JP2926806B2 - サーマルインクジェットヘッド - Google Patents

サーマルインクジェットヘッド

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JP2926806B2 JP32389489A JP32389489A JP2926806B2 JP 2926806 B2 JP2926806 B2 JP 2926806B2 JP 32389489 A JP32389489 A JP 32389489A JP 32389489 A JP32389489 A JP 32389489A JP 2926806 B2 JP2926806 B2 JP 2926806B2
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、サーマルインクジェットヘッド、特に長尺
型のサーマルインクジェットヘッドに関するものであ
る。
(従来の技術) 長尺型サーマルインクジェットヘッドは、プリンタシ
ステムの高速化等の点で、短尺型のヘッドに比較して優
位である。従来の長尺型ヘッドは、短尺型ヘッドを長手
方向に並べて貼り合わせる方法により作成されていた。
第4図は、従来の短尺型インクジェットヘッドを用いて
長尺型インクジェットヘッドの作製方法を示すものであ
る。第4図において、(A)図は、チャンネルプレー
ト、(B)図は、ヒータープレートの斜視図であり、
(C)図は、両者を貼り合わせた長尺型インクジェット
ヘッドの一部分としての短尺型のヘッドの斜視図であ
る。図中、1はチャンネルプレート、2はヒータープレ
ートで、チャンネルプレート1は、基板3にインクの突
出方向を規定するための一定サイズの溝4を設けて構成
されており、ヒータープレート2は、基板5のチャンネ
ルプレート1の溝4に対応する部位に、ヒーター6を設
けて構成されている。これら2枚のプレートを貼り合わ
せ(C)図に示すような短尺のヘッドが形成される。上
述した基板3,5は、各々Siウエハで作られており、それ
をウエハ状態で貼り合わせた後、支持板7の上に並べて
貼り合わせていた。したがって、長尺化を図ると、チャ
ンネルプレート、ヒータープレートのサイズが大きいも
のが必要となる。チャンネルプレートは、その作製プロ
セスが容易なため、プレートサイズの増大に対し、良品
率が低下することはほとんどない。しかしながら、ヒー
タープレートは作製プロセスがLSIの作製プロセスと同
等以上の技術レベル、ならびに工程数を必要とするた
め、サイズの増大は、その良品率を著しく低下させる。
したがって、(D)図に示すように、短尺のヘッドを複
数個並べて長尺の支持体7の上に長手方向に並べて貼り
合わせる方法がとられていた。しかしながら、この方法
によると、インク突出方向を規定するチャンネルプレー
トのアライメント及び貼り合わせのズレのため、ヘッド
ごとにインクの吐出方向に方向バラツキを生ずる問題が
あった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、複数個のヘットを支持体の上に長手方向に
並べて貼り合わせて構成した従来のサーマルインクジェ
ットヘッドにおいて、ヘッドごとにインクの突出方向に
バラツキが生ずる問題点を解決するためになされたもの
で、1枚のチャンネルプレートにチャンネルプレートよ
り短い複数枚のヒータープレートを並べて配置すること
によって、1枚のチャンネルプレートに形成されたイン
ク吐出溝に依存してインクの突出方向を決定できるサー
マルインクジェットヘッドを提供することを目的とする
ものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、インク吐出溝を有する1枚のチャンネルプ
レートにヒーターを有する複数枚のヒータープレートを
前記インク吐出溝と前記ヒーターとを対向するように配
置したサーマルインクジェットヘッドにおいて、前記ヒ
ータープレートのヒーターが並ぶ方向の長さは、前記チ
ャンネルプレートのインク吐出溝が並ぶ方向の長さより
短く、かつ、前記ヒータープレートの複数枚は、ヒータ
ーの並ぶ方向に並べられて配置されていることを特徴と
するものである。
チャンネルプレートの長さは、プリントする用紙の紙
幅に対応させることができる。
チャンネルプレートは、Si、もしくは、Siプレートに
それ以外のプレートの重ねて形成することができる。
チャンネルプレートの基板は、CZ法のSi結晶引き上げ
軸を含む{100}面、もしくは、それに平行な面でスラ
イスされたプレートにより作成することができる。
この場合、結晶引き上げ軸は、<110>軸とすること
ができる。
ヒーターを有する複数枚のヒータープレートに対向さ
せたインク突出溝を有する1枚の長尺のチャンネルプレ
ートを、複数用いてさらに長尺のサーマルインクジェッ
トヘッドを構成してもよい。
(作 用) 本発明は、チャンネルプレートを長尺のものとし、こ
れに短尺のヒータープレートを貼り合わせるもので、イ
ンクの突出方向は1枚のチャンネルプレートで定まるた
め、短尺のヘッドを並べて張り合わせた場合の突出方向
のバラツキが生じることがない。
(実施例) 第1図は、本発明のサーマルインクジェットヘッドの
一実施例の長尺型サーマルインクジェットヘッドを説明
するためのものである。(A)図は、チャンネルプレー
トの一部の斜視図、(B)図は、ヒータープレートの斜
視図、(C)図は、長尺ヘッドの一部の斜視図である。
第4図と同様な部分には同じ符号を付してある。チャン
ネルプレート1は長尺のものであり、その上に従来のよ
うな短尺のヒータープレート2を貼り合わせて構成され
る。したがって、チャンネルプレートは長尺のものを用
