JP2918710B2 - 洗剤組成物とその調製方法 - Google Patents

洗剤組成物とその調製方法

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JP2918710B2 JP3075544A JP7554491A JP2918710B2 JP 2918710 B2 JP2918710 B2 JP 2918710B2 JP 3075544 A JP3075544 A JP 3075544A JP 7554491 A JP7554491 A JP 7554491A JP 2918710 B2 JP2918710 B2 JP 2918710B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、高いかさ密度の粒状洗
剤組成物及び成分と、乾式中和方法によるこの組成物及
び成分の調製とに係わる。
【従来の技術】最近、洗剤産業において、例えば650
g/l以上のような比較的高いかさ密度を有する洗剤粉
末の生産に対し、大きな関心が払われてきている。例え
ばアルキルベンゼンスルホネイトのようなアニオン界面
活性剤を含む洗剤粉末が、水酸化ナトリウム又は炭酸ナ
トリウムのようなアルカリを用いて当該アニオン界面活
性剤の酸(型)前駆体をインシトウ(in−situ)
で中和することを伴う方法によって、調製可能であるこ
とが示されている。。例えば、特開昭60−072 9
99号(Kao)とGB 2 166 452B(Ka
o)は、洗剤スルホン酸と炭酸ナトリウムと水とが強力
な剪断装置内で混合され、その後、得られた固体塊が4
0℃以下に冷却されて微粉砕され、更に、こうして得ら
れた微粉末が造粒される方法を開示している。この方法
は、その中和反応の生成物がこねた粉のような塊である
点、その反応は非常に高いエネルギーを要する混練機の
ような装置を必要とする点、容認し得る粒状洗剤生成物
を得るためには、別々の装置内で微粉砕段階と造粒段階
とが別々に行われることが必要であるという点におい
て、当業で公知の方法として典型的なものである。最近
は、高かさ密度洗剤粉末の調製に高速度混合/造粒機を
使用することにも大きな関心が払われてきた。例えばE
P 158 419B(Hashimura)は、炭酸
ナトリウムをビルダーとし且つ高含量の非イオン界面活
性剤を含む洗剤粉末を、得るために、非イオン界面活性
剤とソーダ灰とが、互いに異なった速度で回転する水平
羽根と垂直羽根とを有する反応器の中で混合及び造粒さ
れる方法を開示している。GB 1 404 317
(Bell)は、乾式中和方法による低い又は中程度の
かさ密度の洗剤粉末の調製法を開示している。そこで
は、中和反応を開始させるには十分な量ではあるが結果
的に得られる自由に流動できる粉末状生成物を湿らせる
には不十分な量の水が存在する中で、洗剤スルホン酸が
過剰な量のソーダ灰と混合される。この方法は、例えば
リボンブレンダー、遊星混合機、又は、空気トランスフ
ァー混合機のような装置の中で行われる。こうした装置
内では、反応物が「軽く混ぜられてふわふわした固まり
とされ」、中和の間に遊離する二酸化炭素が生成物粒子
の中に取り込まれる。従って、この方法は、噴霧乾燥に
よって得られる粒子と同等の軽量の多孔性粒子の生成に
向けられる。GB 1 369 269(Colgat
e)は、例えばLodige鋤べら混合機のような、切
断手段を有する混合機の中で、洗剤スルホン酸を炭酸ナ
トリウム粉末と激しく混合することによる、アニオン洗
剤の調製方法を開示している。こねた粉のような塊では
なく粒子状の生成物を得るためには、適切な流動化と反
応物の混合とを確保する目的で気体流を用いて洗剤スル
ホン酸を吹き込むことが必要である。これは混合機の極
めて複雑な変形を必要にする。この反応が緩慢に進行し
て追加的な粒径縮小段階を必要とする比較的粗い生成物
を生成することは明らかである。US 4 690 7
85(Witco)は、固体又は溶液の形の塩基を使用
してアルキルベンゼンスルホン酸を中和することによる
アルキルベンゼンスルホネイト粉末の調製方法を開示し
ている。この反応の開始時には多量の水が存在し、発熱
反応によって発生した熱が、この水と反応自体によって
発生する水とを排除するために使用される。反応温度は
約100℃が典型的である。1990年1月24日付で
公開されたEP 352 135A(Unileve
r)は、攪拌作用と切断作用との両方を有する高速混合
/造粒機である単一の機械装置だけを使用した比較的低
い温度での乾式中和による、自由に流動できる洗剤粉末
と、高いかさ密度と小さな粒径とを有する洗剤粉末成分
との調製のための方法に係わる。この文献では、中和段
階全体に亙って55℃以下に温度を維持することが不可
欠であり、必要に応じて寒剤による冷却が利用されても
よいことが述べられている。さて、本発明者は、驚くべ
きことに、他の方法パラメーターの調節を改善すること
によって、中和段階全体に亙って55℃以下の温度に冷
却する必要なしに、前記方法が良好に−更には有利に−
行われることが可能であることを発見した。1990年
