JP2916349B2 - ディスク装置とそのスライスレベル自動調整方法 - Google Patents

ディスク装置とそのスライスレベル自動調整方法

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JP2916349B2 JP20773193A JP20773193A JP2916349B2 JP 2916349 B2 JP2916349 B2 JP 2916349B2 JP 20773193 A JP20773193 A JP 20773193A JP 20773193 A JP20773193 A JP 20773193A JP 2916349 B2 JP2916349 B2 JP 2916349B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録媒体から読みだし
たリードアナログ信号を、所定のスライスレベルでスラ
イスして、矩形波パルスに変換するパルスシェイパーを
設けたディスク装置とそのスライスレベル自動調整方法
に関する。
【0002】近年のコンピュータシステムの規模拡大に
応じて、磁気ディスク装置は、大容量化が求められてお
り、高密度記録とする必要がある。このため、データ復
調系の信頼性向上のためには、製品別、ヘッド別、シリ
ンダ別に最適なスライスレベルを設ける必要があった。
【0003】
【従来の技術】図6と図7は、従来例のリード(読みだ
し)回路とリード回路の各点の波形図を示している。
【0004】図中、1はヘッド、2は増幅器(AM
P)、3はAGC回路、4はローパスフィルタ(LP
F)、5は全波整流回路、6はスライス回路、7は微分
回路、8はDCオフセット回路、9はコンパレータ、1
0はデコーダ、22はパルスシェイパー、Vsはスライ
スレベル、xはDCオフセット、(a)〜(g)はそれ
ぞれの出力信号を示す。
【0005】以下、磁気ディスク装置における従来のリ
ード回路を説明する。従来のリード回路は、図6のよう
に構成されていた。この例では、磁気ディスク(媒体)
に記録されている情報をヘッド1で読み取り、この読み
取られた信号は、増幅器(AMP)2、AGC回路3、
及びローパスフィルタ(LPF)4を通り、パルスシェ
イパー22の全波整流回路5に入力される。
【0006】前記パルスシェイパー22内の全波整流回
路5で全波整流された出力(b)はスライス回路6に入
力される。スライス回路6では、外部から入力されたス
ライスレベル(DC入力電圧)により、前記全波整流さ
れた出力波形(b)をスライスしてノイズ分の除去を行
う。
【0007】前記スライス回路6の出力(c)は微分回
路7で微分される。微分回路の出力(d)はDCオフセ
ット回路8に入力される。DCオフセット回路8では、
微分回路7の出力と微分回路7の出力の反転出力との間
に所定の直流電圧差であるDCオフセットxを設ける。
【0008】DCオフセット回路8の出力(e)はコン
パレータ9に入力される。コンパレータ9では、前記微
分回路7の出力と、前記微分回路7の出力の反転出力と
を比較し矩形波パルス波形を出力(f)する。
【0009】コンパレータ9の矩形波パルス波形出力
(f)は、デコーダ10を通してリードデータが出力さ
れていた。次に図7により、従来のリード回路の各部の
出力波形を説明する。
【0010】図7中(a)はローパスフィルタ(LP
F)4の出力波形を示しており、(b)は全波整流回路
5の出力波形を示している。(c)はスライスレベル
(DC入力電圧)Vsで全波整流回路5の出力波形をス
ライスした波形を示している。
【0011】(d)は、前記スライスした波形(c)を
微分回路7で微分した出力波形を示している。(e)
は、DCオフセット回路8で前記微分した出力波形
(d)と前記微分した出力波形(d)の反転出力(点線
で示している)との間に所定のDCオフセットxを設け
た波形を示している。
【0012】(f)は、前記微分した出力波形(d)と
前記微分した出力波形(d)の反転出力とをコンパレー
タ9で比較して発生させた、ローパスフィルタ4の出力
(a)のピークに対応した矩形波出力波形を示してい
る。
【0013】なお、リード回路は、差動増幅器を用いて
処理されており、反転信号は容易に取り出すことがで
き、また、DCオフセットxはローパスフィルタ4の出
力(a)のピークをコンパレータ9で確実に検出できる
ようにするために設けられていた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。パルスシェイ
パー22のスライス回路6のスライスレベル(DC入力
電圧)の値は、抵抗を用いた分圧器等により、ハードで
