JP2921118B2 - 3環性トリアゾロ誘導体、その製造方法及びその医薬用途 - Google Patents

3環性トリアゾロ誘導体、その製造方法及びその医薬用途

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JP2921118B2
JP2921118B2 JP4508691A JP50869192A JP2921118B2 JP 2921118 B2 JP2921118 B2 JP 2921118B2 JP 4508691 A JP4508691 A JP 4508691A JP 50869192 A JP50869192 A JP 50869192A JP 2921118 B2 JP2921118 B2 JP 2921118B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は血小板活性化因子(PAF-Platelet Activatin
g Factor−以下、PAFと称する)の作用に対し強力に拮
抗し、抗ヒスタミン作用を併せ持つ、抗炎症剤、抗アレ
ルギー剤として有用な新規3環性トリアゾロ誘導体、そ
の製造方法及びその用途に関する。
背景技術 PAFは、近年著しく注目されており、最近では種々の
疾病との関連性が明らかになりつつある。即ち、PAFは
炎症、アレルギー性疾患、アナフィラキシーショック、
肺血症性ショック、DIC,エンドトキシンショック、心筋
系の病気、喘息、肺浮腫、消化管潰瘍、腎炎、肝炎及び
臓器移植時の拒絶反応などに関与していることが推定さ
れている。[現代化学増刊17、血小板活性化因子−生化
学・生理・病理−、和久敬蔵・井上圭三編、東京化学同
人1989参照]。従って、PAFの作用に拮抗する化合物
は、前記の疾患、又はPAFに拮抗することが望ましい他
の疾患に対して治療効果を有するものと期待される。
実際、PAF拮抗剤の投与により炎症反応モデルであ
る、マウスのアルザス反応が抑制されたことから、炎症
反応においてPAFが関与していることが示された(Jpn.
J.Pharmacol.,46,55P(1988)) 一方、PAFの関与する疾患のうちアレルギー性疾患に
おいては、PAF以外にもヒスタミン、ロイコトリエンな
どのケミカルメディエーターが抗原抗体反応の結果、種
々の細胞から放出されることが知られている。従ってPA
F拮抗作用と抗ヒスタミン作用を併せ持つ化合物はPAF拮
抗剤単独、抗ヒスタミン剤単独よりもさらに有効な抗ア
レルギー作用を有することが期待できる。
現在のところ、抗PAF剤として知られているものとし
て、チエノトリアゾロ−1,4−ジアゼピン系化合物が挙
げられる(特開昭61-176591号,特開平2-256681号,特
開平2-256682号)。又、抗ヒスタミン作用とPAF拮抗作
用を併せ持つ化合物としては、ベンゾシクロヘプタピリ
ジン系化合物が知られているのみである(EP 270818
号)。
また、トリアゾロキノキサリノン誘導体としては公知
例があるが、抗不安作用を持つと報告されているのみで
ある[J.Heterocyclic Chem.,27,691(1990)]。
一方、トリアゾロベンズイミダゾール化合物としては
抗菌作用があると報告されているものに以下のものがあ
る(Pestic.Sci.,29,143(1990))。
又、合成の報告があるものとしては以下の化合物があ
る(J.Heterocycl.Chem.,15,1027(1978))。
しかしながら以上の化合物に関しては、抗PAF作用、
抗アレルギー作用の報告例はない。
発明の開示 新規かつ有用な抗PAF剤は、広範囲な疾患に対し予防
及び治療効果を有すると期待され求められている。さら
に抗PAF作用に加えて、抗ヒスタミン作用を併せ持つ抗
アレルギー薬は、アレルギー性、炎症性疾患の予防及び
治療のため期待され、求められている。
本発明はPAF拮抗作用を有し、抗ヒスタミン作用を併
せ持ち、抗炎症剤、抗アレルギー剤、抗PAF剤として有
用な新規3環性トリアゾロ誘導体およびその薬理学的に
許容される塩を提供することにある。さらに本発明はそ
の化合物を製造するために有用な中間体を提供すること
も目的とする。さらに本発明は、本発明のトリアゾロ誘
導体の製造方法を提供することも目的とする。
本発明は式(I) [式中、R1は水素、低級アルキル、又は炭素数3〜5
のシクロアルキルを表し、R2、R3はそれぞれ水素、低級
アルキル、低級アルコキシ又はハロゲンを表し、WはC
=O、CR4R5(R4、R5はそれぞれ水素、低級アルキルを
表す)を表し、Aは炭素数1〜5の直鎖もしくは分枝状
の飽和、あるいは不飽和アルキレンを表し、テヘロ原子
を含んでも良い。lは0〜2を表し、nは1〜3を表
し、は単結合もしくは二重結合を表し、YはN又はC
を表し、ZはC(B)Ar1Ar2(Bは水素、ヒドロキシ、
もしくはメトキシを、Ar1,Ar2はそれぞれ、水素、置換
もしくは非置換のアリールを表す)、CAr1Ar2(Ar1,Ar2
は上記に同じ),O-CHAr1Ar2(Ar1,Ar2は上記に同じ),
又は縮合芳香環を表す]で表される新規3環性トリアゾ
ロ誘導体、およびその薬理学的に許容される塩並びにそ
れを有効成分として含有する抗炎症剤、抗アレルギー剤
及び抗PAF剤を提供する。さらに、本発明は、前記本発
明のトリアゾロ誘導体の中間体である、式(II) (式中、R1、R2、R3、R4及びR5は前記に同義であり、
Jは水素、−A′−CO2L(ここでA′は炭素数1〜4の
飽和、もしくは不飽和の直鎖もしくは分枝アルキレン
(ただし、ヘテロ原子を含んでいても良い)を表し、L
は水素もしくは低級アルキルを表す)、または−A−B
(ここで、Bはハロゲン、−OR10(ここでR10はアルコ
ール保護基を表わす)、または−CO2L(ここで、Lは水
素もしくは低級アルキルを表わす)を表わし、Aは前記
と同義である)で表されるジヒドロトリアゾロキノキサ
リン誘導体を提供する。
本発明によれば、抗ヒスタミン作用、PAF拮抗作用を
併せ持ってあり、抗アレルギー剤、抗炎症剤又は抗PAF
剤として有用な新規なトリアゾロ誘導体が提供された。
本発明の誘導体及びその薬理学的に許容される塩は、上
記以外にも、ヒスタミンおよびPAFが関与すると考えら
れる種々の疾患に対し、予防および治療効果を有すると
期待される。殊に抗喘息剤、ショック症状の緩和剤、血
栓症の治療剤などとしても利用できる。
上記各記号の定義中、ハロゲンはフッ素、塩素、臭素
およびヨウ素を、低級アルキルおよび低級アルコキシに
おけるアルキル部分は、炭素数1〜6の直鎖もしくは分
岐状のアルキル、例えばメチル、エチル、n−プロピ
ル、イソプロピル,n−ブチル,イソブチル、t−ブチ
ル、n−ペンチル、n−ヘキシルなどを意味する。これ
らのうち好ましい基としては、メチル、エチルを挙げる
ことができる。Aの定義において炭素数1〜5の直鎖も
しくは分岐状の飽和、あるいは不飽和アルキレンとは、
例えば、メチレン、エチレン、トリメチレン、テトラメ
チレン、ペンタメチレン、メチルエチレン、エチルエチ
レン、メチルトリメチレン、エチルトリメチレン、メチ
ルテトラメチレン、あるいは次に示す構造を表す。
−CH2‐CH=CH− −CH2‐CH=CH-CH2− −CH2‐C≡
C− −CH2‐C≡C-CH2− −CH2OCH2CH2− −CH2CH2
OCH2CH2− −CH2CH(OH)CH2− Zの定義におけるAr1,Ar2とは、芳香族炭化水素とし
ては、例えば、フェニル、ナフチルなどの炭素数6〜10
のアリールを表わし、複素環としては、例えば、フリ
ル、チエニル、ピリジル、ピリミジル、オキサゾイル、
イソキサゾイル、チアゾイル、イソチアゾイル、イミダ
ゾイル、ピラゾイル、あるいはベンゾフラニル、ベンゾ
チエニル、インドリル、キノリル、イソキノリルなどの
縮合複素環も包含する。上記定義中の各基における置換
基とは、同一又は異なって置換数1〜3の芳香環への置
換基を意味し、炭素数1〜6のアルキル、炭素数1〜6
のアルコキシ、アシル、アルキルスルホニル、ハロゲ
ン、ハロゲン化アルキル、アルキルアミノ、ニトロ、シ
アノ、ヒドロキシ、メルカプト、アルキルチオから選ば
れる基を意味する。従って、置換アリールとは、例え
ば、4−クロロフェニル、4−ブロモフェニル、4−フ
ルオロフェニル、4−メチルフェニル、4−メトキシフ
ェニル、4−トリフルオロメチルフェニル、3−クロロ
フェニル、3−ブロモフェニル、3−フルオロフェニ
ル、3−メチルフェニル、3−メトキシフェニル、3−
トリフルオロメチルフェニル、2−クロロフェニル、2
−ブロモフェニル、2−フルオロフェニル、2−メチル
フェニル、2−メトキシフェニル、2−トリフルオロメ
チルフェニル、2,3−ジクロロフェニル、3,4−ジクロロ
フェニル、2,3−ジメトキシフェニル、3,4−ジメトキシ
フェニル、3,4,5−トリメトキシフェニル、5−メチル
−2−チエニル、5−メチル−3−チエニル、5−メチ
ル−4−チエニル、5−メチル−2−ピリジル、5−メ
チル−3−ピリジル、5−メチル−4−ピリジル、など
を意味する。置換もしくは非置換のアラルキルとは、例
えば、ベンジル、4−フルオロベンジル、4−クロロベ
ンジル、2−チエニルメチル、2−フリルメチルなどを
意味し、好ましくは4−フルオロベンジルである。Zの
定義における縮合芳香環とは、例えば、フェニル、ナフ
チル、キノリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾフラニ
ル、ベンゾチオフェニル、ベンズイソキサゾリル、ベン
ズチアゾリル、イミダゾピリジルなどを意味する。好ま
しくは下記に示す置換基が挙げられる。
(ここで、R6は置換もしくは非置換のアラルキル、又
はアルコキシアルキルを表し、pは0もしくは1を表
し、R7、R8はそれぞれ水素、又は低級アルキルを表し、
R9は水素、低級アルキル、低級アルコキシ、又はハロゲ
ンを表し、は単結合、もしくは二重結合を表す)アル
コキシアルキルとは、例えば、エトキシエチル、メトキ
シエチル、メトキシプロピルなどを意味し、好ましくは
エトキシエチルである。式(II)のBの定義中のR10
表わされるアルコール保護基とは、例えば、メチル、エ
チル、イソプロピルのような低級アルキル、ベンジル、
テトラヒドロピラニル、メトキシメチル、メチルチオメ
チルなどが挙げられる。
式(I)で表わされる化合物の薬理学的に許容される
塩としては、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、ホウ酸
塩、リン酸塩などの無機酸塩、酢酸塩、マレイン酸塩、
フマル酸塩、酒石酸塩、コハク酸塩、リンゴ酸塩、乳酸
塩、クエン酸塩、マロン酸塩、安息香酸塩、パラトルエ
ンスルホン酸塩などの有機酸塩、リジン、グリシン、フ
ェニルアラニン、グルタミン酸などのアミノ酸付加塩が
挙げられる。
以下、式(I)で表される化合物の製造法を説明す
る。しかし、各化合物の製造法はそれらに限定されるも
のではなく、又、各種製造法において、反応条件は以下
に記載したものから適宜選択される。
本発明の式(I)で表される化合物は式(III) (式中、R1、R2、R3、R10、A、W、lは前記と同義
である)で表される化合物に、ハロゲン化水素溶液を作
用させて得た式(XVII) (式中、Xはハロゲン原子を表し、R1、R2、R3、A、
W、lは前記と同義である)で表される化合物もしくは
その酸付加塩に、式(IV) (式中、Y、Z、n、は前記と同義である)で表さ
れる化合物もしくはその酸付加塩(塩酸塩、硫酸塩など
の無機酸塩、酢酸塩などの有機酸塩を意味する)を作用
させて製造できる。
上記方法中、ハロゲン化水素溶液としては、臭化水素
水、臭化水素−酢酸溶液、濃塩酸などが挙げられる。式
(III)で表される化合物にハロゲン化水素溶液を作用
させる場合の反応温度は、通常30℃〜用いる溶媒の沸点
で、反応時間は、通常10分から1週間である。生成した
式(XVII)で表される化合物は水酸化ナトリウム、炭酸
カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムなどの
水溶液を加え、有機溶媒と抽出することにより、得るこ
とができるが、反応後、溶媒を留去乾固して,酸付加塩
として次の反応を行うこともできる。
式(XVII)で表される化合物もしくはその酸付加塩
と、式(IV)で表される化合物もしくはその酸付加塩と
の反応は、通常反応に不活性な溶媒(ジメチルホルムア
ミド、ジメチルアセトアミド、2−ブタノン、エタノー
ル、n−ブタノール、テトラヒドロフラン,ジクロロメ
タンなど、又はその混合溶媒)中、10分から1週間で行
うことができる。反応温度は0℃〜150℃程度が好まし
く、反応速度を高めるために例えば、トリエチルアミ
ン、ピリジンなどの有機塩基、例えば炭酸カリウム、炭
酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、水素化カルシウ
ム、ヨウ化カリウム、酢酸カリウムなどの無機塩基を触
媒として反応を行うことができる。
また、式(I)で表される化合物は式(V)で表され
る化合物を、原料として以下の方法によって合成するこ
とができる。
すなわち、式(V) (式中、R1、R2、R3、W、lは前記と同義である)で
表される化合物に、式(VI) (式中、Xはハロゲン原子を表し、A、Y、Z、n、
は前記と同義である)で表される化合物もしくはその
酸付加塩を反応させることにより式(I)で表される化
合物を製造することができる。
反応は、反応に不活性な溶媒(ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド、テトラヒドロフラン、ジオ
キサンなど)中、無機塩基(水酸化ナトリウム、水素化
カルシウム、ナトリウムアミド、水酸化カリウム、t−
ブトキシカリウムなど)又は有機塩基(ピリジン、トリ
エチルアミンなど)の存在下、0℃から用いた溶媒の還
流温度で、5分から5時間で進行する。
また、式(I)で表される化合物は式(XVIII)で表
される化合物を、原料として以下の方法によっても製造
することができる。
すなわち、式(XVIII) (式中、R2、R3、A、W、Y、Z、l、n、は前記
と同義である)で表される化合物に5硫化リン、Lawess
on試薬(登録商標)などのチオン化試薬を反応させるこ
とにより式(XIXa) (式中、R2、R3、A、W、Y、Z、l、n、は前記
と同義である)で表される化合物を得る。反応は、通常
反応に不活性な溶媒(ピリジン、アセトニトリル、トル
エン、キシレン、テトラヒドロフラン、クロロホルム、
ジオキサン、ジエチルエーテル、ジグライムなど)中、
30〜100℃で1分から5時間で進行する。
あるいは式(XVIII)で表される化合物にハロゲン化
剤を反応させることにより、式(XIXb) (式中、Xはハロゲン原子を表し、R2、R3、A、W、
Y、Z、l、n、は前記と同義である)で表される化
合物を得る。ハロゲン化剤としては、オキシ塩化リン、
塩化チオニル、3塩化リンなど、および塩化チオニル−
ジメチルホルムアミド、オキシ塩化リン−N−メチルホ
ルムアニリドなどが挙げられる。反応は不活性な溶媒
(ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロホルムなど)
中で、0℃から用いた溶媒の還流温度で、5分から6時
間で進行する。
あるいは、式(XVIII)で表される化合物にアルキル
化剤を反応させることにより式(XIXc) (式中、R11は低級アルキル基を表し、R2、R3、A、
W、Y、Z、l、n、は前記と同義である)で表され
る化合物を得る。アルキル化剤としては、トリアルキル
オキソニウムテトラフルオロボレート、ジアルキル硫酸
などが挙げられる。
以上の操作で得られた式(XIXa)、(XIXb)、(XIX
c)で表される化合物に式(VIII) R1CONHNH2 (VIII) (式中、R1は前記と同義である)で表される化合物
を、反応に不活性な溶媒(キシレン、n−ブタノール、
n−ヘキサノール、アセトニトリル、シクロヘキサノー
ルなど)中、50℃から用いた溶媒の還流温度で30分から
6時間で反応させることにより式(I)で表される化合
物を得ることができる。この時、反応速度を高めるため
に、有機酸(酢酸、プロピオン酸など)、無機酸(塩
酸、硫酸など)、またはシリカゲルの存在下に反応を行
うことができる。
又、式(I)で表される化合物は、式(XIXa)、(XI
Xb)あるいは(XIXc)で表される化合物にヒドラジン
を、反応に不活性な溶媒(メタノール、エタノール、n
−プロパノール,n−ブタノールなど)中、0℃〜50℃
で、5分から3時間程度反応させて得られる式(XX) (式中、R2、R3、A、W、Y、Z、l、n、は前記
と同義である)で表される化合物に、式(X) R1C(OR12)3 (X) (式中、R12は低級アルキル基を表し、R1は前記と同
義である)で表される化合物もしくは式(XI) R1CO2H (XI) (式中、R1は前記と同義である)で表される化合物も
しくはその反応性誘導体を、反応に不活性な溶媒(トル
エン、キシレン、メタノール、エタノール、n−ブタノ
ール、アセトニトリル、ジオキサンなど)中、0℃から
用いた溶媒の還流温度で10分から8時間反応させること
によっても得ることができる。この時反応速度を高める
ために有機酸(酢酸、プロピオン酸など)、無機酸(塩
酸、硫酸など)、又はシリカゲルの存在下に反応を行う
ことができる。
式(I)で表される化合物のうち、式(Ib) (式中、GはCR4R5を表し、qは0またはlを表し、R
1、R2、R3、R4、R5、A、Y、Z、n、は前記と同義
である)で表される化合物は、式(XII) (式中、R1、R2、R3、A、G、Y、Z、n、q、
前記と同義である)で表される化合物に還元剤を反応さ
せることにより製造することができる。
反応に用いる還元剤として水素化リチウムアルミニウ
ム、アラン、ボラン、水素化硼素ナトリウム、水素化硼
素リチウムなどが挙げられ、反応温度は0℃から用いた
溶媒の還流温度で、反応時間は5分から6時間である。
式(I)で表される化合物のうち、式(Ic)、 (式中、R1、R2、R3、Ar1、Ar2、A、W、l、nは前
記と同義である)で表される化合物は、式(XIII) (式中、R13は低級アルキルを表し、R1、R2、R3
A、W、l、nは前記と同義である)あるいは式(XI
V) (式中、Ar1、R1、R2、R3、A、W、l、nは前記と
同義である)で表される化合物と式(XV) ArMgX (XV) (式中、Xはハロゲン原子を表し、ArはAr1および/
またはAr2を表し、Ar1、Ar2は前記と同義である)ある
いは式(XVI) ArLi (XVI) (式中、ArはAr1および/またはAr2を表し、Ar1、Ar2
は前記と同義である)で表される化合物とを反応させる
ことにより製造することができる。
反応は、反応に不活性な溶媒(ジエチルエーテル、テ
トラヒドロフランなど)中、−78℃から用いた溶媒の還
流温度で、5分から10時間で進行する。
式(Id) (式中、R1、R2、R3、Ar1、Ar2、A、W、l、nは前
記と同義である)で表される化合物は、式(Ic)で表さ
れる化合物を脱水することにより製造することができ
る。
脱水剤としては、濃塩酸、濃硫酸の強酸、あるいは塩
化チオニルなどの脱水剤が用いられ、0℃から100℃の
温度で5分から5時間で進行する。
上記反応において、原料として用いられている式(XI
II)あるいは式(XIV)で表される化合物は以下の反応
工程によって製造できる。
式(XXI) (式中、R13、nは前記と同義である)で表される化
合物と、式(XXII) X−A-X1 (XXII) (式中、Aは前記と同義、X、X1は同一もしくは異な
ってハロゲンを表す)で表される化合物を反応させるこ
とにより 式(XXIII) (式中、A、X、R13、nは前記と同義である)で表
される化合物を得る。次いで、式(XXIII)で表される
化合物を式(V)で表される化合物と反応させることに
より式(XIII)で表される化合物を得る。
式(XXI)で表される化合物と式(XXII)で表される
化合物との反応は反応に不活性な溶媒(ジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミド、2−ブタノン、エタノ
ール、n−ブタノール、テトラヒドロフラン,ジクロロ
メタンなど、又はその混合溶媒)中、0℃〜150℃で10
分から1週間で行うことができる。また、トリエチルア
ミン、ピリジンなどの有機塩基、例えば炭酸カリウム、
炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、水素化カルシウ
ム、ヨウ化カリウム、酢酸カリウムなどの無機塩基を触
媒として添加することが好ましい。
式(XXIII)で表される化合物と式(V)で表される
化合物との反応は、反応に不活性な溶媒(ジメチルホル
ムアミド、ジメチルアセトアミド、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサンなど)中、無機塩基(水素化ナトリウ
ム、水素化カルシウム、ナトリウムアミド、水酸化カリ
ウム、t−ブトキシカリウムなど)又は有機塩基(ピリ
ジン、トリエチルアミンなど)の存在下、0℃から用い
た溶媒の還流温度で、5分から5時間で進行する。
式(XXV)で表される化合物は、式(XXIV)で表され
る化合物と式(XXII)で表される化合物とを反応させる
ことにより製造することができる。反応は、式(XXI)
で表される化合物から式(XXIII)で表される化合物へ
の変換と同様の操作を行うことによって進行する。式
(XIV)で表される化合物は、式(XXV)で表される化合
物と式(V)で表される化合物を反応させることにより
製造することができる。反応は、式(XXIII)で表され
る化合物から式(XIII)で表される化合物への変換と同
様の操作を行うことによって進行する。
次に、上記反応で原料として用いた化合物の製造法に
ついて述べる。
最初に、式(III)で表される化合物の製造法につい
て述べる。
式(III)においてWがC=O、lが1である化合物(I
IIa)の合成 (式中、R1、R2、R3、R10、Aは前記と同義である) 式(III)で表される化合物のうち、式(IIIa)で表
される化合物は式(XXVI)で表される化合物を出発物質
として以下の反応工程によって得ることができる。
すなわち、式(XXVI)で表される化合物を式(XXVI
I) H2N‐A-OR10 (XXVII) (式中、R10、Aは前記と同義である)で表される化
合物と反応させることにより式(XXVIII)で表される化
合物を得る。反応は、溶媒の不存在下,もしくは通常水
または有機溶媒(テトラヒドロフラン、エタノール、ベ
ンゼン、トルエン、ジメチルホルムアミドなど)、又は
その混合溶液の存在下、室温から用いた溶媒の還流温度
で、1時間から1カ月で進行する。反応を促進するため
に系内に脱酸剤を共存させることもできる。脱酸剤とし
てはピリジン、トリエチルアミンなどの有機塩基、炭酸
カリウム、炭酸ナトリウムなどの無機塩基を挙げること
ができる。
式(XXVIII)で表される化合物を還元することによ
り、式(XXIX)で表される化合物を得る。反応は、例え
ば、酸化白金、パラジウム、ラネーニッケルなどを用い
た接触還元は、水又は有機溶媒(メタノール、エタノー
ル、ジメチルホルムアミドなど)中、圧力は大気圧から
50気圧で行うことができる。この時、系内に酢酸、塩酸
などを共存させても良い。鉄、亜鉛、スズなどの金属を
用いて塩酸、酢酸などの酸性条件で還元を行うこともで
きる。亜鉛粉末を用いる場合には、中性又はアルカリ性
条件下でも行うことができる。その他、不活性溶媒(エ
ーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンなど)中、金
属水素化合物(水素化リチウムアルミニウム、水素化ホ
ウ素ナトリウムなど)による還元や、硫化ナトリウム、
水硫化ナトリウム、亜二チオン酸ナトリウムなどの硫黄
系化合物をエタノール、トルエン、水、アンモニア水な
どの溶媒中で行うこともできる。還元手段によって反応
条件は異なるが、0℃〜100℃程度の温度で,30分から1
週間で反応は進行する。
式(XXIX)で表される化合物を式(XXX) (式中、Eは、OR14、Xを表し、R14は水素、または
低級アルキルを、Xはハロゲン原子を表す)で表される
しゅう酸誘導体と反応させて式(XXXI)で表される化合
物を得る。反応は、不活性な溶媒(o−ジクロロベンゼ
ン、トルエン、キシレンなど)中で、0℃から溶媒の還
流温度で5分から6時間で進行する。
式(XXXI)で表される化合物を、式(XVIII)で表さ
れる化合物から式(XIXa-c)で表される化合物への変換
と同様の操作を行うことにより式(XXXII)で表される
化合物(式中、Qはハロゲン、−SHあるいは−OR11(こ
こでR11は低級アルキル基を表す)を表す)を得ること
ができる。
式(XXXII)で表される化合物を、式(XIXa-c)で表
される化合物から式(I)で表される化合物への変換と
同様の操作を行うことにより式(IIIa)で表される化合
物を得ることができる。
式(III)においてWがCR4R5、lが1である化合物(II
Ib)の合成 (式中、R1、R2、R3、R4、R5、R10、Aは前記と同義
である) 式(III)で表される化合物のうち、式(IIIb)で表
される化合物は式(XXVI)で表される化合物を出発物質
として以下の反応工程によって得ることができる。
式(XXVI)で表される化合物を式(XXXIII) (式中、R15は低級アルキルを表し、R4、R5、R10、A
は前記と同義である)で表される化合物を反応させるこ
とにより式(XXXIV)で表される化合物を得る。反応
は、式(XXVI)で表される化合物から式(XXVIII)で表
される化合物の変換と同様の操作を行うことにより進行
する。次に、式(XXXIV)で表される化合物を還元する
ことにより式(XXXV)で表される化合物を得る。反応
は、式(XXVIII)で表される化合物から式(XXIX)で表
される化合物の変換と同様の操作を行うことにより進行
する。次に、式(XXXV)で表される化合物を、式(XVII
I)で表される化合物から式(XIXa-c)で表される化合
物への変換と同様の操作を行うことにより式(XXXVI)
で表される化合物を得る。式(XXXVI)で表される化合
物を、式(XIXa-c)で表される化合物から式(I)で表
される化合物への変換と同様の操作を行うことにより式
(IIIb)で表される化合物を得る。
上記反応工程において、式(XXXIII)で表される化合
物は、以下の反応によって製造できる。
式(XXVII)で表される化合物を式(XXXVII) (式中、Xはハロゲンを表し、R4、R5、R15は前記と
同義である)で表される化合物と反応させることにより
式(XXXIII)で表される化合物を製造できる。反応は、
不活性な溶媒(テトラヒドロフラン、エタノール、2−
ブタノン、ベンゼン,トルエンなど)中、0℃から用い
た溶媒の還流温度で、5分から24時間で進行する。
式(III)においてlが0である化合物(IIIc)の合成 (式中、R1、R2、R3、R10、Aは前記と同義である) 式(III)で表される化合物のうち、式(IIIc)で表
される化合物は式(XXIX)で表される化合物を出発物質
として以下の反応工程によって得ることができる。
式(XXIX)で表される化合物を尿素と反応させること
により式(XXXVIII)で表される化合物を得る。反応
は、溶媒の非存在下、80℃から200℃で5分から20時間
で進行する。次に、式(XXXVIII)で表される化合物
を、式(XVIII)で表される化合物から式(XIXa-c)で
表される化合物への変換と同様の操作を行うことにより
式(XXXIX)で表される化合物を得ることができる。最
後に、式(XXXIX)で表される化合物を、式(XIXa-c)
で表される化合物から式(I)で表される化合物への変
換と同様の操作を行うことにより式(IIIc)で表される
化合物を得ることができる。
式(III)においてWがCR4R5、lが2である化合物(II
Id)の合成 (式中、R1、R2、R3、R4、R5、R10、Aは前記と同義
である) 式(III)で表される化合物のうち、式(IIId)で表
される化合物は式(XXIX)で表される化合物を出発物質
として以下の反応工程によって得ることができる。
式(XXIX)で表される化合物を式(XL) (式中、Eは、OR14、Xを表し、R14は水素、低級ア
ルキルを、Xはハロゲンを表しR4、R5は前記と同義であ
る)で表される化合物と反応させ式(XLI)で表される
化合物を得る。反応は、式(XXIX)で表される化合物か
ら式(XXXI)で表される化合物への変換と同様の操作を
行うことにより進行する。次に、式(XLI)で表される
化合物を、式(XVIII)で表される化合物から式(XIXa-
c)で表される化合物への変換と同様の操作を行うこと
により式(XLII)で表される化合物を得ることができ
る。次に、式(XLII)で表される化合物を、式(XIXa-
c)で表される化合物から式(I)で表される化合物へ
の変換と同様の操作を行うことにより式(XLIII)で表
される化合物を得ることができる。最後に、式(XLII
I)で表される化合物を還元することにより式(IIId)
で表される化合物を得ることができる。反応に用いる還
元剤としては水素化リチウムアルミニウム、アラン、ボ
ラン、水素化硼素ナトリウム、水素化硼素リチウムなど
が挙げられ、反応温度は0℃から用いた溶媒の還流温度
で、反応時間は5分から6時間で進行する。
また、式(III)で表される化合物は式(V)で表さ
れる化合物のアルキル化により製造できる。すなわち、
式(V)で表される化合物を式(XLIV) X−A-OR10 (XLIV) (式中、Xはハロゲンを表し、R10、Aは前記と同義
である)で表される化合物と反応させることにより製造
することができる。反応は、好適には炭酸ナトリウム、
水素化カリウム、水素化ナトリウム、ナトリウムアミ
ド、水素化カルシウム、t−ブトキシカリウムなどの無
機塩基、トリエチルアミン、ピリジンなどの有機塩基お
よびそれらの混合物の存在下、不活性な溶媒(エタノー
ル、n−ブタノール、ジメチルホルムアミド、ジメチル
アセトアミド、テトラヒドロフラン、ジオキサン、2−
ブタノンなど)中、0℃から用いた溶媒の沸点で、1分
から24時間で進行する。
次に、式(V)で表される化合物の製造方法について
述べる。
式(V)においてWがC=0、lが1である化合物(V
a)の合成 (式中、R1、R2、R3は前記と同義である) 式(V)で表される化合物のうち、式(Va)で表され
る化合物は式(XLV)で表される化合物を原料として、
以下の反応工程によって製造できる。
式(XLV)で表される化合物を、式(XXX)で表される
化合物と反応させることにより式(XLVI)で表される化
合物を得ることができる。反応は、式(XXIX)で表され
る化合物の式(XXXI)で表される化合物への変換と同様
の操作を行うことにより進行する。次に、式(XLVI)で
表される化合物を、式(XVIII)で表される化合物から
式(XIXa-c)で表される化合物への変換と同様の操作を
行うことにより式(XLVII)で表される化合物を得るこ
とができる。最後に、式(XLVII)で表される化合物
を、式(XIXa-c)で表される化合物から式(I)で表さ
れる化合物への変換と同様の操作を行うことにより式
(Va)で表される化合物を得ることができる。
式(V)においてWがCR4R5、lが1である化合物(V
b)の合成 (式中、R1、R2、R3、R4、R5は前記と同義である) 式(V)で表される化合物のうち、式(Vb)で表され
る化合物は式(XLV)で表される化合物を原料として、
以下の反応工程によって製造できる。
式(XLV)で表される化合物を、式(XLVIII) X-CR4R5‐CO-E (XLVIII) (式中、Eは、OR14、Xを表し、R14は水素、低級ア
ルキルを、Xはハロゲンを表し、R4、R5は前記と同義で
ある)で表される化合物と反応させることにより(XLI
X)を得ることができる。反応は、不活性な溶媒(テト
ラヒドロフラン、エタノール、2−ブタノン、ベンゼ