9月13日付で出願された本発明者の係属中の欧州特許
出願No.90 202429.8は、1つの中央水平
攪拌軸を含むが別個の切断要素は含まないLodige
CB 30 Recyclerのような高速混合機の
中で行なわれ、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸のよう
な液体アニオン界面活性剤前駆体の連続的な乾式中和を
伴う、かさ密度の高い粒状洗剤組成物の連続調製方法を
説明しまた特許請求する。中和と造粒は、前記リサイク
ラー内の非常に短い滞留時間の間に完了し、その後、そ
の反応混合物が、高密度化のために、滞留時間がより長
いLdige KM 300鋤べら混合機のような中
速混合/造粒機へ連続的に給送される。
【発明の定義】本発明は、少なくとも650g/lのか
さ密度を有する粒状洗剤組成物又は成分の調製用バッチ
方法を提供する。この方法は、固体水溶性アルカリ無機
材料を用いてアニオン界面活性剤の液体酸前駆体を中和
する段階を含む方法であって、次の諸段階から、即ち、
(i)攪拌作用と切断作用との両方を有する高速混合/
造粒機の中で、随意1種以上の他の粒状固体と混和し
た、中和のために必要とされる量を上回る量の粒子状固
体水溶性アルカリ無機材料を流動化する段階と、(i
i)55℃以下に温度を維持することなく、前記酸前駆
体を前記高速混合/造粒機の中に加え、それによって、
その混合物が粒子状のままである間に、前記水溶性アル
カリ無機材料による前記酸前駆体の中和が生じる段階
と、(iii)液体バインダーが存在する中で、前記高
速混合/造粒機内で前記混合物を造粒する段階とから成
り、それによって、少なくとも650g/lのかさ密度
を有する粒状洗剤組成物又は成分を形成することを特徴
とする。本発明は、上記方法によって調製される粒状洗
剤組成物又は成分をも提供する。
【発明の詳細】方法 本発明の主題は、アニオン界面活性剤の酸前駆体のアル
カリ固体による乾式中和を伴うバッチ方法での、高かさ
密度洗剤粉末の調製である。この方法は高速混合/造粒
機内でバッチ単位で行われ、上記で定義された段階
(i)、(ii)、(iii)を含む。本発明の方法の
非常に重要な特徴は、その反応物混合物が、その方法全
体を通じて粒子状又は顆粒状の形状のままであるという
ことである。塊状化と球形状凝固とねり粉のような塊の
形成が回避され、造粒段階が終了した生成物は更に粒径
縮小する必要がない。本発明の方法は一般的に、170
0μmより小さい粒子を少なくとも50重量%、好まし
くは少なくとも70重量%含む粒状生成物を生成する。
これは、液体成分、特にアニオン界面活性剤の酸前駆体
が、バインダーや凝集剤として作用する機会を持たない
ことを確実にすることによって達成される。まず第一
に、段階(i)では、混合機内への液体の注入の前に、
その加えられるべき液体に比べて多量の粒子状固体が最
初にこの混合機内に存在することを確保する。好ましく
は、段階(i)に含まれる固体の合計量は、段階(i
i)に含まれる組成物全体の少なくとも60重量%であ
り、更に好ましくは少なくとも67重量%である。従っ
て、この段階では最終生成物の固体成分を可能な限り高
い割合で加えることが有利である。勿論、前記固体は、
中和のための必要量を少なくとも僅かに上回る量の粒子
状水溶性アルカリ無機材料(中和剤)を含まなければな
らない。また、勿論、ここで使用される術語「粒子状固
体水溶性アルカリ無機材料」と「中和剤」は、2つ以上
のそうした材料の組合せをも含んでいる。中和剤自体が
最終生成物中で有用な役割を果たすことが可能な材料で
あるならば、これよりも著しく多量の中和剤が使用可能
である。本発明の好ましい実施例では、前記中和剤は、
炭酸ナトリウムを、単独の形で、又は、例えば炭酸水素
ナトリウム及び/もしくはケイ酸ナトリウムのような他
の1つ以上の粒子状水溶性アルカリ無機材料と混和した
形で含む。勿論、炭酸ナトリウムは最終生成物中の洗浄
力ビルダーとしてもまたアルカリ度の供与物としても有
用である。このように、本発明のこの実施例は、炭酸ナ
トウムが唯一の又は主要なビルダーである洗剤粉末を調
製するために有利に利用され得る。その場合には、中和
のための必要量よりも著しく多い量の炭酸ナトリムが含
まれてもよい。しかし、本発明の炭酸ナトリウムを利用
した実施例は、多量の他のビルダーが含まれる洗剤組成
物の調製にも適している。有利さからすると、これらの
他のビルダーは、段階(i)において高速混合/造粒機
内に含めてもよい。そうしたビルダーの例は、結晶性及
び非晶性のアルカリ金属アルミノケイ酸塩、アルカリ金
属ホスフェイト、これらの混合物である。それにも係わ
らず、生成物をアルカリ性にするために、中和に必要な
量を上回る量の炭酸ナトリウムをふくめてよい。その場
合には、約10〜15重量%の過剰が適切である。段階
(i)に含まれる固体は、例えば、蛍光剤、ポリカルボ
キシラートポリマー、例えばカルボキシメチルセルロー
スナトリウムのような再付着防止剤、セッケンを形成す
るためのインシトウでの中和用脂肪酸のような、他の何
