JP2931355B2 - 手拭き材料の切断装置 - Google Patents
手拭き材料の切断装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、蛇腹形に折り畳まれた狭いストリップの形
状で手拭き材料を自動的に配給する装置に収納されてい
る手拭き材料の切断装置に係る。
状で手拭き材料を自動的に配給する装置に収納されてい
る手拭き材料の切断装置に係る。
本発明は、紙、脱脂綿、不織布またはその他の種類の
手拭き材料の配給装置の分野に関する。
手拭き材料の配給装置の分野に関する。
公共用または家庭用のトイレットで手拭き材料を所定
の長さずつ自動的または非自動的に配給するように設計
された多くの装置が公知である。
の長さずつ自動的または非自動的に配給するように設計
された多くの装置が公知である。
これらの装置では、ある程度の吸収容量を有する種々
の材料、例えば紙、脱脂綿、不織布、等が使用される。
主として経済的な理由から、益々薄い材料が使用される
傾向があり、従って材料がいっそう破れ易い。
の材料、例えば紙、脱脂綿、不織布、等が使用される。
主として経済的な理由から、益々薄い材料が使用される
傾向があり、従って材料がいっそう破れ易い。
スーザーの側からは、本出願人所有の諸特許によって
保護された装置のように、装置から突出した材料部分を
引張るだけで所定長さの上記種類の材料を自動的に取り
出せる装置が要望されている。使用者の手が濡れており
且つ弱い力ではあるが引張られるので、ある種の極めて
破れ易い材料の場合、配給動作が完了する前に引張られ
たストリップの破断が生じる。
保護された装置のように、装置から突出した材料部分を
引張るだけで所定長さの上記種類の材料を自動的に取り
出せる装置が要望されている。使用者の手が濡れており
且つ弱い力ではあるが引張られるので、ある種の極めて
破れ易い材料の場合、配給動作が完了する前に引張られ
たストリップの破断が生じる。
上記のごとき欠点を是正するために、本出願人はフラ
ンス特許出願第8805939号及び第8807823号（特開平２−
152873号）によって、最も薄い種類の手拭き材料でも不
都合な破断を生じることなく、自動的に所定長さの材料
を切断し配給するように構成された装置を提供した。こ
れらの特許においては、装置から突出する折り畳まれた
手拭き材料端を引張ると、自動的に繰り出されたストリ
ップが蛇腹形に順次折り畳まれ、送り出され、所定長さ
に切断され、切断動作後に丈夫な幅の狭いストリップが
手に入るような組み合わせ手段が記載されている。該ス
トリップは折り畳まれた状態から自然に元通りに広が
り、十分な清拭表面を与える。
ンス特許出願第8805939号及び第8807823号（特開平２−
152873号）によって、最も薄い種類の手拭き材料でも不
都合な破断を生じることなく、自動的に所定長さの材料
を切断し配給するように構成された装置を提供した。こ
れらの特許においては、装置から突出する折り畳まれた
手拭き材料端を引張ると、自動的に繰り出されたストリ
ップが蛇腹形に順次折り畳まれ、送り出され、所定長さ
に切断され、切断動作後に丈夫な幅の狭いストリップが
手に入るような組み合わせ手段が記載されている。該ス
トリップは折り畳まれた状態から自然に元通りに広が
り、十分な清拭表面を与える。
この種の装置においては、固定部に装着されるかまた
は交換可能なカセットに格納された折り畳みストリップ
の送出及び切断装置の使用が問題の解決に適している。
しかしながら、使用される手拭き材料の種類次第では、
ジグザグ裁断用ブレードの侵入及び引裂による切断作用
及び対向する一対のジョーの把握作用が安定しない。即
ち、折り畳まれたストリップが切断されるのが速すぎて
次のストリップが装置から突出しなかったりまたは遅す
ぎて装置から突出しすぎるのでより大きい引張力が必要
になったりする。
は交換可能なカセットに格納された折り畳みストリップ
の送出及び切断装置の使用が問題の解決に適している。
しかしながら、使用される手拭き材料の種類次第では、
ジグザグ裁断用ブレードの侵入及び引裂による切断作用
及び対向する一対のジョーの把握作用が安定しない。即
ち、折り畳まれたストリップが切断されるのが速すぎて
次のストリップが装置から突出しなかったりまたは遅す
ぎて装置から突出しすぎるのでより大きい引張力が必要
になったりする。
本発明の切断装置は、装置から突出する部分を引張る
と折り畳まれたストリップが清潔に且つ鋭利に分離さ
れ、最も破れ易いものから最も強靭なものまでの全ての
種類の手拭き材料に適応でき、濡れた手でも使用でき、
装置からの材料の突出方向にも影響されないように設計
されている。本発明の切断装置は、フランス特許出願第
8805939号に規定された向き及び問題の相歩的突起によ
って上流で折り畳まれた材料を送り出す歯車対の間に配