ン,トルエンなど)中、0℃から用いた溶媒の還流温度
で、5分から24時間で進行する。式(XLIX)で表される
化合物を、式(XVIII)で表される化合物から式(XIXa-
c)で表される化合物への変換と同様の操作を行うこと
により式(L)で表される化合物を得ることができる。
式(L)で表される化合物を、式(XIXa-c)で表される
化合物から式(I)で表される化合物への変換と同様の
操作を行うことにより式(Vb)で表される化合物を得る
ことができる。
式(V)において、lが0である化合物(Vc)の合成 (式中、R1、R2、R3は前記と同義である) 式(V)で表される化合物のうち、式(Vc)で表され
る化合物は式(XLV)で表される化合物を原料として、
以下の反応工程によって製造できる。
式(XLV)で表される化合物を尿素と反応させること
により式(LI)で表される化合物を得ることができる。
反応は、式(XXIX)で表される化合物から式(XXXVII
I)で表される化合物への変換と同様の操作を行うこと
により進行する。式(LI)で表される化合物を、式(XV
III)で表される化合物から式(XIXa-c)で表される化
合物への変換と同様の操作を行うことにより式(LII)
で表される化合物を得ることができる。式(LII)で表
される化合物を、式(XIXa-c)で表される化合物から式
(I)で表される化合物への変換と同様の操作を行うこ
とにより式(Vc)で表される化合物を得ることができ
る。
式(V)においてWがCR4R5、lが2である化合物(V
d)の合成 (式中、R1、R2、R3、R4、R5は前記と同義である) 式(V)で表される化合物のうち、式(Vd)で表され
る化合物は式(XLV)で表される化合物を原料として、
以下の反応工程によって製造できる。
式(XLV)で表される化合物を式(XL)で表される化
合物と反応させることにより式(LIII)で表される化合
物を得ることができる。反応は、式(XXIX)で表される
化合物から式(XLI)で表される化合物への変換と同様
の操作を行うことにより進行する。式(LIII)で表され
る化合物を、式(XVIII)で表される化合物から式(XIX
a-c)で表される化合物への変換と同様の操作を行うこ
とにより式(LIV)で表される化合物を得ることができ
る。式(LIV)で表される化合物を、式(XIXa-c)で表
される化合物から式(I)で表される化合物への変換と
同様の操作を行うことにより式(LV)で表される化合物
を得ることができる。式(LV)で表される化合物を、式
(XII)で表される化合物から式(Ib)で表される化合
物への変換と同様の操作を行うことにより式(Vd)で表
される化合物を得ることができる。
また、式(XVII)で表わされる化合物のうち、WがCR
4R5、lが1である化合物(XVIIb) (式中、Xはハロゲンを表わし、R1、R2、R3、R4
R5、Aは前記と同義である)は式(Vb)で表わされる化
合物を原料として以下の方法によって製造できる。
すなわち、式(Vb) (式中、R1、R2、R3、R4、R5は前記と同義である)で
表わされる化合物と(LVI) LO2C‐A′−X (LVI) (式中、Xはハロゲンを表わし、A′は炭素数1〜4
の飽和、もしくは不飽和の直鎖もしくは分枝アルキレン
(ただし、ヘテロ原子を含んでいても良い)を表わし、
Lは前記と同義である)で表わされる化合物と反応さ
せ、式(LVII) (式中、R1、R2、R3、R4、R5、A′、Lは前記と同義
である)で表わされる化合物を得る。反応は、反応に不
活性な溶媒(ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトア
ミド、テトラヒドロフラン、ジオキサンなど)中、無機
塩基(水素化ナトリウム、水素化カルシウム、ナトリウ
ムアミド、水酸化カリウム、t−ブトキシカリウムな
ど)又は有機塩基(ピリジン、トリエチルアミンなど)
の存在下、0℃から用いた溶媒の還流温度で、5分から
5時間で進行する。
次に、式(LVII)で表わされる化合物に還元剤を作用
することにより式(LVIII) (式中、R1、R2、R3、R4、R5、A′は前記と同義であ
る)で表わされる化合物を得ることができる。反応に用
いる還元剤としては水素化リチウムアルミニウム、アラ
ン、ボラン、水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素リ
チウムなどが挙げられ、反応温度は0℃から用いた溶媒
の還流温度で、反応時間は5分から6時間である。
最後に、式(LVIII)で表わされる化合物に、ハロゲ
ン化剤を作用させることにより式(XVIIb)で表わされ
る化合物を製造することができる。ハロゲン化剤として
は、オキシ塩化リン、塩化チオニル、3塩化リンなど、
及び塩化チオニル−ジメチルホルムアミド、オキシ塩化
リン−N−メチルホルムアニリドなどが挙げられる。反
応は不活性な溶媒(ベンゼン、トルエン、キシレン、ク
ロロホルムなど)中で、0℃から用いた溶媒の還流温度
で、5分から6時間で進行する。
このようにして得られた式(I)で表される化合物は
再結晶、クロマトグラフィーなど、それ自体公知の方法
により、反応混合物から分離・精製することができる。
式(I)で表される化合物は常法により無機酸、有機酸
又はアミノ酸と処理することにより、前記した薬理学的
に許容される塩にすることができる。
本発明化合物中、不斉炭素原子を有する場合には、通
常ラセミ体として得られる。ラセミ体は常法により光学
異性体に分割することができる。そのような光学異性体
は光学活性な化合物を出発物質を使用することによって
も製造することができる。ジアステレオ異性体が存在す
る場合には、個々のジアステレオ異性体は分別再結晶又
はクロマトグラフィーによって精製できる。
式(I)で表される化合物およびその中間体の製造法
において、反応に用いる化合物は反応に支障のない限
り、例えば塩酸塩、硫酸塩などの無機酸塩、例えば酒石
酸塩、フマル酸塩などの有機酸塩などの塩の形で用いら
れても良い。
[作用] 本発明の式(I)で表される化合物およびその塩は抗
PAF作用、抗ヒスタミン作用を示し、炎症性、アレルギ
ー性疾患(気管支喘息、乾癬など)、PAFに起因する疾
患(例えば、血栓症、脳卒中、心筋梗塞、狭心症、血栓
性静脈炎、腎炎、糖尿病性腎症、エンドトキシンショッ
ク、エンドトキシンにより生ずる血管内血液凝固症候
群、アナフィラキシーショック、出血性ショックなどの
循環障害疾患、胃潰瘍などの消化器系疾患、肺炎、臓器
移植時のPAF産生量増加に伴う拒絶反応、臓器手術時の
臓器不全など)、PAF拮抗剤が有効な疾患(高エンドセ
リン症など)の予防、治療剤として有用である。
式(I)で表される化合物およびその酸付加塩は、そ
のまま粉末剤として、または適当な剤形の医薬組成物と
して哺乳動物に対して経口的または非経口的に投与する
ことができる。
経口投与のための剤形としては、具体的には錠剤、丸
剤、散剤、カプセル剤、顆粒剤、シロップ剤、乳剤、懸
濁剤などが挙げられる。かかる剤形は自体公知の方法に
よって製造され、製剤分野において通常用いられる担体
もしくは賦形剤を含有するものである。例えば錠剤用の
担体、賦形剤としては乳糖、澱粉、ショ糖、ステアリン
酸マグネシウムなどが挙げられる。
非経口投与のための剤形としては、例えば、軟膏剤、
注射剤、湿布剤、塗布吸入剤、坐剤、経皮吸入剤などが
挙げられる。注射剤は自体公知の方法、例えば式(I)
で表される化合物またはその塩を通常注射剤に用いられ
る無菌の水性もしくは油性液に溶解、懸濁または乳化す
ることによって調製される。注射用の水溶液としては生
理食塩水、ブドウ糖溶液が挙げられ、油性液としてはゴ
マ油、大豆油などが挙げられ、それぞれ溶解補助剤を併
用してもよい。腸内投与に用いられる坐剤は自体公知の
方法、例えば式(I)で表される化合物またはその塩を
通常の坐薬用基剤に混合し、成型することによって調製
される。
式(I)で表される化合物またはその薬理学的に許容
される塩の有効投与量および投与回数は投与形態、患者
の年齢、体重、治療すべき症状の性質もしくは重篤度に
よっても異なるが、通常成人1日当たり0.1〜1000mg
を、好ましくは1〜200mgを1回または数回に分けて投
与することができる。
なお、上記各剤形は式(I)で表される化合物もしく
はその塩との配合により好ましくない相互作用を生じな
い限り、他の治療のための有効成分を含有してもよい。
例えば、ステロイド剤、非ステロイド抗炎症剤、リポキ
シゲナーゼ阻害剤、ロイコトリエン拮抗剤、気管支拡張
剤、トロンボキサン合成阻害剤、トロンボキサン拮抗
剤、ヒスタミン遊離抑制剤、セロトニン拮抗剤、アデノ
シン受容体拮抗剤、アドレナリンβ受容体拮抗剤、免疫
抑制剤、免疫調節剤などが挙げられる。
下記に本発明化合物を用いた錠剤の組成例を示す。
製剤例 錠剤 常法により次の組成からなる錠剤を調製する。 実施例6の化合物 20mg 乳糖 80mg トウモロコシ澱粉 30mg ポリビニルアルコール 2mg ステアリン酸マグネシウム 1mg タール色素 微量 [実施例] 以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。本
発明は何らこれらに限定されるものではない。
実施例1 4−(3−エトキシプロピル)−2−ヒドロキシ−キノ
キサリン−3(4H)−オン(1) 塩化オギザリル26.9gと、o−ジクロロベンゼン200ml
の溶液を60℃で攪拌しいる中に、N−(3−エトキシプ
ロピル)−o−フェニレンジアミン35.5gとo−ジクロ
ベンゼン220mlの溶液を42分間で、数回に分けて加え
る。昇温し、130℃で1.1時間攪拌した後、熱時濾過し、
ろ液を冷却し、エーテルを加えて、結晶を濾過、洗浄
し、乾燥後、第2晶まで併せて25.2gの(1)を得る。
IR(KBr)cm-1:2868,1690,1665,1311,1122,7561 HNMR(DMSO-d6)δ:7.35(1H,m),7.20-7.17(3H,m),
4.17(2H,t,J=7.1),3.52-3.29(4H,m),1.86(2H,qui
nt,J=6.9),1.11(3H,t,J=6.9) MS:248(M+) 実施例2 4−(3−エトキシプロピル)−2−クロロ−キノキサ
リン−3(4H)−オン(2) (1)22.5gにトルエン330ml,ジメチルホルムアミド10m
l,塩化チオニル10ml加え、2時間加熱還流する。熱時濾
過し、ろ液を濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:3〜1:2)で精製し、2
3.5gの(2)を黄色油状物として得る。
IR(Neat)cm-1:2976,2870,1669,1605,1468,1114,1083,
756,6291 HNMR(CDCl3)δ:7.83(1H,m),7.55(2H,m),7.36(1
H,m),4.43(2H,t,J=7.0),3.5 2(2H,t,J=5.8),3.49(2H,q,J=7.0)2.07(2H,m),
1.23(3H,t,J=7.0) MS:266(M+) 実施例3 5−(3−エトキシプロピル)−4,5−ジヒドロ−1−
メチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]キノキサリン−
4(5H)−オン(3) (2)23.3gとアセトヒドラジド7.79gにn−ブタノール
180mlを加え、0.9時間加熱還流する。n−ブタノール60
mlを加え、1.5時間加熱還流する。溶媒を留去し、ジク
ロロメタン、水を加え、抽出し、水洗、乾燥する。溶媒
を留去し、イソプロパノールから、再結晶し、酢酸エチ
ルで洗浄し、乾燥して黄色結晶の(3)を18.9g得る。
mp:120.5〜123℃ IR(KBr)cm-1:2966,1678,1429,775,7681 HNMR(CDCl3)δ:8.02(1H,dd,J=7.9,1.5),7.65-7.2
1(3H,m),4.46(2H,t,J=7.4),3.62-3.39(4H,m),3.
09(3H,s),2.05(2H,m),1.22(3H,t,J=7.0) MS:286(M+) 実施例4 4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−(ジフ
ェニルメチレン)ピペリジン−1−イル]プロピル]
[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]キノキサリン−4(5H)
−オン(4) (3)2.51gに48%臭化水素水18mlを加え、2.7時間加熱
還流する。溶媒を減圧下に留去した後、4−(ジフェニ
ルメチレン)ピペリジン1.96g、炭酸ナトリウム2.33g、
ジメチルホルムアミドを18ml加え、60〜70℃で4.9時間
攪拌する。溶媒を留去し、水、ジクロロメタンを加え、
セライト濾過し、ろ液を抽出し、水洗、乾燥する。溶媒
を留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸
エチル:メタノール=6:1)で精製した後、エタノール
と少量のn−ブタノールから、再結晶し、(4)を白色
結晶として2.50g得る。
mp:188.5〜189.5℃ 元素分析:C31H31N5 O・1/4H20として 計算値:C,75.35;H,6.43;N,14.17 実測値:C,75.21;H,6.36;N,14.27 IR(KBr)cm-1:1673,1427,760,7021 HNMR(CDC13)δ:8.01(1H,dd,J=8.3,1.5),7.69(1
H,d,J=7.3),7.51(1H,td,J=8.1,1.5),7.36(1H,td,
J=7.8,1.0),7.28(4H,t-like,J=5.9),7.20(2H,t-l
ike,J=7.3),7.12(4H,m),4.44(2H,t,J=7.3),3.09
(3H,s),2.51(6H,t-like),2.39(4H,t-like,J=5.
6),1.98(2H,quint,J=7.3) MS:489(M+) 実施例5 4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−ジフェ
ニルメチル)ピペラジン−1−イル]プロピル][1,2,
4]トリアゾロ[4,3-a]キノキサリン−4(5H)−オン
(5) 実施例4の4−(ジフェニルメチレン)ピペリジンの
代わりに1−(ジフェニルメチル)ピペラジンを用いる
以外は実施例4と同様にして(5)を無色アモルファス
として得る。
元素分析:C30H32N6 Oとして 計算値:C,73.14:H,6.55:N,17.06 実測値:C,73.27;H,6.38,N,17.27 IR(KBr)cm-1:2814,1686,1427,750,7081 HNMR(CDC13)δ:7.99(1H,dd,J=8.3,1.0),7.64(1
H,d,J=7.8),7.47(1H,td,J=7.8,1.5),7.41(4H,AB,
J=7.3),7.34(1H,td,J=7.8,1.0),7.27(4H,t,J=7.
3),7.17(2H,t,J=7.3),4.40(2H,t,J=6.8),4.20
(1H,s),3.08(3H,s),2.49(2H,t,J=6.8),2.47(8
H,brs),1.94(2H,quint,J=6.8) MS:492(M)+ 実施例6 4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−[(4
−クロロフェニル)フェニルメチル]ピペラジン−1−
イル]プロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]キノキ
サリン−4(5H)−オン(6) 実施例の4の4−(ジフェニルメチレン)ピペリジン
の代わりに1−[(4−クロロフェニル)フェニルメチ
ル]ピペラジンを用いる以外は実施例4と同様にして
(6)を無色アモルファスとして得る。
IR(KBr)cm-1:2810,1675,1425,1240,7551 HNMR(CDC13)δ:7.99(1H,dd,J=8.6,1.2),7.62(1
H,d,J=8.6),7.47(1H,td,J=7.9,1.2),7.37-7.33(3
H,m),7.35(2H,AB,J=8.5),7.28(2H,t,J=7.9),7.2
4(2H,AB,J=7.9),7.19(1H,tt,J=7.3,1.2),4.40(2
H,t,J=7.3),4.19(1H,s),3.09(3H,s),2.50(2H,t,
J=6.7),2.42(8H,brs),1.95(2H,quint,J=6.7) MS:527(M+H)+ 実施例7 4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−[(4
−クロロフェニル)フェニルメチル]ピペラジン−1−
イル]プロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]キノキ
サリン−4(5H)−オン・塩酸塩(7) 実施例6の化合物0.69gを酢酸エチルに溶解し、塩化
水素ガスを吹き込み、濃縮後、結晶を濾過、乾燥し、0.
54gの(7)を得る。
mp:158〜161℃ IR(KBr)cm-1:3400,2940,2800,1675,1420,755 実施例8 4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[(4−クロ
ロベンジル)ピペラジン−1−イル]プロピル][1,2,
4]トリアゾロ[4,3-a]キノキサリン−4(5H)−オン
(8) 実施例4の4−(ジフェニルメチレン)ピペリジンの
代わりに1−(4−クロロベンジル)ピペラジンを用い
る以外は実施例4と同様にして(8)を無色アモルファ
スとして得る。
元素分析:C24H27N6 OClとして 計算値:C,63.92;H,6.03;N,18.63;Cl,7.86 実測値:C,64.18;H,6.26;N,18.27;Cl,8.02 IR(KBr)cm-1:2814,1682,1427,7541 HNMR(CDC13)δ:8.01(1H,dd,J=8.4,1.1),7.64(1
H,AB,J=8.4),7.51(1H,td,J=8.4,1.1),7.37(1H,t
d,J=7.9,1.1),7.28(2H,AB,J=8.4),7.25(2H,AB,J
=8.4),4.42(2H,t,J=7.3),3.46(2H,s),3.10(3H,
s),2.49(2H,t,J=7.0),2.47(8H,brs),1.95(2H,qu
int,J=7.0) MS:450(M+) 実施例9 4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−(3−
インドリル)ピペリジン−1−イル]プロピル][1,2,
4]トリアゾロ[4,3-a]キノキサリン−4(5H)−オン
(9) 実施例4の4−(ジフェニルメチレン)ピペリジンの
代わりに4−(3−インドリル)ピペリジンを用いる以
外は実施例4と同様にして(9)を無色アモルファスと
して得る。
mp:198〜215℃ 元素分析:C26H28N6 Oとして 計算値:C,70.89;H,6.41;N,19.08 実測値:C,70.68;H,6.63;N,18,84 IR(KBr)cm-1:3346,1671,1460,1433,7431 HNMR(CDC13)δ:10.76(1H,s),8.14(1H,dd,J=7.3,
1.2),7.81(1H,d,J=7.3),7.58(1H,td,J=7.3,1.
2),7.49(1H,d,J=7.9),7.40(1H,t,J=7.3),7.32
(1H,d,J=7.9),7.04(1H,t,J=7.3),7.01(1H,d,J=
2.4),6.94(1H,t,J=7.3),4.37(2H,t,J=7.3),2.98
(3H,s),2.88(2H,d,J=11.6),2.69(1H,t,J=11.
6),2,46(2H,t,J=6.7),2.00(2H,t,J=11.9),1.88-
1.86(4H,m),1.47(2H,qd,J=11.9,3.1) MS:440(M+) 実施例10 1,2−ジヒドロキノキサリン−3(4H)−チオン(10) 1,2−ジヒドロ−3−ヒドロキシキノキサリン52g,5硫
化リン47gおよび炭酸水素ナトリウム59gにジグライム28
0mlを加え、60℃で1時間攪拌する。溶媒を減圧留去
し、水500mlを加え、結晶を濾過、洗浄し、題記化合物
を黄緑色の結晶として47g得る。ベンゼンから再結晶
し、純品を得る。
mp:120〜123℃ IR(KBr)cm-1:3250,3180,3100,2970,1562,1510,13071 HNMR(CDC13)δ:9.75(1H,brs),7.12-6.64(4H,m),
4.33(2H,s) 実施例11 1,2−ジヒドロ−2−メチルキノキサリン−3(4H)−
チオン(11) 1,2−ジヒドロ−3−ヒドロキシキノキサリンの代わ
りに、1,2−ジヒドロ−2−メチル−3−ヒドロキシキ
ノキサリンを用いる以外は実施例10と同様の操作を行
い、(11)を黄緑色結晶として得る。
mp:92〜94℃ IR(KBr)cm-1:2978,1551,1502,1383,1075,7481 HNMR(CDC13)δ:10.08(1H,brs),7.06-6.66(4H,
m),4.38(1H,q,J=6.6),1.54(3H,d,J=6.6) MS:178(M+) 実施例12 1,2−ジヒドロ−2,2−ジメチルキノキサリン−3(4H)
−チオン(12) 1,2−ジヒドロ−3−ヒドロキシキノキサリンの代わ
りに、1,2−ジヒドロ−2,2−ジメチル−3−ヒドロキシ
キノキサリンを用いる以外は実施例10と同様の操作を行
い,(12)を黄緑色結晶として得る。
mp:140〜142℃ IR(KBr)cm-1:2978,1535,1502,1359,1319,1062,745,62
11 HNMR(CDC13)δ:9.74(1H,brs),7.0-6.6(4H,m),1.
53(6H,s) MS:192(M+) 実施例13 4,5−ジヒドロ−1−メチル[1,2,4]トリアゾロ[4,3-
a]キノキサリン(13) 実施例10の化合物62g,アセトヒドラジド56gにn−ブ
タノール750mlを加え、4時間加熱還流する。溶媒を減
圧留去し、水を加え、ジクロロメタンで抽出する。水
洗、乾燥後、溶媒を減圧留去し、イソプロパノールから
再結晶し、題記化合物を淡褐色針状結晶として49g得
る。
mp:173〜174℃ 元素分析値:C10H10N4として 計算値:C,64.50;H,5.41;N,30.09 実測値:C,64.34;H,5.51;N,29.73 IR(KBr)cm-1:3230,1562,1510,1499,14311 HNMR(CDC13)δ:7.50-6.82(4H,m),4.58(2H,d,J=
1.8),4.18(1H,brs),2.78(3H,s) MS:186(M+) 実施例14 4,5−ジヒドロ−1,4−ジメチル[1,2,4]トリアゾロ
[4,3-a]キノキサリン(14) (10)の代わりに(11)を用いる以外は実施例13と同
様にして、(14)を淡褐色針状結晶として得る。
mp:172〜173℃ 元素分析値:C11H12N4として 計算値:C,65.98;H,6.04;N,27.98 実測値:C,65.84;H,6.07;N,27.91 IR(KBr)cm-1:3242,1615,1533,1499,1431,1307,1135,7
451 HNMR(CDC13)δ:7.45(1H,d,J=7.9),7.21-6.83(3
H,m),4.70(1H,q,J=6.3),2.78(3H,s),1.70(3H,d,
J=6.3) MS:200(M+) 実施例15 4,5−ジヒドロ−1,4,4−トリメチル[1,2,4]トリアゾ
ロ[4,3-a]キノキサリン(15) (10)の代わりに(12)を用いる以外は、実施例13と
同様にして、(15)を淡褐色針状結晶として得る。
mp:177〜178℃ 元素分析値:C12H14N4として 計算値:C,67.26;H.6.59;N,26.15 実測値:C,66.99;H,6.59;N,26.00 IR(KBr)cm-1:2986,1615,1531,1495,1307,7371 HNMR(CDCl3)δ:7.52(1H,d,J=8.2),7.47-6.87(3
H,m),2.84(3H,s),1.69(6H,s) MS:214(M+) 実施例16 1−エチル−4,5−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3-
a]キノキサリン(16) 実施例10の化合物25gをエタノール360mlに溶解し、室
温で80%ヒドラジン水和物180mlを加え30分間攪拌す
る。溶媒を留去、乾燥しエタノール350ml,オルトプロピ
オン酸トリエチル92ml,硫酸23mlを加え室温で1.3時間攪
拌する。炭酸水素ナトリウム水溶液を加え中和し、ジク
ロロメタンで抽出する。有機層を合わせ水洗、乾燥後減
圧下に溶媒を留去する。イソプロパノールから再結晶
し、淡黄色の題記化合物を14g得る。
mp:157〜159℃ 元素分析値:C11H12N4として 計算値:C,65.90;H,6.10;N,28.10 実測値:C,65.84;H,6.07;N,27.91 IR(KBr)cm-1:3256,1562,1499,1437,1315,7451 HNMR(CDCl3)δ:7.49-6.84(4H,m),4.58(2H,d,J=
1.8),4.18(1H,brs),3.13(2H,q,J=7.5),1.51(3H,
t,J=7.3) MS:200(M+) 実施例17 4,5−ジヒドロ−1−プロピル[1,2,4]トリアゾロ[4,
3-a]キノキサリン(17) オルトプロピオン酸トリエチルの代わりにオルトブタ
ン酸トリエチルを用いる以外は実施例16と同様にして、
(17)を淡黄色として得る。
mp:130〜132.5℃ 元素分析値:C12H14N4として 計算値:C,67.26;H,6.59;N,26.15 実測値:C,66.80;H,6.55;N,25.92 IR(KBr)cm-1:3244,1499,1431,1320,1299,1270,7501 HNMR(CDCl3)δ:7.46-6.85(4H,m),4.56(2H,d,J=
1.2),4.25(1H,brs),3.07(2H,t,J=7.0),1.91(2H,
quint,J=7.7),1.10(3H,t,J=7.0) MS:214(M+) 実施例18 5−(3−エトキシプロピル)−4,5−ジヒドロ−1−
メチル[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]キノキサリン(1
8) 60%水素化ナトリウム10gにジメチルホルムアミド200
mlを加え、0℃で実施例13の化合物32gを加える。30分
間0℃で攪拌し、1−ブロモ−3−エトキシプロパン35
gを滴下する。室温で1時間攪拌し、水を加え、ジクロ
ロメタンで抽出す。水洗、乾燥後、溶媒を減圧留去し、
イソプロパノールから再結晶し、題記化合物を淡黄色針
状結晶として36g得る。
mp:118〜119℃ 元素分析値:C15H20N4 Oとして 計算値:C,66.15;H,7.40;N,20.57 実測値:C,66.23;H,7.44;N,20.65 IR(KBr)cm-1:1555,1504,1477,1427,1108,7521 HNMR(CDCl3)δ:7.50-6.91(4H,m),4.44(2H,s),3.
48(6H,m),2.78(3H,s),1.95(2H,m),1.26(3H,t,J
=3.7) MS:272(M+) 実施例19 5−(3−ブロモプロピル)−4,5−ジヒドロ−1−メ
チル[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]キノキサリン(19) 実施例18の化合物2.5gに30%臭化水素−酢酸溶液15ml
を加え、100℃で4.1時間攪拌する。水酸化ナトリウム水
溶液を加えジクロロメタンで抽出する。水洗、乾燥後、
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:メ
タノール=7:1)で精製し、題記化合物を結晶として1.3
g得る。
IR(KBr)cm-1:1502,1431,7501 HNMR(CDCl3)δ:7.47(1H,m),7.18(1H,m),7.02-6.
85(2H,m),4.44(2H,s),3.53(2H,t,J=7.0),3.49
(2H,t,J=6.1),2.78(3H,s),2.23(2H,m) MS:306(M+) 実施例20 N−(3−メトキシプロピル)グリシンエチルエステル
(20) MeO(CH2)3NHCH2CO2Et (20) 3−トメキシプロピルアミン52gのテトラヒドロフラ
ン100ml溶液を、氷水浴につけ、ブロモ酢酸エチル27gの
テトラヒドロフラン30ml溶液を1時間で滴下する。さら
に2時間室温で攪拌し、溶媒と過剰の3−メトキシプロ
ピルアミンを減圧留去し、シリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(エタノール:ジクロロメタン=1:20)で精製
し,19gの題記化合物を無色油状物として得る。
IR(Neat)cm-1:2982,2938,1736,1452,1185,11221 HNMR(CDCl3)δ:4.20(2H,q,J=7.2),3.48(2H,t,J
=6.2),3.44(2H,s),3.34(3H,s)2.76(2H,t,J=6.
8),1.81(2H,quint,J=6.6),1.28(3H,t,J=7.2) 実施例21 N−(3−メトキシプロピル)アラニンエチルエステル
(21) MeO(CH2)3NHCHMeCO2Et (21) ブロモ酢酸エチルの代わりに2−クロロプロピオン酸
エチルを用いる以外は実施例20と同様にして、(21)を
無色油状物として得る。
IR(Neat)cm-1:2934,2876,1742,1464,1373,1195,11201 HNMR(CDCl3)δ:4.18(2H,q,J=7.2),3.44(2H,t,J
=6.4),3.32(3H,s),3.32(1H,q,J=7.1),2.64(2H,
td,J=6.8,2.2),1.74(2H,quint,J=6.6),1.29(3H,
d,J=7.1),1.28(3H,t,J=7.2) 実施例22 N−(5−クロロ−2−ニトロフェニル)−N−(3−
メトキシプロピル)グリシンメチルエステル(22) 実施例20の化合物3.3g、2,4−ジクロロニトロベンゼ
ン3.9g,炭酸水素ナトリウム3.0gをエタノール35ml、水
4.5mlに加え、1週間加熱還流する。2N塩酸を加え酸性
にした後,ジクロロメタンで抽出する。水洗、乾燥後、
溶媒を留去し、メタノール40mlに溶解し、氷水浴につ
け、塩化チオニル4.0gを5分間で滴下し、30分攪拌後、
室温で一晩攪拌する。溶媒を減圧下に留去し、シリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ジクロロメ
タン=20:1)で精製し4.7gの題記化合物を橙色油状物と
して得る。
IR(Neat)cm-1:2984,1744,1522,1197,1118,10311 HNMR(CDCl3)δ:7.71(1H,d,J=8.8),7.33(1H,d,J
=2.2),6.87(1H,dd,J=8.8,2.2)3.88(2H,s),3.71
(3H,s),3.41(4H,t,J=6.2),3.31(3H,s),1.78(2
H,quint,J=6.2) 実施例23 N−(5−フルオロ−2−ニトロフェニル)−N−(3
−メトキシプロピル)グリシンメチルエステル(23) 2,4−ジクロロニトロベンゼンの代わりに2,4−ジフル
オロニトロベンゼンを用いる以外は実施例22と同様にし
て、(23)を橙色油状物として得る。
IR(Neat)cm-1:2934,1748,1622,1520,1205,969,8371 HNMR(CDCl3)δ:7.84(1H,m),7.00(1H,dd,J=11.0,
2.4),6.68(1H,m),3.89(2H,s)3.71(3H,s),3.42
(4H,t,J=6.0),3.31(3H,s),1.80(2H,quint,J=6.