いるから、チャンネル溝はすべてにわたって均一に作成
でき、ヒータープレートの位置合わせもさほどの厳密さ
を要求しないから組み立ても容易となる。
サーマルインクジェットヘッドの長さを、印字する用
紙の紙幅とすると、印字の際にヘッドを移動する必要が
ないから、高速印字が可能となる。あるいは、用紙を固
定して、ヘッドを移動するようにすれば、X−Y記録を
行なうこともできる。
なお、より長尺のサーマルインクジェットヘッドを構
成する場合は、上述した長尺型のものを複数用い、基板
に固定するようにしてもよい。
チャンネルプレートの製法を第2図により説明する。
(A)図に示すようにSi基板21上に熱酸化膜22を約5000
Åの厚みに成長させ、フォト・リソグラフィにより短尺
寸法のヒータープレート用のアライメントマーク及びチ
ャンネル溝4を開口したレジストパターン23を形成し、
開口部の熱酸化膜22をエッチングして(B)図のよう
に、溝が形成される部分の熱酸化膜を除去する。つぎ
に、KOH溶液中で異方性エッチングを行ない、(C)図
のように、上記のパターンの溝24をSi基板上に形成し、
熱酸化膜22を除いて、(D)図のチャンネルプレートを
得る。次に、あらかじめダイシンクされた短尺ヒーター
プレート2を長尺のチャンネルプレートのマークを基準
としてアライメントし、貼り合わせていく。この時、ヒ
ータープレートのノズル面(インクが突出する側の面)
は、実際の位置まで少なくとも数百μm程度の切りしろ
をもったところで仮ダイシングされているものとする。
貼り合わせた後、ヒータープレート及びチャンネルプレ
ートのノズル面側を一度ダイシンクし、ノズル面を形成
する。また、他の面を同時にカットし、分離し、長尺ヘ
ッドを完成する。
なお、チャンネルプレートは、Si、もしくは、Siプレ
ートにそれ以外のプレートを重ねて形成することができ
る。
第3図は、Si基板の製法を説明するための概略図であ
る。(A)図に示すように、<110>を結晶引き上げ軸
とする。Siインゴット31を用い、軸に垂直な面でカット
する。次に、例えばX線回折法により、結晶軸を含む
{100}面を求め、スライスして(B)図に示すような
基板32が得られる。このようにして形成されたSi基板
は、<100>で囲まれた{100}面を有する長方形基板と
なる。この長方形基板の長手方向は、引き上げ軸と平行
になるため、その長さを自在にでき、長尺ヘッド用のチ
ャンネルプレート基板の長いものが作製できる。しか
も、上記方法を用いると、従来からのKOHによるチャン
ネル形成法をそのまま適用できる利点がある。つまり、
この矩形ウエハは、<110>で囲まれているため、KOHに
よるチャンネルは、縦横に走り、かつ、面方位が{10
0}であるため、このチャンネルの形状は、(C)図に
示すように、従来通りのV形の溝となる。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、サ
イズの増大によって著しく歩留まりが低下するヒーター
プレートを、従来の高い歩留まりに保ちつつ、かつ、イ
ンク突出方向を規定するチャンネルプレートを長尺方向
に一体で形成するため、インクの突出方向が1枚のチャ
ンネルプレートにおけるインク吐出溝の方向で決まり、
短尺のヘッドを並べて張り合わせた場合の突出方向のバ
ラツキが生じることがないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のサーマルインクジェットヘッドの一
実施例を示すもので、(A)図はチャンネルプレート、
(B)図はヒータープレート、(C)図は両者を貼り合
わせたサーマルインクジェットヘッドの一部分の各斜視
図、第2図は、チャンネルプレートの製造工程の説明
図、第3図は、チャンネルプレートの基板の製造工程の
説明図、第4図は、従来の長尺型サーマルインクジェッ
トヘッドの一例を示すもので、(A)図はチャンネルプ
レート、(B)図はヒータープレート、(C)図は両者
を貼り合わせた短尺型サーマルインクジェットヘッド、
(D)図は長尺型サーマルインクジェットヘッドの一部
分の各斜視図である。 1……チャンネルプレート、2……ヒータープレート、
3……基板、4……溝、5……基板、6……ヒーター。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インク吐出溝を有する1枚のチャンネルプ
    レートにヒーターを有する複数枚のヒータープレートを
    前記インク吐出溝と前記ヒーターとを対向するように配
    置したサーマルインクジェットヘッドにおいて、前記ヒ
    ータープレートのヒーターが並ぶ方向の長さは、前記チ
    ャンネルプレートのインク吐出溝が並ぶ方向の長さより
    短く、かつ、前記ヒータープレートの複数枚は、ヒータ
    ーの並ぶ方向に並べられて配置されていることを特徴と
    するサーマルインクジェットヘッド。
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SG44309A1 (en) * 1994-03-04 1997-12-19 Canon Kk An ink jet recording apparatus
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JP2000351217A (ja) * 1999-06-11 2000-12-19 Hitachi Koki Co Ltd インクジェットヘッドの製造方法

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