れの望ましい固体成分も含んでよい。必要に応じて、例
えば粉末形態のアルキルベンゼンスルホネイト及び/又
はアルキルスルフェイトのような固体粒子状界面活性剤
が、段階(i)の固体投入物の一部分を成してもよい。
従って、例えば、本発明の方法によって調製される洗剤
粉末は、一部が段階(i)において粉末として投入さ
れ、一部が段階(ii)においてインシトウで調製され
たアルキルベンゼンスルホネイトを含んでよい。この代
わりに又は追加的に、噴霧乾燥洗剤べース粉末が段階
(i)の固体投入物の一部分を成してもよい。あらゆる
液体成分の導入の以前に前記固体が非常に効率良く混合
され流動化されることが、本発明の方法の重要な特徴の
1つである。ここで使用される術語「流動化」とは、粒
子の塊が幾分かは通気される、機械的に引き起こされる
激しい攪拌の状態を意味するが、しかし、気体の吹き込
みという意味は必ずしも含まない。この状態は、装置の
選択によって、即ち、攪拌作用と切断作用との両方を有
する高速混合/造粒機を使用することによって得られ
る。この高速混合/造粒機は、別々に変更可能な速度で
且つ互いに独立して運転すことが可能な回転式の攪拌機
要素と切断機要素とを有することが好ましい。そうした
混合機は、高エネルギー攪拌による投力を切断作用と組
み合わせることが可能であるが、切断機の運転を伴った
り伴わない、より穏やかな他の攪拌システムを与えるよ
うにも使用可能である。本発明の方法での使用のための
好ましいタイプの高速混合/造粒機の1つは、ボウル
(bowl)形の形状であり、実質的に鉛直の攪拌機軸
を有することが好ましい。特に好ましいのは、Fuka
e Powtech Kogyo Co.,日本によっ
て製造されるFukae(商標)FS−G シリーズの
混合機である。この装置は本質的に、実質的に鉛直な軸
を持つ攪拌機をその装置基部付近に備え且つその装置側
壁上に切断機が配置された、頂部ポート(口)により受
け入れ可能なボウル形容器形態である。これらの攪拌機
と切断機は、互いに独立して且つ別々に可変的な速度で
運転することが可能である。必要に応じて、前記容器に
は冷却ジャケットを取り付けることが可能である。本発
明の方法での使用に適すると認められる他の類似の混合
機は、Dierks & Sohne,ドイツ製のDi
osna(商標)Vシリーズと、T KFielder
Ltd.,英国製のPharma Matrix(商
標)とを含む。本発明の方法での使用に適すると考えら
れる他の混合機は、Fuji SangyoCo.,日
本製のFuji(商標)VG−Cシリーズと、Zanc
hetta&Co srl.イタリア製のRoto(商
標)である。本発明の方法での使用に適すると認められ
る更に別の混合機は、MortonMachine C
o.Ltd.スコットランド製のLdige(商標)
FMシリーズのバッチ混合機である。このバッチ混合機
は、その撹拌機が水平軸を有するという点で、上記の混
合機とは異なっている。しかし、この配置は、段階
(i)における混合と流動化の効率が劣るという欠点を
有し、上記のGB 1 369 269(Colgat
e)に説明されるような気体の吹き込みによって補うこ
とを必要とするだろう。本発明の方法の段階(ii)
は、界面活性剤酸前駆体の投入である。この段階の行な
い方が、その方法の成否に対して決定的に重要である。
特に、どんな液体成分も著しい凝集が起こる機会がない
ことを、中和段階全体に亙って確保することが重要であ
ると考えられる。段階(ii)中の温度を55℃以下に
調節することを伴う本方法についての初期の研究によっ
ては、混合機の作用によって効率良く流動化された固体
は、酸前駆体に接触する以前に、その中和作用を開始さ
せ且つ促進させるのに丁度十分な量の水で湿潤されなけ
ればならないということがわかった。従って、段階(i
i)に含まれる自由水の量は、非常に重要であると考え
られる。この術語「自由水」は、水和作用又は結晶化の
水として無機材料に強固に結合している水ではなくて、
無機材料に強固に結合してはいない水を意味するものと
して使用する。自由水が不十分にしか存在しないなら
ば、その反応は急速には進行せず、未反応の洗剤酸前駆
体が混合機内に蓄積してバインダーとして働き、かなり
の凝集と、球形状凝固と、更にはこねた粉のような塊の
形成とを引き起こすであろうと考えられた。従って、前
記中和段階において注意深く調節された量の水を加える
ことが、以前は方法の重要部分であると見なされた。温
度の調節と処理水の調節とが、上記のEP 352 1
35A(Unilever)の基礎となっていた。現
在、結晶性アルカリ金属アルミノケイ酸塩が固体投入物
の一部分として含まれる場合には少なくとも、この方法
が、中和段階において水を全く加えずに、しかも中和段
階全体に亙って温度を55℃以下に調節することなし
に、有利に行うことが可能であることを発見した。アル
ミノケイ酸塩が存在する時には、造粒段階(iii)以
前には水を加えないことが好ましい。別の重要な方法パ
ラメーターは、段階(ii)における高速混合/造粒機
への酸前駆体の添加の仕方である。この添加の割合と仕