備される。
と折り畳まれたストリップが清潔に且つ鋭利に分離さ
れ、最も破れ易いものから最も強靭なものまでの全ての
種類の手拭き材料に適応でき、濡れた手でも使用でき、
装置からの材料の突出方向にも影響されないように設計
されている。本発明の切断装置は、フランス特許出願第
8805939号に規定された向き及び問題の相歩的突起によ
って上流で折り畳まれた材料を送り出す歯車対の間に配
備される。
本発明の１つの特徴によれば、前記切断装置が、折り
畳まれた材料を送出する２対の歯車間に所定点で弾力的
に回動自在に装着された２つの曲面状の刃付き金属ブレ
ードから形成され、前記歯車対が回転したときに、前記
金属ブレードの刃が、圧力下に接触を常時維持しながら
回転中に一端から他端に向かって次第に重なり合い、切
断動作中を通じて歯車対の回転軸を結ぶ線に実質的に平
行な位置に維持され、このため、前記歯車対の間に挿入
され、歯車対の回転を生起させる切断装置からの突出す
るストリップの手による引張りによって送出される折り
畳まれた材料ストリップが剪断的に切断される。
畳まれた材料を送出する２対の歯車間に所定点で弾力的
に回動自在に装着された２つの曲面状の刃付き金属ブレ
ードから形成され、前記歯車対が回転したときに、前記
金属ブレードの刃が、圧力下に接触を常時維持しながら
回転中に一端から他端に向かって次第に重なり合い、切
断動作中を通じて歯車対の回転軸を結ぶ線に実質的に平
行な位置に維持され、このため、前記歯車対の間に挿入
され、歯車対の回転を生起させる切断装置からの突出す
るストリップの手による引張りによって送出される折り
畳まれた材料ストリップが剪断的に切断される。
別の特徴によれば、金属ブレードの刃は、歯車対の回
転軸を結ぶ線に実質的に平行な位置では連続ロッドによ
って常時接触しており、前記連結ロッドの下部は、一方
の歯車対に弾力的に回動自在に装着され、前記連結ロッ
ドの上端は、金属ブレードの刃が互いに正対したときに
他方の歯車対に装着された金属ブレードの下部突起と当
接する凹部を有しており、前記当接によって前記連結ロ
ッド及び前記金属ブレードの双方のヒンジピン回りの回
動が生起され、上方に位置する他方の金属ブレードのヒ
ンジピン回りの回動も生起される。
転軸を結ぶ線に実質的に平行な位置では連続ロッドによ
って常時接触しており、前記連結ロッドの下部は、一方
の歯車対に弾力的に回動自在に装着され、前記連結ロッ
ドの上端は、金属ブレードの刃が互いに正対したときに
他方の歯車対に装着された金属ブレードの下部突起と当
接する凹部を有しており、前記当接によって前記連結ロ
ッド及び前記金属ブレードの双方のヒンジピン回りの回
動が生起され、上方に位置する他方の金属ブレードのヒ
ンジピン回りの回動も生起される。
また別の特徴によれば、回動自在に装着された連結ロ
ッドが、歯車対に正確に配置され、前記連結ロッドの上
端に凹部が設けられており、金属ブレードがその刃の一
端から他端まで完全に重なり合う回転段階において前記
凹部が金属ブレードの下部突起と接触し、それ以外の回
転段階で前記下部突起が前記凹部から脱出している。
ッドが、歯車対に正確に配置され、前記連結ロッドの上
端に凹部が設けられており、金属ブレードがその刃の一
端から他端まで完全に重なり合う回転段階において前記
凹部が金属ブレードの下部突起と接触し、それ以外の回
転段階で前記下部突起が前記凹部から脱出している。
その他の特徴によれば、金属ブレードは、漸進的に剪
断が行なれるように互いに対向する湾曲した刃を有して
おり、相互の接触が維持されるように金属ブレードが枢
着されるヒンジピンは横断方向において互いに反対にわ
ずかに傾斜している。
断が行なれるように互いに対向する湾曲した刃を有して
おり、相互の接触が維持されるように金属ブレードが枢
着されるヒンジピンは横断方向において互いに反対にわ
ずかに傾斜している。
上記及びその他の特徴は以下の記載より明らかにされ
るであろう。
るであろう。
添付図面に基づく以下の非限定な記載より本発明の目
的がより十分に理解されよう。
的がより十分に理解されよう。
本発明装置が別のタイプの装置と結合可能であること
を考慮し、第１図では装置の主要な構成部材を順次説明
する。
を考慮し、第１図では装置の主要な構成部材を順次説明
する。
装置は主として、任意の表面に固定される固定部Ａと
ロールホルダＢとケーシングＤと交換可能カセットＥと
から構成され、すべてのカセットが、固定部Ａとロール
ホルダＢとに相補的に形成された突起G1〜G2によって予
め蛇腹形に折り畳まれたストリップの送出及び切断する
機構を有している。ロールホルダはまた、繰り出された
ストリップの転向及び形成手段Ｈを有する。
ロールホルダＢとケーシングＤと交換可能カセットＥと
から構成され、すべてのカセットが、固定部Ａとロール
