JP2914323B2 - デバッガシステム - Google Patents

デバッガシステム

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JP2914323B2
JP2914323B2 JP8261910A JP26191096A JP2914323B2 JP 2914323 B2 JP2914323 B2 JP 2914323B2 JP 8261910 A JP8261910 A JP 8261910A JP 26191096 A JP26191096 A JP 26191096A JP 2914323 B2 JP2914323 B2 JP 2914323B2
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憲 梅田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デバッガシステム
に係り、詳しくは、PC(Personal Comp
uter)にインストールされたソフトウェアに発生し
た障害を取り除くために、遠隔に在する管理者にPCの
ソフトウェアの修復依頼を行うデバッカシステムに適用
することができ、特に、悪意を持った遠隔管理者に機密
保護の必要のあるファイルを閲覧されたり、重要なファ
イル資源を破棄/改変されたりしないようにして、十分
信頼性のある遠隔管理者のみにPC管理を依頼すること
ができるデバッガシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、通信機能のないPCの遠隔操作を
実現するために、PCのリモートコントロール機能が開
発されている。以下に、この従来のPCのリモートコン
トロール機能について説明する。従来、PCのリモート
コントロール機能は、MS−DOS,MS−WINDO
WSのような、PCに付属のキーボード、マウス等の入
力装置、ディスプレイのような出力装置を直接操作、確
認しなければならないシステムを対象としている。
【0003】従来、遠隔操作は、操作対象のシステム上
で動作するプログラムが、システムが用意しているキー
ボード入力確認処理、マウス入力確認処理へジャンプす
る時にプログラムの実行制御を奪い、遠隔地のPCと通
信して、遠隔地PCにおけるキーボード/マウス入力が
操作対象のシステムに付属のキーボード/マウスから入
力されたように見せかける処理を行なうことにより実現
している。また、操作対象のシステム上で動作するプロ
グラムが、ディスプレイ装置への出力処理にジャンプす
る時は、その実行制御を奪うことにより、入力装置と同
様に、遠隔地PCへの表示を実現することができる。
【0004】従来、PCの外部記憶装置上に保存するフ
ァイルを第3者から保護するファイル機密保護装置につ
いては、例えば特開平4−171554号公報で報告さ
れたものが挙げられる。この従来のファイル機密保護装
置は、操作者によってファイルのアクセスを許可/不許
可する機構を持たないシステムにおいて、機密保護が必
要なファイル毎にパスワードを登録する機構を加える。
更に、プログラムを実行中にファイルアクセスを意味す
るシステムコールが発生した時、プログラムの実行制御
を奪い、対象とするファイルにパスワードが登録されて
いるかを調べる。登録されているならば、ユーザにパス
ワードの入力を要求し、入力したパスワードが正当なも
のである時だけ、ファイルアクセスを実現するシステム
コールをプログラムの代わりに発行する機構を加える。
これにより、ファイルの機密保護を実現することができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような従来のリモートコントロール機能を用いてPC
上のソフトウェア障害を取り除くシステムでは、遠隔地
に在する操作者が悪意を持つ場合、機密保護の必要のあ
るファイルを閲覧されたり、重要なファイル資源を破棄
/改変されたりすることがあるため、十分に信頼のおけ
る管理者以外にはPCの管理を依頼することはできない
という問題があった。また、障害除去作業のために工夫
された機能が提供されていないため、入出力装置が扱う
データを全て通信回線上でやり取りすることになり、通
信量が大きくなって通信コストが増加するという問題が
あった。
【0006】また、上記した従来のファイル機密保護装
置では、ファイルの機密性を保護することを目的として
いるため、ファイルのアクセスが一旦許可されると、過
失による操作等でファイル資源を失わせる等の障害が発
生するという問題があった。
【0007】そこで、本発明は、遠隔地に在する悪意を
持った管理者に機密保護の必要のあるファイルを閲覧さ
れたり、重要なファイル資源を破棄/改変されたりしな
いようにして、十分信頼性のある遠隔管理者のみにPC
管理を依頼することができるとともに、通信回線でやり
取りするデータ量を低減して、通信量を減らし通信コス
トを低減することができるほか、過失による操作等でフ
ァイル資源を失わせる等の障害が発生した時、その障害
を取り除くことができるというデバッガシステムを提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
デバッガプログラムとOS(Operating Sy
stem)プログラムがインストールされた情報処理装
置と、ソフトウェア名と、ソフトウェア名に対応し、か
つソフトウェア製品単体毎に異なる製品ID及びパスワ
ードと、ソフトウェア名に対応するファイル名が予め登
録されたセキュリティ情報ファイル、及びセキュリティ
情報ファイル以外のソフトウェアがインストールされ、
かつ情報処理装置に接続された外部記憶装置と、情報処
理装置に接続されたPC(Personal Comp
uter)用入出力装置と、情報処理装置に接続された
PC用モデム装置とを有するPCと、PC用モデム装置
と通信回線を介して接続された遠隔管理者用モデム装置
と、該遠隔管理者用モデム装置に接続された遠隔管理者
用入出力装置とを有するデバッガシステムであって、P
C所有者が、PCに修復対象のソフトウェアを発見し、
デバッガプログラムをPC用入出力装置から起動した
時、デバッガプログラムは、修復対象のソフトウェア名
の入力をPC所有者に促すソフトウェア名入力要求のメ
ッセージをPC用入出力装置の画面上に表示し、PC所
有者が、表示された修復対象のソフトウェア名入力要求
のメッセージを認識し、発見した修復対象のソフトウェ
ア名をPC用入出力装置から入力した時、デバッガプロ
グラムは、入力された修復対象のソフトウェア名に対応
する製品IDをセキュリティ情報ファイルから読み出し
てPC用入出力装置の画面上に表示し、PC所有者が、
表示された製品IDを取得し、修復対象のソフトウェア
の修復を、セキュリティ情報ファイルのソフトウェア
名、製品ID及びパスワードと対応するようにソフトウ
ェア名、製品ID及びパスワードが書き込まれたパスワ
ード台帳を有する遠隔管理者へ依頼し、遠隔管理者が、
修復作業を承諾した後、PC所有者が、修復対象のソフ
トウェア名と取得した製品IDを遠隔管理者に伝え、遠
隔管理者が、伝えられた修復対象のソフトウェア名と製
品IDに対応するパスワードをパスワード台帳から捜し
出して取得した時、デバッガプログラムは、PC用モデ
ム装置が自動着信動作するのを待ち、遠隔管理者が、自
動着信状態になっている修復対象のPC用モデム装置に
対して、遠隔管理者用入出力装置から遠隔管理者用モデ
ム装置に付属するダイヤルを発呼させて発信操作を行
い、修復対象のPC用モデム装置が、着信動作した時、
デバッガプログラムは、PC用モデム装置から通信回線
及び遠隔管理者用モデム装置を介して遠隔管理者用入出
力装置へ修復対象のソフトウェア名とこのソフトウェア
名に対応するパスワードの入力を遠隔管理者に促すメッ
セージ情報を転送し、遠隔管理者用入出力装置は、転送
された修復対象のソフトウェア名とパスワードの入力を
促すメッセージを画面に表示し、遠隔管理者が、表示さ
れたメッセージを認識し、取得した修復対象のソフトウ
ェア名とパスワードを遠隔管理者用入出力装置から入力
した時、遠隔管理者用入出力装置は、入力された修復対
象のソフトウェア名とパスワードの情報を、遠隔管理者
用モデム装置から通信回線及びPC用モデム装置を介し
て、デバッガプログラムへ転送し、デバッガプログラム
は、転送された修復対象のソフトウェア名とパスワード
が予めセキュリティ情報ファイルに登録されている修復
対象のソフトウェア名とパスワードと等しいかを照合
し、等しいと照合した時、修復対象のソフトウェアの修
復用コマンドの入力を遠隔管理者に促す修復用コマンド
入力要求のメッセージ情報を、PC用モデム装置から通
信回線及び遠隔管理者用モデム装置を介して遠隔管理者
用入出力装置へ転送し、遠隔管理者用入出力装置は、転
送された修復用コマンド入力要求を促すメッセージを画
面に表示し、遠隔管理者が、表示されたメッセージを認
識し、修復対象のソフトウェアを調査した結果に基づい
て、遠隔管理者用入出力装置から所定の修復用コマンド
を入力した時、遠隔管理者用入出力装置は、入力された
修復用コマンドを遠隔管理者用モデム装置から通信回線
及びPC用モデム装置を介して、デバッガプログラムへ
転送し、デバッガプログラムは、転送された修復用コマ
ンドに従ってコマンド処理を行うことを特徴とするもの
である。
【0009】請求項2記載の発明は、デバッガプログラ
ムとOS(Operating System)プログ
ラムがインストールされた情報処理装置と、ソフトウェ
ア名と、ソフトウェア名に対応し、かつソフトウェア製
品単体毎に異なる製品ID及びパスワードと、ソフトウ
ェア名に対応する通信回線番号及びファイル名が予め登
録されたセキュリティ情報ファイル、及びセキュリティ
情報ファイル以外のソフトウェアがインストールされ、
かつ情報処理装置に接続された外部記憶装置と、情報処
理装置に接続されたPC(Personal Comp
uter)用入出力装置と、情報処理装置に接続された
PC用モデム装置とを有するPCと、PC用モデム装置
と通信回線を介して接続された遠隔管理者用モデム装置
と、該遠隔管理者用モデム装置に接続された遠隔管理者
用入出力装置とを有するデバッガシステムであって、P
C所有者が、PCに修復対象のソフトウェアを発見し、
デバッガプログラムをPC用入出力装置から起動した
時、デバッガプログラムは、修復対象のソフトウェア名
の入力をPC所有者に促すソフトウェア名入力要求のメ
ッセージをPC用入出力装置の画面上に表示し、PC所
有者が、表示されたメッセージを認識し、発見した修復
対象のソフトウェア名をPC用入出力装置から入力した
時、デバッガプログラムは、入力されたソフトウェア名
に対応する通信回線番号をセキュリティ情報ファイルか
ら読み出し、PC用モデム装置により、読み出した通信
回線番号先の着信動作待ちの遠隔管理者用モデム装置に
発信操作させ、遠隔管理者用モデム装置が、着信動作し
た時、デバッガプログラムは、入力された修復対象のソ
フトウェア名に対応する製品IDをセキュリティ情報フ
ァイルから読み出し、この読み出した製品IDと入力さ
れた修復対象のソフトウェア名、及び修復対象のソフト
ウェア名とこのソフトウェア名に対応するパスワードの
入力を遠隔管理者に促すメッセージ情報を、PC用モデ
ム装置から通信回線及び着信動作させた遠隔管理者用モ
デム装置を介して遠隔管理者用入出力装置へ転送し、遠
隔管理者用入出力装置は、転送された修復対象のソフト
ウェア名と製品IDを画面上に表示するとともに、修復
対象のソフトウェア名とこのソフトウェア名に対応する
パスワードの入力を促すメッセージを画面上に表示し、
遠隔管理者が、表示された修復対象のソフトウェア名と
製品IDを取得し、取得した修復対象のソフトウェア名
と製品IDに対応するパスワードを、セキュリティ情報
ファイルのソフトウェア名、製品ID及びパスワードと
対応するようにソフトウェア名、製品ID及びパスワー
ドが書き込まれたパスワード台帳から捜し出して取得し
た後、表示された修復対象のソフトウェア名とパスワー
ドの入力を促すメッセージを認識し、取得した修復対象
のソフトウェア名とパスワードを遠隔管理者用入出力装
置から入力した時、遠隔管理者用入出力装置は、入力さ
れた修復対象のソフトウェア名とパスワードの情報を、
遠隔管理者用モデム装置から通信回線及びPC用モデム
装置を介して、デバッガプログラムへ転送し、デバッガ
プログラムは、転送された修復対象のソフトウェア名と
パスワードが予めセキュリティ情報ファイルに登録され
ている修復対象のソフトウェア名とパスワードと等しい
かを照合し、等しいと照合した時、修復対象のソフトウ
ェアの修復用コマンドの入力を遠隔管理者に促す修復用
コマンド入力要求のメッセージ情報を、PC用モデム装
置から通信回線及び遠隔管理者用モデム装置を介して遠
隔管理者用入出力装置へ転送し、遠隔管理者用入出力装
置は、転送された修復用コマンド入力要求を促すメッセ
ージを画面に表示し、遠隔管理者が、表示されたメッセ
ージを認識し、修復対象のソフトウェアを調査した結果
に基づいて、遠隔管理者用入出力装置から所定の修復用
コマンドを入力した時、遠隔管理者用入出力装置は、入
力された修復用コマンドを遠隔管理者用モデム装置から
通信回線及びPC用モデム装置を介して、デバッガプロ
グラムへ転送し、デバッガプログラムは、転送された修
復用コマンドに従ってコマンド処理を行うことを特徴と
するものである。
【0010】請求項3記載の発明は、デバッガプログラ
ムとOS(Operating System)プログ
ラムがインストールされた情報処理装置と、ソフトウェ
ア名と、ソフトウェア名に対応し、かつソフトウェア製
品単体毎に異なる製品ID及びパスワードと、ソフトウ
ェア名に対応する通信回線番号及びファイル名が予め登
録されたセキュリティ情報ファイル、及びセキュリティ
情報ファイル以外のソフトウェアがインストールされ、
かつ情報処理装置に接続された外部記憶装置と、情報処
理装置に接続されたPC(Personal Comp
uter)用入出力装置と、情報処理装置に接続された
PC用モデム装置とを有するPCと、PC用モデム装置
と通信回線を介して接続された遠隔管理者用モデム装置
と、該遠隔管理者用モデム装置に接続された遠隔管理者
用入出力装置とを有するデバッガシステムであって、P
C所有者が、PCに修復対象のソフトウェアを発見し、
デバッガプログラムをPC用入出力装置から起動した
時、デバッガプログラムは、修復対象のソフトウェア名
の入力をPC所有者に促すソフトウェア名入力要求のメ
ッセージをPC用入出力装置の画面上に表示し、PC所
有者が、表示されたメッセージを認識し、発見した修復
対象のソフトウェア名をPC用入出力装置から入力した
時、デバッガプログラムは、入力されたソフトウェア名
に対応する通信回線番号をセキュリティ情報ファイルか
ら読み出し、PC用モデム装置により、読み出した通信
回線番号先の着信動作待ちの遠隔管理者用モデム装置に
発信操作させ、遠隔管理者用モデム装置が、着信動作し
た時、デバッガプログラムは、入力された修復対象のソ
フトウェア名に対応する製品IDをセキュリティ情報フ
ァイルから読み出し、この読み出した製品IDと入力さ
れた修復対象のソフトウェア名を、PC用モデム装置か
ら通信回線及び着信動作させた遠隔管理者用モデム装置
を介して遠隔管理者用入出力装置へ転送した後、PC用
モデム装置の回線を切断し、遠隔管理者用入出力装置
は、転送された修復対象のソフトウェア名と製品IDを
画面上に表示し、遠隔管理者が、表示された修復対象の
ソフトウェア名と製品IDを取得し、遠隔管理者用入出
力装置により、遠隔管理者用モデム装置の回線を切断
し、取得した修復対象のソフトウェア名と製品IDに対
応する通信回線番号を、セキュリティ情報ファイルのソ
フトウェア名、製品ID、パスワード及び通信回線番号
と対応するようにソフトウェア名、製品ID、パスワー
ド及び通信回線番号が書き込まれた契約者台帳から検索
して、検索した通信回線番号が自身の通信回線番号であ
る場合、自動着信状態になっている修復対象のPC用モ
デム装置に対して、遠隔管理者用入出力装置から遠隔管
理者用モデム装置に付属するダイヤルを発呼させて発信
操作を行い、修復対象のPC用モデム装置が、着信動作
した時、デバッガプログラムは、PC用モデム装置から
通信回線及び遠隔管理者用モデム装置を介して遠隔管理
者用入出力装置へ修復対象のソフトウェア名とこのソフ
トウェア名に対応するパスワードの入力を遠隔管理者に
促すメッセージ情報を転送し、遠隔管理者用入出力装置
は、転送された修復対象のソフトウェア名とパスワード
の入力要求を促すメッセージを画面に表示し、遠隔管理
者が、表示されたメッセージを認識し、取得した修復対
象のソフトウェア名とパスワードを遠隔管理者用入出力
装置から入力した時、遠隔管理者用入出力装置は、入力
された修復対象のソフトウェア名とパスワードの情報
を、遠隔管理者用モデム装置から通信回線及びPC用モ
デム装置を介して、デバッガプログラムへ転送し、デバ
ッガプログラムは、転送された修復対象のソフトウェア
名とパスワードが予めセキュリティ情報ファイルに登録
されている修復対象のソフトウェア名とパスワードと等
しいかを照合し、等しいと照合した時、修復対象のソフ
トウェアの修復用コマンドの入力を遠隔管理者に促す修
復用コマンド入力要求のメッセージ情報を、PC用モデ
ム装置から通信回線及び遠隔管理者用モデム装置を介し
て遠隔管理者用入出力装置へ転送し、遠隔管理者用入出
力装置は、転送された修復用コマンド入力要求を促すメ
ッセージを画面に表示し、遠隔管理者が、表示されたメ
ッセージを認識し、修復対象のソフトウェアを調査した
結果に基づいて、遠隔管理者用入出力装置から所定の修
復用コマンドを入力した時、遠隔管理者用入出力装置
は、入力された修復用コマンドを遠隔管理者用モデム装
置から通信回線及びPC用モデム装置を介して、デバッ
ガプログラムへ転送し、デバッガプログラムは、転送さ
れた修復用コマンドに従ってコマンド処理を行うことを
特徴とするものである。
【0011】請求項4記載の発明は、デバッガプログラ
ムとOS(Operating System)プログ
ラムがインストールされたPC(Personal C
omputer)用情報処理装置と、ソフトウェア名
と、ソフトウェア名に対応し、かつソフトウェア製品単
体毎に異なる製品ID及びパスワードと、ソフトウェア
名に対応する通信回線番号及びファイル名が予め登録さ
れたセキュリティ情報ファイル、及びセキュリティ情報
ファイル以外のソフトウェアがインストールされ、かつ
PC用情報処理装置に接続されたPC用外部記憶装置
と、PC用情報処理装置に接続されたPC用入出力装置
と、情報処理装置に接続されたPC用モデム装置とを有
するPCと、PC用モデム装置と通信回線を介して接続
された遠隔管理者用モデム装置と、該遠隔管理者用モデ
ム装置に接続されたOSプログラムと管理者用プログラ
ムがインストールされた遠隔管理者用情報処理装置と、
遠隔管理者用情報処理装置に接続された遠隔管理者用入
出力装置と、遠隔管理者用情報処理装置に接続され、か
つソフトウェア修復用コマンドが予め登録された手順フ
ァイルがインストールされた遠隔管理者用外部記憶装置
とを有するデバッガシステムであって、PC所有者が、
PCに修復対象のソフトウェアを発見し、デバッガプロ
グラムをPC用入出力装置から起動した時、デバッガプ
ログラムは、修復対象のソフトウェア名の入力をPC所
有者に促すソフトウェア名入力要求のメッセージをPC
用入出力装置の画面上に表示し、PC所有者が、表示さ
れたメッセージを認識し、発見した修復対象のソフトウ
ェア名をPC用入出力装置から入力した時、デバッガプ
ログラムは、入力されたソフトウェア名に対応する通信
回線番号をセキュリティ情報ファイルから読み出し、P
C用モデム装置により、読み出した通信回線番号先の着
信動作待ちの遠隔管理者用モデム装置に発信操作させ、
遠隔管理者用モデム装置が、着信動作した時、デバッガ
プログラムは、入力された修復対象のソフトウェア名に
対応する製品IDをセキュリティ情報ファイルから読み
出し、この読み出した製品IDと入力された修復対象の
ソフトウェア名を、PC用モデム装置から通信回線及び
着信動作させた遠隔管理者用モデム装置を介して遠隔管
理者用入出力装置へ転送した後、PC用モデム装置の回
線を切断し、遠隔管理者用入出力装置は、転送された修
復対象のソフトウェア名と製品IDを画面上に表示し、
遠隔管理者が、表示された修復対象のソフトウェア名と
製品IDを取得し、遠隔管理者用入出力装置により、遠
隔管理者用モデム装置の回線を切断し、取得した修復対
