JP2909739B2 - コンクリート中の鋼材を防錆する方法 - Google Patents

コンクリート中の鋼材を防錆する方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、既に打設された鉄筋コンクリート中の鋼
材を防錆する方法に関するものである。更に詳しくは、
鉄筋コンクリートの表面からケイ酸塩溶液、及び亜硝酸
カルシウム溶液を効率よく塗布して鉄筋周辺の塩素イオ
ンを無害化し、また鉄筋周辺の雰囲気をアルカリ性に戻
すことによるコンクリート中の鋼材を防錆する方法に関
するものである。
〈従来の技術〉 既設の鉄筋コンクリート中に高濃度の塩素イオンが混
入している場合、また中性化か進行している場合に、鉄
筋コンクリートの表面に亜硝酸カルシウム溶液、及びケ
イ酸塩(主としてケイ酸リチウム)溶液を塗布すること
によって、これらの成分を内部に浸透させ鉄筋周辺の塩
素イオンを無害化し、また鉄筋周辺の雰囲気をアルカリ
性に戻すことによるコンクリート中の鋼材を防錆する方
法が知られている(特開昭60−108385号,特開昭60−20
4683号)。
この場合において、塩素イオンを無害化して鉄筋の発
生を防止する亜硝酸カルシウムは、ケイ酸塩と共に使用
すると、コンクリート中に固定され易く防錆効果が相乗
的に発揮される(特開昭60−231478号)。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、亜硝酸カルシウムとケイ酸塩(ケイ酸
塩リチウム)を共用するこれら公知の方法は次の点で未
知な部分が多く充分に目的を達成することができなかっ
た。
(イ)ケイ酸リチウム溶液と亜硝酸カルシウムの両者を
塗布する場合には、亜硝酸カルシウム溶液−ケイ酸リチ
ウム溶液の順に塗布すると両者が浸透し易いと考えられ
ていた。すなわち、前記した順序の逆に塗布すると、ケ
イ酸リチウムは分子が大きいので、その固形分がコンク
リートの微細孔を塞いでしまい、亜硝酸カルシウム溶液
が浸透しないものと考えられていた。しかし、実際には
後に詳述するように、ケイ酸リチウム溶液−亜硝酸カル
シウム溶液の順に塗布しないと、浸透が充分でないばか
りでなく、塗布面にケイ酸カルシウムが白く析出し、こ
れを除去しないとモルタルを上塗することができないの
で、実際の補修作業においては作業工程が増加し煩雑と
なることが判明した。
また、ケイ酸リチウム溶液と亜硝酸カルシウム溶液を
混合するとケイ酸カルシウムの沈殿が生じ、薬剤が無駄
になる欠点もある。
(ロ)コンクリートの細骨材として海砂を使用したとき
のコンクリート中の塩素イオン濃度の上限は、約3600gr
/m3である。これを亜硝酸塩(カルシウム)により無害
化するためには、安全率を見込むと亜硝酸イオンの濃度
で約0.06%が必要であるコンクリート中の鉄筋は、通常
その表面から20〜30mmの深さに存在するから、この深さ
まで亜硝酸が浸透し約0.06%の濃度に到達することが必
要であるが、従来知られている方法では、到底この濃度
までは到達しない。
(ハ)塗布する亜硝酸カルシウム(イオン)の量及び濃
