JP2919242B2 - マルチフィルム被覆装置 - Google Patents
マルチフィルム被覆装置Info
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- JP2919242B2 JP2919242B2 JP23033093A JP23033093A JP2919242B2 JP 2919242 B2 JP2919242 B2 JP 2919242B2 JP 23033093 A JP23033093 A JP 23033093A JP 23033093 A JP23033093 A JP 23033093A JP 2919242 B2 JP2919242 B2 JP 2919242B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圃場の土の表面を被覆
するマルチフィルム被覆装置に関する。
するマルチフィルム被覆装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、野菜等の栽培や土壌消毒後の薬液
の蒸発を防止する為に、圃場の全面に渡ってマルチフィ
ルムを用いて被覆することは公知となっている。この作
業においては、マルチフィルムの両端部を独立して支
え、圃場の土の表面の凸凹に対応していた。また、マル
チフィルムを交換する時には、蝶ボルト等を操作し、マ
ルチフィルム支えを外していた。また、マルチフィルム
ロールは連結フレームに取り付けられており、鎮圧ロー
ラーとマルチフィルムロールとは十分な間隔が確保され
ていた。
の蒸発を防止する為に、圃場の全面に渡ってマルチフィ
ルムを用いて被覆することは公知となっている。この作
業においては、マルチフィルムの両端部を独立して支
え、圃場の土の表面の凸凹に対応していた。また、マル
チフィルムを交換する時には、蝶ボルト等を操作し、マ
ルチフィルム支えを外していた。また、マルチフィルム
ロールは連結フレームに取り付けられており、鎮圧ロー
ラーとマルチフィルムロールとは十分な間隔が確保され
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来技術
において、圃場の土の表面の凸凹に対応する為に、マル
チフィルムの両端部を独立して支えており、マルチフィ
ルムロールを左右・上下方向に揺動できるが前後方向に
は揺動できない為に、トラクターの蛇行に対応すること
ができなかった。また、マルチフィルムロールは連結フ
レームに取り付けられていたので、鎮圧ローラーを設置
した場合には、鎮圧ローラーとマルチフィルムロールが
干渉しないように十分な間隔を常に確保する必要があ
り、作業機の全長が長くなってしまう等の課題があっ
た。
において、圃場の土の表面の凸凹に対応する為に、マル
チフィルムの両端部を独立して支えており、マルチフィ
ルムロールを左右・上下方向に揺動できるが前後方向に
は揺動できない為に、トラクターの蛇行に対応すること
ができなかった。また、マルチフィルムロールは連結フ
レームに取り付けられていたので、鎮圧ローラーを設置
した場合には、鎮圧ローラーとマルチフィルムロールが
干渉しないように十分な間隔を常に確保する必要があ
り、作業機の全長が長くなってしまう等の課題があっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。請求項1においては、移動農機の後
部にロール状に巻回したマルチフィルムを取り付けると
共に、このマルチフィルムを引き出して圃場の土の表面
を被覆するマルチフィルム被覆装置において、マルチフ
ィルム被覆装置3を構成する鎮圧ローラー10の支持枠
19の中央後部より後方へ、上方が開口したフック状に
構成した係止体16aを後方へ突出し、支持枠19の両
側後部より後方へ、同じく上方が開口したフック状に構
成した係留体16b・16bを後方へ突出し、該係止体
16aと係留体16b・16bは弾性体により構成し、
該係止体16aと係留体16b・16bの上に、マルチ
フィルムロール9aの支持パイプ14を横架して両側と
中央で支持し、マルチフィルムロール9aを、略中央部
を中心に前後・左右・上下方向に揺動可能としたもので
ある。 請求項2においては、前記支持パイプ14の中央
部の左右にストッパー13・13を突設し、該ストッパ
ー13・13の間に係止体16aを位置させることによ
り、支持パイプ14の左右への大きな移動を阻止するも
