JP2926578B1 - 移動通信システム及び移動通信システムにおける基地局送信電力制御方法 - Google Patents

移動通信システム及び移動通信システムにおける基地局送信電力制御方法

Info

Publication number
JP2926578B1
JP2926578B1 JP10130422A JP13042298A JP2926578B1 JP 2926578 B1 JP2926578 B1 JP 2926578B1 JP 10130422 A JP10130422 A JP 10130422A JP 13042298 A JP13042298 A JP 13042298A JP 2926578 B1 JP2926578 B1 JP 2926578B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base station
communication system
mobile communication
station device
transmission power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10130422A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11331926A (ja
Inventor
厚 齊藤
Original Assignee
埼玉日本電気株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 埼玉日本電気株式会社 filed Critical 埼玉日本電気株式会社
Priority to JP10130422A priority Critical patent/JP2926578B1/ja
Priority to EP99109556A priority patent/EP0957593A3/en
Priority to KR1019990016878A priority patent/KR19990088203A/ko
Priority to CN99107280A priority patent/CN1235497A/zh
Priority to BR9901957-4A priority patent/BR9901957A/pt
Application granted granted Critical
Publication of JP2926578B1 publication Critical patent/JP2926578B1/ja
Publication of JPH11331926A publication Critical patent/JPH11331926A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/30TPC using constraints in the total amount of available transmission power
    • H04W52/36TPC using constraints in the total amount of available transmission power with a discrete range or set of values, e.g. step size, ramping or offsets
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/38TPC being performed in particular situations
    • H04W52/40TPC being performed in particular situations during macro-diversity or soft handoff
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/38TPC being performed in particular situations
    • H04W52/50TPC being performed in particular situations at the moment of starting communication in a multiple access environment
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/08Access point devices

