JP2907626B2 - 通話中チャネル切替におけるゾーン選択方法 - Google Patents

通話中チャネル切替におけるゾーン選択方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はTDMA−TDD方式を
用いた移動通信方式において、通話中チャネル切替に適
した周波数有効利用が可能なゾーン選択方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図2に従来の方式における制御周波数配
置を示す。1はいま着目している移動局である。ここで
は移動局1が在圏しているゾーンすなわち着目している
ゾーン(ゾーン1)の周囲に6つのゾーン(ゾーン2〜
ゾーン7)がある場合を示している。各ゾーンにはそれ
ぞれ異なる1つの制御専用周波数f1〜f7が割当てら
れる。通信用周波数は各ゾーンで共通で、通話開始の際
に空いている周波数を用いる。
【0003】図3は各ゾーンから送信される制御専用周
波数の様子と移動局での通話中タイムスロット使用法を
表した図である。(イ)〜(ニ)が各ゾーン1〜7から
送信される制御専用周波数の様子で、(イ)がゾーン1
から周波数f1で連続的に送信する様子を、また(ニ)
がゾーン7から周波数f7で連続的に送信する様子を示
している。また(ホ)は移動局での通話中タイムスロッ
ト使用法の図であり、1フレームが4つのタイムスロッ
トより構成される例を示している。10が移動局1が送
信に使用するフレーム、11は移動局1が受信に使用す
るフレームである。TDMA−TDD方式を前提として
いるので、フレーム毎に送信と受信を順次繰り返すこと
になる。101と111は通話のために割り当てられた
タイムスロットで、101が移動局送信用、111が移
動局受信用である。ここでは1番目のタイムスロットを
通話用として示したが、もちろん通話毎にこのタイムス
ロットは適当に定められる。102と112は移動局1
が通話に使用していないタイムスロットであり、他の移
動局が通話に使用しているか又は空いているタイムスロ
ットである。またここではタイムスロット111、11
2と102の高さを異ならせて表示しているが、この高
さで移動局の受信レベルを表現しようとしたためであ
る。つまりこの図では、ゾーン1から最も大きいレベル
で受信でき、次にゾーン5、そしてゾーン6の順にな
る。
【0004】移動局1は通話中には通話に使用していな
いタイムスロット(ここでは未使用タイムスロットとい
う)102と112で周辺ゾーンの制御専用周波数を常
時モニタしてその受信レベルを測定・記憶する。すなわ
ち移動局1は、タイムスロット101でゾーン1の基地
局に向けて通話信号を送信した後に未使用タイムスロッ
ト102で例えばゾーン6の制御専用周波数f6を受信
してその受信レベルを記憶する。もちろん受信レベルが
一定値以下だったら記憶せずに棄却してもよい。またタ
イムスロット111でゾーン1の基地局からの通話信号
を受信した後に未使用タイムスロット112でゾーン5
の制御専用周波数f5をモニタする。さらに次のフレー
ムの未使用タイムスロットでは上記と同様にしてゾーン
4やゾーン3の制御専用周波数をモニタする。このよう
にして、移動局1は通話中は周辺ゾーンからの制御専用
周波数を常時モニタして受信状況を記憶しておき、通話
中のゾーン(ゾーン1)の受信レベルが小さくなってチ
ャネル切替の必要が生じた際には、この記憶している情
報に基づいて移行先ゾーンを判定してチャネル切替を行
う。この移動局の動作手順を図4に示しておく。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術では各
ゾーンの制御専用周波数を異ならせる必要があるから、
周波数利用効率が悪いという欠点があった。すなわち、
周波数を繰り返して使用する一群のゾーン数に相当する
数の制御用周波数が必要であった。本発明では、通話中
チャネル切替において、周波数利用効率の優れたゾーン
選択方法を実現することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のゾーン選択方法は、TDMA−TDD方式
を使用する移動通信方式において、各ゾーンに共通の制
御チャネルと複数の通信用周波数を割当て、各ゾーンの
基地局は他の基地局の制御信号送信スロットと異なるス
ロットでかつ前記制御チャネルを用いて2つの周期T1
とT2 を交互に繰り返した周期で自ゾーン情報を送信
し、移動局は通話中には通話に使用しないタイムスロッ
トで前記制御チャネルをモニタして、その受信状況に基
づいて移行先ゾーンを判定するものである。
【0007】
【作用】本発明では、各基地局とも2つの周期を交互に
繰り返した周期で自ゾーン情報を送信することにより、
移動局では各基地局からの自ゾーン情報の衝突を防止し
て、正確に自ゾーン情報を受信することができるから、
各基地局とも共通の制御周波数を用いることができ、周
波数利用効率を向上させることがてきる。
【0008】
【実施例】図5は本発明における各ゾーンの制御チャネ
ル周波数配置の例である。各ゾーンとも共通の1つの制
御周波数f1を割り当てる。通信用周波数については従
来と同様である。図1が各ゾーンにおける制御チャネル
f1での自ゾーン情報(単にゾーン情報ともいう)の送
信の様子と移動局における通話中タイムスロット使用法
を示す図である。(イ)はゾーン1でのゾーン情報の送
信の様子であり、斜線で示したスロットでゾーン情報を
送信する。(ロ)はゾーン2での同様の図であり、斜線
で示したスロット107が送信されるゾーン情報であ
る。(ハ)はゾーン3での同様の図であり、108と1
09がゾーン情報である。あるフレームのタイムスロッ
トから次にゾーン情報が送信されるフレームの同一番号
のタイムスロットまでの時間をTとする。ここでは1フ
レームが4タイムスロットにより構成される例を示し
た。(4チャネルTDMA)。なお後述の(ニ)に示す
ように、通信チャネルにおける1フレームの長さはSで
あり、T=NS(Nは整数)であるから、各基地局とも
複数フレームに対して1回ゾーン情報(例えばゾーン番
号)を送信する。ここではNフレームに対して1回ゾー
ン情報を送信する例を示した。
【0009】本発明の最大の特徴はこのゾーン情報の送
信方法にあるので、以下で詳細に説明する。各基地局は
後述のように、運用開始時に他の基地局の制御チャネル
信号との衝突を検出し、衝突しない時間にバースト的に
1スロット送信し、以降は周期的に送信する。従って、
多数の基地局からの制御信号は互いに衝突することなく
送信することが可能である。しかし、一定の周期Tで送
信すると、たまたま移動局の通話中のタイムスロットと
衝突した場合には、その基地局からのゾーン情報は移動
局では受信できない。(この図ではゾーン3の基地局か
ら送信された信号108が非受信となる。)またフレー
ム周期Tと移動局の送信または受信フレーム長Sとは整
数倍の関係にあるので、一度衝突した基地局からのゾー
ン情報はその後も引き続き衝突し続けるので、ずっと受
信できなくなる。したがって、本発明では、各基地局と
もにTを基準として、それよりわずかに前後にオフセッ
トさせたT1 =T+αとT2 =T−αという2つの周期
で交互にゾーン情報を送信することを最大の特徴とす
る。具体的には、たとえばゾーン1の基地局はあるフレ
ームで1番目のタイムスロットを用いて自ゾーン情報を
送信したら、次のフレームでは3番目のタイムスロット
を用いて送信するようにすればよい。もちろん2番目と
4番目のスロットを交互に用いてもよい。またここでは
4スロット多重の場合を例にしたが、もっと時分割多重
数を大きくすれば、多様な送信パターンがありうる。た
だし各ゾーンの基地局は互いにフレーム同期をとってい
ないので多少の時間ズレは生じる。
【0010】(ホ)が移動局での通話中タイムスロット
使用法の図であり、10が移動局の送信フレーム、11
が受信フレームである。通信チャネルのフレーム長はS
である。101と102が通話のために割り当てられた
タイムスロットで、これらは従来と同一である。なお通
話に入る前の待受中のタイムスロット使用法はこれとは
異なるが、本発明とは無関係なのでここでは述べない。
103、104、105、106が未使用のタイムスロ
ットで、この間に受信周波数をf1にセットして周辺ゾ
ーンからのゾーン情報を受信する、いわゆるモニタタイ
ムである。なおこのタイムスロットは移動局が現在通信
中のゾーン1の基地局との間で同期設定されたものであ
る。
【0011】ここでの例は、モニタタイム104ではゾ
ーン2からのゾーン情報107が受信できたが、モニタ
タイム103ではゾーン3から例えば3番目のタイムス
ロットで送信されたゾーン情報108が移動局受信タイ
ムスロットR1と衝突して受信できなかった場合であ
る。しかし、ゾーン3の基地局は次にゾーン情報を送信
するフレームでは例えば1番目のタイムスロットで送信
するというように周期Tよりオフセットさせた時点でゾ
ーン情報109を送信するので、この信号は移動局のモ
ニタタイム105の中に入って送信又は受信タイムスロ
ットとの衝突が回避できることになり、移動局で受信す
ることができる。
【0012】なお、この図では、モニタタイム中に移動
局が受信できたゾーン情報の高さを変えて示してある
が、この高さは従来の場合と同様に移動局での受信レベ
ルの大きさを示しており、ここではゾーン3からの受信
レベルが大きく、ゾーン2からの受信レベルが非常に小
さい場合の例を示した。この場合には、移動局はゾーン
1からゾーン3の方向に移動中であることがわかる。
【0013】図6は本発明における移動局の通話中の動
作手順である。ステップS1は通話中の工程であり、例
えば通信用周波数ft及び1番目のタイムスロット(図
1参照)で通話している。S2は未使用タイムスロット
中の周辺ゾーンのゾーン情報モニタの工程であり、周波
数f1を使用したモニタタイム(図1参照)中の動作で
ある。S3は受信できたゾーン情報の内容と受信レベル
値をバッファに一時記憶する工程である。S4は同一の
周辺ゾーンについてのメモリ上の受信レベル値と工程S
3で測定したバッファ上の受信レベル値との平均をとっ
てメモリ上の受信レベル値を書き替える工程である。移
動中はマルチパスフェーディングによって移動局受信レ
ベルは瞬時的に大きく変動しているから、移動平均をと
って変動を滑らかにするのである。S5はメモリ上のデ
ータを受信レベル順にソートする工程である。これによ
って周辺ゾーンのうちでの最大受信レベルとなるゾーン
が明確になり、チャネル切替の際に迅速にゾーン選択が
可能になる。もちろんこの工程は常時行う必要はなく、
S7に示すチャネル切替動作に入ってから行ってもよ
い。さらにソートの方法もレベル順だけでなく、ゾーン
順に行ってもよい。通話中はS1〜S5までの工程が常
時繰り返される。S6は移動局がゾーン1から周辺ゾー
ンに移行したためにゾーン1からの受信レベルが小さく
なったことを検出する工程である。これによって通話中
チャネル切替動作に移行する。この工程がS7である。
以上が本発明における移動局の動作内容である。
【0014】図7は受信レベルを記憶するメモリの構成
例である。これは10個の周辺ゾーンのレベルを記憶で
きる例である。20が受信レベル値であり、たとえば移
動平均値をとったものである。番号1から受信レベルが
大きい順にソートした例である。なおレベルの平均はも
ちろん移動平均に限定されるものではない。21はゾー
ン情報であり、ゾーン名(ゾーン識別番号でもよい)や
そのゾーンの基地局に接続される交換局名等が該当す
る。このようにメモリを構成しておけば、番号1に記憶
されたゾーンを移行先ゾーンと判定することができる。
【0015】図8は本発明に適する移動局1の構成であ
る。31は送信部、32は受信部、30は送受共用部、
40はアンテナ、34は局部発振器用シンセサイザ、3
3はf1受信用局部発振器(例えばTCXO)、35は
切替スイッチである。通信タイムスロット101や10
2ではシンセサイザ33を使用し、モニタタイム103
〜106ではTCXO33(もちろんシンセサイザ33
とは別のシンセサイザでもよい)を使用するように切替
スイッチ35を切り替える。36は通話信号を処理する
ためのベースバンド処理部であるが、本発明とは直接関
係ないため詳しい説明は省略する。37は受信レベル記
憶用メモリであり、図7でその1例を説明したものであ
る。38は受信信号レベルを測定するレベル検出部であ
り、39は移動局全体の動作を制御する制御部である。
もちろん図6に示した動作も制御部39の制御のもとに
行われる。
【0016】図9は本発明における基地局の動作手順で
ある。ステップS11は基地局の電源をオンにして動作
を開始する工程、S12は基地局制御部をリセットする
工程である。S13はある一つのタイムスロットを選定
する工程である。具体的には種々の選定方法があり得る
が、一例として制御部内で乱数を発生させてその乱数値
に等しい番号のスロットを選ぶ方法がある。S14は、
この選定したスロットで制御周波数f1の受信レベル
(すなわち干渉量)を測定して、そのスロットを他の基
地局がゾーン情報用に既に使用しているか否かを検出す
る工程である。もし受信レベルが所定値より大きい、す
なわち他の基地局がそのスロットを既に使用中の場合に
は、工程S13に戻って他のスロットについて同様の工
程を繰り返す。他の基地局が使用していないスロットが
あった場合には、S15でそのスロットをこの基地局の
ゾーン情報送信用スロットし、周波数f1でゾーン情報
を1スロット分送信する。工程S16はS15で送信し
た時より、(T+α)経過後に次のゾーン情報を送信す
る工程であり、S17はS16で送信した時より(T−
α)経過後にゾーン情報を送信する工程である。それ以
降は工程S16とS17を繰り返すことにより、周期
(T+α)と(T−α)を交互に繰り返しながら周期的
にゾーン情報を送信する。具体的には、例えば4チャネ
ルの時分割多重の場合には、工程S16で1番目のスロ
ットで送信したら、S17では3番目のスロットで送信
するようにすればよい。(もちろん他のスロットは移動
局との間の通話に使用される。)図10は各ゾーンに配
置される基地局の構成例である。1つのゾーンを1つの
基地局で構成した場合の基地局の例であるが、もちろん
各ゾーンは複数の基地局で構成してもよく、その場合に
も基地局の基本的構成は同一である。50は基地局全
体、51と52はアンテナである。ここでは受信ダイバ
ーシチを行う場合を例にとったのでこのようにしたが、
もちろん受信ダイバーシチを行わない構成も可能であ
る。501と502は送受信切替部、503はアンテナ
切替部、504は通信用の送信部、505と506は通
信用の受信部である。ダイバーシチを行うために2つの
受信部が必要である。507は局部発振器用シンセサイ
ザで送信部504と受信部505、506と接続され
る。508はアンテナ切替制御部であり、2つの受信部
505、506の受信レベルを比較して大きい方のアン
テナ・受信部を切替制御するものである。509は受信
レベル検出部であり、また510は通信信号の送信・受
信処理を行うベースバンド処理部である。ここから通信
回線が交換局(ISMA)に接続される。511は基地
局の動作を制御する制御部である。図9に示したゾーン
情報f1の送出制御も制御部511によって行われる。
【0017】以上の実施例では、基地局からの信号受信
レベルを用いて移行先ゾーンを検出例を述べたが、もち
ろん受信レベルには限られずに制御信号の誤り率等を用
いる方法もある。この場合の例を以下に述べる。図11
は各基地局から制御チャネルf1を用いて伝送される自
ゾーン情報の信号構成と、移動局における基地局選択用
メモリの構成例(図7の変形例)である。自ゾーン情報
には、情報部分の他に同期用のユニークワード(UW)
と誤りチェック用のCRCビットが付加されるから、こ
のUWまたはCRCビットの誤り率を用いて移行先ゾー
ンを検出できる。例えばUWを用いる場合には、移動局
でUWの相関検出を行うことにより誤りビット数を求
め、それをメモリに記憶しておく。22はこの場合の誤
りビット数である。ゾーン移行時には最も誤りビット数
の少ないゾーンを移行先ゾーンと判定すればよい。受信
レベルが大きい時は1UW中の誤りビットは少なく、小
さい時は大きくなるからである。つまり受信レベルとU
Wの誤りビット数はほぼ対応関係にあるから、UWを用
いる場合の移動局の動作は、先の例における受信レベル
を誤りビット数に置き換えたものと等価となる。
【0018】またCRCビットを用いる場合には、その
信号の受信の有無しかわからないので、UWのように簡
単にはいかない。この場合には直前の数フレームにわた
る受信率の移動平均をゾーン毎に求めて移動局のメモリ
に記憶するとともに、その値の最小となるゾーンを移行
先ゾーンと判定すればよい。この場合の移動局のメモリ
22の部分は、非受信率の移動平均値を小さい順に(又
は受信率の移動平均値を大きい順に)並べたものになる
のが普通である。(もちろんこれだけに限られず、これ
は等価なものであれば、異なる情報を記憶しておいても
よい。)この場合の移動局の動作も、先の例の受信レベ
