JP2909793B2 - 釣用発信機における発信方法、釣用発信機の作動構造、釣用発信機、釣用報知装置及び釣り竿台 - Google Patents
釣用発信機における発信方法、釣用発信機の作動構造、釣用発信機、釣用報知装置及び釣り竿台Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、釣用発信機における発
信方法、釣用発信機の作動構造、釣用発信機、釣用報知
装置及び釣り竿台に関するものである。
信方法、釣用発信機の作動構造、釣用発信機、釣用報知
装置及び釣り竿台に関するものである。
【0002】
【従来技術とその課題点】釣りの方法として、釣人一人
が複数の釣り竿を川岸や防波堤等に並べて立てて釣る方
法がある。この方法では、以前は例えば各竿の先部に鈴
を付けておき、鈴が鳴ることにより魚の当たりを察知
し、次に竿の動きを見て竿を特定して合わせるようにし
ていたが、常に監視するのは困難であるため、最近では
魚の当たりを感知して釣人に報知する報知装置が使用さ
れている。このような報知装置としては、例えば、実
願昭51−62477号(実開昭52−154491
号)のマイクロフィルム、実願昭55−19882号
(実開昭56−122380号)のマイクロフィルム、
特開平2−299531号公報、実願昭62−77
098号(実開昭63−186266号)のマイクロフ
ィルムに記載されたものがある。しかし、上記いずれの
ものも、発信機の作動の確実性や釣魚効率において、必
ずしも満足のいくものとはいえなかった。
が複数の釣り竿を川岸や防波堤等に並べて立てて釣る方
法がある。この方法では、以前は例えば各竿の先部に鈴
を付けておき、鈴が鳴ることにより魚の当たりを察知
し、次に竿の動きを見て竿を特定して合わせるようにし
ていたが、常に監視するのは困難であるため、最近では
魚の当たりを感知して釣人に報知する報知装置が使用さ
れている。このような報知装置としては、例えば、実
願昭51−62477号(実開昭52−154491
号)のマイクロフィルム、実願昭55−19882号
(実開昭56−122380号)のマイクロフィルム、
特開平2−299531号公報、実願昭62−77
098号(実開昭63−186266号)のマイクロフ
ィルムに記載されたものがある。しかし、上記いずれの
ものも、発信機の作動の確実性や釣魚効率において、必
ずしも満足のいくものとはいえなかった。
【0003】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明
にあっては、釣り糸を引っ掛ける引掛具と、当該引掛具
に連結してあり、引掛具に作用する釣り糸の引張力によ
って伸縮する弾性伸縮体と、上記引掛具に連結してあ
り、上記弾性伸縮体が所定の長さに伸びたときに緊張し
て上記引掛具にかかる釣り糸の引張力をスイッチトリガ
ーに伝え、スイッチトリガーを動かして発信させる引張
体と、を備えていることを特徴とする、釣用発信機の作
動構造である。
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明
にあっては、釣り糸を引っ掛ける引掛具と、当該引掛具
に連結してあり、引掛具に作用する釣り糸の引張力によ
って伸縮する弾性伸縮体と、上記引掛具に連結してあ
り、上記弾性伸縮体が所定の長さに伸びたときに緊張し
て上記引掛具にかかる釣り糸の引張力をスイッチトリガ
ーに伝え、スイッチトリガーを動かして発信させる引張
体と、を備えていることを特徴とする、釣用発信機の作
動構造である。
【0004】第2の発明にあっては先部分に釣り糸を引
っ掛ける引掛部を有し、基部分にはスイッチトリガーが
連結してある引張部材と、当該引張部材を釣り糸による
引張方向とは反対方向に引っ張って引張部材に遊び部を
形成する弾性伸縮体と、を備えており、釣り糸による上
記引張部材にかかる引張力が所定未満であるときは上記
弾性伸縮体の収縮力により上記遊び部が確保されるもの
であり、引張部材に所定以上の引張力がかかったときに
は上記遊び部がなくなってスイッチトリガーに釣り糸の
引張力を伝え、スイッチトリガーを動かして発信するよ
うにしたことを特徴とする、釣用発信機の作動構造であ
る。
っ掛ける引掛部を有し、基部分にはスイッチトリガーが
連結してある引張部材と、当該引張部材を釣り糸による
引張方向とは反対方向に引っ張って引張部材に遊び部を
形成する弾性伸縮体と、を備えており、釣り糸による上
記引張部材にかかる引張力が所定未満であるときは上記
弾性伸縮体の収縮力により上記遊び部が確保されるもの
であり、引張部材に所定以上の引張力がかかったときに
は上記遊び部がなくなってスイッチトリガーに釣り糸の
引張力を伝え、スイッチトリガーを動かして発信するよ
うにしたことを特徴とする、釣用発信機の作動構造であ
る。
【0005】第3の発明にあっては、第1または第2の
発明に係る作動構造を備えていることを特徴とする、釣
用発信機である。
発明に係る作動構造を備えていることを特徴とする、釣
用発信機である。
【0006】第4の発明にあっては、第3の発明に係る
釣用発信機と、受信機と、を備えていることを特徴とす
る、釣用報知装置である。
釣用発信機と、受信機と、を備えていることを特徴とす
る、釣用報知装置である。
【0007】第5の発明にあっては、第3の発明に係る
釣用発信機を備えていることを特徴とする、釣り竿台で
ある。
釣用発信機を備えていることを特徴とする、釣り竿台で
ある。
【0008】第6の発明にあっては、第4の発明に係る
釣用発信機を備えていることを特徴とする、釣り竿台で
ある。
釣用発信機を備えていることを特徴とする、釣り竿台で
ある。
【0009】本発明によれば、魚の当たりがきて釣糸が
引っ張られると引張部材が引かれる。その際、弱い動き
の時は弾性伸縮体だけが伸縮し、引張体は遊び部の作用
によって引張力がスイッチトリガーに作用しない。しか
し、引張部材に強く衝撃的な引きによってある限度を越
える引張力がかかると、遊び部がなくなり引張力がスイ
ッチトリガーに作用し、スイッチトリガーが動いてスイ
ッチが入り、発信機が作動する。つまり、魚が餌を啄む
程度のときは、弾性伸縮体の伸縮によって餌に自然な動
きを与え、魚が餌を飲み込んで釣り針が引っかかったと
きに発信機が作動するために、魚に警戒感を与えず、し
かも魚のかかりを確実に報知することができる。
引っ張られると引張部材が引かれる。その際、弱い動き
の時は弾性伸縮体だけが伸縮し、引張体は遊び部の作用
によって引張力がスイッチトリガーに作用しない。しか
し、引張部材に強く衝撃的な引きによってある限度を越
える引張力がかかると、遊び部がなくなり引張力がスイ
ッチトリガーに作用し、スイッチトリガーが動いてスイ
ッチが入り、発信機が作動する。つまり、魚が餌を啄む
程度のときは、弾性伸縮体の伸縮によって餌に自然な動
きを与え、魚が餌を飲み込んで釣り針が引っかかったと
きに発信機が作動するために、魚に警戒感を与えず、し
かも魚のかかりを確実に報知することができる。
【0010】釣用報知装置を構成する受信機は、複数の
種類の音や複数の表示ランプ等を備えて、それぞれを違
った釣人に割り当てることにより、受信機を複数の釣人
が共用できるようにすることもできる。また、発信機の
信号の周波数や発信間隔が調整できるようにし、これに
より設定した数種類の信号を釣人に割り当て、各釣人が
専用の受信機で受信できるようにすることも可能であ
る。更には、設定した数種類の信号を複数の釣り竿に割
り当て、発信している釣り竿を特定することもできる。
種類の音や複数の表示ランプ等を備えて、それぞれを違
った釣人に割り当てることにより、受信機を複数の釣人
が共用できるようにすることもできる。また、発信機の
信号の周波数や発信間隔が調整できるようにし、これに
より設定した数種類の信号を釣人に割り当て、各釣人が
専用の受信機で受信できるようにすることも可能であ
る。更には、設定した数種類の信号を複数の釣り竿に割
り当て、発信している釣り竿を特定することもできる。
【0011】
【実施例】本発明を図面に示した実施例に基づき更に詳
細に説明する。図1は本発明にかかる釣り竿台の一実施
例を示す斜視図、図2は釣り竿台に釣り竿を仕掛けた状
態を示す要部説明図である。符号Aは釣り竿台で、竿台
本体1を備えている。竿台本体1は、二本の支持脚1
1、12を有している。支持脚11、12の上部間には
下側へ半円形に湾曲して形成された竿受け具13が設け
てある。竿受け具3の下方には上側に半円形に湾曲して
形成された竿押え具14が設けてある。
細に説明する。図1は本発明にかかる釣り竿台の一実施
例を示す斜視図、図2は釣り竿台に釣り竿を仕掛けた状
態を示す要部説明図である。符号Aは釣り竿台で、竿台
本体1を備えている。竿台本体1は、二本の支持脚1
1、12を有している。支持脚11、12の上部間には
下側へ半円形に湾曲して形成された竿受け具13が設け
てある。竿受け具3の下方には上側に半円形に湾曲して
形成された竿押え具14が設けてある。
【0012】また、支持脚11上部には報知手段を構成
する発信機2が螺子止めにより取付けてある。なお、発
信機2の取付け手段は特に限定するものではなく、螺子
止めの他、クリップ等の固定具による固定、面ファスナ
による固定、磁石を利用した固定等の公知手段が用いら
れるが、竿台本体1と一体につくることもできる。
する発信機2が螺子止めにより取付けてある。なお、発
信機2の取付け手段は特に限定するものではなく、螺子
止めの他、クリップ等の固定具による固定、面ファスナ
による固定、磁石を利用した固定等の公知手段が用いら
れるが、竿台本体1と一体につくることもできる。
【0013】図2を参照して発信機2の構造を説明す
る。発信機2はケース20を有している。ケース20の
内部には発信部21と電池25が収容してある。発信部
21には、音間調整部22と音質調整部23と出力調整
部24を備えている。音間調整部22は、信号の発信間
隔を調整するものである。音質調整部23は、信号の発
信周波数を調整するものである。出力調整部24は、信
号の発信出力を調整するものである。
る。発信機2はケース20を有している。ケース20の
内部には発信部21と電池25が収容してある。発信部
21には、音間調整部22と音質調整部23と出力調整
部24を備えている。音間調整部22は、信号の発信間
隔を調整するものである。音質調整部23は、信号の発
信周波数を調整するものである。出力調整部24は、信
号の発信出力を調整するものである。
【0014】ケース20の外部にはスイッチ部26が設
けてある。スイッチ部26は磁力スイッチであり、スイ
ッチトリガーである磁力遮断板27を引き抜くことによ
りケース20内に設けてあるスイッチ(図示省略)が磁
力を感知して作動する構造である。発信機2の上部側の
支持脚11には、上端部が湾曲したガイドパイプ110
が固定してある。ガイドパイプ110には針金270が
挿通してある。針金270の先端部はフック状に曲げて
あり、当該フック状部分には図に示すように釣糸32が
引っ掛けてある。針金270の基部には、リング273
と引張体である引張糸271を介して上記磁力遮断板2
7が取付けてある。
けてある。スイッチ部26は磁力スイッチであり、スイ
ッチトリガーである磁力遮断板27を引き抜くことによ
りケース20内に設けてあるスイッチ(図示省略)が磁
力を感知して作動する構造である。発信機2の上部側の
支持脚11には、上端部が湾曲したガイドパイプ110
が固定してある。ガイドパイプ110には針金270が
挿通してある。針金270の先端部はフック状に曲げて
あり、当該フック状部分には図に示すように釣糸32が
引っ掛けてある。針金270の基部には、リング273
と引張体である引張糸271を介して上記磁力遮断板2
7が取付けてある。
【0015】リング273には引き糸272がつないで
あり、その基側には引っ張りバネSがつないである。引
っ張りバネSの他方側は支持脚11に取付けてある。な
お、引張糸271は、磁力遮断板27がスイッチ部26
に装着され、引っ張りバネSが収縮した状態では下方へ
垂れており、これにより遊び部を形成している。そし
て、ケース20の外部には伸縮可能でほぼ全方向に調整
できるアンテナ28と、表示手段である表示ランプ29
が設けてある。
あり、その基側には引っ張りバネSがつないである。引
っ張りバネSの他方側は支持脚11に取付けてある。な
お、引張糸271は、磁力遮断板27がスイッチ部26
に装着され、引っ張りバネSが収縮した状態では下方へ
垂れており、これにより遊び部を形成している。そし
て、ケース20の外部には伸縮可能でほぼ全方向に調整
できるアンテナ28と、表示手段である表示ランプ29
が設けてある。
【0016】(作用) 図3は釣り竿台の使用状態を示す説明図である。図1な
いし図3を参照して本実施例の使用方法及び作用を説明
する。まず、所要数(本実施例では、説明の便宜上三本
に設定)の釣り竿台Aを用意し、各釣り竿台Aの発信機
2の各設定を行う。本実施例においては、釣人は一人で
あるので、出力調整部24を適度に調整しておけば、音
間調整部22と音質調整部23については各釣り竿台A
共に同じに設定してよい。
いし図3を参照して本実施例の使用方法及び作用を説明
する。まず、所要数(本実施例では、説明の便宜上三本
に設定)の釣り竿台Aを用意し、各釣り竿台Aの発信機
2の各設定を行う。本実施例においては、釣人は一人で
あるので、出力調整部24を適度に調整しておけば、音
間調整部22と音質調整部23については各釣り竿台A
共に同じに設定してよい。
【0017】川岸の地面に三本の釣り竿台Aを一定の間
隔で立て込み、各釣り竿台Aに釣り竿3a、3b、3c
を装着して立てる。次に、図2に示すように各釣り竿に
備えられた磁力遮断板27につないである針金270を
ガイドパイプ110に通し、その先端部のフック部に釣
り竿3のタイコリール30からの釣り糸32を引っ掛け
る。なお、釣糸32の先部には通常の仕掛けが施され
る。仕掛が終了したら、釣人はやや離れた所に駐車して
ある自動車Cの車内で待機する。車内には各釣り竿台A
から発信される信号を受信する受信機4が備えてある。
隔で立て込み、各釣り竿台Aに釣り竿3a、3b、3c
を装着して立てる。次に、図2に示すように各釣り竿に
備えられた磁力遮断板27につないである針金270を
ガイドパイプ110に通し、その先端部のフック部に釣
り竿3のタイコリール30からの釣り糸32を引っ掛け
る。なお、釣糸32の先部には通常の仕掛けが施され
る。仕掛が終了したら、釣人はやや離れた所に駐車して
ある自動車Cの車内で待機する。車内には各釣り竿台A
から発信される信号を受信する受信機4が備えてある。
【0018】魚の当たりがきて釣糸32が引っ張られる
と針金270が引かれ、まず引っ張りバネSだけが伸び
るが、強く瞬間的な引き等によってある限度を越える引
張力がかかると、引張糸271が緊張して引張力が磁力
遮断板27に作用し、磁力遮断板27が引き抜かれてス
イッチが入る。なお、例えば水草等が釣り針にかかった
場合には引張力が弱く衝撃も小さいので、引っ張りバネ
Sと引張糸271により形成される遊び部の作用によっ
て引っ張りバネSだけが伸縮を繰り返し、引張糸271
が緊張しないため磁力遮断板27は引き抜かれずスイッ
チは入らない。
と針金270が引かれ、まず引っ張りバネSだけが伸び
るが、強く瞬間的な引き等によってある限度を越える引
張力がかかると、引張糸271が緊張して引張力が磁力
遮断板27に作用し、磁力遮断板27が引き抜かれてス
イッチが入る。なお、例えば水草等が釣り針にかかった
場合には引張力が弱く衝撃も小さいので、引っ張りバネ
Sと引張糸271により形成される遊び部の作用によっ
て引っ張りバネSだけが伸縮を繰り返し、引張糸271
が緊張しないため磁力遮断板27は引き抜かれずスイッ
チは入らない。
【0019】また、引っ張りバネSの強さを変えること
により、雑魚の当たりには反応しないようにしたり、逆
にわずかな当たりにも敏感に反応するようにもできる。
なお、上記各実施例において、釣り竿に設けてあるリー
ルはタイコリールを一例として図示しているが、これに
限定するものではなく、他の構造のリールを使用しても
よい。
により、雑魚の当たりには反応しないようにしたり、逆
にわずかな当たりにも敏感に反応するようにもできる。
なお、上記各実施例において、釣り竿に設けてあるリー
ルはタイコリールを一例として図示しているが、これに
限定するものではなく、他の構造のリールを使用しても
よい。
【0020】スイッチが入ると発信部21が作動し、ア
ンテナ28から信号が発信される。また、同時に表示ラ
ンプ29が点灯する。発信された信号は自動車C内の受
信機4で受信され、待機している釣人は受信音により魚
の当たりを察知できる。車外に出た釣人は、釣り竿3a
を支持している釣り竿台Aの表示ランプ29の点灯を確
認することにより釣り竿3aに当たりがきていると判断
できる。そして、釣り竿3aを取り上げて魚を釣りあげ
る。
ンテナ28から信号が発信される。また、同時に表示ラ
ンプ29が点灯する。発信された信号は自動車C内の受
信機4で受信され、待機している釣人は受信音により魚
の当たりを察知できる。車外に出た釣人は、釣り竿3a
を支持している釣り竿台Aの表示ランプ29の点灯を確
認することにより釣り竿3aに当たりがきていると判断
できる。そして、釣り竿3aを取り上げて魚を釣りあげ
る。
【0021】このように、魚の当たりから、当たりがき
ている釣り竿の察知までが正確かつ迅速にできるので、
合わせのタイミングをはずすことなく、魚を釣りあげる
ことができる。
ている釣り竿の察知までが正確かつ迅速にできるので、
合わせのタイミングをはずすことなく、魚を釣りあげる
ことができる。
【0022】次に、複数(本実施例では、説明の便宜上
二人に設定)の釣人が各々仕掛け、受信機4を共用する
場合の使用方法を説明する。まず、発信機2の各設定を
次のように行う。一方の釣人には、音間調整部22と音
質調整部23を調整して、例えばピー・ピー・ピー音を
割り当て、また、他方の釣人にはブ・ブ・ブ音を割り当
てて、各人の釣り竿台A全部の発信機2をそのように設
定する。そして、出力調整部24を適度に調整する。
二人に設定)の釣人が各々仕掛け、受信機4を共用する
場合の使用方法を説明する。まず、発信機2の各設定を
次のように行う。一方の釣人には、音間調整部22と音
質調整部23を調整して、例えばピー・ピー・ピー音を
割り当て、また、他方の釣人にはブ・ブ・ブ音を割り当
てて、各人の釣り竿台A全部の発信機2をそのように設
定する。そして、出力調整部24を適度に調整する。
【0023】そして、例えば釣り竿に当たりがきて上記
と同様に受信機4から受信音が発せられると、音で区別
することにより、まずどちらの釣人の釣り竿に当たりが
きたのかが判断される。車外に出た釣人は、表示ランプ
29の点灯を確認することにより当たりがきている釣り
竿を特定し、魚を釣りあげることができる。なお、釣人
が各々受信機4を携帯している場合は、離れた場所にい
ても仲間の釣り竿の当たりの場合にも駆けつけて補助す
ることができる。本発明は図示の実施例に限定されるも
のではなく、特許請求の範囲の記載内において種々の変
形が可能である。
と同様に受信機4から受信音が発せられると、音で区別
することにより、まずどちらの釣人の釣り竿に当たりが
きたのかが判断される。車外に出た釣人は、表示ランプ
29の点灯を確認することにより当たりがきている釣り
竿を特定し、魚を釣りあげることができる。なお、釣人
が各々受信機4を携帯している場合は、離れた場所にい
ても仲間の釣り竿の当たりの場合にも駆けつけて補助す
ることができる。本発明は図示の実施例に限定されるも
のではなく、特許請求の範囲の記載内において種々の変
形が可能である。
【0024】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
する。すなわち、本発明によれば、魚の当たりがきて釣
糸が引っ張られると引張部材が引かれる。その際、弱い
動きの時は弾性伸縮体だけが伸縮し、引張体は遊び部の
作用によって引張力がスイッチトリガーに作用しない。
しかし、引張部材に強く衝撃的な引きによってある限度
を越える引張力がかかると、遊び部がなくなり引張力が
スイッチトリガーに作用し、スイッチトリガーが動いて
スイッチが入り、発信機が作動する。つまり、魚が餌を
啄む程度のときは、弾性伸縮体の伸縮によって餌に自然
な動きを与え、魚が餌を飲み込んで釣り針が引っかかっ
たときに発信機が作動するために、魚に警戒感を与え
ず、しかも魚のかかりを確実に報知することができる。
する。すなわち、本発明によれば、魚の当たりがきて釣
糸が引っ張られると引張部材が引かれる。その際、弱い
動きの時は弾性伸縮体だけが伸縮し、引張体は遊び部の
作用によって引張力がスイッチトリガーに作用しない。
しかし、引張部材に強く衝撃的な引きによってある限度
を越える引張力がかかると、遊び部がなくなり引張力が
スイッチトリガーに作用し、スイッチトリガーが動いて
スイッチが入り、発信機が作動する。つまり、魚が餌を
啄む程度のときは、弾性伸縮体の伸縮によって餌に自然
な動きを与え、魚が餌を飲み込んで釣り針が引っかかっ
たときに発信機が作動するために、魚に警戒感を与え
ず、しかも魚のかかりを確実に報知することができる。
【図1】本発明にかかる釣り竿台の一実施例を示す斜視
図。
図。
【図2】釣り竿台に釣り竿を仕掛けた状態を示す要部説
明図。
明図。
【図3】釣り竿台の使用状態を示す説明図。
A 釣り竿台 1 竿台本体 11、12 支持脚 13 竿受け具 14 竿押え具 2 発信機 20 ケース 21 発信部 22 音間調整部 23 音質調整部 24 出力調整部 25 電池 26 スイッチ部 27 磁力遮断板 270 針金 271 引張糸 272 引糸 273 リング S 引っ張りバネ 28 アンテナ 29 表示ランプ 110 ガイドパイプ
Claims (5)
- 【請求項1】 釣り糸を引っ掛ける引掛具と、 当該引掛具に連結してあり、引掛具に作用する釣り糸の
引張力によって伸縮する弾性伸縮体と、 上記引掛具に連結してあり、上記弾性伸縮体が所定の長
さに伸びたときに緊張して上記引掛具にかかる釣り糸の
引張力をスイッチトリガーに伝え、スイッチトリガーを
動かして発信させる引張体と、 を備えていることを特徴とする、 釣用発信機の作動構造。 - 【請求項2】 先部分に釣り糸を引っ掛ける引掛部を有
し、基部分にはスイッチトリガーが連結してある引張部
材と、 当該引張部材を釣り糸による引張方向とは反対方向に引
っ張って引張部材に遊び部を形成する弾性伸縮体と、 を備えており、 釣り糸による上記引張部材にかかる引張力が所定未満で
あるときは上記弾性伸縮体の収縮力により上記遊び部が
確保されるものであり、引張部材に所定以上の引張力が
かかったときには上記遊び部がなくなってスイッチトリ
ガーに釣り糸の引張力を伝え、スイッチトリガーを動か
して発信するようにしたことを特徴とする、 釣用発信機の作動構造。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の作動構造を備え
ていることを特徴とする、 釣用発信機。 - 【請求項4】 請求項3記載の釣用発信機と、 受信機と、 を備えていることを特徴とする、 釣用報知装置。
- 【請求項5】 請求項3記載の釣用発信機を備えている
ことを特徴とする、釣り竿台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26826293A JP2909793B2 (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 釣用発信機における発信方法、釣用発信機の作動構造、釣用発信機、釣用報知装置及び釣り竿台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26826293A JP2909793B2 (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 釣用発信機における発信方法、釣用発信機の作動構造、釣用発信機、釣用報知装置及び釣り竿台 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19777098A Division JPH10313759A (ja) | 1998-07-13 | 1998-07-13 | 釣り用報知装置及び釣り竿台及び釣り竿 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0795839A JPH0795839A (ja) | 1995-04-11 |
JP2909793B2 true JP2909793B2 (ja) | 1999-06-23 |
Family
ID=17456135
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26826293A Expired - Fee Related JP2909793B2 (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 釣用発信機における発信方法、釣用発信機の作動構造、釣用発信機、釣用報知装置及び釣り竿台 |
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1993
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