象のソフトウェア名と製品IDに対応する通信回線番号
を、セキュリティ情報ファイルのソフトウェア名、製品
ID、パスワード及び通信回線番号と対応するようにソ
フトウェア名、製品ID、パスワード及び通信回線番号
が書き込まれた契約者台帳から検索して、検索した通信
回線番号が自身の通信回線番号である場合、自動着信状
態になっている修復対象のPC用モデム装置に対して、
遠隔管理者用入出力装置から遠隔管理者用モデム装置に
付属するダイヤルを発呼させて発信操作を行い、修復対
象のPC用モデム装置が、着信動作した時、デバッガプ
ログラムは、PC用モデム装置から通信回線及び遠隔管
理者用モデム装置を介して遠隔管理者用入出力装置へ修
復対象のソフトウェア名とこのソフトウェア名に対応す
るパスワードの入力を遠隔管理者に促すメッセージ情報
を転送し、遠隔管理者用入出力装置は、転送された修復
対象のソフトウェア名とパスワードの入力を促すメッセ
ージを画面に表示し、遠隔管理者が、表示されたメッセ
ージを認識し、取得した修復対象のソフトウェア名とパ
スワードを遠隔管理者用入出力装置から入力した時、遠
隔管理者用入出力装置は、入力された修復対象のソフト
ウェア名とパスワードの情報を、遠隔管理者用モデム装
置から通信回線及びPC用モデム装置を介して、デバッ
ガプログラムへ転送し、デバッガプログラムは、転送さ
れた修復対象のソフトウェア名とパスワードが予めセキ
ュリティ情報ファイルに登録されている修復対象のソフ
トウェア名とパスワードと等しいかを照合し、等しいと
照合した場合、管理者用プログラム起動要求を促すメッ
セージ情報を、PC用モデム装置から通信回線及び遠隔
管理者用モデム装置を介して遠隔管理者用入出力装置へ
転送し、遠隔管理者用入出力装置は、転送された管理者
用プログラム起動要求を促すメッセージを画面に表示
し、遠隔管理者は、表示された管理者用プログラム起動
要求を促すメッセージを認識し、遠隔管理者用入出力装
置から管理者用プログラムを起動した時、管理者用プロ
グラムは、手順ファイルからソフトウェア修復用コマン
ドを読み出し、遠隔管理者用モデム装置から通信回線及
びPC用モデム装置を介して、コマンド待ち状態のデバ
ッガプログラムへ転送し、デバッガプログラムは、転送
された修復用コマンドに従ってコマンド処理を行うこと
を特徴とするものである。
【0012】請求項5記載の発明は、デバッガプログラ
ムとOS(Operating System)プログ
ラムがインストールされたPC(Personal C
omputer)用情報処理装置と、ソフトウェア名
と、ソフトウェア名に対応し、かつソフトウェア製品単
体毎に異なる製品ID及びパスワードと、ソフトウェア
名に対応する通信回線番号及びファイル名が予め登録さ
れたセキュリティ情報ファイル、及びセキュリティ情報
ファイル以外のソフトウェアがインストールされ、かつ
PC用情報処理装置に接続されたPC用外部記憶装置
と、PC用情報処理装置に接続されたPC用入出力装置
と、PC用情報処理装置に接続されたPC用モデム装置
とを有するPCと、PC用モデム装置と通信回線を介し
て接続された遠隔管理者用モデム装置と、該遠隔管理者
用モデム装置に接続されたOSプログラムと管理者用プ
ログラムがインストールされた遠隔管理者用情報処理装
置と、遠隔管理者用情報処理装置に接続された遠隔管理
者用入出力装置と、遠隔管理者用情報処理装置に接続さ
れ、かつソフトウェア修復用コマンドが予め登録された
手順ファイルと、セキュリティ情報ファイルのソフトウ
ェア名、製品ID、パスワード及び通信回線番号と対応
するようにソフトウェア名、製品ID、パスワード及び
通信回線番号が予め登録された契約者台帳ファイルがイ
ンストールされた遠隔管理者用外部記憶装置とを有する
デバッガシステムであって、PC所有者が、PCに修復
対象のソフトウェアを発見し、デバッガプログラムをP
C用入出力装置から起動した時、デバッガプログラム
は、修復対象のソフトウェア名の入力をPC所有者に促
すソフトウェア名入力要求のメッセージをPC用入出力
装置の画面上に表示し、PC所有者が、表示されたメッ
セージを認識し、発見した修復対象のソフトウェア名を
PC用入出力装置から入力した時、デバッガプログラム
は、入力されたソフトウェア名に対応する通信回線番号
をセキュリティ情報ファイルから読み出し、PC用モデ
ム装置により、読み出した通信回線番号先の着信動作待
ちの遠隔管理者用モデム装置に発信操作させ、遠隔管理
者用モデム装置が、着信動作した時、デバッガプログラ
ムは、入力された修復対象のソフトウェア名に対応する
製品IDをセキュリティ情報ファイルから読み出し、こ
の読み出した製品IDと入力された修復対象のソフトウ
ェア名を、PC用モデム装置から通信回線及び着信動作
させた遠隔管理者用モデム装置を介して管理者用プログ
ラムへ転送した後、PC用モデム装置の回線を切断し、
管理者用プログラムは、転送された修復対象のソフトウ
ェア名と製品IDを取得し、遠隔管理者用モデム装置の
回線を切断した後、、取得した修復対象のソフトウェア
名と製品IDに対応する通信回線番号を、契約者台帳フ
ァイルから検索して、検索した通信回線番号が自身の通
信回線番号であると判断した場合、自動着信状態になっ
ている修復対象のPC用モデム装置に対して、遠隔管理
者用モデム装置に付属するダイヤルを発呼させて発信操
作を行い、修復対象のPC用モデム装置が、着信動作し
た時、デバッガプログラムは、PC用モデム装置から通
信回線及び遠隔管理者用モデム装置を介して管理者用プ
ログラムへパスワード送信要求を促す情報を転送し、管
理者用プログラムは、転送されたパスワード送信要求を
促す情報を認識し、取得した修復対象のソフトウェア名
とパスワードの情報を、遠隔管理者用モデム装置から通
信回線及びPC用モデム装置を介して、デバッガプログ
ラムへ転送し、デバッガプログラムは、転送された修復
対象のソフトウェア名とパスワードが予めセキュリティ
情報ファイルに登録されている修復対象のソフトウェア
名とパスワードと等しいかを照合し、等しいと照合した
場合、ソフトウェア修復用コマンド送信要求を促す情報
を、PC用モデム装置から通信回線及び遠隔管理者用モ
デム装置を介して管理者用プログラムへ転送し、管理者
用プログラムは、転送されたソフトウェア修復用コマン
ド送信要求を促す情報を認識し、手順ファイルからソフ
トウェア修復用コマンドを読み出し、読み出したソフト
ウェア修復用コマンドを、遠隔管理者用モデム装置から
通信回線及びPC用モデム装置を介して、コマンド待ち
状態のデバッガプログラムへ転送し、デバッガプログラ
ムは、転送されたソフトウェア修復用コマンドに従って
コマンド処理を行うことを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 実施の形態1.図1は本発明に係る実施の形態1のデバ
ッガシステムの構成を示すブロック図である。図1にお
いて、入出力装置1,モデム装置2,情報処理装置3,
外部記憶装置(DISK)4は、PC(パーソナルコン
ピュータ)の構成要素である。ファイルA1,A2,B
1,B2,Cとセキュリティ情報ファイル11は、ソフ
トウェア製造業者により、予め、PCの外部記憶装置4
にインストールされたソフトウェアの構成要素である。
【0014】ファイルA1,A2は、ワープロソフトA
の構成要素であり、ファイルB1,B2は、作図ソフト
Bの構成要素である。ファイルCは、ワープロソフトA
と作図ソフトBの両ソフトに共有されるファイルであ
る。外部記憶装置4には、このファイルA1,A2,B
1,B2,Cの他に、ソフトウェア名,製品ID,パス
ワード,ファイル名が各々対応するように、ソフトウェ
ア製造業者により、予め登録されたセキュリティ情報フ
ァイル11がインストールされており、情報処理装置3
には、OSプログラム12とデバッガプログラム13が
インストールされている。製品IDは、製品の種類や製
品の販売先(利用契約者)等、ソフトウェア単体毎に異
なる。製品IDとパスワードは、同じ種類のソフトウェ
ア製品であっても、ソフトウェア製品の単体毎に異なる
ものが与えられている。
【0015】PCのモデム装置2は、公衆回線14を介
して遠隔地に在する遠隔管理者用の入出力装置15に繋
がれたモデム装置16に接続されている。ここでは、公
衆回線14を用いているが、他の通信回線を用いてもよ
い。ここで、ファイルA1,A2,Cから構成されるワ
ープロソフトAの動作に障害が発生して、遠隔管理者に
ワープロソフトAの修復を依頼する場合の実施の形態
を、以下、具体的に説明する。
【0016】図2は図1に示すセキュリティ情報ファイ
ルの詳細を示す図、図3は図2に示すセキュリティ情報
ファイルのソフトウェア名、製品ID及びパスワードと
対応するようにソフトウェア名、製品ID及びパスワー
ドが書き込まれたパスワード台帳を示す図であり、図4
は図1に示すデバッガプログラムにおけるデバッグ(修
復用)コマンドの詳細を示す図、図5は図1に示すデバ
ッガシステムにおける修復処理フローを示すフローチャ
ート、図6は図4に示すデバッグコマンドの処理フロー
を示すフローチャートである。ここで、図3に示すパス
ワード台帳は、ソフトウェア製造業者が保管して所有し
ている。ソフトウェア製造業者は、ソフトウェア製造業
者が認める遠隔管理者のみに、パスワード台帳のコピー
を譲るものとする。まず、PC所有者は、PCのソフト
ウェアに障害が発生して動作しない修復対象のソフトウ
ェア(ソフトウェア名が「ワープロソフトA」)を発見
すると(ステップS1)、遠隔管理者にワープロソフト
Aの修復を依頼するために、修復対象のPC上で情報処
理装置3にインストールされているデバッガプログラム
13を入出力装置15から起動する(ステップS2)。
【0017】デバッガプログラム13は、起動してデバ
ッガの実行を開始すると(ステップS3)、修復対象の
ソフトウェア名の入力をPC所有者に促すために、入出
力装置1の画面上に修復対象のソフトウェア名入力要求
のメッセージを表示する(ステップS4)。PC所有者
は、入出力装置1の画面上に表示された修復対象のソフ
トウェア名入力要求のメッセージを認識すると、先程発
見した修復対象のソフトウェア名である「ワープロソフ
トA」を入出力装置1から入力する(ステップS5)。
【0018】デバッガプログラム13は、PC所有者か
ら修復対象のソフトウェア名が入力されると、この入力
されたソフトウェア名の「ワープロソフトA」に対応す
る製品IDの「00001212」をセキュリティ情報
ファイル11から読み出して、入出力装置1の画面上に
表示する(ステップS6)。PC所有者は、表示された
製品IDを取得する(ステップS7)。その後、PC所
有者は、電話等を利用して、PCにインストールされて
いる修復対象のソフトウェアの修復を、修復を行って貰
いたいパスワード台帳を渡している遠隔管理者へ依頼す
る(ステップS8)。
【0019】遠隔管理者は、PC所有者からの修復対象
のソフトウェア修復要求を受け、修復対象のソフトウェ
アの修復作業を承諾すると(ステップS9)、その承諾
した旨を、電話等を利用してPC所有者へ伝える。その
後、PC所有者は、遠隔管理者から修復作業を行う旨の
報告を受けると、電話等を利用して、先程発見した修復
対象のソフトウェア名の「ワープロソフトA」と、「ワ
ープロソフトA」に対応する先程セキュリティ情報ファ
イル11から取得した製品IDの「00001212」
を遠隔管理者に伝える(ステップS10)。
【0020】遠隔管理者は、電話等によりPC所有者か
ら伝えられる修復対象のソフトウェア名の「ワープロソ
フトA」と、「ワープロソフトA」に対応する製品ID
の「00001212」を取得する(ステップS1
1)。遠隔管理者は、取得したソフトウェア名の「ワー
プロソフトA」と製品IDの「00001212」に対
応するパスワードの「XA13g2」を、ソフトウェア
製造業者から渡されたパスワード台帳から探して取得す
る(ステップS12)。この時、デバッガプログラム1
3は、遠隔管理者用の入出力装置15、モデム装置16
による発信操作により、PCのモデム装置2が自動着信
動作するのを待っている(ステップS13、14)。
【0021】遠隔管理者は、この自動着信状態になって
いる修復対象のPCのモデム装置2に対して、遠隔管理
者用の入出力装置15からモデム装置16に付属するダ
イヤルを発呼させることにより、発信操作を行なう(ス
テップS14)。修復対象のPCのモデム装置2は、遠
隔管理者用のモデム装置16からのダイヤル発呼による
発信操作により着信動作する。
【0022】デバッガプログラム13は、モデム装置2
の着信を確認すると、モデム装置2から公衆回線14,
モデム装置16を介して遠隔管理者用の入出力装置15
へ修復対象のソフトウェア名とそのソフトウェア名に対
応するパスワードの入力を促すメッセージ情報を転送す
る。これにより、遠隔管理者用の入出力装置15の画面
には、修復対象のソフトウェア名とそのソフトウェア名
に対応するパスワードの入力を促すメッセージが表示さ
れる。
【0023】遠隔管理者は、入出力装置15の画面に表
示される修復対象のソフトウェア名とそのソフトウェア
名に対応するパスワードの入力要求のメッセージを認識
すると、先程取得した修復対象のソフトウェア名とその
ソフトウェア名に対応するパスワードを入出力装置15
から入力する(ステップS15)。遠隔管理者用の入出
力装置15は、この入力されたソフトウェア名とパスワ
ードの情報を、モデム装置16から公衆回線14,モデ
ム装置2を介して、PCのデバッガプログラム13へ転
送する。
【0024】デバッガプログラム13は、遠隔管理者用
の入出力装置15から入力し転送されてきた修復対象の
ソフトウェア名とパスワードが、予めセキュリティ情報
ファイル11に登録されている修復対象のソフトウェア
名とパスワードと等しいかを照合する(ステップS1
6)。
【0025】デバッガプログラム13は、遠隔管理者用
の入出力装置15から入力し転送されてきた修復対象の
ソフトウェア名とパスワードが、予めセキュリティ情報
ファイル11に登録されている修復対象のソフトウェア
名とパスワードと等しくないと判断した場合(ステップ
S16)、モデム装置2の回線を切断して、再び遠隔管
理者用のモデム装置16のダイヤル発呼によりモデム装
置2が着信動作するのを待つ(ステップS13)。
【0026】遠隔管理者は、障害が発生した修復対象の
ソフトウェアを調査し、図4に示す終了,ファイル読
込,ファイル消去,ファイル作成,ファイル訂正等のソ
フトウェア修復用コマンドを用いて、不具合があるファ
イルについて新規作成、訂正、消去等を行なう。具体的
には、まず、デバッガプログラム13は、遠隔管理者用
の入出力装置15から入力し転送されてきた修復対象の
ソフトウェア名とパスワードが、予めセキュリティ情報
ファイル11に登録されている修復対象のソフトウェア
名とパスワードと等しいと判断した場合(ステップS1
6)、修復対象のソフトウェアのソフトウェア修復用コ
マンド入力要求を促すメッセージ情報を、モデム装置2
から公衆回線14,モデム装置16を介して遠隔管理者
用の入出力装置15へ転送する。遠隔管理者用の入出力
装置15は、転送されてきたソフトウェア修復用コマン
ド入力要求を促すメッセージを画面に表示する。
【0027】遠隔管理者は、表示されたソフトウェア修
復用コマンド入力要求を促すメッセージを認識すると、
修復対象のソフトウェアの調査結果を基に、入出力装置
15から修復対象のソフトウェアのソフトウェア修復用
コマンドを入力する。
【0028】遠隔管理者用の入出力装置15は、この入
力されたソフトウェア修復用コマンドをモデム装置16
から公衆回線14,モデム装置2を介して、コマンド待
ち状態のデバッガプログラム13へ転送する(ステップ
S17、18)。デバッガプログラム13は、遠隔管理
者用の入出力装置15から入力し転送されてきたソフト
ウェア修復用コマンドに従ってコマンド処理する(ステ
ップS19)。以下に、各コマンドに対するデバッガプ
ログラム13の動作を図6の手順を用いて説明する。
【0029】デバッガプログラム13は、コマンド処理
を終了すると、モデム装置2の回線接続を切断し(ステ
ップS20)、プログラムの実行を終了する(ステップ
S21)。遠隔管理者は、修復対象のソフトウェアの調
査結果を基に、入出力装置15からPCのデバッガプロ
グラム13へ終了コマンドを転送すると、修復対象のソ
フトウェアの修復作業を終了する(ステップS22)。
また、PC所有者は、デバッガプログラム3の実行を終
了すると、修復対象のソフトウェアが修復されたかを確
認する(ステップS23)。
【0030】デバッガプログラム13は、修復対象のソ
フトウェアの調査結果を基に、遠隔管理者用の入出力装
置15から公衆回線14を介して、終了コマンドではな
く、ファイル読込コマンドが転送されてきたと判断した
場合(ステップS32)、遠隔管理者が入力し遠隔管理
者用の入出力装置15から転送されてきた修復対象のソ
フトウェア名が、図2に示すセキュリティ情報ファイル
11に登録されているかを調べる。
【0031】デバッガプログラム13は、遠隔管理者用
の入出力装置15から転送されてきた修復対象のソフト
ウェア名が、セキュリティ情報ファイル11に登録され
ていると判断した場合(ステップS33)、転送されて
きた修復対象のソフトウェア名に対応するファイル内容
をセキュリティ情報ファイル11から読み出し、公衆回
線14を介して、遠隔管理者用の入出力装置15へ転送
し(ステップS34)、ステップ18へ戻る。この修復
対象のファイル内容が遠隔管理者用入出力装置15へ転
送されることにより、遠隔管理者は、修復対象のファイ
ルを遠隔管理者用入出力装置15で閲覧することができ
る。
【0032】一方、デバッガプログラム13は、修復対
象のソフトウェアの調査結果を基に、遠隔管理者用の入
出力装置15から転送されてきた修復対象のソフトウェ
ア名が、セキュリティ情報ファイル11に登録されてい
ないと判断した場合(ステップS33)、公衆回線14
を介して、ファイルの閲覧が許可されていないことを示
すエラーメッセージを、遠隔管理者用の入出力装置15
へ転送し(ステップS35)、ステップ18へ戻る。
【0033】デバッガプログラム13は、遠隔管理者用
の入出力装置15から公衆回線14を介して、ファイル
消去コマンドが転送されてきたと判断した場合(ステッ
プS36)、遠隔管理者が入力し遠隔管理者用の入出力
装置15から転送されてきた修復対象のソフトウェア名
が、図2に示すセキュリティ情報ファイル11に登録さ
れているかを調べる。
【0034】デバッガプログラム13は、遠隔管理者用
の入出力装置15から転送されてきた修復対象のソフト
ウェア名が、セキュリティ情報ファイル11に登録され
ていると判断した場合(ステップS37)、転送されて
きた修復対象のソフトウェア名に対応するファイルをセ
キュリティ情報ファイル11から消去し(ステップS3
8)、ステップS18へ戻る。
【0035】一方、デバッガプログラム13は、遠隔管
理者用の入出力装置15から転送されてきた修復対象の
ソフトウェア名が、セキュリティ情報ファイル11に登
録されていないと判断した場合(ステップS37)、公
衆回線14を介して、ファイルの消去が許可されていな
いことを示すエラーメッセージを、遠隔管理者用の入出
力装置15へ転送し(ステップS39)、ステップ18
へ戻る。
【0036】デバッガプログラム13は、遠隔管理者用
の入出力装置15から公衆回線14を介して、ファイル
作成コマンドが転送されてきたと判断した場合(ステッ
プS40)、遠隔管理者が入力し遠隔管理者用の入出力
装置15から転送されてきた修復対象のソフトウェア名
が、図2に示すセキュリティ情報ファイル11に登録さ
れているかを調べる。
【0037】デバッガプログラム13は、遠隔管理者用
の入出力装置15から転送されてきた修復対象のソフト
ウェア名が、セキュリティ情報ファイル11に登録され
ていいないと判断した場合(ステップS41)、転送さ
れてきた指定されたデータと指定された名前でファイル
を作成し(ステップS42)、ステップS18へ戻る。
【0038】一方、デバッガプログラム13は、遠隔管
理者用の入出力装置15から転送されてきた修復対象の
ソフトウェア名が、セキュリティ情報ファイル11に登
録されていると判断した場合(ステップS41)、公衆
回線14を介して、既に同名のファイルがセキュリティ
情報ファイル11に登録されていることを示すエラーメ
ッセージを、遠隔管理者用の入出力装置15へ転送し
(ステップS43)、ステップ18へ戻る。
【0039】デバッガプログラム13は、遠隔管理者用
の入出力装置15から公衆回線14を介して、ファイル
