JP2906517B2 - 気泡発生浴槽における噴出ノズル構造 - Google Patents

気泡発生浴槽における噴出ノズル構造

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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、浴槽本体への浴湯の噴出量を自在に調整す
ることができる噴出ノズル構造に関する。
(ロ)従来の技術 従来、気泡発生浴槽に用いる噴出ノズルの一形態とし
て、本出願人が先に特願昭63−331772号で開示したもの
がある。
かかる噴出ノズルは噴出量自動可変ノズルであり、実
質的に、前端を浴槽本体の側壁100に開口した開口部に
水密状態に接続したノズルケーシング101と、同ノズル
ケーシング101内に前部に首振自在に配設したスロート1
02と、同ノズルケーシング101の中間部に配設し、弁座1
03を具備する弁座形成用筒体104と、弁座103とスロート
102の間に介設し、かつ空気取り込み部105と連通連結し
た空気混入空間106と、同ノズルケーシング101の後部に
設け弁座103を通して空気流入空間と連通した浴湯流入
空間107と、浴湯流入空間107内に弁座103と接離自在に
配設した弁体108と、同弁体108を進退させるノズル用弁
体開閉作動用モータ109とから構成されている。
また、ノズル用弁体開閉作動用モータ109は給電コー
ドや制御コード等のコード類110を介して電源や制御装
置に接続されている。
そして、制御装置からの駆動出力に基づいてノズル用
弁体開閉作動用モータ109を駆動することによって噴出
ノズルから噴出される気泡混じりの浴湯量を正確かつ確
実に調整することができる。
また、かかる噴出ノズルは、インバータ等で回転数を
制御される循環ポンプと協働して、噴出ノズルから噴出
される噴出浴湯の噴出量と噴出圧とを自在に可変とする
ことができ、噴出量と噴出圧とをそれぞれ異にする各種
形態のブロー運転を得ることができる。なお、第14図に
おいて、111は浴湯流入空間とノズル用弁体開閉作動用
モータ109とが連絡して浴槽本体へ漏電するのを防止す
るため設けたOリング等のパッキン、112はモータ保護
カバーである。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかし、かかる噴出ノズルは、未だ、以下の解決すべ
き課題を有していた。
即ち、ノズルケーシング101内に前部に上下左右方向
に首振自在に配設したスロート102は、左右方向のみな
らず、上下方向にも大きな首振角度で首振りすることが
でき、浴槽本体内への浴湯の噴出方向を自在に変えるこ
とができる。
しかし、腹側ノズルも他の噴出ノズルと同様に上方向
に大きな角度で首振りすることになるが、この場合、弱
者(子供や老人)に直接強力な浴湯が当たり、弱者が足
を採られて転倒するなどの事故を生じておそれがある。
本発明は、上記課題を解決することができる気泡発生
浴槽における噴出ノズル構造を提供することを目的とす
る。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は、浴槽本体と同浴槽本体の外部に設置した循
環ポンプとの間に、浴湯吸込流路と浴湯強送流路とから
なる浴湯循環流路を介設し、浴湯循環流路の終端を浴槽
本体内へ開口して噴出ノズルとするとともに、同浴湯強
送流路に空気取入部を連通連結して、上記噴出ノズルよ
り気泡混じりの浴湯を浴槽本体へ噴出可能とした気泡発
生浴槽において、好ましくは、浴槽本体の内部側壁の前
面、後面及び側面にそれぞれ設けた足側ノズル,背側ノ
ズル及び腹側ノズルのうち、腹側ノズル噴出量自動可変
ノズルの先端に、浴湯噴出方向決定用スロートの上方向
首振角度を規制する首振角度規制ストッパーを取付けた
ことを特徴とする気泡発生浴槽における噴出ノズル構造
に係るものである。
(ホ)作用・効果 本発明によれば、以下のような作用・効果が生起され
る。
例えば、腹側ノズル噴出量自動可変ノズルの先端に、
浴湯噴出方向決定用スロートの上方向首振角度を規制す
る首振角度規制ストッパーを取付けた場合、弱者(子供
や老人)に直接強力な浴湯が当たるのを防止でき、弱者
が足を採られて転倒するなどの事故を可及的に防止する
ことができる。
(ヘ)実施例 以下、添付図に示す実施例に基づいて、本発明に係る
気泡発生浴槽用噴出ノズルの構成を具体的に説明する。
[気泡発生浴槽の全体構成] まず、本発明に係わる噴出ノズルを具備する気泡発生
浴槽の全体構成について説明する。
第1図〜第3図において、Aは気泡発生浴槽であり、
同気泡発生浴槽Aは、上面開口の箱型に形成した浴槽本
体1の前後壁及び左右側壁に、それぞれ噴出量自動可変
の足側・背側・腹側噴出ノズル2,2,3,3,4,4を合計6個
設けている。
そして、同浴槽本体1は、周縁に一定幅の鍔状の縁部
