JP2923367B2 - 画像入出力装置 - Google Patents

画像入出力装置

Info

Publication number
JP2923367B2
JP2923367B2 JP3014561A JP1456191A JP2923367B2 JP 2923367 B2 JP2923367 B2 JP 2923367B2 JP 3014561 A JP3014561 A JP 3014561A JP 1456191 A JP1456191 A JP 1456191A JP 2923367 B2 JP2923367 B2 JP 2923367B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
image
filter
classification
equation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3014561A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0530515A (ja
Inventor
奬 菊地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP3014561A priority Critical patent/JP2923367B2/ja
Priority to US07/667,969 priority patent/US5221959A/en
Publication of JPH0530515A publication Critical patent/JPH0530515A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2923367B2 publication Critical patent/JP2923367B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Color Television Image Signal Generators (AREA)
  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
  • Image Input (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、染色、塗装色の管理、
生産物の色測定や色による分類、あるいは医療,学術分
野における色測定など、対象物の色情報の検出を必要と
する分野において利用することのできる画像入出力装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、対象物の反射光から、赤
(R)、緑(G)、青(B)の3原色を表す波長領域の
反射光強度を測定して、これら測定値を国際照明委員会
(CIE)で標準化されているXYZ表色系等の色彩座
標系によって数値化して色を評価していた。
【0003】カラー画像入出力装置においても、R,
G,B、あるいはこれらの補色であるシアン,マゼン
タ,イエローの波長領域の画像情報を取り込んで、これ
らの画像情報を処理しているのが一般的である。また、
カラー画像の伝送,記録では、NTSC規格に定められ
ているように、R,G,B信号を輝度信号(Y)と色差
情報(例えば、IとQ)とに変換して、輝度信号に相対
的により広い帯域を割り当てるといった操作により、効
率化が図られている。カラー画像を取り扱う際の上記し
た手法は、心理物理を背景とした色彩工学に基づくもの
であり、いずれもR,G,Bの3原色の画像情報を利用
している。
【0004】ところが、物体色の僅かな違いを検出する
ためには、R,G,Bの測定値に基づいた色測定では、
ある画像内で特定の色の違いを正確に識別するのは困難
であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者等
は、色情報の入力に際して、画像情報の取り込みに使用
する波長領域を目的に応じて最適化させる事を考えた。
波長領域の決定手段としては、次のような統計的手法が
ある。
【0006】それは、所定の照明光で物体を照明したと
きの反射分光スペクトルが、いずれのカテゴリー(クラ
ス)に分類されるかが、予めわかっている物体を各クラ
ス毎に多数用意する。そして、各クラス毎に用意された
物体に照明光を当てて、その際の反射分光スペクトルを
計測する。この様にして、各クラス毎に得られた反射分
光スペクトルの各クラス毎のデータ例をトレーニングセ
ットと呼ぶ。
【0007】このトレーニングセットのスペクトルデー
タに対して、横軸に波長をとり、縦軸に各波長における
反射光強度をとって、波長範囲を等間隔にn個にサンプ
リングして各波長における反射光強度を要素としたn次
元ベクトルをデータと考えて統計解析を行う。トレーニ
ングセットとして用意されたスペクトルパターンを統計
的に分類する手法として、次のような数学的手法を応用
することが考えられる。それは、D.H.Foley and J.W.Sa
mmon Jr., IEEE Trans.Comp.,C-24,281,(1975)(文献
1)に数学的な手法として記載されているFoley-Sammon
-Transfer (F−S変換)を適用して、2つのクラスを
分類する方法である。これは、n次元ベクトルの各要素
を直交軸と考えたn次元空間において、2つのクラスに
分類するのに適したベクトルを、Fisher Ratioと呼ばれ
る評価基準に基づいて(最大化するようにして)求める
方法である。このF−S変換により導出された分類ベク
トルに対応した波長特性を有するフィルターを用いれ
ば、トレーニングセットとして与えられた2つのクラス
に属するスペクトルを最も効率よく分類できると考えら
れる。
【0008】また、Z.H.Gu and S.H.Lee,Opt.Eng.,23,7
27,(1984) (文献2)に記載されている数学的手法を利