Abstract

【要約】 【課題】 移動端末の近辺において基地局装置が運用を
開始する場合においても、呼切断を生じさせずにハンド
オフ制御を行う。 【解決手段】 基地局装置内に可変の減衰量によって送
信信号を減衰させる可変アッテネータ55を設け、基地
局装置の運用が開始される際に可変アッテネータ55の
減衰量を最大とし、その後減衰量を徐々に小さくし、そ
れにより、基地局装置の運用が開始される際に送信電力
を最小とし、その後送信電力を徐々に大きくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動通信システム
に関し、特に、複数の移動端末との間で回線を設定して
通信を行う基地局装置に関する。
【0002】
【従来の技術】IS−95システムにおいては、通話中
の移動端末は、複数の基地局装置との間で同一の周波数
を用いて通信を行っている。また、各基地局装置が実際
に移動端末と通信を行うことができる領域は広く設定さ
れており、移動端末がある基地局装置との間で通信を行
うことができるエリアと他の基地局装置との間で通信を
行うことができるエリアとが交わる領域が存在してい
る。
【0003】そのため、移動端末がある基地局装置との
間で通信を行うことができるエリアと他の基地局装置と
の間で通信を行うことができるエリアとが交わる領域に
おいては、移動端末が複数の基地局装置との間で通信を
行うことととなり、ソフトハンドオフあるいはソフター
ハンドオフと呼ばれている。
【0004】図8は、従来の移動通信システムにおける
ソフトハンドオフを説明するための図であり、図9は、
図8に示した移動通信システムにおけるソフトハンドオ
フ手順を示す図、図10は、図8に示した移動通信シス
テムにおけるソフトハンドオフ削除手順を示す図であ
る。
【0005】図8に示すように、移動端末110が、基
地局装置120aのセル130a内に存在して基地局装
置120aからサービスを受けている状態において、基
地局装置120bのセル130b方向に移動する場合を
考える。
【0006】移動端末110が基地局装置120aから
遠ざかっていき、基地局装置120bに近付いていく
と、移動端末110における基地局装置120aから送
信されたパイロット信号の受信信号強度が徐々に弱くな
っていくとともに、移動端末110における基地局装置
120bから送信されたパイロット信号の受信信号強度
が徐々に強くなっていく。
【0007】移動端末110においては基地局装置12
0a,120bから送信されたパイロット信号の受信信
号強度が周期的に測定されており、基地局装置120b
から送信されたパイロット信号の受信信号強度が予め決
められたしきい値を超えると、図9に示すように、移動
端末110から基地局装置120aに対してハンドオフ
要求であるPilot Strength Measurement Messageが送出
される。
【0008】移動端末110から送出されたPilot Stre
ngth Measurement Messageが基地局装置120aにて受
信されると、基地局装置120aから移動端末110に
対してHandoff Direction Messageが送出され、基地局
装置120bにソフトハンドオフを行うように指示が行
われる。
【0009】基地局装置120aから送出されたHandof
f Direction Messageが移動端末110にて受信される
と、移動端末110から基地局装置120aに対してHa
ndoff Completion Messageが送出され、それにより、移
動端末110は基地局装置120bとの間でも通信を行
うことができる状態となる。
【0010】ここで、移動端末110から基地局装置1
20aに対して送出されたハンドオフ要求においては、
ネットワーク(不図示)を介して基地局装置120aか
ら基地局装置120bに通知される。
【0011】すると、この時点では、移動端末110
は、基地局装置120a,120bの両方との間で通信
を行うことができる。
【0012】その後、移動端末110がさらに、基地局
装置120aから遠ざかって、移動端末110における
基地局装置120aから送信されたパイロット信号の受
信信号強度がさらに弱くなっていき、基地局装置120
aから送信されたパイロット信号の受信信号強度が予め
決められたしきい値以下となると、図10に示すよう
に、移動端末110から基地局装置120a,120b
に対してPilot StrengthMeasurement Messageが送出さ
れる。
【0013】移動端末110から送出されたPilot Stre
ngth Measurement Messageが基地局装置120a,12
0bにて受信されると、基地局装置120a,120b
において、移動端末110に対してHandoff Direction
Messageを送出し、それにより、基地局装置120aと
の接続を削除する制御が行われる。
【0014】基地局装置120a,120bから送出さ
れたHandoff Direction Messageが移動端末110にて
受信されると、移動端末110から基地局装置120
a,120bに対してHandoff Completion Messageが送
出され、その後、移動端末110と基地局装置120a
との間の通信が停止され、移動端末110は基地局装置
120bとの間で通信を行うようになる。
【0015】なお、移動端末110が基地局装置120
a,120bの両方との間で通信を行うことができる領
