JP2905971B2 - 多管式蒸発器における受水装置 - Google Patents

多管式蒸発器における受水装置

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JP2905971B2 JP20383096A JP20383096A JP2905971B2 JP 2905971 B2 JP2905971 B2 JP 2905971B2 JP 20383096 A JP20383096 A JP 20383096A JP 20383096 A JP20383096 A JP 20383096A JP 2905971 B2 JP2905971 B2 JP 2905971B2
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  • Removal Of Water From Condensation And Defrosting (AREA)
  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多管式蒸発器にお
ける受水装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】多管式蒸発器は、低温
の液化ガスを常温で蒸発させるものであるため、当該蒸
発器の各垂直蒸発管における放射状のフィンの表面に霜
が発生する。そして、この霜の発生により蒸発性能が低
下することから、霜を除去するために各垂直蒸発管へ散
水したり、蒸気を吹きつけたりすることが行われる。そ
して、除霜時における蒸発器からの落下水は多管式蒸発
器が設置されているコンクリート基礎上に落ちることと
なる。
【0003】この場合、上記落下水がコンクリート基礎
へ浸透してゆくと共に、この種蒸発器が極低温で使用さ
れるため、蒸発器からの冷熱により、コンクリート基礎
もかなり低い温度に冷却されることとなる。そのため、
コンクリート基礎にひび割れが生じて、該基礎が損傷す
るおそれがあった。
【0004】また、かかるコンクリート基礎の損傷を防
止する手段として、コンクリート基礎の上面に撥水性の
塗料を塗布することも行われているが、十分な効果が得
られないのが実情である。
【0005】本発明の目的は、蒸発器から落下する水を
受けると共にコンクリート基礎の冷却を防止する受水装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の多管式蒸
発器における受水装置は、除霜時における一または複数
の蒸発器からの落下水を受けるように、蒸発器における
複数の脚の下端に取付けられた受皿と、受皿の下面の略
全面に取付けられた蒸発器据付コンクリート基礎冷却防
止用の断熱材とを備えているものである。
【0007】請求項2記載の多管式蒸発器における受水
装置は、除霜時における一または複数の蒸発器からの落
下水を受けるように、蒸発器における複数の脚の下端に
取付けられた受皿と、受皿の下面に取付けられた蒸発器
据付コンクリート基礎冷却防止用の断熱材とを備えてお
り、受皿には蒸発器の脚取付用凹部が設けられていると
共に蒸発器の脚の下部と受皿には断熱性を有するガスケ
ットが介在され、受皿下面の断熱材は、断熱材の厚さと
略同じ高さを有する突出部を避けて取付けられているも
のである。
【0008】断熱材としては、撥水性高密度ポリエチレ
ンや撥水処理されたグラスウール等が挙げられる。
【0009】断熱性を有するガスケットとしては、四弗
化エチレン樹脂等が挙げられる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面に従って説明する。図1〜図6において、受水装
置は、除霜時における2つの蒸発器(1) からの落下水を
受けるように、蒸発器(1) における複数の脚(2) の下端
に取付けられた方形の受皿(3) と、受皿(3) の下面に取
付けられた蒸発器据付コンクリート基礎冷却防止用の断
熱材(4) とを備えている。
【0011】受皿(3) は、その長さ方向における中央部
分から左右へ斜め下向きに一定角度傾斜しており、両側
縁には立上がり壁(6) が設けられている。蒸発器(1) の
脚(2) は、横断面H形であり、受皿(3) には、脚(2) を
固定するための4つの凹部(5) が形成され、該凹部(5)
の形成に伴って受皿(3) 下面では凸部(10)が形成される
こととなる。
【0012】凹部(5) は、受皿(3) の両端部から同中央
へ向かって伸びており、各凹部(5)の底面(5a)は、水平
面となされ、かつ蒸発器(1) の脚(2) を固定するための
