JP2909782B2 - インデックス装置 - Google Patents

インデックス装置

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JP2909782B2
JP2909782B2 JP18123391A JP18123391A JP2909782B2 JP 2909782 B2 JP2909782 B2 JP 2909782B2 JP 18123391 A JP18123391 A JP 18123391A JP 18123391 A JP18123391 A JP 18123391A JP 2909782 B2 JP2909782 B2 JP 2909782B2
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敬三郎 大滝
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、周方向に所定ピッチで
複数のツールを搭載したターンテーブル等の被インデッ
クス物をインデックス回転させるインデックス装置に関
し、特にインデックス回転用の駆動源として所定角度範
囲で正逆転されるロータリアクチュエータを用いるイン
デックス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被インデックス物を取付けるイン
デックス軸を、これを軸支するケーシングに取付けたロ
ータリアクチュエータによりインデックス回転させるイ
ンデックス装置として、特開平1−271150号公報によ
り、ケーシング内に、インデックス軸に対し軸線方向に
摺動自在に回止め係合した継手部材を軸線方向一方の往
動位置と他方の復動位置とに移動自在に設け、該継手部
材を往動位置でロータリアクチュエータの出力軸と、復
動位置でケーシングに固定の拘束部材とに選択的に係合
させると共に、切換弁を介して圧力源に選択的に接続さ
れる往動用と復動用の流体通路を設けて、往動用流体通
路に連なるケーシング内の往動用圧力室への圧力流体の
供給で継手部材を往動位置と、復動用流体通路に連なる
ケーシング内の復動用圧力室への圧力流体の供給で継手
部材を復動位置とに押動させるようにし、更にロータリ
アクチュエータの正転用と逆転用の流体通路と、継手部
材に連動して切換動作されるバルブ装置とを設け、該バ
ルブ装置により継手部材の往動位置への移動で往動用流
体通路を正転用流体通路に接続してロータリアクチュエ
ータを正転させ、継手部材の復動位置への移動で復動用
流体通路を逆転用流体通路に接続してロータリアクチュ
エータを逆転させるようにしたものは知られている。
【0003】このもので、バルブ装置は、ケーシングに
組込んだ第1と第2の1対のチェック弁型のリミットバ
ルブで構成され、該各バルブに継手部材の外周に形成し
たカムと協働するプランジャを設けて、継手部材が往動
位置に移動したとき、第1リミットバルブがそのプラン
ジャを介して押し開かれ、往動用流体通路に正転用流体
通路が接続されてロータリアクチュエータが正転され、
この正転に伴いロータリアクチュエータから逆転用流体
通路に押出される流体が第2リミットバルブを介して復
動用流体通路に流れて往復動の切換えを行なう切換弁か
ら排出され、一方、継手部材が復動位置に移動されたと
き、第2リミットバルブがそのプランジャを介して押し
開かれ、復動用流体通路に逆転用流体通路が接続されて
ロータリアクチュエータが逆転され、この逆転に伴いロ
ータリアクチュエータから正転用流体通路に押出される
流体が第1リミットバルブを介して往動用流体通路に流
れて切換弁から排出されるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のものでは、ケー
シングに第1と第2の1対のリミットバルブを組込むた
め、ケーシングが大型化すると共に、部品点数が増して
構造が複雑となる不具合がある。
【0005】本発明は、以上の点に鑑み、継手部材に連
動するバルブ装置を小型簡素化して、上記の不具合を解
消したインデックス装置を提供することをその目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明では、上記従来装置のものにおいて、継手部材を
内挿するインデックス軸の筒部で上記バルブ装置の弁筐
を構成し、該筒部に、軸線方向に間隔を存して、往動用
流体通路に連なる往動ポートと、正転用流体通路に連な
る正転ポートと、逆転用流体通路に連なる逆転ポート
と、復動用流体通路に連なる復動ポートとを筒体の内周