域は、セル130aとセル130bとが交わる領域であ
るエリア140である。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ここで、IS−95シ
ステムのサービスが行われている地域で、新たに基地局
装置が運用を開始する場合について考える。
【0017】図11は、図8に示した移動通信システム
において新たに1つの基地局装置が運用を開始する場合
の動作を説明するための図である。
【0018】図11に示すように、図8に示したセル1
30aに隣接する地域において新たに基地局装置120
cが運用を開始する場合、基地局装置120cからは瞬
間的にパイロット信号及びSYNCチャネルが送出され
るため、基地局装置120cの近辺に移動端末110が
存在した場合、移動端末110において非常に強い受信
電力で基地局装置120cからのパイロット信号を受信
することになる。そのため、基地局装置120cから送
出されたパイロット信号が移動端末110と基地局装置
120aとの間の下り信号に干渉を与えてしまう。
【0019】ここで、移動端末110にて受信された基
地局装置120cからのパイロット信号が予め決められ
たしきい値を超えた場合、移動端末110において基地
局装置120aから基地局装置120cへのハンドオフ
が行われるが、ハンドオフの追加手順は図9に示したよ
うに、移動端末110と移動端末120aとの間で行わ
れているため、上述したように基地局装置120cから
送出されたパイロット信号が移動端末110と基地局装
置120aとの間の下り信号に干渉を与えた場合、移動
端末110に基地局装置120aからの下り信号が届か
なくなり、呼切断が生じてしまう虞れがある。
【0020】以下に、上述した動作について図面を参照
して説明する。
【0021】図12は、図11に示した基地局装置12
0a,120cの送信電力を示す図であり、図13は、
図11に示した移動端末110における基地局装置12
0a,120cからの受信電界を示す図であり、図14
は、図11に示した移動端末110における基地局装置
120a,120cから送出されたパイロット信号のE
c/Ioを示す図である。
【0022】基地局装置120cの送信電力は図12に
示すように、基地局装置120cの運用開始とともに所
定のレベルに達する。
【0023】すると、移動端末110における基地局装
置120cからの受信電界は図13に示すように、基地
局装置120aからの受信電界よりも大きくなり、ま
た、移動端末110における基地局装置120cから送
出されたパイロット信号のEc/Ioは図14に示すよ
うに、ハンドオフしきい値となるT−ADDを大きく超
えるようになる。
【0024】ここで、図11に示すように移動端末11
0が基地局装置120cの近くに存在する場合、移動端
末110における基地局装置120cから送出されたパ
イロット信号のEc/Ioが大きくなると同時に、移動
端末110における基地局装置120aから送出された
パイロット信号のEc/Ioがしきい値T−DROPを
下回ってしまう。
【0025】ここで、ハンドオフの追加手順は図9に示
したように、移動端末110と移動端末120aとの間
で行われているため、移動端末110における基地局装
置120aから送出されたパイロット信号のEc/Io
がしきい値T−DROPを下回った場合、基地局装置1
20aからの下りの制御信号が移動端末110に全く届
かなくなり、移動端末110はそのまま呼切断となって
しまう。
【0026】本発明は、上述したような従来の技術が有
する問題点に鑑みてなされたものであって、移動端末の
近辺において新たに基地局装置が運用を開始する場合に
おいても、呼切断を生じさせずにハンドオフ制御を行う
ことができる移動通信システム及び移動通信システムに
おける基地局送信電力制御方法を提供することを目的と
する。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、複数のセルと、該複数のセルのそれぞれに
配置された基地局装置と、前記セル内に存在し、1つま
たは複数の前記基地局装置との間で回線を設定して通信
を行う端末とを有してなる移動通信システムにおいて、
前記基地局装置は、運用を開始する際に送信電力を最小
とし、その後前記送信電力を徐々に大きくすることを特
徴とする。
【0028】また、前記基地局装置は、可変の減衰量に
よって送信信号を減衰させる減衰手段を有することを特
徴とする。
【0029】また、前記基地局装置は、前記減衰量を制
御する制御手段を有し、該制御手段は、前記基地局装置
の運用が開始される際に前記減衰量を最大とし、その後
前記減衰量を徐々に小さくすることを特徴とする。
【0030】また、前記基地局装置は、送信信号の振幅
を制御する振幅制御手段を有することを特徴とする。
【0031】また、前記基地局装置は、前記振幅制御手
段の動作を制御する制御手段を有し、該制御手段は、前
記基地局装置の運用が開始される際に前記送信信号の振
幅を最小とし、その後前記送信信号の振幅を徐々に大き
くすることを特徴とする。
【0032】また、複数のセルと、該複数のセルのそれ
ぞれに配置された基地局装置と、前記セル内に存在し、
1つまたは複数の前記基地局装置との間で回線を設定し
て通信を行う端末とを有してなる移動通信システムにて
前記基地局装置の送信電力を制御する移動通信システム
における基地局送信電力制御方法において、前記基地局
装置の運用が開始される際に該基地局装置の送信電力を
最小とし、その後前記送信電力を徐々に大きくすること