訂正コマンドが転送されてきたと判断した場合(ステッ
プS44)、遠隔管理者が入力し遠隔管理者用の入力装
置15から転送されてきた修復対象のソフトウェア名
が、図2に示すセキュリティ情報ファイル11に登録さ
れているかを調べる。
【0040】デバッガプログラム13は、遠隔管理者用
の入出力装置15から転送されてきた修復対象のソフト
ウェア名が、セキュリティ情報ファイル11に登録され
ていると判断した場合(ステップS45)、転送されて
きた修復対象のソフトウェア名に対応するファイルをセ
キュリティ情報ファイル11から読み出して訂正し(ス
テップS46)、ステップS18へ戻る。ファイルの訂
正は、指定されたファイルの先頭からのオフセット値で
示される位置からの内容を、指定されたデータで置き換
えることにより行われる。
【0041】一方、デバッガプログラム13は、遠隔管
理者用の入出力装置15から転送されてきた修復対象の
ソフトウェア名が、セキュリティ情報ファイル11に登
録されていないと判断した場合(ステップS45)、公
衆回線14を介して、ファイルの訂正が許可されていな
いことを示すエラーメッセージを、遠隔管理者用の入出
力装置15へ転送し(ステップS47)、ステップ18
へ戻る。
【0042】このように、本実施の形態では、PCのソ
フトウェアに障害が発生した時、PC所有者によりデバ
ッガプログラム13を起動して、デバッガプログラム1
3により、PC所有者から入力された修復対象のソフト
ウェア名に対応する製品IDをセキュリティ情報ファイ
ル11から読み出してPC用入出力装置1の画面上に表
示し、PC所有者によりこの表示された製品IDを取得
し、遠隔管理者により、PC所有者から伝えられる修復
対象のソフトウェア名と製品IDからパスワードを抽出
できる、ソフトウェア製造業者が認定したパスワードフ
ァイルを所有する遠隔管理者にソフトウェア障害の修復
を依頼している。このため、PC所有者は、ソフトウェ
ア製造業者が認定したパスワード台帳を所有する特定の
遠隔管理者のみにソフトウェア障害の修復を依頼するこ
とができる。
【0043】そして、本実施の形態では、修復依頼を受
けたパスワード台帳を所有する遠隔管理者により、取得
した修復対象のソフトウェア名と製品IDに対応するパ
スワードをパスワード台帳から捜し出して取得し、取得
した修復対象のソフトウェア名とパスワードを遠隔管理
者用入出力装置15等を通してデバッガプログラム13
へ転送し、デバッガプログラム13により、転送された
修復対象のソフトウェア名とパスワードが予めセキュリ
ティ情報ファイル11に登録されている修復対象のソフ
トウェア名とパスワードと照合して一致した時、修復用
コマンド入力要求を促すメッセージ情報を遠隔管理者用
入出力装置15へ転送するように構成している。このた
め、デバッガプログラム13は、遠隔管理者からの修復
対象のソフトウェア名とパスワードがセキュリティ情報
ファイル11に登録されている情報と一致した時だけ、
修復用コマンド入力要求を促すメッセージ情報を遠隔管
理者用入出力装置15へ転送し、一致しない時、転送し
ないようにできるので、ソフトウェア製造業者がセキュ
リティ情報ファイル11に設定したソフトウェア名及び
パスワードを知ることができるパスワード台帳を所有し
ている遠隔管理者だけが修復用コマンド入力要求を促す
メッセージ情報を貰うことができる。
【0044】更に、本実施の形態では、遠隔管理者用入
出力装置15により、転送された修復用コマンド入力要
求を促すメッセージを画面に表示し、遠隔管理者が、修
復対象のソフトウェアを調査した結果に基づいて、遠隔
管理者用入出力装置15から所定の修復用コマンドを入
力した時、遠隔管理者用入出力装置15により、入力さ
れた修復用コマンドをデバッガプログラム13へ転送
し、デバッガプログラム13により、転送された修復用
コマンドに従ってコマンド処理を行うように構成してい
る。このため、PC所有者から修復依頼を受け、しか
も、ソフトウェア製造業者が許可した、ソフトウェア製
造業者がセキュリティ情報ファイル11に予め設定した
ソフトウェア名とパスワードを知ることができるパスワ
ード台帳を所有している遠隔管理者のみが、遠隔管理者
用入出力装置15を通して、終了,ファイル読込,ファ
イル消去,ファイル作成,ファイル訂正等の修復用コマ
ンドをデバッガプログラム13へ転送して、デバッガプ
ログラム13にファイル閲覧,ファイル訂正,ファイル
消去,ファイル作成等のコマンド処理をさせることがで
き、障害が発生したソフトウェアを修復することができ
る。
【0045】従って、悪意を持った遠隔管理者に機密保
護の必要のあるファイルを閲覧されたり、重要なファイ
ル資源を破棄/改変されたりするのを防ぐことができ、
ソフトウェア製造業者が許可しパスワード台帳を渡した
十分信頼性のある遠隔管理者のみにPCのソフトウェア
の修復を依頼することができる。また、ソフトウェア製
造業者がセキュリティ情報ファイル11に予め設定した
ソフトウェア名とパスワードを知ることができるパスワ
ード台帳を所有している遠隔管理者のみに、公衆回線1
4を介してデバッガプログラム13とやり取りするよう
に構成したため、公衆回線14でやり取りするデータ量
を低減して、通信量を減らし通信コストを低減すること
ができる。また、ソフトウェア名、パスワード及びファ
イル名を一々設定しないで済ませることができ、設定の
手間を少なくすることができる。
【0046】実施の形態2.図7は本発明に係る実施の
形態2のデバッガシステムの構成を示すブロック図であ
る。図7において、図1と同一符号は同一又は相当部分
を示し、21はセキュリティ情報ファイルであり、この
セキュリティ情報ファイル21は、ソフトウェア製造業
者により、予め、PCの外部記憶装置4にインストール
されたソフトウェアの構成要素である。セキュリティ情
報ファイル21には、ソフトウェア製造業者により、ソ
フトウェア名、製品ID、パスワード、通信回線番号、
ファイル名が各々対応するように予め、登録されてい
る。製品IDとパスワードは、同じ種類のソフトウェア
製品であっても、製品の種類や製品の販売先(利用契約
者)等、ソフトウェア製品の単体毎に異なるものが与え
られている。通信回線番号は、セキュリティ情報ファイ
ル21に登録されているソフトウェア名を修復依頼する
のに適した遠隔管理者用の通信回線番号である。
【0047】ここで、ファイルA1,A2,Cから構成
されるワープロソフトAの動作に障害が発生して、遠隔
管理者にワープロソフトAの修復を依頼する場合の実施
の形態を、以下、具体的に説明する。図8は図7に示す
セキュリティ情報ファイルの詳細を示す図、図9は図7
に示すデバッガシステムにおける修復処理フローを示す
フローチャートである。本実施の形態も、実施の形態1
と同様、図3に示すパスワード台帳を使用しており、こ
のパスワード台帳は、ソフトウェア製造業者が保管して
所有している。ソフトウェア製造業者は、ソフトウェア
製造業者が認める遠隔管理者のみに、パスワード台帳の
コピーを譲るものとする。まず、PC所有者は、PCの
ソフトウェアに障害が発生して動作しない修復対象のソ
フトウェア(ソフトウェア名が「ワープロソフトA」)
を発見すると(ステップS51)、修復対象のPC上で
情報処理装置3にインストールされているデバッガプロ
グラム13を入出力装置15から起動する(ステップS
52)。
【0048】デバッガプログラム13は、起動してデバ
ッガの実行を開始すると(ステップS53)、修復対象
のソフトウェア名の入力をPC所有者に促すために、入
出力装置1の画面上に修復対象のソフトウェア名入力要
求のメッセージを表示する(ステップS54)。PC所
有者は、入出力装置1の画面上に表示された修復対象の
ソフトウェア名入力要求のメッセージを認識すると、先
程発見した修復対象のソフトウェア名である「ワープロ
ソフトA」を入出力装置1から入力する(ステップS5
5)。
【0049】デバッガプログラム13は、PC所有者か
ら修復対象のソフトウェア名が入力されると、この入力
されたソフトウェア名の「ワープロソフトA」に対応す
る通信回線番号の「0032−348−12XX」をセ
キュリティ情報ファイル21から読み出し(ステップS
56)、PC用モデム装置2により、読み出した通信回
線番号先の着信動作待ちの遠隔管理者用モデム装置16
に発信操作させる(ステップS57、58)。遠隔管理
者用モデム装置16は、PC用モデム装置2の発信操作
により着信動作する。
【0050】デバッガプログラム13は、遠隔管理者用
モデム装置16が着信動作すると、入力された修復対象
のソフトウェア名の「ワープロソフトA」に対応する製
品IDの「00001212」をセキュリティ情報ファ
イル21から読み出し、この読み出した製品IDと入力
された修復対象のソフトウェア名、及び修復対象のソフ
トウェア名とこのソフトウェア名に対応するパスワード
の入力を遠隔管理者に促すメッセージ情報を、PC用モ
デム装置2から公衆回線14及び着信動作させた遠隔管
理者用モデム装置16を介して、遠隔管理者用入出力装
置15へ転送する(ステップS59)。
【0051】遠隔管理者用入出力装置15は、転送され
た修復対象のソフトウェア名の「ワープロソフトA」と
製品IDの「00001212」を画面上に表示すると
ともに、修復対象のソフトウェア名とこのソフトウェア
名に対応するパスワードの入力を促すメッセージを表示
する。遠隔管理者は、表示された修復対象のソフトウェ
ア名の「ワープロソフトA」と製品IDの「00001
212」を取得する(ステップS60)。
【0052】遠隔管理者は、取得したソフトウェア名の
「ワープロソフトA」と製品IDの「0000121
2」に対応するパスワードの「XA13g2」を、ソフ
トウェア製造業者から渡された図3に示すパスワード台
帳から探して取得する(ステップS61)。遠隔管理者
は、遠隔管理者用入出力装置15の画面上に表示された
修復対象のソフトウェア名とパスワードの入力要求のメ
ッセージを認識し、先程取得した修復対象のソフトウェ
ア名とそのソフトウェア名に対応するパスワードを入出
力装置15から入力する(ステップS62)。遠隔管理
者用の入出力装置15は、この入力されたソフトウェア
名とパスワードの情報を、モデム装置16から公衆回線
14,モデム装置2を介して、PCのデバッガプログラ
ム13へ転送する。
【0053】デバッガプログラム13は、遠隔管理者用
の入出力装置15から入力し転送されてきた修復対象の
ソフトウェア名とパスワードが、予めセキュリティ情報
ファイル11に登録されている修復対象のソフトウェア
名とパスワードと等しいかを照合する(ステップS6
3)。
【0054】遠隔管理者は、障害が発生した修復対象の
ソフトウェアを調査し、図4に示す終了,ファイル読
込,ファイル消去,ファイル作成,ファイル訂正等のソ
フトウェア修復用コマンドを用いて、不具合があるファ
イルについて新規作成、訂正、消去等を行なう。具体的
には、まず、デバッガプログラム13は、遠隔管理者用
の入出力装置15から入力し転送されてきた修復対象の
ソフトウェア名とパスワードが、予めセキュリティ情報
ファイル11に登録されている修復対象のソフトウェア
名とパスワードと等しいと判断した場合(ステップS6
3)、修復対象のソフトウェアのソフトウェア修復用コ
マンド入力要求を促すメッセージ情報を、モデム装置2
から公衆回線14,モデム装置16を介して遠隔管理者
用の入出力装置15へ転送する。遠隔管理者用の入出力
装置15は、転送されてきたソフトウェア修復用コマン
ド入力要求を促すメッセージを画面に表示する。
【0055】遠隔管理者は、表示されたソフトウェア修
復用コマンド入力要求を促すメッセージを認識すると、
修復対象のソフトウェアの調査結果を基に、入出力装置
15から修復対象のソフトウェアのソフトウェア修復用
コマンドを入力する。
【0056】遠隔管理者用の入出力装置15は、この入
力されたソフトウェア修復用コマンドをモデム装置16
から公衆回線14,モデム装置2を介して、コマンド待
ち状態のデバッガプログラム13へ転送する(ステップ
S64、65)。デバッガプログラム13は、遠隔管理
者用の入出力装置15から入力し転送されてきたソフト
ウェア修復用コマンドに従ってコマンド処理する(ステ
ップS66)。各コマンドに対するデバッガプログラム
13の動作は、図6の実施の形態1で説明した手順と同
様であるので、説明を省略する。
【0057】デバッガプログラム13は、コマンド処理
を終了すると、モデム装置2の回線接続を切断し(ステ
ップS67)、プログラムの実行を終了する(ステップ
S68)。遠隔管理者は、修復対象のソフトウェアの調
査結果を基に、入出力装置15からPCのデバッガプロ
グラム13へ終了コマンドを転送すると、修復対象のソ
フトウェアの修復作業を終了する(ステップS69)。
また、PC所有者は、デバッガプログラム13の実行を
終了すると、修復対象のソフトウェアが修復されたかを
確認する(ステップS70)。
【0058】このように、本実施の形態では、ソフトウ
ェア製造業者により、ソフトウェア名、製品ID、パス
ワード、通信回線番号が各々対応するように予め登録さ
れたセキュリティ情報ファイル21をPCの外部記憶装
置4にインストールしており、PCのソフトウェアに障
害が発生した時、PC所有者によりデバッガプログラム
13を起動して、デバッガプログラム13により、PC
所有者から入力された修復対象のソフトウェア名に対応
する通信回線番号をセキュリティ情報ファイル11から
読み出し、PC用モデム装置により、読み出した通信回
線番号先の着信動作待ちの遠隔管理者用モデム装置16
に発信操作させている。このため、PC所有者は、修復
作業の依頼を電話等で口頭で遠隔管理者へ一々依頼する
のではなく、障害を発見したソフトウェア名を入力する
だけで、セキュリティ情報ファイル21に該当する修復
依頼先の遠隔管理者用通信回線番号が登録されていれ
ば、その入力したソフトウェア名に対応する通信回線番
号先の特定の遠隔管理者のみにソフトウェア障害の修復
を自動的に依頼することができる。
【0059】そして、本実施の形態では、デバッガプロ
グラム13により、入力された修復対象のソフトウェア
名に対応する製品IDをセキュリティ情報ファイル21
から読み出し、この読み出した製品IDと入力されたソ
フトウェア名を公衆回線14を介して遠隔管理者用入出
力装置15へ転送し、遠隔管理者用入出力装置15によ
り、転送された修復対象のソフトウェア名と製品IDを
画面上に表示している。このため、PC所有者は、修復
対象のソフトウェア名とそのソフトウェア名に対応する
製品IDを電話等で口頭で遠隔管理者へ一々伝えるので
はなく、修復対象のソフトウェア名を入力するだけで、
修復対象のソフトウェア名とそのソフトウェア名に対応
する製品IDを遠隔管理者用入出力装置15の画面上に
自動的に表示することができるので、遠隔管理者に修復
対象のソフトウェア名とその製品IDを容易に取得させ
ることができる。
【0060】そして、本実施の形態では、修復依頼を受
けたパスワード台帳を所有する遠隔管理者により、取得
した修復対象のソフトウェア名と製品IDに対応するパ
スワードをパスワード台帳から捜し出して取得し、取得
した修復対象のソフトウェア名とパスワードを遠隔管理
者用入出力装置15等を通してデバッガプログラム13
へ転送し、デバッガプログラム13により、転送された
修復対象のソフトウェア名とパスワードが予めセキュリ
ティ情報ファイル11に登録されている修復対象のソフ
トウェア名とパスワードと照合して一致した時、修復用
コマンド入力要求を促すメッセージ情報を遠隔管理者用
入出力装置15へ転送するように構成している。このた
め、デバッガプログラム13は、遠隔管理者からの修復
対象のソフトウェア名とパスワードがセキュリティ情報
ファイル11に登録されている情報と一致した時だけ、
修復用コマンド入力要求を促すメッセージ情報を遠隔管
理者用入出力装置15へ転送し、一致しない時、転送し
ないようにできるので、ソフトウェア製造業者がセキュ
リティ情報ファイル11に設定したソフトウェア名及び
パスワードを知ることができるパスワード台帳を所有し
ている遠隔管理者だけが修復用コマンド入力要求を促す
メッセージ情報を貰うことができる。
【0061】更に、本実施の形態では、遠隔管理者用入
出力装置15により、転送された修復用コマンド入力要
求を促すメッセージを画面に表示し、遠隔管理者が、修
復対象のソフトウェアを調査した結果に基づいて、遠隔
管理者用入出力装置15から所定の修復用コマンドを入
力した時、遠隔管理者用入出力装置15により、入力さ
れた修復用コマンドをデバッガプログラム13へ転送
し、デバッガプログラム13により、転送された修復用
コマンドに従ってコマンド処理を行うように構成してい
る。このため、PC所有者から修復依頼を受け、しか
も、ソフトウェア製造業者が許可した、ソフトウェア製
造業者がセキュリティ情報ファイル11に予め設定した
ソフトウェア名とパスワードを知ることができるパスワ
ード台帳を所有している遠隔管理者のみが、遠隔管理者
用入出力装置15を通して、終了,ファイル読込,ファ
イル消去,ファイル作成,ファイル訂正等の修復用コマ
ンドをデバッガプログラム13へ転送して、デバッガプ
ログラム13にファイル閲覧,ファイル訂正,ファイル
消去,ファイル作成等のコマンド処理をさせることがで
き、障害が発生したソフトウェアを修復することができ
る。
【0062】従って、悪意を持った遠隔管理者に機密保
護の必要のあるファイルを閲覧されたり、重要なファイ
ル資源を破棄/改変されたりするのを防ぐことができ、
ソフトウェア製造業者が許可しパスワード台帳を渡した
十分信頼性のある遠隔管理者のみにPCのソフトウェア
の修復を依頼することができる。また、ソフトウェア製
造業者がセキュリティ情報ファイル21に予め設定した
ソフトウェア名とパスワードを知ることができるパスワ
ード台帳を所有している遠隔管理者のみに、公衆回線1
4を介してデバッガプログラム13とやり取りするよう
に構成したため、公衆回線14でやり取りするデータ量
を低減して、通信量を減らし通信コストを低減すること
ができる。また、ソフトウェア名、パスワード及びファ
イル名を一々設定しないで済ませることができ、設定の
手間を少なくすることができる。 実施の形態3.図10は本発明に係る実施の形態3のデ
バッガシステムの構成を示すブロック図である。図10
において、図7と同一符号は同一又は相当部分を示す。
本実施の形態のデバッガシステムの構成は、実施の形態
2の構成と同様である。実施の形態2と同様、セキュリ
ティ情報ファイル21は、ソフトウェア製造業者によ
り、予め、PCの外部記憶装置4にインストールされた
ソフトウェアの構成要素である。セキュリティ情報ファ
イル21には、ソフトウェア製造業者により、ソフトウ
ェア名、製品ID、パスワード、通信回線番号、ファイ
ル名が各々対応するように予め、登録されている。製品
IDとパスワードは、同じ種類のソフトウェア製品であ
っても、製品の種類や製品の販売先(利用契約者)等、
ソフトウェア製品の単体毎に異なるものが与えられてい
る。通信回線番号は、セキュリティ情報ファイル21に
登録されているソフトウェア名を修復依頼するのに適し
た遠隔管理者用の通信回線番号である。
【0063】ここで、ファイルA1,A2,Cから構成
されるワープロソフトAの動作に障害が発生して、遠隔
管理者にワープロソフトAの修復を依頼する場合の実施
の形態を、以下、具体的に説明する。図11は図8に示
すセキュリティ情報ファイルのソフトウェア名、製品I
D、パスワード及び通信回線番号と対応するようにソフ
トウェア名、製品ID、パスワード及び通信回線番号が
書き込まれた契約者台帳を示す図であり、図12は図1
0に示すデバッガシステムにおける修復処理フローを示
すフローチャートである。本実施の形態では、図11に
示す契約者台帳を使用しており、この契約者台帳は、ソ
フトウェア製造業者が保管して所有している。ソフトウ
ェア製造業者は、ソフトウェア製造業者が認めるPC所
有者と契約している遠隔管理者のみに、契約者台帳のコ
ピーを譲るものとする。まず、PC所有者は、PCのソ
フトウェアに障害が発生して動作しない修復対象のソフ
トウェア(ソフトウェア名が「ワープロソフトA」)を
発見すると(ステップS51)、修復対象のPC上で情
報処理装置3にインストールされているデバッガプログ
ラム13を入出力装置15から起動する(ステップS5
2)。
【0064】デバッガプログラム13は、起動してデバ
ッガの実行を開始すると(ステップS53)、修復対象
のソフトウェア名の入力をPC所有者に促すために、入