1aを形成し、同縁部1aに空気取入部5を設け、左右側壁
の略中央部に、横断面略V字状の縦長凹部1b,1bを形成
し、同凹部1b,1bの後壁(背側)に面する側の傾斜面に
上記腹側噴出ノズル4,4を後壁の中央部に向けて取付け
ている。
しかも、腹側噴出ノズル4,4は、他の足側・背側噴出
ノズル2,2,3,3よりも高位置に設けて、腹側及び胸側、
その他の人体の各所へ浴湯を確実に当てることができる
ようにしている。
また、かかる気泡発生浴槽Aの外部には、機能部ユニ
ット9を配設しており、同ユニット9内には、浴湯を循
環させる循環ポンプPと、同循環ポンプPにより循環さ
れる浴湯を濾過する濾過機43と、同ポンプPを駆動させ
るポンプ駆動用モータMと、同モータMや後述するノズ
ル用弁体開閉作動用モータM1、気泡量調節用弁体開閉作
動モータM2及び電動三方弁45の駆動を制御する制御部C
とを設けている。
また、上記循環ポンプPと気泡発生浴槽Aとの間に
は、浴槽室壁Wを貫通する浴湯循環流路Dを介在させて
いる。
すなわち、浴湯循環流路Dは、第1図及び第3図に示
すように、気泡発生浴槽Aから循環ポンプPへ浴湯を送
るための浴湯吸込パイプ10と、同循環ポンプPから、同
浴槽Aへ浴湯を送るための浴湯強送パイプ11とより構成
している。
そして、同浴湯吸込パイプ10は、浴槽本体1の下部に
開口した吸入口1mに一端を連通連結し、循環ポンプPの
吸水口に他端を連通して同循環ポンプPに浴湯を吸い込
むようにする一方、浴湯強送パイプ11は、循環ポンプP
の吐水口に一端を連通し、前記噴出ノズル2,2,3,3,4,4
にそれぞれ他端を連通連結している。
また、上記した吸入口1mは、足側・背側噴出ノズル2,
2,3,3よりも低位置に設けている。
また、循環ポンプPを駆動させるポンプ駆動用モータ
Mと制御部Cとの間には、第4図に示すように、インバ
ータEを介設し、同インバータEの出力周波数を変化さ
せて循環ポンプPの回転数を制御することにより、循環
ポンプPの吐出量の変更を円滑かつ確実に行えるように
している。
また、浴湯吸込パイプ10の中途部(循環ポンプP内の
吸込側とすることもできる)には、第4図に示すように
圧力検出センサ48を取付けており、浴槽本体1内のお湯
張り量、すなわち水位を検出するとともに、浴湯吸込パ
イプ10内を通して循環ポンプPに吸込まれる浴湯の圧力
を検出することができる。
そして、かかる圧力検出センサ48のから出力によって
測定した水位レベルに基づいて、制御部Cによるブロー
運転、凍結防止運転、濾過機洗浄運転及び自動濾過機洗
浄運転が開始及び停止を制御するように構成している。
なお、これら各運転の内容は、本出願人が先に出願し
た特願平1−73367号に記載されているものと同様であ
る。
また、浴湯強送パイプ11の中途部には、第4図に示す
ように、同パイプ11内を圧送される浴湯の温度を検出す
る浴湯温度検出センサTを取付け、同センサTからの検
出結果を制御部Cに送り、ブロー運転、凍結防止運転、
濾過機洗浄運転及び自動濾過機洗浄運転を制御するよう
にしている。
そして、かかる浴湯温度検出センサTを用いることに
よって、給湯が指定された水温を満たさない場合には、
制御部Cによるブロー運転、凍結防止運転、濾過機洗浄
運転及び自動濾過機洗浄運転が開始されないようにして
いる。
また、前記した空気取入部5と各噴出ノズル2,2,3,3,
4,4との間には、第1図及び第5図に示すように、吸気
パイプ12a,12b,12cを介設しており、各吸気パイプ12a,1
2b,12cの先端をそれぞれ各噴出ノズル2,2,3,3,4,4に連
通連結している。
そして、各噴出ノズル2,2,3,3,4,4の浴湯噴出時に生
じる負圧を利用して、後述する操作パネル部6に設けた
空気取入口6a及び操作パネル部6の下部に連設した空気
取入部5を通して取入れた空気を、上記吸気パイプ12a,
12b,12c中を通して各噴出ノズル2,2,3,3,4,4内へ吸入さ
せ、各噴出ノズル2,2,3,3,4,4より浴槽本体1内へ気泡
混じりの浴湯を噴出可能としている。
また、浴槽本体1の近傍には、第1図及び第3図に示
すように、操作パネル部6を配設しており、同操作パネ
ル部6により気泡発生浴槽Aの運転操作を行うことがで
きるようにしている。
なお、混入空気量は、気泡量調節用弁体開閉作動用モ
ータM2の作動によって行われる。
第1図において、30bは、操作パネル部6に設けた赤
外線受信センサであり、リモートコントローラ30から発
信される赤外線を受信するものである。30cは同操作パ
ネル部6に設けた受信表示ランプ、30′はリモートコン
トローラ30の壁掛用ホルダーである。
[噴出ノズルの構成] 次に、本発明の要旨をなす噴出ノズル2,2,3,3,4,4の
構成を、添付図面、特に、第5図〜第11図を参照して詳
細に説明する。
足側・背側・腹側噴出ノズル2,2,3,3,4,4は、それぞ
れ浴湯の噴出量及び噴出圧を自動的に変更可能に構成し