方は、この酸前駆体が直ちに消費されしかも未反応な形
で混合機内に蓄積しないような割合と仕方であるべきで
あることが明らかだろう。酸前駆体が、高速混合/造粒
機の中に、実質的に瞬間的に一度で加えられるのではな
くて、徐々に加えられることが好ましい。勿論、酸前駆
体の添加にとって必要であり且つ好ましい実際の添加時
間は、添加される酸前駆体の量に依存する。少なくとも
1分間に亙って、好ましくはそれ以上の時間に亙って、
非常に漸増的に加えることが必要であると最初は考えら
れたが、しかし、その後、他の方法変数(含水率、粉末
混合効率、粉末温度)の最適化の後では、1分未満の時
間に亙っての急速な添加も可能であり、更には、それが
好ましい場合もあるということを発見した。この添加時
間を短縮するために利用可能な別の方法は、酸前駆体の
導入のために、1つ以上のマニホルドを、例えば2つの
マニホルドを使用することであり、その結果、その前駆
体は高速混合/造粒機内の2つ以上の異なった個所の中
へ同時に導入される。従って、時間的もしくは空間的に
又はその両方において酸前駆体の添加を引き延ばすこと
によって、高い局所濃度を回避しつつ酸前駆体を加える
べきであるという意味で、酸前駆体の添加は「漸増的」
であることが依然として好ましい。従って、酸前駆体の
添加の時間は、例えば0.5〜12分の範囲内であって
よく、現在では、1〜10分が、特に1〜3分が好まし
い。酸前駆体が混合機の中に導入される速度は、その添
加の速度としても表されてよい。750kgのバッチサ
イズの場合には、80〜200kg/分の、特に100
〜140kg/分の割合での直鎖アルキルベンゼンスル
ホン酸の添加が、良好な結果を生むことを発見した。他
の液体洗剤成分は、段階(ii)の間に導入されてよ
い。そうした成分の例は、非イオン界面活性剤や、セッ
ケンを形成するためにインシトウで中和されてもよい低
融点脂肪酸である。この中和段階(ii)は典型的には
0.5〜12分を要し、上記のように、(他の液体成分
を伴ってもよい)酸前駆体の添加は、(他の液体成分を
伴ってもよい)水が混合機に導入される別の段階によっ
て先行されても先行されなくてもよい。凝集と塊の形成
とを防ぐためには、従来においてそう考えられていたよ
うに高速混合/造粒機内の粉末塊の温度を段階(ii)
全体を通じて55℃以下に維持するということは、前述
したように必要ではない。従って、中和段階は55℃を
越える温度において良好に行うことが可能である。しか
し、過剰な水分損失を防ぐために、温度が100℃を越
えないことが好ましく、更に、温度が75℃を越えない
ことが好ましい。勿論、反応混合物の温度は、反応によ
る発熱の故に中和段階の間に上昇するが、その温度の増
加量は、前記反応混合物中の酸前駆体の割合に依存す
る。例えば、後述の実施例で説明されるように、約25
重量%のアルキルベンゼンスルホネイトを含む組成物の
調製では、典型的には、その温度は外界温度を約35℃
上回る温度に、即ち、約55〜65℃に上昇する。自然
発生する温度を上回る温度で作業することには、何ら利
点がないと考えられる。一般的に55℃〜75℃の範囲
内の温度が、好ましくは55℃〜70℃の範囲内の温度
が適切であると考えられる。必要に応じて、温度調節を
行うために、水ジャケットが使用されてもよい。本発明
の方法の非常に重要な特徴の1つは、高速混合/造粒機
内での造粒である。これは、一般的に、酸前駆体の添加
と中和とが完了した後の、別の造粒段階(iii)の形
態をとることだろう。しかし、より高い温度で作業が行
われる時には、中和が完了する前に造粒が始まる場合が
あり、この場合には、本方法の段階(ii)と(ii
i)は、単一の連続段階(ii)/(iii)を成すよ
うに合体されたと見なしてよい。造粒又は高密度化方法
は、非常に高いかさ密度の生成物をもたらす。より低い
温度で作業が行われる時(EP 352 135Aの方
法)には、造粒は液体バインダーの存在を必要とする
が、このバインダーの量は、パン(pan)形造粒機の
ような従来型の装置において粉末を造粒する場合に使用
される量よりも著しく少ない量であることが発見されて
いた。造粒前に且つ中和完了後に加えられるバインダー
は、一般的に、水、及び/又は、例えばポリカルボキシ
ラートポリマーもしくは非イオン界面活性剤の水性溶
液、もしくは、これらの何れかの混合物のような液体洗
剤成分を含むであろう。現在、段階(iii)における
バインダーの添加は不可欠ではないということと、その
代わりに造粒を引き起こすために温度を上昇させること
が可能であることとを発見した。しかし、非イオン界面
活性剤のような液体成分をこの段階で導入することが依
然として有利であろうし、この場合にはより低い造粒温
度が利用可能である。本発明の方法の段階(i)、(i
i)、(iii)の間において、可能な限り高い混合効
率を得、しかも反応混合物を粒子状に維持するために
は、高速混合/造粒機の攪拌機要素と切断機要素とを、
高速度で作動させることが好ましい。これらの段階全体
を通じての攪拌機速度は、60〜150rpmの範囲内
であることが適切であり、好ましくは80〜120rp
