JP2920519B2 - 含酸素脂肪族化合物の製造方法 - Google Patents

含酸素脂肪族化合物の製造方法

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俊康 坂倉
猛 佐古
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低級脂肪族炭化水
素と一酸化炭素とを直接反応させ、特に脂肪族アルデヒ
ドなどの有用な、含酸素脂肪族化合物を効率よく製造す
る方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】脂肪族炭化水素類をカルボニル化反応を
経由して、アルデヒド、アルコール、ケトンなどの含酸
素脂肪族化合物へ変換させることは、原理的に可能であ
ることが知られている。特に、メタンやプロパンなどの
ガス状の飽和炭化水素は、現在大部分が燃料として消費
されており、これらを化学工業原料として有効利用でき
れば、その工業的意義は大きい。
【0003】しかしながら、このような炭化水素類は、
一般に炭素−水素結合エネルギーが大きいために、その
炭素−水素結合をカルボニル化反応を生起させるに十分
な程度まで活性化させることは極めて困難である。した
がって、このような炭化水素類を、アルデヒド、アルコ
ール、ケトンなどの有用な含酸素脂肪族化合物に変換さ
せるには、一般に、まず脱水素、ハロゲン化、酸化など
によって活性化された化合物に変換したのち、所望の構
造の活性化化合物を分離し、次いで、この分離された活
性化化合物を原料とし、これに一酸化炭素を、水素源や
求核試薬の存在下で反応させる間接的な方法がとられて
いる。しかしながら、このような間接的な方法は、直接
的にカルボニル化する方法に比べて、工程数が多くな
り、省資源、省エネルギーの面から好ましくない。例え
ばプロパンの熱分解でオレフィンを得るには800℃以
上の高温を必要とし、しかもエチレン、プロピレンへの
変換選択率は約30%及び15%と低いことが知られて
いる[「Ullman’sEncyclopedia
of Industrial Chemistry」,
VCH社,A10巻,第54ページ(1987年)]。
【0004】一方、近年、錯体触媒の研究に伴い、錯体
触媒に活性化手段を組み合わせた方法が注目され、この
方法を反応面に利用する研究が積極的になされている。
特に、光による活性化手段を取り入れたいわゆる光触媒
反応についての研究が活発化しつつある。実際、遷移金
属錯体触媒と光照射とを組み合わせた炭素−水素結合の
新しい活性化方法に基づき、炭化水素と一酸化炭素とを
室温付近の温和な条件で反応させ、種々の有用化合物を
得る方法が提案又は報告されている[日本特許第179
1827号、第1875550号、第1822594
号、第1986757号、米国特許第4,900,41
3号明細書、同第5,104,504号明細書、英国特
許第2,195,117号明細書、仏国特許第2,60
3,885号明細書、「アメリカ化学会誌」,第112
巻、第7221ページ(1990年)など]。
【0005】しかしながら、この光触媒反応系における
炭化水素の変換方法においては、通常、原料である炭化
水素類自体が常温で液体であって、溶媒としての役割を
兼ねるような液相反応の形態で実施されるため、ガス状
の炭化水素を反応させる場合には、そのままでは反応さ
せることができず、適当な溶媒を使用することが必要に
なるが、一般に慣用されている溶媒は、錯体触媒の存在
下での光照射反応によって、それ自体が原料の炭化水素
類と同様に種々の変換反応を受け、多くの副生物を生
じ、目的とする炭化水素類の変換反応が阻害されるのを
免れない。
【0006】このような欠点を克服するため、錯体触媒
による炭化水素類の活性化反応用の溶媒として、例えば
パーフルオロアルカン[「アメリカ化学会誌」,第10
5巻,第7190ページ(1983年)]、液化キセノ
ン[「アメリカ化学会誌」,第111巻,第6841ペ
ージ(1989年)]、複数のtert−ブチル基を有
する炭化水素[「日本化学会速報誌」,第1990巻,
第585ページ]、トリフルオロ酢酸[「有機合成化学
協会誌」,第52巻,第809ページ(1994
年)]、水[「アメリカ化学会誌」,第118巻,第4