を特徴とする。
【0033】(作用)上記のように構成された本発明に
おいては、基地局装置の運用が開始される際に該基地局
装置の送信電力を最小とし、その後送信電力が徐々に大
きくなるように制御されるので、基地局装置の運用が開
始される際にその基地局装置の近くに存在する端末にて
該基地局装置から送出されたパイロット信号が強い受信
電力で受信されることがなくなる。
【0034】それにより、端末の近辺において基地局装
置の運用が開始される際に、端末が今まで通信を行って
いた基地局装置からの下り信号が端末に届かなくなるこ
とがなくなり、端末において該基地局装置を通じて呼切
断を生じさせずにハンドオフが行われる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0036】図1は、本発明の移動通信システムの実施
の一形態を示す図である。
【0037】図1に示すように本形態においては、サー
ビスエリア内に、セル30aをサービスエリアとする基
地局装置10aと、セル30bをサービスエリアとする
基地局装置10bとが設けられ、それにより、サービス
エリアが複数のセル30a,30bに分割されている。
また、セル30a内に移動端末10aが存在し、セル3
0a,30bが交わるエリアの基地局装置20aよりも
基地局装置20bに近い位置に移動端末10bが存在し
ている。さらに、基地局装置20a,20bはそれぞ
れ、サービスエリア外に設けられた制御局50に接続さ
れており、制御局50は他の制御局からなる通信網(不
図示)に接続されている。
【0038】なお、図1においては、2つの基地局装置
20a,20b及びそれによる2つのセル30a,30
b、並びに2つの移動端末10a,10bしか図示され
ていないが、本形態においては、基地局装置が多数設け
られ、また、それぞれのセル内には移動端末が多数存在
しているものとする。
【0039】図2は、図1に示した基地局装置20a,
20bの構成例を示すブロック図である。
【0040】本形態における基地局装置は図2に示すよ
うに、電波を送受信するためのアンテナ21と、移動端
末10a,10bから送信された信号をアンテナ21を
介して受信する受信部23と、受信部23にて受信され
た信号及びアンテナ21を介して送信される信号のベー
スバンド処理を行う複数のベースバンド処理部24−1
〜24−nと、ベースバンド処理部24−1〜24−n
にてベースバンド処理された信号を加算、変調及び増幅
して出力する送信部25と、送信部25から出力される
信号の電力を制御する制御部26と、制御局50とのイ
ンタフェースを行う上位局インタフェース部27とから
構成されており、アンテナ21と受信部23及び送信部
25とは共用器22を介して接続されている。
【0041】図3は、図2に示した送信部25の実施の
一形態を示す図である。
【0042】本形態は図3に示すように、ベースバンド
処理部24−1〜24−nにてベースバンド処理された
信号を加算して出力する加算器51と、加算器51から
出力された信号をアナログ信号に変換して出力するD/
A変換器52と、D/A変換器52から出力された信号
を増幅して出力するアンプ53と、アンプ53から出力
された信号を高調波信号に変調して出力する変調器54
と、変調器54から出力された信号を制御部26にて制
御される減衰量によって減衰させて出力する可変アッテ
ネータ55と、可変アッテネータ55から出力された信
号を増幅して共用器22に対して出力するアンプ56と
から構成されている。
【0043】上記のように構成された基地局装置におい
ては、ベースバンド処理部24−1〜24−nにてベー
スバンド処理された信号が加算器51にて加算され、D
/A変換器52にてアナログ信号に変換される。
【0044】アナログ信号に変換された信号は、アンプ
53にて増幅され、変調器54にて高調波信号に変換さ
れる。
【0045】その後、高調波信号に変換された信号は可
変アッテネータ55において制御部26により制御され
る減衰量によって減衰され、アンプ56にて再度増幅さ
れて共用器22に対して出力される。
【0046】以下に、上記のように構成された移動通信
システムにおいて基地局装置20bが運用を停止してい
た後、運用を再開した場合の動作について説明する。
【0047】図4は、図1及び図2に示した基地局装置
20a,20bの送信電力を示す図であり、図5は、図
1に示した移動端末10における基地局装置20a,2
0cからの受信電界を示す図であり、図6は、図1に示
した移動端末10における基地局装置20a,20cか
ら送出されたパイロット信号のEc/Ioを示す図であ
る。
【0048】基地局装置20bの運用が開始される際、
制御部26によって可変アッテネータ55の減衰量が最
大値に設定される。
【0049】その後、制御部26の制御によって可変ア
ッテネータ55の減衰量が徐々に小さくされていき、最
終的に、基地局装置20bの送信電力が規定値となるよ
うな減衰量に設定される。
【0050】それにより、図4に示すように、基地局装
置20bの送信電力は、基地局装置20bの運用が開始
された直後は非常に小さく、その後、徐々に大きくな
り、最終的に規定値となるように制御される。
【0051】また、図5に示すように、移動端末10に
おける基地局装置20bからの受信電界も、基地局装置
20bの運用が開始されてから徐々に大きくなってい
き、基地局装置20aからの受信電界よりも大きくな
る。
【0052】移動端末10における基地局装置20bか