面において継手部材との間の空隙を介して相互に連通す
るように形成すると共に、継手部材の外周に、前記筒部
の内周面に摺接して軸線方向一方への流体の流れを阻止
するリップ部を有するパッキンを、継手部材の復動位置
において往動ポートから正転ポートへの流体の流れと、
逆転ポートから正転ポートへの流体の流れとを阻止する
と共に、継手部材の往動位置において正転ポートから逆
転ポートへの流体の流れと、復動ポートから逆転ポート
への流体の流れとを阻止するように、軸線方向に間隔を
存して複数個装着したことを特徴とする。
【0007】パッキンの使用個数を少なくしてバルブ装
置の一層の簡素化を図るためには、前記筒部に前記複数
のポートを、復動方向側から往動ポート、正転ポート、
逆転ポート、復動ポートの順で形成すると共に、前記継
手部材の外周に前記パッキンの2個を、復動方向側の第
1パッキンが往動方向への流体の流れを阻止し、往動方
向側の第2パッキンが復動方向への流体の流れを阻止す
るように互に逆向きに装着し、継手部材の復動位置で
は、往動ポートと正転ポートとの間に第1パッキンと、
正転ポートと逆転ポートとの間に第2パッキンとが介設
され、継手部材の往動位置では、正転ポートと逆転ポー
トとの間に第1パッキンと、逆転ポートと復動ポートと
の間に第2パッキンとが介設されるようにすることが望
ましい。
【0008】又このものにおいて、往動ポートと復動ポ
ートとを省略して、往動用と復動用の各通路をこれらポ
ートを介さずに往動用と復動用の各圧力室に接続し、筒
部の内周面と継手部材の外周面との間の空隙をその復動
方向側の端部において往動用圧力室と、往動方向側の端
部において復動用圧力室とに連通させ、該各圧力室から
該空隙を介して正転ポートと逆転ポートに流体を供給す
るようにしても良い。
【0009】
【作用】切換弁を、往動用流体通路を圧力源に接続する
往動側に切換えると、往動用圧力室に圧力流体が供給さ
れ、継手部材が往動位置に移動してロータリアクチュエ
ータの出力軸に係合すると共に、往動ポートと正転ポー
トとが連通して往動用流体通路から正転用流体通路に圧
力流体が供給され、ロータリアクチュエータが正転して
継手部材を介してインデックス軸がインデックス回転さ
れる。往動位置における正転ポートから逆転ポートへの
圧力流体の洩れは該両ポート間に位置するパッキンによ
り阻止され、一方、ロータリアクチュエータの正転に伴
って逆転用流体通路に押出される流体は、逆転ポートと
復動ポートとの間に位置するパッキンが逆転ポートから
復動ポートへの流体の流れを許容するため、復動用流体
通路に排出される。
【0010】インデックス回転後、復動用流体通路を圧
力源に接続する復動側に切換弁を切換えると、復動用圧
力室に圧力流体が供給されて継手部材が往動位置から復
動される。尚、往動位置において復動ポートから逆転ポ
ートに圧力流体が流れると、ロータリアクチュエータが
逆転してインデックス軸がインデックスされた位相から
ずれてしまうが、往動位置では逆転ポートと復動ポート
との間に位置するパッキンにより復動ポートから逆転ポ
ートへの流体の流れが阻止されるため、かかる不具合は
生じない。継手部材が復動位置に移動すると、継手部材
はロータリアクチュエータの出力軸から離脱して拘束部
材に係合し、継手部材を介してインデックス軸がインデ
ックスされた位相に拘束されると共に、逆転ポートと復
動ポートとが連通して復動用流体通路から逆転用流体通
路に圧力流体が供給され、ロータリアクチュエータが次
のインデックス回転に備えて逆転される。復動位置にお
ける逆転ポートから正転ポートへの圧力流体の洩れは該
両ポート間に位置するパッキンにより阻止され、一方、
ロータリアクチュエータの逆転に伴って正転用流体通路
に押出される流体は、往動ポートと正転ポートとの間に
位置するパッキンが正転ポートから往動ポートへの流体
の流れを許容するため、往動用流体通路に排出される。
該パッキンは、次のインデックス回転に際して切換弁を
往動側に切換えたとき、往動ポートから正転ポートへの
圧力流体の流れを阻止し、継手部材が出力軸に係合する
前のロータリアクチュエータの正転によるインデックス
の狂いが防止される。
【0011】
【実施例】図1を参照して、1はケーシング、2は該ケ
ーシング1内に軸支したインデックス軸を示し、該イン
デックス軸2をケーシング1の尾端部に取付けたロータ
リアクチュエータ3により所定角度例えば90°宛イン
デックス回転するようにした。
【0012】インデックス軸2は、被インデックス物を
取付ける先端の取付ベース2aから尾方にのびる筒部2
bを備え、該筒部2bをケーシング1内の滑り軸受4で
軸支すると共に、該筒部2bに筒状の継手部材5を軸線
方向に摺動自在に内挿し、該継手部材5を、図2に示す
ように、その尾端部外周に突設した突条5aと前記筒部
2bの尾端にボルト止めしたフランジ6の凹溝6aとに
おいてインデックス軸2に対し回止め係合した。又、ケ
ーシング1内に、前記フランジ6とケーシング1の尾端
に固設した端壁1aとで画成される往動用圧力室7と、
インデックス軸2内の先端部の空間で形成される復動用
圧力室8とを設け、往動用圧力室7への圧力流体例えば
圧縮エアの供給で継手部材5を先方(図1で右方)の往
動位置と、復動用圧力室8への圧縮エアの供給で継手部
材5をこれに内嵌したピストン9を介して尾方(図1で
左方)の復動位置とに押動させるようにした。そして、
継手部材5を往動位置においてロータリアクチュエータ
3の出力軸3aと、復動位置においてケーシング1の端
壁1aに形成した拘束部材10とに選択的に係合させる
ようにし、これを更に詳述するに、出力軸3aを継手部
材5内に突出させてその先端部外周に放射状の突起3b
を形成すると共に、継手部材5の内周に前記ピストン9
の受けを兼ねる爪部5bを突設して、往動位置において
該爪部5bが前記突起3b間に係合するようにし、又拘
束部材10を、図3に示すように、周方向に複数の切欠
き10aを形成した環状突起で構成して、復動位置にお
いて上記した突条5aの尾端部が該切欠き10aに係合
するようにした。尚、継手部材5は、往動用圧力室8に
設けたばね11によりピストン9を介して復動方向に付
勢される。
【0013】ケーシング1には、往動用圧力室7にエア
を供給する往動用エア通路12と、復動用圧力室8にエ
アを供給する復動用エア通路13と、ロータリアクチュ
エータ3にこれを正転するようにエアを供給する正転用
エア通路14と、該アクチュエータ3にこれを逆転する
ようにエアを供給する逆転用エア通路15とが設けられ
ており往動用エア通路12と復動用エア通路13とを、
図4に示す如く、外部の切換弁16を介して選択的にエ
ア源17に接続すると共に、継手部材5に連動して切換
動作されるバルブ装置18を設けて、該バルブ装置18
により継手部材5の往動位置への移動で往動用エア通路
12を正転用エア通路14と、継手部材5の復動位置へ
の移動で復動用エア通路13を逆転用エア通路15とに
接続するようにした。
【0014】該バルブ装置18は、インデックス軸2の
筒部2bを弁筐、これに内挿される継手部材5を弁体と
する一種のスプール弁で構成される。これを詳述する
に、筒部2bに、軸線方向に間隔を存して復動方向側か
ら順に、往動用エア通路12に連なる往動ポート19
と、正転用エア通路14に連なる正転ポート20と、逆
転用エア通路15に連なる逆転ポート21と、復動用エ
アポート13に連なる復動ポート22とを夫々放射状に
複数本宛形成し、継手部材5の外径を筒部2bの内径よ
り小径として、これらポート19、20、21、22が
筒部2bの内周面において継手部材5との間の空隙を介
して相互に連通するようにした。又、継手部材5の外周
に、筒部2bの内周面に摺接して軸線方向一方へのエア
の流れを阻止するリップ部23aを有する第1と第2の
1対のパッキン231、232を軸線方向に並設して装着
し、復動方向側の第1パッキン231を往動方向へのエ
アの流れを阻止する向き、往動方向側の第2パッキン2
2を復動方向へのエアの流れを阻止する向きとし、継
手部材5の復動位置では、図4の上半部に示されている
ように、第1パッキン231が往動ポート19と正転ポ
ート20との間に介設されて往動ポート19から正転ポ
ート20へのエアの流れが阻止されると共に、第2パッ
キン232が正転ポート20と逆転ポート21との間に
介設されて逆転ポート21から正転ポート20へのエア
の流れが阻止され、一方、継手部材5の往動位置では、
図4の下半部に示されているように、第1パッキン23
1が正転ポート20と逆転ポート21との間に介設され
て正転ポート20から逆転ポート21へのエアの流れが
阻止されると共に、第2パッキン232が逆転ポート2
1と復動ポート22との間に介設されて復動ポート22
から逆転ポート21へのエアの流れが阻止されるように
した。更に、継手部材5をその両端部外周に装着したガ
イドリング24、24により筒部2bに対し径方向のガ
タ無く内挿し得るようにすると共に、該各リング24に
周方向複数箇所の溝24aを形成して、往動ポート19
と復動ポート22とを該各リング24の溝24aを介し
て夫々往動用圧力室7と復動用圧力室8とに連通させ、
往動用と復動用の各エア通路12、13から該各ポート