のである。 請求項3においては、前記ストッパー13・
13が鎮圧ローラー10のスクレイパー15に接当する
ことにより、係止体16aと係留体16b・16bの一
定以上の弾性変形を阻止するものである。
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。請求項1においては、移動農機の後
部にロール状に巻回したマルチフィルムを取り付けると
共に、このマルチフィルムを引き出して圃場の土の表面
を被覆するマルチフィルム被覆装置において、マルチフ
ィルム被覆装置3を構成する鎮圧ローラー10の支持枠
19の中央後部より後方へ、上方が開口したフック状に
構成した係止体16aを後方へ突出し、支持枠19の両
側後部より後方へ、同じく上方が開口したフック状に構
成した係留体16b・16bを後方へ突出し、該係止体
16aと係留体16b・16bは弾性体により構成し、
該係止体16aと係留体16b・16bの上に、マルチ
フィルムロール9aの支持パイプ14を横架して両側と
中央で支持し、マルチフィルムロール9aを、略中央部
を中心に前後・左右・上下方向に揺動可能としたもので
ある。 請求項2においては、前記支持パイプ14の中央
部の左右にストッパー13・13を突設し、該ストッパ
ー13・13の間に係止体16aを位置させることによ
り、支持パイプ14の左右への大きな移動を阻止するも
のである。 請求項3においては、前記ストッパー13・
13が鎮圧ローラー10のスクレイパー15に接当する
ことにより、係止体16aと係留体16b・16bの一
定以上の弾性変形を阻止するものである。
【0005】
【作用】次に、作用を説明する。マルチフィルム被覆装
置3の位置を決めるゲージホイール7・7により圃場に
溝をつけると同時に、サブソイラ5・5によりトラクタ
ー1の後輪40・40にて踏み固めた土を膨軟にし、前
記ゲージホイール7・7により構成された溝の部分で、
マルチフィルム9が押さえられ引っ張られて圃場に被覆
され、覆土ディスク21・21によりマルチフィルム9
の両側を覆土しながらマルチフィルム被覆作業を行うの
である。
置3の位置を決めるゲージホイール7・7により圃場に
溝をつけると同時に、サブソイラ5・5によりトラクタ
ー1の後輪40・40にて踏み固めた土を膨軟にし、前
記ゲージホイール7・7により構成された溝の部分で、
マルチフィルム9が押さえられ引っ張られて圃場に被覆
され、覆土ディスク21・21によりマルチフィルム9
の両側を覆土しながらマルチフィルム被覆作業を行うの
である。
【0006】そして、マルチフィルム被覆作業時におい
て、ホルダー11・11を介してマルチフィルムロール
9aを支持している支持パイプ14は、鎮圧ローラー1
0の支持枠19に設けられている、係止体16aと係留
体16b・16b上に支持されているので、圃場の土の
表面の凸凹及びトラクターの蛇行に対応して、マルチフ
ィルムロール9aを前後・左右・上下方向に揺動させる
ことができる。また、トラクターの旋回・移動時におい
て、前記係止体16aと係留体16b・16bによりマ
ルチフィルムロール9aの無駄な動きは規制される。ま
た、作業機装着装置2を上昇させる場合、前記支持パイ
プ14に固設されているストッパー13が鎮圧ローラー
10のスクレイパー15に当接するので、マルチフィル
ムロール9aと鎮圧ローラー10との干渉は防止され
る。
て、ホルダー11・11を介してマルチフィルムロール
9aを支持している支持パイプ14は、鎮圧ローラー1
0の支持枠19に設けられている、係止体16aと係留
体16b・16b上に支持されているので、圃場の土の
表面の凸凹及びトラクターの蛇行に対応して、マルチフ
ィルムロール9aを前後・左右・上下方向に揺動させる
ことができる。また、トラクターの旋回・移動時におい
て、前記係止体16aと係留体16b・16bによりマ
ルチフィルムロール9aの無駄な動きは規制される。ま
た、作業機装着装置2を上昇させる場合、前記支持パイ
プ14に固設されているストッパー13が鎮圧ローラー
10のスクレイパー15に当接するので、マルチフィル
ムロール9aと鎮圧ローラー10との干渉は防止され
る。
【0007】
【実施例】次に、実施例を説明する。図1は本発明のマ
ルチフィルム被覆装置における被覆作業状態を示す側面
図、図2は同じく被覆作業状態を示す平面図とマルチフ
ィルム敷設後の後面断面図、図3は図1の要部詳細図で