574ページ(1996年)]などが提案されている
が、これらの溶媒は、高価であったり、取り扱いにくか
ったり、あるいは金属錯体や原料の炭化水素類に対する
溶解度が不十分であるなどの欠点を有し、工業的に実施
するには不適当であった。特に、ガス状炭化水素の場合
は、溶液中での基質濃度が低く、反応効率が劣るため、
これを改善することが望まれていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情のもとで、常温でガス状の炭化水素を直接カルボニ
ル化して、特に脂肪族アルデヒドなどの有用な含酸素脂
肪族化合物を効率よく、かつ工業的に有利に製造する方
法を提供することを目的としてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ガス状脂
肪族炭化水素の一酸化炭素による直接カルボニル化につ
いて鋭意研究を重ねた結果、該ガス状脂肪族炭化水素を
液化又は超臨界状態として反応に供することにより、錯
体触媒及び一酸化炭素と均一相を形成し、カルボニル化
反応が円滑に進行し、前記目的を達成しうることを見出
し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
【0009】すなわち、本発明は、常温でガス状の脂肪
族炭化水素と一酸化炭素とを反応させて含酸素脂肪族化
合物を製造するに当り、該脂肪族炭化水素を液化状態又
は超臨界状態として用い、配位子の少なくとも1個がホ
スフィン化合物である遷移金属錯体の存在下で光照射す
ることを特徴とする含酸素脂肪族炭化水素の製造方法を
提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明方法においては、原料とし
て用いられる常温でガス状の脂肪族炭化水素としては、
炭素数1〜4のものを挙げることができる。この脂肪族
炭化水素は直鎖状、枝分かれ状、環状のいずれであって
もよく、また、カルボニル化反応に不活性な基、例えば
アルコキシ基、ハロゲン原子などで置換されていてもよ
い。このような脂肪族炭化水素の例としては、メタン、
エタン、プロパン、n‐ブタン、イソブタン、シクロプ
ロパン、シクロブタン、ジメチルエーテル、フルオロメ
タン、2‐クロロプロパンなどが挙げられる。
【0011】本発明方法においては、触媒として、配位
子の少なくとも1個がホスフィン化合物である遷移金属
錯体が用いられる。この遷移金属錯体における遷移金属
成分としては、ロジウム、イリジウム、ルテニウム、
鉄、ニッケル、コバルトなどが好ましく挙げられるが、
これらの中でロジウム、イリジウム及びルテニウムがよ
り好ましく、特にロジウムが好適である。
【0012】この遷移金属錯体において、配位子として
用いられるホスフィン化合物としては、例えば、一般式 R123P (I) (式中のR1、R2及びR3は、それぞれアルキル基、ア
リール基、アラルキル基又はシクロアルキル基であり、
それらはたがいに同一であってもよいし、異なっていて
もよい)で表わされるモノホスフィン化合物や、一般式 R45P−A−PR67 (II) (式中のR4、R5、R6及びR7は、それぞれアルキル
基、アリール基、アラルキル基又はシクロアルキル基で
あり、それらはたがいに同一であってもよいし、異なっ
ていてもよく、Aはアルキレン基、シクロアルキレン
基、アリーレン基、アラルキレン基又はフェロセニレン
基である)で表わされるビスホスフィン化化合物を挙げ
ることができる。
【0013】前記一般式(I)及び(II)におけるR
1〜R7で示される各基の炭素数は特に制限はないが、通
常は20以下である。また、このR1〜R7は、アリール
基やアラルキル基の芳香族炭化水素基よりも、アルキル
基やシクロアルキル基の脂肪族炭化水素基の方が、触媒
性能の点から好ましい。
【0014】前記一般式(I)、(II)で表わされる
ホスフィン化合物の例としては、トリメチルホスフィ
ン、トリエチルホスフィン、トリブチルホスフィン、ト
リオクチルホスフィン、トリシクロヘキシルホスフィ
ン、トリベンジルホスフィン、トリフェニルホスフィ
ン、ジフェニルメチルホスフィン、トリ(p‐トリル)
ホスフィン、トリ(p‐アニシル)ホスフィン、1,2