た同一構成の噴出量自動可変噴出ノズルを使用してお
り、以下、第5図〜第11図に基づき、腹側噴出ノズル4
の構造について説明する。
(噴出ノズルの全体的構成) 足側噴出ノズル4は、第6図に示すように、実質的
に、 浴槽本体1の足側噴出ノズル接続口1gに片持ち状態に
取付けた筒状のノズルケーシング20内に、 浴湯強送パイプ11より流入してくる浴湯を噴流に形成
する噴流形成部50と、 噴流形成部50からの噴流状態の浴湯にエジェクタ効果
及び乱れによるミキシング効果を利用して空気を混入す
る空気混入部70と、 同空気混入部70より浴槽本体1内に向けて噴出される
気泡混じりの浴湯の噴出方向を定めるスロート部59と、 噴流形成部50の一部を形成する噴出量調節用弁体22を
進退するノズル用弁体開閉作動用モータM1と、 水洩れセンサ23v等の浴槽本体1への電気的絶縁対策
手段及び構造と、 ノズル用弁体開閉作動用モータM1等へ接続する給電・
制御用の電気的接続構造 を配設することによって構成されている。
また、本実施例に係る噴出ノズル4は、その点検・補
修を容易にするため、上記したノズルケーシング20か
ら、スロート部59と、空気混入部70と,噴出形成部50
と、ノズル用弁体開閉作動用モータM1と、電気的接続構
造とを、一体的に、浴槽本体側に取出可能な構成とした
ことにも特徴を有する。
以下、上記基本構成を有する噴出ノズル4を、第6図
〜第12図を参照して、各構成要素毎に説明する。
(ノズルケーシング) ノズルケーシング20は、第6図に示すように、水平状
態に配設された長尺の筒体から形成されており、内面に
雌ねじ部20aを形成するとともに端部にフランジ部20bを
設けた浴槽取付部20cと、同浴槽取付部20cの後方に連設
し外周面上に空気流入筒部20dを設けた吸気パイプ連結
部20e(第8図参照)と、吸気パイプ連結部20eの後方に
連設し外周面上に浴湯流入筒部20fを設けた浴湯強送パ
イプ連結部20g(第7図参照)と、最後部に形成し、後
述する噴出量調節用弁体22を進退するノズル用弁体開閉
作動用モータM1を取付けるモータ等取付部20hとを具備
する。
かかる構成を有するノズルケーシング20の浴槽本体1
への取付構造について説明する。
第6図において、1hは足側噴出ノズル接続口1gの周縁
に嵌合したリング状のパッキンである。
また、1iは、上記したリング状のパッキン1hを装着し
た噴出ノズル接続口1gと貫通して浴槽本体1の内側から
外側に伸延するノズル取付筒体であり、同ノズル取付筒
体1iは、浴槽内側端に拡径フランジ部1jを具備するとと
もに、浴槽外側端の外周面に雄ねじ部1kを具備してい
る。
そして、かかるノズル取付筒体1iは、その拡径フラン
ジ部1jの一側端面をリング状パッキン1hの内面に圧接す
るとともに、雄ねじ部1kをノズルケーシング20の浴槽取
付部20cの内面に設けた雌ねじ部20aに緊締状態に螺合し
ている。
かかる螺合によって、ノズルケーシング20の浴槽取付
部20cを浴槽本体1の前壁下部に強固にかつ水密状態に
取付けることができる。
また、上記浴槽取付部20cは、実質的に、以下に説明
する化粧カバー26によって隠蔽されている。
即ち、化粧カバー26は、ノズル取付筒体1iの拡径フラ
ンジ部1jを隠蔽可能な大きさを有する浴槽側フランジ部
26aと、噴出ノズル接続口1gを貫通する筒状部26bとから
なり、筒状部26bの外周面には雄ねじ部26cが形成されて
いる。
そして、この雄ネジ部26cを、ノズルケーシング20の
前端部内周面に形成した雄ねじ部20lに着脱自在に螺着
している。
また、この化粧カバー26の後端によって、後述するス
ロート固定部材25をノズル取付筒体1i内に固定すること
ができる。
次に、ノズルケーシング20の浴槽取付部20cの後方に
設けた吸気パイプ連結部20eの構成について説明する。
第6図及び第8図に示すように、ノズルケーシング20
の外周面に突設した空気流入筒部20dは、その内面に雌
ねじ部20iを設けており、吸気パイプ12aの一端を螺合連
結することができる。なお、20sは補助用の空気流入筒
部を示す。
さらに、吸気パイプ連結部20eは、第6図及び第8図
に示すように、その内部に空気流入口20jを穿設してお
り、同空気流入口20jを通して、空気を、エジェクタ効
果及び乱れによるミキシング効果を利用して、後述する
弁座形成用筒体21内の前部21gに形成した空気混入空間2
1d内を流れる噴流浴湯中に混入することができる。
また、第6図及び第7図において、20gは浴槽強送パ
イプ連結部を示しており、同連結部20gの浴湯流入筒部2
0fには、浴湯強送パイプ11の一端が水密状態にかつ着脱
自在に連結されており、また、その内部には浴湯流入口
20kが形成されている。
かかる構成によって、浴湯強送パイプ11からの浴湯が
浴湯流入口20kを通して、後述する弁座形成用筒体21内
の後部に形成した浴湯流入空間20p内に流入することに
なる。