0) 実施例24 N−(4−フルオロ−2−ニトロフェニル)−N−(3
−メトキシプロピル)グリシンメチルエステル(24) 2,4−ジクロロニトロベンゼンの代わりに2,5−ジフル
オロニトロベンゼンを用いる以外は実施例22と同様にし
て、(24)を橙色油状物として得る。
IR(Neat)cm-1:2934,1742,1535,1499,1193,11201 HNMR(CDCl3)δ:7.46(3H,m),3.88(2H,s),3.68(3
H,s),3.36(4H,t,J=6.2),3.28(3H,s),1.68(2H,qu
int,J=6.2) 実施例25 N−(3−メトキシプロピル)−N−(2−ニトロフェ
ニル)アラニンメチルエステル(25) 2,4−ジクロロニトロベンゼンの代わりに2−クロロ
ニトロベンゼンを、(20)の代わりに(21)を用いる以
外は実施例22と同様にして、(25)を橙色油状物として
得る。
IR(Neat)cm-1:2954,1730,1522,1357,1120,7771 HNMR(CDCl3)δ:7.49(2H,m),7.18(2H,m),3.87(1
H,m),3.66(3H,s),3.37(4H,m),3.27(3H,s),1.65
(2H,quint,J=6.8),1.45(3H,d,J=7.2) 実施例26 7−クロロ−1,2−ジヒドロ−1−(3−メトキシプロ
ピル)キノキサリン−3(4H)オン(26) 水50mlに還元鉄5.6g、酢酸5mlを加え、80℃に加熱す
る。実施例22の化合物のエタノール50ml溶液を加え、1
時間攪拌する。沈殿を濾別し、ジクロロメタンで抽出す
る。水洗、乾燥後、溶媒を留去し、酢酸エチルから再結
晶し、2.7gの題記化合物を白色結晶として得る。
mp:190〜200℃ IR(KBr)cm-1:2930,1684,1518,1108,8351 HNMR(CDCl3)δ:8.72(1H,brs),6.65(3H,m),3.88
(2H,s),3.44(2H,t,J=5.7),3.36(3H,s),3.33(2
H,t,J=7.2),1.86(2H,quint,J=6.6) MS:254(M+) 実施例27 7−クロロ−1,2−ジヒドロ−1−(3−メトキシプロ
ピル)キノキサリン−3(4H)チオン(27) 実施例26の化合物2.3g、5硫化リン2.3g、炭酸水素ナ
トリウム1.2gにジグライム15mlを加え、80℃で4時間攪
拌する。溶媒を留去し、水を加え析出した沈殿を濾過、
水洗して2.4gの題記化合物を黄色結晶として得る。
mp:140〜142℃ IR(KBr)cm-1:3174,2894,1584,1547,1400,1106,1009,8
061 HNMR(CDCl3)δ:9.89(1H,brs),6.68(3H,m),4.23
(2H,s),3.47(2H,t,J=5.9),3.36(3H,s),3.33(2
H,t,J=7.2),1.85(2H,quint,J=6.6) MS:270(M+) 実施例28〜33 実施例26の化合物を得るのと同様の操作を行い、22の
代わりに23を用いて28を,22の代わりに24を用いて29
を、22の代わりに25を用いて30の各化合物を得、実施例
27の化合物を得るのと同様の操作を行い、26の代わりに
28を用いて31を,26の代わりに29を用いて32を、26の代
わりに30を用いて33の各化合物を得る。
上記の化合物は下記の物性値を持つ。
化合物 スペクトルデータ 28:白色結晶 mp :174〜177℃ IR(KBr)cm-1:2882,1680,1522,1417,1309,1114,8261 HNMR(CDCl3)δ:9.78(1H,brs),6.73(1H,m),6.42
(2H,m),4.24(2H,s),3.43(2H,t,J=5.7),3.35(3
H,s),3.32(2H,t,J=6.6),1.84(2H,quint,J=5.7) 29:白色結晶 mp: 131〜133℃ IR(KBr)cm-1:2884,1690,1531,1406,1270,859,7931 HNMR(CDCl3)δ:8.68(1H,brs),6.69(1H,s),6.62
(2H,m),3.80(2H,s),3.46(2H,t,J=5.7),3.35(3
H,s),3.32(2H,t,J=6.0),1.78(2H,quint,J=5.9) 30:無色油状物 IR(Neat)cm-1:2930,1684,1510,1388,1243,1118,7451 HNMR(CDCl3)δ:8.74(1H,brs),6.98(1H,m),6.77
(3H,m),3.99(1H,q,J=6.8),3.44(4H,t,J=5.9),
3.34(3H,s),1.87(2H,quint,J=5.9)1.19(3H,d,J=
6.8) MS: 234(M+) 31:黄色結晶 IR(KBr)cm-1:2898,1560,1512,1406,1203,1102,808,1 HNMR(CDCl3)δ:9.78(1H,brs),6.81-6.36(3H,m),
4.24(2H,s),3.43(2H,t,J=5.7),3.35(3H,s),3.32
(2H,t,J=7.6),1.84(2H,quint,J=6.8) MS: 254(M+) 32:黄色結晶 IR(KBr)cm-1:2932,1557,1510,1270,1139,1106,8451 HNMR(CDCl3)δ:9.76(1H,brs),6.68(3H,m),4.16
(2H,s),3.43(2H,t,J=5.7)3.35(3H,s),3.31(2H,
t,J=7.9),1.83(2H,quint,J=6.4) 33:黄色結晶 IR(KBr)cm-1:3108,2988,1547,1512,1392,1303,1104,8
931 HNMR(CDCl3)δ:9.77(1H,brs),7.09(1H,m),6.80
(2H,s),4.45(1H,q,J=6.8),3.43(2H,m),3.35(3
H,s),3.14(2H,m),1.86(2H,quint,J=6.6),1.25(3
H,d,J=6.8) MS: 250(M+) 実施例34 7−クロロ−4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−(3−
メトキシプロピル)[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]キノ
キサリン(34) 実施例27の化合物2.3g、アセトヒドラジド1.8gにn−
ブタノール24mlを加え、8時間加熱還流する。水を加え
ジクロロメタンで抽出する。水洗、乾燥後、溶媒を留去
し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(エタノー
ル:ジクロロメタン=1:10)で精製し1.8gの題記化合物
を淡褐色結果として得る。
mp:101〜104℃ 元素分析値:C14H17N4 OClとして 計算値:C,57.44;H,5.85;N,19.14;Cl,12.11 実測値:C,57.68;H,5.97;N,19.33;Cl,12.35 IR(KBr)cm-1:2878,1549,1512,1441,1199,1114,1004,1 HNMR(CDCl3)δ:7.37(1H,d,J=8.3),6.95(1H,d,J
=2.8),6.86(1H,dd,J=8.3,2.8)4.46(2H,s),3.44
(4H,t,J=5.7),3.36(3H,s),2.76(3H,s),1.91(2
H,quint,J=6.0) MS:292(M+) 実施例35〜41 実施例18と同様の操作を行い,13の代わりに16を用い
て35を,13の代わりに17を用いて36を、13の代わりに15
を用いて37を、臭化エトキシプロピルの代わりに臭化エ
トキシブチルを用いて38の各化合物を得、実施例34と同
様の操作を行い、27の代わりに31を用いて39を、27の代
わりに32を用いて40を、27の代わりに33を用いて41の各
化合物を得る。
上記の化合物は下記の物性値を持つ。化合物 スペクトルデータ 35:黄色油状物 IR(Neat)cm-1:3414,2978,2872,1611,1557,1502,1473,
1437,1112,748,4271 HNMR(CDCl3)δ:7.49-6.91(4H,m),4.43(2H,s),3.
61-3.37(6H,m),3.12(2H,q,J=7.3),2.04-1.75(2H,
m),1.50(3H,t,J=7.5),1.22(3H,t,J=6.8) MS: 286(M+) 36:黄色油状物 IR(Neat)cm-1:3500,2972,2874,1502,1435,748,4801 HNMR(CDCl3)δ:7.49-6.92(4H,m),4.42(2H,s),3.
60-3.15(6H,m),3.02(2H,q,J=8.1),2.17-1.75(4H,
m),1.31-1.01(6H,m) MS: 300(M+) 37:無色油状物 IR(Neat)cm-1:2976,1680,1539,1504,1187,7501 HNMR(CDCl3)δ:7.50-7.15(2H,m),6.95(2H,d,J=
7.7),3.48(2H,q,J=7.0),3.44(4H,t,J=6.6),2.78
(3H,s),1.82(2H,quint,J=6.6),1.62(6H,s),1.22
(3H,t,J=7.0) MS: 300(M+) 38:無色油状物 IR(Neat)cm-1:3414,2976,2938,1611,1557,1504,1433,
1112,7501 HNMR(CDCl3)δ:7.6-6.8(4H,m),4.42(2H,s),3.65
-3.2(6H,m),2.77(3H,s)1.9-1.5(4H,m),1.20(2H,
t,J=6.9) MS: 286(M+) 39:白色結晶 mp: 112〜115℃ IR(KBr)cm-1:2930,1555,1512,1429,1313,1116,8551 HNMR(CDCl3)δ:7.40(1H,dd,J=8.8,5.5),6.70(2
H,m),4.46(2H,s),3.44(4H,t,J=6.2),3.36(3H,
s),2.76(3H,s),1.84(2H,quint,J=6.0) MS: 276(M+) 40:白色結晶 mp: 140〜142℃ IR(KBr)cm-1:2928,1557,1506,1193,1116,849,1 HNMR(CDCl3)δ:7.21(1H,d,J=9.0),6.89(2H,m),
4.38(2H,s),3.44(4H,m),3.35(3H,s),2.77(3H,
s),1.89(2H,quint,J=6.4) MS: 276(M+) 41:無色油状物 IR(Neat)cm-1:2930,1553,1504,1429,1118,7501 HNMR(CDCl3)δ:7.46(1H,d,J=7.6),7.22(1H,d,J
=8.2),6.90(2H,m),4.85(1H,q,J=6.8),3.40(4H,
m),3.33(3H,s),2.78(3H,s),1.88(2H,quint,J=6.
2),1.27(3H,d,J=6.8) MS: 272(M+) 実施例42 4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−(ジフ
ェニルメチル)ピペラジン−1−イル]エルチ][1,2,
4]トリアゾロ[4,3-a]キノキサリン(42) 実施例13の化合物0.13g、[4−(ジフェニルメチ
ル)ピペラジン−1−イル]エチルクロリド・塩酸塩0.
40gにジメチルホルムアミド4mlを加え、室温で60%水素
化ナトリウム,35%水素化カリウムを加えた後、60℃で
3時間攪拌し、実施例13の化合物が消失したのを確認す
る。水を加え、酢酸エチルで抽出する。有機層を水洗、
乾燥後、減圧下に留去する。シリカゲルカラムクロマト
グラフィー(酢酸エチル:メタノール=6:1)で精製
し、0.19gの油状物を得る。
IR(KBr)cm-1:2814,1504,1009,748,7081 HNMR(CDCl3)δ:7.45(1H,dd,J=8.3,1.5),7.41(4H,A
B,J=7.3),7.27(4H,t,J=7.3),7.21(1H,m),7.17
(2H,t,J=7.3),6.92-6.88(2H,m),4.51(2H,s),4.2
2(1H,s),3.47(2H,t,J=6.8),2.76(3H,s),2.66(2
H,t,J=6.8),2.55(4H,brs),2.42(4H,brs) MS:464(M+) 実施例43 4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−(ジフ
ェニルメチル)ピペラジン−1−イル]エチル][1,2,
4]トリアゾロ[4,3-a]キノキサリン・フマル酸塩(4
3) 実施例42の化合物0.18gをエタノールに溶解し、0.093
gのフマル酸のエタノール溶液を加え、濃縮し、イソプ
ロパノールから結晶化して、0.25gの題記化合物を淡肌
色結晶として得る。
mp:171〜172℃ 元素分析:C29H32N6・1.25C4H404として 計算値:C;66.98,H;6.12,N;13.78 実測値:C;66.88,H;6.17,N;13.51 IR(KBr)cm-1:1702,1502,1276,984,752,648 実施例44 4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−(ジフ
ェニルメチル)ピペラジン−1−イル]プロピル][1,
2,4]トリアゾロ[4,3-a]キノキサリン(44) 実施例5の化合物1.12gを乾燥テトラヒドロフラン20m
lに溶解し、水素化アルミニウムのテトラヒドロフラン
溶液(0.5M)10mlを加え3時間攪拌する。水、酢酸エチ
ルを加えた後、セライト濾過し、有機層を分離する。濃
縮後、カラムクロマトグラフィーで精製し、題記化合物
を0.21g得る。
mp:175〜185℃ 元素分析:C30H34N6として 計算値:C,75.28;H,7.16;N,17.56 実測値:C,75.01;H,7.14;N,17.36 IR(KBr)cm-1:2808,1508,1011,746,7041 HNMR(CDCl3)δ:7.46-7.41(5H,m),7.27(4H,t,J=
7.3),7.17(3H,td,J=7.6,1.4),6.94(1H,d,J=8.
3),6.89(1H,t,J=7.8),4.42(2H,s),4.22(1H,s),
3.37(2H,t,J=7.3),2.77(3H,s),2.47(8H,brs),2.
41(2H,t,J=7.3),1.82(2H,quint,J=7.3 MS:478(M+) 実施例45 4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−[ビス
(4−フルオロフェニル)メチル]ピペラジン−1−イ
ル]プロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]キノキサ
リン(45) 実施例19の化合物0.50gと1−[ビス(4−フルオロ
フェニル)メチル]ピペラジン0.52g、炭酸ナトリウム
0.27gに2−ブタノン5mlを加え、5.5時間加熱還流す
る。溶媒を留去し、水を加えジクロロメタンで抽出す
る。水洗、乾燥後シリカゲルカラムクロマトグラフィー
(酢酸エルチ:メタノール=6:1)で精製後、酢酸エチ
ルから再結晶し、題記化合物0.49gを淡肌色結晶として
得る。
mp:144〜146℃ 元素分析:C30H32N6F2として 計算値:C,70.02;H,6.27;N,16.33 実測値:C,69.63;H,6.31;N,16.36 IR(KBr)cm-1:1506,1202,826,7461 HNMR(CDCl3)δ:7.45(1H,dd,J=7.9,1.2),7.34(4
H,m),7.19(1H,td,J=7.9,1.2),6.96(4H,t,J=8.
9),6.94(1H,m),6.89(1H,t,J=7.9),4.42(2H,s),
4.22(1H,s),3.37(2H,t,J=7.0),2.77(3H,s),2.46
(8H,brs),2.40(2H,t,J=7.0),1.82(2H,quint,J=
7.0) MS:514(M+) 実施例46 4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−(ジフ
ェニルメチレン)ピペリジン−1−イル]プロピル]
[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]キノキサリン(46) 実施例18の化合物1.0gに47%臭化水素水15mlを加え11
0℃で1.5時間攪拌する。溶媒を減圧下に留去、乾燥し、
ジメチルホルムアミド15ml,炭酸ナトリウム0.78g,4−
(ジフェニルメチレン)ピペリジン0.92gを加え、90℃
で1.5時間攪拌する。溶媒を減圧下に留去し、ジクロロ
メタン、水を加え抽出し、水洗、乾燥する。溶媒を留去
し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチ
ル:メタノール=3.2)で精製し、n−ブタノールから
再結晶し、1.4gの題記化合物を無色結晶として得る。
mp:204〜205℃ 元素分析:C31H33N5として 計算値:C,78.28;H,6.99;N,14.73 実測値:C,78.14;H,7.10;N,14.65 IR(KBr)cm-1:2892,1508,1429,1348,745,7041 HNMR(CDCl3)δ:7.45(1H,dd,J=8.1,1.1),7.28(4
H,t,J=7.0),7.21(3H,q,J=7.3),7.12(4H,d,J=7.
0),6.98(1H,d,J=8.4),6.90(1H,t,J=7.9),4.44
(2H,s),3.41(2H,t,J=7.3),2.77(3H,s),2.53(4
H,brs),2.44(6H,m),1.90(2H,quint,J=7.0) MS:475(M+) 実施例47 4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−(ジフ
ェニルメチレン)ピペリジン−1−イル]プロピル]
[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]キノキサリン・酒石酸塩
(47) 実施例46の化合物4.78gを熱エタノール150mlに溶解
し、L−酒石酸2.26gのエタノール溶液を加える。冷却
後、析出結晶を濾過し題記化合物を無色結晶として5.93
g得る。
mp:135〜139℃ 元素分析:C31H33N5・1.5 C4 H6 O6・1 H2 Oとして 計算値:C,61.83;H,6.17;N,9.74 実測値:C,61.92;H,6.20;N,9.68 IR(KBr)cm-1:3322,1738,1562,1504,1309,1267,1216,1
137,681 実施例48 4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−(ジフ
ェニルメチレン)ピペリジン−1−イル]プロピル]
[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]キノキサリン・リンゴ酸
塩(48) 実施例46の化合物4.45gを熱エタノール50mlに溶解
し、L−リンゴ酸1.90gのエタノール溶液を加える。冷
却後、析出結晶を濾過し題記化合物を無色結晶として3.
88g得る。
mp:130〜133℃ 元素分析:C31H33N5・1.5 C4 H6 O6・0.5 H2 Oとして 計算値:C,64.80;H,6.32;N,10.21 実測値:C,64.51;H,6.50;N,10.38 IR(KBr)cm-1:3420,1719,1562,1504,1433,1284,706 実施例49 4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−(3−
インドリル)ピペリジン−1−イル]プロピル][1,2,
4]トリアゾロ[4,3-a]キノキサリン(49) 4−(ジフェニルメチレン)ピペリジンの代わりに4
−(3−インドリル)ピペリジンを用いる以外は実施例
46と同様の操作を行い、題記化合物を白色結晶として得
る。
mp:193〜196℃ 元素分析:C26H30N6として 計算値:C,73.21;H,7.09;N,19.70 実測値:C,72.83;H,7.05;N,19.50 IR(KBr)cm-1:3400,3178,2924,1562,1504,1425,1352,7
451 HNMR(CDCl3)δ:8.09(1H,s),7.65(1H,AB,J=8.
3),7.46(1H,d,J=6.8),7.36(1H,AB,J=8.3),7.25-
7.16(2H,m),7.10(1H,t,J=7.8),7.00-6.99(2H,
m),6.90(1H,t,J=8.3),4.46(2H,s),3.43(2H,t,J
=7.3),3.04(2H,d,J=11.7),2.85(1H,tt,J=11.7,
3.7),2.78(3H,s),2.46(2H,t,J=7.3),2.18-2.07
(4H,m),1.94-1.77(4H,m) MS:426(M+) 実施例50 4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−(3−
インドリル)ピペリジン−1−イル]プロピル][1,2,
4]トリアゾロ[4,3-a]キノキサリン・フマル酸塩(5
0) 実施例49の化合物3.50gをエタノール−クロロホルム
(1:1)20mlに溶解し、この中にフマル酸0.96gのエタノ
ール溶液(5ml)を加える。溶媒を留去し結晶化させ題
記化合物を白色結晶として4.45g得る。
mp:145〜147℃ 元素分析:C26H30N6・C4 H4 O4として 計算値:C,66.40;H,6.32;N,15.49 実測値:C,66.38;H,6.21;N,15.46 IR(KBr)cm-1:3410,1678,1562,1433,1342,1228,982,74
8,648 実施例51〜68 以下実施例49と同様の操作を行い18の代わりに38を用
いて51を、18の代わりに35を用いて52を、18の代わりに
36を用いて53を、4−(3−インドリル)ピペリジンの
代わりに4−(5−メトキシ−3−インドリル)ピペリ
ジンを用いて54を、4−(3−インドリル)ピペリジン
の代わりに4−(5−クロロ−3−インドリル)ピペリ
ジンを用いて55を、4−(3−インドリル)ピペリジン
の代わりに4−(5−ブロモ−3−インドリル)ピペリ
ジンを用いて56を、4−(3−インドリル)ピペリジン
の代わりに4−(5−フルオロ−3−インドリル)ピペ
リジンを用いて57を、4−(3−インドリル)ピペリジ
ンの代わりに4−(5−メチル−3−インドリル)ピペ
リジンを用いて58を、4−(3−インドリル)ピペリジ
ンの代わりに4−(6−メトキシ−3−インドリル)ピ
ペリジンを用いて59を、4−(3−インドリル)ピペリ
ジンの代わりに4−(6−メチル−3−インドリル)ピ
ペリジンを用いて60を、4−(3−インドリル)ピペリ
ジンの代わりに4−(6−フルオロ−3−インドリル)
ピペリジンを用いて61を、4−(3−インドリル)−ピ
ペリジンの代わりに4−(2−メチル−3−インドリ
ル)ピペリジンを用いて62を、4−(3−インドリル)
ピペリジンの代わりに4−[1,2,3,6−テトラヒドロ−
4−(3−インドリル)ピリジンを用いて63を、4−
(3−インドリル)ピペリジンの代わりに4−(1−エ
チル−3−インドリル)ピペリジンを用いて64の各化合
物を、18の代わりに34を用いて65を、18の代わりに39を
用いて66、18の代わりに40を用いて67を、18の代わりに
41を用いて68の各化合物を得る。
51:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−(3
−インドリル)ピペリジン−1−イル]ブチル][1,2,
4]トリアゾロ[4,3-a]キノキサリン 52:1−エチル−4,5−ジヒドロ−5−[3−[4−(3
−インドリル)ピペリジン−1−イル]プロピル][1,
2,4]トリアゾロ[4,3-a]キノキサリン 53:4,5−ジヒドロ−1−プロピル−5−[3−[4−
(3−インドリル)ピペリジン−1−イル]プロピル]
[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]キノキサリン 54:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−(5
−メトキシ−3−インドリル)ピペリジン−1−イル]
プロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]キノキサリン 55:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−(5
−クロロ−3−インドリル)ピペリジン−1−イル]プ
ロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]キノキサリン 56:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−(5
−ブロモ−3−インドリル)ピペリジン−1−イル]プ
ロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]キノキサリン 57:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−(5
−フルオロ−3−インドリル)ピペリジン−1−イル]
プロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]キノキサリン 58:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−(5
−メチル−3−インドリル)ピペリジン−1−イル]プ
ロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]キノキサリン 59:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−(6
−メトキシ−3−インドリル)ピペリジン−1−イル]
プロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]キノキサリン 60:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−(6
−メチル−3−インドリル)ピペリジン−1−イル]プ
ロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]キノキサリン 61:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−(6
−フルオロ−3−インドリル)ピペリジン−1−イル]
プロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]キノキサリン 62:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−(2
−メチル−3−インドリル)ピペリジン−1−イル]プ
ロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]キノキサリン 63:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[1,2,3,6
−テトラヒドロ−4−(3−インドリル)ピリジン−1
−イル]プロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]キノ
キサリン 64:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−(1
−エチル−3−インドリル)ピペリジン−1−イル]プ
ロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]キノキサリン・
フマル酸塩 65:7−クロロ−4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3
−[4−(3−インドリル)ピペリジン−1−イル]プ
ロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]キノキサリン 66:7−フルオロ−4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−
[3−[4−(3−インドリル)ピペリジン−1−イ
ル]プロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]キノキサ
リン 67:8−フルオロ−4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−
[3−[4−(3−インドリル)ピペリジン−1−イ
ル]プロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]キノキサ
リン・フマル酸塩 68:4,5−ジヒドロ−1,4−ジメチル−5−[3−[4−
(3−インドリル)ピペリジン−1−イル]プロピル]
[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]キノキサリン 上記各化合物の物性値を以下に示す。化合物 スペクトルデータ 51:白色結晶 mp:228〜237℃ 元素分析:C27H32N6として 計算値:C,73.60;H,7.32;N,19.70 実測値:C.73.38;H,7.57;N,20.03 IR(KBr)cm-1:3430,2934,1502,1460,1431,1383,7461 HNMR(CD30D)δ:10.8(1H,brs),8.21(1H,dd,J=7.
0,1.1),7.78(1H,d,J=7.7),7.63(1H,m),7.48(1H,
d,J=7.1),7.46(1H,m),7.31(1H,dd,J=6.2,1.1),
7.12-6.93(3H,m),4.82(2H,s),4.43(2H,t,J=7.
7),3.09(2H,m),3.08(3H,s),2.85(1H,m),2.51(2
H,m),2.21(2H,m),2.05(2H,m),1.9-1.8(4H,m),1.
75(2H,m) MS: 440(M+) 52:淡黄色結晶 mp: 202〜205℃ 元素分析:C27H32N6・1/4H20として 計算値:C,72.95;H,7.37;N,18.90 実測値:C.72.87;H,7.27;N,28.67 IR(KBr)cm-1:3420,3168,2930,1562,1502,1460,1437,7
411 HNMR(CDCl3)δ:8.03(1H,brs),7.65(1H,d,J=8.
3),7.45(1H,dd,J=6.8,1.2),7.37(1H,d,J=7.8),
7.25-7.16(2H,m),7.10(1H,t,J=6.8),7.00-6.99(2
H,m),6.90(1H,t,J=7.3),4.46(2H,s),3,42(2H,t,
J=7.3),3.12(2H,q,J=7.3),3.05(2H,d,J=11.7),
2.86(1H,tt,J=11.7,3.4),2.47(2H,t,J=7.3),2.18
-2.06(4H,m),1.94-1.74(4H,m),1.51(3H,t,J=7.
3) MS: 440(M+) 53:淡黄色結晶 mp: 186〜188℃ 元素分析:C28H34N6として 計算値:C,73.98;H,7.54;N,18.49 実測値:C.74.12;H,7.68;N,18.36 IR(KBr)cm-1:3420,3182,2934,1562,1502,1460,1433,1
342,7391 HNMR(CDCl3)δ:8.22(1H,s),7.65(1H,d,J=7.8),
7.44(1H,dd,J=6.8,1.0),7.36(1H,d,J=7.8),7.26-
7.16(2H,m),7.10(1H,t,J=6.8),7.00-6.99(2H,
m),6.91(1H,td,J=7.3,1.0),4.44(2H,s),3.41(2
H,t,J=7.3),3.08-3.03(4H,m),2.85(1H,tt,J=11.
7,3.4),2.47(2H,t,J=6.8),2.18-2.03(4H,m),2.00
-1.78(6H,m),1.09(3H,t,J=7.3) MS: 454(M+) 54:淡黄色結晶 mp: 147〜151℃ 元素分析:C27H32N6 Oとして 計算値:C,71.30;H,7.06;N,18.40 実測値:C.71.53;H,7.17;N,18.63 IR(KBr)cm-1:3238,2938,1671,1502,1475,1431,1212,1
174,7501 HNMR(CDCl3)δ:7.93(1H,brs),7.46(1H,dd,J=8.
1,1.5),7.27-7.21(2H,m),7.06(1H,d,J=2.2),6.98
(2H,m),6.91(1H,t,J=7.7),6.85(1H,dd,J=8.8,2.
2),4.46(2H,s),3.87(3H,s),3.43(2H,t,J=7.3),
3.06(2H,d,J=11.3),2.81(1H,m),2.78(3H,s),2.4
9(2H,t,J=7.1),2.18(2H,t-like),2.08(2H,d-lik
e),2.0-1.7(4H,m) MS: 457(M+H)+ 55:黄色結晶 mp: 176〜180℃ 元素分析:C26H29N6 Clとして 計算値:C,67.74;H,6.34;N,18.23;Cl,7.69 実測値:C,67.93;H,6.27;N,18.41;Cl,7.49 IR(KBr)cm-1:2926,1560,1506,1460,1435,1352,1288,8
95,791,7481 HNMR(CDCl3)δ:8.33(1H,brs),7.57(1H,d,J=2.
1),7.47(1H,dd,J=7.9,1.2),7.29(1H,J=8.6),7.2
5(1H,m),7.12(1H,dd,J=8.7,2.0),7.03(1H,d,J=
2.1),6.99(1H,d,J=8.2),6.93(1H,t,J=7.0),4.45
(2H,s),3.44(2H,t,J=7.0),3.16(2H,d,J=10.7),
2.83(1H,m),2.79(3H,s),2.60(2H,t-like),2.30
(2H,m),2.10-1.86(6H,m) MS: 460(M+) 56:淡黄色結晶 mp: 152〜154℃ 元素分析:C26H29N6 Brとして 計算値:C,61.78;H,5.78;N,16.63;Br,15.81 実測値:C,61.97;H,5.89;N,16.74;Br,15.57 IR(KBr)cm-1:3218,2938,1562,1504,1454,1433,7501 HNMR(CDCl3)δ:8.38(1H,brs),7.72(1H,s),7.47
(1H,dd,J=8.1,1.4),7.28-7.24(3H,m),7.01-6.99
(2H,m),6.94(1H,t,J=7.8),4.44(2H,s),3.45(2
H,t,J=7.0),3.21(2H,d-like),2.85(1H,m),2.79
(3H,s),2.65(2H,t-like),2.37(2H,m),2.1-1.9(6
H,m) MS: 504(M+) 57:淡黄色結晶 mp: 158〜164℃ 元素分析:C26H29N6 Fとして 計算値:C,70.25;H,6.58;N,18.90;F,4.27 実測値:C,70.37;H,6.39;N,18.64;F,4.11 IR(KBr)cm-1:3176,2926,1562,1504,1475,1429,1352,1
168,936,7431 HNMR(CDCl3)δ:8.29(1H,brs),7.47(1H,dd,J=8.
1,1.4),7.29(1H,dd,J=8.8,4.4),7.25-7.21(2H,
m),7.06(1H,d,J=2.1),7.00(1H,d,J=8.6),6.96
(1H,d,J=9.2),6.93(1H,m),4.43(2H,s),3.46(2
H,t,J=6.9),3.28(2H,m),2.87(1H,m),2.79(3H,
s),2.72(2H,m),2.45(2H,m),2.2-2.0(6H,m) MS: 444(M+) 58:淡黄色結晶 mp: 207〜212℃ 元素分析:C27H32N6として 計算値:C,73.60;H,7.32;N,19.07 実測値:C,73.89;H,7.56;N,19.32 IR(KBr)cm-1:3232,1562,1502,1468,1454,1433,7501 HNMR(CDCl3)δ:7.85(1H,s),7.64(1H,d,J=7.9),
7.36(1H,s),7.31(1H,t,J=7.2),7.20(1H,d,J=8.
2),7.11(1H,d,J=8.2),6.96(1H,s)6.98(1H,t-lik
e),6.90(1H,t,J=8.2),4.45(2H,s),3.47(2H,t,J
=7.2),3.09(2H,d,J=11.9),2.83(1H,m),2.77(3
H,s),2.54(2H,t,J=7.6),2.40(3H,s),2.25(2H,t-
like),2.04(2H,m),1.96(2H,m),1.86(2H,m) MS: 440(M+) 59:淡黄色結晶 mp: 184-187℃ 元素分析:C27H32N6 Oとして 計算値:C,71.03;H,7.06;N,18.41 実測値:C,70.86;H,6.93;N,18,56 IR(KBr)cm-1:1562,1504,1460,1425,1162,7451 HNMR(CDCl3)δ:7.88(1H,brs),7.51(1H,d,J=8.
8),7.46(1H,dd,J=7.8,1.2),7.23(1H,td,J=7.8,1.