ホルダＢとに相補的に形成された突起G1〜G2によって予
め蛇腹形に折り畳まれたストリップの送出及び切断する
機構を有している。ロールホルダはまた、繰り出された
ストリップの転向及び形成手段Ｈを有する。
カセットＥはその両側に、固定部Ａの壁の案内面で摺
動する案内溝E1を有しており、固定部ＡとカセットＥと
のロック及びその解除は手動操作で行なわれる。
動する案内溝E1を有しており、固定部ＡとカセットＥと
のロック及びその解除は手動操作で行なわれる。
カセットの前面と背面との間に２対の同軸歯車１−2,
3−４が回転自在に装着されている。これらの歯車は、
上流で折り畳まれたストリップを案内し送出して互いの
間に通過させる。フルセット歯を備えた後部の案内歯車
1,3は駆動歯車2,4よりも小さいモジュールを有する。従
って、案内歯車がバックラッシュを生じることなく互い
に係合し駆動歯車は一定のバックラッシュを伴って互い
に係合するので、折り畳まれたストリップは詰まったり
することなく通過できる。
3−４が回転自在に装着されている。これらの歯車は、
上流で折り畳まれたストリップを案内し送出して互いの
間に通過させる。フルセット歯を備えた後部の案内歯車
1,3は駆動歯車2,4よりも小さいモジュールを有する。従
って、案内歯車がバックラッシュを生じることなく互い
に係合し駆動歯車は一定のバックラッシュを伴って互い
に係合するので、折り畳まれたストリップは詰まったり
することなく通過できる。
他方、駆動歯車の外周は、丸み付き先端を有し、従っ
てストリップを装置に充填する際にストリップを挿入し
易い。該歯車の歯の内面特に切断装置が通過するノッチ
2a,4aの両側の面は、切断分離後のストリップがスリッ
プしないで送られるように粗面であるのが好ましい。
てストリップを装置に充填する際にストリップを挿入し
易い。該歯車の歯の内面特に切断装置が通過するノッチ
2a,4aの両側の面は、切断分離後のストリップがスリッ
プしないで送られるように粗面であるのが好ましい。
配給すべき材料の厚さに従って歯車2,4間の間隙を正
確に調整するために、少なくとも１つの歯車対の回転軸
に調整自在な取付具が備えられている。この調整は任意
の手段で行なわれてよく、例えばカセット面に対して前
記対を複数の相対位置に傾斜させてもよく、スロットに
ピンを装着してもよくまたは種々の間隔の歯車対を備え
たカセットを使用してもよい。
確に調整するために、少なくとも１つの歯車対の回転軸
に調整自在な取付具が備えられている。この調整は任意
の手段で行なわれてよく、例えばカセット面に対して前
記対を複数の相対位置に傾斜させてもよく、スロットに
ピンを装着してもよくまたは種々の間隔の歯車対を備え
たカセットを使用してもよい。
本発明の切断装置は、各歯車対の各一方の歯車（1,
3）のヒンジピン7,8に枢着され、対となる他方の歯車2,
4のノッチ2a,4aと交差する２つの金属ブレード5,6から
成る。各金属ブレードの刃5a,6aは第３図のごとく曲面
状である。即ち、各金属ブレードの回動軸から刃までの
距離ｘが歯車1,3との連結端から他端に向かって漸減し
ている（第３図参照）。
3）のヒンジピン7,8に枢着され、対となる他方の歯車2,
4のノッチ2a,4aと交差する２つの金属ブレード5,6から
成る。各金属ブレードの刃5a,6aは第３図のごとく曲面
状である。即ち、各金属ブレードの回動軸から刃までの
距離ｘが歯車1,3との連結端から他端に向かって漸減し
ている（第３図参照）。
後述する理由から、金属ブレード5,6の回動軸a,bが横
断方向において互いに反対にわずかに傾斜していること
に注目されたい（第１図参照）。
断方向において互いに反対にわずかに傾斜していること
に注目されたい（第１図参照）。
金属ブレードは、歯車が回転すると夫々の刃が互いに
正対しややずれて重なり合うように各対の歯車間に配列
されている。
正対しややずれて重なり合うように各対の歯車間に配列
されている。
金属ブレード５は、刃の反対側の末端で、歯車１に結
合されているばね９と結合されている。ばね９は該金属
ブレードを歯車の回転方向に戻すように配向されてい
る。同様に金属ブレード６はばね10によって戻される。
無負荷状態では２つの金属ブレードが歯車（1,2）（3,
4）間のハブに当接する。
合されているばね９と結合されている。ばね９は該金属
ブレードを歯車の回転方向に戻すように配向されてい
る。同様に金属ブレード６はばね10によって戻される。
無負荷状態では２つの金属ブレードが歯車（1,2）（3,
4）間のハブに当接する。
第５図を参照すると、連結ロッド11は、金属ブレード
６の下方の、該連結ロッドの低端近くで、歯車３上のヒ
ンジピン12に枢着されている。一方、第５図において、
金属ブレード６直下に位置する連結ロッド11の上端は、
２つの金属ブレードの刃が互いに正対したときに金属ブ
