JP2928957B2 - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JP2928957B2
JP2928957B2 JP11795991A JP11795991A JP2928957B2 JP 2928957 B2 JP2928957 B2 JP 2928957B2 JP 11795991 A JP11795991 A JP 11795991A JP 11795991 A JP11795991 A JP 11795991A JP 2928957 B2 JP2928957 B2 JP 2928957B2
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heat exchanger
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吉清 長坂
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Diesel Kiki Co Ltd
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主に車両用空調装置
に用いられる熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パラレルフロータイプの熱交換器
は、チューブとフィンとを交互に複数段積層し、積層さ
れたチューブの両端部にヘッダパイプを接続するように
したものが周知であり、かかる熱交換器の正面の形状は
一般的に略矩形状であった(例えば、特開昭63−34
466号公報参照)。
【0003】しかし、近年、車両がダウンノーズ傾向と
なるに伴い、エンジンルーム前方の上下寸法が縮小化さ
れているため、エンジンルーム前方に熱交換器を配設す
るには、ヘッドライトや配管類等により熱交換器下部両
隅部に制約を受ける場合が多くなった。この場合、熱交
換器を小型化すれば配設が容易となるが、熱交換器の正
面面積を縮小させると、熱交換能力が低下するという不
具合がある。
【0004】かかる問題の対処を図って、熱交換器を矩
形状でない異形状に形成し、熱交換能力を低下せしめず
に設置可能とした熱交換器が、例えば、実開平1−16
1106号公報及び特開平2−37287号公報に開示
されている。
【0005】上記第1の先行技術は、両端のヘッダパイ
プを複数に分割し、長さの異なるチューブを適宜に組み
合わせて熱交換器の形状を所望する異形状に形成するも
のであった。
【0006】また、上記第2の先行技術は、ヘッダパイ
プの両端部を曲折すると共に、その曲折した部分に対応
するチューブの長さを他のチューブよりも適宜に短く設
定し成り、熱交換器の四隅をなくして異形状に形成する
ものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記第
1の先行技術は、ヘッダパイプを複数に分割する構造で
あり、そのヘッダパイプの分割部分におけるチューブの
間はフィンのみにより支持されるものであるから、強度
不足であり、熱交換器の組付(ろう付け)時に変形しや
すいという不具合があった。
【0008】また、前記第2の先行技術は、ヘッダパイ
プの曲折が難しいと共に、ヘッダパイプを曲折しても所
望する形状の熱交換器を得られるとは限らず、さらに、
ヘッダパイプの曲折に伴って数種類の長さのチューブを
用意しなければならないからコスト的にも問題があり、
実用に適さないものであった。
【0009】そこで、この発明は上記問題点を解消し、
強度を有し、且つ所望の形状が適宜に得られるように図
った熱交換器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明に係る熱交換器は、チューブとフィンとを
交互に複数段積層し、積層された各チューブの両端部を
ヘッダパイプに接続し、このヘッダパイプの内部に適宜
な数の仕切部材を配して複数のパスを持つフローパター
ンを形成して成る主熱交換器と、前記主熱交換器に比し
てヘッダパイプ間の長さを短く設定して成り、冷媒の流
れの最後のパスとする少なくとも1つ以上の従熱交換器
と、前記主熱交換器のヘッダパイプと従熱交換器のヘッ
ダパイプに各々設けられ、主熱交換器と従熱交換器とを
連結するブラケットと、前記主熱交換器の冷媒の流れの
フローパターンの最後のパスを構成するヘッダパイプと
従熱交換器のヘッダパイプとの間を接続する接続パイプ
とを具備して成るものである。
【0011】
【作用】したがって、ヘッダパイプに設けたブラケット
を介して主従の熱交換器が連結され、主熱交換器は複数
のパスを持つフローパターンを持っており、この熱交換
器の最終のパスを構成するヘッダパイプと従熱交換器の
ヘッダパイプとの間を接続パイプにて接続した構成か
ら、パラレルフロータイプの最終パスを従熱交換器に担
わせることが出来るようになり、熱交換面積の少ない従
熱交換器を最終段のパスに設定するに好都合であると共
に、各主従の熱交換器を構成するチューブの長さを適宜