用することが考えられる。これは、2以上の任意のクラ
ス数mに対して、Hotelling Trace Criterion(HTC)と呼
ばれる評価基準を基に最適な分類ベクトルを求める方法
である。なお、同文献では、画像に対する分類の例とし
て述べられているが、n個の画素数でn次元ベクトルと
して表現される画像の代わりにn次元のスペクトルデー
タを用いれば、同じ理論によってフィルターの特性を求
めることができるものと考えられる。
【0009】また、J.Parkkinen and T.Jaaskelainen,A
ppl.Opt.,26,4240(1987)(文献3)では、スペクトルデ
ータに対する統計的手法により、色を認識,分類する方
法が記載されている。この文献の方法によれば、まずク
ラス毎にトレーニングセットについて主成分分析(K−
L変換)を行い、各々のクラスについて部分空間を設定
する。次に、各々の部分空間をクラス間で重なりが無く
なるように回転操作を行うものである。以上述べたよう
に、色の識別を目的としてスペクトルのパターンを分類
する方法が従来の統計的パターン分類手法を応用するこ
とにより実現される。
【0010】ところが、統計的手法により導出されたフ
ィルター特性は、色の分類には適しているがR,G,B
の3信号を基礎に構成される一般的なカラー画像機器と
整合がとれない。この問題の対策としては、文献3にも
記載されているように、各クラス部分空間に投影された
ベクトルから原n次元ベクトル(スペクトル)を推定す
る方法を用いれば、推定スペクトルをR,G,B値に変
換し一般的なカラー画像機器に整合させたシステムを構
成することができる。
【0011】しかしながら、文献3に記載された方法
は、フィルターの特性を決定するまでに何回も主成分分
析、つまり共分散行列を求めて固有値問題を解くといっ
た操作を繰り返し行う必要があり、膨大な演算が必要と
なる。また、クラス毎に部分空間を設定するため、どの
クラスに属するかを判定するためには投影操作、つまり
分光フィルターを通して光強度を測定するという操作を
クラス数だけ繰り返さなければならず、処理に時間がか
かるといった欠点がある。
【0012】本発明は以上のような実情に鑑みてなされ
たもので、特定の色分類に最適な特性フィルターを用い
て画像を入力できて特定色の分類が可能となり、しかも
複雑な演算処理によらないで色識別情報をR,G,Bの
3原色画像にコーディングできる一般的な画像機器との
整合が容易な画像入出力装置を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る画像入出力装置は、光源から発した照
明光によって照明された物体からの反射光を受光して該
物体像を電気的な画像信号に変換する撮像手段と、分類
されるべき反射分光スペクトルのカテゴリーとなるクラ
ス毎に用意されたスペクトルデータ例であるトレーニン
グセットから、統計的手法によって算出される、クラス
分類に適した分光透過特性を有する色分類フィルター
と、3原色のカラー画像を入力するのに適した透過特性
を有するカラー画像フィルターと、前記光源と前記撮像
手段との間の光路に対して、前記色分類フィルターと前
記カラー画像フィルターとをそれぞれ必要に応じて挿脱
するフィルター制御手段と、少なくとも前記色分類フィ
ルターを前記光路上に挿入したときに前記撮像手段から
得られる画像信号を、前記色分類フィルターの透過特性
に基づいて3原色にコーディングして該画像信号に含ま
れる色識別情報を視覚化した画像を構築する手段とを具
備した構成とした。
【0014】また、上記目的を達成するために、前記画
像構築手段に、前記カラー画像フィルターを前記光路上
に挿入したとき前記撮像手段から得られる画像信号から
カラー画像を構築し、かつ該カラー画像上に前記色識別
情報を視覚化した画像を重畳させたカラー画像を構築す
る機能を持たせた。
【0015】
【作用】本発明によれば、クラス分類に適した透過特性
を有する色分類フィルターと、3原色のカラー画像を入
力するのに適した透過特性を有するカラー画像フィルタ
ーとが、フィルター制御手段によって切換えられてそれ
ぞれのフィルターを介して画像が入力され、色分類フィ
ルターによって得られる色識別情報が視覚化されたカラ
ー画像が構築される。よって、カラー画像フィルターに
よって入力された画像によってカラー画像を構築できる
ので、色識別情報からカラー画像を推定する必要がなく
なり、複雑な演算処理を施さずにカラー画像が得られ
る。また、通常のカラー画像と、このカラー画像上に色
識別情報が重畳された画像とが任意に得られる。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。
【0017】図1には第1実施例に係る画像入出力装置
の全体的な構成が示されている。この装置は、白色光を
発生させる光源ボックス1と、この光源ボックス1で発
生させた白色光を所定のスペクトルを有する照明光に変
換する光源色作成装置2と、この光源色作成装置2から
出力される照明光を対象物Oまで導くライトガイド3
と、可視光全域またはそれ以上の波長領域にブロードな
感度特性を有するモノクロの撮像素子を有し上記照明光
によって照明された対象物Oからの反射光を受光して対
象物Oの画像を画像信号に変換するTVカメラ4と、こ
のTVカメラ4から出力される画像信号に対して色識別
情報の視覚化などの各種処理を施す画像処理装置5と、
この画像処理装置5および光源色作成装置2の動作を制
御するプロセッサ6と、このプロセッサ6に対してオペ
レータの指示を入力するためのデータ入力ユニット7
と、画像処理装置5で構築された各種画像を表示するT
Vモニタ8とから構成されている。
【0018】図2に、光源ボックス1および光源色作成
装置2の構成が示されている。光源ボックス1内には、
ランプ用電源11、この電源により電力が供給される白
色ランプ12が設けられている。白色ランプ12から発