出力装置1の画面上に修復対象のソフトウェア名入力要
求のメッセージを表示する(ステップS54)。PC所
有者は、入出力装置1の画面上に表示された修復対象の
ソフトウェア名入力要求のメッセージを認識すると、先
程発見した修復対象のソフトウェア名である「ワープロ
ソフトA」を入出力装置1から入力する(ステップS5
5)。
【0065】デバッガプログラム13は、PC所有者か
ら修復対象のソフトウェア名が入力されると、この入力
されたソフトウェア名の「ワープロソフトA」に対応す
る通信回線番号の「0032−348−12XX」をセ
キュリティ情報ファイル21から読み出し(ステップS
56)、PC用モデム装置2により、読み出した通信回
線番号先の着信動作待ちの遠隔管理者用モデム装置16
に発信操作させる(ステップS57、58)。遠隔管理
者用モデム装置16は、PC用モデム装置2の発信操作
により着信動作する。
【0066】デバッガプログラム13は、遠隔管理者用
モデム装置16が着信動作すると、入力された修復対象
のソフトウェア名の「ワープロソフトA」に対応する製
品IDの「00001212」をセキュリティ情報ファ
イル21から読み出し、この読み出した製品IDと入力
された修復対象のソフトウェア名を、PC用モデム装置
2から公衆回線14及び着信動作させた遠隔管理者用モ
デム装置16を介して、遠隔管理者用入出力装置15へ
転送する(ステップS59)。その後、デバッガプログ
ラム13は、PC用モデム装置2の回線を切断する(ス
テップS81)。
【0067】遠隔管理者用入出力装置15は、転送され
た修復対象のソフトウェア名の「ワープロソフトA」と
製品IDの「00001212」を画面上に表示する。
遠隔管理者は、表示された修復対象のソフトウェア名の
「ワープロソフトA」と製品IDの「0000121
2」を取得した後(ステップS60)、遠隔管理者用入
出力装置15により、遠隔管理者用モデム装置16の回
線を切断する(ステップS82)。遠隔管理者は、取得
した修復対象のソフトウェア名の「ワープロソフトA」
と製品IDの「00001212」に対応する通信回線
番号を、ソフトウェア製造業者から渡された契約者台帳
から検索する(ステップS83)。
【0068】遠隔管理者は、検索した通信回線番号の
「0032−348−12XX」が自身の通信回線番号
である場合、修復対象のソフトウェア名を転送してきた
PC所有者が遠隔管理者における保守作業の正規利用契
約者であると判断して、自動着信状態になっている修復
対象のPC用モデム装置2に対して、遠隔管理者用入出
力装置15から遠隔管理者用モデム装置16に付属する
ダイヤルを発呼することにより、発信操作を行う(ステ
ップS84、85)。これにより、修復対象のPC用モ
デム装置2は、遠隔管理者用モデム装置16からのダイ
ヤル発呼による発信操作により着信動作する。一方、遠
隔管理者は、検索した通信回線番号が自身の通信回線番
号でない場合、修復対象のソフトウェア名を転送してき
たPC所有者が遠隔管理者における保守作業の正規利用
契約者でないと判断して、修復対象のPCとの回線接続
を行わない。
【0069】デバッガプログラム13は、PC用モデム
装置2の着信を確認すると、修復対象のソフトウェア名
とそのソフトウェア名に対応するパスワードの入力を促
すメッセージ情報を、モデム装置2から公衆回線14、
モデム装置16を介して遠隔管理者用の入出力装置15
へ転送する。これにより、遠隔管理者用入出力装置15
の画面には、修復対象のソフトウェア名とそのソフトウ
ェア名に対応するパスワードの入力を促すメッセージが
表示される。
【0070】遠隔管理者は、遠隔管理者用入出力装置1
5の画面上に表示された修復対象のソフトウェア名とパ
スワードの入力要求のメッセージを認識し、取得した修
復対象のソフトウェア名の「ワープロソフトA」と製品
IDの「00001212」に対応するパスワードの
「XA13g2」を、ソフトウェア製造業者から渡され
た契約者台帳から取得し、この取得したパスワードと先
程取得した修復対象のソフトウェア名を入出力装置15
から入力する(ステップS62)。
【0071】遠隔管理者用の入出力装置15は、この入
力されたソフトウェア名とパスワードの情報を、モデム
装置16から公衆回線14,モデム装置2を介して、P
Cのデバッガプログラム13へ転送する。デバッガプロ
グラム13は、遠隔管理者用の入出力装置15から入力
し転送されてきた修復対象のソフトウェア名とパスワー
ドが、予めセキュリティ情報ファイル11に登録されて
いる修復対象のソフトウェア名とパスワードと等しいか
を照合する(ステップS63)。
【0072】遠隔管理者は、障害が発生した修復対象の
ソフトウェアを調査し、図4に示す終了,ファイル読
込,ファイル消去,ファイル作成,ファイル訂正等のソ
フトウェア修復用コマンドを用いて、不具合があるファ
イルについて新規作成、訂正、消去等を行なう。具体的
には、まず、デバッガプログラム13は、遠隔管理者用
の入出力装置15から入力し転送されてきた修復対象の
ソフトウェア名とパスワードが、予めセキュリティ情報
ファイル11に登録されている修復対象のソフトウェア
名とパスワードと等しいと判断した場合(ステップS6
3)、修復対象のソフトウェアのソフトウェア修復用コ
マンド入力要求を促すメッセージ情報を、モデム装置2
から公衆回線14,モデム装置16を介して遠隔管理者
用の入出力装置15へ転送する。
【0073】遠隔管理者用の入出力装置15は、転送さ
れてきたソフトウェア修復用コマンド入力要求を促すメ
ッセージを画面に表示する。遠隔管理者は、表示された
ソフトウェア修復用コマンド入力要求を促すメッセージ
を認識すると、修復対象のソフトウェアの調査結果を基
に、入出力装置15から修復対象のソフトウェアのソフ
トウェア修復用コマンドを入力する。
【0074】遠隔管理者用の入出力装置15は、この入
力されたソフトウェア修復用コマンドをモデム装置16
から公衆回線14,モデム装置2を介して、コマンド待
ち状態のデバッガプログラム13へ転送する(ステップ
S64、65)。デバッガプログラム13は、遠隔管理
者用の入出力装置15から入力し転送されてきたソフト
ウェア修復用コマンドに従ってコマンド処理する(ステ
ップS66)。各コマンドに対するデバッガプログラム
13の動作は、図6の実施の形態1で説明した手順と同
様であるので、説明を省略する。
【0075】デバッガプログラム13は、遠隔管理者用
の入出力装置15から公衆回線14を介して終了コマン
ドが転送されてきたと判断した場合、モデム装置2の回
線接続を切断し(ステップS67)、プログラムの実行
を終了する(ステップS68)。遠隔管理者は、修復対
象のソフトウェアの調査結果を基に、入出力装置15か
らPCのデバッガプログラム13へ終了コマンドを転送
すると、修復対象のソフトウェアの修復作業を終了する
(ステップS69)。また、PC所有者は、デバッガプ
ログラム13の実行を終了すると、修復対象のソフトウ
ェアが修復されたかを確認する(ステップS70)。
【0076】このように、本実施の形態では、ソフトウ
ェア製造業者により、ソフトウェア名、製品ID、パス
ワード、通信回線番号が各々対応するように予め登録さ
れたセキュリティ情報ファイル21をPCの外部記憶装
置4にインストールしており、PCのソフトウェアに障
害が発生した時、PC所有者によりデバッガプログラム
13を起動して、デバッガプログラム13により、PC
所有者から入力された修復対象のソフトウェア名に対応
する通信回線番号をセキュリティ情報ファイル11から
読み出し、PC用モデム装置により、読み出した通信回
線番号先の着信動作待ちの遠隔管理者用モデム装置16
に発信操作させている。このため、PC所有者は、修復
作業の依頼を電話等で口頭で遠隔管理者へ一々依頼する
のではなく、障害を発見した修復対象のソフトウェア名
を入力するだけで、セキュリティ情報ファイル21に該
当する修復依頼先の遠隔管理者用通信回線番号が登録さ
れていれば、その入力した修復対象のソフトウェア名に
対応する通信回線番号先の特定の遠隔管理者のみにソフ
トウェア障害の修復を自動的に依頼することができる。
【0077】そして、本実施の形態では、デバッガプロ
グラム13により、入力された修復対象のソフトウェア
名に対応する製品IDをセキュリティ情報ファイル21
から読み出し、この読み出した製品IDと入力されたソ
フトウェア名を公衆回線14を介して遠隔管理者用入出
力装置15へ転送し、遠隔管理者用入出力装置15によ
り、転送された修復対象のソフトウェア名と製品IDを
画面上に表示している。このため、PC所有者は、修復
対象のソフトウェア名とそのソフトウェア名に対応する
製品IDを電話等で口頭で遠隔管理者へ一々伝えるので
はなく、修復対象のソフトウェア名を入力するだけで、
修復対象のソフトウェア名とそのソフトウェア名に対応
する製品IDを遠隔管理者用入出力装置15の画面上に
自動的に表示することができるので、遠隔管理者に修復
対象のソフトウェア名とその製品IDを容易に取得させ
ることができる。
【0078】本実施の形態では、デバッガプログラム1
3により、セキュリティ情報ファイル21から読み出し
た製品IDと入力された修復対象のソフトウェア名を公
衆回線14を介して遠隔管理者用入出力装置15へ転送
した後、PC用モデム装置2の回線を切断し、遠隔管理
者により、表示された修復対象のソフトウェア名と製品
IDを取得した後、遠隔管理者用モデム装置16の回線
を切断し、その後、遠隔管理者により、取得したソフト
ウェア名と製品IDに対応する通信回線番号をソフトウ
ェア製造業者から渡された契約者台帳から検索するよう
に構成している。このため、遠隔管理者は、検索した通
信回線番号が自身の通信回線番号である場合、修復対象
のソフトウェア名を転送してきたPC所有者が遠隔管理
者における保守作業の正規利用契約者であると判断する
ことができるので、その正規利用契約者の修復対象のP
Cとの回線接続を行うことができる。また、遠隔管理者
は、検索した通信回線番号が自身の通信回線番号でない
場合、修復対象のソフトウェア名を転送してきたPC所
有者が遠隔管理者における保守作業の正規利用契約者で
ないと判断することができるので、その正規利用契約者
でない修復対象のPCとの回線接続を行わないようにす
ることができる。
【0079】そして、本実施の形態では、修復依頼を受
けた契約者台帳を所有する遠隔管理者により、取得した
修復対象のソフトウェア名と製品IDに対応するパスワ
ードを契約者台帳から捜し出して取得し、取得した修復
対象のソフトウェア名とパスワードを遠隔管理者用入出
力装置15等を通してデバッガプログラム13へ転送
し、デバッガプログラム13により、転送された修復対
象のソフトウェア名とパスワードが予めセキュリティ情
報ファイル11に登録されている修復対象のソフトウェ
ア名とパスワードと照合して一致した時、修復用コマン
ド入力要求を促すメッセージ情報を遠隔管理者用入出力
装置15へ転送するように構成している。このため、デ
バッガプログラム13は、遠隔管理者からの修復対象の
ソフトウェア名とパスワードがセキュリティ情報ファイ
ル11に登録されている情報と一致した時だけ、修復用
コマンド入力要求を促すメッセージ情報を遠隔管理者用
入出力装置15へ転送し、一致しない時、転送しないよ
うにできるので、ソフトウェア製造業者がセキュリティ
情報ファイル11に設定したソフトウェア名及びパスワ
ードを知ることができる契約者台帳を所有している遠隔
管理者だけが修復用コマンド入力要求を促すメッセージ
情報を貰うことができる。
【0080】更に、本実施の形態では、遠隔管理者用入
出力装置15により、転送された修復用コマンド入力要
求を促すメッセージを画面に表示し、遠隔管理者が、修
復対象のソフトウェアを調査した結果に基づいて、遠隔
管理者用入出力装置15から所定の修復用コマンドを入
力した時、遠隔管理者用入出力装置15により、入力さ
れた修復用コマンドをデバッガプログラム13へ転送
し、デバッガプログラム13により、転送された修復用
コマンドに従ってコマンド処理を行うように構成してい
る。このため、PC所有者から修復依頼を受け、しか
も、ソフトウェア製造業者が許可した、ソフトウェア製
造業者がセキュリティ情報ファイル11に予め設定した
ソフトウェア名とパスワードを知ることができる契約者
台帳を所有している遠隔管理者のみが、遠隔管理者用入
出力装置15を通して、終了,ファイル読込,ファイル
消去,ファイル作成,ファイル訂正等の修復用コマンド
をデバッガプログラム13へ転送して、デバッガプログ
ラム13にファイル閲覧,ファイル訂正,ファイル消
去,ファイル作成等のコマンド処理をさせることがで
き、障害が発生したソフトウェアを修復することができ
る。
【0081】従って、悪意を持った遠隔管理者に機密保
護の必要のあるファイルを閲覧されたり、重要なファイ
ル資源を破棄/改変されたりするのを防ぐことができ、
ソフトウェア製造業者が許可しパスワード台帳を渡した
十分信頼性のある遠隔管理者のみにPCのソフトウェア
の修復を依頼することができる。また、ソフトウェア製
造業者がセキュリティ情報ファイル21に予め設定した
ソフトウェア名とパスワードを知ることができる契約者
台帳を所有している遠隔管理者のみに、公衆回線14を
介してデバッガプログラム13とやり取りするように構
成したため、公衆回線14でやり取りするデータ量を低
減して、通信量を減らし通信コストを低減することがで
きる。また、ソフトウェア名、パスワード及びファイル
名を一々設定しないで済ませることができ、設定の手間
を少なくすることができる。
【0082】実施の形態4.図13は本発明に係る実施
の形態4のデバッガシステムの構成を示すブロック図で
ある。図13において、図10と同一符号は同一又は相
当部分を示し、31は遠隔管理者用モデム装置16と遠
隔管理者用入出力装置15に接続され、OSプログラム
32と管理者用プログラム33がインストールされた遠
隔管理者用情報処理装置であり、34は遠隔管理者用情
報処理装置31に接続され、修復対象のソフトウェアの
修復作業を行うのに必要な修復用コマンドが予め登録さ
れている手順ファイル35がインストールされている外
部記憶装置である。実施の形態2と同様、セキュリティ
情報ファイル21は、ソフトウェア製造業者により、予
め、PCの外部記憶装置4にインストールされたソフト
ウェアの構成要素である。セキュリティ情報ファイル2
1には、ソフトウェア製造業者により、ソフトウェア
名、製品ID、パスワード、通信回線番号、ファイル名
が各々対応するように、予め登録されている。製品ID
とパスワードは、同じ種類のソフトウェア製品であって
も、製品の種類や製品の販売先(利用契約者)等、ソフ
トウェア製品の単体毎に異なるものが与えられている。
通信回線番号は、セキュリティ情報ファイル21に登録
されているソフトウェア名を修復依頼するのに適した遠
隔管理者用の通信回線番号である。
【0083】ここで、ファイルA1,A2,Cから構成
されるワープロソフトAの動作に障害が発生して、遠隔
管理者にワープロソフトAの修復を依頼する場合の実施
の形態を、以下、具体的に説明する。図14は図13に
示す手順ファイルの詳細を示す図であり、図15は図1
3に示すデバッガシステムにおける修復処理フローを示
すフローチャートである。本実施の形態では、管理者用
プログラム33が修復用コマンドをデバッガプログラム
13へ転送する際、手順ファイル35を用いている。こ
の手順ファイル35から判るように、本実施の形態は、
修復対象のワープロソフトAのファイルA,Bを消去
し、ファイルAを新たに作成して、ファイルのアップデ
ートによる修復作業を行う場合である。本実施の形態
も、実施の形態3と同様、図11に示す契約者台帳を使
用しており、この契約者台帳は、ソフトウェア製造業者
が保管して所有している。ソフトウェア製造業者は、ソ
フトウェア製造業者が認めるPC所有者と契約している
遠隔管理者のみに、契約者台帳のコピーを譲るものとす
る。
【0084】まず、PC所有者は、PCのソフトウェア
に障害が発生して動作しない修復対象のソフトウェア
(ソフトウェア名が「ワープロソフトA」)を発見する
と(ステップS51)、修復対象のPC上で情報処理装
置3にインストールされているデバッガプログラム13
を入出力装置15から起動する(ステップS52)。
【0085】デバッガプログラム13は、起動してデバ
ッガの実行を開始すると(ステップS53)、修復対象
のソフトウェア名の入力をPC所有者に促すために、入
出力装置1の画面上に修復対象のソフトウェア名入力要
求のメッセージを表示する(ステップS54)。PC所
有者は、入出力装置1の画面上に表示された修復対象の
ソフトウェア名入力要求のメッセージを認識すると、先
程発見した修復対象のソフトウェア名である「ワープロ
ソフトA」を入出力装置1から入力する(ステップS5
5)。
【0086】デバッガプログラム13は、PC所有者か
ら修復対象のソフトウェア名が入力されると、この入力
されたソフトウェア名の「ワープロソフトA」に対応す
る通信回線番号の「0032−348−12XX」をセ
キュリティ情報ファイル21から読み出し(ステップS
56)、PC用モデム装置2により、読み出した通信回
線番号先の着信動作待ちの遠隔管理者用モデム装置16
に発信操作させる(ステップS57、58)。遠隔管理
者用モデム装置16は、PC用モデム装置2の発信操作
により着信動作する。
【0087】デバッガプログラム13は、遠隔管理者用
モデム装置16が着信動作すると、入力された修復対象
のソフトウェア名の「ワープロソフトA」に対応する製
品IDの「00001212」をセキュリティ情報ファ
イル21から読み出し、この読み出した製品IDと入力
された修復対象のソフトウェア名を、PC用モデム装置
2から公衆回線14及び着信動作させた遠隔管理者用モ
デム装置16を介して、遠隔管理者用入出力装置15へ
転送する(ステップS59)。その後、デバッガプログ
ラム13は、PC用モデム装置2の回線を切断する(ス
テップS81)。
【0088】遠隔管理者用入出力装置15は、転送され
た修復対象のソフトウェア名の「ワープロソフトA」と
製品IDの「00001212」を画面上に表示する。
遠隔管理者は、表示された修復対象のソフトウェア名の
「ワープロソフトA」と製品IDの「0000121
2」を取得した後(ステップS60)、遠隔管理者用入
出力装置15により、遠隔管理者用モデム装置16の回
線を切断する(ステップS82)。遠隔管理者は、取得
した修復対象のソフトウェア名の「ワープロソフトA」
と製品IDの「00001212」に対応する通信回線
番号を、ソフトウェア製造業者から渡された契約者台帳
から検索する(ステップS83)。
【0089】遠隔管理者は、検索した通信回線番号の
「0032−348−12XX」が自身の通信回線番号
である場合、修復対象のソフトウェア名を転送してきた
PC所有者が遠隔管理者における保守作業の正規利用契
約者であると判断して、自動着信状態になっている修復
対象のPC用モデム装置2に対して、遠隔管理者用入出
力装置15から遠隔管理者用モデム装置16に付属する
ダイヤルを発呼することにより、発信操作を行う(ステ
ップS84、85)。これにより、修復対象のPC用モ
デム装置2は、遠隔管理者用モデム装置16からのダイ
ヤル発呼による発信操作により着信動作する。一方、遠
隔管理者は、検索した通信回線番号が自身の通信回線番
号でない場合、修復対象のソフトウェア名を転送してき
たPC所有者が遠隔管理者における保守作業の正規利用
契約者でないと判断して、修復対象のPCとの回線接続
を行わない。
【0090】デバッガプログラム13は、PC用モデム
装置2の着信を確認すると、修復対象のソフトウェア名
とそのソフトウェア名に対応するパスワードの入力を促
すメッセージ情報を、モデム装置2から公衆回線14、
モデム装置16を介して遠隔管理者用の入出力装置15
へ転送する。これにより、遠隔管理者用入出力装置15
の画面には、修復対象のソフトウェア名とそのソフトウ
ェア名に対応するパスワードの入力を促すメッセージが
表示される。
【0091】遠隔管理者は、遠隔管理者用入出力装置1
5の画面上に表示された修復対象のソフトウェア名とパ
スワードの入力要求のメッセージを認識し、取得した修
復対象のソフトウェア名の「ワープロソフトA」と製品
IDの「00001212」に対応するパスワードの
「XA13g2」を、ソフトウェア製造業者から渡され
た契約者台帳から取得し、この取得したパスワードと先
程取得した修復対象のソフトウェア名を入出力装置15
から入力する(ステップS62)。