2),7.00(1H,d,J=7.8),6.91(1H,td,J=7.3,1.0),
6.88(1H,d,J=1.0),6.86(1H,d,J=1.4),6.78(1H,d
d,J=8.3,2.2),4.46(2H,s),3.84(3H,s),3.43(2H,
d,J=7.1),3.05(2H,d-like),2.81(1H,m),2.78(3
H,s),2.48(2H,t,J=7.1),2.16(2H,t,J=11.5),2.0
6(2H,d-like),1.76-1.95(4H,m), MS: 456(M+) 60:白色結晶 mp: 203-208℃ 元素分析:C27H32N6として 計算値:C,73.60;H,7.32;N,19.07 実測値:C,73.77;H,7.14;N,19,31 IR(KBr)cm-1:3224,2926,1560,1504,1473,1460,1423,1
350,799,7451 HNMR(CDCl3)δ:7.86(1H,brs),7.46(1H,dd,J=8.
3,1.2),7.46(1H,dd,J=8.0,1.2),7.23(1H,td,J=8.
1,1.2),7.16(1H,s),7.00(1H,d,J=7.3),6.88-6.95
(3H,m),4.46(2H,s),3.43(2H,t,J=7.3),3.04(2
H,d,J=11.2),2.82(1H,m),2.78(3H,s),2.44-2.48
(5H,m),2.14(2H,t-like),2.07(2H,d-like),1.76-
1.94(4H,m) MS: 440(M+) 61:淡橙色結晶 mp: 194-198℃ 元素分析:C26H29N6 Fとして 計算値:C,70.25;H,6.58;N,18.90;F,4.27 実測値:C,70.03;H,6.39;N,18.69;F,4.19 IR(KBr)cm-1:3204,2938,1560,1502,1460,1435,1350,1
145,797,7521 HNMR(CDCl3)δ:7.99(1H,brs),7.54(1H,dd,J=8.
8,5.4),7.47(1H,dd,J=8.3,1.5),7.23(1H,td,J=7.
8,1.2),7.04(1H,dd,J=9.8,2.4),6.99(1H,d,J=8.
3),6.97(1H,d,J=1.5),6.84-6.93(2H,m),4.47(2
H,s),3.43(2H,t,J=7.1),3.05(2H,d,J=11.2),2.8
1(1H,m),2.79(3H,s),2.47(2H,t,J=7.1),2.15(2
H,t,J=11.7),2.06(2H,d-like).1.75-1.93(4H,m) MS: 444(M+) 62:黄色結晶 mp: 176〜182℃ 元素分析:C27H32N6として 計算値:C,73.60;H,7.32;N,19.07 実測値:C,73.47;H,7.12;N,19.24 IR(KBr)cm-1:1560,1502,1460,1433,7451 HNMR(CD30D)δ:7.76(1H,dd,J=8.0,1.2),7.60(1
H,d,J=7.8),7.34(1H,d,J=7.3),7.21(1H,d,J=7.
8),7.14(1H,d,J=7.3),7.02(1H,d,J=7.3),6.97
(1H,d,J=7.1),6.90(1H,t,J=7.1),4,46(2H,s),
3.51(2H,t,J=7.0),3.33(2H,m),2.93(1H,m),2.83
(2H,m),2.77(3H,s),2.57(2H,m),2.37(3H,s),2.
35(2H,m),2.07(2H,m),1.82(2H,m) MS: 440(M+) 63:淡黄色結晶 mp: 161〜168℃ 元素分析:C26H28N6として 計算値:C,73.56;H,6.65;N,19.80 実測値:C,73.44;H,6.73;N,19.93 IR(KBr)cm-1:1504,1431,7411 HNMR(CDCl3)δ:8.16(1H,brs),7.91(1H,d,J=7.
8),7.47(1H,dd,J=7.8,1.5),7.38(1H,d,J=8.3),
7.3-7.1(4H,m),7.01(1H,d,J=7.3),6.91(1H,td,J
=7.8,1.0),6.22(1H,brs),4.47(2H,s),3.46(2H,
t,J=7.3),3.24(2H,d,J=2.9),2.79(3H,s),2.76
(2H,t,J=5.6),2.65(2H,brs),2.57(2H,t,J=6.
8),1.96(2H,m) MS: 424(M+) 64:白色結晶 mp: 142〜152℃ 元素分析:C28H34N6・C4 H4 O4として 計算値:C,67.35;H,6.71;N,14.73 実測値:C,67.57;H,6.58;N,14.89 IR(KBr)cm-1:1678,1611,1560,1504,1473,1433,1352,9
84,746,646cm1 HNMR(CDCl3)δ:7.57(1H,d,J=7.8),7.43(1H,d,J
=7.8),7.30(1H,d,J=8.3),7.25(1H,m),7.19(1H,
t,J=7.1),7.08(1H,t,J=7.8),7.0-6.9(2H,m),6.8
7(1H,s),4.41(2H,s),4.11(2H,q,J=7.3),3.54(2
H,d-like),3.44(2H,t,J=7.0),3.0-2.9(3H,m),2.7
7(3H,s),2.62(2H,m),2.4-2.0(6H,m),1.42(3H,t,
J=7.3) MS: 454(M-C4H404)+ 65:淡肌色結晶 mp: 203〜209℃(分解) 元素分析:C26H29N6 Cl・0.9H20として 計算値:C,65.44;H,6.50;N,17.61 実測値:C,65.75;H,6.30;N,17.35 IR(KBr)cm-1:2926,1555,1508,1441,1166,7331 HNMR(CDCl3)δ:8.07(1H,brs),7.64(1H,d,J=8.
0),7.36(2H,d,J=8.5),7.18(1H,t,J=7.0),7.10
(1H,t,J=7.0),7.00(2H,s),6.86(1H,dd,J=8.5,2.
4),4,49(2H,s),3.43(2H,t,J=7.0),3.08(2H,d,J
=11.6),2.87(1H,m),2.76(3H,s),2.49(2H,t,J=
6.7),2.21(2H,t,J=11.3),2.09(2H,d,J=12.8),1.
92(4H,quint,J=7.0) MS: 460(M+) 66:白色結晶 mp: 181〜184℃ 元素分析:C26H29N6 F・0.8H20として 計算値:C,68.04;H,6.72;N,18.31;F,4.14 実測値:C,68.32;H,6.54;N,17.95;F,4.17 IR(KBr)cm-1:2928,1560,1512,1352,1311,1011,7451 HNMR(CDCl3)δ:8.08(1H,s),7.64(1H,d,J=7.3),
7.40(1H,dd,J=9.2,5.5),7.36(1H,d,J=7.5),7.18
(1H,td,J=7.3,1.2),7.10(1H,t,J=7.9),7.01(1H,
d,J=2.4),6.79(1H,dd,J=11.0,2.4),6.59(1H,td,J
=8.5,2.4),4.49(2H,s),3.43(2H,t,J=6.7),3.19
(2H,d,J=11.6),2.88(1H,m),2.76(3H,s),2.51(2
H,t,J=6.7),2.24(2H,t,J=11.6),2.10(2H,d,J=1
2.9),1.94(4H,m) MS: 444(M+) 67:淡褐色アモルファス 元素分析:C26H29N6 F・C4 H4 O4として 計算値:C,64.27;H,5.93;N,14.99;F,3.39 実測値:C.64.15;H,6.08;N,14.85;F,3.57 IR(KBr)cm-1:2928,1562,1419,1193,7431 HNMR(CDCl3)δ:8.10(1H,s),7.74(1H,m),7.62(1
H,dd,J=7.9,3.7),7.37(1H,d,J=9.2),7.23(1H,dd,
J=7.6,2.4),7.18(1H,t,J=7.9),7.10(1H,t,J=7.
6),7.00)1H,dd,J=11.0,3.7),6.98(1H,dd,J=7.3,
2.4),4.40(2H,s),3.41(2H,t,J=7.3),3.21(2H,br
s),2.78(3H,s),2.39(2H,brs),2.13(2H,d,J=13.
5),1.71(6 H,m) MS: 444(M+) 68:淡褐色アモルファス 元素分析:C27H32N6として 計算値:C,73.60;H,7.32;N,19.07 実測値:C.73.38;H,7.56;N,18.86 IR(KBr)cm-1:2930,1555,1502,1431,1350,1247,7451 HNMR(CDCl3)δ:8.14(1H,s),7.63(1H,d,J=8.1),
7.47(1H,dd,J=8.1,1.5),7.36(1H,d,J=8.1),7.24
(1H,td,J=8.1,1.5),7.17(1H,td,J=8.1,1.1),7.09
(1H,td,J=7.4,1.1),6.99(1H,m),6.96(1H,d,J=8.
0),6.91(1H,td,J=7.4,1.1),4.89(1H,q,J=6.6),
3.59(1H,quint,J=6.6),3.23(1H,quint,J=7.0),3.
05(2H,t,J=9.8),2.88(1H,m),2.78(3H,s),2.47
(2H,m),2.17(2H,m),2.07(2H,d,J=13.1),1.89(4
H,m),1.28(3H,d,J=6.6)MS: 440(M+) 実施例69〜94 4−(3−インドリル)ピペリジンの代わりに以下の
化合物を用いる以外は実施例49と同様の操作により、各
化合物を得る。1−[(4−クロロフェニル)フェニル
メチル]ピペラジンを用いて69を、1−(4−クロロベ
ンジル)ピペラジンを用いて70を、1−[1−(1−エ
トキシエチル)ベンズイミダゾール−2−イル]ピペラ
ジンを用いて71を、1−[1−(1−エトキシエチル)
ベンズイミダゾール−2−イル]ホモピペラジンを用い
て72を、4−[1−(4−フルオロベンジル)ベンズイ
ミダゾール−2−イルアミノ]ピペリジンを用いて73
を、4−(ヒドロキシジフェニルメチル)ピペリジンを
用いて74を、4−[ヒドロキシビス(4−フルオロフェ
ニル)メチル]ピペリジンを用いて75を、4−(ジフェ
ニルメトキシ)ピペリジンを用いて76を、4−[ビス
(4−フルオロフェニル)メチレン]ピペリジンを用い
て77を、4−(5H−ジベンゾ[a,d]シクロヘプテン−
5−イリデン)ピペリジンを用いて78を、4−(ジフェ
ニルメチル)ピペリジンを用いて79を、4−(1,2−ベ
ンズイソキサゾール−3−イル)ピペリジンを用いて80
を、4−(2−ケト−1−ベンズイミダゾリニル)ピペ
リジンを用いて81を、4−(1H−ピロロ[2,3-b]ピリ
ジン−3−イル)ピペリジンを用いて82を、4−(1H−
ピロロ[3,2-c]ピリジン−3−イル)ピペリジンを用
いて83を、4−(1H−ピロロ[3,2-b]ピリジン−3−
イル)ピペリジンを用いて84を、3−(ジフェニルメチ
レン)ピロリジンを用いて85を、4−(2−メトキシフ
ェニル)ピペラジンを用いて86を、4−(10,11−ジヒ
ドロ−5H−ジベンゾ[a,d]シクロヘプテン−5−イリ
デン)ピペリジンを用いて87を、4−(6,11−ジヒドロ
ジベンゾ[b.e]オキセピン−11−イリデン)ピペリジ
ンを用いて88を、4−(2−クロロチオキサンテン−9
−イリデン)ピペリジンを用いて89の各化合物を得る。
18の代わりに41、4−(3−インドリル)ピペリジン
の代わりに4−[ヒドロキシビス(4−フルオロフェニ
ル)メチル]ピペリジンを用いて90を、18の代わりに4
1、4−(3−インドリル)ピペリジンの代わりに4−
[ビス(4−フルオロフェニル)メチレン]ピペリジン
を用いて91を、18の代わりに35、4−(3−インドリ
ル)ピペリジンの代わりに4−(ジフェニルメチレン)
ピペリジンを用いて92を、18の代わりに41、4−(3−
インドリル)ピペリジンの代わりに4−(ジフェニルメ
チレン)ピペリジンを用いて93を、18の代わりに37、4
−(3−インドリル)ピペリジンの代わりに4−(ジフ
ェニルメチレン)ピペリジンを用いて94の各化合物を得
る。
69:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−
[(4−クロロフェニル)フェニルメチル]ピペラジン
−1−イル]プロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]
キノキサリン 70:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−
[(4−クロロベンジル)ピペラジン−1−イル]プロ
ピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]キノキサリン・フ
マル酸塩 71:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−[1
−(1−エトキシエチル)ベンズイミダゾール−2−イ
ル]ピペラジン−1−イル]プロピル][1,2,4]トリ
アゾロ[4,3-a]キノキサリン・フマル酸塩 72:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−[1
−(1−エトキシエチル)ベンズイミダゾール−2−イ
ル]ホモピペラジン−1−イル]プロピル][1,2,4]
トリアゾロ[4,3-a]キノキサリン・酒石酸塩 73:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−[1
−(4−フルオロベンジル)ベンズイミダゾール−2−
イルアミノ]−ピペリジン−1−イル]プロピル][1,
2,4]トリアゾロ[4,3-a]キノキサリン 74:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−(ヒ
ドロキシジフェニルメチル)ピペリジン−1−イル]プ
ロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]キノキサリン・
酒石酸塩 75:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−[ヒ
ドロキシビス(4−フルオロフェニル)メチル]ピペリ
ジン−1−イル]プロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3
-a]キノキサリン・酒石酸塩 76:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−(ジ
フェニルメトキシ)ピペリジン−1−イル]プロピル]
[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]キノキサリン・酒石酸塩 77:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−[ビ
ス(4−フルオロフェニル)メチレン]ピペリジン−1
−イル]プロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]キノ
キサリン 78:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−(5H
−ジベンゾ[a,d]シクロヘプテン−5−イリデン)ピ
ペリジン−1−イル]プロピル][1,2,4]トリアゾロ
[4,3-a]キノキサリン 79:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−(ジ
フェニルメチル)ピペリジン−1−イル]プロピル]
[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]キノキサリン 80:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−(1,
2−ベンズイソキサゾール−3−イル)ピペリジン−1
−イル]プロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]キノ
キサリン 81:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−(2
−ケト−1−ベンズイミダゾリニル)ピペリジン−1−
イル]プロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]キノキ
サリン 82:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−(1H
−ピロロ[2,3-b]ピリジン−3−イル)ピペリジン−
1−イル]プロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]キ
ノキサリン・フマル酸塩 83:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−(1H
−ピロロ[3,2-c]ピリジン−3−イル)ピペリジン−
1−イル]プロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]キ
ノキサリン 84:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−(1H
−ピロロ[3,2-d]ピリジン−3−イル)ピペリジン−
1−イル]プロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]キ
ノキサリン 85:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[3−(ジ
フェニルメチレン)ピロリジン−1−イル]プロピル]
[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]キノキサリン 86:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−(2
−メトキシフェニル)ピペラジン−1−イル]プロピ
ル][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]キノキサリン 87:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−(1
0,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ[a,d]シクロヘプテン
−5−イリデン)ピペリジン−1−イル]プロピル]
[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]キノキサリン 88:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−(6,
11−ジヒドロジベンゾ[b.e]オキセピン−11−イリデ
ン)ピペリジン−1−イル]プロピル][1,2,4]トリ
アゾロ[4,3-a]キノキサリン 89:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−(2
−クロロチオキサンテン−9−イリデン)ピペリジン−
1−イル]プロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]キ
ノキサリン 90:4,5−ジヒドロ−1,4−ジメチル−5−[3−[4−
[ヒドロキシビス(4−フルオロフェニル)メチル]ピ
ペリジン−1−イル]プロピル][1,2,4]トリアゾロ
[4,3-a]キノキサリン 91:4,5−ジヒドロ−1,4−ジメチル−5−[3−[4−
[ビス(4−フルオロフェニル)メチレン]ピペリジン
−1−イル]プロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]
キノキサリン・フマル酸塩 92:1−エチル−4,5−ジヒドロ−5−[3−[4−(ジ
フェニルメチレン)ピペリジン−1−イル]プロピル]
[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]キノキサリン 93:4,5−ジヒドロ−1,4−ジメチル−5−[3−[4−
(ジフェニルメチレン)ピペリジン−1−イル]プロピ
ル][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]キノキサリン 94:4,5−ジヒドロ−1,4,4−トリメチル−5−[3−
[4−(ジフェニルメチレン)ピペリジン−1−イル]
プロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]キノキサリン 上記の化合物は下記の物性値を持つ。 化合物 スペクトルデータ 69:白色結晶 mp: 176〜178℃(分解) 元素分析:C30H33N6 Clとして 計算値:C,70.23;H,6.48;N,16.38;Cl,6.91 実測値:C,70.37;H,6.43;N,16.39;Cl,6.93 IR(KBr)cm-1:2814,1504,1143,1089,1011,7561 HNMR(CDCl3)δ:7.44(1H,dd,J=7.8,1.5),7.38-7.3
5(3H,m),7.37(2H,AB,J=8.3),7.34-7.27(1H,m),
7.24(2H,AB,J=8.3),7.19(2H,m),6.93(1H,dd,J=
7.8,1.0),6.89(1H,td,J=7.8,1.0),4.42(2H,s),4.
21(1H,s),3.37(2H,t,J=7.3),2.77(3H,s),2.47
(8H,brs),2.41(2H,t,J=6.8),1.82(2H,quint,J=
7.1) MS: 512(M+) 70:淡褐色結晶 mp: 140〜142℃ 元素分析:C24H29N6 Cl・2C4 H4 O4として 計算値:C,57.44;H,5.57;N,12.56;Cl,5.30 実測値:C,57.69;H,5.83;N,12.77;Cl,5.58 IR(KBr)cm-1:2942,2814,1504,1431,1350,1156,1013,7
481 HNMR(CDCl3)δ:7.46(1H,AB,J=7.8),7.29-7.20(5
H,m),6.95(1H,AB,J=8.3),6.90(1H,t,J=7.8),4.4
4(2H,s),3.47(2H,s),3.39(2H,t,J=7.3),2.78(3
H,s),2.47(8H,brs),2.40(2H,t,J=7.3)1.83(2H,
m) MS: 436(M+) 71:無色アモルファス 元素分析:C28H36N8 O・2C4 H4 O4として 計算値:C,59.01;H,6.05;N,15.29 実測値:C,58.78;H,6.26;N,15.53 IR(KBr)cm-1:2934,2854,1522,1504,1466,1122,7,481 HNMR(CDCl3)δ:7.62(1H,m),7.47(1H,dd,J=8.3,
1.5),7.31(1H,m),7.25(1H,m),7.18(2H,m),7.01
(1H,d,J=7.8),6.92(1H,t,J=7.3),4.46(2H,s),
4.20(2H,t,J=5.9),3.83(2H,t,J=5.9),3.48(2H,
t,J=6.8),3.46(2H,q,J=6.8),3.41(4H,t,J=4.
6),2.79(3H,s),2.65(4H,brs),2.50(2H,t,J=6.
8),1.89(2H,quint,J=6.8),1.15(3H,t,J=6.8) MS: 501(M+H)+ 72:白色結晶 mp: 92〜95℃ 元素分析:C29H38N8 O・2(C4H606)として 計算値:C,54.54;H,6.19;N,13.75 実測値:C,54.90;H,6.20;N,13.48 IR(KBr)cm-1:3406,2974,2880,1729,1611,1504,1125,7
52 73:白色結晶 mp: 139〜146℃(分解) 元素分析:C32H35N8 F・1.5(C4H606・H20)として 計算値:C,58.08;H,5.90;N,14.26 実測値:C,58.47;H,6.20;N,13.98 IR(KBr)cm-1:3320,1562,1504,1309,1267,748,681,487 74:淡黄色結晶 mp: 139〜142℃ 元素分析:C31H35N5 O・C4H606・H20として 計算値:C,63.53;H,6.55;N,10.58 実測値:C,63.82;H,6.54;N,10.16 IR(KBr)cm-1:3324,1562,1502,1433,1307,1265,1069,7
52,704,681 75:白色結晶 mp: 141〜144℃(分解) 元素分析:C31H33N5 OF2・C4H606・H20として 計算値:C,60.25;H,5.92;N,10.04 実測値:C,60.49;H,5.86;N, 9.91 IR(KBr)cm-1:3322,1603,1506,1307,1265,1220,837,75
2,681,571 76:白色結晶 mp: 191〜192℃ 元素分析:C31H35N5 O・C4H606・H20として 計算値:C,63.53;H,6.55;N,10.58 実測値:C,63.76;H,6.17;N,10.48 IR(KBr)cm-1:3322,1678,1427,1307,1265,1067,681,48
5 77:白色結晶 mp: 130〜132℃ 元素分析:C31H31N5 F2として 計算値:C,72.78;H,6.11;N,13.69 実測値:C,72.50;H,6.19;N,13.65 IR(KBr)cm-1:1508,1224,835,745,5591 HNMR(CDCl3)δ:7.46(1H,dd,J=7.8,1.5),7.22(1
H,td,J=7.3,1.5),7.07-7.04(4H,m),7.00-6.95(5H,
m),6.91(1H,td,J=7.3,1.5),4.44(2H,s),3.41(2
H,t,J=7.1),2.78(3H,s),2.50(4H,t,J=5.4(2.44
(2H,t,J=7.1),2.39(4H,t,J=5.4),1.87(2H,quin
t,J=7.1) MS: 511(M+) 78:淡黄色結晶 mp: 168〜174.5℃ 元素分析:C33H33N5として 計算値:C,79.32;H,6.66;N,14.02 実測値:C,78.92;H,6.74;N,13.86 IR(KBr)cm-1:1504,1433,803,7561 HNMR(CDCl3)δ:7.44(1H,dd,J=7.8,1.5),7.34-7.3
0(4H,m),7.25-7.18(5H,m),6.94(1H,dd,J=7.3,1.
0),6.91(2H,s),6.88(1H,dd,J=7.3,1.0),4.42(2
H,s),3.37(2H,t,J=7.1),2.77(3H,s),2.57(2H,
m),2.36(4H,m),2.16(4H,m),1.81(2H,quint,J=7.
1) MS: 500(M+H)+ 79:白色結晶 mp: 182〜184℃ 元素分析:C31H35N5として 計算値:C,77.95;H,7.39;N,14.66 実測値:C,78.16;H,7.54;N,14.38 IR(KBr)cm-1:3446,1657,1562,1510,1460,5821 HNMR(CDCl3)δ:7.44(1H,dd,J=7.8,1.5),7.29-7.1
3(11H,m),6.95-6.88(2H,m),4.41(2H,s),3.51(1
H,d,J=11.2),3.37(2H,t,J=6.8),2.90(2H,d,J=1
0.7),2.77(3H,s),2.41(2H,t,J=6.8),2.16-1.85
(5H,m),1.58(2H,d,J=13.2),1.30-1.24(2H,m) MS: 478(M+H)+ 80:淡黄色結晶 mp: 138〜141℃ 元素分析:C25H28N6 Oとして 計算値:C,70.07;H,6.59;N,19.61 実測値:C,69.86;H,6.72;N,19.53 IR(KBr)cm-1:2948,1611,1555,1508,1433,1352,1236,7
431 HNMR(CDCl3)δ:7.76(1H,d,J=7.8),7.59-7.52(2
H,m),7.47(1H,dd,J=7.8,1.2),7.30(1H,td,J=7.1,
1.5),7.24(1H,m),7.01(1H,dd,J=8.3,1.0),6.92
(1H,td,J=7.8,1.2),4.46(2H,s),3.44(2H,t,J=7.
1),3.17-3.06(3H,m),2.79(3H,s),2.48(2H,t,J=
6.8),2.25-2.10(6H,m),1.90(2H,m) MS: 428(M+) 81:白色結晶 mp: 190〜195℃ 元素分析:C25H29N7 Oとして 計算値:C,67.70;H,6.59;N,22.11 実測値:C,67.44;H,6.48;N,21.89 IR(KBr)cm-1:1694,1506,1487,1429,1379,1350,1282,7
521 HNMR(CDCl3)δ:7.65(1H,dd,J=8.1,1.2),7.36-7.3
0(2H,m),7.13(1H,d,J=8.3),7.08-7.03(3H,m),6.
99(1H,td,J=7.8,1.0),4.46(2H,s),4.31(1H,m),
3.48(2H,t,J=7.1),3.14(2H,d,J=11.7),2.77(3H,
s),2.59-2.48(4H,m),2.21(2H,t-like),1.94(2H,
m),1.80-1.76(2H,m) MS: 443(M+) 82:白色結晶 mp: 103-108℃ 元素分析:C25H29N7・C4 H4 O4として 計算値:C,64.07;H,6.12;N,18.04 実測値:C,64.28;H,6.37;N,18.38 IR(KBr)cm-1:1560,1504,1475,1429,754,7411 HNMR(CDCl3)δ:8.99(1H,brs),8.29(1H,dd,J=4.
9,1.5),7.97(1H,dd,J=7.8,1.5),7.47(1H,dd,J=7.
8,1.2),7.23(1H,td,J=7.6,1.5),7.10(1H,brs),7.
06(1H,dd,J=8.3,4.4),6.99(1H,d,J=8.3),6.91(1
H,td,J=7.3,1.2),4.47(2H,s),3.43(2H,t,J=6.
8),3.04(2H,d-like),2.81(1H,m),2.79(3H,s),2.
46(2H,t,J=6.7),2.14(2H,t-like),2.10-2.00(2H,
m),1.95-1.70(4H,m) MS: 427(M+) 83:白色アモルファス 元素分析:C25H29N7として 計算値:C,70.23;H,6.84;N,22.93 実測値:C,70.11;H,6.98;N,23.16 IR(KBr)cm-1:2940,1678,1613,1562,1504,1473,1433,7
501 HNMR(CDCl3)δ:8.86(1H,s),8.17(1H,d,J=6.6),
7.48(1H,d,J=7.7),7.35-7.25(2H,m),7.06(1H,
s),7.00(1H,m),6.94(1H,t,J=7.7),4.46(2H,s),
3.42(2H,t,J=7.3),3.2-3.0(2H,d-like),2.90(1H,
m),2.78(3H,s),2.49(2H,t,J=7.3),2.22-1.77(8
H,m) MS: 427(M+) 84:白色アモルファス 元素分析:C25H29N7として 計算値:C,70.23;H,6.84;N,22.93 実測値:C,70.45;H,7.04;N,22.79 IR(KBr)cm-1:2938,1673,1504,1433,781,7501 HNMR(CDCl3)δ:8.38(1H,dd,J=4.7,1.7),7.67(1
H,dd,J=8.1,1.3),7.47(1H,dd,J=8.1,1.7),7.27-7.
23(2H,m),7.10(1H,m),6.98(1H,d,J=8.1),6.93
(1H,t,J=8.1),4.46(2H,s),3.41(2H,t,J=7.3),
3.12(1H,m),3.1-3.0(2H,d-like),2.78(3H,s),2.4
8(2H,t,J=6.8),2.25-2.10(6H,m),1.92(1H,m),1.
8-1.7(1H,m) MS: 427(M+) 85:淡黄色アモルファス 元素分析:C30H31N5として 計算値:C,78.06,H,6.77;N,15.17 実測値:C,77.91;H,6.81;N,15.31 IR(KBr)cm-1:2942,2802,1611,1557,1504,1475,1431,1
350,7541 HNMR(CDCl3)δ:7.58-7.03(12H,m),6.98-6.75(2H,
m),4.42(2H,s),3.57-3.20(4H,m),2.77(3H,s),2.
75-2.40(6H,m),2.02-1.80(2H,m) MS: 462(M+H)+ 86:淡褐色結晶 mp: 111〜112℃ 元素分析:C24H30N6 Oとして 計算値:C,68.87,H,7.23;N,20.08 実測値:C,68.72;H,7.20;N,19.84 IR(KBr)cm-1:2946,2818,1504,1243,7461 HNMR(CDCl3)δ:7.46(1H,d,J=7.8),7.23(1H,t,J
=7.8),7.03-6.86(6H,m),4.46(2H,s),3.86(3H,
s),3.43(2H,t,J=7.3),3.12(4H,s),2.78(3H,s),
2.67(4H,s),2.49(2H,t,J=7.3),1.89(2H,quint,J
=7.3) MS: 418(M+) 87:黄色結晶 mp: 160〜161.5℃ 元素分析:C33H35N5として 計算値:C,79.01,H,7.03;N,13.96 実測値:C,78.93;H,7.15;N,13.80 IR(KBr)cm-1:2900,1504,1431,1350,7451 HNMR(CDCl3)δ:7.45(1H,dd,J=7.8,1.2),7.21(1
H,t,J=7.3),7.12-7.06(8H,m),6.97(1H,d,J=8.
3),6.90(1H,t,J=7.3),4.44(2H,s),3.45-3.36(2
H,m),3.40(2H,t,J=7.3),2.82(2H,m),2.77(3H,
s),2.67(2H,m),2.41(6H,m),2.19(2H,m),1.85(2
H,quint,J=7.3) MS: 501(M+) 88:白色結晶 mp: 148〜150℃ 元素分析:C32H33N5 O・1/2H20として 計算値:C,74.97;H,6.69;N,13.66 実測値:C,74.84;H,6.68;N,13.31 IR(KBr)cm-1:2952,1504,1481,7521 HNMR(CDCl3)δ:7.46(1H,dd,J=7.8,1.5),7.36(1
H,ABd,J=6.8,1.5),7.31(1H,td,J=7.3,1.5),7.28-
7.20(2H,m),7.15(1H,ABd,J=7.3,1.5),7.09(1H,td
-like,J=7.8,1.5),7.01(1H,dd,J=7.3,1.5),6.97
(1H,d,J=7.3),6.90(1H,td,J=7.3,1.5),6.81(1H,
td,J=7.3,1.0),6.76(1H,dd,J=8.3,1.0),5.71(1H,
AB,J=12.2),4.78(1H,AB,J=12.2),4.45(2H,s),3.
41(2H,t,J=6.8),2.77(3H,s),2.75-2.57(4H,m),
2.40(4H,m),2.26(1H,m),2.10(1H,m),1.85(2H,qu
int,J=6.8) MS: 503(M+) 89:黄色アモルファス 元素分析:C31H30N5 SClとして 計算値:C,68.94;H,5.60;N,12.97;S,5.94;Cl,6.56 実測値:C,69.13;H,5.77;N,13.11;S,6.25;Cl,6.83 IR(KBr)cm-1:2932,1560,1504,1433,1096,7541 HNMR(CDCl3)δ:7.48-7.45(2H,m),7.40(1H,AB,J=
8.3),7.31-7.19(5H,m),7.16(1H,dd,J=8.3,2.0),
6.97(1H,d,J=8.3),6.91(1H,t,J=7.3),4,44(2H,
s),3.41(2H,t,J=7.3),2.78(3H+2H,s+m),2.71
(4H,m),2.41(2H,t,J=6.8),2.13(2H,m),1.87(2
H,quint,J=6.8) MS: 539(M+) 90:無色アモルファス 元素分析:C32H35N5 OF2として 計算値:C,70.70;H,6.49;N,12.88;F,6.99 実測値:C,70.93;H,6.28;N,13.03;F,7.18 IR(KBr)cm-1:3328,1504,1224,1160,833,748,5711 HNMR(CDCl3)δ:7.42(5H,m),7.21(1H,td,J=7.3,
1.9),6.97(4H,m),6.90(2H,m),4.90(1H,q,J=6.
6),3.56(1H,quint,J=6.2),3.15(1H,quint,J=7.