19、22を介して該各圧力室7、8にエアを供給し得
るようにした。
【0015】図1を参照して25は、インデックス軸2
の先端の取付ベース2aの周囲1箇所に取付けたドッグ
を示し、ケーシング1の先端部外周にドッグ25と協働
する近接スイッチ26を90°間隔で4個取付け、イン
デックス軸2の90°のインデックス回転毎にドッグ2
5が何れかの近接スイッチ26に対向して、該スイッチ
26によりインデックス軸2の位相が検出されるように
した。27は継手部材5の前記両パッキン231、232
の配置部間に形成したピストン9の内部空間に対する息
抜き穴である。
【0016】前記切換弁16は、図外のコントローラか
らのインデックス指令信号により、往動用エア通路12
をエア源17に接続する往動側に切換えられ、又インデ
ックス軸2が90°インデックス回転されたとき前記近
接スイッチ26からの信号で復動用エア通路13をエア
源17に接続する復動側に切換えられる。
【0017】かくて、インデックス指令信号が出される
と、切換弁16の往動側への切換えにより往動用エア通
路12を介して往動用圧力室7にエアが供給され、継手
部材5が往動位置に移動してロータリアクチュエータ3
の出力軸3aに係合すると共に、往動ポート19に正転
ポート20が連通して往動用エア通路12から正転用エ
ア通路14にエアが供給され、ロータリアクチュエータ
3が正転して継手部材5を介してインデックス軸2がイ
ンデックス回転される。そして、インデックス軸2が9
0°回転したところで切換弁16が復動側に切換えら
れ、復動用エア通路13を介して復動用圧力室8にエア
が供給されて継手部材5が復動位置に移動し、継手部材
5が出力軸3aから離脱して拘束部材10に係合し、イ
ンデックス軸2がインデックスされた位相に拘束される
と共に、復動ポート22に逆転ポート21が連通して復
動用エア通路13から逆転用エア通路15にエアが供給
され、ロータリアクチュエータ3が逆転して旧位に復帰
し、次のインデックス回転に備える。
【0018】ところで、往動位置において、正転ポート
20から逆転ポート21へのエアの逃げは該両ポート2
0、21間に介設される第1パッキン231により阻止
され、一方、ロータリアクチュエータ3の正転に伴って
逆転用エア通路15に排気されるエアは、逆転ポート2
1と復動ポート22との間に介設される第2パッキン2
2が逆転ポート21から復動ポート22へのエアの流
れを許容するため、復動用エア通路13に排出され、更
に切換弁16の復動側への切換時における復動用エア通
路13から逆転用エア通路15へのエアの流れは該第2
パッキン232で阻止され、ロータリアクチュエータ3
の無用の逆転は生じない。又、復動位置において、逆転
ポート21から正転ポート20へのエアの逃げは該両ポ
ート20、21間に介設される第2パッキン232によ
り阻止され、一方、ロータリアクチュエータ3の逆転に
伴って正転用エア通路14に排気されるエアは、往動ポ
ート19と正転ポート20との間に介設される第1パッ
キン231が正転ポート20から往動ポート19へのエ
アの流れを許容するため、往動用エア通路12に排出さ
れ、更に切換弁16の往動側への切換時における往動用
エア通路12から正転用エア通路14へのエアの流れは
該第1パッキン231で阻止され、ロータリアクチュエ
ータ3の無用の正転は生じない。
【0019】図5は、ポートの配列順序を、復動方向側
から順に復動ポート22、逆転ポート21、正転ポート
20、往動ポート19とした他の実施例を示し、この場
合には、継手部材5の外周に、復動方向側から順に、往
動方向への流体の流れを阻止するAのパッキン23と、
復動方向への流体の流れを阻止するBのパッキン23
と、往動方向への流体の流れを阻止するCのパッキン2
3と、復動方向への流体の流れを阻止するDのパッキン
23とを装着し、復動位置においては、復動ポート22
と逆転ポート21との間にBのパッキン23、逆転ポー
ト21と正転ポート20との間にCのパッキン23、正
転ポート20と往動ポート19との間にDのパッキン2
3が介設されて、復動ポート22から逆転ポート21へ
の圧力流体の流れは許容されるが、逆転ポート21から
正転ポート20への流体の流れ及び往動ポート19から
正転ポート20への流れは阻止されるようにし、又往動
位置においては、復動ポート22と逆転ポート21との
間にAのパッキン23、逆転ポート21と正転ポート2
0との間にBのパッキン23、正転ポート20と往動ポ
ート19との間にCのパッキン23が介設されて、往動
ポート19から正転ポート20への圧力流体の流れは許
容されるが、復動ポート22から逆転ポート21への流
体の流れ及び正転ポート20から逆転ポート21への流
体の流れは阻止されるようにする。尚、継手部材5の両
端部には筒部2bとの間の空隙をシールするOリング2
8を装着し、往動用と復動用の各流体通路を往動用と復
動用の各圧力室に往動ポート19や復動ポート22を介
さずに連通させる。この実施例でも上記実施例と同様の
作用を得られるが、パッキンの使用個数が4個と多く、
バルブ装置18の簡素化を図るにはパッキンが2個で済
む上記実施例の方が有利である。
【0020】又、上記図1乃至図4に示す実施例のよう
に、筒部2bの内周面と継手部材5の外周面との間の空
隙をその復動方向側の端部において往動用圧力室7と、
往動方向側の端部において復動用圧力室8とに連通させ
る場合、往動用と復動用の各通路12、13を往動用と
復動用の各ポート19、22を介せずに往動用と復動用
の各圧力室7、8に接続し、図6に示す実施例の如く、
筒部2bに正転ポート20と逆転ポート21だけを形成
しても良い。この場合、空隙の復動方向側の端部が上記
実施例の往動ポート、往動方向側の端部が復動ポートと
して機能し、第1と第2のパツキン231、232を上記
実施例と同様に装着すれば、上記実施例と同様の作用が
得られる。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1の発明によれば、継手部材に連動するバルブ装置を、
継手部材を弁体、これを内挿するインデックス軸の筒部
を弁筐とする一種のスプール弁で構成でき、而も継手部
材にリップ付パッキンを装着するだけで、所要の逆止機
能を得られ、従来のようにチェック弁型の1対のリミッ
トバルブを設けるものに比しバルブ装置を小型簡素化で
き、インデックス装置を小型化して且つ安価に得られ、
更に請求項2及び3の発明によれば、パッキンの使用個
数を少なくしてバルブ装置の一層の簡素化を図れる効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明装置の1例の截断側面図
【図2】 図1のII−II線截断面図
【図3】 図1のIII −III 線截断面図
【図4】 要部の拡大截断側面図
【図5】 第2実施例の要部の拡大截断面図
【図6】 第3実施例の要部の拡大截断面図
【符号の説明】
1 ケーシング 2 インデックス軸 2b 筒部 3 ロータリアクチュエ
ータ 3a 出力軸 5 継手部材 7 往動用圧力室 8 復動用圧力室 10 拘束部材 12 往動用エア通路 13 復動用エア通路 14 正転用エア通路 15 逆転用エア通路 16 切換弁 17 エア源 18 バルブ装置 19 往動ポート 20 正転ポート 21 逆転ポート 22 復動ポート 23 パッキン 23a リップ部 231 第1パッキン 232 2パッキン
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F15B 15/00 - 15/28 B23Q 16/00 - 16/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インデックス軸を、これを軸支するケー
    シングに取付けたロータリアクチュエータによりインデ
    ックス回転させるインデックス装置であって、ケーシン
    グ内に、インデックス軸に対し軸線方向に摺動自在に回
    止め係合した継手部材を軸線方向一方の往動位置と他方
    の復動位置とに移動自在に設け、該継手部材を往動位置
    でロータリアクチュエータの出力軸と、復動位置でケー
    シングに固定の拘束部材とに選択的に係合させると共
    に、切換弁を介して圧力源に選択的に接続される往動用
    と復動用の流体通路を設けて、往動用流体通路に連なる
    ケーシング内の往動用圧力室への圧力流体の供給で継手
    部材を往動位置と、復動用流体通路に連なるケーシング
    内の復動用圧力室への圧力流体の供給で継手部材を復動
    位置とに押動させるようにし、更にロータリアクチュエ
    ータの正転用と逆転用の流体通路と、継手部材に連動し
    て切換動作されるバルブ装置とを設け、該バルブ装置に
    より継手部材の往動位置への移動で往動用流体通路を正
    転用流体通路に接続してロータリアクチュエータを正転
    させ、継手部材の復動位置への移動で復動用流体通路を
    逆転用流体通路に接続してロータリアクチュエータを逆
    転させるものにおいて、継手部材を内挿するインデック
    ス軸の筒部で上記バルブ装置の弁筐を構成し、該筒部
    に、軸線方向に間隔を存して、往動用流体通路に連なる
    往動ポートと、正転用流体通路に連なる正転ポートと、
    逆転用流体通路に連なる逆転ポートと、復動用流体通路
    に連なる復動ポートとを筒体の内周面において継手部材
    との間の空隙を介して相互に連通するように形成すると
    共に、継手部材の外周に、前記筒部の内周面に摺接して
    軸線方向一方への流体の流れを阻止するリップ部を有す
    るパッキンを、継手部材の復動位置において往動ポート
    から正転ポートへの流体の流れと、逆転ポートから正転
    ポートへの流体の流れとを阻止すると共に、継手部材の
    往動位置において正転ポートから逆転ポートへの流体の
    流れと、復動ポートから逆転ポートへの流体の流れとを
    阻止するように、軸線方向に間隔を存して複数個装着し
    たことを特徴とするインデックス装置。
  2. 【請求項2】 前記筒部に前記複数のポートを、復動方
    向側から往動ポート、正転ポート、逆転ポート、復動ポ
    ートの順で形成すると共に、前記継手部材の外周に前記
    パッキンの2個を、復動方向側の第1パッキンが往動方
    向への流体の流れを阻止し、往動方向側の第2パッキン
    が復動方向への流体の流れを阻止するように互に逆向き
    に装着し、継手部材の復動位置では、往動ポートと正転
    ポートとの間に第1パッキンと、正転ポートと逆転ポー
    トとの間に第2パッキンとが介設され、継手部材の往動
    位置では、正転ポートと逆転ポートとの間に第1パッキ
    ンと、逆転ポートと復動ポートとの間に第2パッキンと
    が介設されるようにしたことを特徴とする請求項1に記
    載のインデックス装置。
  3. 【請求項3】 インデックス軸を、これを軸支するケー
    シングに取付けたロータリアクチュエータによりインデ
    ックス回転させるインデックス装置であって、ケーシン
    グ内に、インデックス軸に対し軸線方向に摺動自在に回
    止め係合した継手部材を軸線方向一方の往動位置と他方
    の復動位置とに移動自在に設け、該継手部材を往動位置
    でロータリアクチュエータの出力軸と、復動位置でケー
    シングに固定の拘束部材とに選択的に係合させると共
    に、切換弁を介して圧力源に選択的に接続される往動用
    圧力室と復動用圧力室とをケーシング内に設けて、往動
    用圧力室への圧力流体の供給で継手部材を往動位置と、
    復動用圧力室への圧力流体の供給で継手部材を復動位置
    とに押動させるようにし、更にロータリアクチュエータ
    の正転用と逆転用の流体通路と、継手部材に連動して切
    換動作されるバルブ装置とを設け、該バルブ装置により
    継手部材の往動位置への移動で往動用圧力室を正転用流
    体通路に接続してロータリアクチュエータを正転させ、
    継手部材の復動位置への移動で復動用圧力室を逆転用流
    体通路に接続してロータリアクチュエータを逆転させる
    ものにおいて、継手部材を内挿するインデックス軸の筒
    部で上記バルブ装置の弁筐を構成し、該筒部に、正転用
    流体通路に連なる正転ポートと、該正転ポートに対し往
    動方向側に間隔を存して逆転用流体通路に連なる逆転ポ
    ートを形成し、該両ポートを筒体の内周面において継手
    部材との間の空隙を介して相互に連通させると共に、該
    空隙の復動方向側の端部を往動用圧力室と、該空隙の往
    動方向側の端部を復動用圧力室とに連通させ、継手部材
    の外周に、前記筒部の内周面に摺接して軸線方向一方へ
    の流体の流れを阻止するリップ部を有する第1と第2の
    2個のパッキンを、軸線方向に間隔を存して、且つ復動
    方向側の第1パッキンが往動方向への流体の流れを阻止
    し、往動方向側の第2パッキンが復動方向への流体の流
    れを阻止するように互いに逆向きに装着し、継手部材の
    復動位置では、正転ポートから復動方向側にずれた部分
    に第1パッキンと、正転ポートと逆転ポートとの間の部
    分に第2パッキンとが位置し、継手部材の往動位置で
    は、正転ポートと逆転ポートとの間の部分に第1パッキ
    ンと、逆転ポートから往動方向側にずれた部分に第2パ
    ッキンとが位置するようにしたことを特徴とするインデ
    ックス装置。
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