度と、実際にコンクリート内部へ浸透する亜硝酸カルシ
ウム(イオン)の量的関係が明確でなかったので、塩素
イオン量等に応じて必要最小限の塗布量が不明であっ
た。工事の実際においては、塗布作業の省力化が極めて
重要となるので、可能な限り1回の塗布操作でこの工程
を終了することができるようにすることが切望されてい
る。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明は、前記した問題点を解決するためになされた
もので、次の〜の構成を有している。
鋼材を内蔵するコンクリートの表面から鋼材の防錆剤
としてケイ酸塩水溶液と亜硝酸カルシウム水溶液とを塗
布含浸させるコンクリート中の鋼材を防錆する方法にお
いて、ケイ酸塩の水溶液を塗布含浸させた後、15重量%
以上の亜硝酸カルシウムの水溶液を、1m2当たり300〜7
00g塗布含浸させることを特徴とするコンクリート中の
鋼材を防錆する方法。
鋼材を内蔵する無機質材の表面に、次の(A)工程、
(B)工程及び(C)工程を順次経ることを特徴とする
コンクリート中の鋼材を防錆する方法。
(A)工程:ケイ酸塩の水溶液を塗布含浸させる工程。
(B)工程:15重量%以上の亜硝酸カルシウムの水溶液
を、1m2当たり300〜700g塗布含浸させる工程。
(C)工程:セメント系組成物を塗布する工程 ケイ酸塩がケイ酸リチウムである特許請求の範囲第1
又は第2項記載のコンクリート中の鋼材を防錆する方
法。
セメント系組成物がポリマーディスパージョンを含有
するセメント系組成物である特許請求の範囲第2項、又
は第3項記載のコンクリート中の鋼材を防錆する方法。
ポリマーディスパージョンがスチレン・ブタジエンゴ
ムディスパージョン(SBR)である特許請求の範囲第2
項、第3項、又は第4項記載のコンクリート中の鋼材を
防錆する方法。』 本願発明の究極の目的は、コンクリートの細骨材とし
て、主として海砂を使用したとき(他に混和剤(硬化促
進剤等)として使用する塩化カルシウム由来の塩素イオ
ンもある)のコンクリート中の塩素イオンを無害化する
ことである。
この発明において、コンクリートの表面から塗布する
亜硝酸カルシウム溶液の塗布量は、300〜700g/m2が好ま
しい。この塗布量の範囲をはずれると、溶液が少な過ぎ
て均一に塗布することができなかったり、多過ぎて溶液
が無駄になったりすることからである。
巻末の第1表に、亜硝酸カルシウム溶液の濃度、及び
亜硝酸カルシウム溶液とケイ酸リチウム溶液の塗布する
順序を変えてコンクリート表面から塗布したときの亜硝
酸の浸透量(屋内で6ケ月放置後)を測定した結果を示
す。
また、巻末の第2表に亜硝酸カルシウム溶液の濃度、及
び亜硝酸カルシウム溶液とケイ酸リチウム溶液の塗布す
る順序を変えてコンクリート表面から塗布した後、更に
モルタルを塗布したときの亜硝酸の浸透量(残存量、屋
外で6ケ月放置後)を測定し結果を示す。
この結果によれば、塗布する亜硝酸カルシウムの濃度
は、少なくとも15%以上必要なことが分かる。すなわ
ち、コンクリート中の鉄筋は、その表面から20〜30mmの
深さに存在するから、この深さまで亜硝酸が浸透し約0.