‐ビス(ジメチルホスフィノ)エタン、1,3,‐ビス
(ジメチルホスフィノ)プロパン、1,4‐ビス(ジメ
チルホスフィノ)ブタン、1,2‐ビス(ジブチルホス
フィノ)エタン、1,2‐ビス(ジシクロヘキシルホス
フィノ)エタン、α,α′‐ビス(ジメチルホスフィ
ノ)‐o‐キシレン、1,2‐ビス(ジメチルホスフィ
ノ)シクロヘキサン、1,2‐ビス(ジフェニルホスフ
ィノ)エタン、1,4‐ビス(ジフェニルホスフィノ)
ブタン、1,1′‐ビス(ジメチルホスフィノ)フェロ
セン、1,2‐ビス(ジメチルホスフィノ)ベンゼンな
どが挙げられる。
【0015】本発明方法において、触媒として用いられ
る遷移金属錯体は、配位子として前記ホスフィン化合物
を少なくとも1個有するものであればよく、その形態に
ついては特に制限されず、いかなる形態のものでも用い
ることができる。
【0016】このような遷移金属錯体としては、例えば
RhX(R123P)3、RhX(CO)(R123
P)2、HRh(CO)(R123P)3、RhX(C
O)2(R123P)、[Rh(R123P)4]Y、
[Rh(R123P)2(CNR)2]Y、RhX(C
O)(R45P−A−PR67)、IrX(R123
P)3、IrX(CO)(R123P)2、IrH5(R
123P)2、IrH3(CO)(R123P)2、I
rX(CO)(R45P−A−PR67)、Cp′Rh
2(R123P)、Cp′IrH2(R123P)、
Co2(CO)6(R123P)2、CpCoX2(R1
23P)、CoX2(R123P)2、CoX(R12
3P)3、CoH(N2)(R123P)3、CoH
3(R123P)3、CpCo(R123P)2、Ac
Co(CO)3(R123P)、Fe(CO)3(R1
23P)2、Ru(CO)3(R123P)2などが挙げ
られる。
【0017】なお、上記式において、Xは水素原子、ハ
ロゲン原子、水酸基、シアノ基、アルコキシ基、カルボ
キシラト基又はチオシアナト基、YはPF6、B(C6
54、BF4、ClO4又は上記X、CNはイソニトリル
基、Rはアルキル基又はアリール基、Cpはシクロペン
タジエニル基、Cp′はペンタメチルシクロペンタジエ
ニル基、Acはアセチル基を示し、R1〜R7及びAは前
記と同じ意味をもつ。
【0018】本発明方法においては、これらの遷移金属
錯体は単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて
用いてもよい。また、該遷移金属錯体は、予め調製して
使用する必要はなく、前記ホスフィン化合物と適当な遷
移金属化合物とを反応系に共存させ、系中(in si
tu)において所望の遷移金属錯体を形成させてもよ
い。
【0019】このような目的に用いられる遷移金属化合
物としては特に制限はないが、遷移金属がロジウムの場
合について例を示せば、RhX3、Rh(acac)
(CO)2、[RhX(CO)22、[RhX(D
E)]2、[RhX(EN)22、RhX(CO)(R1
23P)2などが挙げられる。なお、上記式におい
て、acacはアセチルアセトナト基、DEはノルボル
ナジエン、1,5‐シクロオクタジエン又は1,5‐ヘ
キサジエン、ENはエチレン又はシクロオクテンを示
し、X及びR1〜R3は前記と同じ意味をもつ。
【0020】本発明方法においては、ガス状の脂肪族炭
化水素を液化又は超臨界状態において、前記遷移金属錯
体の存在下に、光を照射しながら、該脂肪族炭化水素と
一酸化炭素を反応させることにより、直接カルボニル化
される。この光照射に用いられる光は、その波長領域が
紫外ないし可視光領域であればよく、光源としては、例
えば水銀灯、キセノンランプ、太陽などが好ましく挙げ
られる。照射する光としては、200〜800nmの領
域の光を一部又は全部含むものが好ましい。例えば、フ
ィルターやモノクロメーターなどを使用して波長範囲を
制御したり、さらには単色光として使用することも可能
である。また、ベンゾフェノンやアセトフェノンなどの
光増感剤の存在下に、光照射し、カルボニル化反応を行
うこともできる。
【0021】本発明方法においては、遷移金属錯体の使
用量は特に制限はなく、任意に選ぶことができるが、原
料の脂肪族炭化水素に対して、遷移金属換算で0.00
1〜5モル%の範囲になるように選ぶのが有利である。