【0092】遠隔管理者用の入出力装置15は、この入
力されたソフトウェア名とパスワードの情報を、モデム
装置16から公衆回線14,モデム装置2を介して、P
Cのデバッガプログラム13へ転送する。デバッガプロ
グラム13は、遠隔管理者用の入出力装置15から入力
し転送されてきた修復対象のソフトウェア名とパスワー
ドが、予めセキュリティ情報ファイル11に登録されて
いる修復対象のソフトウェア名とパスワードと等しいか
を照合する(ステップS63)。
【0093】デバッガプログラム13は、遠隔管理者用
の入出力装置15から入力し転送されてきた修復対象の
ソフトウェア名とパスワードが、予めセキュリティ情報
ファイル11に登録されている修復対象のソフトウェア
名とパスワードと等しいと判断した場合(ステップS6
3)、管理者用プログラム起動要求を促すメッセージ情
報を、モデム装置2から公衆回線14,モデム装置16
を介して遠隔管理者用の入出力装置15へ転送する。一
方、デバッガプログラム13は、遠隔管理者用入出力装
置15から転送される修復対象のソフトウェア名とパス
ワードが、予めセキュリティ情報ファイル11に登録さ
れている修復対象のソフトウェア名とパスワード等しく
ないと判断した場合(ステップS63)、管理者用プロ
グラム起動要求を促すメッセージ情報を遠隔管理者用入
出力装置15へ転送しない。
【0094】遠隔管理者用の入出力装置15は、転送さ
れてきた管理者用プログラム起動要求を促すメッセージ
を画面に表示する。遠隔管理者は、表示された管理者用
プログラム起動要求を促すメッセージを認識すると、遠
隔管理者用入出力装置15から遠隔管理者用情報処理装
置31にインストールされている管理者用プログラム3
3を起動する(ステップS91)。
【0095】管理者用プログラム33は、起動してプロ
グラムの実行を開始すると(ステップS92)、手順フ
ァイル35から手順ファイル35に書き込まれている全
てのソフトウェア修復用コマンドを、一つずつ読み出し
(ステップS93、94)、モデム装置16から公衆回
線14,モデム装置2を介して、コマンド待ち状態のデ
バッガプログラム13へ転送する(ステップS64、9
5)。管理者用プログラム33は、手順ファイル35か
ら全てのソフトウェア修復用コマンドを読み出すと(ス
テップS94)、プログラムの実行を終了する(ステッ
プS96)。デバッガプログラム13は、管理者用プロ
グラム33から転送されてきたソフトウェア修復用コマ
ンドに従ってコマンド処理する(ステップS66)。本
実施の形態では、図14に示す手順ファイル35から判
るように、修復対象のワープロソフトAのファイルA,
Bを消去し、ファイルAを新たに作成して、ファイルの
アップデートによる修復作業を行う。
【0096】デバッガプログラム13は、遠隔管理者用
の入出力装置15から公衆回線14を介して終了コマン
ドが転送されてきたと判断した場合、モデム装置2の回
線接続を切断し(ステップS67)、プログラムの実行
を終了する(ステップS68)。遠隔管理者は、管理者
用プログラム33がプログラム実行を終了すると、修復
対象のソフトウェアの修復作業を終了する(ステップS
69)。また、PC所有者は、デバッガプログラム13
の実行を終了すると、修復対象のソフトウェアが修復さ
れたかを確認する(ステップS70)。
【0097】このように、本実施の形態では、ソフトウ
ェア製造業者により、ソフトウェア名、製品ID、パス
ワード、通信回線番号が各々対応するように予め登録さ
れたセキュリティ情報ファイル21をPCの外部記憶装
置4にインストールしており、PCのソフトウェアに障
害が発生した時、PC所有者によりデバッガプログラム
13を起動して、デバッガプログラム13により、PC
所有者から入力された修復対象のソフトウェア名に対応
する通信回線番号をセキュリティ情報ファイル11から
読み出し、PC用モデム装置により、読み出した通信回
線番号先の着信動作待ちの遠隔管理者用モデム装置16
に発信操作させている。このため、PC所有者は、修復
作業の依頼を電話等で口頭で遠隔管理者へ一々依頼する
のではなく、障害を発見した修復対象のソフトウェア名
を入力するだけで、セキュリティ情報ファイル21に該
当する修復依頼先の遠隔管理者用通信回線番号が登録さ
れていれば、その入力した修復対象のソフトウェア名に
対応する通信回線番号先の特定の遠隔管理者のみにソフ
トウェア障害の修復を自動的に依頼することができる。
【0098】そして、本実施の形態では、デバッガプロ
グラム13により、入力された修復対象のソフトウェア
名に対応する製品IDをセキュリティ情報ファイル21
から読み出し、この読み出した製品IDと入力されたソ
フトウェア名を公衆回線14を介して遠隔管理者用入出
力装置15へ転送し、遠隔管理者用入出力装置15によ
り、転送された修復対象のソフトウェア名と製品IDを
画面上に表示している。このため、PC所有者は、修復
対象のソフトウェア名とそのソフトウェア名に対応する
製品IDを電話等で口頭で遠隔管理者へ一々伝えるので
はなく、修復対象のソフトウェア名を入力するだけで、
修復対象のソフトウェア名とそのソフトウェア名に対応
する製品IDを遠隔管理者用入出力装置15の画面上に
自動的に表示することができるので、遠隔管理者に修復
対象のソフトウェア名とその製品IDを容易に取得させ
ることができる。
【0099】本実施の形態では、デバッガプログラム1
3により、セキュリティ情報ファイル21から読み出し
た製品IDと入力された修復対象のソフトウェア名を公
衆回線14を介して遠隔管理者用入出力装置15へ転送
した後、PC用モデム装置2の回線を切断し、遠隔管理
者により、表示された修復対象のソフトウェア名と製品
IDを取得した後、遠隔管理者用モデム装置16の回線
を切断し、その後、遠隔管理者により、取得したソフト
ウェア名と製品IDに対応する通信回線番号をソフトウ
ェア製造業者から渡された契約者台帳から検索するよう
に構成している。このため、遠隔管理者は、検索した通
信回線番号が自身の通信回線番号である場合、修復対象
のソフトウェア名を転送してきたPC所有者が遠隔管理
者における保守作業の正規利用契約者であると判断する
ことができるので、その正規利用契約者の修復対象のP
Cとの回線接続を行うことができる。また、遠隔管理者
は、検索した通信回線番号が自身の通信回線番号でない
場合、修復対象のソフトウェア名を転送してきたPC所
有者が遠隔管理者における保守作業の正規利用契約者で
ないと判断することができるので、その正規利用契約者
でない修復対象のPCとの回線接続を行わないようにす
ることができる。
【0100】そして、本実施の形態では、修復依頼を受
けた契約者台帳を所有する遠隔管理者により、取得した
修復対象のソフトウェア名と製品IDに対応するパスワ
ードを契約者台帳から捜し出して取得し、取得した修復
対象のソフトウェア名とパスワードを遠隔管理者用入出
力装置15等を通してデバッガプログラム13へ転送
し、デバッガプログラム13により、転送された修復対
象のソフトウェア名とパスワードが予めセキュリティ情
報ファイル21に登録されている修復対象のソフトウェ
ア名とパスワードと照合して一致した時、管理者用プロ
グラム起動要求を促すメッセージ情報を遠隔管理者用入
出力装置15へ転送するように構成している。このた
め、デバッガプログラム13は、遠隔管理者からの修復
対象のソフトウェア名とパスワードがセキュリティ情報
ファイル21に登録されている情報と一致した時だけ、
管理者用プログラム起動要求を促すメッセージ情報を遠
隔管理者用入出力装置15へ転送し、一致しない時、転
送しないようにできるので、ソフトウェア製造業者がセ
キュリティ情報ファイル21に設定したソフトウェア名
及びパスワードを知ることができる契約者台帳を所有し
ている遠隔管理者だけが管理者用プログラム起動要求を
促すメッセージ情報を貰うことができる。
【0101】更に、本実施の形態では、遠隔管理者によ
り、表示された管理者用プログラム起動要求を促すメッ
セージを認識し、遠隔管理者用入出力装置から管理者用
プログラムを起動し、管理者用プログラム33により、
手順ファイル35からソフトウェア修復用コマンドを読
み出して、コマンド待ち状態のデバッガプログラム13
へ転送し、デバッガプログラム13により、転送された
修復用コマンドに従ってコマンド処理を行うように構成
している。このため、PC所有者から修復依頼を受け、
しかも、ソフトウェア製造業者が許可した、ソフトウェ
ア製造業者がセキュリティ情報ファイル11に予め設定
したソフトウェア名とパスワードを知ることができる契
約者台帳を所有している遠隔管理者のみが、修復対象の
ソフトウェアを一々調査して修復用コマンドを一々入力
してデバッガプログラム13へ転送することなく、パス
ワード入力後、管理者用プログラム33を起動するだけ
で自動的に、管理者用プログラム33により、修復用コ
マンドを手順ファイル35から読み出してデバッガプロ
グラム13へ転送し、デバッガプログラム13により、
ソフトウェア修復用のコマンド処理をさせることができ
る。
【0102】従って、悪意を持った遠隔管理者に機密保
護の必要のあるファイルを閲覧されたり、重要なファイ
ル資源を破棄/改変されたりするのを防ぐことができ、
ソフトウェア製造業者が許可し契約者台帳を渡した十分
信頼性のある遠隔管理者のみにPCのソフトウェアの修
復を依頼することができる。また、ソフトウェア製造業
者がセキュリティ情報ファイル21に予め設定したソフ
トウェア名とパスワードを知ることができる契約者台帳
を所有している遠隔管理者のみに、公衆回線14を介し
てデバッガプログラム13とやり取りするように構成し
たため、公衆回線14でやり取りするデータ量を低減し
て、通信量を減らし通信コストを低減することができ
る。また、ソフトウェア名、パスワード及びファイル名
を一々設定しないで済ませることができ、設定の手間を
少なくすることができる。 実施の形態5.図16は本発明に係る実施の形態5のデ
バッガシステムの構成を示すブロック図である。図16
において、図13と同一符号は同一又は相当部分を示
し、41は遠隔管理者用外部記憶装置34にインストー
ルされた契約者台帳ファイルであり、この契約者台帳フ
ァイル41には、図11に示す契約者台帳と同様、セキ
ュリティ情報ファイル21のソフトウェア名、製品I
D、パスワード及び通信回線番号と対応するようにソフ
トウェア名、製品ID、パスワード及び通信回線番号が
各々対応するように、予め登録されている。
【0103】実施の形態4と同様、遠隔管理者用情報処
理装置31は、遠隔管理者用モデム装置16と遠隔管理
者用入出力装置15に接続され、OSプログラム32と
管理者用プログラム33がインストールされている。遠
隔管理者用外部記憶装置34は、遠隔管理者用情報処理
装置31に接続され、修復対象のソフトウェアの修復作
業を行うのに必要な修復用コマンドが予め登録されてい
る手順ファイル35と契約者台帳ファイル41がインス
トールされている。
【0104】セキュリティ情報ファイル21は、ソフト
ウェア製造業者により、予め、PCの外部記憶装置4に
インストールされたソフトウェアの構成要素である。セ
キュリティ情報ファイル21には、ソフトウェア製造業
者により、ソフトウェア名、製品ID、パスワード、通
信回線番号、ファイル名が各々対応するように、予め登
録されている。製品IDとパスワードは、同じ種類のソ
フトウェア製品であっても、製品の種類や製品の販売先
(利用契約者)等、ソフトウェア製品の単体毎に異なる
ものが与えられている。通信回線番号は、セキュリティ
情報ファイル21に登録されているソフトウェア名を修
復依頼するのに適した遠隔管理者用の通信回線番号であ
る。
【0105】ここで、ファイルA1,A2,Cから構成
されるワープロソフトAの動作に障害が発生して、遠隔
管理者にワープロソフトAの修復を依頼する場合の実施
の形態を、以下、具体的に説明する。図17は図16に
示すデバッガシステムにおける修復処理フローを示すフ
ローチャートである。本実施の形態では、管理者用プロ
グラム33が修復用コマンドをデバッガプログラム13
へ転送する際、実施の形態4と同様、図14に示す手順
ファイル35を用いている。この手順ファイル35から
判るように、本実施の形態は、修復対象のワープロソフ
トAのファイルA,Bを消去し、ファイルAを新たに作
成して、ファイルのアップデートによる修復作業を行う
場合である。本実施の形態では、実施の形態3で用いた
図11に示す契約者台帳と同様の情報を、遠隔管理者用
外部記憶装置34にインストールされた契約者台帳ファ
イル41に予め登録している。この契約者台帳ファイル
41に対応する契約者台帳は、実施の形態3,4と同
様、ソフトウェア製造業者が保管して所有している。ソ
フトウェア製造業者は、ソフトウェア製造業者が認める
遠隔管理者のみに、契約者台帳の情報を譲るものとす
る。
【0106】まず、PC所有者は、PCのソフトウェア
に障害が発生して動作しない修復対象のソフトウェア
(ソフトウェア名が「ワープロソフトA」)を発見する
と(ステップS51)、修復対象のPC上で情報処理装
置3にインストールされているデバッガプログラム13
を入出力装置15から起動する(ステップS52)。遠
隔管理者は、遠隔管理者用入出力装置15から遠隔管理
者用情報処理装置31の管理者用プログラム33を起動
し(ステップS101)、管理者用プログラム33は、
起動してプログラムの実行を開始する(ステップS10
2)。
【0107】デバッガプログラム13は、起動してデバ
ッガの実行を開始すると(ステップS53)、修復対象
のソフトウェア名の入力をPC所有者に促すために、入
出力装置1の画面上に修復対象のソフトウェア名入力要
求のメッセージを表示する(ステップS54)。PC所
有者は、入出力装置1の画面上に表示された修復対象の
ソフトウェア名入力要求のメッセージを認識すると、先
程発見した修復対象のソフトウェア名である「ワープロ
ソフトA」を入出力装置1から入力する(ステップS5
5)。
【0108】デバッガプログラム13は、PC所有者か
ら修復対象のソフトウェア名が入力されると、この入力
されたソフトウェア名の「ワープロソフトA」に対応す
る通信回線番号の「0032−348−12XX」をセ
キュリティ情報ファイル21から読み出し(ステップS
56)、PC用モデム装置2により、読み出した通信回
線番号先の着信動作待ちの遠隔管理者用モデム装置16
に発信操作させる(ステップS107、58)。遠隔管
理者用モデム装置16は、PC用モデム装置2の発信操
作により着信動作する。
【0109】デバッガプログラム13は、PC用モデム
装置2の発信操作後、入力された修復対象のソフトウェ
ア名の「ワープロソフトA」に対応する製品IDの「0
0001212」をセキュリティ情報ファイル21から
読み出し、この読み出した製品IDと入力された修復対
象のソフトウェア名を、PC用モデム装置2から公衆回
線14及び着信動作させた遠隔管理者用モデム装置16
を介して、管理者用プログラム33へ転送する(ステッ
プS59)。その後、デバッガプログラム13は、PC
用モデム装置2の回線を切断する(ステップS81)。
【0110】管理者用プログラム33は、遠隔管理者用
モデム装置16の着信動作後、デガッバプログラム13
により転送された修復対象のソフトウェア名の「ワープ
ロソフトA」と製品IDの「00001212」を取得
した後(ステップS104)、遠隔管理者用モデム装置
16の回線を切断する(ステップS105)。管理者用
プログラム33は、取得した修復対象のソフトウェア名
の「ワープロソフトA」と製品IDの「0000121
2」に対応する通信回線番号を、遠隔管理者用外部記憶
装置34の契約者台帳ファイル41から検索する(ステ
ップS106)。
【0111】管理者用プログラム33は、検索した通信
回線番号の「0032−348−12XX」が自身の通
信回線番号であると判断した場合、修復対象のソフトウ
ェア名を転送してきたPC所有者が遠隔管理者における
保守作業の正規利用契約者であると判断して、自動着信
状態になっている修復対象のPC用モデム装置2に対し
て、遠隔管理者用モデム装置16に付属するダイヤルを
発呼することにより、発信操作を行う(ステップS8
4、107)。これにより、修復対象のPC用モデム装
置2は、遠隔管理者用モデム装置16からのダイヤル発
呼による発信操作により着信動作する。一方、管理者用
プログラム33は、検索した通信回線番号が自身の通信
回線番号でないと判断した場合、修復対象のソフトウェ
ア名を転送してきたPC所有者が遠隔管理者における保
守作業の正規利用契約者でないと判断して、修復対象の
PCとの回線接続を行わない。
【0112】管理者用プログラム33は、遠隔管理者用
モデム装置16の発信操作後、取得した修復対象のソフ
トウェア名の「ワープロソフトA」と製品IDの「00
001212」に対応するパスワードの「XA13g
2」を、遠隔管理者用外部記憶装置34の契約者台帳フ
ァイル41から読み出し、この読み出したパスワードと
先程取得した修復対象のソフトウェア名の情報を、遠隔
管理者用モデム装置16から公衆回線14,PC用モデ
ム装置2を介して、PCのデバッガプログラム13へ転
送する(ステップS108)。デバッガプログラム13
は、管理者用プログラム33から転送されてきた修復対
象のソフトウェア名とパスワードが、予めセキュリティ
情報ファイル21に登録されている修復対象のソフトウ
ェア名とパスワードと等しいかを照合する(ステップS
63)。
【0113】デバッガプログラム13は、管理者用プロ
グラム33から転送されてきた修復対象のソフトウェア
名とパスワードが、予めセキュリティ情報ファイル21
に登録されている修復対象のソフトウェア名とパスワー
ドと等しいと判断した場合(ステップS63)、ソフト
ウェア修復用コマンド送信要求を促す情報を、PC用モ
デム装置2から公衆回線14,遠隔管理者用モデム装置
16を介して管理者用プログラム33へ転送する。一
方、デバッガプログラム13は、管理者用プログラム3
3から転送される修復対象のソフトウェア名とパスワー
ドが、予めセキュリティ情報ファイル21に登録されて
いる修復対象のソフトウェア名とパスワード等しくない
と判断した場合(ステップS63)、ソフトウェア修復
用コマンド送信要求を促す情報を管理者用プログラム3
3へ転送しない。
【0114】管理者用プログラム33は、転送されてき
たソフトウェア修復用コマンド送信要求を促す情報を認
識すると、遠隔管理者用外部記憶装置34の手順ファイ
ル35から手順ファイル35に書き込まれている全ての
ソフトウェア修復用コマンドを、一つずつ読み出し(ス
テップS93、94)、遠隔管理者用モデム装置16か
ら公衆回線14,PC用モデム装置2を介して、コマン
ド待ち状態のデバッガプログラム13へ転送する(ステ
ップS64、95)。
【0115】管理者用プログラム33は、手順ファイル
35から全てのソフトウェア修復用コマンドを読み出す
と(ステップS94)、プログラムの実行を終了する
(ステップS96)。デバッガプログラム13は、管理
者用プログラム33から転送されてきたソフトウェア修
復用コマンドに従ってコマンド処理する(ステップS6
6)。本実施の形態では、図14に示す手順ファイル3
5から判るように、修復対象のワープロソフトAのファ
イルA,Bを消去し、ファイルAを新たに作成して、フ
ァイルのアップデートによる修復作業を行う。
【0116】デバッガプログラム13は、全てのコマン
ド処理を行うと、PC用モデム装置2の回線接続を切断
し(ステップS67)、プログラムの実行を終了する
(ステップS68)。PC所有者は、デバッガプログラ
ム13の実行を終了すると、修復対象のソフトウェアが
修復されたかを確認する(ステップS70)。
【0117】このように、本実施の形態では、ソフトウ
ェア製造業者により、ソフトウェア名、製品ID、パス
ワード、通信回線番号が各々対応するように予め登録さ
れたセキュリティ情報ファイル21をPCの外部記憶装
置4にインストールしており、PCのソフトウェアに障
害が発生した時、PC所有者によりデバッガプログラム
13を起動して、デバッガプログラム13により、PC
所有者から入力された修復対象のソフトウェア名に対応
する通信回線番号をセキュリティ情報ファイル11から
読み出し、PC用モデム装置により、読み出した通信回
線番号先の着信動作待ちの遠隔管理者用モデム装置16
に発信操作させている。このため、PC所有者は、修復
作業の依頼を電話等で口頭で遠隔管理者へ一々依頼する
のではなく、障害を発見した修復対象のソフトウェア名
を入力するだけで、セキュリティ情報ファイル21に該