なお、図中、矢印nは浴湯の流入方向を示す。
次に、ノズルケーシング20の最後部に設けた弁駆動装
置取付部20hについて説明すると、同取付部20hは、第6
図に示すように、その後端に拡径延長部20mを設けてお
り、さらに、同拡径延長部20mは、その後端に水密状態
に連結した蓋体20nと協働して、その内部に、後述する
ノズル用弁体開閉作動用モータM1等を密閉状態に収納す
るモータ収納空間20qを形成している。
(スロート部) 次に、第6図を参照して、スロート部59の具体的構成
について説明する。
スロート部59は、実質的に、ノズルケーシング20の前
部内に配設されており、内部に噴出流路を形成したスロ
ート24と、同スロート24を首振り調節自在に支持するス
ロート固定部材25と、ノズルケーシング20の中央部内に
配設した弁座形成用筒体21の前部21gに形成したスロー
ト凹状支持面21aとから構成している。
そして、スロート24は、その外周面を弁座形成用筒体
21のスロート凹状支持面21a内に上下左右方向に揺動自
在に支持される球状のスロート基部24aと、外形をスロ
ート基部24aより縮径させた円筒状のスロート先端部24b
とから形成されており、同スロート先端部24bを手動に
より基部24aを中心に上下左右任意の方向に首振り調節
することができる。
しかも、スロート基部24aの外周面と弁座形成用筒体2
1のスロート凹状支持面21aとの間には一定の摺動抵抗が
予め付与されているので、スロート24を任意の首振り角
度位置に保持することができる。
さらに、本発明では、化粧カバー26の内面に首振角度
規制ストッパー60を取付けて、同ストッパー60によっ
て、スロート24の浴湯噴出方向、特に上方への浴湯噴出
方向を規制するように構成している。
即ち、首振角度規制ストッパー60は、第6図、第6b図
及び第6c図に示すように、弾性力を有するゴム素材又は
合成樹脂素材によりなるリング体60aから形成されてお
り、化粧カバー26の筒状部26bの内周面にしっくりと装
着されている。
かかるリング体60aは、その上側部分に肉厚状とした
スロート上向首振角度規制部60bを設けており、同係合
部60bの下面60cは、第6b図に示すように、前面から見た
場合、水平に伸延している。
従って、第6図から明らかなように、スロート24の上
方向への首振角度を安全首振角度内に規制でき、弱者
(子供や老人)に直接強力な浴湯が当たるのを防止で
き、弱者が足を採られて転倒するなどの事故を可及的に
防止して、入浴者の安全を確保することができる。
一方、スロート24の下向きの首振角度については、安
全性を上記した上向きの首振角度ほどには考慮する必要
はないので、リング体60aの下部に形成したスロート下
向首振角度規制部60dの上面は、第6b図に示すように下
方に湾曲しており、スロート24は十分な傾斜角度で下方
に首振りすることができる。
また、スロート固定部材25は、ノズルケーシング20の
前部内周面上の所定位置に、化粧カバー26の後端と固定
用リング28を介して保持されることになる。
(空気混入部) 次に、第6図及び第8図を参照して、空気混入部70の
構成を具体的に説明する。
前述したように、ノズルケーシング20の吸気パイプ連
結部20eは、第6図及び第8図に示すように、その内部
に空気流入口20jを穿設している。
一方、同吸気連結部20eと対応する位置に配設された
弁座形成用筒体21の中央縮径部21bは、第8図に示すよ
うに、複数の内側空気流入口21cを設けている。
そして、ノズルケーシング20と弁座形成用筒体21との
間には、環状の空気連絡路21eが形成されている。
かかる構成によって、ノズルケーシング20に設けた空
気流入口20jと、環状の空気連絡路21eと、弁座形成用筒
体21に設けた内側空気流入口21cとを通して、空気を、
エジェクタ効果及び乱れによるミキシング効果を利用し
て、弁座形成用筒体21内に形成した空気混入空間21d内
を流れる噴流浴湯中に全周から均一にかつ効果的に混入
することができる。
なお、mは空気流入方向を示す。
(噴流形成部) 次に、第6図及び第7図を参照して、噴流形成部50の
構成を具体的に説明する。
第6図から明らかなように、噴流形成部50は、実質的
に、ノズルケーシング20内に配設した弁座形成用筒体21
の後部壁21iの中央に設けた噴流形成流路27と、同噴流
形成流路27に形成した弁座21fと、同弁座21fに接離して
噴流形成流路27の開閉量(噴出量と噴出圧を調節する)
を調節する噴出量調節用弁体22と、同弁体22を弁座21f
に向けて進退自在に支持するモータ取付ブロック29の前
面とから構成されている。
まず、噴出量調節用弁体22の構成について説明する
と、同弁体22は、第6図に示すように、噴流形成流路27
に形成した弁座21fに向けて進退して、噴流形成流路27
内に噴流浴湯を形成するためのものであり、その進退に
よって、噴流浴湯を形成するとともに、噴出ノズル2の