3),2.92(2H,t,J=12.8),2.75(3H,s),2.42(1H,
m),2.34(4H,m),1.96(4H,m),1.82(2H,m),1.24(3
H,d,J=6.6) MS: 544(M+H)+ 91:無色アモルファス 元素分析:C32H33N5 F2・C4 H4 O4として 計算値:C,67.88;H,5.81;N,10.91;F,5.92 実測値:C,67.56;H,5.68;N,11.14;F,5.84 IR(KBr)cm-1:2958,1506,1222,835,748,5591 HNMR(CDCl3)δ:7.47(1H,dd,J=7.8,1.5),7.23(1
H,td,J=7.5,1.5),7.07-7.02(4H,m),6.99-6.89(6H,
m),4.89(1H,q,J=6.8),3.57(1H,quint,J=6.8),3.
21(1H,quint,J=6.8),2.78(3H,s),2.38(10H,s),
1.83(2H,quint,J=6.8),1.27(3H,d,J=6.8) MS: 526(M+H)+ 92:白色アモルファス 元素分析:C32H35N5として 計算値:C,78.49;H,7.20;N,14.30 実測値:C,78.19;H,7.03;N,14.58 IR(Neat)cm-1:2946,2810,1557,1502,1473,1009,7021 HNMR(CDCl3)δ:7.43(1H,d,J=7.8),7.29-7.12(11
H,m),6.97(1H,d,J=7.8),6.89(1H,t,J=7,8),4.43
(2H,s),3.40(2H,t,J=7.8),3.10(2H,q,J=6.8),
2.50-2.17(10H,m),1.86(2H,quint,J=6.8),1.49(3
H,t,J=6.8) MS: 490(M+H)+ 93:無色アモルファス 元素分析:C32H35N5として 計算値:C,78.49;H,7.20;N,14.30 実測値:C,78.69;H,7.37;N,14.01 IR(KBr)cm-1:2930,1553,1502,1468,1429,1350,750,70
41 HNMR(CDCl3)δ:7.46(1H,d,J=7.8),7.29-7.25(4
H,m),7.22-7.16(4H,m),7.12-7.10(3H,m),6.93(1
H,d,J=7.8),6.90(1H,t,J=7.3),4.88(1H,q,J=6.
9),3.57(1H,quint,J=6.8),3.21(1H,quint,J=6.
8),2.78(3H,s),2.47-2.40(10H,m),1.84(2H,quin
t,J=6.8),1.27(3H,d,J=6.9) MS: 490(M+H)+ 94:無色アモルファス 元素分析:C33H37N5として 計算値:C,78.49;H,7.40;N,13.90 実測値:C,78.58;H,7.13;N,14.27 IR(KBr)cm-1:2934,1537,1502,1466,1427,748,7021 HNMR(CDCl3)δ:7.45(1H,d,J=8.3),7.30-7.24(4
H,m),7.24-7.14(4H,m),7.14-7.11(3H,m),6.97(1
H,d,J=8.3),6.90(1H,t,J=7.8),3.41(2H,t,J=7.
3),2.77(3H,s),2.54-2.37(10H,m),1.77(2H,quin
t,J=7.3),1.62(6H,s) MS: 504(M+H)+ 実施例95 1−(3−クロロプロピル)−4−ベンゾイルピペリジ
ン(95) 4−ベンゾイルピペリジン塩酸塩50.0g、1−ブロモ
−3−クロロプロパン69.5g、および硫酸水素テトラブ
チルアンモニウム1.36gを、トルエン200ml、25%水酸化
ナトリウム水溶液64mlからなる混合溶媒中に加え、室温
で30時間攪拌する。反応液に水200mlを加えて酢酸エチ
ルで抽出する。有機層を濃縮後、カラムクロマトグラフ
ィーで精製して題記化合物を無色結晶として39.6g得
る。
mp:72〜73℃(分解) IR(KBr)cm-1:2942,2816,1649,1562,1456,1292,984,70
01 HNMR(CDCl3)δ:8.00-7.82(2H,m),7.65-7.22(3H,
m),3.61(2H,t,J=6.4),3.42-2.81(3H,m),2.58(2
H,t,J=7.0),2.32-1.61(8H,m) MS:265(M+) 実施例96 1−(3−クロロプロピル)−4−[ヒドロキシ(4−
ジメチルアミノフェニル)フェニルメチル]ピペリジン
(96) 実施例95の化合物5.0gを乾燥テトラヒドロフラン30ml
に溶解する。0℃に冷却後、p−ジメチルアミノフェニ
ルマグネシウムブロミドのテトラヒドロフラン溶液(1M
溶液)を30ml滴下する。室温で1時間攪拌後、飽和塩化
アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出する。有
機層を濃縮後、カラムクロマトグラフィーで精製して題
記化合物を淡黄色アモルファスとして5.5g得る。
IR(neat)cm-1:3302,2940,1611,1524,1439,948,818,72
7,7001 HNMR(CDCl3)δ:7.51-7.12(7H,m),6.78-6.57(2H,
m),3.56(2H,t,J=6.7),3.08-2.81(8H,m),2.57-2.3
2(2H,m),2.16-1.31(9H,m) MS:386(M+) 実施例97 1−(3−クロロプロピル)−4−エトキシカルボニル
ピペリジン(97) 250mlの2−ブタノン中に、エチル イソニペコテー
ト26.1g、1−ブロモ−3−クロロプロパン52.5g、炭酸
カリウム34.4gを加え、5時間還流する。無機物をろべ
つ後、ろえきを濃縮、減圧蒸留し(120℃/0.2mmHg)題
記化合物を無色油状物として18.0g得る。
IR(neat)cm-1:2954,2812,1734,1450,1379,1296,1261,
1181,10501 HNMR(CDCl3)δ:4.13(2H,q,J=7.3),3.58(2H,t,J
=6.6),3.00-2.72(2H,m),2.58-1.61(11H,m),1.25
(3H,t,J=7.0) 実施例98 1−(3−クロロプロピル)−4−[ヒドロキシビス
(4−ジメチルアミノフェニル)メチル]ピペリジン
(98) 実施例97の化合物2.5gを乾燥テトラヒドロフラン20ml
に溶解する。0℃に冷却後、p−ジメチルアミノフェニ
ルマグネシウムブロミドのテトラヒドロフラン溶液(1M
溶液)を30ml滴下する。室温で1時間攪拌後、飽和塩化
アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出する。有
機層を濃縮後、カラムクロマトグラフィーで精製して題
記化合物を無色アモルファスとして3.5g得る。
IR(KBr)cm-1:3336,2794,1611,1516,1444,1325,1131,1
064,944,8141 HNMR(CDCl3)δ:7.38-7.16(4H,m),6.78-6.56(4H,
m),3.57(2H,t,J=6.7),3.05-2.80(14H,m),2.52-2.
28(2H,m),2.16-1.31(9H,m) MS:429(M+) 実施例99〜105 以下、実施例96と同様の操作を行い、p−ジメチルア
ミノフェニルマグネシウムブロミドの代わりにm−トリ
ルマグネシウムブロミドを用いて99を、p−ジメチルア
ミノフェニルマグネシウムブロミドの代わりにm−メト
キシフェニルマグネシウムブロミドを用いて100を、p
−ジメチルアミノフェニルマグネシウムブロミドの代わ
りに3,4−ジメトキシフェニルマグネシウムブロミドを
用いて101の各化合物を得る。
また、実施例98と同様の操作を行い、p−ジメチルア
ミノフェニルマグネシウムブロミドの代わりにo−トリ
ルマグネシウムブロミドを用いて102を、p−ジメチル
アミノフェニルマグネシウムブロミドの代わりにo−メ
トキシフェニルマグネシウムブロミドを用いて103を、
p−ジメチルアミノフェニルマグネシウムブロミドの代
わりに3,4−ジメトキシフェニルマグネシウムブロミド
を用いて104を、p−ジメチルアミノフェニルマグネシ
ウムブロミドの代わりに2−フリルリチウムを用いて10
5の各化合物を得る。
上記の化合物は下記の物性値を持つ。
化合物 スペクトルデータ 99:無色アモルファス IR(KBr)cm-1 :3400,2950,2812,1738,1603,1491,144
8,1257,1143,739,7081 HNMR(CDCl3)δ:7.56-6.90(9H,m),3.57(2H,t,J=
6.8),3.07-2.81(2H,m),2.56-2.32(5H,m),2.13-1.3
8(9H,m) MS: 357(M+) 100:無色油状物 IR(Neat)cm-1 :3500,2950,2814,1736,1601,1489,144
8,1251,1050,739,7061 HNMR(CDCl3)δ:7.56-6.92(8H,m),6.76-6.67(1H,
m),3.77(3H,s),3.57(2H,t,J=6.7),3.06-2.83(2
H,m),2.59-2.31(2H,m),2.18-1.42(9H,m) MS: 373(M+) 101:淡緑色アモルファス IR(KBr)cm-1 :3370,2950,1516,1448,1259,1137,102
7,737,7001 HNMR(CDCl3)δ:7.58-6.72(8H,m),3.83(6H,s),3.
56(2H,t,J=6.8),3.05-2.80(2H,m),2.58-2.30(2H,
m),2.21-1.41(9H,m) MS: 402(M+) 102:白色アモルファス IR(KBr)cm-1 :3380,2952,2774,1487,1460,1379,745,
656,6341 HNMR(CDCl3)δ:8.30-7.52(2H,br.),7.15-7.11(4
H,m),7.04-6.95(2H,m),3.59(2H,t,J=6.35),3.10
(2H,d,J=7.32),2.04(6H,s),2.70-2.40(3H,br.),
2.30-1.40(9H,m) MS: 371(M+) 103:白色結晶 mp :141.5〜142.5℃ IR(KBr)cm-1 :3492,2936,2810,1487,1468,1437,138
1,1286,1243,1058,1023,7501 HNMR(CDCl3)δ:7.61(2H,d,J=7.6),7.16(2H,dt,J
=7.6,0.9),6.97(2H,dt,J=7.6,1.2),6.75(2H,dd,J
=7.6,0.9),5.22(1H,br.),3.58(2H,t,J=6.6),3.4
9(6H,s),2.97(2H,d,J=11.0),2.82(1H,m),2.51
(2H,t,J=7.0),2.20-2.02(2H,m),1.99(2H,quint.,
J=6.7),1.75(2H,q,J=11.3),1.60-1.30(2H,br.) MS: 403(M+) 104:無色アモルファス IR(KBr)cm-1 :3410,2942,1512,1462,1412,1259,113
9,1025,7621 HNMR(CDCl3)δ:7.20-6.72(6H,m),3.84(12H,s),
3.58(2H,t,J=6.8),3.14-2.88(2H,m),2.62-2.31(2
H,m),2.16-1.41(9H,m) MS: 463(M+) 105:淡黄色結晶 mp :74〜74.5℃ IR(KBr)cm-1 :3076,2952,2786,1154,1042,1013,100
2,984,959,806,735,6001 HNMR(CDCl3)δ:7.40(2H,s),6.35-6.30(4H,m),3.
57(2H,m),3.02(2H,br.),2.82(1H,br.),2.53(2H,
br.)2.31(1H,br,),2.04(4H,br.),1.55(4H,br.) MS: 323(M+) 実施例106 1−(3−クロロプロピル)−4−[フェニル(4−ト
リル)メチレン]ピペリジン(106) 4−[フェニル(4−トリル)メチレン]ピペリジン
5.3gと1−ブロモ−3−クロロプロパン3ml,炭酸カリウ
ム5.3gに2−ブタノン60mlを加え,5時間加熱還流し、実
施例32と同様の後処理を行い、シリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:3)で精製
し、題記化合物を無色油状物として5.3g得る。
IR(Neat)cm-1:2924,2808,1512,1441,1375,1299,1129,
816,758,7001 HNMR(CDCl3)δ:7.19-6.85(9H,m),3.61(2H,t,J=
6.4).2.60-2.31(13H,m),1.98(2H,quint,J=6.8) MS:339(M+) 実施例107 1−(3−クロロプロピル)−4−[ビス(4−トリ
ル)メチレン]ピペリジン(107) 4−[ビス(4−トリル)メチレン]ピペリジン,1−
ブロモ−3−クロロプロパン6.37gにトルエン20ml,25%
水酸化ナトリウム10ml、硫酸水素テトラブチルアンモニ
ウム0.27gを加え、室温で10時間攪拌した後、酢酸エチ
ルを加え、抽出し、水洗、乾燥する。溶媒を留去した
後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメ
タン〜ジクロロメタン:酢酸エチル=1:1)で精製し、
題記化合物を無色油状物として3.53g得る。
IR(KBr)cm-1:2940,2906,1602,1511,1440,1002,818,77
41 HNMR(CDCl3)δ:7.21-7.02(4H,m),7.00-6.83(4H,
m),3.60(2H,t,J=6.8),2.61-2.29(10H,m),2.30(6
H,s),1.98(2H,quint,J=6.8) MS:353(M+) 実施例108 1−(3−クロロプロピル)−4−[フェニル(3−ト
リル)メチレン]ピペリジン(108) 実施例99の化合物2.35gを10mlのエタノールに溶解さ
せ10mlの濃塩酸を加え100℃で1時間攪拌する。冷却
後、水、水酸化ナトリウムを加え中和したのち、酢酸エ
チルで抽出する。有機層を濃縮後、カラムクロマトグラ
フィーで精製し題記化合物を無色油状物として1.89g得
る。
IR(KBr)cm-1:2931,2802,1501,1438,1371,1301,1127,7
56,7041 HNMR(CDCl3)δ:7.56-6.90(9H,m),3.58(2H,t,J=
6.4),2.61-2.22(13H,m),1.96(2H,quint,J=6.8) MS:339(M+) 実施例109〜125 以下、実施例106と同様の操作を行い、4−[フェニ
ル(4−トリル)メチレン]ピペリジンの代わりに4−
[(4−メトキシフェニル)フェニルメチレン]ピペリ
ジンを用いて114を、4−[フェニル(4−トリル)メ
チレン]ピペリジンの代わりに4−[(4−クロロフェ
ニル)フェニルメチレン]ピペリジンを用いて115を、
4−[フェニル(4−トリル)メチレン]ピペリジンの
代わりに4−[フェニル(4−トリフルオロメチル)フ
ェニルメチレン]ピペリジンを用いて116を、4−[フ
ェニル(4−トリル)メチレン]ピペリジンの代わりに
4−[ビス[(4−トリフルオロメチル)フェニル]メ
チレン]ピペリジンを用いて117を、4−[フェニル
(4−トリル)メチレン]ピペリジンの代わりに4−
[(4−フルオロフェニル)フェニルメチレン]ピペリ
ジンを用いて118の各化合物を得る。
また、実施例107と同様の操作を行い、4−[ビス
(4−トリル)メチレン]ピペリジンの代わりに4−
[(3−クロロフェニル)フェニルメチレン]ピペリジ
ンを用いて119を、4−[ビス(4−トリル)メチレ
ン]ピペリジンの代わりに4−[ビス(3−クロロフェ
ニル)メチレン]ピペリジンを用いて120を、4−[ビ
ス(4−トリル)メチレン]ピペリジンの代わりに4−
[フェニル(2−ピリジル)メチレン]ピペリジンを用
いて124を、4−[ビス(4−トリル)メチレン]ピペ
リジンの代わりに4−[ナフチルフェニルメチレン]ピ
ペリジンを用いて125の各化合物を得る。
また、実施例108と同様の操作を行い、99の代わりに1
00を用いて109を、99の代わりに101を用いて110を、99
の代わりに102を用いて111を、99の代わりに103を用い
て112を、99の代わりに104を用いて113を、99の代わり
に96を用いて121を、99の代わりに98を用いて122を、99
の代わりに105を用いて123の各化合物を得る。
109:1−(3−クロロプロピル)−4−[(3−メトキ
シフェニル)フェニルメチレン]ピペリジン 110:1−(3−クロロプロピル)−4−[(3,4−ジメト
キシフェニル)フェニルメチレン]ピペリジン 111:1−(3−クロロプロピル)−4−[ビス(2−ト
リル)メチレン]ピペリジン 112:1−(3−クロロプロピル)−4−[ビス(2−メ
トキシフェニル)メチレン]ピペリジン 113:1−(3−クロロプロピル)−4−[ビス(3,4−ジ
メトキシフェニル)メチレン]ピペリジン 114:1−(3−クロロプロピル)−4−[(4−メトキ
シフェニル)フェニルメチレン]ピペリジン 115:1−(3−クロロプロピル)−4−[(4−クロロ
フェニル)フェニルメチレン]ピペリジン 116:1−(3−クロロプロピル)−4−[[4−(トリ
フルオロメチル)フェニル]フェニルメチレン]ピペリ
ジン 117:1−(3−クロロプロピル)−4−[ビス[(4−
(トリフルオロメチル)フェニル]メチレン]ピペリジ
ン 118:1−(3−クロロプロピル)−4−[(4−フルオ
ロフェニル)フェニルメチレン]ピペリジン 119:1−(3−クロロプロピル)−4−[(3−クロロ
フェニル)フェニルメチレン]ピペリジン 120:1−(3−クロロプロピル)−4−[ビス(3−ク
ロロフェニル)メチレン]ピペリジン 121:1−(3−クロロプロピル)−4−[(4−ジメチ
ルアミノフェニル)フェニルメチレン]ピペリジン 122:1−(3−クロロプロピル)−4−[ビス(4−ジ
メチルアミノフェニル)メチレン]ピペリジン 123:1−(3−クロロプロピル)−4−[ビス(2−フ
リル)メチレン]ピペリジン 124:1−(3−クロロプロピル)−4−[フェニル(2
−ピリジル)メチレン]ピペリジン 125:1−(3−クロロプロピル)−4−[(2−ナフチ
ル)フェニルメチレン]ピペリジン 上記の化合物は下記の物性値を持つ。
化合物 スペクトルデータ 109:無色油状物 IR(Neat)cm-1 :2958,2808,1597,1576,1431,1299,125
1,1145,1051,756,7041 HNMR(CDCl3)δ:7.38-7.06(6H,m),6.83-6.62(3H,
m),3.76(3H,s,),3.60(2H,t,J=6.4)2.60-2.25(10
H,m),1.94(2H,quint,J=6.8) MS: 355(M+) 110:淡黄色油状物 IR(Neat)cm-1 :2962,2812,1591,1565,1433,1275,112
7,762,7001 HNMR(CDCl3)δ:7.58-6.72(8H,m),3.80(6H,s),3.
59(2H,t,J=6.3),2.62-2.28(10H,m),1.93(2H,quin
t,J=6.7) MS: 385(M+) 111:淡黄色油状物 IR(neat)cm-1 :2956,2808,1458,1377,1299,1243,113
1,754,7291 HNMR(CDCl3)δ:7.17-6.94(8H,m),3.60(2H,t,J=
6.4),2.76-2.10(10Hm,),2.34(3H,s),2.19(3H,
s),1.97(2H,t,J=6.4) MS: 353(M+) 112:白色結晶 mp :47〜48℃ IR(KBr)cm-1 :2940,2834,1491,1462,1435,1294,126
7,1245,1116,1054,1029,754,4181 HNMR(CDCl3)δ:7.23-6.98(4H,m),6.88-6.69(4H,
m),3.88-3.63(6H,br.),3.60(2H,t,J=6.7),2.75-
2.05(10H,m),1.97(2H,t,J=6.7) MS: 385(M+) 113:淡黄色油状物 IR(Neat)cm-1 :2954,2825,1597,1572,1421,1263,113
2,752,7001 HNMR(CDCl3)δ:7.21-6.70(6H,m),3.84(12H,s),
3.60(2H,t,J=6.4),2.61-2.27(10H,m),1.95(2H,qu
int,J=6.7) MS: 445(M+) 114:淡黄色アモルファス IR(KBr)cm-1 :2956,2808,1607,1510,1301,1245,117
6,1038,830,756,7001 HNMR(CDCl3)δ:7.18-6.72(9H,m),3.78(3H,s),3.
60(2H,t,J=6.4),2.62-2.26(10H,m),1.95(2H,quin
t,J=6.8) MS: 355(M+) 115:無色アモルファス IR(KBr)cm-1 :2926,2774,1510,1444,1375,1299,113
1,787,760,7001 HNMR(CDCl3)δ:7.41-6.95(9H,m),3.60(2H,t,J=
6.4),2.62-2.30(10H,m),1.98(2H,quint,J=6.8) MS: 359(M+) 116:黄色油状物 IR(Neat)cm-1 :2960,2810,1615,1326,1166,1125,106
7,835,7581 HNMR(CDCl3)δ:7.62-7.50(2H,m),7.38-7.02(7H,
m),3.60(2H,t,J=6.4),2.62-2.31(10H,m),1.97(2
H,quint,J=6.8) MS: 393(M+) 117:無色アモルファス IR(KBr)cm-1 :2962,2810,1615,1325,1166,1127,106
7,1019,835,7601 HNMR(CDCl3)δ:7.63-7.49(4H,m),7.41-7.02(4H,
m),3.60(2H,t,J=6.4),2.63-2.30(10H,m),1.94(2
H,quint,J=6.8) MS: 461(M+) 118:無色油状物 IR(Neat)cm-1 :2960,2808,1603,1508,1224,832,758,
7001 HNMR(CDCl3)δ:7.31-6.76(9H,m),3.50(2H,t,J=
6.4),2.58-2,17(10H,m),1.96(2H,quint,J=6.8) MS: 343(M+) 119:淡黄色油状物 IR(Neat)cm-1 :2960,2808,1593,1564,1444,1299,113
1,1079,785,739,7021 HNMR(CDCl3)δ:7.45-6.92(9H,m),3.61(2H,t,J=
6.4),2.63-2.25(10H,m),2.00(2H,quint,J=6.8) MS: 359(M+) 120:淡黄色油状物 IR(Neat)cm-1 :2960,2810,1593,1564,1470,1299,107
9,789,758,7141 HNMR(CDCl3)δ:7.52-6.92(8H,m),3.60(2H,t,J=
6.4),2.61-2.18(10H,m),1.98(2H,quint,J=6.8) MS: 393(M+) 121:淡黄色油状物 IR(Neat)cm-1 :2950,2894,2804,1609,1520,1444,135
2,1195,1021,818,7687021 HNMR(CDCl3)δ:7.36-6.92(7H,m),6.72-6.57(2H,
m),3.61(2H,t,J=6.4),3.13(6H,s),2.62-2.31(10
H,m),1.93(2H,quint,J=6.8) MS: 368(M+) 122:白色結晶 IR(KBr)cm-1 :2890,2770,1611,1522,1350,1220,119
1,1131,948,816,7541 HNMR(CDCl3)δ:7.00-6.96(4H,m),6.64-6.60(4H,
m),3.60(2H,t,J=6.7),2.92(12H,s),2.60-2.35(1
0H,m),1.96(2H,quint,J=6.8) MS: 411(M+) 123:淡黄色油状物 IR(neat)cm-1 :2954,2810,1375,1154,1015,808,7371 HNMR(CDCl3)δ:7.40(2H,dd,J=2.0,1.0),6.40(2
H,dd,J=3.4,2.0),6.15(2H,dd,J=3.4,1.0),3.63(2
H,t,J=6.4),2,71-2.67(10H,m),2.07(2H,br) MS: 305(M+) 124:淡黄色油状物 IR(Neat)cm-1 :2954,2080,1584,1468,1429,1301,112
9,994,748,7021 HNMR(CDCl3)δ:8.65-8.56(1H,m),7.72-7.49(1H,
m),7.21-7.00(7H,m),3.60(2H,t,J=6.4),2.61-2.3
0(10H,m),1.91(2H,quintJ=6.8) MS: 326(M+) 125:黄色油状物 IR(Neat)cm-1 :3056,2960,2808,1599,1504,1468,144
1,1375,1125,820,7527021 HNMR(CDCl3)δ:7.88-7.12(12H,m),3.60(2H,t,J=
6.6),2.62-2.14(10H,m),1.99(2H,quint,J=6.8) MS: 375(M+) 実施例126 4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−(4−エトキ
シカルボニルピペリジン−1−イル)プロピル][1,2,
4]トリアゾロ[4,3-a]キノキサリン(126) 実施例13の化合物1.36gと実施例97の化合物1.86gを乾
燥N,N−ジメチルホルムアミド18mlに溶解し−10℃に冷
却する。tBuOKのテトラヒドロフラン溶液(1M溶液)10m
lを滴下した後、室温で3時間攪拌する。再び冷却後、
飽和塩化アンモニアム水溶液を加えクロロホルムで抽出
する。有機層を濃縮後、カラムクロマトグラフィーで精
製し題記化合物を淡黄色結晶として2.01g得る。
mp:60.5〜61.5℃ IR(KBr)cm-1:2950,1727,1555,1510,1427,1282,1261,1
238,1048,7461 HNMR(CDCl3)δ:7.62-6.85(4H,m),4.52(2H,s),4.
23(2H,q,J=7.3),3.49(2H,t,J=7.5),3.00(2H,d,J
=6.6),2.86(3H,s),2.43(2H,d,J=6.6),2.30-1.70
(9H,m),1.35(3H,t,J=7.3) MS:383(M+) 実施例127 4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−[ヒド
ロキシビス(2−チエニル)メチル]ピペリジン−1−
イル]プロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]キノキ
サリン(127) 実施例126の化合物1.89gを乾燥テトラヒドロフラン20
mlに溶解し0℃に冷却後2−チエニルリチウムのテトラ
ヒドロフラン溶液(1M)11mlを滴下する。室温で2時間
攪拌後、飽和塩化アンモニウム水溶液を加えクロロホル
ムで抽出する。有機層を濃縮後、カラムクロマトグラフ
ィーで精製し、題記化合物を黄色アモルファスとして1.
74g得る。
元素分析:C27H31N5 OS2 計算値:C,64.13;H,6.18;N,13,85;S,12.68 実測値:C,63.96;H,6.36;N,13.98;S,12.83 IR(KBr)cm-1:3354,2948,1502,1433,753,7001 HNMR(CDCl3)δ:7.44(1H,dd,J=7.8,1.2),7.21(2
H,dd,J=3.7,1.2),7.18(1H,t,J=7.3),7.03(2H,dd,
J=3.7,1.2),6.96-6.93(3H,m),6.88(1H,t,J=7.
3),4.41(2H,s),3.35(2H,t,J=7.3),2.93(2H,d,J
=11.0),2.75(3H,s),2.45-2.34(3H,m),2.08-1.92
(2H,m),1.79(2H,quint,J=6.8),1.54-1.46(4H,m) MS:505(M+) 実施例128 4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−(4−ベンゾ
イルピペリジン−1−イル)プロピル][1,2,4]トリ
アゾロ[4,3-a]キノキサリン(128) 実施例13の化合物1.05gと実施例95の化合物1.50gを乾
燥N,N−ジメチルホルムアミド15mlに溶解し0℃に冷却
する。tBuOKのテトラヒドロフラン溶液(1M溶液)を6.8
ml滴下後、室温で1時間半攪拌する。再び0℃に冷却し
飽和塩化アンモニウム水溶液を加えた後、酢酸エチルで
抽出する。有機層を濃縮後、カラムクロマトグラフィー
で精製し題記化合物を無色アモルファスとして1.71g得
る。
mp:72〜73℃ 元素分析:C25H29N5 O 計算値:C,72.26;H,7.03;N,16.85 実測値:C,72.41;H,7.17;N,17.04 IR(KBr)cm-1:3451(br.),2928,1710,1686,1560,150
4,1433,1267,984,748,7001 HNMR(CDCl3)δ:7.95-7.92(2H,m),7.58-7.54(1H,
m),7.47(3H,t,J=7.8),7.35-7.22(1H,m),6.99(1
H,d,J=8.3),6.90(1H,t,J=7.3),4.44(2H,s),3.41
(2H,t,J=7.3),3.30-3.29(1H,m),2.99(2H,d,J=1
1.7),2.77(3H,s),2.43(2H,t,J=6.8),2.13(2H,d
t,J=10.7,3.4),1.90-1.82(6H,m) MS:415(M+) 実施例129 4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−[ヒド
ロキシフェニル(2−チエニル)メチル]ピペリジン−
1−イル]プロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]キ
ノキサリン(129) 実施例128の化合物2.00gを乾燥テトラヒドロフラン20
mlに溶解し0℃に冷却後2−チエニルリチウムのテトラ
ヒドロフラン溶液(1M)5.5mlを滴下する。室温で2時
間攪拌後、飽和塩化アンモニウム水溶液を加えクロロホ
ルムで抽出する。有機層を濃縮後、カラムクロマトグラ
フィーで精製し、題記化合物を黄色アモルファスとして
1.44g得る。
元素分析:C29H33N5 OS 計算値:C,69.71;H,6.65;N,14.02;S,6.42 実測値:C,69.45;H,6.84;N,14.13;S,6.65 IR(KBr)cm-1:3390,2948,1502,1433,748,7001 HNMR(CDCl3)δ:7.53(2H,d,J=7.3),7.44(1H,dd,J
=7.8,1.5),7.32(2H,t,J=7.8),7.22-7.18(3H,m),
7.00-6.90(3H,m),6.89(1H,t,J=7.8),4.41(2H,
s),3.36(2H,t,J=7.3),3.02(1H,d,J=11.2),2.93
(2H,d,J=11.7),2.75(3H,s),2.45-2.34(3H,m),2.