当する修復依頼先の遠隔管理者用通信回線番号が登録さ
れていれば、その入力した修復対象のソフトウェア名に
対応する通信回線番号先の特定の管理者用プログラム3
3のみにソフトウェア障害の修復を自動的に依頼するこ
とができる。
【0118】そして、本実施の形態では、デバッガプロ
グラム13により、入力された修復対象のソフトウェア
名に対応する製品IDをセキュリティ情報ファイル21
から読み出し、この読み出した製品IDと入力されたソ
フトウェア名を公衆回線14を介して管理者用プログラ
ム33へ転送している。このため、PC所有者は、修復
対象のソフトウェア名とそのソフトウェア名に対応する
製品IDを電話等で口頭で遠隔管理者へ一々伝えるので
はなく、修復対象のソフトウェア名を入力するだけで、
修復対象のソフトウェア名とそのソフトウェア名に対応
する製品IDを管理者用プログラム33へ転送している
ので、管理者用プログラム33に修復対象のソフトウェ
ア名とその製品IDを容易に取得させることができる。
【0119】本実施の形態では、デバッガプログラム1
3により、セキュリティ情報ファイル21から読み出し
た製品IDと入力された修復対象のソフトウェア名を公
衆回線14を介して管理者用プログラム33へ転送した
後、PC用モデム装置2の回線を切断し、管理者用プロ
グラム33により、転送されてきた修復対象のソフトウ
ェア名と製品IDを取得した後、遠隔管理者用モデム装
置16の回線を切断し、その後、管理者用プログラム3
3により、取得したソフトウェア名と製品IDに対応す
る通信回線番号を契約者台帳ファイル41から検索する
ように構成している。このため、管理者用プログラム3
3は、検索した通信回線番号が自身の通信回線番号であ
ると判断した場合、修復対象のソフトウェア名を転送し
てきたPC所有者が遠隔管理者における保守作業の正規
利用契約者であると自動的に判断することができるの
で、その正規利用契約者の修復対象のPCとの回線接続
を行うことができる。また、管理者用プログラム33
は、検索した通信回線番号が自身の通信回線番号でない
と判断した場合、修復対象のソフトウェア名を転送して
きたPC所有者が遠隔管理者における保守作業の正規利
用契約者でないと自動的に判断することができるので、
その正規利用契約者でない修復対象のPCとの回線接続
を行わないようにすることができる。
【0120】そして、本実施の形態では、修復依頼を受
けた管理者用プログラム33により、取得した修復対象
のソフトウェア名と製品IDに対応するパスワードを契
約者台帳ファイル41から捜し出し読み出し、読み出し
た修復対象のソフトウェア名とパスワードをデバッガプ
ログラム13へ転送し、デバッガプログラム13によ
り、転送された修復対象のソフトウェア名とパスワード
が予めセキュリティ情報ファイル21に登録されている
修復対象のソフトウェア名とパスワードと照合して一致
した時、ソフトウェア修復用コマンド送信要求を促す情
報を管理者用プログラム33へ転送するように構成して
いる。このため、デバッガプログラム13は、管理者用
プログラム33からの修復対象のソフトウェア名とパス
ワードがセキュリティ情報ファイル21に登録されてい
る情報と一致した時だけ、ソフトウェア修復用コマンド
送信要求を促す情報を管理者用プログラム33へ転送
し、一致しない時、転送しないようにできるので、ソフ
トウェア製造業者がセキュリティ情報ファイル21に設
定したソフトウェア名及びパスワードを知ることができ
る契約者台帳ファイル41を所有している管理者用プロ
グラム33だけがソフトウェア修復用コマンド送信要求
を促す情報を貰うことができる。
【0121】更に、本実施の形態では、管理者用プログ
ラム33により、デバッガプログラム13から転送れた
ソフトウェア修復用コマンド送信要求を促す情報を認識
し、管理者用プログラム33により、手順ファイル35
からソフトウェア修復用コマンドを読み出して、コマン
ド待ち状態のデバッガプログラム13へ転送し、デバッ
ガプログラム13により、転送された修復用コマンドに
従ってコマンド処理を行うように構成している。このた
め、PC所有者から修復依頼を受け、しかも、ソフトウ
ェア製造業者が許可した、ソフトウェア製造業者がセキ
ュリティ情報ファイル21に予め設定したソフトウェア
名とパスワードを知ることができる契約者台帳ファイル
41を所有している管理者用プログラム33のみが、修
復対象のソフトウェアを一々調査して修復用コマンドを
一々入力してデバッガプログラム13へ転送することな
く、デバッガプログラム13からコマンド送信要求を受
けると、自動的に修復用コマンドを手順ファイル35か
ら読み出してデバッガプログラム13へ転送し、デバッ
ガプログラム13により、ソフトウェア修復用のコマン
ド処理をさせることができる。
【0122】従って、悪意を持った遠隔管理者に機密保
護の必要のあるファイルを閲覧されたり、重要なファイ
ル資源を破棄/改変されたりするのを防ぐことができ、
ソフトウェア製造業者が許可し契約者台帳ファイル41
を所有している十分信頼性のある管理者用プログラム3
3のみにPCのソフトウェアの修復を依頼することがで
きる。また、ソフトウェア製造業者がセキュリティ情報
ファイル21に予め設定したソフトウェア名とパスワー
ドを知ることができる契約者台帳ファイル41を所有し
ている管理者用プログラム33のみに、公衆回線14を
介してデバッガプログラム13とやり取りするように構
成したため、公衆回線14でやり取りするデータ量を低
減して、通信量を減らし通信コストを低減することがで
きる。また、ソフトウェア名、パスワード及びファイル
名を一々設定しないで済ませることができ、設定の手間
を少なくすることができる。
【0123】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、PCのソフトウ
ェアに障害が発生した時、PC所有者によりデバッガプ
ログラムを起動して、デバッガプログラムにより、PC
所有者から入力された修復対象のソフトウェア名に対応
する製品IDをセキュリティ情報ファイルから読み出し
てPC用入出力装置の画面上に表示し、PC所有者によ
りこの表示された製品IDを取得し、遠隔管理者によ
り、PC所有者から伝えられる修復対象のソフトウェア
名と製品IDからパスワードを抽出できる、ソフトウェ
ア製造業者が認定したパスワードファイルを所有する遠
隔管理者にソフトウェア障害の修復を依頼している。こ
のため、PC所有者は、ソフトウェア製造業者が認定し
たパスワード台帳を所有する特定の遠隔管理者のみにソ
フトウェア障害の修復を依頼することができる。
【0124】請求項1記載の発明は、修復依頼を受けた
パスワード台帳を所有する遠隔管理者により、取得した
修復対象のソフトウェア名と製品IDに対応するパスワ
ードをパスワード台帳から捜し出して取得し、取得した
修復対象のソフトウェア名とパスワードを遠隔管理者用
入出力装置等を通してデバッガプログラムへ転送し、デ
バッガプログラムにより、転送された修復対象のソフト
ウェア名とパスワードが予めセキュリティ情報ファイル
に登録されている修復対象のソフトウェア名とパスワー
ドと照合して一致した時、修復用コマンド入力要求を促
すメッセージ情報を遠隔管理者用入出力装置へ転送する
ように構成している。このため、デバッガプログラム
は、遠隔管理者からの修復対象のソフトウェア名とパス
ワードがセキュリティ情報ファイルに登録されている情
報と一致した時だけ、修復用コマンド入力要求を促すメ
ッセージ情報を遠隔管理者用入出力装置へ転送し、一致
しない時、転送しないようにできるので、ソフトウェア
製造業者がセキュリティ情報ファイルに設定したソフト
ウェア名及びパスワードを知ることができるパスワード
台帳を所有している遠隔管理者だけが修復用コマンド入
力要求を促すメッセージ情報を貰うことができる。
【0125】請求項1記載の発明は、隔管理者用入出力
装置により、転送された修復用コマンド入力要求を促す
メッセージを画面に表示し、遠隔管理者が、修復対象の
ソフトウェアを調査した結果に基づいて、遠隔管理者用
入出力装置から所定の修復用コマンドを入力した時、遠
隔管理者用入出力装置により、入力された修復用コマン
ドをデバッガプログラムへ転送し、デバッガプログラム
により、転送された修復用コマンドに従ってコマンド処
理を行うように構成している。このため、PC所有者か
ら修復依頼を受け、しかも、ソフトウェア製造業者が許
可した、ソフトウェア製造業者がセキュリティ情報ファ
イルに予め設定したソフトウェア名とパスワードを知る
ことができるパスワード台帳を所有している遠隔管理者
のみが、遠隔管理者用入出力装置を通して、終了,ファ
イル読込,ファイル消去,ファイル作成,ファイル訂正
等の修復用コマンドをデバッガプログラムへ転送して、
デバッガプログラムにファイル閲覧,ファイル訂正,フ
ァイル消去,ファイル作成等のコマンド処理をさせるこ
とができ、障害が発生したソフトウェアを修復すること
ができる。
【0126】従って、悪意を持った遠隔管理者に機密保
護の必要のあるファイルを閲覧されたり、重要なファイ
ル資源を破棄/改変されたりするのを防ぐことができ、
ソフトウェア製造業者が許可しパスワード台帳を渡した
十分信頼性のある遠隔管理者のみにPCのソフトウェア
の修復を依頼することができる。また、ソフトウェア製
造業者がセキュリティ情報ファイルに予め設定したソフ
トウェア名とパスワードを知ることができるパスワード
台帳を所有している遠隔管理者のみに、公衆回線を介し
てデバッガプログラムとやり取りするように構成したた
め、公衆回線でやり取りするデータ量を低減して、通信
量を減らし通信コストを低減することができる。また、
ソフトウェア名、パスワード及びファイル名を一々設定
しないで済ませることができ、設定の手間を少なくする
ことができる。
【0127】請求項2記載の発明は、ソフトウェア製造
業者により、ソフトウェア名、製品ID、パスワード、
通信回線番号が各々対応するように予め登録されたセキ
ュリティ情報ファイルをPCの外部記憶装置にインスト
ールしており、PCのソフトウェアに障害が発生した
時、PC所有者によりデバッガプログラムを起動して、
デバッガプログラムにより、PC所有者から入力された
修復対象のソフトウェア名に対応する通信回線番号をセ
キュリティ情報ファイルから読み出し、PC用モデム装
置により、読み出した通信回線番号先の着信動作待ちの
遠隔管理者用モデム装置に発信操作させている。このた
め、PC所有者は、修復作業の依頼を電話等で口頭で遠
隔管理者へ一々依頼するのではなく、障害を発見したソ
フトウェア名を入力するだけで、セキュリティ情報ファ
イルに該当する修復依頼先の遠隔管理者用通信回線番号
が登録されていれば、その入力したソフトウェア名に対
応する通信回線番号先の特定の遠隔管理者のみにソフト
ウェア障害の修復を自動的に依頼することができる。
【0128】請求項2記載の発明は、デバッガプログラ
ムにより、入力された修復対象のソフトウェア名に対応
する製品IDをセキュリティ情報ファイルから読み出
し、この読み出した製品IDと入力されたソフトウェア
名を公衆回線を介して遠隔管理者用入出力装置へ転送
し、遠隔管理者用入出力装置により、転送された修復対
象のソフトウェア名と製品IDを画面上に表示してい
る。このため、PC所有者は、修復対象のソフトウェア
名とそのソフトウェア名に対応する製品IDを電話等で
口頭で遠隔管理者へ一々伝えるのではなく、修復対象の
ソフトウェア名を入力するだけで、修復対象のソフトウ
ェア名とそのソフトウェア名に対応する製品IDを遠隔
管理者用入出力装置の画面上に自動的に表示することが
できるので、遠隔管理者に修復対象のソフトウェア名と
その製品IDを容易に取得させることができる。
【0129】請求項2記載の発明は、修復依頼を受けた
パスワード台帳を所有する遠隔管理者により、取得した
修復対象のソフトウェア名と製品IDに対応するパスワ
ードをパスワード台帳から捜し出して取得し、取得した
修復対象のソフトウェア名とパスワードを遠隔管理者用
入出力装置等を通してデバッガプログラムへ転送し、デ
バッガプログラムにより、転送された修復対象のソフト
ウェア名とパスワードが予めセキュリティ情報ファイル
に登録されている修復対象のソフトウェア名とパスワー
ドと照合して一致した時、修復用コマンド入力要求を促
すメッセージ情報を遠隔管理者用入出力装置へ転送する
ように構成している。このため、デバッガプログラム
は、遠隔管理者からの修復対象のソフトウェア名とパス
ワードがセキュリティ情報ファイルに登録されている情
報と一致した時だけ、修復用コマンド入力要求を促すメ
ッセージ情報を遠隔管理者用入出力装置へ転送し、一致
しない時、転送しないようにできるので、ソフトウェア
製造業者がセキュリティ情報ファイルに設定したソフト
ウェア名及びパスワードを知ることができるパスワード
台帳を所有している遠隔管理者だけが修復用コマンド入
力要求を促すメッセージ情報を貰うことができる。
【0130】請求項2記載の発明は、遠隔管理者用入出
力装置により、転送された修復用コマンド入力要求を促
すメッセージを画面に表示し、遠隔管理者が、修復対象
のソフトウェアを調査した結果に基づいて、遠隔管理者
用入出力装置から所定の修復用コマンドを入力した時、
遠隔管理者用入出力装置により、入力された修復用コマ
ンドをデバッガプログラムへ転送し、デバッガプログラ
ムにより、転送された修復用コマンドに従ってコマンド
処理を行うように構成している。このため、PC所有者
から修復依頼を受け、しかも、ソフトウェア製造業者が
許可した、ソフトウェア製造業者がセキュリティ情報フ
ァイルに予め設定したソフトウェア名とパスワードを知
ることができるパスワード台帳を所有している遠隔管理
者のみが、遠隔管理者用入出力装置を通して、終了,フ
ァイル読込,ファイル消去,ファイル作成,ファイル訂
正等の修復用コマンドをデバッガプログラムへ転送し
て、デバッガプログラムにファイル閲覧,ファイル訂
正,ファイル消去,ファイル作成等のコマンド処理をさ
せることができ、障害が発生したソフトウェアを修復す
ることができる。
【0131】従って、悪意を持った遠隔管理者に機密保
護の必要のあるファイルを閲覧されたり、重要なファイ
ル資源を破棄/改変されたりするのを防ぐことができ、
ソフトウェア製造業者が許可しパスワード台帳を渡した
十分信頼性のある遠隔管理者のみにPCのソフトウェア
の修復を依頼することができる。また、ソフトウェア製
造業者がセキュリティ情報ファイルに予め設定したソフ
トウェア名とパスワードを知ることができるパスワード
台帳を所有している遠隔管理者のみに、公衆回線を介し
てデバッガプログラムとやり取りするように構成したた
め、公衆回線でやり取りするデータ量を低減して、通信
量を減らし通信コストを低減することができる。また、
ソフトウェア名、パスワード及びファイル名を一々設定
しないで済ませることができ、設定の手間を少なくする
ことができる。
【0132】請求項3記載の発明は、ソフトウェア製造
業者により、ソフトウェア名、製品ID、パスワード、
通信回線番号が各々対応するように予め登録されたセキ
ュリティ情報ファイルをPCの外部記憶装置にインスト
ールしており、PCのソフトウェアに障害が発生した
時、PC所有者によりデバッガプログラムを起動して、
デバッガプログラムにより、PC所有者から入力された
修復対象のソフトウェア名に対応する通信回線番号をセ
キュリティ情報ファイルから読み出し、PC用モデム装
置により、読み出した通信回線番号先の着信動作待ちの
遠隔管理者用モデム装置に発信操作させている。このた
め、PC所有者は、修復作業の依頼を電話等で口頭で遠
隔管理者へ一々依頼するのではなく、障害を発見した修
復対象のソフトウェア名を入力するだけで、セキュリテ
ィ情報ファイルに該当する修復依頼先の遠隔管理者用通
信回線番号が登録されていれば、その入力した修復対象
のソフトウェア名に対応する通信回線番号先の特定の遠
隔管理者のみにソフトウェア障害の修復を自動的に依頼
することができる。
【0133】請求項3記載の発明は、デバッガプログラ
ムにより、入力された修復対象のソフトウェア名に対応
する製品IDをセキュリティ情報ファイルから読み出
し、この読み出した製品IDと入力されたソフトウェア
名を公衆回線を介して遠隔管理者用入出力装置へ転送
し、遠隔管理者用入出力装置により、転送された修復対
象のソフトウェア名と製品IDを画面上に表示してい
る。このため、PC所有者は、修復対象のソフトウェア
名とそのソフトウェア名に対応する製品IDを電話等で
口頭で遠隔管理者へ一々伝えるのではなく、修復対象の
ソフトウェア名を入力するだけで、修復対象のソフトウ
ェア名とそのソフトウェア名に対応する製品IDを遠隔
管理者用入出力装置の画面上に自動的に表示することが
できるので、遠隔管理者に修復対象のソフトウェア名と
その製品IDを容易に取得させることができる。
【0134】請求項3記載の発明は、デバッガプログラ
ムにより、セキュリティ情報ファイルから読み出した製
品IDと入力された修復対象のソフトウェア名を公衆回
線を介して遠隔管理者用入出力装置へ転送した後、PC
用モデム装置の回線を切断し、遠隔管理者により、表示
された修復対象のソフトウェア名と製品IDを取得した
後、遠隔管理者用モデム装置の回線を切断し、その後、
遠隔管理者により、取得したソフトウェア名と製品ID
に対応する通信回線番号をソフトウェア製造業者から渡
された契約者台帳から検索するように構成している。こ
のため、遠隔管理者は、検索した通信回線番号が自身の
通信回線番号である場合、修復対象のソフトウェア名を
転送してきたPC所有者が遠隔管理者における保守作業
の正規利用契約者であると判断することができるので、
その正規利用契約者の修復対象のPCとの回線接続を行
うことができる。また、遠隔管理者は、検索した通信回
線番号が自身の通信回線番号でない場合、修復対象のソ
フトウェア名を転送してきたPC所有者が遠隔管理者に
おける保守作業の正規利用契約者でないと判断すること
ができるので、その正規利用契約者でない修復対象のP
Cとの回線接続を行わないようにすることができる。
【0135】請求項3記載の発明は、修復依頼を受けた
契約者台帳を所有する遠隔管理者により、取得した修復
対象のソフトウェア名と製品IDに対応するパスワード
を契約者台帳から捜し出して取得し、取得した修復対象
のソフトウェア名とパスワードを遠隔管理者用入出力装
置等を通してデバッガプログラムへ転送し、デバッガプ
ログラムにより、転送された修復対象のソフトウェア名
とパスワードが予めセキュリティ情報ファイルに登録さ
れている修復対象のソフトウェア名とパスワードと照合
して一致した時、修復用コマンド入力要求を促すメッセ
ージ情報を遠隔管理者用入出力装置へ転送するように構
成している。このため、デバッガプログラムは、遠隔管
理者からの修復対象のソフトウェア名とパスワードがセ
キュリティ情報ファイルに登録されている情報と一致し
た時だけ、修復用コマンド入力要求を促すメッセージ情
報を遠隔管理者用入出力装置へ転送し、一致しない時、
転送しないようにできるので、ソフトウェア製造業者が
セキュリティ情報ファイル11に設定したソフトウェア
名及びパスワードを知ることができる契約者台帳を所有
している遠隔管理者だけが修復用コマンド入力要求を促
すメッセージ情報を貰うことができる。
【0136】請求項3記載の発明は、遠隔管理者用入出
力装置により、転送された修復用コマンド入力要求を促
すメッセージを画面に表示し、遠隔管理者が、修復対象
のソフトウェアを調査した結果に基づいて、遠隔管理者
用入出力装置から所定の修復用コマンドを入力した時、
遠隔管理者用入出力装置により、入力された修復用コマ
ンドをデバッガプログラムへ転送し、デバッガプログラ
ムにより、転送された修復用コマンドに従ってコマンド
処理を行うように構成している。このため、PC所有者
から修復依頼を受け、しかも、ソフトウェア製造業者が
許可した、ソフトウェア製造業者がセキュリティ情報フ
ァイルに予め設定したソフトウェア名とパスワードを知
ることができる契約者台帳を所有している遠隔管理者の
みが、遠隔管理者用入出力装置を通して、終了,ファイ
ル読込,ファイル消去,ファイル作成,ファイル訂正等
の修復用コマンドをデバッガプログラムへ転送して、デ
バッガプログラムにファイル閲覧,ファイル訂正,ファ
イル消去,ファイル作成等のコマンド処理をさせること
ができ、障害が発生したソフトウェアを修復することが
できる。
【0137】従って、悪意を持った遠隔管理者に機密保
護の必要のあるファイルを閲覧されたり、重要なファイ
