JP2912365B1 - 長期間試験システム、試験用容器および測定用容器 - Google Patents

長期間試験システム、試験用容器および測定用容器

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Abstract

【要約】 【課題】 1ppm以下の極低酸素環境に設定された環
境を長期間保持することができ、さらには、外部空気の
混入がない高精度な分析が簡単にできる長期間試験シス
テム、その試験用容器および測定用容器を提供する。 【解決手段】 試験片を試験用容器1の収納本体2側に
収納する()。収納本体2と管状蓋体3をバーナーな
どの溶着手段10によって溶接接合し()、地下環境
シュミレーション装置内に搬入する()。地下環境シ
ュミレーション装置内では、開閉手段9を開いた状態に
して真空引きを行い一旦閉じる()。次に、流体導入
口8を試験溶液導入管20と連結し、開閉手段9を開い
て試験溶液21を試験用容器1内に充填する()。地
下環境シュミレーション装置内で開閉手段9を閉じる
()。開閉手段9を閉じた状態で試験用容器1を地下
環境シュミレーション装置の外に出し細口管部6を溶着
閉塞し()、切断する()。恒温保持容器22に保
管する()。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長期間試験システ
ム、および、そのシステムに用いうる試験用容器ならび
に測定用容器に関する。さらに詳しくは、放射性廃棄物
や産業廃棄物の処理および処分分野に関し、環境への影
響を長期間保管し評価判定可能とする長期間試験システ
ム、および、そのシステムに用いうる試験用容器ならび
に測定用容器に関する。
【0002】
【従来の技術】放射性廃棄物、産業廃棄物等を処分する
ためには、処分場および周辺環境の安全性を評価してお
く必要がある。廃棄物のうち放射性廃棄物のなかには半
減期が非常に長い元素も含まれていること、また、非常
に遅い物理、化学或いは腐食挙動を示す現象も含まれて
おり、評価するべき期間は1万年以上にも及ぶ。そのた
め、(超)長期間にわたる挙動を処分場環境を模擬した
環境を保持しながら評価する必要がある。
【0003】また、高レベル放射性廃棄物やTRU(ト
ランスウラニウム)廃棄物は地下深部(約500m)に
処分されることが予定されている。地下深部の環境は、
極低酸素の還元環境下であり、そのような環境も模擬し
て、長期間、人口バリア・天然バリアの性能を評価する
必要がある。具体的には、数百m以上の深度を持つ地下
に存する地下水中の溶存酸素濃度は、例えば数ppmと
極微小であり、酸化還元電位が−220mV〜−350
mVと極めて還元性の強い雰囲気が形成されていると考
えられている。
【0004】そこで、そのような低酸素濃度、低炭酸ガ
ス濃度の地下環境を実験室内に形成する地下環境シミュ
レーション装置(雰囲気制御装置によって気密チャンバ
内に地下環境を形成する装置)が提案されている(特開
平3─71040号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
気密チャンバ内の地下環境は、雰囲気制御装置を停止さ
せると維持されなくなり、気密チャンバのシール部材の
劣化によっても壊されるので、気密チャンバ内に試験片
をおいての長期間の環境評価は合理的でない。
【0006】また、試験片が置かれた環境で発生するガ
スの分析や、試験片が浸漬された試験溶液の分析などが
簡単に行える測定方法および測定装置が望まれるが、従
来から用いられているような外部から容器を破壊して内
部ガスをガスクロマトグラフに導入するような測定装置
(特開昭58─200160号公報参照)などでは、外
部空気の混入を防ぐことは難しく、簡易に高精度な分析
を行うことはできないという問題がある。
【0007】本発明は、前述の問題に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、1ppm以下の極
低酸素環境に設定された環境を長期間保持することがで