mの範囲内であろうし、切断機速度は1000〜300
0rpmの範囲内とする。しかし、好ましい攪拌機速度
と切断機速度とは、バッチサイズに依存し、また、使用
機械に基づく制限を受けるだろう。例えば、Fukae
FS−1200混合機は750kgバッチの処理に適
しているが、その最高攪拌機速度は100rpmであ
り、その最高切断機速度は2000rpmである。従っ
て、好ましい攪拌機速度範囲が60〜100rpmに低
減され、好ましい切断機速度が1000〜2000rp
mの範囲内となる。15kgバッチの処理に適したFS
−30のようなより小形の機械は、より高速の最高速度
を得ることが可能である。造粒段階(iii)の生成物
は、少なくとも650g/lの、好ましくは少なくとも
750g/lの、更に好ましくは少なくとも800g/
lの、高かさ密度の粒子固体である。前述のように、そ
の粒径分布は、一般的に、粒子の少なくとも50重量%
が、好ましくは少なくとも70重量%が、更に好ましく
は少なくとも85重量%が、1700μmより小さく、
しかも、微粉末(180μm未満の粒子)の含量が低い
ような粒径分布である。過大な粒子と微粒子とを除去す
るために更に処理を行うのは、一般的に、不必要である
ことが見い出された。生成物は、一般的に、良好な流動
特性と低い圧縮率とを有し、塊状化する傾向が殆どない
けれども、微粉砕された粒子状の流動補助剤を造粒完了
後に混和することによって、これらの粉末特性が更に改
善され、かさ密度を更に増大させることが可能である。
選択される流動補助剤に応じて、組成物全体を基準とし
て0.2〜12.0重量%の流動補助剤を添加すること
が適切だろう。流動補助剤の添加の間は、攪拌機速度を
例えば60〜80rpmに低下することが有利であろう
し、切断機を使用しないことが好ましい。この段階で
は、可能なら、粒子の粉砕を避けなければならない。適
した流動補助剤は、0.1〜20μmの範囲内の、好ま
しくは1〜10μmの範囲内の平均粒径を有する、結晶
性又は非晶性のアルカリ金属アルミノケイ酸塩である。
組成物全体を基準として、3.0〜12.0重量%の量
の、更に好ましくは4.0〜10.0重量%の量の、結
晶性材料(ゼオライト)を加えることが好ましい。より
重量効果の高い非晶性材料は、組成物全体を基準として
0.2〜5.0重量%の量、更に好ましくは0.5〜
3.0重量%の量だけ加えることが好ましい。適した非
晶性材料の1つが、Crosfield Chemic
als Ltd,Warrington,Cheshi
re,英国から商標Alusilの名で市販されてい
る。必要に応じて、流動補助剤として、結晶性及び非晶
性のアルミノケイ酸塩の両方を、同時に又は順々に続け
て使用することが可能である。本発明の方法での使用に
適した他の流動補助剤は、例えばCrosfieldC
hemicals Ltd市販のNeosyl(商標)
のような沈降シリカと、例えばCrosfield C
hemicals Ltd市販のMicrocal(商
標)のような沈降ケイ酸カルシウムとである。高速混合
/造粒機内で調製及び/又は高密度化され、界面活性剤
とビルダーとを含む高密度粒状洗剤組成物に対して、微
粉砕された非晶性アルミノケイ酸ナトリウムを混和する
ことを含む方法が、EP 339 996A(Unil
ever)で説明され特許請求されている。生成物前述
されたように、本発明の方法は、界面活性剤とビルダー
とを含みしかも少なくとも650g/lの、好ましくは
700g/lのかさ密度を有する、粒状高かさ密度固体
を生成する。この粒状固体は、好ましくは0.25を越
えない、更に好ましくは0.20を越えない特に低い粒
子多孔度によって特徴付けられ、このことは、噴霧乾燥
によって調製される最も高密度の粉末からさえ、この粒
状固体を区別する。この最終顆粒は、それ自体完全な洗
剤組成物として使用されてよい。この代わりに、この最
終顆粒が、別々に調製された他の成分又は混合物と混和
されてもよく、最終生成物の大部分又は小部分を成して
もよい。一般的に、造粒処理とその先行段階処理とを受
けるのには適していない、酵素と漂白剤と香料のような
何れの添加成分も、最終生成物を作るために前記最終顆
粒に混和されてよい。典型的には、この高密度化された
顆粒は、最終生成物の40〜100重量%を構成してよ
い。本発明の別の実施例では、本発明によって調製され
た高密度化顆粒は、無機担体上に比較的高い含量の洗剤
活性材料を含む「付着状物」である。この高密度化顆粒
は、最終生成物を形成するために他の成分と少量だけ混
和してもよい。この方法は、5〜35重量%の、又はそ
れ以上のアニオン界面活性剤を含む洗剤組成物を調製す
るために有利に利用することが可能である。このアニオ
ン界面活性剤は、段階(ii)のインシトウでの中和か
ら、全体的に又は部分的に得られるものである。インシ
トウでの中和によって少なくとも部分的に調製されるア
ニオン界面活性剤は、例えば、直鎖アルキルベンゼンス
ルホネイトと、アルファーオレフィンスルホネイトと、
内部オレフィンスルホネイトと、脂肪酸エステルスルホ