ル資源を破棄/改変されたりするのを防ぐことができ、
ソフトウェア製造業者が許可しパスワード台帳を渡した
十分信頼性のある遠隔管理者のみにPCのソフトウェア
の修復を依頼することができる。また、ソフトウェア製
造業者がセキュリティ情報ファイルに予め設定したソフ
トウェア名とパスワードを知ることができる契約者台帳
を所有している遠隔管理者のみに、公衆回線を介してデ
バッガプログラムとやり取りするように構成したため、
公衆回線でやり取りするデータ量を低減して、通信量を
減らし通信コストを低減することができる。また、ソフ
トウェア名、パスワード及びファイル名を一々設定しな
いで済ませることができ、設定の手間を少なくすること
ができる。
【0138】請求項4記載の発明は、ソフトウェア製造
業者により、ソフトウェア名、製品ID、パスワード、
通信回線番号が各々対応するように予め登録されたセキ
ュリティ情報ファイルをPCの外部記憶装置にインスト
ールしており、PCのソフトウェアに障害が発生した
時、PC所有者によりデバッガプログラムを起動して、
デバッガプログラムにより、PC所有者から入力された
修復対象のソフトウェア名に対応する通信回線番号をセ
キュリティ情報ファイルから読み出し、PC用モデム装
置により、読み出した通信回線番号先の着信動作待ちの
遠隔管理者用モデム装置に発信操作させている。このた
め、PC所有者は、修復作業の依頼を電話等で口頭で遠
隔管理者へ一々依頼するのではなく、障害を発見した修
復対象のソフトウェア名を入力するだけで、セキュリテ
ィ情報ファイルに該当する修復依頼先の遠隔管理者用通
信回線番号が登録されていれば、その入力した修復対象
のソフトウェア名に対応する通信回線番号先の特定の遠
隔管理者のみにソフトウェア障害の修復を自動的に依頼
することができる。
【0139】請求項4記載の発明は、デバッガプログラ
ムにより、入力された修復対象のソフトウェア名に対応
する製品IDをセキュリティ情報ファイルから読み出
し、この読み出した製品IDと入力されたソフトウェア
名を公衆回線を介して遠隔管理者用入出力装置へ転送
し、遠隔管理者用入出力装置により、転送された修復対
象のソフトウェア名と製品IDを画面上に表示してい
る。このため、PC所有者は、修復対象のソフトウェア
名とそのソフトウェア名に対応する製品IDを電話等で
口頭で遠隔管理者へ一々伝えるのではなく、修復対象の
ソフトウェア名を入力するだけで、修復対象のソフトウ
ェア名とそのソフトウェア名に対応する製品IDを遠隔
管理者用入出力装置の画面上に自動的に表示することが
できるので、遠隔管理者に修復対象のソフトウェア名と
その製品IDを容易に取得させることができる。
【0140】請求項4記載の発明は、デバッガプログラ
ムにより、セキュリティ情報ファイルから読み出した製
品IDと入力された修復対象のソフトウェア名を公衆回
線を介して遠隔管理者用入出力装置へ転送した後、PC
用モデム装置の回線を切断し、遠隔管理者により、表示
された修復対象のソフトウェア名と製品IDを取得した
後、遠隔管理者用モデム装置の回線を切断し、その後、
遠隔管理者により、取得したソフトウェア名と製品ID
に対応する通信回線番号をソフトウェア製造業者から渡
された契約者台帳から検索するように構成している。こ
のため、遠隔管理者は、検索した通信回線番号が自身の
通信回線番号である場合、修復対象のソフトウェア名を
転送してきたPC所有者が遠隔管理者における保守作業
の正規利用契約者であると判断することができるので、
その正規利用契約者の修復対象のPCとの回線接続を行
うことができる。また、遠隔管理者は、検索した通信回
線番号が自身の通信回線番号でない場合、修復対象のソ
フトウェア名を転送してきたPC所有者が遠隔管理者に
おける保守作業の正規利用契約者でないと判断すること
ができるので、その正規利用契約者でない修復対象のP
Cとの回線接続を行わないようにすることができる。
【0141】請求項4記載の発明は、修復依頼を受けた
契約者台帳を所有する遠隔管理者により、取得した修復
対象のソフトウェア名と製品IDに対応するパスワード
を契約者台帳から捜し出して取得し、取得した修復対象
のソフトウェア名とパスワードを遠隔管理者用入出力装
置等を通してデバッガプログラムへ転送し、デバッガプ
ログラムにより、転送された修復対象のソフトウェア名
とパスワードが予めセキュリティ情報ファイルに登録さ
れている修復対象のソフトウェア名とパスワードと照合
して一致した時、管理者用プログラム起動要求を促すメ
ッセージ情報を遠隔管理者用入出力装置へ転送するよう
に構成している。このため、デバッガプログラムは、遠
隔管理者からの修復対象のソフトウェア名とパスワード
がセキュリティ情報ファイルに登録されている情報と一
致した時だけ、管理者用プログラム起動要求を促すメッ
セージ情報を遠隔管理者用入出力装置へ転送し、一致し
ない時、転送しないようにできるので、ソフトウェア製
造業者がセキュリティ情報ファイルに設定したソフトウ
ェア名及びパスワードを知ることができる契約者台帳を
所有している遠隔管理者だけが管理者用プログラム起動
要求を促すメッセージ情報を貰うことができる。
【0142】請求項4記載の発明は、遠隔管理者によ
り、表示された管理者用プログラム起動要求を促すメッ
セージを認識し、遠隔管理者用入出力装置から管理者用
プログラムを起動し、管理者用プログラムにより、手順
ファイルからソフトウェア修復用コマンドを読み出し
て、コマンド待ち状態のデバッガプログラムへ転送し、
デバッガプログラムにより、転送された修復用コマンド
に従ってコマンド処理を行うように構成している。この
ため、PC所有者から修復依頼を受け、しかも、ソフト
ウェア製造業者が許可した、ソフトウェア製造業者がセ
キュリティ情報ファイルに予め設定したソフトウェア名
とパスワードを知ることができる契約者台帳を所有して
いる遠隔管理者のみが、修復対象のソフトウェアを一々
調査して修復用コマンドを一々入力してデバッガプログ
ラムへ転送することなく、パスワード入力後、管理者用
プログラムを起動するだけで自動的に、管理者用プログ
ラムにより、修復用コマンドを手順ファイルから読み出
してデバッガプログラムへ転送し、デバッガプログラム
により、ソフトウェア修復用のコマンド処理をさせるこ
とができる。
【0143】従って、悪意を持った遠隔管理者に機密保
護の必要のあるファイルを閲覧されたり、重要なファイ
ル資源を破棄/改変されたりするのを防ぐことができ、
ソフトウェア製造業者が許可し契約者台帳を渡した十分
信頼性のある遠隔管理者のみにPCのソフトウェアの修
復を依頼することができる。また、ソフトウェア製造業
者がセキュリティ情報ファイルに予め設定したソフトウ
ェア名とパスワードを知ることができる契約者台帳を所
有している遠隔管理者のみに、公衆回線を介してデバッ
ガプログラムとやり取りするように構成したため、公衆
回線でやり取りするデータ量を低減して、通信量を減ら
し通信コストを低減することができる。また、ソフトウ
ェア名、パスワード及びファイル名を一々設定しないで
済ませることができ、設定の手間を少なくすることがで
きる。
【0144】請求項5記載の発明は、ソフトウェア製造
業者により、ソフトウェア名、製品ID、パスワード、
通信回線番号が各々対応するように予め登録されたセキ
ュリティ情報ファイルをPCの外部記憶装置にインスト
ールしており、PCのソフトウェアに障害が発生した
時、PC所有者によりデバッガプログラムを起動して、
デバッガプログラムにより、PC所有者から入力された
修復対象のソフトウェア名に対応する通信回線番号をセ
キュリティ情報ファイルから読み出し、PC用モデム装
置により、読み出した通信回線番号先の着信動作待ちの
遠隔管理者用モデム装置に発信操作させている。このた
め、PC所有者は、修復作業の依頼を電話等で口頭で遠
隔管理者へ一々依頼するのではなく、障害を発見した修
復対象のソフトウェア名を入力するだけで、セキュリテ
ィ情報ファイルに該当する修復依頼先の遠隔管理者用通
信回線番号が登録されていれば、その入力した修復対象
のソフトウェア名に対応する通信回線番号先の特定の管
理者用プログラムのみにソフトウェア障害の修復を自動
的に依頼することができる。
【0145】請求項5記載の発明は、デバッガプログラ
ムにより、入力された修復対象のソフトウェア名に対応
する製品IDをセキュリティ情報ファイルから読み出
し、この読み出した製品IDと入力されたソフトウェア
名を公衆回線を介して管理者用プログラムへ転送してい
る。このため、PC所有者は、修復対象のソフトウェア
名とそのソフトウェア名に対応する製品IDを電話等で
口頭で遠隔管理者へ一々伝えるのではなく、修復対象の
ソフトウェア名を入力するだけで、修復対象のソフトウ
ェア名とそのソフトウェア名に対応する製品IDを管理
者用プログラムへ転送しているので、管理者用プログラ
ムに修復対象のソフトウェア名とその製品IDを容易に
取得させることができる。
【0146】請求項5記載の発明は、デバッガプログラ
ムにより、セキュリティ情報ファイルから読み出した製
品IDと入力された修復対象のソフトウェア名を公衆回
線を介して管理者用プログラムへ転送した後、PC用モ
デム装置の回線を切断し、管理者用プログラムにより、
転送されてきた修復対象のソフトウェア名と製品IDを
取得した後、遠隔管理者用モデム装置の回線を切断し、
その後、管理者用プログラムにより、取得したソフトウ
ェア名と製品IDに対応する通信回線番号を契約者台帳
ファイルから検索するように構成している。このため、
管理者用プログラムは、検索した通信回線番号が自身の
通信回線番号であると判断した場合、修復対象のソフト
ウェア名を転送してきたPC所有者が遠隔管理者におけ
る保守作業の正規利用契約者であると自動的に判断する
ことができるので、その正規利用契約者の修復対象のP
Cとの回線接続を行うことができる。また、管理者用プ
ログラム33は、検索した通信回線番号が自身の通信回
線番号でないと判断した場合、修復対象のソフトウェア
名を転送してきたPC所有者が遠隔管理者における保守
作業の正規利用契約者でないと自動的に判断することが
できるので、その正規利用契約者でない修復対象のPC
との回線接続を行わないようにすることができる。
【0147】請求項5記載の発明は、修復依頼を受けた
管理者用プログラムにより、取得した修復対象のソフト
ウェア名と製品IDに対応するパスワードを契約者台帳
ファイルから捜し出し読み出し、読み出した修復対象の
ソフトウェア名とパスワードをデバッガプログラムへ転
送し、デバッガプログラムにより、転送された修復対象
のソフトウェア名とパスワードが予めセキュリティ情報
ファイルに登録されている修復対象のソフトウェア名と
パスワードと照合して一致した時、ソフトウェア修復用
コマンド送信要求を促す情報を管理者用プログラムへ転
送するように構成している。このため、デバッガプログ
ラムは、管理者用プログラムからの修復対象のソフトウ
ェア名とパスワードがセキュリティ情報ファイルに登録
されている情報と一致した時だけ、ソフトウェア修復用
コマンド送信要求を促す情報を管理者用プログラムへ転
送し、一致しない時、転送しないようにできるので、ソ
フトウェア製造業者がセキュリティ情報ファイルに設定
したソフトウェア名及びパスワードを知ることができる
契約者台帳ファイルを所有している管理者用プログラム
だけがソフトウェア修復用コマンド送信要求を促す情報
を貰うことができる。
【0148】請求項5記載の発明は、管理者用プログラ
ムにより、デバッガプログラムから転送れたソフトウェ
ア修復用コマンド送信要求を促す情報を認識し、管理者
用プログラムにより、手順ファイルからソフトウェア修
復用コマンドを読み出して、コマンド待ち状態のデバッ
ガプログラムへ転送し、デバッガプログラムにより、転
送された修復用コマンドに従ってコマンド処理を行うよ
うに構成している。このため、PC所有者から修復依頼
を受け、しかも、ソフトウェア製造業者が許可した、ソ
フトウェア製造業者がセキュリティ情報ファイルに予め
設定したソフトウェア名とパスワードを知ることができ
る契約者台帳ファイルを所有している管理者用プログラ
ムのみが、修復対象のソフトウェアを一々調査して修復
用コマンドを一々入力してデバッガプログラムへ転送す
ることなく、パスワード入力後、管理者用プログラムを
起動するだけで自動的に、管理者用プログラムにより、
修復用コマンドを手順ファイルから読み出してデバッガ
プログラムへ転送し、デバッガプログラムにより、ソフ
トウェア修復用のコマンド処理をさせることができる。
【0149】従って、悪意を持った遠隔管理者に機密保
護の必要のあるファイルを閲覧されたり、重要なファイ
ル資源を破棄/改変されたりするのを防ぐことができ、
ソフトウェア製造業者が許可し契約者台帳ファイルを所
有している十分信頼性のある管理者用プログラムのみに
PCのソフトウェアの修復を依頼することができる。ま
た、ソフトウェア製造業者がセキュリティ情報ファイル
に予め設定したソフトウェア名とパスワードを知ること
ができる契約者台帳ファイルを所有している管理者用プ
ログラムのみに、公衆回線を介してデバッガプログラム
とやり取りするように構成したため、公衆回線でやり取
りするデータ量を低減して、通信量を減らし通信コスト
を低減することができる。また、ソフトウェア名、パス
ワード及びファイル名を一々設定しないで済ませること
ができ、設定の手間を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る実施の形態1のデバッガシステ
ムの構成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示すセキュリティ情報ファイルの詳細
を示す図である。
【図3】 図2に示すセキュリティ情報ファイルのソフ
トウェア名、製品ID及びパスワードと対応するように
ソフトウェア名、製品ID及びパスワードが書き込まれ
たパスワード台帳を示す図である。
【図4】 図1に示すデバッガプログラムにおけるデバ
ッグコマンドの詳細を示す図である。
【図5】 図1に示すデバッガシステムにおける修復処
理フローを示すフローチャートである。
【図6】 図4に示すデバッグコマンドのコマンド処理
フローを示すフローチャートである。
【図7】 本発明に係る実施の形態2のデバッガシステ
ムの構成を示すブロック図である。
【図8】 図7に示すセキュリティ情報ファイルの詳細
を示す図である。
【図9】 図7に示すデバッガシステムにおける修復処
理フローを示すフローチャートである。
【図10】 本発明に係る実施の形態3のデバッガシス
テムの構成を示すブロック図である。
【図11】 図8に示すセキュリティ情報ファイルのソ
フトウェア名、製品ID、パスワード及び通信回線番号
が書き込まれた契約者台帳を示す図である。
【図12】 図10に示すデバッガシステムにおける修
復処理フローを示すフローチャートである。
【図13】 本発明に係る実施の形態4のデバッガシス
テムの構成を示すブロック図である。
【図14】 図13に示す手順ファイルの詳細を示す図
である。
【図15】 図13に示すデバッガシステムにおける修
復処理フローを示すフローチャートである。
【図16】 本発明に係る実施の形態5のデバッガシス
テムの構成を示すブロック図である。
【図17】 図16に示すデバッガシステムにおける修
復処理フローを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,15 入出力装置、2,16 モデム装置、3,3
1 情報処理装置、4,34 外部記憶装置、11,2
1 セキュリティ情報ファイル、12,33OSプログ
ラム、13 デバッガプログラム、14 公衆回線、3
3 管理者用プログラム、35 手順ファイル、41
契約者台帳ファイル。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デバッガプログラムとOS(Opera
    ting System)プログラムがインストールさ
    れた情報処理装置と、ソフトウェア名と、ソフトウェア
    名に対応し、かつソフトウェア製品単体毎に異なる製品
    ID及びパスワードと、ソフトウェア名に対応するファ
    イル名が予め登録されたセキュリティ情報ファイル、及
    びセキュリティ情報ファイル以外のソフトウェアがイン
    ストールされ、かつ情報処理装置に接続された外部記憶
    装置と、情報処理装置に接続されたPC(Person
    al Computer)用入出力装置と、情報処理装
    置に接続されたPC用モデム装置とを有するPCと、P
    C用モデム装置と通信回線を介して接続された遠隔管理
    者用モデム装置と、該遠隔管理者用モデム装置に接続さ
    れた遠隔管理者用入出力装置とを有するデバッガシステ
    ムであって、 PC所有者が、PCに修復対象のソフトウェアを発見
    し、デバッガプログラムをPC用入出力装置から起動し
    た時、デバッガプログラムは、修復対象のソフトウェア
    名の入力をPC所有者に促すソフトウェア名入力要求の
    メッセージをPC用入出力装置の画面上に表示し、 PC所有者が、表示された修復対象のソフトウェア名入
    力要求のメッセージを認識し、発見した修復対象のソフ
    トウェア名をPC用入出力装置から入力した時、デバッ
    ガプログラムは、入力された修復対象のソフトウェア名
    に対応する製品IDをセキュリティ情報ファイルから読
    み出してPC用入出力装置の画面上に表示し、 PC所有者が、表示された製品IDを取得し、修復対象
    のソフトウェアの修復を、セキュリティ情報ファイルの
    ソフトウェア名、製品ID及びパスワードと対応するよ
    うにソフトウェア名、製品ID及びパスワードが書き込
    まれたパスワード台帳を有する遠隔管理者へ依頼し、遠
    隔管理者が、修復作業を承諾した後、PC所有者が、修
    復対象のソフトウェア名と取得した製品IDを遠隔管理
    者に伝え、遠隔管理者が、伝えられた修復対象のソフト
    ウェア名と製品IDに対応するパスワードをパスワード
    台帳から捜し出して取得した時、デバッガプログラム
    は、PC用モデム装置が自動着信動作するのを待ち、 遠隔管理者が、自動着信状態になっている修復対象のP
    C用モデム装置に対して、遠隔管理者用入出力装置から
    遠隔管理者用モデム装置に付属するダイヤルを発呼させ
    て発信操作を行い、修復対象のPC用モデム装置が、着
    信動作した時、デバッガプログラムは、PC用モデム装
    置から通信回線及び遠隔管理者用モデム装置を介して遠
    隔管理者用入出力装置へ修復対象のソフトウェア名とこ
    のソフトウェア名に対応するパスワードの入力を遠隔管
    理者に促すメッセージ情報を転送し、 遠隔管理者用入出力装置は、転送された修復対象のソフ
    トウェア名とパスワードの入力を促すメッセージを画面
    に表示し、 遠隔管理者が、表示されたメッセージを認識し、取得し
    た修復対象のソフトウェア名とパスワードを遠隔管理者
    用入出力装置から入力した時、遠隔管理者用入出力装置
    は、入力された修復対象のソフトウェア名とパスワード
    の情報を、遠隔管理者用モデム装置から通信回線及びP
    C用モデム装置を介して、デバッガプログラムへ転送
    し、 デバッガプログラムは、転送された修復対象のソフトウ
    ェア名とパスワードが予めセキュリティ情報ファイルに
    登録されている修復対象のソフトウェア名とパスワード
    と等しいかを照合し、等しいと照合した時、修復対象の
    ソフトウェアの修復用コマンドの入力を遠隔管理者に促
    す修復用コマンド入力要求のメッセージ情報を、PC用
    モデム装置から通信回線及び遠隔管理者用モデム装置を
    介して遠隔管理者用入出力装置へ転送し、 遠隔管理者用入出力装置は、転送された修復用コマンド
    入力要求を促すメッセージを画面に表示し、 遠隔管理者が、表示されたメッセージを認識し、修復対
    象のソフトウェアを調査した結果に基づいて、遠隔管理
    者用入出力装置から所定の修復用コマンドを入力した
    時、遠隔管理者用入出力装置は、入力された修復用コマ
    ンドを遠隔管理者用モデム装置から通信回線及びPC用
    モデム装置を介して、デバッガプログラムへ転送し、 デバッガプログラムは、転送された修復用コマンドに従
    ってコマンド処理を行うことを特徴とするデバッガシス
    テム。