き、さらには、外部空気の混入がない高精度な分析が簡
単にできる長期間試験システム、その試験用容器および
測定用容器を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる発明の
長期間試験システムは、(a)開閉手段が設けられた開
口部と試験片が収納される収納部の間に溶着閉塞可能な
細口管部が形成されてなる試験用容器内に試験片を収納
する工程、(b)前記試験用容器の開口部を開いた状態
で地下環境シュミレーション装置内に搬入する工程、
(c)地下環境シュミレーション装置内で試験溶液を試
験用容器内に充填する工程、(d)試験用容器の開口部
を開閉手段によって閉じてから地下環境シュミレーショ
ン装置外に搬出する工程、(e)試験用容器の管部を、
溶着手段によって溶着閉塞するとともに開口部を切り離
す工程、および、(f)試験片が収納された試験用容器
を恒温保持ボックス内に保管する工程を含んでなること
を特徴とする。試験片は、放射性廃棄物処理用容器の材
料などの金属腐食試験であれば、炭素鋼などである。試
験用容器の開閉手段は、地下環境シュミレーション装置
内で試験用容器を密封するためのものである。開閉手段
としてはバルブ等がある。試験用容器の細口管部は、バ
ーナー等の溶着手段によって溶着閉塞することができ
る。溶着閉塞は、シール部材などを必要としないので、
気密性が損なわれることなく、長期間容器内の環境を維
持することができ、高精度の評価を可能とする。地下環
境シュミレーション装置内は、低酸素濃度、低炭酸ガス
濃度の環境に設定されている。バーナー等による溶着
は、地下環境シュミレーション装置の外で行う。試験用
容器は開閉手段によって地下環境シュミレーション装置
の中で密封されており、地下環境シュミレーション装置
の外に出して溶着しても内部の環境を損なうことはな
い。
【0009】請求項2にかかる発明は、請求項1記載の
発明に加えて、さらに、(g)前記試験用容器を恒温保
持ボックスから取り出し、測定用容器内にセットして測
定用容器を密閉する工程、(h)前記測定用容器内を真
空に引く工程、(i)密閉された前記測定用容器内で前
記試験用容器の溶着閉塞部を破断させて開口し、内部ガ
スのサンプリングを行う工程、および、(j)前記試験
用容器内の試験溶液を気密移送容器により雰囲気を保持
した状態で地下環境シュミレーション装置内に移し、そ
の中で各種分析を行う工程を含んでなる。密閉され、真
空引きされた測定用容器内で、試験用容器を破断開口
し、内部ガスをガスクロマトグラフなどの測定器に導入
する。したがって、内部ガスが外気に触れることがない
ので高精度の分析ができる。測定用容器内に残される試
験溶液も同様に外気に触れることなく、分析にかけるこ
とができる。
【0010】請求項3にかかる発明は、本発明の長期間
試験システムに好適に利用しうる試験用容器であって、
(a)試験片を通過させうる大きさの開口部を有する収
納本体と、(b)流体導入口と前記収納本体の開口部と
同径の開口端との間に開閉手段を有し、該開閉手段と前
記開口端との間に溶着閉塞可能な細口管部を有する管状
蓋体と、からなり、試験片が収納された収納本体の開口
部と管状蓋体の開口端とを溶接して開閉手段による開閉
可能な状態を得、そののち、管状蓋体の細口管部を溶着
閉塞して溶着密封させ得ることを特徴とする。収納本体
と管状蓋体とを分けることによって、細口管部を通さな
くても試験片を収納本体内に収納することができるの
で、試験片の収納が容易であり、ある程度の大きさの試
験片を使用することができる。試験片収納後に収納本体
と管状蓋体とは溶接によって一体化される。開閉手段
は、低酸素濃度の地下環境シュミレーション装置内で試
験用容器を密封しうるものである。細口管部は、気体・
液体を含めた試験流体が通過しうる大きさであればよ
く、バーナーなどの溶着手段によって溶着閉塞されるよ
うに径が細くされている。溶着は、大気中(通常の酸素
濃度)で行われる。
【0011】請求項4にかかる発明は、本発明の長期間
試験システムに好適に利用しうる測定用容器であって、