08-1.92(2H,m),1.79(2H,quint,J=6.8),1.54-1.46
(4H,m) MS:499(M)+ 実施例130 4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−[ヒド
ロキ(3,4−ジメトキシフェニル)フェニルメチル]ピ
ペリジン−1−イル]プロピル][1,2,4]トリアゾロ
[4,3-a]キノキサリン(130) 実施例13の化合物0.92gおよび実施例101の化合物2.00
gを15mlのN,N−ジメチルホルムアミドに溶解させ0℃に
冷却する。tBuOKのテトラヒドロフラン溶液(1M溶液)9
mlを滴下後、室温で1時間半攪拌する。再び0℃に冷却
後、飽和塩化アンモニウム水溶液を加え酢酸エチルで抽
出する。有機層を濃縮後、カラムクロマトグラフィーで
精製し題記化合物を無色アモルファスとして1.08g得
る。
元素分析:C33H39N5 O3 計算値:C,71.58;H,7.10;N,12.65 実測値:C,71.86;H,7.25;N,12.73 IR(KBr)cm-1:3370,2946,1504,1433,1259,1141,1027,7
451 HNMR(CDCl3)δ:7.49-7.42(3H,m),7.31-7.27(2H,
m),7.21-7.16(2H,m),7.07(1H,d,J=4.4),6.99-6.8
6(3H,m),6.79(1H,d,J=8.8),4.42(2H,s),3.83(6
H,d,J=2.9),3.36(2H,t,J=7.3),2.93(2H,m),2.75
(3H,s),2.45-2.30(3H,m),2.08-1.92(2H,m),1.85-
1.80(2H,m),1.54-1.46(4H,m) MS:553(M+) 実施例131〜139 以下、実施例127と同様の操作を行い、2−チエニル
リチウムの代わりに3−トリルマグネシウムブロミドを
用いて134を、2−チエニルリチウムの代わりに3−メ
トキシフェニルマグネシウムブロミドを用いて135の各
化合物を得る。
また、実施例130と同様の操作を行い、101の代わりに
96を用いて131を、101の代わりに99を用いて132を、101
の代わりに100を用いて133を、101の代わりに102を用い
て136を、101の代わりに103を用いて137を、101の代わ
りに104を用いて138を、101の代わりに105を用いて139
の各化合物を得る。
131:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−
[ヒドロキシ(4−ジメチルアミノフェニル)フェニル
メチル]ピペリジン−1−イル]プロピル][1,2,4]
トリアゾロ[4,3-a]キノキサリン 132:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−
[ヒドロキシフェニル(3−トリル)メチル]ピペリジ
ン−1−イル]プロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3-
a]キノキサリン 133:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−
[ヒドロキシ(3−メトキシフェニル)フェニルメチ
ル]ピペリジン−1−イル]プロピル][1,2,4]トリ
アゾロ[4,3-a]キノキサリン 134:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−
[ヒドロキシビス(3−トリル)メチル]ピペリジン−
1−イル]プロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]キ
ノキサリン 135:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−
[ヒドロキシビス(3−メトキシフェニル)メチル]ピ
ペリジン−1−イル]プロピル][1,2,4]トリアゾロ
[4,3-a]キノキサリン 136:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−
[ヒドロキシビス(2−トリル)メチル]ピペリジン−
1−イル]プロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]キ
ノキサリン 137:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−
[ヒドロキシビス(2−メトキシフェニル)メチル]ピ
ペリジン−1−イル]プロピル][1,2,4]トリアゾロ
[4,3-a]キノキサリン 138:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−
[ヒドロキシビス(3,4−ジメトキシフェニル)メチ
ル]ピペリジン−1−イル]プロピル][1,2,4]トリ
アゾロ[4,3-a]キノキサリン 139:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−
[ヒドロキシビス(2−フリル)メチル]ピペリジン−
1−イル]プロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]キ
ノキサリン 上記の化合物は下記の物性値を持つ。
131:淡黄色アモルファス 元素分析:C33H40N6 Oとして 計算値:C,73,85;H,7.51;N,15.66 実測値:C,73.66;H,7.88;N,15.84 IR(KBr)cm-1 :3370,2942,2794,1611,1560,1506,143
1,1352,1160,7481 HNMR(CDCl3)δ:7.46-7.42(3H,m),7.33-7.25(4H,
m),7.21-7.13(2H,m),6.93(1H,d,J=7.3),6.88(1
H,t,J=7.8),6.66(2H,d,J=9.3),4.42(2H,s),3.36
(2H,t,J=6.7),2.92-2.90(8H,m),2.76(3H,s),2.4
2-2.34(3H,m),2.01-1.93(2H,m),1.81(2H,quint,J
=6.8)1.49-1.46(4H,m) MS: 536(M+) 132:黄色アモルファス 元素分析:C32H37N5 Oとして 計算値:C,75,71;H,7.35;N,13.80 実測値:C,75.54;H,7.22;N,13.66 IR(KBr)cm-1:3330,2948,2814,1557,1506,1433,1352,9
11,7311 HNMR(CDCl3)δ:7.51(2H,dd,J=8.5,1.2),7.41(1
H,dd,J=7.9,1.2),7.32-7.25(4H,m),7.21-7.13(3H,
m),7.02-6.85(3H,m),4.42(2H,s),3.36(2H,t,J=
6.7),2.91(2H,d,J=10.4),2.75(3H,s),2.41-2.34
(3H,m),2.31(3H,s),2.01-1.92(2H,m),1.81(2H,q
uint,J=6.8),1.51-1.45(4H,m) MS: 508(M+H)+ 133:無色アモルファス 元素分析:C32H37N5 O2として 計算値:C,73,39;H,7.12;N,13.37 実測値:C,73.15;H,7.05;N,13.11 IR(KBr)cm-1:3302,2948,2812,1601,1557,1504,1433,1
253,7871 HNMR(CDCl3)δ:7.50(2H,dd,J=8.5,1.2),7.41(1
H,dd,J=7.9,1.2),7.27(2H,t,J=7.3),7.20-7.05(5
H,m),6.91(1H,d,J=7.4),6.86(1H,t,J=7.3),6.69
(1H,dd,J=7.3,1.8),4.38(2H,s),3.75(3H,s),3.3
3(2H,t,J=6.7),2.91(2H,d,J=10.3),2.72(3H,
s),2.41-2.34(3H,m),1.98-1.92(2H,m),1.79(2H,q
uint,J=6.8),1.52-1.49(4H,m) MS: 523(M+) 134:白色結晶 mp: 198〜200.5℃ 元素分析:C33H39N5 0・0.25(H20)として 計算値:C,75.32;H,7.57;N,13.31 実測値:C,75.33;H,7.53;N,13.28 IR(KBr)cm-1:3408,2948,1504,7501 HNMR(CDCl3)δ:7.41(1H,dd,J=7.8,1.5),7.31(2
H,m),7.26(2H,d,J=7.8),7.20(1H,m),7.18(2H,t,
J=7.8),6.98(2H,d,J=7.8),6.93(1H,d,J=8.3),
6.88(1H,t,J=7.3),4.42(2H,s),3.36(2H,t,J=7.
3),2.93(2H,d,J=11.7)2.76(3H,s),2,41-2.37(3
H,m),2.32(6H,s),2.01-1.92(2H,m),1.81(2H,quin
t,J=6.8),1.52-1.43(4H,m) MS: 521(M+) 135:淡黄色アモルファス 元素分析:C33H39N5 O3として 計算値:C,71.58;H,7.10;N,12.65 実測値:C,71.22;H,7.25;N,12.89 IR(KBr)cm-1:3408,2944,1601,1502,1433,1249,1046,7
72,7561 HNMR(CDCl3)δ:7.44(1H,dd,J=7.8,1.2),7.21(2
H,t,J=7.8),7.20(1H,t,J=7.3),7.09(2H,t,J=2.
0),7.06(2H,d,J=7.8),6.93(1H,d,J=8.3),6.89
(1H,t,J=7.3),6.71(2H,dd,J=7.3,2.0),4.43(2H,
s),3.78(6H,s),3.36(2H,t,J=6.8),2.93(2H,d,J
=11.7),2.76(3H,s),2.41-2.34(3H,m),1.98-1.92
(2H,m),1.79(2H,quint,J=6.8),1.52-1.26(4H,m) MS: 554(M+H) 136:無色アモルファス 元素分析:C33H39N5 Oとして 計算値:C,75.97;H,7.53;N,13.42 実測値:C,76.13;H,7.38;N,13.22 IR(KBr)cm-1:3320,2930,1504,1475,1460,1433,1379,1
352,1253,7481 HNMR(CDCl3)δ:7.45(1H,dd,J=7.8,1.5),7.22(1
H,t,J=8.3),7.48-7.15(6H,m),7.12-6.98(2H,m),
6.96(1H,d,J=8.3),6.92(1H,t,J=7.8),4.40(2H,
s),3.40(2H,t,J=6.8),3.15(2H,br),2.76(3H,
s),2.58(2H,br.),1.98(6H,br.),2.40-1.50(10H,b
r) MS: 521(M+) 137:淡黄色アモルファス 元素分析:C33H39N5 O3として 計算値:C,71.58;H,7.10;N,12.65 実測値:C,71.33;H,7.01;N,12.88 IR(KBr)cm-1:3496,2944,1504,1487,1468,1433,1288,1
241,1027,7541 HNMR(CDCl3)δ:7.62(2H,d,J=7.9),7.43(1H,dd,J
=7.9,1.8),7.21(1H,dt,J=7.3,1.8),7.16(2H,dt,J
=7.9,1.2),7.05-6.92(3H,m),6.88(1H,dt,J=7.3,
1.2),6.75(2H,dt,J=7.9,1.2),5.23(1H,br.),4.41
(2H,s),3.50(6H,s),3.39(2H,t,J=6.7),2.97(2
H,br.),2.88(1H,s),2.77(3H,s),2.39(2H,br.),
1.96(2H,br.),1.84(2H,br.),1.77(2H,br.),1.46
(2H,br.) MS: 553(M+) 138:淡黄色アモルファス 元素分析:C35H43N5 O5として 計算値:C,68.49;H,7.06;N,11.41 実測値:C,68.86;H,7.27;N,11.67 IR(KBr)cm-1:3381,2871,1510,1472,1259,1139,1027,7
451 HNMR(CDCl3)δ:7.44(1H,dd,J=7.8,1.5),7.19(1
H,t,J=7.3),7.05(2H,d,J=2.0),6.98-6.87(4H,
m),6.79(2H,d,J=8.8),4.44(2H,s),3.85(12H,
s),3.36(2H,t,J=7.3),2.76(3H,s),2.45-2.32(3
H,m),2.02-1.90(4H,m),1.79(2H,quint,J=6.8),1.
54-1.46(4H,m) MS: 613(M+) 139:黄色アモルファス 元素分析:C27H31N5 O3として 計算値:C,68.48;H,6.60;N,14.79 実測値:C,68.11;H,6.38;N,14.55 IR(KBr)cm-1:3360,2948,1562,1504,1475,1433,1352,1
147,1009,7451 HNMR(CDCl3)δ:7.44(1H,dd,J=7.8,1.5),7.39-7.3
8(2H,m),7.22(1H,t,J=7.8),6.95(1H,d,J=7.8),
6.91(1H,t,J=7.8),6.37-6.24(4H,m),4.40(2H,
s),3.38(2H,t,J=7.3),3.09(2H,br),2.76(3H,
s),2.53(2H,br),2.34(1H,m),2.14(2H,m),1.95
(2H,m),1.67(2H,m),1.55(2H,br) MS: 473(M+) 実施例140 4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−[(3
−メトキシフェニル)フェニルメチレン]ピペリジン−
1−イル]プロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3,a]キ
ノキサリン(140) 実施例133の化合物1.35gをエタノール5mlに溶解し、
濃塩酸5mlを加える。100℃で1時間攪拌後、冷却、炭酸
ナトリウム水溶液で中和しクロロホルムで抽出する。有
機層を濃縮後、イソプロパノールより再結晶し題記化合
物を淡黄色結晶として0.89g得る。
mp:130〜132℃ 元素分析:C32H35N5 O・0.5(H20)として 計算値:C,74.68;H,7.05;N,13.61 実測値:C,74.61;H,6.76;N,13.86 IR(KBr)cm-1:2954,2834,1605,1578,1506,1483,1286,1
050,745,7021 HNMR(CDCl3)δ:7.45(1H,dd,J=7.9,1.2),7.29-7.1
2(7H,m),6.96(1H,d,J=7.9),6.90(1H,t,J=7.3),
6.76-6.67(3H,m),4.46(2H,s),3.76(3H,s),3.41
(2H,t,J=7.3),2.77(3H,s),2.49-2.04(10H,m),1.
87(2H,quint,J=6.8) MS:506(M+H)+ 実施例141 4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−[(4
−メトキシフェニル)フェニルメチレン]ピペリジン−
1−イル]プロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3,a]キ
ノキサリン(141) 実施例130と同様の操作を行い、実施例101の代わりに
実施例114の化合物を用いて、題記化合物を白色結晶と
して得る。
mp:178〜180℃ 元素分析:C32H35N5 0・0.25(H20)として 計算値:C,75.34;H,7.01;N,13.73 実測値:C,75.37;H,6.90;N,13.92 IR(KBr)cm-1:2951,2892,1607,1555,1510,1421,1247,,
746,7021 HNMR(CDCl3)δ:7.45(1H,dd,J=7.8,1.0),7.29-6.8
0(12H,m),4.44(2H,s),3.79(3H,s),3.41(2H,t,J
=7.3),2.77(3H,s),2.55-2.38(10H,m),1.87(2H,q
uint,J=6.8) MS:505(M+) 実施例142〜165 以下、実施例140と同様の操作を行い、133の代わりに
135を用いて143を、133の代わりに134を用いて147を、1
33の代わりに129を用いて164を、133の代わりに127を用
いて165の各化合物を得る。
また、実施例141と同様の操作を行い、114の代わりに
110を用いて142を、114の代わりに111を用いて144を、1
14の代わりに112を用いて145を、114の代わりに113を用
いて146を、114の代わりに115を用いて149を、114の代
わりに116を用いて151を、114の代わりに117を用いて15
2を、114の代わりに118を用いて153を、114の代わりに1
19を用いて154を、114の代わりに120を用いて155を、11
4の代わりに121を用いて156を、114の代わりに122を用
いて157を、114の代わりに106の化合物を用いて158を、
114の代わりに107の化合物を用いて159を、114の代わり
に108の化合物を用いて160を、114の代わりに123の化合
物を用いて161を、114の代わりに124の化合物を用いて1
62を、114の代わりに125の化合物を用いて163の各化合
物を得る。
また、実施例46と同様の操作を行い、4−(ジフェニ
ルメチレン)ピペリジンの代わりに4−[ビス(3−ト
リル)メチレン]ピペリジンを用いて147を、4−(ジ
フェニルメチレン)ピペリジンの代わりに4−[ビス
(4−メトキシフェニル)メチレン]ピペリジンを用い
て148の各化合物を得る。
142:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−
[(3,4−ジメトキシフェニル)フェニルメチレン]ピ
ペリジン−1−イル]プロピル][1,2,4]トリアゾロ
[4,3,a]キノキサリン 143:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−
[ビス(3−メトキシフェニル)メチレン]ピペリジン
−1−イル]プロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3,a]
キノキサリン 144:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−
[ビス(2−トリル)メチレン]ピペリジン−1−イ
ル]プロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3,a]キノキサ
リン 145:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−
[ビス(2−メトキシフェニル)メチレン]ピペリジン
−1−イル]プロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3,a]
キノキサリン 146:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−
[ビス(3,4−ジメトキシフェニル)メチレン]ピペリ
ジン−1−イル]プロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,
3,a]キノキサリン 147:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−
[ビス(3−トリル)メチレン]ピペリジン−1−イ
ル]プロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3,a]キノキサ
リン 148:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−
[ビス(4−メトキシフェニル)メチレン]ピペリジン
−1−イル]プロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3,a]
キノキサリン 149:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−
[(4−クロロフェニル)フェニルメチレン]ピペリジ
ン−1−イル]プロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3,
a]キノキサリン 150:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−
[ビス(4−クロロフェニル)メチレン]ピペリジン−
1−イル]プロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3,a]キ
ノキサリン 151:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−
[[4−(トリフルオロメチル)フェニル]フェニルメ
チレン]ピペリジン−1−イル]プロピル][1,2,4]
トリアゾロ[4,3,a]キノキサリン 152:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−
[ビス[4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチレ
ン]ピペリジン−1−イル]プロピル][1,2,4]トリ
アゾロ[4,3,a]キノキサリン 153:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−
[(4−フルオロフェニル)フェニルメチレン]ピペリ
ジン−1−イル]プロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,
3,a]キノキサリン 154:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−
[(3−クロロフェニル)フェニルメチレン]ピペリジ
ン−1−イル]プロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3,
a]キノキサリン 155:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−
[ビス(3−クロロフェニル)メチレン]ピペリジン−
1−イル]プロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3,a]キ
ノキサリン 156:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−
[(4−ジメチルアミノフェニル)フェニルメチレン]
ピペリジン−1−イル]プロピル][1,2,4]トリアゾ
ロ[4,3,a]キノキサリン 157:4,5−ジヒドロ1−メチル−5−[3−[4−[ビ
ス(4−ジメチルアニノフェニル)メチレン]ピペリジ
ン−1−イル]プロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3,
a]キノキサリン 158:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−
[フェニル(4−トリル)メチレン]ピペリジン−1−
イル]プロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3,a]キノキ
サリン 159:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−
[ビス(4−トリル)メチレン]ピペリジン−1−イ
ル]プロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3,a]キノキサ
リン 160:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−
[フェニル(3−トリル)メチレン]ピペリジン−1−
イル]プロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3,a]キノキ
サリン 161:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−
[ビス(2−フリル)メチレン]ピペリジン−1−イ
ル]プロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3,a]キノキサ
リン 162:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−
[フェニル(2−ピリジル)メチレン]ピペリジン−1
−イル]プロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3,a]キノ
キサリン 163:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−
[(2−ナフチル)フェニルメチレン]ピペリジン−1
−イル]プロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3,a]キノ
キサリン 164:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−
[フェニル(2−チエニル)メチレン]ピペリジン−1
−イル]プロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3,a]キノ
キサリン 165:4,5−ジヒドロ−1−メチル−5−[3−[4−
[ビス(2−チエニル)メチレン]ピペリジン−1−イ
ル]プロピル][1,2,4]トリアゾロ[4,3,a]キノキサ
リン 上記の化合物は下記の物性値を持つ。
化合物 スペクトルデータ 142:無色アモルファス 元素分析:C33H37N5 O2として 計算値:C,73.99;H,6.96;N,13.07 実測値:C,73.68;H,6.88;N,12.98 IR(KBr)cm-1 :2902,2772,1506,1461,1433,1253,113
9,1027,750,7021 HNMR(CDCl3)δ:7.45(1H,dd,J=7.8,1.0),7.30-7.1
2(6H,m),6.97(1H,dd,J=8.3,7.3),6.90(1H,t,J=
6.8),6.79(1H,d,J=8.3),6.70-6.62(2H,m),4.44
(2H,s),3.86(3H,s),3.80(3H,s),3.41(2H,t,J=
7.3),2.77(3H,s),2.51-2.39(10H,m),1.86(2H,qui
nt,J=6.8) MS: 535(M+) 143:淡黄色結晶 mp: 125.5〜126.5℃ 元素分析:C33H37N5 O2として 計算値:C,73.99;H,6.96;N,13.07 実測値:C,73.92;H,7.12;N,12.97 IR(KBr)cm-1 :2952,1578,1504,1431,1286,1048,777,
7461 HNMR(CDCl3)δ:7.45(1H,d,J=7.3),7.21(1H,m),
7.19(2H,t,J=7.9),6.97(1H,d,J=7.9),6.90(1H,
t,J=7.9),6.76(1H,d,J=2.4),6.73(3H,d,J=7.
3),6.68(2H,t,J=2.4),4.44(2H,s),3.76(6H,s),
3.41(2H,t,J=7.3),2.77(3H,s),2.48-2.04(10H,
m),1.87(2H,quint,J=6.8) MS: 536(M+H)+ 144:無色アモルファス 元素分析:C33H37N5として 計算値:C,78.69;H,7.40;N,13.90 実測値:C,78.47;H,7.20;N,14.27 IR(KBr)cm-1 :2950,2806,1557,1502,1475,1429,137
7,1346,1247,743,1 HNMR(CDCl3)δ:7.44(1H,dd,J=7.8,1.5),7.21(1
H,t,J=7.8),7.18-7.00(8H,m),6.96(1H,d,J=7.
8),6.91(1H,t,J=7.8),4.40(2H,s),3.41(2H,t,J
=6.8),2.76(3H,s),2.55(2H,m),2.31(3H,s),2.1
7(3H,s),2.45-2.10(8H,m),1.97(2H,br) MS: 503(M+) 145:無色アモルファス 元素分析:C33H37N5 O2として 計算値:C,73.99;H,6.96;N,13.07 実測値:C,74.15;H,7.12;N,13.35 IR(KBr)cm-1 :2954,1504,1491,1466,1433,1245,111
8,1050,1027,7521 HNMR(CDCl3)δ:7.44(1H,dd,J=7.9,1.2),7.24-7.0
5(6H,m),6.98(1H,d,J=7.9),6.94-6.82(4H,m),4.
43(2H,s),3.88-3.69(6H,br.),3.41(2H,t,J=7.
3),2.77(3H,s),2.60-2.10(10H,m),1.87(2H,br.) MS: 535(M+) 146:無色アモルファス 元素分析:C35H41N5 O4として 計算値:C,70.56;H,6.94;N,11.76 実測値:C,70.44;H,6.88;N,11.92 IR(KBr)cm-1 :2890,2806,1512,1461,1249,1139,102
7,7501 HNMR(CDCl3)δ:7.46(1H,dd,J=8.3,1.5),7.20(1
H,t,J=6.8),6.98(1H,dd,J=8.3,1.0),6.92(1H,t,J
=1.0),6.80(2H,d,J=8.3),6.69(2H,dd,J=7.8,2.
0),6.62(2H,d,J=1.5),4.45(2H,s),3.87(6H,s),
3.81(6H,s),3.41(2H,t,J=7.3),2.78(3H,s),2.50
-2.41(10H,m),1.87(2H,quint,J=6.8) MS: 595(M+) 147:白色結晶 mp:151〜152℃ 元素分析:C33H37N5として 計算値:C,78.69;H,7.40;N,13.90 実測値:C,78.43;H,7.38;N,13.69 IR(KBr)cm-1:2954,1508,777,7481 HNMR(CDCl3)δ:7.45(1H,dd,J=7.8,1.2),7.21(1
H,t,J=7.3),7.17(2H,t,J=7.8),7.02-6.88(8H,
m),4.44(2H,s),3.41(2H,t,J=7.3),2.77(3H,s),
2.52-2.33(10H,m),2.30(6H,s),1.87(2H,quint,J=
6.8) MS:503(M+) 148:淡黄色結晶 mp: 132〜135℃ 元素分析:C33H37N5 O2として 計算値:C,73.99;H,6.96;N,13.07 実測値:C,74.12;H,7.03;N,12.85 IR(KBr)cm-1 :2952,2838,1607,1510,1245,1176,103
5,8351 HNMR(CDCl3)δ:7.45(1H,dd,J=7.9,1.2),7.21(1
H,t,J=7.3),7.04-7.01(4H,m),6.98(1H,d,J=8.
5),6.90(1H,t,J=7.9),6.83-6.80(4H,m),4.44(2
H,s),3.81(6H,s),3.43(2H,t,J=7.3),2.77(3H,
s),2.48-2.40(10H,m),1.86(2H,quint,J=6.8), MS: 535(M+) 149:淡黄色結晶 mp: 165〜167℃ 元素分析:C31H32N5 Cl・0.25(H20)として 計算値:C,72.36;H,6.37;N,13.61;Cl,6.89 実測値:C,72.30:H,6.32;N,13.51;Cl,6.85 IR(KBr)cm-1:2960,1684,1611,1557,1504,1487,1431,7
561 HNMR(CDCl3)δ:7.46(1H,dd,J=7.8,6.8),7.31-7.2
0(7H,m),7.10-7.04(3H,m),6.97(1H,d,J=8.3),6.
91(1H,t,J=8.3),4.44(2H,s),3.41(2H,t,J=6.
8),2.77(3H,s),2.55-2.38(10H,m),1.87(2H,quin
t,J=6.8) MS: 509(M+) 150:淡黄色アモルファス 元素分析:C31H31N5 Cl2として 計算値:C,68.38;H,5.74;N,12.86;Cl,13.02 実測値:C,68.19:H,5.62;N,12.55;Cl,12.85 IR(KBr)cm-1:2938,2806,1555,1504,1431,1091,818,75
61 HNMR(CDCl3)δ:7.46(1H,dd,J=8.1,1.5),7.27-7.2
1(6H,m),7.04-7.01(3H,m),6.96(1H,d,J=7.3),6.
90(1H,t,J=7.3),4.44(2H,s),3.41(2H,t,J=6.
8),2.77(3H,s),2.48-2.37(10H,m),1.87(2H,quin
t,J=6.8) MS: 544(M+H)+ 151:淡黄色アモルファス 元素分析:C32H32N5 F3・0.5(H20)として 計算値:C,69.55;H,6.02;N,12.67;F,10.31 実測値:C,69.81:H,5.86;N,12.71;F,10,51 IR(KBr)cm-1:2951,2810,1613,1555,1504,1431,1325,1
067,742,7021 HNMR(CDCl3)δ:7.53(2H,d,J=8.3),7.45(1H,dd,J
=7.8,1.0),7.38-7.20(6H,m),7.11(2H,d,J=7.3),
6.97(1H,d,J=8.3),6.90(1H,t,J=7.8),4,44(2H,
s),3.41(2H,t,J=7.2),2.77(3H,s),2.57-2.37(10
H,m),1.86(2H,quint,J=6.8) MS: 543(M+) 152:白色結晶 mp: 141〜143℃ 元素分析:C33H31N5 F6として 計算値:C,64.80;H,5.11;N,11.45;F,18.64 実測値:C,64.67:H,5.08;N,11.17;F,18,33 IR(KBr)cm-1:2954,1615,1506,1325,1168,1125,1067,1
019,833,7461 HNMR(CDCl3)δ:7.56(4H,d,J=7.8),7.46(1H,dd,J
=7.8,1.0),7.25-7.20(5H,m),6.97-6.89(2H,m),4.
45(2H,s),3.41(2H,t,J=6.8),2.78(3H,s),2.51-
2.04(10H,m),1.87(2H,quint,J=6.8) MS: 611(M+) 153:白色結晶 mp: 178〜180℃ 元素分析:C31H32N5 F・0.25(H20)として 計算値:C,74.75;H,6.58;N,14.06;F,3.81 実測値:C,74.62:H,6.49;N,14.22;F,3.83 IR(KBr)cm-1:2886,2821,1603,1555,1506,1431,1350,1
222,745,7021 HNMR(CDCl3)δ:7.46(1H,dd,J=8.3,1.5),7.31-7.1
9(4H,m),7.11-7.06(4H,m),6.99-6.88(4H,m),4.44
(2H,s),3.41(2H,t,J=7.3),2.77(3H,s),2.56-2.3
2(10H,m),1.86(2H,quint,J=6.8) MS: 493(M+) 154:淡黄色結晶 mp: 140〜142℃ 元素分析:C31H32N5 Cl・0.5(H20)として 計算値:C,71.72;H,6.41;N,13.49;Cl,6.82 実測値:C,71.89:H,6.43;N,13.71;Cl,6.60 IR(KBr)cm-1:2952,2790,1555,1504,1473,1429,1348,1
286,1131,745,7041 HNMR(CDCl3)δ:7.44(1H,dd,J=7.9,1.2),7.30-7.2
6(3H,m),7.23-7.17(4H,m),7.10(2H,d,J=6.7),7.
02-6.96(2H,m),6.90(1H,t,J=7.3)4.44(2H,s),3.
41(2H,t,J=6.7),2.77(3H,s),2.55-2.24(10Hm),
1.87(2H,quint,J=6.8) MS: 509(M+) 155:無色アモルファス 元素分析:C31H31N5 Cl2・H20として 計算値:C,66.19;H,5.91;N,12.45;Cl,12.60 実測値:C,66.35:H,5.89;N,12.82;Cl,12.51 IR(KBr)cm-1:2954,2774,1591,1562,1502,1473,1429,1
350,748,7141 HNMR(CDCl3)δ:7.45(1H,dd,J=8.3,1.5),7.25-7.1
8(5H,m),7.10-7.09(2H,m),7.03-6.96(4H,m),4.44
(2H,s),3.41(2H,t,J=7.3),2.77(3H,s),2.51-2.3
6(10H,m),1.86(2H,quint,J=6.8) MS: 543(M+) 156:白色結晶 mp: 185〜186℃ 元素分析:C33H38N6・0.25(H20)として 計算値:C,75.75;H,7.42;N,16.06 実測値:C,75.56:H,7.31;N,15.81 IR(KBr)cm-1:2892,2806,1609,1522,1510,1352,1129,8
18,756,7081 HNMR(CDCl3)δ:7.45(1H,dd,J=7.8,1.0),7.28-7.1
5(5H,m),7.12(2H,d,J=1.5),7.01-6.97(2H,m),6.
90(1H,t,J=7.8),6.66-6.63(2H,m),4.44(2H,s),
3.41(2H,t,J=6.7),2.93(6H,s),2.77(3H,s),2.49
-2.39(10H,m),1.86(2H,quint,J=6.8) MS: 518(M+) 157:白色結晶 mp: 189〜191℃ 元素分析:C35H43N7・0.25(H20)として 計算値:C,74.23;H,7.74;N,17.31 実測値:C,74.22:H,7.73;N,17.30 IR(KBr)cm-1:2886,2798,1611,1520,1508,1348,1224,1
129,824,7461 HNMR(CDCl3)δ:7.45(1H,dd,J=7.9,1.2),7.23(1
H,td,J=8.2,1.2),7.00-6.89(6H,m),6.64(4H,d,J=
8.8),4.43(2H,s),3.42(2H,t,J=7.3),2.93(12H,
s),2.77(3H,s),2.62-2.39(10H,m),1.86(2Hquint,
J=6.8) MS: 561(M+) 158:白色結晶 mp: 187〜189℃ 元素分析:C32H35N5・0.25(H20)として 計算値:C,77.77;H,7.24;N,14.17 実測値:C,77.77:H,7.21;N,14.10 IR(KBr)cm-1:2930,2811,1580,1504,1401,1321,7641 HNMR(CDCl3)δ:7.45(1H,dd,J=8.3,1.5),7.29-6.8
8(12H,m),4.44(2H,s),3.41(2H,t,J=7.3),2.77
(3H,s),2.56-2.39(10H,m),2.32(3H,s),1.87(2H,
quint,J=6.8) MS: 489(M+) 159:白色結晶 mp: 160〜162℃ 元素分析:C33H37N5として 計算値:C,78.69;H,7.40;N,13.90 実測値:C,78.61:H,7.15;N,13.85 IR(KBr)cm-1:2952,2798,1611,1551,1510,1468,1429,1
350,1282,820,7451 HNMR(CDCl3)δ:7.45(1H,dd,J=8.3,1.5),7.21(1
H,t,J=8.3),7.08(4H,d,J=7.8),7.01-6.97(5H,
m),6.90(1H,t,J=8.3),4.44(2H,s),3.43(2H,t,J
=7.3),2.77(3H,s),2.48-2.40(10H,m),2.32(6H
s),1.86(2H,quint,J=6.8), MS: 504(M+H)+ 160:淡黄色結晶 mp: 169〜171℃ 元素分析:C32H35N5・0.25(H20)として 計算値:C,77.77;H,7.24;N,14.17 実測値:C,77.47:H,7.13;N,14.26 IR(KBr)cm-1:2952,2892,2792,1611,1555,1504,1470,1
348,745,7081 HNMR(CDCl3)δ:7.45(1H,dd,J=7.8,1.5),7.30-7.1
1(7H,m),7.03-6.88(5H,m),4.44(2H,s),3.41(2H,
t,J=7.3),2.77(3H,s),2.52-2.33(10H,m),2.30(3
H,s),1.87(2H,quint,J=6.8) MS: 490(M+H)+ 161:淡黄色アモルファス 元素分析:C27H29N5 O2として 計算値:C,71.19;H,6.42;N,15.37 実測値:C,71.08:H,6.22;N,15.17 IR(KBr)cm-1:2952,2902,1555,1508,1429,1348,1288,1
152,1013,7481 HNMR(CDCl3)δ:7.47(1H,dd,J=7.82,0.98),7.40
(2H,d,J=1.96),7.24(1H,d,J=8.30),6.99(1H,dd,
J=8.30,0.98),6.94(1H,t,J=7.82),6.40(2H,dd,J
=3.42,1.96),6.15(2H,d,J=3.42),4.42(2H,s),3.