スロート24から噴出される気泡混じりの噴流浴湯の噴出
量も調整することができるものである。
かかる噴出量調節用弁体22は、後述するノズル用弁体
開閉作動用モータM1の弁体支持ロッド23dの先端にイン
サート22aを介して強固に連結されている。
また、同弁体22は、その先端側に弁座21fに向けて漸
次直径を縮径しながら膨出する円錐状部22bを形成して
いる。かかる円錐状部22bによって、噴流形成流路27に
おいて、直線的な棒状の浴湯噴出流を生起することがで
き、噴出量に対する噴出圧の比が相対的に高く、指圧効
果を有するスポットブローを容易に得ることができる。
次に、噴出量調節用弁体22回りに設けた水密構造につ
いて説明すると、噴出量調節用弁体22の後部には蛇腹状
の防水カバー22cの先端が一体的に連結されており、同
防水カバー22cの基端は、モータ取付ブロック29の前面
にOリング22dを介して取付られている。
また、噴出量調節用弁体22の回りには同心円的に筒状
防水カバー22eが設けられており、同防水カバー22eは、
その基端をモータ取付ブロック29に取付られるととも
に、その先端に設けた環状突起22fの内周面で摺動自在
に噴出量調節用弁体22を支持している。
また、第6図に示すように、ノズルケーシング20の内
周面と弁体形成用筒体21の後部壁21iの外周面との間に
は、Oリング21hが介設されている。
かかるOリング21hの存在によって、浴湯流入空間20p
から、浴湯が、ノズルケーシング20の内周面と弁体形成
用筒体21の後部壁21iの外周面との間隙を通して空気連
絡路21eに浸入して、同空気連絡路21eと空気流入口20j
との間の境界面に水被膜を形成し、空気流入空間21dへ
の空気の流入を阻害するのを確実に防止することができ
る。
(ノズル用弁体開閉作動用モータ) 次に、ノズル用弁体開閉作動用モータM1の構成につい
て説明すると、同モータM1の外殻を形成する筒状のモー
タケーシング23は、第6図及び第9図に示すように、モ
ータ取付ブロック29の後面に着脱自在に取付けられてい
る。
そして、同モータケーシング23内には、円筒状のコイ
ル23aをノズルケーシング20と同心円的に設け、同コイ
ル23a内に円筒状のマグネット23bを配設して、同コイル
23aを励磁することによりマグネット23bを正逆回転可能
としている。
また、マグネット23b内に円筒状のロータナット23cを
同心円的にかつ一体的に取付け、同ロータナット23cを
ベアリング23eにより回転自在に軸架し、同ロータナッ
ト23c中に先端に噴出量調節用弁体22を取付けた弁体支
持ロッド23dを進退摺動自在に挿貫・支持している。
そして、ロータナット23cの内周面に螺旋状のロータ
ナット側ボール溝23kを形成する一方、弁体支持ロッド2
3dの外周面に、同ロータナット側ボール溝23kと同一方
向に螺旋状のロッド側ボール溝23mを形成して、対向す
るロータナット側ボール溝23kとロッド側ボール溝23mと
の間にボール23nを複数個転動自在に介在させている。
さらに、23gは、ロータナッット23cの回転運動を、上
記弁体支持ロッド23dの直線運動に変換するため、弁体
支持ロッド23dの回転を規制する回転規制片である。
そして、かかる回転規制片23gは、本実施例では、弁
体支持ロッド23dの後部外周面上で180℃対向する位置に
設けた一対の条溝23x内にビス23yによって嵌入・保持さ
れるボールによって形成されている。
かかる構成により、制御部Cからの駆動出力に基づい
て、ノズル用弁体開閉作動用モータM1に通電すると、第
6図に示すように、マグネット23bと共にロータナット2
3cが回転し、同ロータナット23cの回転に連動して、回
転規制片23gによって回転が規制された弁体支持ロッド2
3dが進退し、同弁体支持ロッド23dの先端に取付けた噴
出量調節用弁体22を弁座21fに接離させて、浴槽本体1
内への浴湯の噴出量と噴出圧の調節が行うことができ
る。
そして、かかる噴出ノズル2の作動において、噴流形
成流路27の開閉量は、弁体支持ロッド23dの進退量に対
応し、同ロッド23dの進退量は、弁体基準位置(例え
ば、弁体22の最大進出位置である完全閉弁位置)からの
ノズル用弁体開閉作動用モータM1への電圧パルスの印加
回数に比例する。
従って、制御部Cによってノズル用弁体開閉作動用モ
ータM1の駆動パルス量を制御することによって、噴流形
成流路27の開閉量、即ち噴出ノズル2からの浴湯噴出量
を正確かつ微細に調整することができ、浴槽本体1内へ
の浴湯の噴出量・噴出圧の微調節を行うことができる。
また、ノズル用弁体開閉作動用モータM1としては、噴
出量調節用弁体22を微小距離無段階に進退作動させて、
浴湯の噴出量・噴出圧を微調節できるものであればよ
く、他に圧電アクチュエータや超音波モータ等を用いる
こともできる。
また、弁体支持ロッド23dの後端には、ノズル用弁体
開閉作動用モータM1が正常に作動しているか否かを検出
するための弁駆動検出用センサS1が設けられている。
そして、同センサS1は、運転開始スイッチのオン動作
による、ノズル用弁体開閉作動用モータM1の初期駆動に
よって、弁体支持ロッド23dが基準位置(例えば、弁体
支持ロッド23dの最大進出位置、即ち完全閉位置)から
一定距離後方に後退した際にセンサ出力を出し、同セン
サ出力によって制御部Cは、ノズル用弁体開閉作動用モ
ータM1の正常動作を確認することができ、その後の弁体
開閉制御を含めたブロー運転制御を開始することができ
る。
一方、運転開始スイッチをオンしても上記した弁駆動
検出用センサS1がオン出力を出さない場合は、制御部C
は、ノズル用弁体開閉作動用モータM1に異常発生と判断
して、その後の各種運転を不能とする。
かかる弁駆動検出用センサS1としては各種センサを用
いることができるが、本実施例では、モータケーシング
23の後壁を形成する蓋板兼用基板23qの内面にブラケッ
ト23zを介して取付けたホール素子23iと、同ホール素子
23iと対向する弁体支持ロッド23dの後端位置に取付けた
磁石片23jとから構成している。
(水洩れセンサ等の浴槽本体への電気的絶縁対策手段及
び構造) さらに、本実施例においては、噴出ノズル2から浴槽
本体1へ漏電するのを確実に防止するための電気的絶縁
対策として、以下の手段ないし構造を採用している。
まず、第6図、第7図及び第10図に示すように、ノズ
ル用弁体開閉作動用モータM1のモータケーシング23の後
部に設けた蓋体兼用基板23qは、その外面に水洩れセン
サ23vを取付けている。
従って、万一、ノズル用弁体開閉作動用モータM1を収
納するモータ収納空間20q内に水が浸入しても、そのこ
とを水洩れセンサ23vがただちに検出して、ブロー運転
を停止させ、かつ、全ての噴出ノズル2,2,3,3,4,4を停
止するとともに、操作パネル部6側へノズル異常信号を
出力することができる。
また、ノズル用弁体開閉作動用モータM1のモータケー
シング23は、第10図及び第11図に示すように、そのABS
樹脂製の素材の表裏面、即ち両面にクロムメッキからな
る集電被膜80を形成しており、同集電被膜80を、蓋体兼
用基板23qに接続したアースコードhのアース端子81に
接続している。
かかる構成によって、モータ収納空間20q内に浸水が
あっても、アースコードhを通して別の噴出ノズルのア
ースコードhとつなげてアースすることができるので、
噴出ノズル2から浴槽本体1へ漏電するのを確実に防止
することができる。
また、第6図に示すように、モータ取付ブロック29の
外周面とノズルケーシング20の内周面との間には、軸線
方向に間隔を開けて一対のOリング29a,29bが介設され
ている。
そして、かかるOリング29a,29bによって、浴湯流入
空間20pからの浴湯がモータ収納空間20qに浸入してくる
のを確実に防止することができる。
また、第6図に示す噴出ノズル2の構成において、化
粧カバー26と、同化粧カバー26を取付けるためのノズル
取付筒体1i及びノズル用弁体開閉作動用モータM1を除い
て、その他の全ての噴出ノズル2の構成部材、即ち、ノ
ズルケーシング20,弁座形成用筒体21,モータ取付ブロッ
ク29等は、非金属性材料、好ましくは絶縁性の高い合成
樹脂によって形成している。
従って、この面からもノズル用弁体開閉作動用モータ
M1から浴槽本体1への漏電事故を確実に防止することが
できる。
本実施例では、スロート24及び化粧カバー26等を、金
属の持つ質量感を重視して、金属製としている。
さらに、第3図に示すように、内部に空気導通管23s
−1を配設したコード保護ケーブル23sの他端は、内蔵
するモータ冷却ファンによって湿度が低く保たれている
機能部ユニット9内の制御部Cや電源に接続されてい
る。
従って、機能部ユニット9内は内蔵するモータ冷却フ
ァンによって湿度が低く保たれているので、空気導通管
23s−1を通してモータ収納空間20q内の湿度も低く保た
れることになり、この面からも噴出ノズル2の電気的絶
縁性を向上することができる。
(ノズル用弁体開閉作動用モータ等への給電及び制御用
の電気的接続構造) 第6図及び第9図に示すように、ノズル用弁体開閉作
動用モータM1への給電及び制御用の電気的接続は、実質
的に、エッジコネクタ23pと、蓋板兼用基板23qと、多重
に折り重ねた曲自在なフラットケーブル23rと、多芯構
造のコード保護ケーブル23sとによって行われる。
エッジコネクタ23pは、第9図に示すように、蓋板兼
用基板23qに接続されているソケット23tと、ソケット23
tに引き抜き自在に挿入されるプラグ23uとから構成され
ており、プラグ23uの一端は、ノズル用弁体開閉作動用
モータM1のコイル23aに接続されている。
また、第9図及び第10図に示すように、蓋板兼用基板
23qには、給電コードや制御コード、合計9本のコード
a,b,c,d,e,f,g,h,iが接続されている。