(a)試験用容器を固定しうる治具を備えて気密に閉じ
ることができるケーシングと、(b)該ケーシング内に
設けられて、落下による衝撃力によって前記試験用容器
を開口させる落下衝撃片と、(c)前記落下衝撃片をケ
ーシング外から作動させる遠隔操作手段を備えてなるこ
とを特徴とする。遠隔操作手段としては、永久磁石や電
磁石などがあり、落下衝撃片を磁性体で形成し吊り上げ
ておく。遠隔操作手段は、ケーシングの外からケーシン
グ内にロッドなどを挿入して直接的に操作するように構
成されたものと異なり、ロッドとケーシングとのあいだ
に設けられる摺動自在なパッキング部材などを必要とし
ない。したがって、気密性が損なわれることなく高精度
の分析を可能とする。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図示例とと
もに説明する。図1および図2は、本発明の長期間試験
システムの各工程の説明図であり、図3および図4は、
本発明の試験用容器および測定用容器の説明図である。
まず、図3および図4に基づいて、試験用容器および測
定用容器の構造の説明をする。
【0013】図3に示されるように、本発明の試験用容
器1は、収納本体2と管状蓋体3からなり、収納本体2
の開口部4と、管状蓋体3の開口端5とを溶接により接
合して一体化することができる。試験用容器1は透明で
あることが内部の確認が容易であることから好ましい。
また、溶接接合、溶着閉管および破断が容易に行えるも
のであることが好ましい。したがって、ガラスを最適な
材料としてあげることができるが、熱可塑性樹脂などで
もよい。また、厚さは、破断を行う部分(図4に示され
る管状の開口部4a)のみ、破断し易い厚さにすればよ
く、他は、試験片7の重量等を加味して十分な強度を持
たせて厚くすることができる。
【0014】収納本体2は、試験片7を収納しうる大き
さの有底筒状体であり、上方に向けて管状にされた開口
部4を有する。開口部4の開口径は試験片7を通過させ
得る程度に小さくされており、容易に溶接することがで
きる大きさとなっている。
【0015】管状蓋体3は、流体導入口8から開口端5
まで全体として管形状を呈するものであるが、途中に管
路の開閉を行う開閉手段9が設けられ、開閉手段9と開
口端5との間には細口管部6が形成されている。開閉手
段9としては、図示例のように、テーパ形状の栓9aで
迂回路9bを閉じるタイプのものの他、弁口を有する栓
を回転させるものなど、従来から一般に管路を密封する
手段として用いられているものを適宜採用することがで
きる。また、コルク栓、ゴム栓、ガラス製栓等、流体導
入口8を直接塞ぐようなものでもよい。開口端5は、収
納本体2の開口部4と同じ開口径である。細口管部6
は、容易に溶着閉塞しうるほどに細い径にされている。
【0016】この試験用容器1では、試験用容器1に
試験片7を入れるときには、溶接接合される前の収納本
体2の開口部4から入れることができる。開口部4は試
験片7を容易に通しうる大きさを有しているので、容易
に収納させることができる。次に、開口部4と開口端
5を溶接接合すると開閉手段9によって簡単に密封しう
る状態になる。開閉手段9は、地下環境シュミレーショ
ン装置内での密封に用いられる。さらに、細口管部6
を溶着閉塞すると試験容器内の環境は長期間に亘って確
実に保持される。シール部材等を要しないのでシール部
材の劣化による気密性の損傷が起きないからである。細
口管部6の溶着は、バーナー等を使用するので地下環境
シュミレーション装置の外で行う。溶着のために試験用
容器1を地下環境シュミレーション装置の外に出すとき
には、開閉手段9によってすでに密封されているので、
内部の環境を損なうことはない。
【0017】また、この試験用容器1は、細口管部6の
溶着閉塞を行ったあと、溶着閉塞部で切断され、図4に
示されるように、管状の開口部4aが上方に突起状に残
される。この管状の開口部4aは破断されやすく容易に
開口するので、測定用容器11内での破断の際に、試験
溶液をこぼすことがない。
【0018】図4に示されるように、本発明の測定用容