レード５の下部突起5bと係合する凹部11aを備える。
６の下方の、該連結ロッドの低端近くで、歯車３上のヒ
ンジピン12に枢着されている。一方、第５図において、
金属ブレード６直下に位置する連結ロッド11の上端は、
２つの金属ブレードの刃が互いに正対したときに金属ブ
レード５の下部突起5bと係合する凹部11aを備える。
連結ロッド11の底端と歯車３とに連結されたばね13
は、連結ロッドを弾力的に戻して該歯車の係止点3aに当
接させる。
は、連結ロッドを弾力的に戻して該歯車の係止点3aに当
接させる。
本発明の切断装置を備えた装置の動作を以下に説明す
る。
る。
装置に充填するときに、材料ストリップを、ロールホ
ルダＢに装着されたロールから繰り出し、転向及び形成
手段Ｈを経由し、固定部Ａから離間したロールホルダＢ
の背後の間隙に挿入し該ストリップの自由端を装置の底
部から突出させる。
ルダＢに装着されたロールから繰り出し、転向及び形成
手段Ｈを経由し、固定部Ａから離間したロールホルダＢ
の背後の間隙に挿入し該ストリップの自由端を装置の底
部から突出させる。
ロールホルダＢを固定部Ａに対して押し当てると、突
起G1−G2によってストリップの折り畳みが開始される。
突出端を引張ると、折り畳まれたストリップが歯車対１
−3,2−４の間を通過する。歯車間を通過する折り畳ま
れたストリップは歯車対を回転させ、従って、歯車対の
回転軸の末端で歯車1,3の外側に備えられた偏心輪15の
末端に連結されたばね14が引張られる。ばね14は無負荷
位置（第４図）でセッチング（pre−tensioned）されて
いる。偏心輪15は、２つの金属ブレードの刃が互いに正
対するときに、ばね14の作用により、歯車1,3が紙が送
り出す方向に回転するように配向されている。このよう
にして、ばねに貯えられたエネルギが解放されるとこの
エネルギは手による引張力に加えられ、材料の切断動作
によって生じる抵抗を上回る力が作用する。
起G1−G2によってストリップの折り畳みが開始される。
突出端を引張ると、折り畳まれたストリップが歯車対１
−3,2−４の間を通過する。歯車間を通過する折り畳ま
れたストリップは歯車対を回転させ、従って、歯車対の
回転軸の末端で歯車1,3の外側に備えられた偏心輪15の
末端に連結されたばね14が引張られる。ばね14は無負荷
位置（第４図）でセッチング（pre−tensioned）されて
いる。偏心輪15は、２つの金属ブレードの刃が互いに正
対するときに、ばね14の作用により、歯車1,3が紙が送
り出す方向に回転するように配向されている。このよう
にして、ばねに貯えられたエネルギが解放されるとこの
エネルギは手による引張力に加えられ、材料の切断動作
によって生じる抵抗を上回る力が作用する。
２つの金属ブレードの刃が互いに正対するとき（第５
図及び第６図）、金属ブレートと歯車とのアセンブリに
おいて、該金属ブレードの作用部、即ち金属ブレード５
の刃5aおよび金属ブレード６の刃6a（Ｙ−Ｙ′）は歯車
の回転軸を結ぶ線（Ｏ−Ｏ′）に実質的に平行であり
（第５図参照）、金属ブレード６の刃は金属ブレード５
の刃と接触またはほぼ接触する。従って歯車1,3の側の
金属ブレードの刃末端は互いに重なり合う。
図及び第６図）、金属ブレートと歯車とのアセンブリに
おいて、該金属ブレードの作用部、即ち金属ブレード５
の刃5aおよび金属ブレード６の刃6a（Ｙ−Ｙ′）は歯車
の回転軸を結ぶ線（Ｏ−Ｏ′）に実質的に平行であり
（第５図参照）、金属ブレード６の刃は金属ブレード５
の刃と接触またはほぼ接触する。従って歯車1,3の側の
金属ブレードの刃末端は互いに重なり合う。
この時点で、金属ブレード５の下部突起5bは連結ロッ
ド11の凹部11aに当接し、ヒンジピン12の位置が適正に
計算されているので、連結ロッドは、突出ストリップを
手で引張る力によって回転した金属ブレード５に押圧さ
れ、ばね13に逆らって回動する。金属ブレード５の刃
は、回転軸を結ぶ線に整列されたままで、同じく駆動さ
れている金属ブレード６をその上に支持している。金属
ブレード５のばねは、切断中に金属ブレード６に圧力を
与えるように校正されている。
ド11の凹部11aに当接し、ヒンジピン12の位置が適正に
計算されているので、連結ロッドは、突出ストリップを
手で引張る力によって回転した金属ブレード５に押圧さ
れ、ばね13に逆らって回動する。金属ブレード５の刃
は、回転軸を結ぶ線に整列されたままで、同じく駆動さ
れている金属ブレード６をその上に支持している。金属
ブレード５のばねは、切断中に金属ブレード６に圧力を
与えるように校正されている。
この段階で、手で引張られた材料の折り畳まれたスト
リップは、金属ブレードの刃の曲面状プロフィルによっ
て一端から他端まで漸進的に切断される（第７図、第８
図）。
リップは、金属ブレードの刃の曲面状プロフィルによっ