せられる白色光はレンズ13によってコリメートされて
光源色作成装置2に導かれる。
【0019】光源色作成装置2内には、光源側からの光
が入射するレンズ14が設置されている。このレンズ1
4の集光位置にスリット15が設けられている。凹面鏡
16,回折格子17,凹面鏡18は公知の分光器の構成
と同様に配置されている。凹面鏡18の集光面、つまり
通常の分光器において出力側のスリットが配置される所
に液晶フィルタ19が配置されている。この液晶フィル
タ19は、プロセッサ6によって制御される液晶フィル
タドライバ21によって所望の透過率に設定されて、後
述するカラー画像フィルターと色分類フィルターとを実
現する。また、各波長の結像位置に透過率が設定できる
構成となっている。回折格子17による1次回折光であ
る所定の波長の光が、液晶フィルタ19で減衰されて、
所望のスペクトルを有する照明光に変換される。この照
明光が、ライトガイド3内に導かれる光ファイバー束の
入射端側コネクタ23の端面上に集光される。図3に、
画像処理装置5の構成が示されている。
【0020】この画像処理装置5は、TVカメラ4から
の画像信号がA/D変換器31に入力される。A/D変
換器31の出力端子は、セレクタ32を介してR,G,
Bのカラー画像フィルターに対応したフレームメモリ3
3−1〜33−3と、色分類フィルターに対応したフレ
ームメモリ34−1〜34−4に接続されている。A/
D変換器31によってデジタル化された画像信号は、セ
レクタ32で指定されたフレームメモリにそれぞれ記憶
されるものとなる。本実施例では、色分類フィルターを
求めるための分類ベクトルが2つであり、それぞれ正負
の特性フィルターが必要となるので、色分類フィルター
に対応したフレームメモリ34は全部で4つ用意されて
いる。フレームメモリ34−1と34−2は減算器35
−1に、同様にフレームメモリ34−3と34−4は減
算器35−2に接続されている。減算器35−1及び減
算器35−2はフレームメモリ34−1,34−2及び
フレームメモリ34−3,34−4からの入力データの
減算値、すなわち画像間の減算値を算出する。これら2
つの減算値は色識別情報を示すデータとしてエンコーダ
37に入力される。エンコーダ37は、色分類フィルタ
ーによる色識別情報に基づいて、R,G,B信号に対す
る所定のコーディング信号を作成する。エンコーダ37
の出力端子は、加算器38−1〜38−3にそれぞれ接
続されている。この加算器38には、R,G,B用のフ
レームメモリ33−1〜33−3の出力端子が接続され
ている。よって、各加算器38−1〜38−3では、
R,G,B別に、フレームメモリ33−1〜33−3に
記憶されていたカラー画像信号とエンコーダ37からの
R,G,Bに対応するコーディング信号とが加算され
て、色識別情報を含んだ画像信号が作成される。この画
像信号は、リミッタ回路39に入力されて、そこで適当
なオーバーフロー処理が施される。リミッタ回路39か
ら出力される画像信号は、D/A変換器40に入力され
る。D/A変換器40は入力データをR,G,Bのアナ
ログビデオ信号に変換して、TVモニタ8へ送出する。
【0021】なお、上述した画像処理装置5内の各構成
要素は、コントローラ41によって動作制御される。こ
のコントローラ41はインターフェース42を介してプ
ロセッサ6に接続されている。コントローラ41はプロ
セッサ6から動作メニュー選択やパラメータ設定などに
関する制御を受ける。
【0022】プロセッサ6は、パーソナルコンピュータ
で構成され、液晶フィルタドライバ19やコントローラ
41と接続されるインターフェースを有している。ま
た、プロセッサ6はキーボードなどのデータ入力ユニッ
ト7に接続され、マン・マシンインターフェースとして
の機能も有する。ところで、特定の色分類に最適な特性
を有する色分類フィルターは、以下のような手法によっ
て設計することができる。
【0023】まず、色分類フィルターの設計に使用する
トレーニングセットを用意する。これは、例えば図4に
示す装置によって作成することができる。光源装置50
は、可視光全域にわたってブロードなスペクトルを有す
る白色光を発生させることのできるものを使用する。こ
の光源装置50によって照明された対象物Oからの反射
光を、ライトガイド51によってポリクロメータ52へ
導く。このポリクロメータ52は通常の分光器で構成さ
れていて、光入力端に光ガイドアダプタ53が設置され
ている。また、ポリクロメータ52の光出力端にスリッ
トの代わりにディテクタアレイ54が設置されている。
【0024】対象物Oからの反射光はポリクロメータ5
2で分光され、そのスペクトルがディテクタアレイ54
で電気的な反射分光スペクトルデータに変換される。こ
のスペクトルデータはアナライザ55に転送されて記憶
される。
【0025】この様な操作をクラス毎に予め用意された
対象物群に対して行い、図5(a)に示すようなデータ
例をクラス毎に収集する。この結果、トレーニングセッ
トが得られる。アナライザ55では、このトレーニング
セットに基づいて色分類のために最適なフィルター特性
が統計的な手法によって算出される。以上の操作は操作
者がマン・マシンインターフェース56を介して操作す
る。アナライザ55で行われる色分類フィルターの設計
について詳述する。
【0026】ディテクタアレイ54のアレイ数をnと
し、トレーニングセットの個々のデータがn次元ベクト
ルとして扱われるものとする。また、分類すべきクラス
の数をk、各クラスに属するトレーニングデータ数をm
i(i=1,2,…k)とする。第1の手法として、前
記文献1に記載されているF−S変換を応用する例につ
いて説明する。これは、2種類の色の違い(k=2)を
最適に分類する方法である。クラス1およびクラス2の
トレーニングセットは(1)式で示される。
【0027】
【数1】 ただし、各データは(2)式で示されるn次元ベクトル
で表される。
【0028】