ら送出されたパイロット信号のEc/Ioにおいては、
図6に示すように、図5に示したような移動端末10に
おける基地局装置20bからの受信電界の変化にしたが
って徐々に大きくなっていき、それにともなって、移動
端末10における基地局装置20aから送出されたパイ
ロット信号のEc/Ioが徐々に小さくなっていく。そ
れにより、移動端末10が基地局装置20a,20bの
両方との間で通信を行うことができるソフトハンドオフ
の期間が保たれる。
【0053】このように、基地局装置の運用が開始され
た場合にその送信電力が徐々に大きくなるように制御さ
れるため、移動端末において、基地局装置の運用の開始
を検知し、今まで通信を行っていた基地局装置を通じて
ハンドオフを行うことができる。
【0054】(他の実施の形態)図7は、図2に示した
送信部25の他の実施の形態を示す図である。
【0055】本形態は図7に示すように、ベースバンド
処理部24−1〜24−nにてベースバンド処理された
信号を加算して出力する加算器51と、加算器51から
出力された信号の振幅を制御する振幅制御部57と、振
幅制御部57にて振幅が制御された信号をアナログ信号
に変換して出力するD/A変換器52と、D/A変換器
52から出力された信号を増幅して出力するアンプ53
と、アンプ53から出力された信号を高調波信号に変調
して出力する変調器54と、変調器54から出力された
信号を増幅して共用器22に対して出力するアンプ56
とから構成されている。なお、振幅制御部57の動作に
おいては、制御部26によって制御される。
【0056】上記のように構成された基地局装置におい
ては、まず、ベースバンド処理部24−1〜24−nに
てベースバンド処理された信号が加算器51にて加算さ
れる。
【0057】次に、加算器51にて加算された信号が振
幅制御部57に入力され、振幅制御部57において制御
部26の制御により、入力された信号の振幅が制御され
るが、基地局装置の運用が開始された直後は信号の振幅
が最小となるように制御され、その後徐々に振幅が大き
くなるように制御される。
【0058】振幅制御部57にて振幅が制御された信号
は、D/A変換器52にてアナログ信号に変換され、ア
ンプ53にて増幅される。
【0059】その後、アンプ53にて増幅された信号が
変調器54にて高調波信号に変換され、アンプ56にて
再度増幅されてアンテナ21を介して出力される。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
基地局装置の運用が開始される際に該基地局装置の送信
電力を最小とし、その後送信電力が徐々に大きくなるよ
うに制御されるため、基地局装置の運用が開始される際
にその基地局装置の近くに存在する端末にて該基地局装
置から送出されたパイロット信号が強い受信電力で受信
されることがなくなり、端末の近辺において基地局装置
の運用が開始される際に、端末が今まで通信を行ってい
た基地局装置からの下り信号が端末に届かなくなること
がなくなる。
【0061】このように、端末の近辺において基地局装
置の運用が開始される場合においても、端末が今まで通
信を行っていた基地局装置と該端末との間で通信が継続
して行われるため、端末において該基地局装置を通じて
呼切断を生じさせずにハンドオフを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の移動通信システムの実施の一形態を示
す図である。
【図2】図1に示した基地局装置の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図3】図2に示した送信部の実施の一形態を示す図で
ある。
【図4】図1及び図2に示した基地局装置の送信電力を
示す図である。
【図5】図1に示した移動端末における基地局装置から
の受信電界を示す図である。
【図6】図1に示した移動端末における基地局装置から
送出されたパイロット信号のEc/Ioを示す図であ
る。
【図7】図2に示した送信部の他の実施の形態を示す図
である。
【図8】従来の移動通信システムにおけるソフトハンド
オフを説明するための図である。
【図9】図8に示した移動通信システムにおけるソフト
ハンドオフ手順を示す図である。
【図10】図8に示した移動通信システムにおけるソフ
トハンドオフ削除手順を示す図である。
【図11】図8に示した移動通信システムにおいて新た
に1つの基地局装置が運用を開始する場合の動作を説明
するための図である。
【図12】図11に示した基地局装置の送信電力を示す
図である。
【図13】図11に示した移動端末における基地局装置
からの受信電界を示す図である。
【図14】図11に示した移動端末における基地局装置
から送出されたパイロット信号のEc/Ioを示す図で
ある。
【符号の説明】 10a,10b 移動端末 20a,20b 基地局装置 21 アンテナ 22 共用器 23 受信部 24−1〜24−n ベースバンド処理部 25 送信部 26 制御部 27 上位局インタフェース部 30a,30b セル 50 制御局 51 加算器 52 D/A変換器 53,56 アンプ 54 変調器 55 可変アッテネータ 57 振幅制御部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 1/69 - 1/713 H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38 H04J 13/00 - 13/06