45(2H,t,J=6.84),2.78(3H,s),3.10-2.52(10H,
m),2.05(2H,br.) MS: 455(M+) 162:淡黄色結晶 mp: 183〜185℃ 元素分析:C30H32N6・0.25(H20)として 計算値:C,74.89;H,6.81;N,17.47 実測値:C,74.81;H,6.75;N,17.70 IR(KBr)cm-1:2907,2894,1584,1557,1508,1451,1429,1
348,748,7021 HNMR(CDCl3)δ:8.60(1H,dd,J=5.5,1.8),7.60(1
H,td,7.9,1.8),7.45(1H,ddJ=7.9,1.8),7.32-7.10
(8H,m),6.98(1H,d,J=7.3),6.89(1H,t,J=6.7),
4,44(2H,s),3.41(2H,t,J=6.7),2.77(3H,s),2.57
-2.41(10H,m),1.87(2H,quint,J=6.8) MS: 476(M+) 163:淡黄色アモルファス 元素分析:C35H35N5・0.25(H20)として 計算値:C,79.29;H,6.75;N,13.21 実測値:C,79.09;H,6.51;N,13.45 IR(KBr)cm-1:2948,2810,1686,1555,1504,1473,1431,1
350,746,7021 HNMR(CDCl3)δ:7.80-7.73(3H,m),7.60-7.58(1H,
m),7.47-7.40(3H,m),7.31-7.16(7H,m),6.98(1H,
d,J=7.3),6.90(1H,t,J=7.9),4.44(2H,s),3.42
(2H,t,J=7.3),2.77(3H,s),2.62-2.43(10H,m),1.
87(2H,quint,J=6.8) MS: 526(M+H)+ 164:黄色結晶 mp: 185〜187℃ 元素分析:C29H31N5 S・0.25(H20)として 計算値:C,71.65;H,6.53;N,14.41 実測値:C,71.62;H,6.60;N,14.20 IR(KBr)cm-1:2952,1504,1429,750,7021 HNMR(CDCl3)δ:7.46(1H,dd,J=7.8,1.5),7.33(2
H,t,J=1.5),7.25-7.20(3H,m),7.17(2H,d,J=6.
8),6.97-6.95(2H,m),6.90(1H,t,J=7.8)6.79(1H,
d,J=3.4),4.44(2H,s),3.41(2H,t,J=6.7),2.77
(3Hs),2.59-2.32(10H,m),1.86(2H,quint,J=6.8) MS: 481(M+) 165:黄色結晶 mp: 175.5〜178℃ 元素分析:C27H29N5 S2として 計算値:C,66.50;H,5.99;N,14.36 実測値:C,66.13;H,6.07;N,14.07 IR(KBr)cm-1:2952,2806,1506,1429,750,7041 HNMR(CDCl3)δ:7.46(1H,dd,J=8.3,1.5),7.25(2
H,dd,J=5.4,1.2),7.21(2H,d,J=7.3),6.99-6.95(3
H,m),6.90(1H,t,J=7.8),6.85(1H,d,J=3.4),4.44
(2H,s),3.41(2H,t,J=6.7),2.77(3H,s),2.59-2.3
2(10H,m),1.86(2H,quint,J=6.8) MS: 487(M+) 実施例166 2−(3−メトキシプロピルアミノ)ニトロベンゼン
(166) o−クロロニトロベンゼン295gと3−メトキシプロピ
ルアミン417gを130℃で4.5時間攪拌する。酢酸エチル,
水を加え抽出し、水洗、乾燥する。減圧下で蒸留{132.
5-134.5℃(0.35mmHg)}し、題記化合物を赤色油状物
として356g得る。
IR(Neat)cm-1:3384,2928,2874,1622,1574,1516,1421,
1352,1038,7451 HNMR(CDCl3)δ:8.16(2H,dd,J=8.6,1.5),7.42(1
H,dt,J=7.0,1.5),6.86(1H,d,J=8.8),6.61(1H,td,
J=7.0,1.5),3.53(2H,t,J=5.7),3.37(5H,m),1.98
(2H,quint,J=6.1) MS:210(M)+ 実施例167 2−(3−メトキシプロピルアミノ)−4−(トリフル
オロメチル)ニトロベンゼン(167) 実施例166のo−クロロニトロベンゼンの代わりに2
−クロロ−4−(トリフルオロメチル)ニトロベンゼン
を用いる以外は実施例166と同様にして(167)を黄色油
状物として得る。
bp:135.5℃(0.66mmHg) IR(Neat)cm-1:3380,3320,2932,2880,1638,1576,1541,
1439,1330,1272,1238,1156,1120,10831 HNMR(CDCl3)δ:8.60(1H,brs),8.46(1H,d,J=2.
2),7.56(1H,dd,J=9.5,2.2),6.95(1H,d,J=9.2),
3.56(4H,m),3.39(3H,s),1.56(2H,quint,J=7.2) MS:278(M)+ 実施例168 2−(3−メトキシプロピルアミノ)−4−メチル−ニ
トロベンゼン(168) 実施例166のo−クロロニトロベンゼンの代わりに2
−クロロ−4−メチルニトロベンゼンを用いる以外は実
施例166と同様にして(168)を黄色油状物として得る。
bp:149-150℃(0.7mmHg) IR(Neat)cm-1:3384,2926,2874,1634,1570,1526,1408,
1350,1270,1236,1189,1158,1122,9221 HNMR(CDCl3)δ:8.10(1H,brs),7.96(1H,m),7.26
(1H,dd,J=6.4,2,2),6.79(1H,d,J=8.8),3.60-3.35
(7H,m),2.26(3H,s),1.96(2H,quint,J=6.3) MS:224(M)+ 実施例169 4−クロロ−2−(3−メトキシプロピルアミノ)ニト
ロベンゼン(169) 実施例166のo−クロロニトロベンゼンの代わりに2,4
−ジクロロニトロベンゼンを用いる以外は実施例166と
同様にして(169)を黄色油状物として得る。
bp:141℃(0.12mmHg) IR(Neat)cm-1:3376,3324,2928,2876,1615,1568,1524,
1495,1473,1415,1338,1311,1265,1220,1154,1122,1067,
839,7501 HNMR(CDCl3)δ:8.33(1H,brs),8.11(1H,d,J=9.
0),6.87(1H,d,J=2.2),6.66(1H,dd,J=9.0,2.2),
3.60-3.30(7H,m),1.98(2H,quint,J=5.4) MS:244(M)+ 実施例170 2−(3−メトキシプロピルアミノ)アニリン(170) 実施例166の化合物68gをエタノール500ml,10%水酸化
ナトリウム水溶液550mlに溶解する。90℃で攪拌しなが
ら、亜鉛粉末129gを数回に分けて加えた後、さらに30分
間攪拌する。残渣を濾過し。濾液を濃縮し、酢酸エチル
を加え抽出する。水洗、乾燥後、減圧下に蒸留{140℃
(1.2mmHg)}し、題記化合物を無色油状物として51g得
る。
IR(Neat)cm-1:3390,3342,2928,2874,1626,1601,1512,
1456,1272,1116,7411 HNMR(CDCl3)δ:6.95-6.80(4H,m),3.53(2H,t,J=
5.9),3.35(3H,s),3.22(2H,t,J=6.6),1.93(2H,qu
int,J=6.1) 実施例171 2−(3−メトキシプロピルアミノ)−4−(トリフル
オロメチル)アニリン(171) 実施例170の(166)の代わりに(167)を用いる以外
は実施例170と同様にして(171)を無色結晶として得
る。
mp:69〜70℃ IR(KBr)cm-1:3374,3258,2950,2874,1638,1611,1541,1
444,1334,1226,1114,880,737,6171 HNMR(CDCl3)δ:7.07(1H,m),6.92(1H,m),6.61(1
H,d,J=8.1),3.55(2H,t,J=5.6),3.37(3H,s),3.27
(2H,t,J=6.6),1.95(1H,quint,J=6.1) MS:248(M)+ 実施例172 2−(3−メトキシプロピルアミノ)−4−メチルアニ
リン(172) 実施例170の(166)の代わりに(168)を用いる以外
は実施例170と同様にして(172)を無色結晶として得
る。
mp:69〜72℃ IR(KBr)cm-1:3374,3308,3226,2864,2840,1589,1518,1
294,1230,1118,791,7701 HNMR(CDCl3)δ:6.56(3H,m),3.59-3.11(10H,m),
2.21(3H,s),1.92(2H,quint,J=6.3) MS:194(M)+ 実施例173 4−クロロ−2−(3−メトキシプロピルアミノ)アニ
リン(173) 実施例170の(166)の代わりに(169)を用いる以外
は実施例170と同様にして(172)を無色油状物として得
る。 bp:128〜136℃(0.1mmHg) IR(Neat)cm-1:3400,3346,2930,2876,1623,1599,1512,
1274,1118,6501 HNMR(CDCl3)δ:6.59(3H,s),3.53(2H,t,J=5.8),
3.36(3H,s),3.19(4H,t,J=6.0),1.92(2H,quint,J
=6.1) MS:214(M)+ 実施例174 2−ヒドロキシ−1−(3−メトキシプロピル)ベンズ
イミダゾール(174) 実施例170の化合物51gと尿素36gを150℃で5時間攪拌
し、酢酸エチル、水を加え、抽出し、1N塩酸、ブライン
で洗浄後、乾燥し、溶媒を留去し、酢酸エチルから再結
晶し、49gの題記化合物を無色結晶として得る。
mp:102.5℃ 元素分析 C11H14N2 O2として 計算値:C;64.06,H;6.84,N;13.58 実測値:C;64.02,H;6.82,N;13.71 IR(KBr)cm-1:3150,1709,1671,1626,1493,1390,1145,1
118,7391 HNMR(CDCl3)δ:10.15(1H,brs),7.20-7.00(4H,
m),4.00(2H,t,J=6.8),3.42(2H,t,J=5.7),3.34
(3H,s),2.04(2H,quint,J=6.5) MS:206(M)+ 実施例175 2−ヒドロキシ−1−(3−メトキシプロピル)−6−
(トリフルオロメチル)ベンズイミダゾール(175) 実施例174の(170)の代わりに(171)を用いる以外
は実施例174と同様にして(175)を無色結晶として得
る。
mp:83〜84℃ IR(KBr)cm-1:3200,2928,2884,1715,1678,1491,1334,1
243,1149,1135,11181 HNMR(CDCl3)δ:7.40-7.08(3H,m),4.04(2H,t,J=
6.9),3.41(2H,t,J=5.7),3.34(3H,s),2.04(2H,qu
int,J=6.0) MS:274(M)+ 実施例176 2−ヒドロキシ−1−(3−メトキシプロピル)−6−
メチルベンズイミダゾール(176) 実施例174の(170)の代わりに(172)を用いる以外
は実施例174と同様にして(176)を無色結晶として得
る。
mp:118.5〜120℃ IR(KBr)cm-1:3160,2964,1702,1665,1512,1481,1396,1
346,1118,8031 HNMR(CDCl3)δ:9.98(1H,brs),6.91(3H,m),3.97
(2H,t,J=6.9),3.41(2H,t,J=5.9),3.34(3H,s),
2.37(3H,s),2.02(2H,quint,J=6.5) 実施例177 6−クロロ−2−ヒドロキシ−1−(3−メトキシプロ
ピル)ベンズイミダゾール(177) 実施例174の(170)の代わりに(173)を用いる以外
は実施例174と同様にして(177)を無色結晶として得
る。
IR(KBr)cm-1:3158,3058,2988,2896,2836,1688,1630,1
605,1491,1400,1388,1375,1114,886,801,677,555 実施例178 2−クロロ−1−(3−メトキシプロピル)ベンズイミ
ダゾール(178) 実施例174の化合物49gにオキシ塩化リン100mlを加
え、30分間加熱還流し、冷却後、氷水にあけ、40%水酸
化ナトリウム水溶液で塩基性にし、酢酸エチルで抽出す
る。水洗、乾燥、減圧下で蒸留{127.5℃(0.07mmH
g)}し、題記化合物を無色油状物として33g得る。
IR(Neat)cm-1:3060,2930,2876,1618,1473,1452,1379,
1122,926,7451 HNMR(CDCl3)δ:7.80-7.05(4H,m),4.31(2H,t,J=
6.8),3.33(5H,m),2.07(2H,quint,J=5.7) MS:224(M)+ 実施例179 2−クロロ−1−(3−メトキシプロピル)−6−(ト
リフルオロメチル)ベンズイミダゾール(179) 実施例178の(174)の代わりに(175)を用いる以外
は実施例178と同様にして(179)を無色結晶として得
る。
mp:45〜53℃ bp:103〜106℃(0.02mmHg) IR(KBr)cm-1:2950,2880,2838,1709,1630,1473,1462,1
379,1365,1328,1207,1162,1110,1050,928,890,8221 HNMR(CDCl3)δ:7.98-7.50(3H,m),4.36(2H,t,J=
6.7),3.33(5H,m),2.09(2H,quint,J=5.9) MS:292(M)+ 実施例180 2−クロロ−1−(3−メトキシプロピル)−6−メチ
ルベンズイミダゾール(180) 実施例178の(174)の代わりに(176)を用いる以外
は実施例178と同様にして(180)を無色結晶として得
る。
mp:40〜44℃ bp:115〜117℃(0.07mmHg) IR(KBr)cm-1:2926,2828,1475,1456,1375,1218,1123,7
891 HNMR(CDCl3)δ:7.47-7.0(3H,m),4.28(2H,t,J=6.
7),3.32(5H,m),2.46(3H,s),2.06(2H,quint,J=6.
1) MS:238(M)+ 実施例181 2,6−ジクロロ−1−(3−メトキシプロピル)ベンズ
イミダゾール(181) 実施例178の(174)の代わりに(177)を用いる以外
は実施例178と同様にして(181)を無色油状物として得
る。
IR(Neat)cm-1:3074,2928,2878,1717,1613,1470,1450,
1379,1270,1122,8101 HNMR(CDCl3)δ:7.60(1H,d,J=8.6),7.33(1H,dd,J
=8.6,2.0),7.19(1H,d,J=2.0),4.28(2H,t,J=6.
7),3.37-3.24(5H,m),2.06(2H,quint,J=6.0) MS:258(M)+ 実施例182 9−(3−メトキシプロピル)−3−メチル−9H−[1,
2,4]トリアゾロ[4,3-a]ベンズイミダゾール(182) 実施例178の化合物33gにエタノール350ml,80%ヒドラ
ジン水和物315mlを加え、22時間加熱還流する。反応液
を濃縮乾固し、残渣にn−ブタノール500ml,オルト酢酸
トリエチル70mlを加え、2時間加熱還流する。溶媒を留
去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホ
ルム:メタノール=19:1)で精製後、酢酸エチル:ヘキ
サン=2:1で洗浄し、25gの題記化合物を無色結晶として
得る。
mp:74〜75℃ IR(KBr)cm-1:3400,2930,1626,1603,1499,1479,1120,7
481 HNMR(CDCl3)δ:7.70-7.05(4H,m),4.27(2H,t,J=
6.8),3.39(2H,t,J=5.7),3.31(3H,s),2.80(3H,
s),2.21(2H,quint,J=5.7) MS:244(M)+ 実施例183 3−エルチ−9−(3−メトキシプロピル)−9H−[1,
2,4]トリアゾロ[4,3-a]ベンズイミダゾール(183) 実施例182のオルト酢酸トリエチルの代わりにオルト
プロピオン酸トリエチルを用いる以外は実施例182と同
様にして(183)を黄色油状物として得る。
IR(Neat)cm-1:3400,2980,2940,2878,1623,1603,1495,
1477,1433,1120,7481 HNMR(CDCl3)δ:7.65-7.0(4H,m),4.28(2H,t,J=6.
7),3.58-3.05(7H,m),2.22(2H,quint,J=6.2),1.50
(3H,t,J=7.7) MS:258(M)+ 実施例184 9−(3−メトキシプロピル)−3−プロピル−9H−
[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ベンズイミダゾール(18
4) 実施例182のオルト酢酸トリエチルの代わりにオルト
ブタン酸トリエチルを用いる以外は実施例182と同様に
して(184)を黄色油状物として得る。
IR(Neat)cm-1:3400,2966,2934,2876,1622,1603,1495,
1477,1323,7461 HNMR(CDCl3)δ:7.65-7.10(4H,m),4.27(2H,t,J=
6.8),3.40(2H,t,J=5.8),3.31(3H,s),3.11(2H,t,
J=7.6),2.36-1.8(4H,m),1.10(3H,t,J=7.4) MS:272(M)+ 実施例185 9−(3−メトキシプロピル)−3−メチル−7−(ト
リフルオロメチル)−9H−[1,2,4]トリアゾロ[4,3-
a]ベンズイミダゾール(185) 実施例182の(178)の代わりに(179)を用いる以外
は実施例182と同様にして(185)を桃色結晶として得
る。
mp:190〜195℃ IR(KBr)cm-1:3054,2936,2884,1638,1586,1504,1330,1
296,1276,1270,1162,1137,1120,1102,10621 HNMR(CDCl3)δ:7.82-7.64(2H,m),7.43(1H,d,J=
8.6),4.32(2H,t,J=6.7),3.38(2H,t,J=5.5),3.30
(3H,s),2.84(3H,s),2.23(2H,quint,J=5.8) MS:312(M)+ 実施例186 3.7−ジメチル−9−(3−メトキシプロピル)−9H−
[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ベンズイミダゾール(18
6) 実施例182の(178)の代わりに(180)を用いる以外
は実施例182と同様にして(186)を桃色結晶として得
る。
mp:113〜114℃ IR(KBr)cm-1:3058,2878,1630,1591,1495,1450,1437,1
379,1122,1019,951,8221 HNMR(CDCl3)δ:7.38-7.2(3H,m),4.23(2H,t,J=6.
8),3.38(2H,t,J=5.7),3.30(3H,s),2.79(3H,s),
2.49(3H,s),2.19(quint,J=6.0) MS:258(M+) 実施例187 7−クロロ−9−(3−メトキシプロピル)−3−メチ
ル−9H−[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ベンズイミダゾ
ール(187) 実施例182の(178)の代わりに(181)を用いる以外
は実施例182と同様にして(187)を無色結晶として得
る。
mp:136℃ 元素分析:C13H15N4 OClとして 計算値:C;56.02,H;5.42,N;20.10,Cl;12.70 実測値:C;55.90,H;5.40,N;20.03,Cl;12.60 IR(KBr)cm-1:2926,2872,1626,1603,1589,1495,1435,1
427,1123,8261 HNMR(CDCl3)δ:7.50(1H,d,J=8.6),7.36(1H,d,J
=2.0),7.18(1H,dd,J=8.6,2.0),4.24(2H,t,J=6.
7),3.37(2H,t,J=5.5),3.31(3H,s),2.78(3H,s),
2.20(2H,quint,J=6.3) MS:278(M+) 実施例188 2−クロロ−3−[3−[4−(ジフェニルメチル)ピ
ペラジン−1−イル]プロピル]ベンズイミダゾール
(188) 2−クロロベンズイミダゾール1.9gと、1−(3−ク
ロロプロピル)−4−(ジフェニルメチル)ピペラジン
4.3gをジメチルホルムアミド40mlに溶解し、室温で撹拌
しながら60%水酸化ナトリウムを0.78g加える。50℃で
8時間撹拌し、酢酸エチル、水を加え抽出し、水洗、乾
燥する。溶媒を留去し、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:1)で精製し、3.3g
の題記化合物を油状物として得る。
IR(Neat)cm-1:2962,2814,1470,1448,1379,1154,1139,
1009,745,7061 HNMR(CDCl3)δ:7.66(1H,m),7.45〜7.15(13H,m),
4.25(2H,t,J=6.8),4.22(1H,s),2.41(8H,s),2.35
(2H,t,J=6.2),1.97(2H,quint,J=6.8) MS:444(M)+ 実施例189 3−メチル−9−[3−[4−(ジフェニルメチル)ピ
ペラジン−1−イル]プロピル]−9H−[1,2,4]トリ
アゾロ[4,3-a]ベンズイミダゾール・2塩酸塩(189) 実施例188の化合物3.3gをエタノール30mlに溶解しヒ
ドラジン1水和物18mlを加え、28時間加熱還流する。
水、酢酸エチルを加え抽出し、乾燥した。オルト酢酸ト
リエチル1.3gとキシレン40mlを加え、160℃で5時間撹
拌する。溶媒を留去し、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(酢酸エチル〜エタノール)で精製し、油状物を
0.67g得る。これを酢酸エチルに溶解し、塩化水素ガス
を吹込み、結晶を濾過、乾燥し、題記化合物を0.68g得
る。
mp:147〜157℃ 実施例190 2−クロロ−3−[3−[4−(ジフェニルメチル)ピ
ペラジン−1−イル]エチル]ベンズイミダゾール(19
0) 2−クロロベンズイミダゾール0.81gと1−(2−ク
ロロエチル)−4−(ジフェニルメチル)ピペラジン・
塩酸塩2.1gをDMF2mlに溶解し、60%水素化ナトリウム0.
46gを加え、室温で1時間、50℃で2時間撹拌する。酢
酸エチル、水を加え抽出し、水洗、乾燥後、酢酸エチル
から再結晶し、1.2gの題記化合物を無色結晶として得
る。
mp:176〜178℃ IR(KBr)cm-1:2812,1473,1452,1392,1156,1009,745,70
61 NMR(CDCl3)δ:7.80-7.05(14H,m),4.27(2H,t,J=
7.0),4.19(1H,s),2.71(2H,t,J=7.0),2.5-2.3(8
H,m) MS:430(M+) 実施例191 3−メチル−9−[3−[4−(ジフェニルメチル)ピ
ペラジン−1−イル]エチル]−9H−[1,2,4]トリア
ゾロ[4,3-a]ベンズイミダゾール・フマル酸塩(191) 実施例190の化合物0.69gにエタノール30ml、80%ヒド
ラジン水和物6mlを加え,12時間加熱還流後、濃縮乾固
し、酢酸エチル、水を加え、抽出し、水洗、乾燥する。
オルト酢酸トリエチル10mlを加え、100℃で17時間攪拌
後、濃縮し、酢酸エチル、水を加え、抽出し、水洗、乾
燥する。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エ
チル〜酢酸エチル:エタノール=3:1)で精製し、3−
メチル−9−[3−[4−(ジフェニルメチル)ピペラ
ジン−1−イル]エチル]−9H−[1,2,4]トリアゾロ
[4,3-a]ベンズイミダゾールを0.16g得る。これをメタ
ノールに溶解し、フマル酸0.12gのメタノール溶液を加
え、濃縮、乾燥し、題記化合物を0.27g得る。
mp:190〜194℃ 元素分析:C28H30N6・3(C4H404)・H20として 計算値:C;58,81,H;5.43,N;10.29 実測値:C;58.81,H;5.48,N;10.04 実施例192 3−メチル−9−[3−[4−(3−インドリル)ピペ
リジン−1−イル]プロピル]−9H−[1,2,4]トリア
ゾロ[4,3-a]ベンズイミダゾール・フマル酸(192) 実施例182の化合物22.6gに30%臭化水素−酢酸溶液20
mlを加え、70℃で5分,100℃で3時間攪拌する。溶液を
濃縮乾固し、ジメチルホルムアミド200mlに溶解し、4
−(3−インドリル)ピペリジン21.4g,炭酸ナトリウム
51.1g加え、室温で30分、60℃で1時間攪拌する。反応
液を水にあけ、酢酸エチルで抽出し、乾燥、水洗する。
溶媒を留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー
(酢酸エチル:エタノール=2:1)で精製し、17.1gの油
状物を得る。これを150mlのエタノールに溶解し、150ml
のエタノールに4.8gのフマル酸を溶かした溶液を加え
る。析出した無色結晶を濾過、乾燥し19.0gの題記化合
物を無色結晶として得る。
mp:209〜221℃ 元素分析:C25H28N6・C4H404・1/2H20として 計算値:C;64.79,H;6.18,N;15.63 実測値:C;64.60,H;6.05,N;15.39 実施例193〜207 実施例192と同様にして4−(3−インドリル)ピペ
リジンの代わりに以下の化合物を用いて各化合物を得
る。4−(5−クロロ−3−インドリル)ピペリジンを
用いて195を、4−(5−フルオロ−3−インドリル)
ピペリジンを用いて196を、4−(5−メチル−3−イ
ンドリル)ピペリジンを用いて197を、4−(ヒドロキ
シジフェニルメチル)ピペリジンを用いて198を、4−
[ヒドロキシビス(4−フルオロフェニル)メチル]ピ
ペリジンを用いて199を、4−(ジフェニルメトキシ)
ピペリジンを用いて200を、4−(ジフェニルメチレ
ン)ピペリジンを用いて201を、4−[ビス(4−フル
オロフェニル)メチレン]ピペリジンを用いて202を、
4−(5H−ジベンゾ[a,d]シクロヘプテン−5−イリ
デン)ピペリジンを用いて206、4−(10,11−ジヒドロ
−5H−ジベンゾ[a,d]シクロヘプテン−5−イリデ
ン)ピペリジンを用いて207の各化合物を得る。182の代
わりに183を用いて193を、182の代わりに184を用いて19
4を、182の代わりに185を用いて203を、182の代わりに1
86を用いて204を,182の代わりに187を用いて205の各化
合物を得る。
193:3−エチル−9−[3−[4−(3−インドリル)
ピペリジン−1−イル]プロピル]−9H−[1,2,4]ト
リアゾロ[4,3-a]ンズイミダゾール・フマル酸塩 194:3−プロピル−9−[3−[4−(3−インドリ
ル)ピペリジン−1−イル]プロピル]−9H−[1,2,
4]トリアゾロ[4,3-a]ベンズイミダゾール・フマル酸
塩 195:3−メチル−9−[3−[4−(5−クロロ−3−
インドリル)ピペリジン−1−イル]プロピル]−9H−
[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ベンズイミダゾール 196:3−メチル−9−[3−[4−(5−フルオロ−3
−インドリル)ピペリジン−1−イル]プロピル]−9H
−[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ベンズイミダゾール 197:3−メチル−9−[3−[4−(5−メチル−3−
インドリル)ピペリジン−1−イル]プロピル]−9H−
[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ベンズイミダゾール 198:3−メチル−9−[3−[4−(ヒドロキシジフェ
ニルメチル)ピペリジン−1−イル]プロピル]−9H−
[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ベンズイミダゾール・フ
マル酸塩 199:3−メチル−9−[3−[4−[ヒドロキシビス
(4−フルオロフェニル)メチル]ピペリジン−1−イ
ル]プロピル]−9H−[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ベ
ンズイミダゾール・フマル酸塩 200:3−メチル−9−[3−[4−(ジフェニルメトキ
シ)ピペリジン−1−イル]プロピル]−9H−[1,2,
4]トリアゾロ[4,3-a]ベンズイミダゾール・フマル酸
塩 201:3−メチル−9−[3−[4−(ジフェニルメチレ
ン)ピペリジン−1−イル]プロピル]−9H−[1,2,
4]トリアゾロ[4,3-a]ベンズイミダゾール・フマル酸
塩 202:3−メチル−9−[3−[4−[ビス(4−フルオ
ロフェニル)メチレン]ピペリジン−1−イル]プロピ
ル]−9H−[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ベンズイミダ
ゾール 203:3−メチル−7−(トリフルオロメチル)−9−
[3−[4−(3−インドリル)ピペリジン−1−イ
ル]プロピル]−9H−[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ベ
ンズイミダゾール 204:3−メチル−7−メチル−9−[3−[4−(3−
インドリル)ピペリジン−1−イル]プロピル]−9H−
[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ベンズイミダゾール 205:3−メチル−7−クロロ−9−[3−[4−(3−
インドリル)ピペリジン−1−イル]プロピル]−9H−
[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ベンズイミダゾール 206:3−メチル−9−[3−[4−(5H−ジベンゾ[a,
d]シクロヘプテン−5−イリデン)ピペリジン−1−
イル]プロピル]−9H−[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]
ベンズイミダゾール 207:3−メチル−9−[3−[4−(10,11−ジヒドロ−
5H−ジベンゾ[a,d]シクロヘプテン−5−イリデン)
ピペリジン−1−イル]プロピル]−9H−[1,2,4]ト
リアゾロ[4,3-a]ベンズイミダゾール 上記の化合物の物性値は以下の通りである。
化合物 スペクトルデータ 193:無色結晶 mp: 173〜175℃ 元素分析:C26H30N6・1/2(C4H404・H20)として 計算値:C;68.13,H;7.14,N;17.02 実測値:C;68.23,H;7.05,N;16.63 194:無色結晶 mp: 150〜152℃ 元素分析:C27H32N6・1/2C4H404・H20として 計算値:C;67.42,H;7.02,N;16.27 実測値:C;67.98,H;7.29,N;15.68 195:無色アモルファス mp: 138〜142℃ 元素分析:C25H27N6 Cl・C4H404・3/2H20として 計算値:C;59.03,H;5.80,N;14.24,Cl;6.00 実測値:C;59.53,H;5.84,N;13.59,Cl;5.54 196:無色結晶 mp: 192〜193℃ 元素分析:C25H27N6 Fとして 計算値:C;69.75,H;6.32,N;19.52,F;4.41 実測値:C;69.62,H;6.28,N;19.31,F;4.39 IR(KBr)cm-1:3200,2950,2936,1624,1605,1495,1477,1
466,1446,1381,1344,1164,938,799,7451 HNMR(CDCl3)δ:8.30(1H,brs),7.59(1H,d,J=7.
9),7.41-7.35(2H,m),7.28-7.19(3H,m),7.01(1H,
d,J=2.4),6.91(1H,td,J=6.7,2.4),4.27(2H,t,J=
6.7),2.92(2H,m),2.80(3H,s),2.72(1H,m),2.43
(2H,t,J=6.7),2.17(2H,quint,J=6.7),2.06(2H,
m),1.98(2H,m),1.70(2H,qd,J=9.0,3.8) MS: 430(M)+ 197:無色結晶 mp: 221〜224℃ 元素分析:C26H30N6・1/2H20として 計算値:C;71.69,H;7.17,N;19.29 実測値:C;71.87,H;7.03,N;19.25 IR(KBr)cm-1:3400,3300,2926,1626,1603,1499,1477,1
444,7411 HNMR(CDCl3)δ:8.03(1H,brs),7.59(1H,d,J=7.
8),7.43-7.35(3H,m),7.25-7.18(2H,m),7.00(1H,d
d,J=6.8,1.5),6.93(1H,d,J=2.0),4.27(2H,t,J=
6.8),2.95(2H,m),2.80(3H,s),2.78(1H,m),2.45
(5H,m),2.18(2H,quint,J=6.8),2.11-2.0(4H,m),
1.25(2H,m) MS: 426(M+) 198:無色アモルファス mp: 130〜135℃ 元素分析:C30H33N5 O・C4H404・3/4H20として 計算値:C;67.03,H;6.37,N;11.49 実測値:C;67.18,H;6.40,N;11.15 199:無色アモルファス mp: 130〜136℃ 元素分析:C30H31N5 OF2・C4H404・H20として 計算値:C;62.86,H;5.74,N;10.78,F;5.85 実測値:C;62.72,H;5.76,N;10.43,F;5.61 200:無色結晶 mp: 119.5〜121℃ 元素分析:C30H33N5 O・C4H404・1/4H20として 計算値:C;68.04,H;6.25,N;11.67 実測値:C;67.86,H;6.24,N;11.65 201:無色アモルファス mp: 103〜106℃ 元素分析:C30H31N5 ・C4H404・3/4H20として 計算値:C;69.08,H;6.22,N;11.85 実測値:C;69.01,H;6.16,N;11.55 202:淡黄色アモルファス IR(KBr)cm-1:3400,2954,1626,1603,1506,1220,835,74
6,5591 HNMR(CDCl3)δ:7.59(1H,d,J=7.8),7.38(2H,m),
7.21(1H,m),7.06-6.94(8H,m),4.26(2H,t,J=6.