【数2】 このトレーニングセットに対して(3)式で表されるFi
sher Ratio(以下、「評価基準F」と呼ぶ)が最大にな
るようなベクトルdを求める。
【0029】
【数3】 ただし、S1 はクラス間共分散行列であり、(4)式に
より計算される。
【0030】
【数4】 ここで、Piはi番目のクラスの生起確率、
【0031】
【数5】 はi番目のクラスの平均スペクトル、
【0032】
【数6】 は全トレーニングセットの平均スペクトル、
【0033】
【数7】
【0034】
【数8】 の生起確率である。また、S2 はクラス内共分散行列の
平均であり、(5)式で表される。
【0035】
【数9】 ただし、クラス内共分散行列S2 (i) は(6)式で定義
される。
【0036】
【数10】 前記ベクトルdは最終的には(7)式で導出される。
【0037】
【数11】 ただし、
【0038】
【数12】
【0039】
【数13】
【0040】
【数14】 とするための正規化定数である。次に前記ベクトルd1
と直交する空間で評価基準Fを最大化するベクトルd2
を求める。このベクトルd2 は(8)式で導かれる。
【0041】
【数15】 ただし、
【0042】
【数16】
【0043】
【数17】 とするための正規化定数である。
【0044】前記評価基準Fは、トレーニングセットの
データをベクトルdに投影したときのクラス間の分離の
程度を表す評価基準である。すなわち、クラス間の分離
の程度を最大にするベクトルdとは、クラス1とクラス
2とを最も効率よく分類できるフィルターの特性(分類
ベクトル)を表すことになる。なお、ベクトルd1 ,d
2 はn次元空間に於いて評価基準Fを最大化する最初の
2つの直交ベクトルであり、理論的には評価基準Fの大
きい順に(n−1)個の直交ベクトルを算出することが
できる。しかし、2つのクラスの分類のためには、1つ
の分類ベクトルd1 もしくは2つの分類ベクトルd1,
2 で十分である。次に、第2の方法として、任意のクラ
ス数k(k≧2)に対する分類ベクトルの導出方法につ
いて説明する。まず、前記した第1の方法と同様にして
k個のクラスのデータ例によるトレーニングセットを準
備する。
【0045】
【数18】 この第2の方法では、前記文献2に示されている数学的
な統計手法に従い、(HTC)Jを最大化する行列Hを
求める。 J=tr[S2 -11 ] …(10) 行列Hは次のような手順により導出される。まず、クラ
ス内共分散行列の平均S2 の固有方程式を解く。
【0046】
【数19】 次に、S2 を白色化する変換行列
【0047】
【数20】 により、S1 を変換し、行列Dを求める。
【0048】
【数21】 尚、上式(12)における
【0049】
【数22】 は(11)式の
【0050】
【数23】 におけるフルランクな部分行列であり、Tは(11)式
のT′により、固有値“0”に対応する固有ベクトルを
除いた行列である。
【0051】
【数24】 ただし、T″は固有値0に対応する固有ベクトルによる
部分行列である。そして、変換行列Hを(15)式によ
って求める。
【0052】
【数25】
【0053】なお、(11)式のS2 と(12)式のS
1 とは、(4),(5)式と同様にして求める。また、
(15)式の行列Hは、(k−1)個の有効なベクトル
di(i=1,2,…k−1)を含む。
【0054】
【数26】
【0055】以上のようにして求められた分類ベクトル
dは、色分類に適したフィルターの分光特性を表わし、
例えば図5(b)に示すような特性曲線となる。このよ
うな分光透過特性を有する色分類フィルターおよびR,
G,Bのカラー画像フィルターは、液晶フィルター19
によって実現される。
【0056】ただし、一般に求めた分類ベクトルdは同
図(b)に示すように、正,負の成分を有する。そのた
め、分類ベクトルdを正の成分と負の成分とに分け、正
の成分用と負の成分用の2種類のフィルターを設け、各
々のフィルターによる互いの透過光強度を減算する必要
がある。本実施例に於いては、これは減算器36で行わ
れている。
【0057】以上のように構成された本実施例において
は、光源ボックス1で発生した白色光は、光源色作成装
置2に導かれ、スリット15によって入射光の大きさが
調整される。スリット15を通過した白色光は凹面鏡1
6によって再び平行光にされ、回析格子17に導かれ
る。この回析格子17によって波長に応じて特定の方向
に回析された1次回析光が凹面鏡18で反射され、液晶
フィルター19上に結像される。
【0058】液晶フィルター19は、プロセッサ6によ
って操作される液晶フィルタードライバ21によって任
意の波長の結像位置の透過率が調整される。例えば、R
の波長領域のスペクトルデータを抽出する場合には、そ
の他の波長の結像位置の透過率を低く設定する。同様に
して、G,Bの波長領域に対しても抽出できる。すなわ
ち、R,G,Bのカラー画像フィルターとして機能す
る。さらに、上述した分類ベクトルdが示す分光透過特
性に従い2つの分類ベクトルd1,d2 の各々の成分に
基づく4つの色分類フィルターとして機能する。
【0059】プロセッサ6は、R,G,Bのカラー画像
フィルターの特性と、分類ベクトルdによる色識別フィ
ルターの特性とが予め入力されている。そして、これら
特性に基づいて液晶フィルター19の透過率分布を制御
して、液晶フィルタドライバ21を、R,G,Bのカラ
ー画像フィルター、および分類ベクトルd1 ,分類ベク
トルd2 の各正負に対応した4つの色分類フィルターに
切換える。カラー画像を構築することのできるR,G,
Bの夫々の波長領域の照明光、及び色分類に適した波長
領域の照明光によって、対象物Oが順次照明される。
【0060】一方、TVカメラ4は、その様な照明光で
照明された対象物Oからの反射光を画像信号に変換す
る。この画像信号は画像処理装置5のA/D変換器31
でデジタル信号に変換された後、その光を作成したフィ