ネイトと、これらの組合せとから選択されてよい。本発
明の方法は、対応するアルキルベンゼンスルホン酸のイ
ンシトウでの中和によってアルキルベンゼンスルホネイ
トを含む組成物を生成する上で特に有用である。本発明
の方法によって調製される組成物の中に含まれることが
可能な他のアニオン界面活性剤は、第一及び第二アルキ
ルスルフェイトと、アルキルエーテルスルフェイトと、
ジアルキルスルホスクシナート等である。勿論、アニオ
ン界面活性剤は周知であり、当業者は、これらについて
の標準的な文献を参照してこのリストに付け加えること
が可能だろう。前述のように、非イオン界面活性剤も含
まれてよい。これらも当業者には周知であり、第一及び
第二アルコールエトキシラートを含む。例えばカチオ
ン、双性、両性、又は、半極性の界面活性剤のような他
のタイプの非セッケン界面活性剤も、必要に応じて含ま
れてよい。多くの適した洗剤活性化合物が入手可能であ
り、例えばSchwartz,Perry及びBerc
hによる“Surface−Active Agent
s and Detergents”,巻I及びIIの
ような文献において詳細に説明されている。必要に応じ
て、発泡を調節し、追加的な洗浄力とビルダー力とを与
えるために、セッケンが含まれてもよい。典型的には、
本発明の方法によって生成される洗剤組成物は、10〜
35重量%のアニオン界面活性剤と、0〜10重量%の
非イオン界面活性剤と、0〜5重量%の脂肪酸セッケン
とを含んでよい。本発明の典型的な生成物 以下は、本発明の方法によって容易に調製可能な調合タ
イプの、一般的な非限定的な例である。 (1)洗浄力ビルダーとしての、結晶性又は非晶性のア
ルカリ金属アルミノケイ酸塩、特に結晶性ゼオライト、
更に特にゼオライト4Aと、(a)5〜35重量%の、
少なくとも部分的にアニオン界面活性剤を含む非セッケ
ン洗剤−活性材料と、(b)15〜45重量%(無水基
準)の、結晶性又は非晶性のアルカリ金属アルミノケイ
酸塩と、場合により加えられ、アニオン界面活性剤のた
めの任意の中和剤の過剰量を含む他の洗剤成分とを10
0重量%まで含む組成物。(b):(a)の重量比は
0.9:1であることが好ましい。本発明の方法によっ
て調製されることが可能な特に好ましい種類の洗剤組成
物が、EP 340 013A(Unilever)で
説明され且つ特許請求されている。これらの組成物は、
(a)17〜35重量%の、少なくとも部分的にアニオ
ン界面活性剤を含む非セッケン洗剤一活性材料と、
(b)28〜45重量%の、結晶性又は非晶性のアルカ
リ金属アルミノケイ酸塩[(b):(a)の重量比が
0.9:1〜2.6:1であり、好ましくは1.2:1
〜1.8:1]と、場合により加えられる他の洗剤成分
とを100重量%まで含む。 (2)EP 351 937A(Unilever)で
説明される通りの組成物であって、これらの組成物は、
(a)12〜70重量%の非セッケン洗剤−活性材料
と、(b)少なくとも15重量%の、トリポリリン酸ナ
トリウム及び/又は炭酸ナトリウムを含む水溶性結晶性
無機塩[(b):(a)の重量比が少なくとも0.4:
1であり、好ましくは0.4:1〜9:1あり、更に好
ましくは0.4:1〜5:1]と、場合により加えられ
る他の洗剤成分とを100重量%まで含む。これらの組
成物は、例えば、硫酸ナトリウム、オルトリン酸ナトリ
ウムもしくはピロリン酸ナトリウム、又は、メタケイ酸
ナトリウムもしくはオルトケイ酸ナトリウムを含んでよ
い水溶性結晶性無機塩を、合計で15〜70重量%含む
ことが好ましい。特に好ましい組成物は、15〜50重
量%の、更に好ましくは20〜40重量%のトリポリリ
ン酸ナトリウムを含む。前述のように、本発明の方法に
よって調製可能なこれらの好ましい種類の洗剤組成物
は、例えば、漂白剤、酵素、適切な発泡促進剤又は発泡
調節剤、再付着防止剤、固着防止剤、香料、染料、蛍光
剤のような他の慣用な成分を従来通りの量で含んでもよ
い。これらの成分は、何れの適切な段階で生成物の中に
混合されてもよく、熟練した洗剤調合者にとっては、ど
の成分が高速混合/造粒機内での混和に適し、どの成分
が適していないかを決めることは困難ではないだろう。
本発明の方法は、噴霧乾燥塔内で遭遇する非常に高い温
度を伴うことがなく、従って、漂白剤や酵素のような熱
に敏感な成分を生成物の中に混合する方法に対して課せ
られる制約が少なくなるという点で、従来の噴霧乾燥方
法に比べて利点を有する。
【実施例】本発明は、次の非限定的な実施例によって更
に説明されるが、これらの実施例では、特別な断りがな
い限り、その量と百分率は重量に従うものである。実施例1 次のような公称組成を有する高かさ密度洗剤粉末を、F
ukae(商標)FS−1200高速混合機/造粒機を
使用して調製した。 この組成物中の「ゼオライト(無水):非セッケン界面
活性剤合計」の比率は、1.29:1だった。この方法
は次のように行われた。 (i)下記に明細が示されるような固体成分が、攪拌機
速度100rpmと切断機速度2000rpmを利用し
て、Fukae混合機内で1分間に亙って乾燥混合され
