間、ラッチアーム7
0を上方に変形した状態に保持する。ラッチアーム70
の前端カムエッジ76は、カムボス86の外側変形カム
面92に係合し、ラッチアーム70はカムボス86を通
過するために相互に反対方向の外方に折れ曲がる。第一
及び第二のコネクタ10、12のいずれかの部分に接合
を解除する方向の力が作用した場合、カムボス86の後
側96がラッチアーム70を外向きに変形させる。この
変形は側壁84によって制限され、ラッチアーム70が
カムボス86の後側96を越えた所で変形しないように
構成される。第一のコネクタ10が完全に嵌合される
と、ラッチアーム70の後端カムエッジ78が、カムボ
ス86の後側96をラッチして第一のコネクタ10を完
全な嵌合状態に保持する。ここで、カムボス86の後側
96は、外側変形カム面92の角度と比較して小さな半
径となっており、第一のコネクタ10に対して作用する
離脱方向の力に対して第一のコネクタ10をラッチす
る。ラッチアーム70と、カム86及び側壁84間の距
離は、ラッチアーム70の上端部がフック部74におい
て面104を越えて変位するラッチアーム70が完全に
外方に変形される寸法を規定する。フック部74が面1
04を越える変位は、後端カムエッジ78がカムボス8
6を通過するまで継続される。
【0025】図3及び図4に示す第一のコネクタ10の
接合を解除する場合、変形工具98が使用される。上記
変形工具98は、上記フード部80内のカムボス86か
ら上記一対のラッチアーム70を外すとき、上記フード
部80の後部80Aから上記基部壁82と一対のラッチ
アーム70との間に挿入し、上記一対のラッチアーム7
0のみを上方へ変形させる工具である。
【0026】この変形工具98をフード部80内のラッ
チアーム70の下側に挿入する。変形工具98はフード
部80の接合端部の開口よりも僅かに小さい断面寸法を
有している。変形工具98は、カムボス86が完全に通
過する幅の切り欠き100を有している。変形工具98
の前端102がフード部80内に押し込まれると、この
変形工具98を基部壁82に沿った挿入方向Hに沿って
挿入するだけで、変形工具98が、フード部80の傾斜
した基部壁82に沿って上昇して、ラッチアーム70を
矢印Gの方向(図3)に、ラッチアーム70がカムボス
86の上面を通過するまで上向きに変形させる。ラッチ
アーム70がカムボス86から離脱すると、第一のコネ
クタ10は、容易に離脱出来るものとなる。
【0027】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明は請求項1記
載によると、上記カムにラッチアームのフック部の後端
面が当たって引っ掛かることにより、レバーでラッチア
ームをを上下方向に弾性変形させるとき、最も弾性変形
幅が大きいラッチアームの最後端部を弾性変形させれば
良く、上記押し下げるレバーを従来より小さい上下幅で
押し下げることができ、上記ラッチアームの弾力性を最
大限に生かすことができる。
【0028】また、請求項2記載によると、上記変形工
具を変形工具の挿入方向に沿って挿入していくだけでラ
ッチアームを弾性変形させることができ、上記変形工具
の一方向への挿入による簡単な作業でカムボスからラッ
チアームを外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例による電気コネクタの分解
斜視図である。
【図2】図1において示されている第一のコネクタの裏
側を示した斜視図である。
【図3】本発明の第二実施例による電気コネクタの分解
斜視図である。
【図4】図3において示されている第一のコネクタの裏
側を示した斜視図である。
【図5】第二実施例において使用される変形工具の斜視
図である。
【符号の説明】
10 第一のコネクタ 12 第二のコネクタ 16 雌型端子 24 雄型ピン端子 30 ハウジング 38 プラグ部 50 ラッチアーム 52 連続部分 54 フック部 58 フード部 60 側面壁 62 カム 64 レバー B 左右方向 C 上下方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭51−69787(JP,U) 実開 昭55−178978(JP,U) 実公 昭60−15259(JP,Y2)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一のコネクタ10を第二のコネクタ1
    2内に挿入し、第一のコネクタ10の雌型端子16と第