器11は、下ケース12と上ケース13からなるケーシ
ングと、下ケース12内に試験用容器1を固定するため
の治具14と、上ケース13内に設けられた回転中心O
を中心に回転自在なロッド15aと、該ロッド15aの
先端に設けられる落下衝撃片15と、上ケース13の外
に設けられる遠隔操作手段16とを備えており、ケーシ
ング12、13内は、エアロック手段17によって気密
に保たれ、ガスクロマトグラフなどの検出器および真空
ポンプと連通する。
【0019】治具14は、試験用容器1の収納本体2と
係合する窪み14aが内部に形成され、外周は外ケース
12の内面と係合する。治具14の上部には、開口部4
aの先端を突出させうる孔14bが形成されて、下方の
開口部14cから試験用容器1を治具14内に収めるこ
とができる。
【0020】落下衝撃片15は、磁性体によって形成さ
れており、永久磁石や電磁石などからなる遠隔操作手段
16によって、ケーシング12、13の外から落下の指
示を与えられる。
【0021】次に、本発明の長期間試験システムを、図
1および図2に基づいて説明する。
【0022】図1において、請求項1に記載の長期試験
システムは、まず、試験片を試験用容器1の収納本体2
側に収納する()。次に、収納本体2と管状蓋体3を
バーナーなどの溶着手段10によって溶接接合し
()、地下環境シュミレーション装置内に搬入する
()。地下環境シュミレーション装置内では、開閉手
段9を開いた状態にして真空引きを行い一旦閉じる
()。次に、流体導入口8を試験溶液導入管20と連
結し、開閉手段9を開いて試験溶液21を試験用容器1
内に充填する()。地下環境シュミレーション装置内
で開閉手段9を閉じる()。開閉手段9を閉じた状態
で試験用容器1を地下環境シュミレーション装置の外に
出し細口管部6を溶着閉塞し()、切断する()。
溶着密封された試験用容器1aは、恒温保持容器22に
保管される()。恒温保持容器22は、コンクリート
断熱材で覆われた恒温水槽に水をいれて断熱材で蓋を
し、温度計で温度管理された容器である。
【0023】地下環境シュミレーション装置としては、
雰囲気制御(低酸素)グローブボックス(特願平1─2
07748号公報参照)などがある。試験溶液は、処分
場での地下水を模擬した組成の溶液を用いることが多
い。例えば、海水系溶液、セメント共存系(高pH)溶
液等である。
【0024】図2において、請求項2に記載の長期間試
験システムは、恒温保持容器22から試験用容器1aを
取り出し()、分析評価用地下環境シュミレーション
内に搬入する()。地下環境シュミレーション内で測
定用容器11の下ケース12に試験用容器1aを固定
し、上ケース13を気密に閉じる。遠隔操作手段1を操
作して落下衝撃片15を落下させ試験用容器1aの上端
を開口させ()、内部ガスをガスクロマトグラフにか
けて分析する。上ケースを除いて下ケース12から試験
用容器1aを取り出し()、気密移送容器に収納して
雰囲気を保持した状態で地下環境シュミレーション装置
内に移し、試験溶液の定性、定量分析を行う。
【0025】
【発明の効果】以上のように請求項1にかかる発明で
は、地下環境シュミレーション装置内で環境を設定した
試験用容器を、溶着閉塞するものであり、シール部材を
用いてないのでシール部材が劣化することによる外気な
どの侵入が起こるおそれがなく、長期間、設定された環
境を保持しうる。
【0026】請求項2にかかる発明では、長期間経過後
の試験用容器を、真空引きされた気密性の高い測定用容
器内で開口するので、内部ガスに外気が混入することな
く、高精度で分析できる。
【0027】請求項3にかかる発明では、試験用容器を
収納本体と管状蓋体とに分けてあるので、溶着閉塞用の
細口管部を有する管状蓋体を通すことなく、収納本体に
試験片を容易に収納することができる。また、低酸素の
地下環境シュミレーション装置内では開閉手段によって
密封することができ、試験片および試験容器が充填され
た状態で開閉手段が閉じられた試験用容器を地下環境シ
ュミレーション装置の外に出して、大気中の通常の酸素