ある。
ルチフィルム被覆装置における被覆作業状態を示す側面
図、図2は同じく被覆作業状態を示す平面図とマルチフ
ィルム敷設後の後面断面図、図3は図1の要部詳細図で
ある。
【0008】図1・図2・図3において、移動農機であ
るトラクター1の後部には、三点リンクと三点ヒッチか
らなる作業機装着装置2を介して、圃場の全面に渡って
マルチフィルム9を被覆する為のマルチフィルム被覆装
置3が連結されている。該マルチフィルム被覆装置3の
最前部には、トラクター1の進行方向と直交するツール
バー4が横設されている。前記ツールバー4の両端前側
でトラクター1の後輪40・40に対向する位置には、
取付部材39・39を介して前記後輪40・40が踏み
固めた土を柔らかくし、任意に上下移動させて固定可能
なサブソイラ5・5が取付固定されている。
るトラクター1の後部には、三点リンクと三点ヒッチか
らなる作業機装着装置2を介して、圃場の全面に渡って
マルチフィルム9を被覆する為のマルチフィルム被覆装
置3が連結されている。該マルチフィルム被覆装置3の
最前部には、トラクター1の進行方向と直交するツール
バー4が横設されている。前記ツールバー4の両端前側
でトラクター1の後輪40・40に対向する位置には、
取付部材39・39を介して前記後輪40・40が踏み
固めた土を柔らかくし、任意に上下移動させて固定可能
なサブソイラ5・5が取付固定されている。
【0009】前記ツールバー4の両端部には、後方へ延
出した左右一対の連結フレーム6・6が固設されてい
る。該連結フレーム6・6の前端側には、マルチフィル
ム被覆装置3の重量を支え、土の表面を押して溝を作り
任意に上下移動させて固定可能なゲージホイール7・7
を支持する取付部材8・8が設けられている。前記連結
フレーム6・6上の取付部材8・8後部には、圃場の土
の表面を鎮圧する鎮圧ローラー10の支持枠19の取付
部22が配設されている。該取付部22に支持枠19が
上下調節可能に取り付けられ、該鎮圧ローラー10の支
持枠19の後部の下側にスクレイパー15に取り付けら
れて、鎮圧ローラー10の外周に当接させて付着した土
等を除去するようにしている。
出した左右一対の連結フレーム6・6が固設されてい
る。該連結フレーム6・6の前端側には、マルチフィル
ム被覆装置3の重量を支え、土の表面を押して溝を作り
任意に上下移動させて固定可能なゲージホイール7・7
を支持する取付部材8・8が設けられている。前記連結
フレーム6・6上の取付部材8・8後部には、圃場の土
の表面を鎮圧する鎮圧ローラー10の支持枠19の取付
部22が配設されている。該取付部22に支持枠19が
上下調節可能に取り付けられ、該鎮圧ローラー10の支
持枠19の後部の下側にスクレイパー15に取り付けら
れて、鎮圧ローラー10の外周に当接させて付着した土
等を除去するようにしている。
【0010】そして、前記支持枠19の中央後部より側
面視「レ」状の、上方が開口したフック状の係止体16
aを後方へ突出している。同じく支持枠19の両側後部
より側面視ひしゃく状で、上方が開口したフック状の係
留体16b・16bが後方へ突出され、該係止体16a
と係留体16b・16bはそれぞれ棒状の鋼材を曲げて
形成したものであって弾性を有している。前記係止体1
6aと係留体16b・16b上に支持パイプ14が横架
して両側と中央で支持される。該支持パイプ14の両端
にはホルダー11・11の基部が取り付けられており、
該ホルダー11・11後端間にマルチフィルムロール9
aが軸支されている。前記支持パイプ14の中央部には
ストッパー13・13が前下方に平行に突設されて、該
ストッパー13・13の間に前記係止体16aを挿入し
て係止部を形成して、支持パイプ14が係合されて左右
方向の移動が規制され、前後左右の揺動は可能とされて
おり、該ストッパー13の先端は前記鎮圧ローラー10
のスクレイパー15と当接可能な位置まで突出されて、
下方へ揺動したときに回転を規制している。
面視「レ」状の、上方が開口したフック状の係止体16
aを後方へ突出している。同じく支持枠19の両側後部
より側面視ひしゃく状で、上方が開口したフック状の係
留体16b・16bが後方へ突出され、該係止体16a
と係留体16b・16bはそれぞれ棒状の鋼材を曲げて
形成したものであって弾性を有している。前記係止体1
6aと係留体16b・16b上に支持パイプ14が横架
して両側と中央で支持される。該支持パイプ14の両端