ルター毎に対応するフレームメモリ33−1〜33−
3、34−1〜34−4に記憶される。フレームメモリ
34−1には、分類ベクトルd1 での正の成分によるフ
ィルターを介して得られたデータが記憶される。フレー
ムメモリ34−2には、分類ベクトルd1 での負の成分
によるフィルターを介して得られたデータが記憶され
る。同様に、フレームメモリ34−3,34−4には、
分類ベクトルd2 の正負による各フィルターを介して得
られたデータが夫々記憶される。色分類フィルターに対
応したフレームメモリ34に記憶されているデータは、
セレクタ35によって、フレームメモリ34−1,34
−2の両データ、またはフレームメモリ34−3,34
−4の両データが減算器36へ入力される。減算器36
では、前記各両データを減算して、各分類ベクトル毎の
色識別情報を得る。この色識別情報は減算器36出力と
してエンコーダ37に供給される。
【0061】この色識別情報は、R,G,Bのカラー画
像情報を持たないため、色分類フィルターの分類情報を
基にR,G,B信号に対する所定のコーディング信号に
変換する必要がある。ここで、色識別情報をR,G,B
信号にコーディングする動作について具体的に説明す
る。
【0062】分類ベクトルd1 による測定値をZ1
し、分類ベクトルd2 による測定値をZ2 とする。つま
り、Z1 はベクトルd1 の正成分のフィルターによる画
像信号と、ベクトルd1 の負成分のフィルターによる画
像信号とを減算して得られる値である。分類空間{ベク
トルd1 ,ベクトルd2 }において、ある2種類の色の
分布が図6に示すようになったとする。これに対して、
(16)式に示す直線(以下、「直線L」と呼ぶ)
【0063】
【数27】
【0064】をスレッショルドとして、2つのクラスを
分離する。この様にすると、ある測定値ベクトルZ
1 (Z1 1 ,Z1 2 )と、直線Lとの幾何学的距離によ
ってクラスの分離度を表すことができる。すなわち、図
6においては、測定値ベクトルZ1(Z1 1 ,Z1 2
はクラス1に属すると判断されるが、その分離度はベク
トルZ1 から直線Lに下した垂線の交点ベクトルZ1
と、測定値ベクトルZ1 との距離t1 によって表現でき
る。 t1=[(Z1 1 −Z1 1 ′)2 +(Z1 2 −Z1 2 ′)2 1/2 …(17) ただし、
【0065】
【数28】
【0066】従って、測定値ベクトルZが得られたなら
ば、上記(18)式により直線Lに対する垂線との交点
ベクトルZ′を計算し、その計算値の大小関係からいず
れのクラスに属するかを決定する。次に、(17)式に
より分離度t1を計算し、(19)式に従ったコーディ
ングを行う。
【0067】
【数29】
【0068】ただし、γは変換定数、Z1 ≧Z1 ′のと
きS=t、Z1 <Z1 ′のときS=−t、である。ま
た、変換定数γは原R,G,B値の大きさによって適当
に決められる。
【0069】上記(19)式は色識別情報をG画像にコ
ーディングした例である。従って、クラス1と判断され
る場合、画像中で緑色が強くなり、相対的に緑の補色成
分が弱くなる。また、クラス2と判断された場合には、
緑の補色成分が強くなる。これは、クラスの違いを相対
的な緑成分の強さとして表現したことを意味する。以上
の様なコーディングは、エンコーダ37および加算器3
8−1〜38−3によって実行される。
【0070】以上の様なコーディングによって得られた
R′、G′、B′の各データは、リミット回路39を通
って、D/A変換器40でアナログデデオ信号に変換さ
れて出力される。TVモニタ8は、画像処理装置5から
出力される上記アナログビデオ信号を処理して、色識別
情報が例えば緑色で強調された対象物Oのカラー画像を
表示する。なお、原R,G,B画像を入力しない場合に
は、(20)式によるコーディングを行う。
【0071】
【数30】
【0072】即ち、フレームメモリ33−1〜33−3
に記憶されるR,G,B画像データは存在しないため、
エンコーダ37から出力されるコーディング信号がアナ
ログビデオ信号に変換される。
【0073】この様に本実施例は、特定の色分類に適し
た色分類フィルターとR,G,Bのカラー画像の入力に
適したカラー画像フィルターとによって同一対象物の画
像データを取り込み、色分類フィルターによって取り込
まれた画像データである色識別情報はさらにR,G,B
信号に対するコーディング信号に変換するようにした。
これによって、R,G,Bによる対象物のカラー画像を
表示させることができるのは勿論のこと、対象物の画像
中に色識別情報を可視化して表示させることもできる。
これは、従来、R,G,Bのフィルターでは困難であっ
た特定の色の識別を可能にすると共に、一般的なカラー
画像機器との整合を極めて容易に可能にするといったこ
とを意味する。
【0074】なお、上記実施例の変形例として、画像処
理装置5の減算器36または、フレームメモリ34−1
〜34−4から色識別情報を取出して、その情報を色彩
計測装置に入力する構成とする。色識別情報は、ある特
定の色に対して極めて高感度の色識別データを有してい
るので、色彩計測装置で色識別情報に基づいて色測定値
を得ることができる。次に、本発明の第2実施例として
本発明に係る画像入力装置を電子内視鏡に適用した例に
ついて説明する。
【0075】図7は本実施例の全体的な構成を示してい
る。この装置は、光源色作成装置60と、この光源色作
成装置60からの照明光で被検部を照明すると共にその
被検部からの反射光を受光して画像信号に変換する内視
鏡プローブ70と、内視鏡本体80と、この内視鏡本体
80に対してオペレータからの指令を入力すると共に内
視鏡本体80からの画像信号を表示するマン・マシンイ
ンターフェース100とから構成されている。
【0076】光源色作成装置60は、白色ランプ61よ
り発せられた照明光が、レンズ62、およびこのレンズ
62の結像面におかれたスリット63を通過し、凹面鏡