原料の脂肪族炭化水素は、最初に反応系に一括して全量
仕込んでもよいし、反応系に逐次添加してもよい。ま
た、反応温度及び反応圧力は、脂肪族炭化水素の超臨界
領域又は液化領域にあればよく、特に制限はない。
【0022】反応終了後の生成物の分離は、例えば蒸
留、再結晶、クロマトグラフィーなどの通常の分離操作
に付すことにより、容易に実施することができる。この
ようにして、常温でガス状の脂肪族炭化水素の直接カル
ボニル化により、含酸素脂肪族化合物、主として脂肪族
アルデヒドが効率よく得られる。
【0023】
【発明の効果】本発明方法によれば、安価で入手が容易
な常温でガス状の脂肪族炭化水素を原料として用い、こ
のものと一酸化炭素とを室温付近の温和な条件において
反応させ、該脂肪族炭化水素を直接カルボニル化するこ
とにより、特に脂肪族アルデヒドなどの有用な含酸素脂
肪族化合物を効率よく製造することができる。
【0024】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定さ
れるものではない。なお、生成物は、ガスクロマトグラ
フィー(GC)の保持時間及びGC−MSのフラグメン
テーションパターンによって確認した。
【0025】実施例1 内容積30mlの窓付きステンレス製オートクレーブ
(窓:石英製、直径20mm)に、クロロカルボニルビ
ス(トリメチルホスフィン)ロジウム10mgを仕込
み、さらに室温で一酸化炭素3気圧(ゲージ圧)、プロ
パン60気圧(ゲージ圧)で圧入した。この時点でプロ
パンは完全に液化しており、薄黄色の均一溶液を形成し
た。
【0026】次いで、この溶液に、500W高圧水銀灯
を用いて、35℃で48時間外部から光照射した。生成
物をガスクロマトグラフィーで定量したところ、ブタナ
ール(直鎖状アルデヒド)、2‐メチルプロパナール
(分枝状アルデヒド)及びアセトアルデヒドが、錯体に
対するモル比で、それぞれ11.5、0.58及び0.
2未満の割合で生成していた。
【0027】実施例2 実施例1において、反応温度を15℃とした以外は、実
施例1と同様にして反応を行ったところ、ブタナール、
2‐メチルプロパナール及びアセトアルデヒドが、錯体
に対するモル比で、それぞれ20.3、0.36及び
0.2未満の割合で生成していた。
【0028】実施例3 実施例1において、プロパンの代わりにエタンを用いた
以外は、実施例1と同様にして実施した。なお、この場
合、エタンは超臨界状態であった。生成物をガスクロマ
トグラフィーで分析したところ、プロパナールが、錯体
に対するモル比5.1で生成していた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07C 47/02 - 47/06 B01J 31/24 C07C 45/50 C07B 61/00 300 CA(STN)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 常温でガス状の脂肪族炭化水素と一酸化
    炭素とを反応させて含酸素脂肪族化合物を製造するに当
    り、該脂肪族炭化水素を液化状態又は超臨界状態として
    用い、配位子の少なくとも1個がホスフィン化合物であ
    る遷移金属錯体の存在下で光照射することを特徴とする
    含酸素脂肪族化合物の製造方法。
  2. 【請求項2】 遷移金属錯体がロジウム、イリジウム、
    ルテニウム、鉄、ニッケル、又はコバルトの錯体である
    請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 遷移金属錯体がロジウム、イリジウム、
    又はルテニウムの錯体である請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 遷移金属錯体がロジウムの錯体である請
    求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 含酸素脂肪族化合物が、主に脂肪族アル
    デヒドである請求項1ないし4のいずれかに記載の方
    法。
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