にはホルダー11・11の基部が取り付けられており、
該ホルダー11・11後端間にマルチフィルムロール9
aが軸支されている。前記支持パイプ14の中央部には
ストッパー13・13が前下方に平行に突設されて、該
ストッパー13・13の間に前記係止体16aを挿入し
て係止部を形成して、支持パイプ14が係合されて左右
方向の移動が規制され、前後左右の揺動は可能とされて
おり、該ストッパー13の先端は前記鎮圧ローラー10
のスクレイパー15と当接可能な位置まで突出されて、
下方へ揺動したときに回転を規制している。
【0011】また、支持パイプ14の端部14a・14
aは開口しており、図3に示すように、該支持パイプ1
4の端部14a・14a内に、前記ホルダー11・11
の基部11a・11aが挿入され、該基部11a端には
係止部11bが設けられ、一方、支持パイプ14内の中
央側にも係止部14bが設けられ、該ホルダー11の係
止部11bと支持パイプ14の係止部14bとの間に引
っ張りバネ12を張設して、前記ホルダー11を中央側
へ引っ張るように付勢し、マルチフィルムロール9aが
抜け落ちないように支持している。但し、ホルダー11
を引っ張る構成は左右いずれか一方だけ設けてもよい。
aは開口しており、図3に示すように、該支持パイプ1
4の端部14a・14a内に、前記ホルダー11・11
の基部11a・11aが挿入され、該基部11a端には
係止部11bが設けられ、一方、支持パイプ14内の中
央側にも係止部14bが設けられ、該ホルダー11の係
止部11bと支持パイプ14の係止部14bとの間に引
っ張りバネ12を張設して、前記ホルダー11を中央側
へ引っ張るように付勢し、マルチフィルムロール9aが
抜け落ちないように支持している。但し、ホルダー11
を引っ張る構成は左右いずれか一方だけ設けてもよい。
【0012】また、前記連結フレーム6・6の後端部に
は、両側方に突出した左右フレーム34・34が固設さ
れており、該左右フレーム34・34には、踏圧輪1
7、覆土ディスク21、覆土遮蔽板23及び鎮圧ローラ
ー24からなる覆土ユニット20が外側から配設されて
おり、該覆土ユニット20は、覆土ユニット枢支部36
の枢支軸36aを支点として回動機構が構成されて、覆
土ユニット枢支部36と覆土ユニットフレーム32との
間に張設されているスプリング33の引っ張る力の働き
により、支点ごえで上方位置と下方位置に維持できるよ
うに構成されている。
は、両側方に突出した左右フレーム34・34が固設さ
れており、該左右フレーム34・34には、踏圧輪1
7、覆土ディスク21、覆土遮蔽板23及び鎮圧ローラ
ー24からなる覆土ユニット20が外側から配設されて
おり、該覆土ユニット20は、覆土ユニット枢支部36
の枢支軸36aを支点として回動機構が構成されて、覆
土ユニット枢支部36と覆土ユニットフレーム32との
間に張設されているスプリング33の引っ張る力の働き
により、支点ごえで上方位置と下方位置に維持できるよ
うに構成されている。
【0013】以上のような構成において、圃場の全面に
マルチフィルム被覆作業を行う為にトラクター1を圃場
内で走行させてマルチフィルム被覆装置3を牽引する
と、マルチフィルム被覆装置3の位置を決めるゲージホ
イール7・7により圃場に溝をつけると同時に、サブソ
イラ5・5によりトラクター1の後輪40・40にて踏
み固めた土を膨軟にし、前記ゲージホイール7・7によ
りマルチフィルム9が前記溝のところで押さえられ引っ
張られて圃場に被覆され、覆土ディスク21・21によ
りマルチフィルム9の両側を覆土するのであり、この
時、覆土遮蔽板23・23によりマルチフィルム9の平
畝上面は土が飛ばないように保護されており、更に、鎮
圧ローラー24・24により前記覆土ディスク21・2
1にて覆土した土の表面を押さえて平らにするのであ
る。
マルチフィルム被覆作業を行う為にトラクター1を圃場
内で走行させてマルチフィルム被覆装置3を牽引する
と、マルチフィルム被覆装置3の位置を決めるゲージホ
イール7・7により圃場に溝をつけると同時に、サブソ
イラ5・5によりトラクター1の後輪40・40にて踏
み固めた土を膨軟にし、前記ゲージホイール7・7によ
りマルチフィルム9が前記溝のところで押さえられ引っ
張られて圃場に被覆され、覆土ディスク21・21によ
りマルチフィルム9の両側を覆土するのであり、この
時、覆土遮蔽板23・23によりマルチフィルム9の平