一定値に設定されていた。
【0015】しかし、複数のヘッド間のバラツキによ
り、出力レベルや信号対雑音比(S/N)等の特性にバ
ラツキが出ることがあり、また、磁気ディスクの内周と
外周等のシリンダ位置により周速が異なるのでヘッドか
らの読みだし出力レベルや信号対雑音比(S/N)等の
特性差が生まれる。
【0016】このため、スライスレベルを一定値とする
と、すべてのトラックに対して最適なスライスレベルと
して設定することができなかった。従って、本発明は、
各ディスク装置毎に、ヘッド別、シリンダ別の最適スラ
イスレベルを決定し、そのデータを保持することで、デ
ィスク媒体からデータの読みだしの際、ヘッド及びシリ
ンダに対応した最適スライスレベルをパルスシェイパー
に設定できるようにすることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
あり、図中、図6と図7の同符号は同一のものを示す。
また、20は記録媒体、21はライト回路、22はパル
スシェイパー、23はMPU(マイクロプロセッサユニ
ット)、24はデータ比較器、25はメモリ、26はリ
ード回路、27はリード/ライト回路、28はリード/
ライトコントローラ、29は不揮発性メモリを示す。
【0018】本発明は、上記の課題を解決するため、次
のように構成した。 (a)記録媒体に対するデータの書き込み、及び読みだ
し処理を行うリード/ライト回路27と、該リード/ラ
イト回路の制御を行うリード/ライトコントローラ28
を備え、前記リード/ライト回路27に、記録媒体から
読みだしたリードアナログ信号を、所定のスライスレベ
ルでスライスして、矩形波パルスに変換するパルスシェ
イパー22を設けたディスク装置において、前記リード
/ライトコントローラ28に、テストパターンデータ
(ワーストパターンデータ)を格納したメモリ25を設
けると共に、該メモリ25のテストパターンデータを記
録媒体に書き込んだ後、前記スライスレベルを変化させ
て読みだしたリードデータと、書き込み前のテストパタ
ーンデータとを比較するデータ比較器24を設け、該デ
ータ比較器24での比較結果に基づいて、前記テストパ
ターンデータが正しく読めた時のスライスレベルの振幅
マージンを求め、そのセンタ値を、パルスシェイパー2
2の最適スライスレベルとして決定するようにしたディ
スク装置。
【0019】(b)構成(a)において、スライスレベ
ルの振幅マージンを、ヘッド別、シリンダ別に求め、パ
ルスシェイパー22の最適スライスレベルを、ヘッド
別、シリンダ別に決定するようにしたディスク装置。
【0020】(c)構成(b)において決定した最適ス
ライスレベルを格納する不揮発性メモリ29を、前記リ
ード/ライトコントローラ28内に設け、データの読み
だしの際、前記不揮発性メモリより最適スライスレベル
を、ヘッド別、シリンダ別に読みだして、パルスシェイ
パー22に設定するようにしたディスク装置。
【0021】(d)記録媒体に対するデータの書き込
み、及び読みだし処理を行うリード/ライト回路27
と、該リード/ライト回路の制御を行うリード/ライト
コントローラ28を備え、前記リード/ライト回路27
に、記録媒体から読みだしたリードアナログ信号を、所
定のスライスレベルでスライスして、矩形波パルスに変
換するパルスシェイパー22を設けたディスク装置にお
いて、テストパターンデータ(ワーストパターンデー
タ)を記録媒体に書き込んだ後、前記スライスレベルを
変化させて読みだしたリードデータを、書き込み前のテ
ストパターンデータと比較し、前記比較結果に基づい
て、前記テストパターンデータが正しく読めた時のスラ
イスレベルの振幅マージンを求め、そのセンタ値を、前
記パルスシェイパー22の最適スライスレベルとして決
定するディスク装置のスライスレベル自動調整方法。
【0022】(e)構成(d)において、スライスレベ
ルの振幅マージンを、ヘッド別、シリンダ別に求め、前
記パルスシェイパー22の最適スライスレベルを、ヘッ
ド別、シリンダ別に決定するディスク装置のスライスレ
ベル自動調整方法。
【0023】
【作用】上記構成の作用を図1で説明する。MPU23
は、メモリ25に格納されているテストパターンデータ
(ワーストパターンデータ)を読みだし、ライト回路2
1を介して前記テストパターンデータを記録媒体に書き
込む。
【0024】その後、MPU23はパルスシェイパー2
2のスライスレベルの設定を変化させる。データ比較器
24では、前記スライスレベルを変化させて読みだした
リードデータと、書き込み前のテストパターンデータと
を比較する。
【0025】そして、さらにMPU23は、前記比較結