64によりコリメートされた後、回析格子65に入力さ
れる。ここで、波長により特定の角度で回析された1次
回析光は凹面鏡66により結像される。その結像面には
図示されない制御手段により回転制御されるモータ67
に接続された回転フィルター68が設けられている。こ
の回転フィルター68を通過した光は、レンズ69によ
り集光される。回転フィルター68の構成例を図8
(a)に示す。
【0077】この回転フィルター68は、特定の色分類
に適した色分類ベクトルd1 ,d2の各々の正負の成分
からなる4枚の色分類フィルターF1〜F4と、R,
G,BフィルターF5〜F7の合計7枚のフィルターか
らなり、これら7枚のフィルターF1〜F7は回転方向
に並んで設けられている。各々のフィルターF1〜F7
は、動径方向に所定の分光特性にしたがって透過率分布
を実現させてNDフィルターによって実現されている。
【0078】この回転フィルター69は、モータ67に
よって、ビデオレートとなる1/30秒に1回転するよ
うに制御される。従って、1フレーム時間に、7枚のフ
ィルターF1〜F7による照明光がそれぞれ作成され
る。
【0079】これらの照明光は、レンズ69の後焦点面
に設置された入射端側コネクタ71に入射する。コネク
タ71にはライトガイド72の一端が接続され、このラ
イトガイド72を介して内視鏡70に照明光が導かれ
る。そして、内視鏡プローブ70先端から被検部に対し
て、1フレーム時間に前記各照明光が順次照射される。
内視鏡プローブ70先端には、内視鏡カメラ73が設け
られている。前記各照明光によって照明された被検部の
画像は、内視鏡カメラ73によって撮像される。この様
にして得られた画像信号は内視鏡本体80に入力され
る。
【0080】内視鏡本体80は、内視鏡プローブ70か
らの画像信号をA/D変換器81に入力する。A/D変
換器81の出力端子には、セレクタ82を介して、R,
G,Bの各画像信号用のフレームメモリ83−1〜83
−3と、4枚の色分類フィルターに対応したフレームメ
モリ84−1〜84−4が接続されている。セレクタ8
2は、例えばRのフィルターF5で作成した照明光によ
って照明された被検部の画像を、フレームメモリ83−
1に記憶するといったように、各フィルター毎に対応す
るフレームメモリへデータを記憶させる。フレームメモ
リ84−1,84−2にそれぞれ記憶された、分類ベク
トルd1 の正負の成分特性のフィルターによって入力さ
れた画像信号は減算器85に入力される。分類ベクトル
2 の正負の成分特性のフィルターによって入力された
画像信号は減算器86に入力される。各減算器85,8
6で夫々の分類ベクトルdによる色識別情報が得られ
る。各減算器85,86で得られた色識別情報および、
フレームメモリ83−1〜83−3に記憶されている
R,G,B画像信号は、前記第1実施例と同様にして、
エンコーダ87,加算器88−1〜88−3によって、
R,G,Bに対応した画像にコーディングされる。この
様にしてコーディングされた画像はリミッタ89,D/
A変換器91を通ってアナログビデオ信号に変換され
る。コントローラ92は、マン・マシンインターフェー
ス100と接続され、上記したセレクタ82の動作、コ
ーディング操作、アナログビデオ信号の作成動作を制御
している。
【0081】マン・マシンインターフェース100のモ
ニタ画面上には、内視鏡本体80からのビデオ信号によ
って被険部の画像が表示される。通常のカラー画像のみ
を観察したい場合には、コントローラ92の制御によっ
て、フレームメモリ83−1〜83−3に記憶されてい
るR,G,B画像信号のみを取出してビデオ信号に変換
すれば、通常のカラー画像をモニタ画面に表示できる。
また、フレームメモリ84−1〜84−4に記憶されて
いる画像信号から色識別情報を求めて、この色識別情報
をR,G,B画像信号にコーディングすれば、特定の色
に関する色識別情報が疑似カラー化されて表示される。
また、色識別情報をR,G,B画像信号にコーディング
して、かつフレームメモリ83−1〜83−3に記憶さ
れているR,G,B画像信号とを加算すれば、カラー画
像中に色識別情報が視覚化された被険部画像が表示され
る。よって、被険部の僅かな色の違いを強調して視覚化
でき、被険部の色分類情報を効果的に把握できる。次
に、上記第2実施例における光源色作成装置60の変形
例を説明する。
【0082】この変形例は、回転フィルターとこれを回
転させるモータ部分を変更したものであり、その他の部
分は同じ構成である。回転フィルターの構成を図8
(b)に示す。この回転フィルター110は、前記回転
フィルター69に設けられた各フィルターF11〜F1
7と同じ特性を有する7つのフィルターF11〜F17
からなる。フィルターF11〜F14は、2種類の分類
ベクトルの夫々正負の成分からなる色分類フィルターで
あり、回転方向に並べられている。フィルターF15〜
F17は、R,G,Bフィルターであり、色分類フィル
ターフィルターF11〜F14の外側に回転方向に並べ
られている。また、モータ部分の構成を図9に示す。
【0083】回転フィルター110を回転させるモータ
111は、モータ支持台112に支持されている。この
モータ支持台112は、装置本体に対して摺動自在に取
り付けられており、凹面鏡66による集光位置に、外側
のフィルターF15〜F17の配置領域、または内側の
フィルターF11〜F14の配置領域をそれぞれ配置さ
せることができる。即ち、回転フィルター110を移動
することにより、外側のフィルターF15〜F17と内
側のフィルターF11〜F14とを切換えることができ
る。
【0084】この様に構成された変形例においては、以
下に示す3つのモードが実現される。第1のモードは、
通常のR,G,B画像によるカラー表示モードである。
これは、外側のフィルターF15〜F17を使用するこ
とにより実現できる。R,G,Bの各原色画像は、(1
/30)×(1/3)=1/90秒の間にそれぞれ撮像
