JP2913210B2 - 空気圧縮機の冷却構造 - Google Patents

空気圧縮機の冷却構造

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、可動部を円滑にするように本体内部に潤滑
油を溜めた空気圧縮機の冷却構造に関するものである。
(従来の技術) 一般に、空気圧縮機には空気弁を有するシリンダ室が
設けられ、シリンダ室内を往復動するピストンによって
空気弁を介して圧縮空気が吐き出される構造のものがあ
る。ピストンはシリンダ下部に設けたクランクケース内
のクランク軸と連接棒を介して連結され、クランク軸を
駆動手段によって回転させることで往復動する。給油式
の空気圧縮機はクランクケースの底部に潤滑油を溜めて
おり、連接棒の下端に設けられた油かき部材でクランク
軸の回転ごとに潤滑油を跳ね上げて圧縮機本体内部の各
摺動部分に付着させ円滑に作動させると共に冷却してい
る。また、クランク軸を回転させると共にフアンを回
し、シリンダおよびクランクケースに風を当て強制空冷
させる構造にしたものがある。
(発明が解決しようとする課題) ところで、クランクケース内では、潤滑油は熱くなっ
たピストン、クランク軸から滴下して底部に戻され、再
び、跳ね上げられる。このため、徐々に潤滑油の温度が
上がって冷却・潤滑能力が低くなってくる。そして、劣
化した潤滑油が炭化し始め、これが空気弁の取付け箇所
に付着して空気弁の開閉を不完全にさせ、吐き出し空気
性能の低下につながるという問題を生じさせる。したが
って、空気弁の取付け箇所の清浄作業を常に行わなけれ
ばならないので、この煩雑さを解消することが望まれて
いる。また、エア洩れの原因となる潤滑油の炭化を防ぐ
処置が必要とされている。
本発明は、潤滑油の寿命を上げ圧縮性能王を向上させ
る空気圧縮機の冷却構造を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記目的を達成するために、シリンダに連設
したクランクケースに、該シリンダ内を摺動するピスト
ンを取付けたクランク軸を軸支し、該クランクケース外
に突出したクランク軸の一端部にクランクケースに風を
送るフィン付きVプーリを装着し、該Vプーリを介して
クランク軸を回転させることにより前記ピストンをレシ
プロ運動させ、かつ、該クランクケース底部に溜められ
た潤滑油を掻あげるようにした給油式空気圧縮機におい
て、前記クランクケースの内部に、該クランクケースの
内壁との間に空間を形成する覆い板を配設し、前記シリ
ンダから流下する潤滑油を該空間を通してクランクケー
スの底部に導くようにしたことを特徴とする。
(作用) 本発明は上記のように構成するもので、グランプ軸が
回転することによって潤滑油は跳ね上げられ、シリンダ
内壁およびクランク軸に付着した潤滑油は、ピストン、
クランク軸の作動を円滑にさせた後、クランクケースの
内側面を伝って落下しケース内壁面と覆い板との空間に
流れ込むようにされている。
このとき、クランクケースは覆い板との二重構造に形
成されているので、ケース外壁面はVプーリのフィンで
空冷されており、覆い板との空間を通過する潤滑油はこ
の冷却されたクランクケースによって熱を奪われ、冷え
た状態で再びクランクケースの底部に溜まり冷却能力の
向上を図ることができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第1図および第2図に示すように、空気圧縮機1に
は、シリンダ2内にピストン3が摺動自在に設けられ、
シリンダヘッド部2aに空気弁(図示略)を介在させて空
気吸入管4と吐出管5とが設置されており、空気吸入管
4にはフィルタ6が備えられている。また、シリンダ2
外周面にはフィン7が形成されている。
シリンダ2の下部にはクランクケース8が連設され、
内部に収納されているクランク軸9がクランクケース8
の両側面に埋め込まれた軸受10に回転自在に軸支されて
おり、ピストン3に嵌着されたピストンピン11とクラン
ク軸9とが連接棒12によって連結されている。また、ク
ランクケース8の底部には潤滑油Aが溜まり油面を形成
している。連接棒12の下端部には潤滑油Aを掻くための
油かき部材13が溶着されている。
クランク軸9の一端はクランクケース8外に突出し、
駆動源からの動力を受けるVプーリ14を装着している。