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のセルと、該複数のセルのそれぞれ
    に配置された基地局装置と、前記セル内に存在し、1つ
    または複数の前記基地局装置との間で回線を設定して通
    信を行う端末とを有してなる移動通信システムにおい
    て、 前記基地局装置は、運用を開始する際に送信電力を最小
    とし、その後前記送信電力を徐々に大きくすることを特
    徴とする移動通信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の移動通信システムにお
    いて、 前記基地局装置は、可変の減衰量によって送信信号を減
    衰させる減衰手段を有することを特徴とする移動通信シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の移動通信システムにお
    いて、 前記基地局装置は、前記減衰量を制御する制御手段を有
    し、 該制御手段は、前記基地局装置の運用が開始される際に
    前記減衰量を最大とし、その後前記減衰量を徐々に小さ
    くすることを特徴とする移動通信システム。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の移動通信システムにお
    いて、 前記基地局装置は、送信信号の振幅を制御する振幅制御
    手段を有することを特徴とする移動通信システム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の移動通信システムにお
    いて、 前記基地局装置は、前記振幅制御手段の動作を制御する
    制御手段を有し、 該制御手段は、前記基地局装置の運用が開始される際に
    前記送信信号の振幅を最小とし、その後前記送信信号の
    振幅を徐々に大きくすることを特徴とする移動通信シス
    テム。
  6. 【請求項6】 複数のセルと、該複数のセルのそれぞれ
    に配置された基地局装置と、前記セル内に存在し、1つ
    または複数の前記基地局装置との間で回線を設定して通
    信を行う端末とを有してなる移動通信システムにて前記
    基地局装置の送信電力を制御する移動通信システムにお
    ける基地局送信電力制御方法において、 前記基地局装置の運用が開始される際に該基地局装置の
    送信電力を最小とし、その後前記送信電力を徐々に大き
    くすることを特徴とする移動通信システムにおける基地
    局送信電力制御方法。
JP10130422A 1998-05-13 1998-05-13 移動通信システム及び移動通信システムにおける基地局送信電力制御方法 Expired - Fee Related JP2926578B1 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10130422A JP2926578B1 (ja) 1998-05-13 1998-05-13 移動通信システム及び移動通信システムにおける基地局送信電力制御方法
EP99109556A EP0957593A3 (en) 1998-05-13 1999-05-12 Mobile communication system and method of controlling transmitted power from base station in mobile communication system
KR1019990016878A KR19990088203A (ko) 1998-05-13 1999-05-12 이동통신시스템및이동통신시스템에서의기지국의송신전력제어방법
CN99107280A CN1235497A (zh) 1998-05-13 1999-05-13 移动通信系统和移动通信系统中控制基站发射功率的方法
BR9901957-4A BR9901957A (pt) 1998-05-13 1999-05-13 Sistema de comunicação móvel e método para controlar a potência transmitida de uma estação base em um sistema de comunicação móvel.