8),2.80(3H,s),2.45-2.30(10H,m),2.15(2H,quin
t,J=6.5) MS: 498(M+H)+ 203:淡桃色結晶 mp: 173〜182℃ IR(KBr)cm-1: 3400,3250,2928,1638,1605,1499,132
5,1270,1160,1118,7391 HNMR(CDCl3)δ:8.06(1H,brs),7.81(1H,s),7.66
(1H,d,J=8.8),7.62(1H,d,J=7.8),7.53(1H,d,J=
8.3),7.36(1H,d,J=7.8),7.18(1H,t,J=7.6),7.10
(1H,t,J=7.6),6.96(1H,d,J=2.4),4.33(2H,t,J=
6.5),2.90(2H,m),2.83(4H,m),2.42(2H,t,J=6.
6),2.19(2H,quint,J=6.6),2.10-2.04(4H,m),1.70
(2H,m) MS: 480(M+) 204:無色結晶 mp: 175〜175.5℃ IR(KBr)cm-1: 3400,2930,1609,1497,1446,797,7431 HNMR(CDCl3)δ:8.10(1H,brs),7.63(1H,d,J=8.
1),7.39(1H,s),7.36(1H,d,J=8.4),7.28(1H,d,J
=8.4),7.18(2H,m),7.10(1H,m),6.98(1H,d,J=2.
2),4.24(2H,t,J=6.8),2.95(2H,m),2.81(1H,m),
2.79(3H,s),2.48(3H,s),2.43(2H,t,J=6.8),2.16
(2H,quint,J=6.8),2.1-2.0(2H,m),1.76(2H,m) MS: 426(M+) 205:橙色結晶 mp: 214〜216℃ 元素分析:C25H27N6 Cl・1.4H20として 計算値:C;66.51,H;6.14,N;18.61,Cl;7.85 実測値:C;66.75,H;6.22,N;18,46,Cl;7.87 IR(KBr)cm-1: 3400,2940,1626,1603,1497,1444,134
2,1067,7431 HNMR(CDCl3)δ:8.11(1H,brs),7.65(1H,d,J=7.
8),7.56(1H,d,J=2.0),7.48(1H,d,J=7.8),7.37
(1H,d,J=7.8),7.18(2H,m),7.10(1H,t,J=7.8),
7.00(1H,d,J=2.0),4.26(2H,t,J=6.4),2.92(2H,
m),2.83(1H,m),2.78(3H,s),2.37(2H,t,J=6.4),
2.15(2H,quint,J=6.2),2.11-2.00(4H,m),1.80-1.7
5(2H,m) MS: 447(M+H)+ 206:無色結晶 mp: 240〜243℃ 元素分析:C32H31N5・H20として 計算値:C;76.31,H;6.60,N;13.90 実測値:C;76.52,H;6.37,N;13,79 IR(KBr)cm-1: 3400,2950,1624,1593,1499,1477,143
5,803,7481 HNMR(CDCl3)δ:7.57(1H,d,J=7.9),7.38-7.30(6
H,m),7.24-7.16(5H,m),6.90(2H,s),4.23(2H,t,J
=6.7),2.79(3H,s),2.46(2H,m),2.33(4H,m),2.1
0(6H,m) MS: 486(M+H)+ 207:無色結晶 mp: 234〜235℃ IR(KBr)cm-1: 3400,2946,1624,1593,1499,1479,143
5,1381,779,7481 HNMR(CDCl3)δ:7.58(1H,d,J=7.8),7.40(1H,dd,J
=6.8,1.0),7.37(1H,td,J=7.3,1.0),7.20(1H,td,J
=6.8,1.5),7.15-7.05(8H,m),4.26(2H,t,J=6.6),
3.39(2H,m),2.80(2H,m),2.79(3H,s),2.58(2H,
m),2.36(6H,m),2.13(4H,m) MS: 488(M+H)+ 実施例208 5−(3−メトキシプロピル)−1H−[1,5]ベンゾジ
アゼピン−2,4(3H,5H)−ジオン(208) マロン酸ジクロリド8mlと、o−ジクロロベンゼン90m
lの溶液を60℃で攪拌している中に、N−(3−メトキ
シプロピル)−o−フェニレンジアミン12.7gとo−ジ
クロロベンゼン10mlの溶液を32分間で、数回に分けて加
えた。130℃で1.6時間攪拌した後、熱時濾過し、ろ液を
濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エ
チル)で精製し、n−ヘキサンを加えて、析出した結晶
を濾過、乾燥し、9.8gの(208)を得る。
mp:137〜138℃ IR(KBr)cm-1:1696,1676,1417,1243,7481 HNMR(CDCl3)δ:9.29(1H,s),7.41(1H,ABd,J=7.6,
1.8),7.29(1H,td,J=7.3,1.8),7.25(1H,td,J=7.3,
1.8),4.33(1H,m),3.80(1H,m),3.36(1H,s),3.35
(1H,s),3.33(1H,m),3.26(1H,m),3.19(3H,s),1.
87(1H,m),1.77(1H,m) 実施例209 5−(3−ブロモプロピル)−1H−[1,5]ベンゾジア
ゼピン−2,4(3H,5H)−ジオン(209) 実施例208の化合物4.9gに30%臭化水素−酢酸溶液25m
lを加え、60℃で4.7時間攪拌する。水にあけ、酢酸エチ
ルで抽出し、炭酸ナトリウム水溶液、ブラインで洗浄
後、乾燥する。シリカゲルカラムクロマトグラフィー
(酢酸エチル)で精製し、3.3gの(209)を得る。
mp:154〜156℃ IR(KBr)cm-1:1711,1661,1504,1415,1404,1278,7541 HNMR(CDCl3)δ:8.96(1H,s),7.40〜7.20(4H,m),
4.31(1H,brs),3.92(1H,brs),3.36(2H,s),3.32(2
H,m),2.19(2H,brs) MS:296(M+) 実施例210 5−[3−[4−[(4−クロロフェニル)フェニルメ
チル]ピペラジン−1−イル]プロピル]−1H−[1,
5]ベンゾジアゼピン−2,4(3H,5H)−ジオン(210) 実施例209の化合物2.3gと、1−[(4−クロロフェ
ニル)フェニルメチル]ピペラジン2.6gと炭酸カリウム
2.2gにジメチルホルムアミド25mlを加え、100℃で4時
間攪拌する。1−[(4−クロロフェニル)フェニルメ
チル]ピペラジン0.35g加え、さらに100℃で2.5時間攪
拌する。沈殿を濾過し、ろ液を濃縮し、シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=9:1
〜8:1)で精製し、3.7gの(210)を得る。
IR(KBr)cm-1:2814,1671,1502,1398,1091,1011,7601 HNMR(CDCl3)δ:8.89(1H,s),7.39〜7.31(5H,m),
7.27〜7.11(8H,m),4.29(1H,brs),4.15(1H,s),3.7
0(1H,brs),3.33(1H,s),3.31(1H,s),2.31(9H,br
s),1.82(1H,brs),1.69(2H,brs) MS:502(M+) 実施例211 1−メチル−6−[3−[4−[(4−クロロフェニ
ル)フェニルメチル]ピペラジン−1−イル]−プロピ
ル]−4H[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a][1,5]ベンゾ
ジアゼピン−5(6H)−オン(211) 実施例210の化合物3.7gと、5硫化リン1.7gにピリジ
ン40mlを加え、100℃で3.1時間攪拌する。溶媒を留去
し、水、クロロホルムを加え、抽出し、水洗、乾燥す
る、シリカゲルカラムクロトマグラフィー(クロロホル
ム−2%メタノール)で、5−[3−[4−[(4−ク
ロロフェニル)フェニルメチル]ピペラジン−1−イ
ル]プロピル]−2,3−ジヒドロ−2−チオキソ−1H−
[1,5]ベンゾジアゼピン−4(5H)−オンと5−[3
−[4−[(4−クロロフェニル)フェニルメチル]ピ
ペラジン−1−イル]ロピル]−1H−[1,5]ベンゾジ
アゼピン−2,4(3H,5H)−ジチオンの混合物を3.4g得
る。これにn−ブタノール40mlを加え,加熱還流しなが
らアセトヒドラジド1.7gを5回に分けて加え、15.8時間
加熱還流する。水、酢酸エチルを加え、抽出し、水洗、
乾燥する。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸
エチル:メタノール=6:1〜4.5:1)で精製し、2.2gの
(211)を得る。
IR(KBr)cm-1:2814,1682,1506,1427,1011,7601 HNMR(CDCl3)δ:7.55(1H,AB,J=8.2,1.5),7.51(1
H,td,J=7.0,1.5),7.38〜7.31(5H,m),7.27〜7.21(4
H,m),7.17(1H,t,J=7.0),4.30(1H,m),4.15(1H,
s),4.08(1H,AB,J=14.0),3.61(1H,m),3.36(1H,A
B,J=14.3),2.60(3H,d,J=1.8),2.30(4H,brs),2.2
6(4H,brs),2.10(1H,m),1.97(1H,m),1.64(1H,
m),1.51(1H,m) MS:540(M+) 実施例212 1−メチル−6−(3−メトキシプロピル)−4H[1,2,
4]トリアゾロ[4,3-a][1,5]ベンゾジアゼピン−5
(6H)−オン(212) トリエチルオキソニウムテトラフルオロボレート1.59
gのジクロロメタン溶液(30ml)に実施例208の化合物1.
09gを加える。室温で1晩攪拌後、炭酸ナトリウム水溶
液を加え、有機層を分離する。濃縮後、カラムクロマト
グラフィーで精製し、無色油状物を0.60g得る。nBuOH15
ml、アセトヒドラジド0.25gを加え、12時間還流する。
溶媒を留去後、エーテルを加え結晶化させ、題記化合物
を0.51g得る。
mp:185〜190℃ IR(KBr)cm-1:1665,1541,1510,1466,1433,1383,1120,7
911 HNMR(CDCl3)δ:7.6-7.2(4H,m),4.6-4.2(1H,m),
4.09(1H,ABq,J=14.3),3.9-3.4(1H,m),3.37(1H,AB
q,J=14.3),3.3-2.8(2H,m),3.10(3H,s),2.62(3H,
s),1.9-1.5(2H,m) MS:286(M+) 実施例213 1−メチル−6−[3−[4−[(4−クロロフェニ
ル)フェニルメチル]ピペラジン−1−イル]−プロピ
ル]−4H[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a][1.5]ベンゾ
ジアゼピン−5(6H)−オン(211) 実施例212の化合物0.23gに47%臭化水素水2mlを加え1
10℃で1.5時間攪拌する。溶媒を減圧下に留去、乾燥
し、ジメチルホルムアミド4ml,炭酸ナトリウム0.45g、
1−[(4−クロロフェニル)フェニルメチル]ピペラ
ジン0.29gを加え、90℃で1.5時間攪拌する。溶媒を減圧
下に留去し、ジクロロメタン、水を加え抽出し、水洗、
乾燥する。溶媒を留去し、シリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(酢酸エチル:メタノール=3:2)で精製し、
n−ブタノールから再結晶し、0.20gの題記化合物を無
色結晶として得る。
実施例214 5,6−ジヒドロ−1−メチル−6−[3−[4−[(4
−クロロフェニル)フェニルメチル]ピペラジン−1−
イル]プロピル]−4H[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]
[1,5]ベンゾジアゼピン(213) 実施例211の化合物1.1gにテトラビロフラン20mlを加
え、水素化リチウムアルミニウム0.17gを加え、30分間
加熱還流する。水素化リチウムアルミニウム0.82gを加
え、20分間加熱還流する。酢酸エチル、水を加え、セラ
イトで沈殿を濾過した後、ろ液を濃縮し、シリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=7:
1〜6:1)で精製し、0.30gの(213)を得る。
IR(KBr)cm-1:2940,2814,1504,1152,1011,7581 HNMR(CDCl3)δ:7.39(1H,m),7.34〜7.31(4H,m),
7.25〜7.15(8H,m),4.17(1H,s),3.39(2H,brs),3.0
9(2H,brs),2.90(2H,brs),2.47(3H,s),2.35(8H,b
rs),2.15(2H,t,J=7.3),1.59(2H,quint,J=7.3) MS:526(M+) 実施例215 5,6−ジヒドロ−1−メチル−6−[3−[4−[(4
−クロロフェニル)フェニルメチル]ピペラジン−1−
イル]プロピル]−4H[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]
[1.5]ベンゾジアゼピン・フマル酸塩(214) 実施例214の化合物0.26gのメタノール溶液に、フマル
酸59mgのメタノール溶液を加え、濃縮し、イソプロパノ
ール、イソプロピルエーテルを加え、濾過、乾燥し、
(214)をアモルファスとして0.11g得る。
元素分析:C31H35N6 Cl・C4 H4 O4として 計算値:C,65.36;H,6.11;N,13.07;Cl,5.51 実測値:C,65.58;H,6.34;N,12.86;Cl,5.77 IR(KBr)cm-1:3390,1678,1504,984,762,648 実施例216 3−[4,5−ジヒドロ−1−メチル−[1,2,4]トリアゾ
ロ[4,3-a]キノキサリン−5−イル]プロピオン酸メ
チル カリウム−t−ブトキシド3.75gのDMF 10ml溶液を−1
8℃に冷却し、実施例13の化合物3.13gのDMF 37ml溶液を
滴下する。10分後、室温条件とし、更に40分後に40℃と
して、90分間攪拌を行う。その後、−15℃で3−ブロモ
プロピオン酸メチル4.51gのDMF 14ml溶液を滴下し、15
分後、再び40℃とし5時間攪拌を行う。氷浴下、飽和塩
化アンモニウム水溶液を加えて反応を停止させ、抽出を
行い、有機層を洗浄、乾燥し、溶媒を留去し、シリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーで精製を行い、白色結晶を
1.79g得る。
mp:91〜94℃ 元素分析:C14H16N4 O2として 計算値:C,61.75;H,5.92;N,20.58 実測値:C,61.73;H,5.89;N,20.60 IR(KBr)cm-1:2958,1734,1504,1433,1261,1220,1195,7
481 HNMR(CDCl3)δ:8.03(1H,d,J=8.30),7.29(1H,t,J
=7.81),7.04-6.92(2H,m),4.51(2H,s),3.71(3H,
s),3.71(2H,t,J=7.33),2.86(3H,s),2.70(2H,t,J
=7.33) 実施例217 3−[4,5−ジヒドロ−1−メチル−[1,2,4]トリアゾ
ロ[4,3-a]キノキサリン−5−イル]プロピオン酸 実施例216の化合物245mgをエタノール5mlに溶解し、
氷浴下で1N水酸化カリウム水溶液を1.35ml滴下し、30分
間攪拌する。これをクロロホルムで洗浄した後、pH4に
調製し、クロロホルムで抽出し、乾燥した。溶媒を留去
し、2−プロパノールより再結晶を行ない題記化合物を
白色結晶として159mg得る。
mp:196-197℃ 元素分析:C13H14N4 O2として 計算値:C,60.45;H,5.46;N,21.69 実測値:C,60.42;H,5.45;N,21.73 IR(KBr)cm-1:2838,2498,1700,1502,1435,1267,1207,1
015,7501 HNMR(CDCl3)δ:7.46(1H,dd,J=8.24,1.43),7.23
(1H,dd,J=7.91,1.76),7.05-6.80(2H,m),4.66(2H,
s),3.75(2H,t,J=6.38),2.76(3H,s),2.72(2H,t,J
=6.38) 実施例218 5−(3−ブロモプロピル)−4,5−ジヒドロ−1−メ
チル[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]キノキサリン 実施例216の化合物1.51gを乾燥テトラヒドロフラン20
mlに溶解し0℃に冷却する。この中に、水素化アルミニ
ウムリチウム0.3gを加え室温で3時間攪拌する。再び、
0℃に冷却後、水を加え攪拌する。セライトろ過した
後、溶媒を留去、クロロホルムで抽出する。濃縮後、シ
リカゲルクロマトグラフィーで精製し、無色結晶を0.86
g得る。これをクロロホルム15mlに溶解し0℃に冷却す
る。臭化チオニル1mlを加え、室温で1晩攪拌後、2時
間還流する。炭酸ナトリウム水溶液を加えた後、有機層
を分離、乾燥する。溶媒を留去後、カラムクロマトグラ
フィーで精製し、題記化合物を無色結晶として0.25g得
る。
IR(KBr)cm-1:1502,1431,7501 HNMR(CDCl3)δ:7.47(1H,m),7.18(1H,m),7.02-6.
85(2H,m),4.44(2H,s),3.53(2H,t,J=7.0),3.49
(2H,t,J=6.1),2.78(3H,s),2.23(2H,m) MS:306(M+) 次に式(I)で表される化合物のPAF拮抗作用および
抗アレルギー作用などについて説明する。
1.抗アレルギー作用試験(ラットPCA反応) 抗アレルギー作用はラットを用いた受身皮膚アナフィ
ラキシ−(passive cutaneous anaphylaxis;PCA)試験
に従って検討した。なお実験動物として、体重150〜200
gのWister系雄性ラットを用いた。
ラットの背部皮内に、抗ジニトロフェニル基(DNP)
マウスIgEモノクロナール抗体(生化学工業)を含む生
理食塩水を注射した。その23時間後に試験化合物をオリ
ーブ油に懸濁して50mg/kgの投与量で経口投与し、その
1時間後、DNP化卵白アルブミン2mg/mlと1%Evans blu
eを含んだ生理食塩水0.5mlを股静脈より投与した。そし
て30分後、頸動脈を切断して放血死させ、皮膚を剥離し
て青染部を切り取り4mlのホルムアルデヒド中で細切り
した後、60℃にて色素を48時間抽出した。細切りした皮
膚を遠心分離(1500×g,10min)して除いた後の上清の6
20mにおける吸光度を測定し、予め作成した検量線より
局所へ漏出した色素量を定量した。オリーブ油を投与し
た場合の色素量をコントロールとし、試験化合物を投与
した場合の、コントロールに対する色素量を抑制率で示
した。結果は表1に示した。
2.ヒスタミン拮抗作用 1.と同様のラットに試験化合物をオリーブ油に懸濁し
て50mg/kgの投与量で経口投与した。その1時間後、1
%Evans blueを含んだ生理食塩水を3l/kgの用量で静脈
内投与し、その直後に900μMのヒスタミン溶液(50μ
l)を、ラット皮内に投与した。30分後、得られた皮膚
の青染部の色素を上述した方法に従って抽出定量した。
オリーブ油を投与した場合の色素量をコントロールと
し、試験化合物を投与した場合の、コントロールに対す
る色素量を抑制率で示した。結果は表1に示した。
上記の試験結果から明らかなように、式(I)で表さ
れる化合物もしくはその塩は、優れた抗ヒスタミン作用
および抗アレルギー作用を有している。
3.in vitro血小板凝集阻害試験 物質の血小板活性化因子(PAF)拮抗作用を測定する
ために、in vitroにおけるウサギ血小板のPAF誘発凝集
を用いる。血小板に富む血しょう(PRP)を得るため、
ウサギ耳介静脈から、1.0%のクエン酸ナトリウム溶液
を含むプラスチック遠沈管に静脈血を採血する。血液に
対するクエン酸ナトリウム溶液の割合は1:10である。得
られたクエン酸塩加血液を室温下に70×g(625rpm)で
20分間遠心分離し、上層のPRPを別のプラスチックチュ
ーブに採取する。残った下層はさらに1500×g(2800rp
m)で10分間遠心分離し、上層の血小板に乏しい血しょ
う(PPP)を採取する。血小板凝集は二光バイオサイエ
ンス社製のアグリコメーターを用いて測定する。測定用
キュベットにPRPを分注し、直ちにアスピリン、クレア
チニンホスフェートおよびクレアチニンホスホキナーゼ
をそれぞれ最終濃度が0.1mM,7mMおよび45U/mlとなるよ
うに添加する。続いて被験薬物溶液を添加して37℃で2
分間撹拌した後、PAF(最終濃度10ng/ml)を加えて血小
板凝集を誘発する。血小板凝集率はPPPの透過度を最大
凝集(100%凝集)として、各凝集曲線の極大値より算
出する。生理食塩水を添加した場合の凝集率をコントロ
ールとして、各被験化合物を添加した場合の凝集率をコ
ントロールに対する阻害率として算出し、図より内挿し
てIC50値を求めた。
結果を表2に示す。
上記の試験結果から明らかなように式(I)で表され
る化合物もしくはその塩は、優れたPAF拮抗作用を有し
ている。
4.[3H]‐PAFを用いて結合試験(PAF受容体結合試験) Hwangらの方法(Biochemistry;22;4756,(1983))に
従って、ウサギ血小板の細胞膜画分を調製した。0.25%
ウシ血清アルブミンを含んだ10mMトリス緩衝液にこの膜
画分(50mg)を懸濁し、そこにトリチウム標識したPAF
([3H]‐PAF;0.4nM)および試験化合物を加えた。25
℃で60分間保温後、ガラス繊維濾紙で濾過した。この濾
紙は冷トリス緩衝液で3回洗浄した後、バイアル瓶に移
してシンチレーターを加え、放射能量を液体シンチレー
ションカウンターで測定した。試験化合物の阻害率(結
合能)は次式に従って計算し、IC50値は図より内挿して
求めた。
なお、全結合量とは、試験化合物非存在下での[3H]
‐PAF結合放射能量であり、非特異的結合量とは1μM
のPAF存在下での[3H]‐PAF結合放射能量である。
結果を表3に示す。対照薬としてはPAF拮抗薬として
開示されているWEB2086(特開昭65-176591号)を用い
た。
上記の試験結果から明らかなように式(I)で表され
る化合物もしくはその塩は、優れたPAF受容体拮抗作用
を有している。
5.モルモットを用いたPAFにより誘発される気道過敏性
亢進モデル動物はHartley系の雄性モルモット(体重300
〜400g)を使用した。
A)気道反応性の評価 呼吸抵抗(Rrs)の測定はモルモットを無麻酔下にボ
ディープレチスモボックスへ固定し、オッシレーション
法により行った。このRrsを連続測定している動物に、3
1μg/mlより倍々に4000μg/mlまで濃度を増して、アセ
チルコリン(Ach)溶液のエアゾルを各濃度1分間ずつ
吸入させ、Rrsの値が1.5cm H2 O/ml/secになるのに必要
なAchの吸入閾値を求めた。なお、Rrsのbaseline値は0.
2〜0.5cm H2 O/ml/secである。Ach吸入閾値とは、1000
μg/mlのAchエアゾルを1分間吸入させた場合を1unitと
定めて算出した値である。以上の操作はチェスト・エム
・アイ社製のアニマルアスト(登録商標)を用いて行っ
た。
B)気道過敏性亢進の誘発および評価 A)の方法によりモルモットの気道反応性、即ちAch
吸入閾値を求めた。続いてPAF溶液(100μg/ml)のエア
ゾルを10分間吸入させ、吸入が終了して40分後に再び、
A)の方法により、気道反応性を測定した。気道過敏性
亢進は、PAFを吸入する前後のAch吸入閾値の比(PAF吸
入後のAch吸入閾値/PAF吸入前のAch吸入閾値;Post/Pre
値)で検出した。即ち、気道過敏性が強く亢進すれば、
Post/Pre値は1.0より低値となり、亢進していなけれ
ば、1.0前後の値となる。なお、試験化合物はオリーブ
油に懸濁してPAF吸入を開始する1時間前に経口投与
し、コントロール群(オリーブ油投与群)のPost/Pre値
と比較することにより、抑制効果の有無を評価した。結
果は表4に示した。対照薬としてはPAF拮抗薬として開
示されているWEB2086を用いた。
表4化合物番号 投与量(mg/kg) Post/Pre 対照 0.57 46 0.3 1.64 46 0.1 1.14 52 1 1.37 73 1 1.18 192 1 1.81 WEB2086 3 0.89 上記の試験結果から明らかなように式(I)で表され
る化合物もしくはその塩は、優れたPAF拮抗作用を有し
ており、気道過敏性亢進を抑制する作用を有している。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 31/00 637 A61K 31/00 637 643 643D 31/41 31/41 31/495 31/495 31/55 31/55 (31)優先権主張番号 特願平4−5741 (32)優先日 平4(1992)1月16日 (33)優先権主張国 日本(JP) 審査官 瀬下 浩一 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07D 487/04 A61K 31/41 A61K 31/495 A61K 31/55

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式(I) [式中、R1は水素、低級アルキル、又は炭素数3〜5の
    シクロアルキルを表し、R2、R3はそれぞれ水素、低級ア
    ルキル、低級アルコキシ又はハロゲンを表し、WはC=
    O、CR4R5(R4、R5はそれぞれ水素、低級アルキルを表
    す)を表し、Aは炭素数1〜5の直鎖状もしくは分岐状
    の飽和あるいは不飽和アルキレンを表し、ヘテロ原子を
    含んでも良い。lは0〜2を表し、nは1〜3を表し、
    は単結合もしくは二重結合を表し、YはN又はCを表
    し、ZはC(B)Ar1Ar2(Bは水素、ヒドロキシ、もし
    くはメトキシを、Ar1,Ar2はそれぞれ、水素、置換もし
    くは非置換のアリールを表す)、CAr1Ar2(Arl,Ar2は上
    記に同じ),O-CHAr1Ar2(Ar1,Ar2は上記に同じ),又は
    縮合芳香環を表す]で表される3環性トリアゾロ誘導
    体、およびその薬理学的に許容される塩。
  2. 【請求項2】式(Ia) (式中、R1、R2、R3、W、l、n、Y、及びZは前記
    に同義であり、mは1〜4の整数を表す) で表される請求項1記載の3環性トリアゾロ誘導体、お
    よびその薬理学的的に許容される塩。
  3. 【請求項3】前記式(I)又は式(Ia)におけるZの縮
    合芳香環が下記に示す置換基群から選ばれる1種である
    請求項1又は2記載の3環性トリアゾロ誘導体、および
    その薬理学的に許容される塩。 (ここで、R6は置換もしくは非置換のアラルキル、又は
    アルコキシアルキルを表し、pは0もしくは1を表し、
    R7、R8はそれぞれ水素、又は低級アルキルを表し、R9
    水素、低級アルキル、低級アルコキシ、又はハロゲンを
    表し、は単結合もしくは二重結合を表す)。
  4. 【請求項4】式(II) (式中、R1、R2、R3、R4及びR5は前記に同義であり、J
    は水素、−A′‐CO2L(ここでA′は炭素数1〜4の飽
    和、もしくは不飽和の直鎖もしくは分枝アルキレン(た
    だし、ヘテロ原子を含んでいても良い)を表し、Lは水
    素もしくは低級アルキルを表す)、または−A−B(こ
    こで、Bはハロゲン、−OR10(ここで、R10はアルコー
    ル保護基を表す)、または−CO2L(ここで、Lは水素も
    しくは低級アルキル基を表す)を表し、Aは前記定義と
    同義である)
  5. 【請求項5】式(III) (式中、R1、R2、R3、R10、A、W及びlは前記に同義
    である。)で表される化合物と式(IV) (式中、Y、Z、n及びは前記と同義である。) で表される化合物とを反応させることによる前記式
    (I)で表されるトリアゾロ誘導体の製造方法。
  6. 【請求項6】式(V) (式中、R1、R2、R3、W及びlは前記と同義である。) で表される化合物と式(VI) (式中、Xはハロゲンを表し、A、Y、Z、n及び
    前記と同義である。)で表される化合物もしくはその酸
    付加塩とを反応させることによる前記式(I)で表され
    るトリアゾロ誘導体の製造方法。
  7. 【請求項7】式(VII) (式中、Qはハロゲン、−SH、あるいは−OR11(ここで
    R11は低級アルキルを表す)を表し、R2、R3、A、W、
    Y、Z、l、n、は前記と同義である。)で表される
    化合物と式(VIII) R1CONHNH2 (VIII) (式中、R1は前記と同義である)で表される化合物とを
    反応させることによる前記式(I)で表されるトリアゾ
    ロ誘導体の製造方法。
  8. 【請求項8】前記式(VII)で表される化合物をヒドラ
    ジンと反応させることにより得られた式(IX) (式中、R2、R3、A、W、Y、Z、l、n、は前記と
    同義である。)で表される化合物と、式(X) R1C(OR12)3 (X) (式中、R12は低級アルキルを表し、R1は前記と同義で
    ある)で表される化合物又は式(XI) R1CO2H (XI) (式中、R1は前記と同義である)で表される化合物とを
    反応させることによる前記式(I)で表されるトリアゾ
    ロ誘導体の製造方法。
  9. 【請求項9】式(XII) (式中、GはCR4R5を表し、qは0または1を表し、
    R1、R2、R3、R4、R5、A、Y、Z、n、は前記と同義
    である)で表される化合物を還元することによる式(I
    b) (式中、R1、R2、R3、A、G、Y、Z、n、q、は前
    記と同義である)で表される新規トリアゾロ誘導体の製
    造方法。
  10. 【請求項10】式(XIII) (式中、R13は低級アルキルを表し、R1、R2、R3、A、
    W、l、nは前記と同義である)あるいは 式(XIV) (式中、Ar1、R1、R2、R3、A、W、l、nは前記と同
    義である)で表される化合物と式(XV) ArMgX (XV) (式中、Xはハロゲン原子を表し、ArはAr1および/ま
    たはAr2を表し、Ar1、Ar2は前記と同義である)あるい
    は 式(XVI) ArLi (XVI) (式中、ArはAr1および/またはAr2を表し、Ar1、Ar2
    前記と同義である) で表される化合物とを反応させることによる式(Ic) (式中、Ar1、Ar2、R1、R2、R3、A、W、l、nは前記
    と同義である)で表されるトリアゾロ誘導体の製造方
    法。
  11. 【請求項11】前記式(Ic)で表される化合物を脱水す
    ることによる式(Id) (式中、Ar1、Ar2、R1、R2、R3、A、W、l、nは前記
    と同義である)で表されるトリアゾロ誘導体の製造法。
  12. 【請求項12】請求項1ないし3のいずれか1項記載の
    誘導体又はその薬理学的に許容される塩を有効成分とす
    る抗炎症剤。
  13. 【請求項13】請求項1ないし3のいずれか1項記載の
    誘導体又はその薬理学的に許容される塩を有効成分とす
    る抗アレルギー剤。
  14. 【請求項14】請求項1ないし3のいずれか1項記載の
    誘導体又はその薬理学的に許容される塩を有効成分とす
    る抗PAF剤。
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