JP2910025B2 - 板状形材の製造装置 - Google Patents

板状形材の製造装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は板状形材の製造装置
関するもので、更に詳細には、断面形状が例えば櫛歯状
のように非対称の板状押出し形材に生じる湾曲変形を平
坦状に矯正するようにした板状形材の製造装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】例えば半導体デバイスの製造に使用され
る強制空冷用のヒートシンクは、図5に示すように、対
峙して配置される伝熱性を有する板体2の対向する面に
適宜間隔をおいて複数の溝条3を形成し、対向する溝条
3内にフィン4を嵌合すると共に、溝条3の突壁部7を
かしめ結合した構造となっている。
【0003】このように構成されるヒートシンクにおい
て、板体2とフィン4との固定を確実にし、熱交換効率
の向上を図るために、発明者等はヒートシンク及びその
製造方法を開発した(特願平5−127735号)。こ
のヒートシンクは、図5ないし図7に示すように、アル
ミニウム合金製の押出形材にて形成される板体2に設け
られた溝条3間に、かしめ部5と、このかしめ部5と共
にフィン4を挾持する固定壁部6とを交互に形成して、
溝条3内にフィン4を嵌合した後、押圧治具をもって溝
条3の突壁部7をフィン側に圧潰してフィン4をかしめ
るようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ヒ
ートシンクに使用される板体2は断面が略櫛歯状をな
し、表裏面の断面形状が非対称であるため、ダイスを用
いて押出し成形する際、ダイスを通過するメタルの流速
や流量、摩擦抵抗あるいは温度に差が生じるため、図8
に示すように、板体2が溝条3を有する面側に湾曲する
現象が生じる。この湾曲は、例えば板体2の幅が400
mm、板体2の厚みが14mm、溝条3の深さが3mm
のものにおいては、撓みが約3mmも生じる。そのた
め、溝条3間の寸法及び溝条3間の平行度が不揃いとな
り、隣接するフィン4同士が接触したり、かしめ部が不
十分となるという問題があった。また、上記ヒートシン
クの板体2以外の表裏面の形状が非対称の板状形材にお
いても同様な問題があった。
【0005】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、板状形材の湾曲を容易に平坦状に矯正できるように
した板状形材の製造装置を提供することを目的とするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明の板状形材の製造装置は、一方の面に湾曲す
る板状形材を平面状に加工する板状形材の製造装置にお
いて、上記板状形材の湾曲面を全体的に反対方向に押圧
する一対の矯正手段を、中央部が小径となり、両端部側
が漸次大径となる複数のロールからなる第1の矯正ロー
ル体と、中央部が大径となり、両端部側が漸次小径とな
る複数のロールからなる第2の矯正ロール体とで構成し
てなることを特徴とするものである(請求項1)。
【0007】この発明において、上記第1及び第2の矯
正ロール体を板状形材の湾曲変形に対応させて複数組用
意しても差し支えないが、好ましくは第1及び第2の矯
正ロール体を、それぞれ回転軸と、この回転軸に対して
着脱可能に装着されるロールとで構成する方がよい(
求項2)。
【0008】
【作用】この発明によれば、一方の面に湾曲する板状形
材の湾曲面を全体的に反対方向に押圧する一対の矯正手
段を、中央部が小径となり、両端部側が漸次大径となる
複数のロールからなる第1の矯正ロール体と、中央部が
大径となり、両端部側が漸次小径となる複数のロールか
らなる第2の矯正ロール体とで構成することにより、形
材の湾曲面を全体的に反対方向に押圧することができ、
形材の湾曲面を平坦状に矯正することができる(請求項
)。
【0009】また、上記第1及び第2の矯正ロール体
を、それぞれ回転軸と、この回転軸に対して着脱可能に
装着されるロールとで構成することにより、板状形材の
湾曲変形の度合いに応じて寸法の異なるロールを交換し
て、矯正することができる(請求項2)
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て詳細に説明する。ここでは、板状形材がヒートシンク
に使用される溝条を有する板状形材の場合について説明
する。
【0011】図1はこの発明に係る板状形材の製造装置
一例を示す要部概略斜視図、図2は図1の要部断面図
である。
【0012】この発明の板状形材の製造装置は、押出し
成形された板状形材10(以下に形材という)の搬送路
11中の上下方向に対峙する第1の矯正ロール体24
と、第2の矯正ロール体25とで構成される矯正手段1
4を具備してなる。
【0013】上記第1の矯正ロール体24は、中央部に
最小径のロール23aを配置し、その外側にロール23
aよりやや直径の大きなロール23bを、また、その外
側にロール23bよりやや直径の大きなロール23cを
配置して、中央部から両端部側が漸次大径となる複数
(ここでは5個の場合を示す)のロールにて構成されて
いる。また、第2の矯正ロール体25は、第1の矯正ロ
ール体25とは逆に、中央部に最大径のロール23dを
配置し、その外側にロール23dよりやや直径の小さな
ロール23eを、また、その外側にロール23eよりや
や直径の小さなロール23fを配置して、中央部から両
端部側が漸次小径となる複数(ここでは5個の場合を示
す)のロールにて構成されている。 なお、上記ロール2
3a〜23fは、例えば硬質鋳鉄等にて形成されてい
る。
【0014】上記第1の矯正ロール体24と第2の矯正
ロール体25の回転軸26,26には、例えば互いに噛
合する従動ギア18,19が装着されて、第1の矯正ロ
ール体24と第2の矯正ロール体25が反対方向に回転
し得るように構成されている。また、第2の矯正ロール
体25の回転軸26の従動ギア19は駆動モータ20の
駆動軸20aに装着された駆動ギア21と噛合されてい
る。このように構成することにより、駆動モータ20の
駆動によって駆動ギア21が回転すると、第2の矯正ロ
ール体側の従動ギア19が回転すると共に、第1の矯正
ロール体側の従動ギア18が回転して、第1の矯正ロー
ル体24と第2の矯正ロール体25がそれぞれ形材10
の搬送方向に回転する。これにより、形材10の湾曲面
は全体的に反対方向に押圧されて矯正される。
【0015】上記のように構成される第1の矯正ロール
体24と第2の矯正ロール体25を互いに反対方向に回
転した状態において、図示しない押出し成形機から押出
し成形された形材10の溝条3側の湾曲面を上面側にし
てロールコンベア22によって搬送し、第1の矯正ロー
ル体24と第2の矯正ロール体25間に挿入すると、図
3に示すように、矯正ロール体24,25間に挿入され
る前は両側辺が上方に向って湾曲していた形材10(図
3(a)の状態)が矯正ロール体24,25によって湾
曲面が全体的に反対方向に押圧されて(図3(b)の状
態)、取り出される。取り出された形材10は形材自体
のスプリングバックによって幾分元の形状に戻るので、
このスプリングバックを考慮することで、形材10を平
坦状に矯正加工することができる(図3(c)参照)。
【0016】したがって、上記のように矯正手段14
を、中央部が小径となり、両端部側が漸次大径となる複
数のロール23a〜23cからなる第1の矯正ロール体
24と、中央部が大径となり、両端部側が漸次小径とな
る複数のロール23d〜23fからなる第2の矯正ロー
ル体25とで構成することにより、形材10の湾曲面を
全体的に反対方向に押圧して平坦状に矯正することがで
きる。また、形材10の湾曲の度合いに応じて第1の矯
正ロール体24のロールと第2の矯正ロール体25のロ
ールを適宜交換することで、寸法や湾曲の異なる形材1
0の矯正に対応させることができる。
【0017】なお、上記実施例では、板状形材がヒート
シンクに使用される溝条を有する板体の場合について説
明したが、板状形材は必ずしも溝条を有するものに限定
されるものではなく、表裏面が被対称で一方の面に向っ
て湾曲する板状形材であれば同様に製造することができ
る。
【0018】
【発明の効果】以上に説明したようにこの発明によれ
ば、以下のような効果が得られる。
【0019】1)一方の面に湾曲する板状形材を、この
形材の湾曲面を全体的に反対方向に押圧する一対の矯正
手段間を通過させるので、板状形材の湾曲面を平坦状に
容易に矯正することができる。
【0020】2)矯正手段を第1及び第2の矯正ロール
体にて形成するので、これら矯正ロール体を、それぞれ
回転軸と、この回転軸に対して着脱可能に装着されるロ
ールとで構成することにより、板状形材の湾曲変形の度
合いに応じて寸法の異なるロールを交換して、矯正する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る板状形材の製造装置の一例を示
要部概略斜視図である。
【図2】図1の要部断面図である。
【図3】形材の矯正前、矯正時及び矯正後の状態を示す
説明図である。
【図4】この発明における矯正ロール体の要部分解斜視
図である。
【図5】ヒートシンクの正面図である。
【図6】ヒートシンクの板体とフィンとの取付状態を示
す拡大断面図である。
【図7】ヒートシンクの板体のかしめ部を示す拡大断面
図である。
【図8】板状形材の湾曲状態を示す側面図である。
【符号の説明】
10 板状形材 14 矯正手段 23a〜23f ロール 24 第1の矯正ロール体 25 第2の矯正ロール体 26 回転軸 27 嵌合孔

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の面に湾曲する板状形材を平面状に
    加工する板状形材の製造装置において、 上記板状形材の湾曲面を全体的に反対方向に押圧する一
    対の矯正手段を 、中央部が小径となり、両端部側が漸次
    大径となる複数のロールからなる第1の矯正ロール体
    と、中央部が大径となり、両端部側が漸次小径となる複
    数のロールからなる第2の矯正ロール体とで構成してな
    ることを特徴とする板状形材の製造装置。
  2. 【請求項2】 第1及び第2の矯正ロール体を、それぞ
    れ回転軸と、この回転軸に対して着脱可能に装着される
    ロールとで構成してなることを特徴とする請求項1記載
    の板状形材の製造装置。
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