  2. 【請求項2】 デバッガプログラムとOS(Opera
    ting System)プログラムがインストールさ
    れた情報処理装置と、ソフトウェア名と、ソフトウェア
    名に対応し、かつソフトウェア製品単体毎に異なる製品
    ID及びパスワードと、ソフトウェア名に対応する通信
    回線番号及びファイル名が予め登録されたセキュリティ
    情報ファイル、及びセキュリティ情報ファイル以外のソ
    フトウェアがインストールされ、かつ情報処理装置に接
    続された外部記憶装置と、情報処理装置に接続されたP
    C(Personal Computer)用入出力装
    置と、情報処理装置に接続されたPC用モデム装置とを
    有するPCと、PC用モデム装置と通信回線を介して接
    続された遠隔管理者用モデム装置と、該遠隔管理者用モ
    デム装置に接続された遠隔管理者用入出力装置とを有す
    るデバッガシステムであって、 PC所有者が、PCに修復対象のソフトウェアを発見
    し、デバッガプログラムをPC用入出力装置から起動し
    た時、デバッガプログラムは、修復対象のソフトウェア
    名の入力をPC所有者に促すソフトウェア名入力要求の
    メッセージをPC用入出力装置の画面上に表示し、 PC所有者が、表示されたメッセージを認識し、発見し
    た修復対象のソフトウェア名をPC用入出力装置から入
    力した時、デバッガプログラムは、入力されたソフトウ
    ェア名に対応する通信回線番号をセキュリティ情報ファ
    イルから読み出し、PC用モデム装置により、読み出し
    た通信回線番号先の着信動作待ちの遠隔管理者用モデム
    装置に発信操作させ、 遠隔管理者用モデム装置が、着信動作した時、デバッガ
    プログラムは、入力された修復対象のソフトウェア名に
    対応する製品IDをセキュリティ情報ファイルから読み
    出し、この読み出した製品IDと入力された修復対象の
    ソフトウェア名、及び修復対象のソフトウェア名とこの
    ソフトウェア名に対応するパスワードの入力を遠隔管理
    者に促すメッセージ情報を、PC用モデム装置から通信
    回線及び着信動作させた遠隔管理者用モデム装置を介し
    て遠隔管理者用入出力装置へ転送し、 遠隔管理者用入出力装置は、転送された修復対象のソフ
    トウェア名と製品IDを画面上に表示するとともに、修
    復対象のソフトウェア名とこのソフトウェア名に対応す
    るパスワードの入力を促すメッセージを画面上に表示
    し、 遠隔管理者が、表示された修復対象のソフトウェア名と
    製品IDを取得し、取得した修復対象のソフトウェア名
    と製品IDに対応するパスワードを、セキュリティ情報
    ファイルのソフトウェア名、製品ID及びパスワードと
    対応するようにソフトウェア名、製品ID及びパスワー
    ドが書き込まれたパスワード台帳から捜し出して取得し
    た後、表示された修復対象のソフトウェア名とパスワー
    ドの入力を促すメッセージを認識し、取得した修復対象
    のソフトウェア名とパスワードを遠隔管理者用入出力装
    置から入力した時、遠隔管理者用入出力装置は、入力さ
    れた修復対象のソフトウェア名とパスワードの情報を、
    遠隔管理者用モデム装置から通信回線及びPC用モデム
    装置を介して、デバッガプログラムへ転送し、 デバッガプログラムは、転送された修復対象のソフトウ
    ェア名とパスワードが予めセキュリティ情報ファイルに
    登録されている修復対象のソフトウェア名とパスワード
    と等しいかを照合し、等しいと照合した時、修復対象の
    ソフトウェアの修復用コマンドの入力を遠隔管理者に促
    す修復用コマンド入力要求のメッセージ情報を、PC用
    モデム装置から通信回線及び遠隔管理者用モデム装置を
    介して遠隔管理者用入出力装置へ転送し、 遠隔管理者用入出力装置は、転送された修復用コマンド
    入力要求を促すメッセージを画面に表示し、 遠隔管理者が、表示されたメッセージを認識し、修復対
    象のソフトウェアを調査した結果に基づいて、遠隔管理
    者用入出力装置から所定の修復用コマンドを入力した
    時、遠隔管理者用入出力装置は、入力された修復用コマ
    ンドを遠隔管理者用モデム装置から通信回線及びPC用
    モデム装置を介して、デバッガプログラムへ転送し、 デバッガプログラムは、転送された修復用コマンドに従
    ってコマンド処理を行うことを特徴とするデバッガシス
    テム。
  3. 【請求項3】 デバッガプログラムとOS(Opera
    ting System)プログラムがインストールさ
    れた情報処理装置と、ソフトウェア名と、ソフトウェア
    名に対応し、かつソフトウェア製品単体毎に異なる製品
    ID及びパスワードと、ソフトウェア名に対応する通信
    回線番号及びファイル名が予め登録されたセキュリティ
    情報ファイル、及びセキュリティ情報ファイル以外のソ
    フトウェアがインストールされ、かつ情報処理装置に接
    続された外部記憶装置と、情報処理装置に接続されたP
    C(Personal Computer)用入出力装
    置と、情報処理装置に接続されたPC用モデム装置とを
    有するPCと、PC用モデム装置と通信回線を介して接
    続された遠隔管理者用モデム装置と、該遠隔管理者用モ
    デム装置に接続された遠隔管理者用入出力装置とを有す
    るデバッガシステムであって、 PC所有者が、PCに修復対象のソフトウェアを発見
    し、デバッガプログラムをPC用入出力装置から起動し
    た時、デバッガプログラムは、修復対象のソフトウェア
    名の入力をPC所有者に促すソフトウェア名入力要求の
    メッセージをPC用入出力装置の画面上に表示し、 PC所有者が、表示されたメッセージを認識し、発見し
    た修復対象のソフトウェア名をPC用入出力装置から入
    力した時、デバッガプログラムは、入力されたソフトウ
    ェア名に対応する通信回線番号をセキュリティ情報ファ
    イルから読み出し、PC用モデム装置により、読み出し
    た通信回線番号先の着信動作待ちの遠隔管理者用モデム
    装置に発信操作させ、 遠隔管理者用モデム装置が、着信動作した時、デバッガ
    プログラムは、入力された修復対象のソフトウェア名に
    対応する製品IDをセキュリティ情報ファイルから読み
    出し、この読み出した製品IDと入力された修復対象の
    ソフトウェア名を、PC用モデム装置から通信回線及び
    着信動作させた遠隔管理者用モデム装置を介して遠隔管
    理者用入出力装置へ転送した後、PC用モデム装置の回
    線を切断し、 遠隔管理者用入出力装置は、転送された修復対象のソフ
    トウェア名と製品IDを画面上に表示し、 遠隔管理者が、表示された修復対象のソフトウェア名と
    製品IDを取得し、遠隔管理者用入出力装置により、遠
    隔管理者用モデム装置の回線を切断し、取得した修復対
    象のソフトウェア名と製品IDに対応する通信回線番号
    を、セキュリティ情報ファイルのソフトウェア名、製品
    ID、パスワード及び通信回線番号と対応するようにソ
    フトウェア名、製品ID、パスワード及び通信回線番号
    が書き込まれた契約者台帳から検索して、検索した通信
    回線番号が自身の通信回線番号である場合、自動着信状
    態になっている修復対象のPC用モデム装置に対して、
    遠隔管理者用入出力装置から遠隔管理者用モデム装置に
    付属するダイヤルを発呼させて発信操作を行い、修復対
    象のPC用モデム装置が、着信動作した時、デバッガプ
    ログラムは、PC用モデム装置から通信回線及び遠隔管
    理者用モデム装置を介して遠隔管理者用入出力装置へ修
    復対象のソフトウェア名とこのソフトウェア名に対応す
    るパスワードの入力を遠隔管理者に促すメッセージ情報
    を転送し、 遠隔管理者用入出力装置は、転送された修復対象のソフ
    トウェア名とパスワードの入力要求を促すメッセージを
    画面に表示し、 遠隔管理者が、表示されたメッセージを認識し、取得し
    た修復対象のソフトウェア名とパスワードを遠隔管理者
    用入出力装置から入力した時、遠隔管理者用入出力装置
    は、入力された修復対象のソフトウェア名とパスワード
    の情報を、遠隔管理者用モデム装置から通信回線及びP
    C用モデム装置を介して、デバッガプログラムへ転送
    し、 デバッガプログラムは、転送された修復対象のソフトウ
    ェア名とパスワードが予めセキュリティ情報ファイルに
    登録されている修復対象のソフトウェア名とパスワード
    と等しいかを照合し、等しいと照合した時、修復対象の
    ソフトウェアの修復用コマンドの入力を遠隔管理者に促
    す修復用コマンド入力要求のメッセージ情報を、PC用
    モデム装置から通信回線及び遠隔管理者用モデム装置を
    介して遠隔管理者用入出力装置へ転送し、 遠隔管理者用入出力装置は、転送された修復用コマンド
    入力要求を促すメッセージを画面に表示し、 遠隔管理者が、表示されたメッセージを認識し、修復対
    象のソフトウェアを調査した結果に基づいて、遠隔管理
    者用入出力装置から所定の修復用コマンドを入力した
    時、遠隔管理者用入出力装置は、入力された修復用コマ
    ンドを遠隔管理者用モデム装置から通信回線及びPC用
    モデム装置を介して、デバッガプログラムへ転送し、 デバッガプログラムは、転送された修復用コマンドに従
    ってコマンド処理を行うことを特徴とするデバッガシス
    テム。
  4. 【請求項4】 デバッガプログラムとOS(Opera
    ting System)プログラムがインストールさ
    れたPC(Personal Computer)用情
    報処理装置と、ソフトウェア名と、ソフトウェア名に対
    応し、かつソフトウェア製品単体毎に異なる製品ID及
    びパスワードと、ソフトウェア名に対応する通信回線番
    号及びファイル名が予め登録されたセキュリティ情報フ
    ァイル、及びセキュリティ情報ファイル以外のソフトウ
    ェアがインストールされ、かつPC用情報処理装置に接
    続されたPC用外部記憶装置と、PC用情報処理装置に
    接続されたPC用入出力装置と、情報処理装置に接続さ
    れたPC用モデム装置とを有するPCと、PC用モデム
    装置と通信回線を介して接続された遠隔管理者用モデム
    装置と、該遠隔管理者用モデム装置に接続されたOSプ
    ログラムと管理者用プログラムがインストールされた遠
    隔管理者用情報処理装置と、遠隔管理者用情報処理装置
    に接続された遠隔管理者用入出力装置と、遠隔管理者用
    情報処理装置に接続され、かつソフトウェア修復用コマ
    ンドが予め登録された手順ファイルがインストールされ
    た遠隔管理者用外部記憶装置とを有するデバッガシステ
    ムであって、 PC所有者が、PCに修復対象のソフトウェアを発見
    し、デバッガプログラムをPC用入出力装置から起動し
    た時、デバッガプログラムは、修復対象のソフトウェア
    名の入力をPC所有者に促すソフトウェア名入力要求の
    メッセージをPC用入出力装置の画面上に表示し、 PC所有者が、表示されたメッセージを認識し、発見し
    た修復対象のソフトウェア名をPC用入出力装置から入
    力した時、デバッガプログラムは、入力されたソフトウ
    ェア名に対応する通信回線番号をセキュリティ情報ファ
    イルから読み出し、PC用モデム装置により、読み出し
    た通信回線番号先の着信動作待ちの遠隔管理者用モデム
    装置に発信操作させ、 遠隔管理者用モデム装置が、着信動作した時、デバッガ
    プログラムは、入力された修復対象のソフトウェア名に
    対応する製品IDをセキュリティ情報ファイルから読み
    出し、この読み出した製品IDと入力された修復対象の
    ソフトウェア名を、PC用モデム装置から通信回線及び
    着信動作させた遠隔管理者用モデム装置を介して遠隔管
    理者用入出力装置へ転送した後、PC用モデム装置の回
    線を切断し、 遠隔管理者用入出力装置は、転送された修復対象のソフ
    トウェア名と製品IDを画面上に表示し、 遠隔管理者が、表示された修復対象のソフトウェア名と
    製品IDを取得し、遠隔管理者用入出力装置により、遠
    隔管理者用モデム装置の回線を切断し、取得した修復対
    象のソフトウェア名と製品IDに対応する通信回線番号
    を、セキュリティ情報ファイルのソフトウェア名、製品
    ID、パスワード及び通信回線番号と対応するようにソ
    フトウェア名、製品ID、パスワード及び通信回線番号
    が書き込まれた契約者台帳から検索して、検索した通信
    回線番号が自身の通信回線番号である場合、自動着信状
    態になっている修復対象のPC用モデム装置に対して、
    遠隔管理者用入出力装置から遠隔管理者用モデム装置に
    付属するダイヤルを発呼させて発信操作を行い、修復対
    象のPC用モデム装置が、着信動作した時、デバッガプ
    ログラムは、PC用モデム装置から通信回線及び遠隔管
    理者用モデム装置を介して遠隔管理者用入出力装置へ修
    復対象のソフトウェア名とこのソフトウェア名に対応す
    るパスワードの入力を遠隔管理者に促すメッセージ情報
    を転送し、 遠隔管理者用入出力装置は、転送された修復対象のソフ
    トウェア名とパスワードの入力を促すメッセージを画面
    に表示し、 遠隔管理者が、表示されたメッセージを認識し、取得し
    た修復対象のソフトウェア名とパスワードを遠隔管理者
    用入出力装置から入力した時、遠隔管理者用入出力装置
    は、入力された修復対象のソフトウェア名とパスワード
    の情報を、遠隔管理者用モデム装置から通信回線及びP
    C用モデム装置を介して、デバッガプログラムへ転送
    し、 デバッガプログラムは、転送された修復対象のソフトウ
    ェア名とパスワードが予めセキュリティ情報ファイルに
    登録されている修復対象のソフトウェア名とパスワード
    と等しいかを照合し、等しいと照合した場合、管理者用
    プログラム起動要求を促すメッセージ情報を、PC用モ
    デム装置から通信回線及び遠隔管理者用モデム装置を介
    して遠隔管理者用入出力装置へ転送し、 遠隔管理者用入出力装置は、転送された管理者用プログ
    ラム起動要求を促すメッセージを画面に表示し、 遠隔管理者は、表示された管理者用プログラム起動要求
    を促すメッセージを認識し、遠隔管理者用入出力装置か
    ら管理者用プログラムを起動した時、管理者用プログラ
    ムは、手順ファイルからソフトウェア修復用コマンドを
    読み出し、遠隔管理者用モデム装置から通信回線及びP
    C用モデム装置を介して、コマンド待ち状態のデバッガ
    プログラムへ転送し、 デバッガプログラムは、転送された修復用コマンドに従
    ってコマンド処理を行うことを特徴とするデバッガシス
    テム。
  5. 【請求項5】 デバッガプログラムとOS(Opera
    ting System)プログラムがインストールさ
    れたPC(Personal Computer)用情
    報処理装置と、ソフトウェア名と、ソフトウェア名に対
    応し、かつソフトウェア製品単体毎に異なる製品ID及
    びパスワードと、ソフトウェア名に対応する通信回線番
    号及びファイル名が予め登録されたセキュリティ情報フ
    ァイル、及びセキュリティ情報ファイル以外のソフトウ
    ェアがインストールされ、かつPC用情報処理装置に接
    続されたPC用外部記憶装置と、PC用情報処理装置に
    接続されたPC用入出力装置と、PC用情報処理装置に
    接続されたPC用モデム装置とを有するPCと、PC用
    モデム装置と通信回線を介して接続された遠隔管理者用
    モデム装置と、該遠隔管理者用モデム装置に接続された
    OSプログラムと管理者用プログラムがインストールさ
    れた遠隔管理者用情報処理装置と、遠隔管理者用情報処
    理装置に接続された遠隔管理者用入出力装置と、遠隔管
    理者用情報処理装置に接続され、かつソフトウェア修復
    用コマンドが予め登録された手順ファイルと、セキュリ
    ティ情報ファイルのソフトウェア名、製品ID、パスワ
    ード及び通信回線番号と対応するようにソフトウェア
    名、製品ID、パスワード及び通信回線番号が予め登録
    された契約者台帳ファイルがインストールされた遠隔管
    理者用外部記憶装置とを有するデバッガシステムであっ
    て、 PC所有者が、PCに修復対象のソフトウェアを発見
    し、デバッガプログラムをPC用入出力装置から起動し
    た時、デバッガプログラムは、修復対象のソフトウェア
    名の入力をPC所有者に促すソフトウェア名入力要求の
    メッセージをPC用入出力装置の画面上に表示し、 PC所有者が、表示されたメッセージを認識し、発見し
    た修復対象のソフトウェア名をPC用入出力装置から入
    力した時、デバッガプログラムは、入力されたソフトウ
    ェア名に対応する通信回線番号をセキュリティ情報ファ
    イルから読み出し、PC用モデム装置により、読み出し
    た通信回線番号先の着信動作待ちの遠隔管理者用モデム
    装置に発信操作させ、 遠隔管理者用モデム装置が、着信動作した時、デバッガ
    プログラムは、入力された修復対象のソフトウェア名に
    対応する製品IDをセキュリティ情報ファイルから読み
    出し、この読み出した製品IDと入力された修復対象の
    ソフトウェア名を、PC用モデム装置から通信回線及び
    着信動作させた遠隔管理者用モデム装置を介して管理者
    用プログラムへ転送した後、PC用モデム装置の回線を
    切断し、 管理者用プログラムは、転送された修復対象のソフトウ
    ェア名と製品IDを取得し、遠隔管理者用モデム装置の
    回線を切断した後、、取得した修復対象のソフトウェア
    名と製品IDに対応する通信回線番号を、契約者台帳フ
    ァイルから検索して、検索した通信回線番号が自身の通
    信回線番号であると判断した場合、自動着信状態になっ
    ている修復対象のPC用モデム装置に対して、遠隔管理
    者用モデム装置に付属するダイヤルを発呼させて発信操
    作を行い、 修復対象のPC用モデム装置が、着信動作した時、デバ
    ッガプログラムは、PC用モデム装置から通信回線及び
    遠隔管理者用モデム装置を介して管理者用プログラムへ
    パスワード送信要求を促す情報を転送し、 管理者用プログラムは、転送されたパスワード送信要求
    を促す情報を認識し、取得した修復対象のソフトウェア
    名とパスワードの情報を、遠隔管理者用モデム装置から
    通信回線及びPC用モデム装置を介して、デバッガプロ
    グラムへ転送し、 デバッガプログラムは、転送された修復対象のソフトウ
    ェア名とパスワードが予めセキュリティ情報ファイルに
    登録されている修復対象のソフトウェア名とパスワード
    と等しいかを照合し、等しいと照合した場合、ソフトウ
    ェア修復用コマンド送信要求を促す情報を、PC用モデ
    ム装置から通信回線及び遠隔管理者用モデム装置を介し
    て管理者用プログラムへ転送し、 管理者用プログラムは、転送されたソフトウェア修復用
    コマンド送信要求を促す情報を認識し、手順ファイルか
    らソフトウェア修復用コマンドを読み出し、読み出した
    ソフトウェア修復用コマンドを、遠隔管理者用モデム装
    置から通信回線及びPC用モデム装置を介して、コマン
    ド待ち状態のデバッガプログラムへ転送し、 デバッガプログラムは、転送されたソフトウェア修復用
    コマンドに従ってコマンド処理を行うことを特徴とする
    デバッガシステム。
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