に設定することで熱交換器の大きさが任意に可変され、
これらの主従の熱交換器を組み合わせることで所望の形
状の熱交換器を構成することができ、且つ主従の熱交換
器のヘッダパイプは接続パイプを介して接続されるもの
であり、これらにより上記課題を解決することができ
る。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面により説明す
る。
【0013】図1乃至図7において、パラレルフロータ
イプの熱交換器は、各ヘッダパイプ間の長さが異なる主
及び従の熱交換器1,2を組み合わせて基本的に構成さ
れている。
【0014】主熱交換器1は、偏平状のチューブ4とフ
ィン5とを交互に複数段積層し、積層されたチューブ4
の両端部を一対のヘッダパイプ6,7に接続して構成さ
れている。
【0015】チューブ4は、略矩形状のもので、例えば
図3に示すように、押出成形により内部に複数の流路1
0が形成された押出成形チューブより成り、その両端は
図4に示すように、下記するヘッダパイプ6,7のチュ
ーブ挿入孔11に挿入されている。
【0016】ヘッダパイプ6,7は、略円筒状のもの
で、図1及び図5に示されるように、略半円筒状のヘッ
ダパイプ構成部材13,14を接合して構成されてお
り、かかるヘッダパイプ6,7の両端の開口部はキャッ
プ16,17により閉塞されている。このキャップ1
6,17のうち、上部に配された一方のキャップ16に
は、熱交換器を車両に固定するためのブシュ18が設け
られている。また、このヘッダパイプ6,7の所定位置
には、図1及び図5に示されるように、該ヘッダパイプ
6,7内を仕切る仕切部材20,21が突起20a,2
1a,20b,21bを介して介挿されていると共に、
一方のヘッダパイプ6の上方部に、流体の吸入口23が
開口されている。そして、このヘッダパイプ6,7の下
方の所定位置には、下記する従熱交換器2を連結するた
めの螺子通孔24が穿設された略L字状のブラケット2
5,26がろう付けによって固定されるようになってい
る。又、ヘッダパイプ6の上方には、熱交換器を車両に
固定するための螺子通孔27aを有するブラケット27
が固定されるようになっている。
【0017】尚、上記主熱交換器1の積層方向両端には
端板28,29が配設されており、該端板28,29
は、主熱交換器1の補強をなすようになっている。ま
た、ヘッダパイプ7の下方のキャップ17にはパイプ接
続孔17aが設けられ、このパイプ接続孔17aには、
主熱交換器1のヘッダパイプ7と従熱交換器2のヘッダ
パイプ36とを連通(接続)するための接続パイプ30
がトウチろう付け等によって接続されるようになってい
る。この接続パイプ30の固定は、主熱交換器1の組み
付け(ろう付け)後においてなされる。
【0018】従熱交換器2は、ヘッダパイプ間の長さを
縮小すると共に、チューブの積層枚数を減らして上記主
熱交換器1を小型化したものであり、上記チューブ4よ
りも長手方向の長さを短くしたチューブ32(上記チュ
ーブ4と内部構造が同じである複数の流路が形成された
押出成形チューブである)とフィン33とを交互に複数
段積層すると共に、積層されたチューブ32の両端部を
下記する一対のヘッダパイプ35,36に接続して構成
されている。
【0019】ヘッダパイプ35,36は、前記主熱交換
器1のヘッダパイプ6,7の長さを縮小したものであ
り、略円筒状をなし、ヘッダパイプ構成部材38,39
を接合して構成され、その両端の開口部はキャップ40
によって閉塞されるようになっている。このヘッダパイ
プ35,36内には仕切りが配されないが、一方のヘッ
ダパイプ35には流体の排出口42が開口され、他方の
ヘッダパイプ36には接続パイプ30を接続するための
パイプ接続孔43が開口されている。そしてこのヘッダ
パイプ35,36の上方の所定位置には、この従熱交換
器2を前記主熱交換器1に連結するための螺子通孔45
が穿設された略L字状のブラケット46,47がろう付
けによって固定されるようになっている(図7参照)。
【0020】尚、上記従熱交換器2の積層方向両端には
端板50,51が配設されており、該端板50,51
は、従熱交換器2の補強をなすようになっている。そし
て一方の端板51は、略L字状に曲折されており、この
端板51の所定位置の2箇所には熱交換器を車両に固定
するための取付孔53,53が穿設されている。
【0021】上記構成における主熱交換器1及び従熱交
換器2は、各々個別に組み付けられて、個別にろう付け
がなされる。
【0022】しかるに、かかる主熱交換器1及び従熱交
換器2を連結して熱交換器を構成するには、下記する手
順による。
【0023】主熱交換器1及び従熱交換器2を連結する
には、該主熱交換器1及び従熱交換器2のヘッダパイプ
6,7及び35,36に固定されたブラケット25,2
6とブラケット46,47とをボルト55とナット56
とで締め付ける(図1及び図7参照)。これにより、主
及び従熱交換器1,2の双方は変形することなく連結さ
れ、連結された後は、このブラケット25,26とブラ