て一端から他端まで漸進的に切断される（第７図、第８
図）。
実際には、金属ブレードは、切断後にある程度の幅の
非切断部分が残存するように調整及び形成され、手で引
張る動作によって次のストリップが歯車間に送り込まれ
る。次いで、引張り動作の最後に反作用によってごく自
然に完全分離が起こる。この完全分離が起こるのは、歯
車２に弾力的に枢着されたつめ16が、歯車の逆転を阻止
すべく歯車のハブに形成された少なくとも１つの係止ノ
ッチ17aを備えた突起17を通過して、ばね14の戻りによ
っても駆動される歯車が無負荷位置に戻ったときにであ
る。
非切断部分が残存するように調整及び形成され、手で引
張る動作によって次のストリップが歯車間に送り込まれ
る。次いで、引張り動作の最後に反作用によってごく自
然に完全分離が起こる。この完全分離が起こるのは、歯
車２に弾力的に枢着されたつめ16が、歯車の逆転を阻止
すべく歯車のハブに形成された少なくとも１つの係止ノ
ッチ17aを備えた突起17を通過して、ばね14の戻りによ
っても駆動される歯車が無負荷位置に戻ったときにであ
る。
引張られたストリップが切断されるときは、金属ブレ
ード5,6の刃は実質的に歯車の回転軸を結ぶ線上に位置
している（第７図）。
ード5,6の刃は実質的に歯車の回転軸を結ぶ線上に位置
している（第７図）。
この時点で、連結ロッド11の凹部11aから金属ブレー
ド５の下部突起5bが離脱し、金属ブレード５は弾力的な
戻り作用によって無負荷位置まで回動する。他方、最早
支持されていない金属ブレード６は同様の運動を行なう
（第９図）。連結ロッド11も係止点3aに当接する位置に
戻る。ここで装置は次の突出ストリップを手て引張るこ
とができる準備完了状態になる。カセットの背後に凹部
18を配備し、該凹部に手拭き材料の屑を収集してもよ
く、該凹部に手拭き材料を排出するために開孔19を設け
てもよい。
ド５の下部突起5bが離脱し、金属ブレード５は弾力的な
戻り作用によって無負荷位置まで回動する。他方、最早
支持されていない金属ブレード６は同様の運動を行なう
（第９図）。連結ロッド11も係止点3aに当接する位置に
戻る。ここで装置は次の突出ストリップを手て引張るこ
とができる準備完了状態になる。カセットの背後に凹部
18を配備し、該凹部に手拭き材料の屑を収集してもよ
く、該凹部に手拭き材料を排出するために開孔19を設け
てもよい。
上記の記載より、本発明の利点が明らかである。特
に、漸進的剪断によって作用する曲面状切断金属ブレー
ドによって全種類の手拭き材料の清潔で正確な切断が可
能であることが十分に理解されよう。
に、漸進的剪断によって作用する曲面状切断金属ブレー
ドによって全種類の手拭き材料の清潔で正確な切断が可
能であることが十分に理解されよう。
第１図は交換可能カセットに装着された本発明の切断装
置と材料の案内及び送り手段とを組み込んだ手拭き材料
配給装置の概略説明図、第２図は無負荷位置の切断装置
を示すカセットの第１図の矢印F1からみた正面図、第３
図は第２図のカセットの底面図、第４図は歯車対の起動
機構を示す第１図の矢印F2からみた立面図、第５図及び
第６図は折り畳まれ引き出されたストリップの切断の開
始の際の切断装置の正面図及び平面図、第７図及び第８
図は折り畳まれ引き出されたストリップの切断の終了の
際の切断装置の正面図及び平面図、第９図は折り畳まれ
引き出されたストリップの切断直後の切断装置の正面図
である。 Ｅ……カセット、1,2,3,4……歯車、2a,4a……ノッチ、
5,6……金属ブレード、5a,6a……刃、5b……下部突起、
7,8……ヒンジピン、11……連結ロッド、18……受容
部、19……開口。
置と材料の案内及び送り手段とを組み込んだ手拭き材料
配給装置の概略説明図、第２図は無負荷位置の切断装置
を示すカセットの第１図の矢印F1からみた正面図、第３
図は第２図のカセットの底面図、第４図は歯車対の起動
機構を示す第１図の矢印F2からみた立面図、第５図及び
第６図は折り畳まれ引き出されたストリップの切断の開
始の際の切断装置の正面図及び平面図、第７図及び第８
図は折り畳まれ引き出されたストリップの切断の終了の
際の切断装置の正面図及び平面図、第９図は折り畳まれ
引き出されたストリップの切断直後の切断装置の正面図
である。 Ｅ……カセット、1,2,3,4……歯車、2a,4a……ノッチ、
5,6……金属ブレード、5a,6a……刃、5b……下部突起、
7,8……ヒンジピン、11……連結ロッド、18……受容
部、19……開口。
Claims (10)
- 【請求項１】舵腹形に折り畳まれた狭いストリップの形
状の手拭き材料を折り畳み及び送り出し手段を通して自
動的に配給する装置における収納手拭き材料の切断装置
であって、前記切断装置が、折り畳まれた材料を送出す
る２対の歯車（２−1,3−４）間に所定点で弾力的に回