た。 この量の炭酸ナトリウムは、アルキルベンゼンスルホ
ン酸の中和に必要な炭酸ナトリウムの量(下記の段落
(ii)を参照)を5倍超過した量に相当した。 (ii)混合機が100rpmの攪拌機速度と2000
rpmの切断機速度で運転されている間に、直鎖アルキ
ルベンゼンスルホン酸(23.5部)が2〜3分間に亙
って加えられた。その後、前記混合機が上記と同一の攪
拌機速度と切断機速度とにおいて更に1分間に亙って運
転された。水で満たされた冷却ジャケットを用いて、温
度が60℃未満に維持された。この段階の全体に亙っ
て、反応混合物は粒子状の形のままだった。この段階の
以前及びこの段階の間に、水は一切加えられなかった。 液体合計 23.5 全体の%としての固体 73.9 (iii)混合機が80rpmの攪拌機速度と2000
rpmの切断機速度で運転されている間に、非イオン界
面活性剤(2.0部)が1分間に亙って加えられた。そ
の後、この混合機が上記と同一の攪拌機速度と切断機速
度とにおいて運転し続ける間に、水(1.6部)が更に
1分間に亙って加えられた。その後、水で満たされた冷
却ジャケットを用いて温度を約60℃に維持しながら、
造粒を行うために混合機が上記と同一の攪拌機速度と切
断機速度とにおいて更に18分間に亙って運転された。
この段階の生成物は粒状の固体だった。 液体合計 27.1 全体の%としての固体 71.1 (IV)その後、混合機が切断機の作動なしに80rp
mの攪拌機速度で1分間に亙って運転されている間に、
ゼオライト(更に別の5部)が流動補助剤として加えら
れた。その結果として得られた粉末は、自由に流動でき
る状態にあり、878g/lのかさ密度を有し、170
0μm未満の粒子を96重量%含んでいた。その粒子多
孔度は0.1だった。卓越した粉末特性を有する十分に
調合された高かさ密度洗剤粉末を得るために、同一粉末
の着色スペックル(0.8部)と、酵素顆粒(0.6
部)とが、回転ドラムを使用して前記粉末と混合され、
そして香料(0.25部)がその上に噴霧された。実施例2〜4、比較実施例A 後から添加される成分(スペックル、酵素、香料)を除
いた、実施例1で示された公称組成の別の750kgバ
ッチが、Fukae FS−1200混合機を使用して
調製された。実施例2〜4は、中和段階中の温度調節を
除いて、本発明に従うものだった。一方、比較実施例A
は中和段階中の温度調節(9℃に冷却された水を含む水
ジャケット)を利用し、且つ1990年1月24日付で
公表されたEP 352 135A(Unileve
r)に従うものだった。処理は次の通り行われた。 (i)固体成分が、下記の表1に明細が示される攪拌機
速度と切断機速度とを利用して、Fukae混合機内で
1分間に亙って乾燥混合された。 (ii)混合機が上記と同一の攪拌機速度及び切断機速
度で運転されている間に、直鎖アルキルベンゼンスルホ
ン酸が、下記の表1に示される時間に亙って加えられ
た。酸の添加時間は、単一のマニホルドが使用されるか
又は2つのマニホルドが使用されるかに応じて、1分3
0秒から2分50秒にまで変化した。酸の流量は60k
g/分(単一のマニホルド)又は90kg/分(2つの
マニホルド)であった。その後に、どんな温度/反応遅
延にも備えるために、上記と同一の攪拌機速度及び切断
機速度において、1分間の短い「微粉砕」段階が行われ
た。段階(ii)全体を通じて、その反応混合物は粒子
の形を維持した。この段階の以前に又はその間には、水
が加えられることがなかった。 (iii)混合機が上記と同一の攪拌機速度及び切断機
速度で運転され続ける間に、非イオン界面活性剤が1分
間に亙って粉末床の上に注がれた。その後、必要に応じ
て、混合機が上記と同一の攪拌機速度及び切断機速度で
運転され続ける間に、水が更に2〜3分間に亙って粉末
床の上に注がれた。その後、造粒を行うために混合機が
上記と同一の攪拌機速度及び切断機速度で運転され、そ
の終点が、攪拌モーターの電流量によって検出された。
この段階の生成物は全て、粒状の固体だった。 (iv)その後、実施例1と同様に、混合機が切断機の
作動なしにより低速の攪拌機速度で運転されている間
に、更に別のゼオライトが流動補助剤として加えられ
た。バッチ反応時間の合計は、8〜21分間の範囲内だ
った。結果として得られた生成物の特性が、下記の表2
に示されている。
【表1】
【表2】 実施例5及び6、比較実施例B 後から添加される成分(スペックル、酵素、香料)を除
いた、実施例1で示された公称組成の別の750kgバ
ッチが、高い外界温度における作業を模擬実験するため
に、より高温に調節された温度を利用して、Fukae
FS−1200混合機により調製された。各々の場合
に、酸の添加のために2つのマニホルドが使用された。
中和段階の完了時における粉末の温度が測定され、この
測定から、実施例5及び6が本発明の範囲内に含まれる
ことと、比較実施例BがEP 352 135A (U
nilever)に従うこととがわかった。これらの処
理の詳細が表3に示され、その生成物の特性が表4に示
される。
【表3】
【表4】 実施例7 より高い含量のアニオン界面活性剤を含む高かさ密度粉