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10130422A JP2926578B1 (ja) 1998-05-13 1998-05-13 移動通信システム及び移動通信システムにおける基地局送信電力制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2926578B1 true JP2926578B1 (ja) 1999-07-28
JPH11331926A JPH11331926A (ja) 1999-11-30

Family

ID=15033878

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10130422A Expired - Fee Related JP2926578B1 (ja) 1998-05-13 1998-05-13 移動通信システム及び移動通信システムにおける基地局送信電力制御方法

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP0957593A3 (ja)
JP (1) JP2926578B1 (ja)
KR (1) KR19990088203A (ja)
CN (1) CN1235497A (ja)
BR (1) BR9901957A (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6654608B1 (en) 1999-04-27 2003-11-25 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Tailored power levels at handoff and call setup
CN2525687Y (zh) 2002-02-04 2002-12-11 深圳市比亚迪电子有限公司 内置保护电路的锂二次电池
JP2007251412A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Oki Electric Ind Co Ltd 無線端末収容装置
CN1968039B (zh) * 2006-06-20 2011-09-14 华为技术有限公司 小区功率变化过程中控制小区功率的方法及装置
CN110518957B (zh) * 2019-07-30 2020-11-06 北京大学 一种开放无线信道中旁路网络导引方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5475870A (en) * 1994-09-12 1995-12-12 Qualcomm Incorporated Apparatus and method for adding and removing a base station from a cellular communications system
US5715526A (en) * 1995-09-08 1998-02-03 Qualcomm Incorporated Apparatus and method for controlling transmission power in a cellular communications system

Also Published As

Publication number Publication date
EP0957593A2 (en) 1999-11-17
CN1235497A (zh) 1999-11-17
BR9901957A (pt) 2000-01-18
EP0957593A3 (en) 2003-04-23
JPH11331926A (ja) 1999-11-30
KR19990088203A (ko) 1999-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0883251B1 (en) Power control of mobile station transmission during handoff in a cellular system
US6510148B1 (en) Selective discontinuous transmission for high speed data services in CDMA multi-channel configuration
KR100384189B1 (ko) 다중주파수통신장치
KR100388697B1 (ko) 디지털통신용무선주파수송수신기시스템
JP3192839B2 (ja) 初期送信電力の決定方法
JP3538347B2 (ja) ページングチャネル電力と初期トラヒックチャネル電力のためのcdma電力制御
US6430200B1 (en) Apparatus and method for generating a pilot signal in order to perform a hard hand-off
EP1710932B1 (en) Interference avoidance in radio communication systems
US20080214221A1 (en) Radio Base Station System
JP2978920B1 (ja) Cdma基地局における送信電力制御方法及びそのシステム
KR980013023A (ko) 간섭없이 각 기지국에서 송신 전력을 제어할 수 있는 부호분할 다중 접속 통신 시스템
KR20020014805A (ko) 셀룰러 네트워크의 터미널에서 신호의 전력 레벨의 측정과터미널을 개시하는 방법
EP0406905A2 (en) Dual donor booster system
US6697635B2 (en) Method and apparatus for forward and reverse power control in mobile telecommunication system
JP2926578B1 (ja) 移動通信システム及び移動通信システムにおける基地局送信電力制御方法
KR100654032B1 (ko) 인접군 리스트를 이용한 엑세스 프로브의 출력 조절 기능을가지는 무선통신 단말기 및 그 방법
CN111935730A (zh) 实现分布式基站信号覆盖的方法、装置及基站网络
JP3477372B2 (ja) 移動通信システムにおける送信電力制御方法
JP3178651B2 (ja) 送信電力制御を行う移動通信システム
KR20050059206A (ko) 이동국 신호에 의해 제 2 기지국에서 발생하는 간섭에 대한평가를 기반으로 수행되는 이동국과 제 1 기지국 간의통신 적응
JP2003504980A (ja) マクロダイバーシティモードをもつセルラ遠隔通信システム
JPH0870274A (ja) 移動通信方式および移動局装置
JP3349993B2 (ja) システム品質最適化機能付きcdma無線通信システム
KR20000011393A (ko) 셀트래픽부하제어방법
JPH0332122A (ja) 移動無線通信端末の送信出力制御方式

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090514

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100514

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110514

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110514

Year of fee payment: 12

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110514

Year of fee payment: 12

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110514

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120514

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120514

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140514

Year of fee payment: 15

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees