JP2909193B2 - 水耕栽培によるイチゴ苗の花芽分化促進方法 - Google Patents
水耕栽培によるイチゴ苗の花芽分化促進方法Info
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- JP2909193B2 JP2909193B2 JP2308852A JP30885290A JP2909193B2 JP 2909193 B2 JP2909193 B2 JP 2909193B2 JP 2308852 A JP2308852 A JP 2308852A JP 30885290 A JP30885290 A JP 30885290A JP 2909193 B2 JP2909193 B2 JP 2909193B2
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- JP
- Japan
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- flower bud
- bud differentiation
- seedlings
- hydroponics
- strawberry
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-
- Y02P60/216—
Landscapes
- Cultivation Of Plants (AREA)
- Hydroponics (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は花芽のないイチゴ苗（第一次苗と仮称）を効
率的に花芽分化促進させる水耕栽培に関するものであ
る。
率的に花芽分化促進させる水耕栽培に関するものであ
る。
＝発明の目的＝ 〔産業上の利用分野〕 本発明はイチゴの栽培分野に係る。
従来、作物の花芽分化を促進させる方法としては、人
為的に栽培環境（主に空気環境）の温度を調節したり、
シェードの開閉又は電照により日長時間を調節する方法
がとられてきた。
為的に栽培環境（主に空気環境）の温度を調節したり、
シェードの開閉又は電照により日長時間を調節する方法
がとられてきた。
たとえばイチゴの場合、花芽分化するためには、14℃
以下のイチゴ苗全体を環境にさらされるか、短日、苗の
持つチッソレベルを低下させるのが条件のため、自然条
件下では夏期などの時節に花芽分化を行うことができな
かった。
以下のイチゴ苗全体を環境にさらされるか、短日、苗の
持つチッソレベルを低下させるのが条件のため、自然条
件下では夏期などの時節に花芽分化を行うことができな
かった。
また、人為的に花芽分化を行う方法としては、夏期高
山に苗を移動させる‘山あげ’とか、あるいはイチゴ苗
を葉を含めて苗全体を冷蔵庫に収容して冷却するとか、
あるいは冷水、冷空気で葉を含めてイチゴ苗全体を処理
していたため、特別な装置をもつハウス内等で栽培する
必要があった。
山に苗を移動させる‘山あげ’とか、あるいはイチゴ苗
を葉を含めて苗全体を冷蔵庫に収容して冷却するとか、
あるいは冷水、冷空気で葉を含めてイチゴ苗全体を処理
していたため、特別な装置をもつハウス内等で栽培する
必要があった。
従来の方法では、苗全体を対象に空調機により空気環
境を調節したり、シェードの開閉を行うことにより日長
調節を行ってきた。そのため空調機の設置やシェードの
ための設備費が多大であり、環境調節するための維持費
も多大であった。
境を調節したり、シェードの開閉を行うことにより日長
調節を行ってきた。そのため空調機の設置やシェードの
ための設備費が多大であり、環境調節するための維持費
も多大であった。
＝発明の構成＝ 〔課題を解決するための手段〕 本発明は、イチゴのクラウン部分のみを対象として花
芽分化に適する温度に冷却すれば花芽分化が行われるこ
とを研究の結果発見したことに基づくものである。
芽分化に適する温度に冷却すれば花芽分化が行われるこ
とを研究の結果発見したことに基づくものである。
第１図は１は掘り起こした花芽の無いイチゴ苗（第一
次苗と仮称する）であって、２はその葉、３はクラウ
ン、４は根である。
次苗と仮称する）であって、２はその葉、３はクラウ
ン、４は根である。
第２図はこの第一次苗を１列に10〜15本程度水耕栽培
の約70cmの育苗ヘッド５に密植し、そのクラウン部分を
対象として冷却用チラーユニット８、サーモスタット９
によって約10〜15℃に制御された冷水６を循環、供給す
る本発明の実施例の装置の説明用系統図である。
の約70cmの育苗ヘッド５に密植し、そのクラウン部分を
対象として冷却用チラーユニット８、サーモスタット９
によって約10〜15℃に制御された冷水６を循環、供給す
る本発明の実施例の装置の説明用系統図である。
図において７は冷水タンク、Ｃはコック、Ｐはポン
プ、10は配管である。このようにしてイチゴの第一次苗
のクラウン部分を約10〜15℃の冷水で約20日間冷却する
と花芽分化が起こる。
プ、10は配管である。このようにしてイチゴの第一次苗
のクラウン部分を約10〜15℃の冷水で約20日間冷却する