畝上面は土が飛ばないように保護されており、更に、鎮
圧ローラー24・24により前記覆土ディスク21・2
1にて覆土した土の表面を押さえて平らにするのであ
る。
【0014】そして、マルチフィルム被覆作業時におい
て、ホルダー11・11を介してマルチフィルムロール
9aを支持している支持パイプ14は、鎮圧ローラー1
0の支持枠19に設けられている係止体16aと係留体
16b・16b上に支持されているので、圃場の土の表
面の凸凹及びトラクターの蛇行に対応して、マルチフィ
ルムロール9aを前後・左右・上下方向に揺動させるこ
とができる。また、古いマルチフィルムロール9’を交
換する場合、前記ホルダー11・11のいずれかを外側
に引っ張ると、マルチフィルムロール9’をホルダー1
1・11から取り外すことができる。また、トラクター
の旋回・移動時において、前記係止体16aと係留体1
6b・16bによりマルチフィルムロール9aの無駄な
動きは規制される。また、作業機装着装置2を上昇させ
る場合、前記支持パイプ14に固設されているストッパ
ー13が鎮圧ローラー10のスクレイパー15に当接す
るので、マルチフィルムロール9aと鎮圧ローラー10
との干渉は防止される。
て、ホルダー11・11を介してマルチフィルムロール
9aを支持している支持パイプ14は、鎮圧ローラー1
0の支持枠19に設けられている係止体16aと係留体
16b・16b上に支持されているので、圃場の土の表
面の凸凹及びトラクターの蛇行に対応して、マルチフィ
ルムロール9aを前後・左右・上下方向に揺動させるこ
とができる。また、古いマルチフィルムロール9’を交
換する場合、前記ホルダー11・11のいずれかを外側
に引っ張ると、マルチフィルムロール9’をホルダー1
1・11から取り外すことができる。また、トラクター
の旋回・移動時において、前記係止体16aと係留体1
6b・16bによりマルチフィルムロール9aの無駄な
動きは規制される。また、作業機装着装置2を上昇させ
る場合、前記支持パイプ14に固設されているストッパ
ー13が鎮圧ローラー10のスクレイパー15に当接す
るので、マルチフィルムロール9aと鎮圧ローラー10
との干渉は防止される。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。請求項1の如く、マルチ
フィルム被覆装置3を構成する鎮圧ローラー10の支持
枠19の中央後部より後方へ、上方が開口したフック状
に構成した係止体16aを後方へ突出し、支持枠19の
両側後部より後方へ、同じく上方が開口したフ ック状に
構成した係留体16b・16bを後方へ突出し、該係止
体16aと係留体16b・16bは弾性体により構成
し、該係止体16aと係留体16b・16bの上に、マ
ルチフィルムロール9aの支持パイプ14を横架して両
側と中央で支持し、マルチフィルムロール9aを、略中
央部を中心に前後・左右・上下方向に揺動可能としたこ
とにより、マルチフィルムロールはマルチフィルムロー
ルの略中央部を中心に、前後・左右・上下方向に揺動可
能となり、マルチフィルムに張りが出て皺がつき難くな
り、強風下でもマルチフィルムは飛ばされないので、連
続してマルチフィルム被覆作業が行え、圃場の土の表面
の凸凹及びトラクターの蛇行にも対応できるようにな
る。
ような効果を奏するのである。請求項1の如く、マルチ
フィルム被覆装置3を構成する鎮圧ローラー10の支持
枠19の中央後部より後方へ、上方が開口したフック状
に構成した係止体16aを後方へ突出し、支持枠19の
両側後部より後方へ、同じく上方が開口したフ ック状に
構成した係留体16b・16bを後方へ突出し、該係止
体16aと係留体16b・16bは弾性体により構成
し、該係止体16aと係留体16b・16bの上に、マ
ルチフィルムロール9aの支持パイプ14を横架して両
側と中央で支持し、マルチフィルムロール9aを、略中
央部を中心に前後・左右・上下方向に揺動可能としたこ
とにより、マルチフィルムロールはマルチフィルムロー
ルの略中央部を中心に、前後・左右・上下方向に揺動可
能となり、マルチフィルムに張りが出て皺がつき難くな
り、強風下でもマルチフィルムは飛ばされないので、連
続してマルチフィルム被覆作業が行え、圃場の土の表面
の凸凹及びトラクターの蛇行にも対応できるようにな
る。
【0016】また、請求項2の如く、前記支持パイプ1
4の中央部の左右にストッパー13・13を突設し、該