動自在に装着された２つの曲面状の刃付き金属ブレード
（5,6）から形成され、前記歯車対が回転したときに、
前記金属ブレードの刃が、圧力下に接触を常時維持しな
がら回転中に一端から他端に向かって次第に重なり合
い、切断動作中を通じて歯車対の回転軸を結ぶ線に実質
的に平行な位置に維持され、このため、前記歯車対の間
に挿入され、歯車対の回転を生起させる切断装置からの
突出するストリップの手による引張りによって送出され
る折り畳まれた材料ストリップが剪断的に切断されるこ
とを特徴とする手拭き材料の切断装置。 - 【請求項２】金属ブレード（5,6）の刃は、歯車対の回
転軸を結ぶ線に実質的に平行な位置では連結ロッド（1
1）によって常時接触しており、前記連結ロッドの下部
は、一方の歯車対に弾力的に回動自在に装着され、前記
連結ロッドの上端は、金属ブレードの刃が互いに正対し
たときに他方の歯車対に装着された金属ブレード（５）
の下部突起（5b）と当接する凹部（11a）を有してお
り、前記当接によって前記連結ロッド及び前記金属ブレ
ードの双方のヒンジピン回りの回動が生起され、上方に
位置する他方の金属ブレード（６）のヒンジピン回りの
回動も生起されることを特徴とする請求項１に記載の切
断装置。 - 【請求項３】回動自在に装着された連結ロッド（11）
が、歯車対に正確に配置され、前記連結ロッドの上端に
凹部（11a）が設けられており、金属ブレードがその刃
の一端から他端まで完全に重なり合う回転段階において
前記凹部が金属ブレード（５）の下部突起（5b）と接触
し、それ以外の回転段階で前記下部突起が前記凹部から
脱出していることを特徴とする請求項２に記載の切断装
置。 - 【請求項４】金属ブレード（5,6）が、剪断型の切断を
行なうように互いに対向する刃（5a,6b）を有すること
を特徴とする請求項１に記載の切断装置。 - 【請求項５】金属ブレード（5,6）が湾曲した刃を有し
ており、折り畳まれたストリップの幅方向で剪断型の切
断が漸進的に行なわれるように、前記刃と金属ブレード
が枢着されるヒンジピン（7,8）との間の間隔（ｘ）
が、金属ブレードの駆動歯車（1,3）側に位置する末端
から他端まで漸減することを特徴とする請求項１に記載
の切断装置。 - 【請求項６】切断中を通じて常時接触が維持されるよう
に、金属ブレードが枢着されるヒンジピン（7,8）が横
断方向において互いに反対にわずかに傾斜していること
を特徴とする請求項１に記載の切断装置。 - 【請求項７】金属ブレードの位置及び形状は、所与の種
類の材料に対して、引張られたストリップの折り畳み部
がある幅を残して全部切断されるようなものであること
を特徴とする請求項１に記載の切断装置。 - 【請求項８】２つの歯車（2,4）間の折り畳まれた材料
ストリップの通路の間隙が、処理される材料の厚さに従
って調整自在であることを特徴とする請求項１に記載の
切断装置。 - 【請求項９】歯車（2,4）が、少なくとも片側に金属ブ
レード（5,6）が通るノッチ（2a,2b）を有しており、材
料ストリップがスリップしないで通過できるように歯車
の内面が粗面であることを特徴とする請求項１に記載の
切断装置。 - 【請求項１０】切断装置が歯車対と操作に必要なその他
の構成部材とを備えた交換可能なカセット（Ｅ）に組み
込まれ、前記カセットが、適当な開口（19）から排出さ
れる得る材料屑を収集する凹部（18）を備えることを特
徴とする請求項１に記載の切断装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| FR8903416A FR2643807B1 (fr) | 1989-03-03 | 1989-03-03 | Dispositif de coupe de materiaux d'essuyage stockes dans un appareil assurant leur distribution automatique sous la forme d'une bande etroite pliee en accordeon |
| FR8903416 | 1989-03-03 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0347217A JPH0347217A (ja) | 1991-02-28 |
| JP2931355B2 true JP2931355B2 (ja) | 1999-08-09 |
Family
ID=9379730
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2050791A Expired - Lifetime JP2931355B2 (ja) | 1989-03-03 | 1990-03-01 | 手拭き材料の切断装置 |