そして、これらコードの内、4本の給電コードa,b,c,
dは駆動回路用であり、3本の制御コードe,f,gは弁駆動
検出センサ用S1用であり、1本のアースコードhは集電
被膜80用、1本の制御コードiは水洩れセンサ23v用で
ある。
また、第6図及び第13図に示すように、多重に折り重
ねた屈曲自在なフラットケーブル23rは、上記した9本
のコードa,b,c,d,e,f,g,h,iを平板状に接合したもので
あり、後述するように、ノズルケーシング20からノズル
用弁体開閉作動用モータM1を取り出す際にアコーディオ
ン式に伸延して、同モータ取出しを容易にするためのも
のである。
また、フラットケーブル23rは、少なくともその一側
側面にポリエステルフィルム23r−1を貼着しており、
これによって、伸縮時にフラットケーブル23rに捩じり
が生じるのを確実に防止することができる。
なお、上記したノズル用弁体開閉作動用モータM1等へ
の給電及び制御用の電気的接続構造は、ノズル用弁体開
閉作動用モータM1と同様に、ノズルケーシング20の後方
に形成したモータ収納空間20q内に水密状態に収納され
ることになる。
次に、多芯構造を有するコード保護ケーブル23sの構
成について説明する。
第6図及び第12図に示すように、噴出ノズル2へのコ
ード保護ケーブル23sは、その内部に、前述した9本の
給電・制御コードa,b,c,d,e,f,gを放射状または環状に
配設している。
また、コード保護ケーブル23sは、好ましくポリブデ
ンチューブからなる空気導通管23s−1を、その中央部
に設けている。
そして、コード保護ケーブル23sの一端は機能部ユニ
ット9内に配設した制御部Cと電源等に接続されてい
る。
従って、モータ収納空間20qと機能部ユニット9内の
空間とは、相互に、空気導通管23s−1によって、連通
されることになり、後述するように、ノズルケーシング
23からノズル用弁体開閉作動用モータM1等を容易に取り
出すことができる。
さらに、コード保護ケーブル23sは、その外周面にス
テンレス製の保護スプリング23s−2によって囲繞され
ており、かかる保護スプリング23s−2によってコード
保護ケーブル23sがねずみ等によって破損を受けるのを
防止することができる。
(ノズルケーシング内の構成要素の浴槽本体側からの一
体的取り外し構造) 本実施例では、さらに、噴出ノズル2の点検・補修、
特にノズル用弁体開閉作動用モータM1の点検・補修を容
易にするため、ノズルケーシング20から、スロート部59
と、空気混入部70と、噴流形成部50と,ノズル用弁体開
閉作動用モータM1と,電気的接続構造とを、一体的に、
浴槽本体1側から取出可能な構成としている。
即ち、第6図からも明らかなように、ノズルケーシン
グ20は、浴槽本体1側からノズル用弁体開閉作動用モー
タM1側へ向けて4段階にわけてその内径D1、D2、D3
D4、D5を漸次小さくしている。
そして、第4内径D4の個所にノズル用弁体開閉作動用
モータM1を取付けてなる最小外径のモータ取付ブロック
29を設置するとともに、第3内径D3の個所に中間外径の
弁座形成用筒体21の後部壁21iを設置し、さらに、第2
内径D2の個所に最大外径の弁座形成用筒体21の前部21g
及びスロート固定部材25を設置している。
従って、まず、化粧カバー26は、レンチ等を用いて弛
緩方向に回転することによって容易にノズル取付筒体1i
から取り外した後、スロート24を引っ張れば、浴槽本体
1内へ、固定用リング28及びスロート固定部材25ととも
にノズルケーシング20から取り外すことができる。
その後、弁座形成用筒体21の内側空気流入口21cに指
を入れて、同筒体21、噴出量調節用弁体22、モータ取付
ブロック29及びノズル用弁体開閉作動用モータM1を一体
的にノズルケーシング20から取り外すことができる。
なお、上記構成において、ノズルケーシング20の後方
に位置するモータ収納空間20qは水密性が保持されてい
るので、そのままでは、ノズル用弁体開閉作動用モータ
M1を取付けたモータ取付ブロック29の浴槽本体1側への
取り外しは、モータ収納空間20q内に負圧が発生するの
で困難である。
しかし、本実施例では、前述したように、モータ収納
空間20q内を水密状態に保持したままであっても、弁体
進退用モータM1をノズルケーシング20から浴槽本体1内
へ取出すに際して、空気がコード保護ケーブル23s内に
設けた空気導通管23s−2を通してノズルケーシング20
のモータ収納空間20qに流入するので、同空間20q内に負
圧を発生するのを確実に防止でき、ノズルケーシング20
からノズル用弁体開閉作動用モータM1を容易に取り外す
ことができる。
また、同様に、ノズル用弁体開閉作動用モータM1は多
重に折り重ねたフラットケーブル23rを介してコード保
護ケーブル23sに接続されているので、同フラットケー
ブル23rをアコーディオン式に伸縮することによって、