ルを受信率と置き換えたものと等価となる。
【0019】以上の実施例では、基地局は図1に示した
ように、2つの周期を用いたものではあるが全体的には
周期的にゾーン情報を送信する例を説明した。このよう
にすれば、各基地局からの信号は衝突しないから、多数
の基地局があっても有効に動作するが、もし基地局がそ
れほど多くないシステムの場合には、ゾーン情報をラン
ダムに送信する実施例も有効である。もちろん、この場
合には基地局はゾーン情報送信前に他の基地局との信号
衝突の有無を検出し、衝突していない時に送信する。こ
の場合には、基地局は衝突検出機能(干渉検出)と時間
Tのタイマー機能を有し、あるフレームで1スロット分
ゾーン情報を送信したらタイマーをオンにして時間Tだ
け待ち、タイマーオフ後に衝突を検出して衝突がなけれ
ば送信し、衝突があったら衝突がなくなるまで待ってか
ら送信すればよい。
【0020】
【発明の効果】本発明により、周波数をあまり使用せず
に、従来と同等のゾーン検出識別精度でチャネル切替が
可能となり、周波数有効利用が実現でき、特に極小ゾー
ン構成をとるシステムに顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における各ゾーンからのゾーン情報送信
の様子と移動局における通話中タイムスロット使用法を
示す図である。
【図2】従来の技術における制御チャネル用周波数配置
を示す図である。
【図3】従来の技術における各ゾーンからのゾーン情報
送信の様子と移動局における通話中タイムスロット使用
法を示す図である。
【図4】従来の技術における通話中の移動局の動作であ
る。
【図5】本発明における制御チャネル用周波数配置を示
す図である。
【図6】本発明における通話中の移動局の動作である。
【図7】移動局に設けられる受信情報記憶用メモリの具
体的構成例である。
【図8】本発明に好適な移動局の構成図である。
【図9】本発明における基地局の動作手順である。
【図10】本発明に適する基地局の構成図である。
【図11】移動局に設けられる受信情報記憶用メモリの
別の構成例である。
【符号の説明】
10 移動局送信フレーム 11 移動局受信フレーム 101 移動局の送信信号 102 移動局の受信信号 103 モニタタイム 104 モニタタイム 105 モニタタイム 106 モニタタイム 107 基地局から送信されるゾーン情報 108 基地局から送信されるゾーン情報
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 信悟 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 近藤 勢津子 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−323922(JP,A) 特開 平4−282923(JP,A) 特開 平4−21220(JP,A) 特開 昭64−12628(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サービスエリアが複数のゾーンから構成
    され、各々のゾーンに設けられた基地局と移動局は無線
    回線により接続される移動通信システムにおいて、 前記無線回線は複数のタイムスロットによりフレームが
    構成されかつ前記移動局は1フレーム毎に1タイムスロ
    ットを用いて通話しさらにフレーム毎に順次送信と受信
    を繰り返す時分割多重回線であり、さらに通話用とは異
    なる周波数の制御チャネルを各ゾーン共通に設け、 各ゾーンの基地局は前記制御チャネルであって他の基地
    局の制御信号送信タイムスロットと異なるタイムスロッ
    トを用いて、前記フレームの長さの整数倍となる所定の
    周期Tを一定値αだけオフセットした第一の周期(T+
    α)と第二の周期(T−α)の交互の周期で自ゾーン情
    報を周期的に送信し、 移動局は通話中には通話に使用しないタイムスロットで
    前記制御チャネルをモニタして、その受信状況に基づい
    て移行先ゾーンを判定することを特徴とする通話中チャ
    ネル切替におけるゾーン選択方法。
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