ストッパー13・13の間に係止体16aを位置させる
ことにより、支持パイプ14の左右への大きな移動を阻
止することにより、マルチフィルムロールと鎮圧ローラ
ーの間隔を縮めることが可能になり、作業機の全長を短
く構成できるようになる。
4の中央部の左右にストッパー13・13を突設し、該
ストッパー13・13の間に係止体16aを位置させる
ことにより、支持パイプ14の左右への大きな移動を阻
止することにより、マルチフィルムロールと鎮圧ローラ
ーの間隔を縮めることが可能になり、作業機の全長を短
く構成できるようになる。
【0017】また、請求項3の如く、前記ストッパー1
3・13が鎮圧ローラー10のスクレイパー15に接当
することにより、係止体16aと係留体16b・16b
の一定以上の弾性変形を阻止することにより、マルチフ
ィルムロールが上昇して鎮圧ローラーに接近しても、ス
トッパーにより干渉が防止されるので、マルチフィルム
ロールと鎮圧ローラーの間隔を縮めることが可能にな
り、作業機の全長を短く構成できるようになる。
3・13が鎮圧ローラー10のスクレイパー15に接当
することにより、係止体16aと係留体16b・16b
の一定以上の弾性変形を阻止することにより、マルチフ
ィルムロールが上昇して鎮圧ローラーに接近しても、ス
トッパーにより干渉が防止されるので、マルチフィルム
ロールと鎮圧ローラーの間隔を縮めることが可能にな
り、作業機の全長を短く構成できるようになる。
【図1】本発明のマルチフィルム被覆装置における被覆
作業状態を示す側面図である。
作業状態を示す側面図である。
【図2】同じく被覆作業状態を示す平面図である。
【図3】図1の要部詳細図である。
3 マルチフィルム被覆装置 9 マルチフィルム 9a マルチフィルムロール 10 鎮圧ローラー 11 ホルダー 12 引っ張りバネ 13 ストッパー 14 支持パイプ 15 スクレイパー 16a・16b 係留体 19 支持枠
Claims (3)
- 【請求項1】 移動農機の後部にロール状に巻回したマ
ルチフィルムを取り付けると共に、このマルチフィルム
を引き出して圃場の土の表面を被覆するマルチフィルム
被覆装置において、マルチフィルム被覆装置3を構成す
る鎮圧ローラー10の支持枠19の中央後部より後方
へ、上方が開口したフック状に構成した係止体16aを
後方へ突出し、支持枠19の両側後部より後方へ、同じ
く上方が開口したフック状に構成した係留体16b・1
6bを後方へ突出し、該係止体16aと係留体16b・
16bは弾性体により構成し、該係止体16aと係留体
16b・16bの上に、マルチフィルムロール9aの支
持パイプ14を横架して両側と中央で支持し、マルチフ
ィルムロール9aを、略中央部を中心に前後・左右・上
下方向に揺動可能としたことを特徴とするマルチフィル
ム被覆装置。 - 【請求項2】 前記支持パイプ14の中央部の左右にス
トッパー13・13を突設し、該ストッパー13・13
の間に係止体16aを位置させることにより、支持パイ
プ14の左右への大きな移動を阻止することを特徴とす
る請求項1記載のマルチフィルム被覆装置。 - 【請求項3】 前記ストッパー13・13が鎮圧ローラ
ー10のスクレイパー15に接当することにより、係止
体16aと係留体16b・16bの一定以上の弾性変形
を阻止することを特徴とする請求項2記載のマルチフィ
ルム被覆装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23033093A JP2919242B2 (ja) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | マルチフィルム被覆装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23033093A JP2919242B2 (ja) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | マルチフィルム被覆装置 |
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- 1993-09-16 JP JP23033093A patent/JP2919242B2/ja not_active Expired - Fee Related
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