果に基づいて、前記テストパターンデータが正しく読め
た時のスライスレベルの振幅マージンを求め、その振幅
マージンのセンタ値を、パルスシェイパー22の最適ス
ライスレベルとして決定する。
【0026】MPU23は前記最適スライスレベルを、
ヘッド別、シリンダ別に決定して、メモリ25に保持す
る。その後、記録媒体からデータの読みだしの際、MP
U23は前記保持しておいたヘッド及びシリンダに対応
する最適スライスレベルを読みだして、パルスシェイパ
ー22に設定する。
【0027】このように、パルスシェイパー22の最適
スライスレベルをMPUを用いて設定するから、ディス
ク装置の製品別、ヘッド別、シリンダ別等の細かなスラ
イスレベル調整ができ、データ復調系の信頼性が向上す
る。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2〜図5は、本発明の実施例を示した図であ
り、図2は装置構成図、図3はスライスレベルの説明
図、図4は最適スライスレベルテーブルの説明図、図5
はスライスレベル自動調整処理フローチャートを示す。
【0029】図中、図1、図6、図7と同符号は同一の
ものを示す。また、30はリード回路、31はデジタル
アナログ変換器(DAC)、125はRAM(ランダム
アクセスメモリ)、129はEEPROM(Electrical
ly Erasable Programmable Read Only Memory )、S1
〜S10は処理のステップを示す。
【0030】§1:最適スライスレベルを決定するため
の装置構成図の説明・・・図2参照 図2に示したように、本実施例の装置(磁気ディスク装
置)には、記録媒体20に対するデータの書き込み処理
を行うライト回路21と、前記記録媒体20からデータ
の読みだし処理を行うリード回路30と、該リード回路
とライト回路の制御を行うリード/ライトコントローラ
28とを備えている。
【0031】そして、前記リード回路30には、デジタ
ルアナログ変換器(以下DACという)31と、パルス
シェイパー22とデコーダ10が設けてあり、前記リー
ド/ライトコントローラ28には、MPU23とデータ
比較器24とRAM125とEEPROM129が設け
てある。
【0032】なお、図2のRAM125とEEPROM
129はそれぞれ図1のメモリ25と不揮発性メモリ2
9に対応している。次に、図2の実施例の動作を説明す
る。
【0033】予め、ワーストパターンデータ(テストパ
ターンデータ)を適当な手段でRAM125に格納して
おき、MPU23が該RAM125からワーストパター
ンデータを読みだし、ライト回路21を介して記録(デ
ィスク)媒体20にワーストパターンデータを書き込
む。
【0034】その後、前記ディスク媒体20から前記ワ
ーストパターンデータを読みだし、そのリードアナログ
信号を、パルスシェイパー22に入力して、該リードア
ナログ信号のピークに対応する矩形波パルスに変換す
る。
【0035】次に、該矩形波パルスをデコーダ10でデ
コードしてリードデータに変換する。この場合、パルス
シェイパー22のスライスレベルは、DAC31を介し
てMPU23が設定する。
【0036】そして、データ比較器24で前記スライス
レベルを変化させて読みだしたリードデータと、書き込
み前のワーストパターンデータとを比較する。さらに、
MPU23は、データ比較器24の比較結果に基づい
て、前記ワーストパターンデータが正しく読めた時のス
ライスレベルの振幅マージンを求め、そのセンタ値をパ
ルスシェイパー22の最適なスライスレベルとして決定
して、RAM125に格納する。
【0037】次に、前記パルスシェイパー22の最適ス
ライスレベルはヘッド別、シリンダ別に決定して、その
結果をヘッド別、シリンダ別にEEPROM129内に
保持する。
【0038】§2:スライスレベルの説明・・・図3参
照 図3はスライスレベルを変化させた場合のパルスシェイ
パー22の出力の変化を示しており、図3の縦の実線は
信号の位置、点線はノイズの位置を示す。
【0039】リードアナログ信号に対するスライスは、
図3に示したパルスシェイパー22に入力された信号
(a)の全波整流出力信号(b)に対して行われる。ス
ライスレベルは、信号のピークとノイズ(雑音)のピー
クとを区別するため設けられており、図3の全波整流出
力信号(b)の波形にはスライスレベル0%、50%、
100%と変化させた状態を示している。
【0040】スライスレベルが0%に近いと、パルスシ
ェイパー22の出力にノイズのピークを検出したパルス
が出てきてエラーが発生する。また、スライスレベルが