Country Status (14)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5135147A (ja) |
| EP (1) | EP0385894B1 (ja) |
| JP (1) | JP2931355B2 (ja) |
| KR (1) | KR0170388B1 (ja) |
| AT (1) | ATE87193T1 (ja) |
| AU (1) | AU630922B2 (ja) |
| BR (1) | BR9000994A (ja) |
| CA (1) | CA2011271C (ja) |
| DE (1) | DE69001148T2 (ja) |
| DK (1) | DK0385894T3 (ja) |
| ES (1) | ES2041165T3 (ja) |
| FR (1) | FR2643807B1 (ja) |
| PT (1) | PT93335B (ja) |
| ZA (1) | ZA901435B (ja) |
Families Citing this family (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2667854B1 (fr) * | 1990-10-12 | 1993-08-06 | Granger Maurice | Distributeur de papier essuie-mains a devidage central. |
| EP0629372A1 (en) * | 1993-06-18 | 1994-12-21 | James River Paper Company, Inc. | Shear-cutting paper towel dispenser |
| US6112631A (en) * | 1997-05-07 | 2000-09-05 | Vanalstine; Terrance L. | Mechanism for paper dispenser |
| US6314850B1 (en) | 1998-01-22 | 2001-11-13 | Perrin Manufacturing Company | Paper toweling dispensing system |
| US6591727B1 (en) | 2000-02-25 | 2003-07-15 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Recessed apparatus for cutting and dispensing a web of rolled material |
| US7347134B2 (en) | 2004-09-29 | 2008-03-25 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | No touch dispenser for sheet material with automatic advance |
| US7500420B2 (en) * | 2005-04-25 | 2009-03-10 | Perrin Manufacturing Company | Paper towel dispenser apparatus |
| ATE543733T1 (de) * | 2006-10-04 | 2012-02-15 | Pregis Innovative Packaging | Automatisierte luftpolsterabgabevorrichtung |
| FR2907654B1 (fr) | 2006-10-31 | 2010-01-29 | Georgia Pacific France | Procede, dispositif de fabrication et rouleaux associes formes de feuilles a decoupes et predecoupes alternees |
| US11297984B2 (en) * | 2006-10-31 | 2022-04-12 | Gpcp Ip Holdings Llc | Automatic napkin dispenser |
| WO2013044385A1 (en) | 2011-09-26 | 2013-04-04 | Cascades Canada Ulc | Rolled product dispenser with multiple cutting blades and cutter assembly for a rolled product dispenser |
| US10383489B2 (en) | 2012-02-10 | 2019-08-20 | Gpcp Ip Holdings Llc | Automatic napkin dispenser |