また、Vプーリ14にはその回転方向に対しクランクケー
ス8に向かう風を発生させるフィン14aが形成されてい
る。
また、第3図および第4図に示すように、クランクケ
ース8の内部は、その内側面に隙間(空間)lを有して
覆い板15が設けられて二重構造となっており、覆い板15
の下端は油面の上方でクランクケース8の内側面に溶着
され、かつ、その下端縁に沿って複数の小孔15aが穿設
されてクランクケース8の内側とで油戻し部16が設けら
れている。また、小孔15aの上方の隙間lにはフィルタ1
7が取付けられ油中のミストを除去するようにされてい
る。
次に作用を説明する。先ず、空気圧縮機1の作動は、
駆動源からVベルト(図示略)を介してVプーリ14を回
転させることにより、クランク軸9を回転させ連接棒12
を介してシリンダ2内のピストン3を上下に往復運動さ
せ空気弁の働きでシリンダ2内に圧縮空気を発生させ
る。空気はフィルタ6を通過してシリンダ2内で圧縮空
気にされ吐出管5から吐き出される。
クランクケース8およびシリンダ2の内部の各摺動部
分は、クランク軸9が回転することに連接棒12の下に設
けられた油かき部材13で跳ね上げた潤滑油Aが付着する
ようにされている。潤滑油Aはピストン3どを潤滑しこ
れによって冷却および摩擦熱の発生を抑え、温まった状
態でシリンダ2の内側、ピストン3の内側からクランク
ケース8内側面に沿って二重に設けられた覆い板15の上
面に流れ落ちる。一方、Vプーリ14に形成されたフィン
14aによって生じた風はクランクケース8の外側に沿っ
て流れ、外側面は空冷されている。潤滑油Aはこの内側
面と覆い板15との間を通過する過程で、Vプーリ14の冷
却風により外側面を冷やされたクランクケース8に熱を
奪われ、フィルタ17を透過する。このとき空気圧縮機1
の運転に伴いピストンやシリンダ等から発生する金蔵粉
や油の炭化粉等も除去されて清浄化される。そして、油
戻し部16に一旦溜まり小孔15aからクランクケース8の
底部に流下する。これによって潤滑油Aをその温度を下
げて循環することができ、ピストン3などへの冷却能力
を向上することが可能となり、また、過熱による潤滑油
Aの炭化を防ぎ空気圧縮機1本体の寿命の向上を図るこ
とが可能となる。さらに、循環後の潤滑油Aを清浄化す
ることで一層寿命を延ばすことができる。
なお、覆い板15はクランクケース8の内部周囲に配設
するようにしても良いのは勿論である。
(発明の効果) 本発明は以上のように構成したものであるから、クラ
ンクケースを二重構造にすることで外側面の冷却作用が
働き、空間を流下する潤滑油を冷却することができ、冷
えた状態で再びクランクケースの底部に溜めることがで
きる。このため、潤滑能力および冷却能力の向上を図る
ことができ、また、潤滑油の炭化も防ぐことができ空気
圧縮機の耐久性も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による実施例の空気圧縮機の要部を断面
にした正面図、 第2図は第1図に示す空気圧縮機の側断面図、 第3図は第1図中の要部断面部分図、 第4図は第2図中の要部側面図である。 2……シリンダ 3……ピストン 8……クランクケース 9……クランク軸 14……Vプーリ 14a……フィン 15……覆い板 l……隙間(空間) A……潤滑油

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダに連設したクランクケースに、該
    シリンダ内を摺動するピストンを取付けたクランク軸を
    軸支し、該クランクケース外に突出したクランク軸の一
    端部にクランクケースに風を送るフィン付きVプーリを
    装着し、該Vプーリを介してクランク軸を回転させるこ
    とにより前記ピストンをレシプロ運動させ、かつ、該ク
    ランクケース底部に溜められた潤滑油を掻きあげるよう
    にした給油式空気圧縮機において、前記クランクケース
    の内部に、該クランクケースの内壁との間に空間を形成
    する覆い板を配設し、前記シリンダから流下する潤滑油
    を該空間を通してクランクケースの底部に導くようにし
    たことを特徴とする空気圧縮機の冷却構造。
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