100%に近いと、パルスシェイパー22で小さな信号
が検出できなくなり、信号パルスが抜けたエラーが発生
する。
【0041】従って、MPU(マイクロプロセッサユニ
ット)23からDAC31を通してスライスレベルを変
化させることにより、エラーが発生しなくなる上限と下
限が測定可能となる。
【0042】§3:最適スライステーブルの説明・・・
図4参照 図4は、ヘッド別、シリンダ別に最適スライスレベルを
設定したEEPROM内のテーブル例である。
【0043】図4において、縦方向がヘッド別(HD
0、HD1・・・HDm)で、横方向がシリンダグルー
プ別(CG1、CG2・・・CGn)に別けてある。こ
の場合、各シリンダグループは、例えば100シリンダ
単位にグループ化してある。すなわち、シリンダグルー
プCG1はシリンダNo.0〜99、CG2はシリンダ
No.100〜199、・・・のようにグループ分けし
てある。
【0044】例えば、ヘッドNo.がHD0でシリンダ
グループがCG1ならば、最適スライスレベルはV0と
なり、ヘッドNo.がHD1でシリンダグループがCG
2ならば、最適スライスレベルはV21のようになる。
【0045】§4:スライスレベル自動調整処理の説明
・・・図5参照 図5はスライスレベル自動調整処理フローチャートであ
る。次に、スライスレベルの自動調整処理を図5のステ
ップS1〜ステップS10に従って説明する。
【0046】(ステップS1)処理がスタートされる
と、RAMにセットされているワーストパターンデータ
をMPU(マイクロプロセッサユニット)が読み込み、
データ比較器24のレジスタと、ライト回路21のエン
コーダにワーストパターンデータをセットする。
【0047】(ステップS2)MPUは、任意のヘッド
及びシリンダを選択し、ライト回路21内のエンコーダ
に、ライト(書き込み)の指示をする。
【0048】(ステップS3)エンコーダは、ワースト
パターンデータをエンコード(コード化)し、ディスク
媒体上にライトする。
【0049】(ステップS4)MPUは、リード回路3
0内のDACにスライスレベル0%の指示(振幅マージ
ンの下限値の測定のため行う)とスライスレベル100
%の指示(振幅マージンの上限値の測定のため行う)を
する。
【0050】(ステップS5)MPUは、スライスレベ
ル設定後、デコーダ10にリード(読みだし)動作の指
示を出す。
【0051】(ステップS6)データ比較器24は、デ
コーダ10から送られてきたリードデータと予めレジス
タにセットしておいたライトデータ(ワーストパターン
データ)が正しく一致しているかを比較する。
【0052】(ステップS7)ステップS6でのデータ
比較で一致しない場合(リードエラーの場合)は、ステ
ップS8に進む。
【0053】(ステップS8)MPUは、リード回路3
0内のDAC31に、スライスレベルの振幅マージンの
下限値を測定するため0%+α%の指示と、スライスレ
ベルの振幅マージンの上限値を測定のため100%−α
%の指示をして、ステップS5に戻る。リードエラーが
なくなるまでα%を少しずつ変化させてステップS5〜
S8を繰り返す。
【0054】(ステップS9)ステップS6でのデータ
比較で一致した場合ステップS10に進む。 (ステップS10)MPUは、一致した時のスライスレ
ベルの下限値及び上限値を保持しておいて、(下限値+
上限値)/2の計算を行う。この計算結果がスライスレ
ベルの最適値となる。MPUはこの計算結果とヘッド及
びシリンダアドレスをRAMに記憶させて、処理を終了
する。
【0055】上記の処理を各ヘッド別、シリンダ別に行
い、その計算結果を最適スライスレベルとしてEEPR
OM内のテーブルに格納しておく。その後、ディスク装
置の実運用時には、リード/ライトコントローラが上位
装置からリードコマンドを受けた時、MPUは、その読
みだすヘッド及びシリンダに対応した最適スライスレベ
ルを前記EEPROM内のテーブルから読みだして、パ
ルスシェイパーに設定することになる。
【0056】(他の実施例)以上実施例について説明し
たが、本発明は次のようにしても実施可能である。 前記実施例では、最適スライスレベルの調整は、磁気
ディスク装置の製品出荷時に行うものであるが、ワース
トパターンデータを不揮発性メモリに格納しておけば、
一定期間経過時(例えば1年後)にそのワーストパター
ンデータを用いて再調整を行うこともできる。
【0057】最適スライスレベルを保持しておく記憶
装置として、EEPROMに限らず他の不揮発性メモリ
を使用しても良い。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次の効果がある。ヘッドの特性のバラツキ及びシリンダ