| FR3001623B1 (fr) | 2013-02-04 | 2015-08-14 | Maurice Granger | Appareil distributeur de materiaux d'essuyage mis en forme pour etre en plusieurs plis en sortie de l'appareil |
| US9604811B2 (en) | 2013-10-01 | 2017-03-28 | Georgia-Pacific Consumer Products Lp | Automatic paper product dispenser with data collection and method |
| CN110494070A (zh) | 2017-05-10 | 2019-11-22 | Gpcp知识产权控股有限责任公司 | 自动纸产品分配器及相关联的方法 |
| CN106944964B (zh) * | 2017-05-12 | 2018-08-07 | 温岭市智营电子科技有限公司 | 一种改进型多功能螺丝刀及其使用方法 |
| WO2021016047A1 (en) | 2019-07-19 | 2021-01-28 | Dispensing Dynamics International, Inc. | Dispensing systems with floating support rollers |
Family Cites Families (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US2560061A (en) * | 1946-03-06 | 1951-07-10 | Fort Howard Paper Co | Paper dispenser |
| US2873965A (en) * | 1955-06-09 | 1959-02-17 | Celanese Corp | Folding device for strip material |
| CH559377A5 (ja) * | 1972-11-02 | 1975-02-28 | Agfa Gevaert Ag | |
| CH576776A5 (en) * | 1974-04-26 | 1976-06-30 | Budmiger Hermann | Cotton wool dispenser - fitted with measuring and cutting devices refill pack and actuating member |
| GB2084626A (en) * | 1980-09-24 | 1982-04-15 | Plessey The Co & Ltd | Machine for producing pleated capacitors |
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-
1989
- 1989-03-03 FR FR8903416A patent/FR2643807B1/fr not_active Expired - Lifetime
-
1990
- 1990-02-26 ZA ZA901435A patent/ZA901435B/xx unknown
- 1990-02-26 AU AU50186/90A patent/AU630922B2/en not_active Ceased
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- 1990-03-01 DK DK90420108.4T patent/DK0385894T3/da active
- 1990-03-01 US US07/487,197 patent/US5135147A/en not_active Expired - Fee Related
- 1990-03-01 JP JP2050791A patent/JP2931355B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1990-03-01 EP EP90420108A patent/EP0385894B1/fr not_active Expired - Lifetime
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- 1990-03-01 DE DE9090420108T patent/DE69001148T2/de not_active Expired - Fee Related
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