末が、上記の実施例2〜4で説明された方法によって調
製された。その調合は次の通りだった。 攪拌機速度は80rpmであり、切断機速度は2000
rpmだった。酸添加時間は1分40秒であり、2つの
マニホルドが使用された。中和段階の間に冷却水(9
℃)が使用されたが、それにも係わらず、酸添加の終了
時には温度が61℃に上昇した。中和段階では、水は全
く加えられなかった。造粒時間は5分間であり、バッチ
時間の合計は10分間だった。得られた生成物は、非常
に良好な粉末特性を有していた。 かさ密度 791g/l 1700μm未満の収率 70重量% 微粒子(180μm未満)の含量 14重量% 動的流速 118ml/秒 圧縮率 8.8%v/v実施例8、9 トリポリリン酸ナトリウムを含む2種の粉末が、Fuk
ae FS−1200混合機を使用して、本発明の方法
によって調製された。各々の場合のバッチの大きさは6
70kgだった。最終生成物の調合は次の通りだった。 この方法は、上記の実施例2〜4で説明されたものと実
質的に同一の仕方で行われた。各ケースで、ゼオライト
全体が、最初の固体投入物の一部として混合機に入れら
れ、前記Alusilは本方法の最終段階において流動
補助剤として加えられた。中和段階における粉末の温度
は、両方の場合に、55℃を越える温度だった。この方
法の詳細と粉末特性は、次の通りだった。 実施例8の粉末は非常に良好な流動特性を有し、その動
的流速は139ml/秒だった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ドナルド・ピーター イギリス国、ウイラル・エル・63・1・ ジエイ・エフ、ソーントン・ホク、イー トン・ドライブ・74 (72)発明者 コークト・レムジ・ユレジヤー イギリス国、マージーサイド・エル・ 60・1・ユー・ユー、ウイラル、ヘスウ オール・メドウクロフト・43 (56)参考文献 特開 平1−318097(JP,A) 特開 平1−121400(JP,A) 特開 昭61−69897(JP,A) 特開 昭60−72998(JP,A) 特開 平3−33199(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C11D 11/00 C11D 17/06

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体水溶性アルカリ無機材料を用いてア
    ニオン界面活性剤の液体酸前駆体を中和する段階を含
    み、少なくとも 650g/lのかさ密度を有する粒状洗剤
    組成物又は成分の調製のためのバッチ方法であって、 (i)攪拌作用と切断作用との両方を有する高速混合/
    造粒機の中で、場合により1種以上の他の粒状固体と混
    和した形態の、中和のために必要とされる量を上回る量
    の粒子状固体水溶性アルカリ無機材料を、流動化する段
    階と、 (ii)前記酸前駆体を前記高速混合/造粒機の中に加
    え、それによって、混合物の温度が55℃を越え、且つ
    合物が粒子状のままである間に、前記水溶性アルカリ無
    機材料による前記酸前駆体の中和が生じる段階と、 (iii)液体バインダーが存在する中で、引き続き前記高
    速混合/造粒機内で前記混合物を造粒する段階とから成
    り、 それによって、少なくとも 650g/lのかさ密度を有す
    る粒状洗剤組成物又は成分が形成されることを特徴とす
    る方法。
  2. 【請求項2】 前記段階(ii)において前記酸前駆体を
    前記高速混合/造粒機の中に漸増的に加える請求項1に
    記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記段階(i)に存在する固体が、結晶
    性又は非晶性のアルカリ金属アルミノケイ酸塩と混和し
    た水溶性アルカリ無機材料を含む請求項1又は2に記載
    の方法。
  4. 【請求項4】 前記段階(iii)の以前には水を加えるこ
    とがない請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記高速混合/造粒機がボウル形であ
    り、実質的に鉛直な攪拌機軸を有する請求項1から4の
    いずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】 粒状洗剤組成物又は成分に対して微粉砕
    された粒子状流動補助剤を混和する段階を前記造粒段階
    (iii)の終了後に更に含む請求項1から5のいずれかに
    記載の方法。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれかに記載の方法
    によって調製される、少なくとも 650g/lのかさ密度
    を有ししかも1700μm より小さい粒子を少なくとも50重
    量%含む粒状洗剤組成物又はそのための成分。
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