の位置による特性の違いがあっても、ディスク装置毎に
ヘッド別、シリンダ別の最適スライスレベルの設定を行
うことができる。従って、ディスク媒体からデータの読
みだしの際、リードエラーが減少し、データ復調系の信
頼性を大幅に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】実施例の装置構成図である。
【図3】実施例のスライスレベルの説明図である。
【図4】実施例の最適スライスレベルテーブルの説明図
である。
【図5】実施例のスライスレベル自動調整処理フローチ
ャートである。
【図6】従来のリード回路の説明図である。
【図7】従来のリード回路の波形説明図である。
【符号の説明】
1 ヘッド 10 デコーダ 20 記録媒体 21 ライト回路 22 パルスシェイパー 23 MPU 24 データ比較器 25 メモリ 26 リード回路 27 リード/ライト回路 28 リード/ライトコントローラ 29 不揮発性メモリ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に対するデータの書き込み、及
    び読みだし処理を行うリード/ライト回路(27)と、 該リード/ライト回路の制御を行うリード/ライトコン
    トローラ(28)を備え、 前記リード/ライト回路(27)に、 記録媒体から読みだしたリードアナログ信号を、所定の
    スライスレベルでスライスして、矩形波パルスに変換す
    るパルスシェイパー(22)を設けたディスク装置にお
    いて、 前記リード/ライトコントローラ(28)に、 テストパターンデータ(ワーストパターンデータ)を格
    納したメモリ(25)を設けると共に、 該メモリ(25)のテストパターンデータを記録媒体に
    書き込んだ後、前記スライスレベルを変化させて読みだ
    したリードデータと、書き込み前のテストパターンデー
    タとを比較するデータ比較器(24)を設け、 該比較器(24)での比較結果に基づいて、前記テスト
    パターンデータが正しく読めた時のスライスレベルの振
    幅マージンを求め、そのセンタ値を、パルスシェイパー
    (22)の最適スライスレベルとして決定することを特
    徴としたディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記スライスレベルの振幅マージンを、
    ヘッド別、シリンダ別に求め、 前記パルスシェイパー(22)の最適スライスレベル
    を、ヘッド別、シリンダ別に決定することを特徴とした
    請求項1記載のディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記決定した最適スライスレベルを格納
    する不揮発性メモリ(29)を、前記リード/ライトコ
    ントローラ(28)内に設け、 データの読みだしの際、前記不揮発性メモリより最適ス
    ライスレベルを、ヘッド別、シリンダ別に読みだして、
    パルスシェイパー(22)に設定することを特徴とした
    請求項2記載のディスク装置。
  4. 【請求項4】 記録媒体に対するデータの書き込み、及
    び読みだし処理を行うリード/ライト回路(27)と、 該リード/ライト回路の制御を行うリード/ライトコン
    トローラ(28)を備え、 前記リード/ライト回路(27)に、 記録媒体から読みだしたリードアナログ信号を、所定の
    スライスレベルでスライスして、矩形波パルスに変換す
    るパルスシェイパー(22)を設けたディスク装置にお
    いて、 テストパターンデータ(ワーストパターンデータ)を記
    録媒体に書き込んだ後、前記スライスレベルを変化させ
    て読みだしたリードデータを、書き込み前のテストパタ
    ーンデータと比較し、 前記比較結果に基づいて、前記テストパターンデータが
    正しく読めた時のスライスレベルの振幅マージンを求
    め、 そのセンタ値を、前記パルスシェイパー(22)の最適
    スライスレベルとして決定することを特徴としたディス
    ク装置のスライスレベル自動調整方法。
  5. 【請求項5】 前記スライスレベルの振幅マージンを、
    ヘッド別、シリンダ別に求め、 前記パルスシェイパー(22)の最適スライスレベル
    を、ヘッド別、シリンダ別に決定することを特徴とした
    請求項4記載のディスク装置のスライスレベル自動調整
    方法。
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