状態でバーナーなどの溶着手段により、溶着密封するこ
とができる。
【0028】請求項4にかかる発明では、測定用容器内
の落下衝撃片を、外部から遠隔操作によって落下させる
ことができるので、測定容器内の気密性が高く、高精度
の分析を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の長期間試験システムの各工程の説明図
である。
【図2】本発明の長期間試験システムの各工程の説明図
である。
【図3】本発明の試験用容器の説明図である。
【図4】本発明の測定用容器の説明図である。
【符号の説明】
1 試験用容器 2 収納本体 3 管状蓋体 4、4a 開口部 5 開口端 6 細口管部 7 試験片 8 流体導入口 9 開閉手段 10 溶着手段 11 測定用容器 12、13 ケーシング 14 治具 15 落下衝撃片 16 遠隔操作手段 21 試験溶液 22 恒温保持容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和田 隆太郎 大阪府大阪市中央区備後町4丁目1番3 号 株式会社神戸製鋼所 大阪支社内 (72)発明者 田辺 誠 兵庫県神戸市中央区脇浜町1丁目5番8 号 株式会社コベルコ科研内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G21F 9/36

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)開閉手段が設けられた開口部と試
    験片が収納される収納部の間に溶着閉塞可能な細口管部
    が形成されてなる試験用容器内に試験片を収納する工
    程、(b)前記試験用容器の開口部を開いた状態で地下
    環境シュミレーション装置内に搬入する工程、(c)地
    下環境シュミレーション装置内で試験溶液を試験用容器
    内に充填する工程、(d)試験用容器の開口部を開閉手
    段によって閉じてから地下環境シュミレーション装置外
    に搬出する工程、(e)試験用容器の管部を、溶着手段
    によって溶着閉塞するとともに開口部を切り離す工程、
    および、(f)試験片が収納された試験用容器を恒温保
    持容器に保管する工程を含んでなることを特徴とする長
    期間試験システム。
  2. 【請求項2】 さらに、(g)前記試験用容器を恒温保
    持容器から取り出し、測定用容器内にセットして測定用
    容器を密閉する工程、(h)前記測定用容器内を真空に
    引く工程、(i)密閉された前記測定用容器内で前記試
    験用容器の溶着閉塞部を破断させて開口し、内部ガスの
    サンプリングを行う工程、および、(j)前記試験用容
    器内の試験溶液を気密移送容器により雰囲気を保持した
    状態で地下環境シュミレーション装置内に移し、その中
    で各種分析を行う工程を含んでなる請求項1記載の長期
    間試験システム。
  3. 【請求項3】 (a)試験片を通過させうる大きさの開
    口部を有する収納本体と、(b)流体導入口と前記収納
    本体の開口部と同径の開口端との間に開閉手段を有し、
    該開閉手段と前記開口端との間に溶着閉塞可能な細口管
    部を有する管状蓋体と、からなり、試験片が収納された
    収納本体の開口部と管状蓋体の開口端とを溶接して開閉
    手段による開閉可能な状態を得、そののち、管状蓋体の
    細口管部を溶着閉塞して溶着密封させ得ることを特徴と
    する試験用容器。
  4. 【請求項4】 (a)試験用容器を固定しうる治具を備
    えて気密に閉じることができるケーシングと、(b)該
    ケーシング内に設けられて、落下による衝撃力によって
    前記試験用容器を開口させる落下衝撃片と、(c)前記
    落下衝撃片をケーシング外から作動させる遠隔操作手段
    を備えてなることを特徴とする測定用容器。
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