され、各画像が対応するフレームメモリに記録される。
【0085】第2のモードは、色分類フィルターによる
疑似カラー表示モードである。これは、回転フィルター
110における内側のフィルターF11〜F14によっ
て得られる4枚の画像がフレームメモリに入力される。
このときのタイミングは、(1/30)×1/4=1/
120秒の間に各々の画像が対応するフレームメモリに
入力される。出力画像は、前記第1実施例で説明した、
(20)式に示すような疑似カラーコーディングによっ
て表示する。
【0086】第3のモードは、第1のモードと第2のモ
ードを併せ持つモードである。フレーム時間ごとに、
R,G,BのフィルターF15〜F17と、色分類フィ
ルターF11〜F14とを切換えて、2フレーム時間で
全フィルターによる合計7枚の画像を入力する。この
際、画像入力のタイミングはフレーム時間ごとに1/9
0秒と1/120秒とに変更される。また、出力画像は
前記第1実施例で説明した(19)式に従ってコーディ
ングする。これにより、カラー画像に分類情報が加味さ
れた画像となり、(1/30)×2=1/15秒ごとに
更新される準動画像が表示される。
【0087】この様な変形例によれば、各々のフィルタ
ーによる撮像時間を十分にとることができるので、S/
Nの良い画像を得ることができ、さらに第1〜第3のモ
ードを任意に選択できる。よって、従来の内視鏡装置と
しての機能と、被検部の僅かな色の違いを疑似カラー化
またはカラー画像に重畳させた状態で表示する機能をあ
わせもった内視鏡装置を実現できる。
【0088】なお、回転フィルター69,110の色分
類フィルターF1〜F4,F11〜F14の透過特性を
設計するための前処理装置としては、図10に示すもの
を使用できる。この前処理装置は内視鏡120、ポリク
ロメータ121、アナライザ122、マン=マシーンイ
ンターフェース123、光源124等から構成されてい
る。
【0089】内視鏡120のイメージガイド125の接
眼部126より被検部を観察可能になっている。また光
源124内の白色ランプ127によって発せられ照明光
は、レンズ128により入射端側コネクタ129に集光
されて、さらにライトガイド130を介して内視鏡12
0の先端部から照射される。
【0090】対象物からの反射光はライトガイド131
により導かれてポリクロメータ121内に入力される。
このポリクロメータ121は、ポリクロメータ121内
に入力した入射光を平行光にコリメートする凹面鏡13
2と、この平行光が入射する回析格子133と、この回
折格子133の反射光を集束させる凹面鏡134とから
構成されている。このポリクロメータ121は分光器と
しての作用を有している。ポリクロメータ121の出力
側であって凹面鏡134による集束位置にはディテクタ
アレイ135が設置されている。このディテクタアレイ
135によって、対象物から反射された反射光の反射分
光スペクトルが測定されるようになっている。ディテク
タアレイ135により測定されたスペクトルデータはア
ナライザ122に送られ、そこで解析が行なわれる。動
作の制御はマン=マシーンインターフェース123によ
り観測者がアナライザ122に対して指令を入力するこ
とにより行なわれる。アナライザ122では、第1実施
例と同様な統計解析が実施され、色分類に最適なフィル
ターの分光透過特性が導出される。
【0091】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、特
定の色分類に最適な特性フィルターを用いて画像を入力
できて特定色の分類が可能となり、しかも複雑な演算処
理によらないで色識別情報をR,G,Bの3原色画像に
コーディングできる一般的な画像機器との整合が容易な
画像入力装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る画像入力装置の全体
的な構成図。
【図2】第1実施例における光源色作成装置の構成図。
【図3】第1実施例における画像処理装置の構成図。
【図4】色分類フィルターの分光透過特性を得るための
前処理装置の構成図。
【図5】トレーニングセットおよび分類ベクトルを示す
図。
【図6】クラス間分離度を示す図。
【図7】本発明の第2実施例となる電子内視鏡装置の構
成図。
【図8】回転フィルターの平面図。
【図9】第2実施例の変形例における回転フィルターの
駆動部分を示す図。
【図10】電子内視鏡装置に使用する色分類フィルター
の分光特性を得るための前処理装置の構成図。
【符号の説明】
1…光源ボックス、2…光源色作成装置、4…TVカメ
ラ、5…画像処理装置、6…プロセッサ、8…TVモニ
タ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源から発した照明光によって照明された
    物体からの反射光を受光して該物体像を電気的な画像信
    号に変換する撮像手段と、 分類されるべき反射分光スペクトルのカテゴリーとなる
    クラス毎に用意されたスペクトルデータ例であるトレー
    ニングセットから、統計的手法によって算出される、ク
    ラス分類に適した透過特性を有する色分類フィルター
    と、 3原色のカラー画像を入力するのに適した透過特性を有
    するカラー画像フィルターと、 前記光源と前記撮像手段との間の光路に、前記色分類フ
    ィルターと前記カラー画像フィルターとをそれぞれ必要
    に応じて切換えて配置するフィルター制御手段と、 少なくとも前記色分類フィルターを前記光路上に挿入し
    たときに前記撮像手段から得られる画像信号を、前記色
    分類フィルターの透過特性に基づいて3原色にコーディ
    ングして該画像信号に含まれる色識別情報を視覚化した
    画像を構築する手段と、 を具備したことを特徴とする画像入出力装置。
  2. 【請求項2】前記画像構築手段は、前記カラー画像フィ
    ルターを前記光路上に挿入したとき前記撮像手段から得