と花芽分化が起こる。
花芽分化した苗、（第二次苗と仮称する）は栽培用ベ
ットに移植（定植）して栽培する。
ットに移植（定植）して栽培する。
本発明はイチゴを実施例としたが、イチゴと同様の根
茎を有する苗の花芽促進にも応用できる。
茎を有する苗の花芽促進にも応用できる。
＝発明の効果＝ 花芽分化は苗のクラウン部分のみを対象として約10〜
15℃に冷却すれば良いので、従来のように、葉を含めた
苗全体の冷却栽培方法に比べて空気環境の温度管理を必
要としない。そして、夏季に高山の寒冷地に持ち運びす
る必要もなく、また冷蔵庫内の狭いスペース内で行う必
要もないので、効率良く花芽分化促進のための栽培がで
きる。
15℃に冷却すれば良いので、従来のように、葉を含めた
苗全体の冷却栽培方法に比べて空気環境の温度管理を必
要としない。そして、夏季に高山の寒冷地に持ち運びす
る必要もなく、また冷蔵庫内の狭いスペース内で行う必
要もないので、効率良く花芽分化促進のための栽培がで
きる。
第１図は本発明の実施例のイチゴ苗の拡大正面図、第２
図は本発明の実施例のイチゴ苗の花芽分化促進を目的と
する栽培設置の作用系統説明の系統図である。 記号の説明 １……イチゴ苗 ３……クラウン部分 ５……育苗ベッド ６……冷水
図は本発明の実施例のイチゴ苗の花芽分化促進を目的と
する栽培設置の作用系統説明の系統図である。 記号の説明 １……イチゴ苗 ３……クラウン部分 ５……育苗ベッド ６……冷水
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 芳巳 愛知県海部郡十四山村坂中地１丁目37番 地 株式会社エム式水耕研究所内 (72)発明者 大谷 総夫 愛知県名古屋市中区栄３丁目17番15号 日立冷熱株式会社中部支店内 (72)発明者 朝里 登志正 三重県三重郡朝日町小向721 (56)参考文献 特開 平１−222727（ＪＰ，Ａ) 農業および園芸、65〔10〕（1990) ｐ．1177−1184 (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) A01G 1/00 A01G 31/00 ＪＩＣＳＴファイル（ＪＯＩＳ)
Claims (1)
- 【請求項１】約10〜15℃の冷水を育苗ベッドのクラウン
部分を対象として供給することを特徴とする水耕栽培に
よるイチゴ苗の花芽分化促進方法
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2308852A JP2909193B2 (ja) | 1990-11-16 | 1990-11-16 | 水耕栽培によるイチゴ苗の花芽分化促進方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2308852A JP2909193B2 (ja) | 1990-11-16 | 1990-11-16 | 水耕栽培によるイチゴ苗の花芽分化促進方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04183331A JPH04183331A (ja) | 1992-06-30 |
| JP2909193B2 true JP2909193B2 (ja) | 1999-06-23 |
Family
ID=17986046
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2308852A Expired - Lifetime JP2909193B2 (ja) | 1990-11-16 | 1990-11-16 | 水耕栽培によるイチゴ苗の花芽分化促進方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2909193B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105075829B (zh) * | 2015-08-28 | 2017-11-14 | 寿光市新世纪种苗有限公司 | 一种培育番茄健康苗的方法 |
| CN111387032A (zh) * | 2020-03-24 | 2020-07-10 | 江苏农林职业技术学院 | 一种草莓根际降温栽培装置及其应用 |
| CN111406523A (zh) * | 2020-04-20 | 2020-07-14 | 江苏农林职业技术学院 | 一种促进水培草莓扦插苗花芽早分化的装置及其方法 |
-
1990
- 1990-11-16 JP JP2308852A patent/JP2909193B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| 農業および園芸、６５〔１０〕（１９９０）ｐ．１１７７−１１８４ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04183331A (ja) | 1992-06-30 |
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