06%の濃度に到達することが必要であるが、そのために
は塗布する亜硝酸カルシウムの濃度は、少なくとも15%
以上であることを要するのである。
また、ケイ酸リチウムと亜硝酸カルシウムの混合液を
塗布したのでは、コンクリートの表面から20〜300mmの
深さまで亜硝酸が十分浸透せず必要とする約0.06%の濃
度に達しない。
更に、前記0.06%以上に亜硝酸を浸透させるには、亜
硝酸カルシウム−ケイ酸リチウムの順序ではなく、ケイ
酸リチウム−亜硝酸カルシウムの順序で塗布することが
必要なことが分かる。
また、ケイ酸リチウムと亜硝酸カルシウムの混合溶液
を塗布するのは、両者を混合するとケイ酸カルシウムの
沈殿が生じ、両薬剤は無駄になるばかりか、沈殿がコン
クリートの微細孔に詰り両液の浸透を妨げてしまうと共
に、塗布面にケイ酸カルシウムの白色の結晶が析出し、
塗布面へモルタル等を塗布する際に除去しなければなら
ず以後の工事の障害となる。従って、本願発明のように
両液を混合せず、別々に塗布することが必要なのであ
る。
なお、表中の用語の意味は下記の通りである。
(イ)ケイ酸・亜硝酸とは、ケイ酸リチウムと亜硝酸カ
ルシウムの混合溶液を塗布したことを示す。
(ロ)ケイ酸→亜硝酸とは、ケイ酸リチウム溶液を塗布
した後亜硝酸カルシウム溶液を塗布したことを示す。
(ハ)亜硝酸→ケイ酸とは、亜硝酸カルシウム溶液を塗
布した後ケイ酸リチウム溶液を塗布したことを示す。
(ニ)ケイ酸リチウムは12%溶液を使用した。
(ホ)亜硝酸カルシウム溶液の塗布量は、いずれも500g
/m2である。
(ヘ)ケイ酸・亜硝酸→モルタルとは、ケイ酸リチウム
と亜硝酸カルシウムの混合溶液を塗布した後、モルタル
(SBR含有)を上塗したことを示す。ケイ酸リチウムと
亜硝酸カルシウムの濃度は、両者共10%である。
なお、第1表、第2表における亜硝酸の分析は、各々
の時間経過後、コンクリート壁をコアドリルで繰り抜
き、次の方法(JIS K O102ナフチルアミン吸光光度法)
により、亜硝酸含量を測定した。
〈実施例1 集合住宅の施工例〉 18〜20階建て、鉄筋コンクリート造り集合住宅(6
棟、1100世帯、柱と梁はグロスペイント仕上げ、他は打
放し仕上げ)は、コンクリートの細骨材として海砂を使
用したため、竣工後16〜19年経過後、鉄筋が錆び、かぶ
りコンクリートが剥離して鉄筋の露出が目立つ状態とな
ったので次の(A)〜(C)の方法により補修工事を行
なうこととなった。なお、測定の結果、コンクリートの
中性化深さは15〜30mm、塩分含有量は0.07〜0.10%であ
った。
(A)コンクリートの剥離部分 (イ)浮きコンクリートのはつり取り、鉄筋の錆落し、
清掃 (ロ)12%ケイ酸リチウム溶液塗布(600g/m2) (ハ)30%亜硝酸カルシウム溶液塗布(500g/m2) (ニ)鉄筋防錆用SBR系ポリマーセメントペースト塗布 (ホ)モルタル打継接着用SBR系ポリマーセメントペー
スト塗布 (ヘ)復旧用SBR系ポリマーセメントモルタル塗布 (B)0.5mm以上のコンクリートのひび割れ部分 (イ)電動カッターによるUカット、清掃 (ロ)12%ケイ酸リチウム溶液塗布(600g/m2) (ハ)30%亜硝酸カルシウム溶液塗布(500g/m2) (ニ)復旧用SBR系ポリマーセメントモルタル充填 (C)その他の部分 (イ)サンダーケレン、高圧水洗浄 (ロ)12%ケイ酸リチウム溶液塗布(600g/m2) (ハ)30%亜硝酸カルシウム溶液塗布(500g/m2) 以上の(A)、(B)、(C)の補修後、ケイ酸リチ
ウム、亜硝酸カルシウムの効果持続及び中性化防止のた
め、全面にSBR系ポリマーセメントペーストを2mm塗布
し、更に美装仕上のためアクリル樹脂系服装模様仕上剤
塗布を行なった。
施工2年経過後に検査したところ、全く異常が認めら
れなかった。
〈実施例2 送電トンネルの施工例〉 海岸線沿い埋め建て造成道路下にある内径5×5m、全
長4.5kmの鉄筋コンクリート造りの内壁は、コンクリー
トの亀裂から海水が入り、竣工後16〜25年経過後、鉄筋
が錆び、かぶりコンクリートが剥離して鉄筋の露出が目
立つ状態となったので次の(A)〜(C)の方法により
補修工事を行なうこととなった。なお、測定の結果、コ
ンクリートの中性化深さは5mm、塩分含有量は内部0.085
%、表面部0.96%であった。
(A)コンクリートの剥離部分 (イ)浮きコンクリートのはつり取り、ポリウレタン樹
脂系止水剤、急結セメントによる止水、補強筋の溶接、
鉄筋の錆落し、清掃 (ロ)12%ケイ酸リチウム溶液塗布(400g/m2) (ハ)30%亜硝酸カルシウム溶液塗布(500g/m2) (ニ)鉄筋防錆用SBR系ポリマーセメントペースト塗布 (ホ)モルタル打継接着用SBR系ポリマーセメントペー
スト塗布 (ヘ)復旧用SBR系ポリマーセメントモルタル塗布 (ト)スチレンスメッシュ取り付け (チ)復旧用SBR系ポリマーセメントモルタル塗布 (B)0.5mm以上のコンクリートのひび割れ部分 (イ)電動カッターによるUカット、清掃 (ロ)12%ケイ酸リチウム溶液塗布(400g/m2) (ハ)30%亜硝酸カルシウム溶液塗布(500g/m2) (ニ)復旧用SBR系ポリマーセメントモルタル充填 (C)その他の部分 (イ)サンダーケレン、高圧水洗浄 (ロ)12%ケイ酸リチウム溶液塗布(400g/m2) (ハ)30%亜硝酸カルシウム溶液塗布(500g/m2) 以上の(A)、(B)、(C)の補修後、ケイ酸リチ
ウム、亜硝酸カルシウムの効果持続及び中性化防止のた
め、全面にSBR系ポリマーセメントペーストを2mm塗布し
た。
施工2年経過後に検査したところ、全く異常が認めら
れなかった。
〈発明の効果〉 以上のように、この発明に係るコンクリート中の鋼材
を防錆する方法によれば、ケイ酸リチウムの共存下にお
いても、亜硝酸塩を確実に含浸補給することができるの
で、両者の相乗効果により塩分含量の高い既設の無機質
材中の塩分(塩素イオン)を無害化することでき、簡便
な補修工事によりコンクリート中の鋼材の保護防錆を容
易に行うことができるという効果を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原 謙治 千葉県千葉市都賀2―8―1 レジデン ス藤206号 (72)発明者 越川 松宏 千葉県我孫子市湖北台団地7―9―79― 305 (56)参考文献 特開 昭60−231478(JP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋼材を内蔵するコンクリートの表面から鋼
    材の防錆剤としてケイ酸塩水溶液と亜硝酸カルシウム水
    溶液とを塗布含浸させるコンクリート中の鋼材を防錆す
    る方法において、ケイ酸塩の水溶液を塗布含浸させた
    後、15重量%以上の亜硝酸カルシウムの水溶液を、1m2
    当たり300〜700g塗布含浸させることを特徴とするコン
    クリート中の鋼材を防錆する方法。
  2. 【請求項2】鋼材を内蔵する無機質材の表面に、次の
    (A)工程、(B)工程及び(C)工程を順次経ること
    を特徴とするコンクリート中の鋼材を防錆する方法。 (A)工程:ケイ酸塩の水溶液を塗布含浸させる工程。 (B)工程:15重量%以上の亜硝酸カルシウムの水溶液
    を、1m2当たり300〜700g塗布含浸させる工程。 (C)工程:セメント系組成物を塗布する工程
  3. 【請求項3】ケイ酸塩がケイ酸リチウムである特許請求
    の範囲第1項、又は第2項記載のコンクリート中の鋼材
    を防錆する方法。
  4. 【請求項4】セメント系組成物がポリマーディスパージ
    ョンを含有するセメント系組成物である特許請求の範囲
    第2項、又は第3項記載のコンクリート中の鋼材を防錆
    する方法。
  5. 【請求項5】ポリマーディスパージョンがスチレン・ブ
    タジエンゴムディスパージョン(SBR)である特許請求
    の範囲第2項、第3項、又は第4項記載のコンクリート
    中の鋼材を防錆する方法。
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