    られる画像信号からカラー画像を構築し、かつ該カラー
    画像上に前記色識別情報を視覚化した画像を重畳させた
    カラー画像を構築することを特徴とする請求項1記載の
    画像入出力装置。
JP3014561A 1990-03-16 1991-02-05 画像入出力装置 Expired - Fee Related JP2923367B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3014561A JP2923367B2 (ja) 1991-02-05 1991-02-05 画像入出力装置
US07/667,969 US5221959A (en) 1990-03-16 1991-03-12 Color discrimination data input apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3014561A JP2923367B2 (ja) 1991-02-05 1991-02-05 画像入出力装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0530515A JPH0530515A (ja) 1993-02-05
JP2923367B2 true JP2923367B2 (ja) 1999-07-26

Family

ID=11864570

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3014561A Expired - Fee Related JP2923367B2 (ja) 1990-03-16 1991-02-05 画像入出力装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2923367B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0530515A (ja) 1993-02-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5221959A (en) Color discrimination data input apparatus
CN102279050B (zh) 一种多光谱计算重构方法及系统
US7884968B2 (en) System for capturing graphical images using hyperspectral illumination
US6226399B1 (en) Method and system for identifying an image feature and method and system for determining an optimal color space for use therein
EP1843603A2 (en) Image pickup apparatus, light source estimating apparatus and method
KR20190014275A (ko) 무라 검출 장치 및 무라 검출 장치의 검출 방법
US11368603B2 (en) Image processing for converting multi-spectral image by calculating the inner product of the spectral distribution of each pixel and the respective reference vector
CN109752722A (zh) 多模态声学成像工具
CN111492198B (zh) 物体形状测量装置和方法以及程序
CN109752721A (zh) 具有扫描和分析能力的便携式声学成像工具
CN109756720A (zh) 使用距离信息的声学成像中的焦点和/或视差调整
JP6323097B2 (ja) 色測定装置、色測定システム、色測定方法、および、プログラム
JP2923367B2 (ja) 画像入出力装置
CN108267426A (zh) 基于多光谱成像的绘画颜料识别系统及方法
WO2011105731A2 (ko) 피부 색상 측정 시스템 및 방법
JP2948855B2 (ja) 色識別装置
JP3454881B2 (ja) 色彩計測装置
JPH08105799A (ja) 色分類装置
JP3216818B2 (ja) 色彩計測装置
KR101038674B1 (ko) 컬러 인식 방법 및 장치
Coman et al. Application of distance measuring with Matlab/Simulink
US11282241B2 (en) Method for simulating a digital imaging device
US20230053797A1 (en) Information Processing Device, Information Processing System, And Information Processing Method
KR100255500B1 (ko) 3차원 물체의 색 측정 및 색일치 판단 장치 및 판단 방법
JP7321738B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990406

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090430

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090430

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100430

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees