JP2919102B2 - 多重伝送装置 - Google Patents

多重伝送装置

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JP2919102B2
JP2919102B2 JP3044958A JP4495891A JP2919102B2 JP 2919102 B2 JP2919102 B2 JP 2919102B2 JP 3044958 A JP3044958 A JP 3044958A JP 4495891 A JP4495891 A JP 4495891A JP 2919102 B2 JP2919102 B2 JP 2919102B2
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邦彦 松村
晴洋 平野
賢介 早渕
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧アクチュエータ等
のアクチュエータを有する多重伝送ネットワークにおい
て多重伝送路等に故障が発生してもアクチュエータの作
動を確実に停止させることができる多重伝送装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】最近自動車の分野において、エレクトロ
ニクス化にともなってスイッチ、センサ、アクチュエー
タ等の電装品の数が多くなってきたことから、電装品間
を結ぶワイヤーハーネスの肥大化、複雑化が深刻な問題
になっている。そこで、1つの伝送路を多数の電装品で
共用する多重伝送方式が注目されている。具体的には、
前記各種電装品のノードとエンジン制御(EGI)、四
輪操舵制御(4WS)、アンチロックブレーキ制御(A
BS)等のための制御ノードとが各々多重通信を司る多
重チップを通して多重伝送路に接続され、時分割方式の
多重伝送ネットワークが構成される。各ノードに配置さ
れた多重チップは、多重伝送路を通して他のノードとの
間で通信データを送受する。
【0003】さて、特開平2−184210号公報に、
自動車において多重伝送ネットワークを構築した例が開
示されている。この例ではツイストペア線からなる通信
線をループ状に配して1系統の多重伝送路を構成してい
た。
【0004】図4は、1系統の多重伝送路を有する従来
の多重伝送装置の構成例を示すブロック図である。同図
中の10は、アクチュエータ13を有するアクチュエー
タノードであって、多重伝送路1に接続された多重チッ
プ11と、該多重チップ11を通して多重伝送路1から
受信した通信データに基いてアクチュエータ13を作動
させるためのCPU12とを備える。多重チップ11、
CPU12及びアクチュエータ13には電源から電源ラ
イン16を通して給電される。20はアクチュエータノ
ード10の作動を制御するための例えばABS制御用の
制御ノード(ECU1)、30及び50は他の制御用の
制御ノード(ECU2,ECU3)、40はセンサを備
えたセンサノードである。このうち制御ノード(ECU
1)20は、センサノード40からセンサの読取データ
を受信したり、アクチュエータノード10に対して通信
データを送信することによって該アクチュエータノード
10の作動を制御したりする機能を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の多重伝送装
置では多重伝送路1が1系統であったので、この多重伝
送路1に断線・短絡等の故障が発生すると制御ノード
(ECU1)20とアクチュエータノード10との間で
直ちに通信不能になる問題があった。アクチュエータノ
ード10の多重チップ11やCPU12が故障した場合
にも、アクチュエータノード10が同様に通信不能にな
る。このような通信不能状態になると、アクチュエータ
13が作動したままになって該アクチュエータ13の作
動を停止させることができない事態に立ち至る場合があ
った。
【0006】本発明の目的は、多重伝送路やアクチュエ
ータノードに故障が発生してもアクチュエータの作動を
確実に停止させることができるように多重伝送装置を構
成することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の解決手段は、多重伝送路とは別個の電源ラ
インを通してアクチュエータに給電するようにしてお
き、多重伝送路の故障又はアクチュエータノードの故障
を該ノードとは別個のノードによって検知するように
し、故障を検知したときにアクチュエータへの電源ライ
ンを遮断する構成を採用したものである。
【0008】具体的に説明すると、請求項1の発明は、
電源から多重伝送路とは別個の電源ラインを通して給電
されるアクチュエータを有し、かつ該アクチュエータの
作動を制御するように前記多重伝送路に接続されたアク
チュエータノードと、前記電源と前記アクチュエータと
の間における前記電源ライン上に介在して前記アクチュ
エータへの給電をオフさせるためのスイッチ手段と、前
記アクチュエータノードとは別個に設けられているとと
もに前記多重伝送路に接続されて、前記多重伝送路の故
障又は前記アクチュエータノードの故障を検知したとき
に前記スイッチ手段をオフさせることにより前記アクチ
ュエータの作動を強制的に停止させる電源ノードとを備
えた構成を採用したものである。
【0009】請求項2の発明は、請求項1記載の多重伝
送装置において、前記アクチュエータノード及び電源ノ
ードとは別個に設けられているとともに前記多重伝送路
に接続されて、該アクチュエータノードの作動を制御す
るための制御ノードを備えている構成を採用したもので
ある。
【0010】請求項3の発明は、請求項1記載の多重伝
送装置において、前記電源ノードは、前記アクチュエー
タノードに宛てた故障有無確認のための通信データを前
記多重伝送路に送出し、前記アクチュエータノードから
返答信号が返ってこないときに前記多重伝送路又は前記
アクチュエータノードの故障と判定する構成を採用した
ものである。
【0011】請求項4の発明は、電源から多重伝送路と
は別個の電源ラインを通して給電されるアクチュエータ
を有し、かつ該アクチュエータの作動を制御するように
前記多重伝送路に接続されたアクチュエータノードと、
前記電源と前記アクチュエータとの間における前記電源
ライン上に介在して前記アクチュエータへの給電をオフ
させるためのスイッチ手段と、前記アクチュエータノー
ドとは別個に設けられているとともに前記多重伝送路に
接続されて、前記多重伝送路の故障又は前記アクチュエ
ータノードの故障の有無を診断する故障診断専用の制御
ノードと、前記アクチュエータノード及び前記制御ノー
ドとは別個に設けられているとともに前記多重伝送路に
接続されて、前記制御ノードが前記故障を検知したとき
に該制御ノードから指令を受け前記スイッチ手段をオフ
させることにより前記アクチュエータの作動を強制的に
停止させる電源ノードとを備えた構成を採用したもので
ある。
【0012】請求項5の発明は、請求項4記載の多重伝
送装置において、前記アクチュエータが複数設けられ、
該複数のアクチュエータに対応して前記アクチュエータ
ノード、前記スイッチ手段及び前記電源ノードがそれぞ
れ複数設けられ、前記制御ノードは、前記多重伝送路及
び前記複数のアクチュエータノードの故障の有無を一括
監視する構成を採用したものである。
【0013】
【作用】上記請求項1の発明によれば、多重伝送路の故
障又はアクチュエータノードの故障が電源ノードによっ
て検知されると、該電源ノードがスイッチ手段をオフさ
せる。アクチュエータノードが通信不能になっている場
合であってもスイッチ手段を強制的にオフすることがで
きるので、アクチュエータは給電が停止されて作動が確
実に停止する。
【0014】請求項2の発明によれば、多重伝送路の故
障又はアクチュエータノードの故障が電源ノードによっ
て検知されると、該電源ノードはスイッチ手段を強制的
にオフすることができるので、アクチュエータは給電が
停止されて作動が確実に停止する。
【0015】請求項3の発明によれば、電源ノードはア
クチュエータノードから自己宛ての故障有無確認用の返
答信号が返ってきた場合には何もしないが、返答信号が
返ってこない場合には多重伝送路又はアクチュエータノ
ードのいずれかに故障を生じていることがわかるので、
スイッチ手段を強制的にオフする。
【0016】請求項4の発明によれば、電源ノードとは
別に設けられた故障診断専用の制御ノードが多重伝送路
の故障又はアクチュエータノードの故障を検知したとき
に、電源ノードがスイッチ手段を強制的にオフすること
になる。
【0017】請求項5の発明によれば、故障診断専用の
制御ノードが多重伝送路及び複数のアクチュエータノー
ドを一括監視し、いずれかに故障を生じていることを検
知したときに、当該アクチュエータのためのスイッチ手
段を対応する電源ノードが強制的にオフすることにな
る。
【0018】
【実施例】以下、自動車のための本発明の実施例を図面
に基づいて説明する。
【0019】図1は、本発明の多重伝送装置の実施例を
示すブロック図である。同図中において多重伝送路1に
各々接続されたアクチュエータノード10、該アクチュ
エータノード10の作動を制御するための制御ノード
(ECU1)20、他の制御用の制御ノード(ECU
2,ECU3)30,50及びセンサノード40は、図
4において説明したものと同じ構成である。60は、多
重伝送路1上の情報を通して該多重伝送路1及びアクチ
ュエータノード10の状態を監視し、多重伝送路1の断
線・短絡等の故障又はアクチュエータノード10の故障
を検知したときにアクチュエータ13への給電を停止さ
せるための電源ノードである。この電源ノード60は、
多重伝送路1に接続された多重チップ61と、該多重チ
ップ61を通して多重伝送路1上の情報を監視し、該情
報を通して多重伝送路1及びアクチュエータノード10
の故障診断を実行するためのCPU62とを備える。電
源ノード60は、さらに多重伝送路1又はアクチュエー
タノード10に故障ありとの診断がCPU62でなされ
たときに該CPU62から出力されるシステムダウン信
号を増幅するためのドライバ63と、多重伝送路1とは
別系統のアクチュエータ13のための電源ライン16上
に介在して該アクチュエータ13への給電をオン・オフ
させるための前記スイッチ手段としてのリレー64とを
備える。リレー64は、ドライバ63の出力で励磁され
るコイル64aと、電源とアクチュエータ13との間に
介在する接点64bとを有する。
【0020】次に、以上の多重伝送装置の動作を説明す
る。多重伝送路1とアクチュエータノード10とがいず
れも健全である間は、電源ノード60のCPU62はシ
ステムダウン信号を出力しない。したがって、リレー6
4の接点64bは閉じており、アクチュエータ13は電
源から給電を受けている。一方、制御ノード(ECU
1)20は、センサノード40からセンサの読取データ
を受信し、該読取データに基いてアクチュエータ13の
作動態様を決定したうえでアクチュエータノード10に
宛てた制御用の通信データを多重伝送路1に送出する。
アクチュエータノード10のCPU12は、多重チップ
11を通して多重伝送路1から自己宛ての通信データを
受信し、該通信データに基いてアクチュエータ13を駆
動する。
【0021】ところが、多重伝送路1に断線・短絡等の
故障が発生したり、アクチュエータノード10の多重チ
ップ11に故障が発生したり、あるいはアクチュエータ
ノード10のCPU12が暴走したりすると、制御ノー
ド(ECU1)20とアクチュエータノード10との間
の通信ができなくなってしまい、アクチュエータ13の
作動を停止させることができない事態が起こり得る。そ
こで、電源ノード60のCPU62は、多重伝送路1上
の情報を常に監視しており、多重伝送路1の故障又はア
クチュエータノード10の故障を検知した場合にはシス
テムダウン信号を出力するのである。
【0022】図2は、上記電源ノード60のCPU62
の動作を示すフローチャート図である。図1及び図2を
参照しながら本実施例に係る多重伝送装置の動作を説明
する。ステップS1では、多重チップ61を通してアク
チュエータノード10に宛てた故障の有無確認のための
通信データを多重伝送路1に送出し、該アクチュエータ
ノード10から自己宛ての返答信号が返ってくるかどう
かを確認する。返答信号が返ってきた場合には、多重伝
送路1とアクチュエータノード10とがいずれも健全で
あることが確認できるのでCPU62は何もしない。ス
テップS2で一定時間の経過を待ってもアクチュエータ
ノード10から返答信号が返ってこない場合は、多重伝
送路1又はアクチュエータノード10のいずれかに故障
が発生していることがわかるので、ステップS3におい
てシステムダウン信号を出力する。CPU62からシス
テムダウン信号を受けたドライバ63は、リレー64の
コイル64aを励磁する。該コイル64aが励磁される
と、リレー64の接点64bが開き、電源ライン16を
通したアクチュエータ13への給電が停止する。したが
って、アクチュエータ13が作動したままになっていた
としても該アクチュエータ13は強制的に作動が停止さ
せられる。
【0023】以上の説明からわかるように本実施例によ
れば、アクチュエータノード10において多重チップ1
1が故障した場合にかぎらず該ノード10のCPU12
が暴走した場合にも対応可能である。なお、多重伝送路
1にさらに故障報知のための警報ランプを有するノード
を接続しておけば、電源ノード60がアクチュエータノ
ード10の故障を検知したときに該電源ノード60が多
重伝送路1を通して警報ランプを点灯させることによっ
て、該故障を報知することができる。また、故障診断専
用の制御ノードを設けておき、該制御ノードで故障を検
知したときに該制御ノードから指令を受けた電源ノード
がアクチュエータノードのアクチュエータの電源を遮断
する構成を採用することもできる。特に多重伝送路に複
数のアクチュエータノードが接続されて多重伝送ネット
ワークが構成されている場合には、該故障診断専用の制
御ノードに多重伝送路と全てのアクチュエータノードと
を一括監視させることによって故障診断の効率化を図る
ことができる。
【0024】図3は、多重伝送装置の参考例を示すブロ
ック図である。同図中において多重伝送路1に各々接続
された制御ノード(ECU1,ECU2,ECU3)2
0,30,50及びセンサノード40は、図1において
説明したものと同じ構成である。アクチュエータ13を
有するアクチュエータノード10が多重伝送路1に接続
された前記通信手段としての多重チップ11と、該多重
チップ11を通して多重伝送路1から受信した通信デー
タに基いてアクチュエータ13を作動させるためのCP
U12とを備える点も、前記の実施例と同様である。た
だし、本参考例におけるアクチュエータノード10のC
PU12は、アクチュエータ13を作動させる上記の機
能を有するだけでなく、多重伝送路1及び自己の多重チ
ップ11の故障診断機能をも有する。さらに、本アクチ
ュエータノード10は、CPU12によって多重伝送路
1又は多重チップ11に故障ありとの診断がなされたと
きに該CPU12から出力されるシステムダウン信号を
増幅するためのドライバ14と、多重伝送路1とは別系
統のアクチュエータ13のための電源ライン16上に介
在して該アクチュエータ13への給電をオン・オフさせ
るための前記スイッチ手段としてのリレー15とを備え
る。該リレー15は、ドライバ14の出力で励磁される
コイル15aと、電源とアクチュエータ13との間に介
在する接点15bとを有する。つまり、本参考例におけ
るCPU12は、前記アクチュエータ駆動手段としての
機能を有するものである。
【0025】次に、本参考例に係る同図の多重伝送装置
の動作を説明する。多重伝送路1と多重チップ11とが
いずれも健全である間は、CPU12はシステムダウン
信号を出力しない。したがって、リレー15の接点15
bは閉じており、アクチュエータ13は電源から給電を
受けている。したがって、CPU12は、前記と同様に
制御ノード(ECU1)20から送出された自己宛ての
通信データを多重チップ11を通して受信し、該通信デ
ータに基いてアクチュエータ13を駆動することができ
る。
【0026】ところが、多重伝送路1に断線・短絡等の
故障が発生したり、多重チップ11に故障が発生したり
すると、制御ノード(ECU1)20とアクチュエータ
ノード10との間の通信ができなくなってしまい、アク
チュエータ13の作動を停止させることができない事態
が起こり得る。そこで、CPU12は、多重伝送路1の
故障又は多重チップ11の故障を検知した場合にシステ
ムダウン信号を出力するのである。CPU12からシス
テムダウン信号を受けたドライバ14は、リレー15の
コイル15aを励磁する。該コイル15aが励磁される
と、リレー15の接点15bが開き、電源ライン16を
通したアクチュエータ13への給電が停止する。したが
って、アクチュエータ13が作動したままになっていた
としても該アクチュエータ13は強制的に作動が停止さ
せられる。
【0027】なお、本参考例によれば、アクチュエータ
ノード10自身が多重伝送路1の故障又は自己の多重チ
ップ11の故障を検知して自己のアクチュエータ13の
電源ライン16を自己のリレー15で強制的に遮断する
ので、図1のようにアクチュエータ13の電源を遮断す
るための電源ノード60をアクチュエータノード10と
は別に設ける場合と違って、多重伝送路1に複数のアク
チュエータノードが接続された多重伝送ネットワークで
もリレー15とアクチュエータ13との間の電源ライン
16用に長い配線を引き回す必要がない。
【0028】
【発明の効果】以上説明してきたように請求項1の発明
によれば、アクチュエータへの給電用に多重伝送路とは
別個の電源ラインを設けておき、アクチュエータノード
とは別個に電源ノードを設けて、多重伝送路の故障又は
アクチュエータノードの故障を検知したときにアクチュ
エータへの電源ラインを強制的に遮断する構成を採用し
たので、多重伝送路やアクチュエータノードに故障が発
生してアクチュエータノードが通信不能になっても、該
アクチュエータノードのアクチュエータの作動を確実に
停止させることができる。
【0029】請求項2の発明によれば、前記電源ノード
をアクチュエータノード及び該アクチュエータノードの
ための制御ノードとは別個に設けたので、多重伝送路又
はアクチュエータノードの故障時にはアクチュエータへ
の電源ラインを強制的に遮断することができる。
【0030】請求項3の発明によれば、前記電源ノード
が前記アクチュエータノードに宛てた故障有無確認のた
めの通信データを前記多重伝送路に送出し該アクチュエ
ータノードから返答信号が返ってこないときに前記多重
伝送路又はアクチュエータノードの故障と判定するよう
にしたから、該多重伝送路又はアクチュエータノードの
故障を確実に検知することができる。
【0031】請求項4の発明によれば、電源ノードとは
別個に故障診断専用の制御ノードを設け、多重伝送路又
はアクチュエータノードの故障を検知したときに、電源
ノードにアクチュエータへの電源ラインを強制的に遮断
させるようにしたから、請求項1と同様の効果が得られ
る。
【0032】請求項5の発明によれば、故障診断専用の
制御ノードが多重伝送路及び複数のアクチュエータノー
ドを一括監視し、いずれかに故障を生じていることを検
知したときに、当該アクチュエータへの電源ラインを電
源ノードに強制的に遮断させるようにしたから、このよ
うな多重伝送ネットワークが構成されている場合の故障
を効率良く検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の多重伝送装置の実施例を示すブロッ
ク図である。
【図2】 図1の多重伝送装置中の電源ノードのCPU
の動作を示すフローチャート図である。
【図3】 多重伝送装置の参考例を示すブロック図であ
る。
【図4】 従来の多重伝送装置の構成例を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1…多重伝送路 10…アクチュエータノード 11…多重チップ(通信手段) 12…CPU(アクチュエータ駆動手段) 13…アクチュエータ 15…リレー(スイッチ手段) 16…電源ライン 60…電源ノード 61…多重チップ 62…CPU 64…リレー(スイッチ手段)
フロントページの続き (72)発明者 柴田 峰東 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−150139(JP,A) 実開 平2−130483(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04L 12/40

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源から多重伝送路とは別個の電源ライ
    ンを通して給電されるアクチュエータを有し、かつ該ア
    クチュエータの作動を制御するように前記多重伝送路に
    接続されたアクチュエータノードと、 前記電源と前記アクチュエータとの間における前記電源
    ライン上に介在して前記アクチュエータへの給電をオフ
    させるためのスイッチ手段と、前記アクチュエータノードとは別個に設けられていると
    ともに 前記多重伝送路に接続されて前記多重伝送路の
    故障又は前記アクチュエータノードの故障を検知したと
    きに前記スイッチ手段をオフさせることにより前記アク
    チュエータの作動を強制的に停止させる電源ノードとを
    備えたことを特徴とする多重伝送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の多重伝送装置において、 前記アクチュエータノード及び電源ノードとは別個に設
    けられているとともに前記多重伝送路に接続されて、該
    アクチュエータノードの作動を制御するための制御ノー
    ドを備えていることを特徴とする多重伝送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の多重伝送装置において、 前記電源ノードは、前記アクチュエータノードに宛てた
    故障有無確認のための通信データを前記多重伝送路に送
    出し、前記アクチュエータノードから返答信号が返って
    こないときに前記多重伝送路又は前記アクチュエータノ
    ードの故障と判定することを特徴とする多重伝送装置。
  4. 【請求項4】 電源から多重伝送路とは別個の電源ライ
    ンを通して給電されるアクチュエータを有し、かつ該ア
    クチュエータの作動を制御するように前記多重伝送路に
    接続されたアクチュエータノードと、 前記電源と前記アクチュエータとの間における前記電源
    ライン上に介在して前記アクチュエータへの給電をオフ
    させるためのスイッチ手段と、 前記アクチュエータノードとは別個に設けられていると
    ともに前記多重伝送路に接続されて、前記多重伝送路の
    故障又は前記アクチュエータノードの故障の有無を診断
    する故障診断専用の制御ノードと、 前記アクチュエータノード及び前記制御ノードとは別個
    に設けられているとともに前記多重伝送路に接続され
    て、前記制御ノードが前記故障を検知したときに該制御
    ノードから指令を受け前記スイッチ手段をオフさせるこ
    とにより前記アクチュエータの作動を強制的に停止させ
    る電源ノードとを備えたことを特徴とする多重伝送装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の多重伝送装置において、 前記アクチュエータが複数設けられ、該複数のアクチュ
    エータに対応して前記アクチュエータノード、前記スイ
    ッチ手段及び前記電源ノードがそれぞれ複数設けられ、 前記制御ノードは、前記多重伝送路及び前記複数のアク
    チュエータノードの故障の有無を一括監視することを特
    徴とする多重伝送装置。
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JPH04363933A (ja) 1992-12-16

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