ケット46,47とによって主及び従熱交換器1,2間
の補強がなされる。なお、ブラケット間の連結は、リベ
ット又はスポット溶接等で行ってもよく、特に限定はし
ない。
【0024】主及び従熱交換器1,2をブラケットを介
して連結した後は、主熱交換器1のヘッダパイプ7と従
熱交換器2のヘッダパイプ36とを接続パイプ30を介
して接続する。この接続パイプ30は、その両端が主熱
交換器1のキャップ17に形成のパイプ接続孔17aと
従熱交換器2のヘッダパイプ36に形成のパイプ接続孔
43とに、例えばトウチろう付け等によって接続される
ものである。
【0025】以上の如くに組み付けられた熱交換器は、
主熱交換器1に設けたブシュ18及びブラケット27
と、従熱交換器2に設けた取付孔53,53を介して車
両のエンジンルーム内に装着される。そしてかかる構成
により、吸入口23から主熱交換器1のヘッダパイプ6
に流入された流体は、仕切部材20より上方の各チュー
ブ4内を流れ、ヘッダパイプ7に至り、該ヘッダパイプ
7から仕切部材21より上方の各チューブ4内を流れ、
再びヘッダパイプ6に至り、該ヘッダパイプ6から下方
の段の各チューブ4内を流れてヘッダパイプ7に集めら
れ、そこから接続パイプ30を介して従熱交換器2のヘ
ッダパイプ36に流入され、該従熱交換器2の各チュー
ブ32内を流れた後、ヘッダパイプ35に集められて排
出口42から排出される所謂4パスのフローパターンを
移動するもので、各チューブ内を流れている間に外部の
空気との間で熱交換がなされるようになっている。
【0026】しかるに、上記構成における熱交換器は、
ヘッダパイプ間の長さが異なる主及び従熱交換器1,2
を個別に構成し、この主及び従熱交換器1,2をブラケ
ット25,26及び46,47を介して連結するもので
あるから、熱交換器を適宜な形状に設定することができ
て、車両のスペースに制約がある場合にあってもその取
付が容易にできると共に、主及び従熱交換器1,2間の
補強が十分になされ、組付時及び組付後に熱交換器が変
形することが防止できる。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
ヘッダパイプ間の長さが異なる主及び従熱交換器を個別
に構成し、この主及び従熱交換器をブラケットを介して
連結して冷媒の流れが複数のパスを持つフローパターン
の一つの熱交換器を構成するものであり、最終段のパス
を従熱交換器に担わせることができ、熱交換面積の少な
い従熱交換器を最終段のパスに設定するに好都合である
し、また熱交換器を適宜な形状に設定することができ
て、車両のスペースに制約がある場合にあってもその取
付が容易にできると共に、主及び従各熱交換器間の補強
が十分になされ、組付時及び組付後に熱交換器が変形す
ることが防止できる。
【0028】また、主及び従熱交換器間を連結するブラ
ケットの形状を適宜に変更することで、主熱交換器に対
する従熱交換器の角度を自由に設定することができ、熱
交換器を異形状にする範囲を拡大することができるとい
う利点を有する。
【0029】さらに、主及び従熱交換器は個別に組み付
けられるものであるから、自動組立に適し、組み付けに
かかる作業性を向上させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例に係る熱交換器の正面図であ
る。
【図2】同上の熱交換器の側面図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】図2のC−C線断面図である。
【図6】図2のD−D線断面図である。
【図7】図1のE−E線断面図である。
【符号の説明】
1 主熱交換器 2 従熱交換器 4,32 チューブ 5,33 フィン 6,7,35,36 ヘッダパイプ 25,26,35,36 ブラケット 30 接続パイプ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チューブとフィンとを交互に複数段積層
    し、積層された各チューブの両端部をヘッダパイプに接
    続し、このヘッダパイプの内部に適宜な数の仕切部材を
    配して複数のパスを持つフローパターンを形成して成る
    主熱交換器と、 前記主熱交換器に比してヘッダパイプ間の長さを短く設
    定して成り、冷媒の流れの最後のパスとする少なくとも
    1つ以上の従熱交換器と、 前記主熱交換器のヘッダパイプと従熱交換器のヘッダパ
    イプに各々設けられ、主熱交換器と従熱交換器とを連結
    するブラケットと、 前記主熱交換器の冷媒の流れのフローパターンの最後の
    パスを構成するヘッダパイプと従熱交換器のヘッダパイ
    プとの間を接続する接続パイプとを具備して成ることを
    特徴とする熱交換器。
JP11795991A 1991-04-22 1991-04-22 熱交換器 Expired - Lifetime JP2928957B2 (ja)

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