ノズル用弁体開閉作動用モータM1のノズルケーシング20
からの取り外し・取付を容易に行うことができる。
このように、ノズル用弁体開閉作動用モータM1の点検
作業や補修作業を容易かつ確実に行うことができる。
なお、点検・補修作業が完了した後は、上記して手順
と逆の手順によって、容易に噴出ノズル2を組み立てる
ことができる。
一方、ノズルケーシング20の水密性は十分に確保され
ているので、浴槽本体1内の入浴者の安全も十分に確保
することができる。
以上、腹側の噴出ノズル4,4について説明してきた
が、足側・背側の噴出ノズル2,2,3,3も上記噴出ノズル
4,4と同様に構成されており、必要に応じて、上向浴湯
噴出角度を規制して、十分な安全性を保持しながら、入
浴者は、気泡混じりの浴湯によるマッサージ効果を楽し
むことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる噴出量自動可変ノズルを具備す
る気泡発生浴槽の全体構成を示す斜視図、第2図は同平
面図、第3図は噴出ノズルと機能部ユニットとの配管及
びコード保護ケーブルによる接続状態を示す側面図、第
4図は気泡発生浴槽の概念的構成を示すブロック図、第
5図は噴出ノズルへの空気吸込構造を示す説明図、第6
図は噴出ノズルの拡大断面図、第6a図は噴出ノズル内の
取外作業説明図、第6b図は首振角度規制ストッパーを装
着した噴出ノズルの正面図,第6c図はストッパーの断面
図、第7図は噴出ノズルの側面図、第8図は第6図I−
I線による横断面図、第9図はノズル用弁体開閉作動用
モータの拡大断面図、第10図はモータケーシングの正面
図、第11図は第10図II−II線による断面図、第12図はコ
ード保護ケーブルの横断面図、第13図はフラットケーブ
ルの横断面図、第14図は従来技術における噴出ノズルの
断面図である。 図中、 A:気泡発生浴槽 M1:ノズル用弁体開閉作動用モータ P:循環ポンプ 1:浴槽本体 2,2,3,3,4,4:噴出ノズル 9:機能部ユニット 10:浴湯吸込流路 11:浴湯強送流路 20:ノズルケーシング 24:スロート 26:化粧カバー 60:首振角度規制ストッパー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小畑 隆志 福岡県北九州市小倉南区朽網東5丁目1 番1号 東陶機器株式会社小倉第二工場 内 (72)発明者 内山 浩一 福岡県北九州市小倉南区朽網東5丁目1 番1号 東陶機器株式会社小倉第二工場 内 (72)発明者 橋田 光明 神奈川県茅ケ崎市本村2丁目8番1号 東陶機器株式会社茅ケ崎工場内 (72)発明者 兵頭 明 神奈川県茅ケ崎市本村2丁目8番1号 東陶機器株式会社茅ケ崎工場内 (56)参考文献 特開 平3−168149(JP,A) 特開 平2−297371(JP,A) 特開 平2−297370(JP,A) 特開 平3−7156(JP,A) 実開 平3−73140(JP,U) 実開 平3−73139(JP,U) 実開 平2−106226(JP,U) 実開 平2−42629(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61H 23/00 520

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴槽本体と同浴槽本体の外部に設置した循
    環ポンプとの間に、浴湯吸込流路と浴湯強送流路とから
    なる浴湯循環流路を介設し、浴湯循環流路の終端を浴槽
    本体内へ開口して噴出ノズルとするとともに、同浴湯強
    送流路に空気取入部を連通連結して、上記噴出ノズルよ
    り気泡混じりの浴湯を浴槽本体へ噴出可能とした気泡発
    生浴槽において、 浴槽本体の内部側壁側をなす噴出ノズルの先端に浴湯噴
    出方向決定用スロートの上方向首振角度を規制する首振
    角度規制ストッパーを取付けたことを特徴とする気泡発
    生浴槽における噴出ノズル構造。
  2. 【請求項2】浴槽本体と同浴槽本体の外部に設置した循
    環ポンプとの間に、浴湯吸込流路と浴湯強送流路とから
    なる浴湯循環流路を介設し、浴湯循環流路の終端を浴槽
    本体内へ開口して噴出ノズルとするとともに、同浴湯強
    送流路に空気取入部を連通連結して、上記噴出ノズルよ
    り気泡混じりの浴湯を浴槽本体へ噴出可能とした気泡発
    生浴槽において、 浴槽本体の内部側壁の前面、後面及び側面にそれぞれ設
    けた足側ノズル,背側ノズル及び腹側ノズルのうち、腹
    側ノズルの先端に、浴湯噴出方向決定用スロートの上方
    向首振角度を規制する首振角度規制ストッパーを取付け
    たことを特徴とする気泡発生浴槽における噴出ノズル構
    造。
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