    二のコネクタ12の雄型ピン端子24とを機械的及び電
    気的に接続する電気コネクタであって、上記第一のコネ
    クタ10は、第一のコネクタ10のプラグ部38の前部
    38Bに位置する連続部分52からプラグ部38の後部
    38A側に延びた一対のラッチアーム50が形成されて
    いて、上記一対のラッチアーム50の後方の自由端部に
    は、左右方向B外側へ突出したフック部54が形成さ
    れ、且つこの一対のラッチアーム50は変形軸線X及び
    Yを軸として左右方向B及び上下方向Cに弾性変形可能
    と成されていると共に、上記第二のコネクタ12は、上
    記一対のラッチアーム50が挿入されるフード部58
    と、当該フード部58に上記一対のラッチアーム50が
    挿入されたとき、上記一対のラッチアーム50の左右両
    側から突出した状態で上記ラッチアーム50のフック部
    54に引っ掛かるカム62と、上記第二のコネクタ12
    から第一のコネクタ10を抜くとき、上記一対のラッチ
    アーム50を上下方向Cに沿ったプラグ部38側に押す
    レバー64と、を備えている電気コネクタに於て、 上記ラッチアーム50は上記フード部58に対して連続
    部分52側から挿入され、上記カム62は、フード部5
    8に対してラッチアーム50を挿入したとき、上記フッ
    ク部54に当たってラッチアーム50を弾性変形させる
    と共に、当該弾性変形してカム62を越えたラッチアー
    ム50を弾性復帰させ、ラッチアーム50の最後端面で
    あるフック部54の後端面66に当接する所に位置する
    ことを特徴とするラッチ手段付き電気コネクタ。
  2. 【請求項2】 第一のコネクタ10を第二のコネクタ1
    2内に挿入し、第一のコネクタ10の雌型端子16と第
    二のコネクタ12の雄型ピン端子24とを機械的及び電
    気的に接続する電気コネクタであって、上記第一のコネ
    クタ10は、第一のコネクタ10のプラグ部38の後部
    38Aに位置する連続部分72からプラグ部38の前部
    38B側に延びた一対のラッチアーム70が形成されて
    いて、上記一対のラッチアーム70の前方の自由端部に
    は、左右方向E内側へ突出したフック部74が形成さ
    れ、且つこの一対のラッチアーム70は変形軸線X及び
    Yを軸として左右方向E及び上下方向Fに弾性変形可能
    と成されていると共に、上記第二のコネクタ12は、上
    記一対のラッチアーム70が挿入されるフード部80
    と、当該フード部80に上記一対のラッチアーム70が
    挿入されたとき、上記一対のラッチアーム70のフック
    部74に引っ掛かるカムボス86と、上記第二のコネク
    タ12から第一のコネクタ10を抜くとき、上記一対の
    ラッチアーム70を上下方向Fに沿ったプラグ部38側
    に押す変形工具98と、を備えている電気コネクタに於
    て、 上記フード部80は、上記一対のラッチアーム70の左
    右方向E両側に位置し、且つ後端部84Aから前端部8
    4Bにかけて上下方向Fの高さSが低くなる一対の側壁
    84と、上面が上下方向Fの上方へ昇る昇りテーパ面1
    80と成され、且つ上記カムボス86が形成された基部
    壁82と、から成ると共に、上記変形工具98は、フー
    ド部80内のカムボス86から一対のラッチアーム70
    を外すとき、上記フード部80の後部80Aから上記基
    部壁82と一対のラッチアーム70との間に挿入される
    工具であって、当該挿入された変形工具98は、基部壁
    82に沿った挿入方向Hのみに挿入するだけで上記傾斜
    した基部壁82に沿って上昇し、ラッチアーム70をカ
    ムボス86の上面側に位置させるまで上向きに弾性変形
    させることを特徴とするラッチ手段付き電気コネクタ。
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JPS591348Y2 (ja) * 1980-06-30 1984-01-14 株式会社東芝 コネクタ装置
JPS6015259U (ja) * 1983-07-13 1985-02-01 株式会社中西製作所 洗浄機の被洗浄物搬送用コンベア

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