複数の取付孔(7) が形成されている。そして、図4およ
び図5に示すように、蒸発器(1) の脚(2) のベースプレ
ート(11)が、ボルト(12)およびナット(13)により、四弗
化エチレン樹脂製のガスケット(14)を介して受皿(3) の
凹部(5) 上面に固定されると共に下述する支柱(16)のプ
レート(17)も受皿(3) の凹部(5) 下面に固定される。
【0013】また、受皿(3) の下面には、長さ方向に一
定間隔をあけて複数のアングル(8)が溶接されている。
【0014】断熱材(4) は、撥水性高密度ポリエチレン
製であって、接着剤により受皿(3)の下面に取付けられ
るが、この場合、受皿(3) 下面において突出した、断熱
材(4) の厚さと略同じ高さの凸部(10)およびアングル
(8) を避けて断熱材(4) が取付けられている(図6参
照)。
【0015】コンクリート基礎(15)上には蒸発器(1) の
各脚(2) の下方に位置するように、支柱(16)が立てら
れ、該支柱(16)の上下端は、それぞれプレート(17)を介
してボルト(12)およびナット(13)により受皿(3) および
コンクリート基礎(15)に取付けられている。
【0016】本実施形態の受水装置によれば、蒸発器
(1) から落下する水は、受皿(3) で受けられると共に受
皿(3) の傾斜面に沿ってその両端へ流れ、最終的に受皿
(3) の両端から排水溝(9) へ流れ込んで排水されること
となる。
【0017】図7・図8は、上記実施形態において、コ
ンクリート基礎(15)上に支柱(16)を立てずに、コンクリ
ート基礎(15)上に受皿(3) を直接設置した実施形態であ
り、図7は図2に対応するものであり、図8は図3に対
応するものである。そして、各図において、上記実施形
態と同じ符号を付すことにより、その説明を省略する。
【0018】図9は、本発明の受水装置の他の実施形態
である。この受水装置は、除霜時における蒸発器(1) か
らの落下水を受けるように、蒸発器(1) における複数の
脚(2) の下端に取付けられた受皿(3) と、受皿(3) の下
面に取付けられた蒸発器据付コンクリート基礎冷却防止
用の断熱材(4) とを備えている点で上記各実施形態と同
様であるが、受皿(3) の下面の略全面に断熱材(4) が取
付けられているものである。また、受皿(3) の水は、ホ
ース(18)を通って排水溝(9) へ排水される。
【0019】本実施形態の場合、受皿(3) とコンクリー
ト基礎(15)とは、受皿(3) 下面の略全面に取付けられた
断熱材(4) を介して広範囲で断熱されることとなる。
【0020】
【発明の効果】本発明の受水装置によれば、蒸発器から
落下する水は、受皿で受けられると共に受皿の傾斜面に
沿って両端へ流れ、最終的に受皿の両端から蒸発器据付
コンクリート基礎における排水溝等へ流れ込んで排水さ
れることとなる。そのため、蒸発器が据付られているコ
ンクリート基礎に蒸発器から水が落下せず、該基礎に水
が浸透することがない。また、受皿の下面にはコンクリ
ート基礎冷却防止用断熱材が取付けられて、蒸発器から
の冷熱がコンクリート基礎に伝わらないようになされて
いるため、コンクリート基礎の冷却に伴うひび割れの問
題も生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の受水装置における受皿の斜視図の斜視
図である。
【図2】本発明の受水装置の全体を示す正面断面図であ
って、受皿は、図1のII−II線に沿って切断したもので
ある。
【図3】同じく受水装置の全体を示す正面断面図であっ
て、受皿は、図1のIII −III線に沿って切断したもの
である。
【図4】同実施形態における蒸発器の脚の受皿への取付
状態を示す正面断面図である。
【図5】同実施形態における蒸発器の脚の受皿への取付
状態を示す側面断面図である。
【図6】同実施形態におけるコンクリート基礎冷却防止
用断熱材の受皿への取付状態を示す側面断面図である。
【図7】本発明の受水装置の他の実施形態を示す正面断
面図であって、図2に相当するものである。
【図8】同実施形態における正面断面図であって、図3
に相当するものである。
【図9】本発明の更に他の実施形態を示す正面断面図で
ある。
【符号の説明】
(1) : 蒸発器 (2) : 蒸発器の脚 (3) : 受皿 (4) : 蒸発器据付コンクリート基礎冷却防止用の断
熱材 (5) : 脚取付用凹部 (8) : アングル (10): 凸部 (14): ガスケット

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 除霜時における一または複数の蒸発器か
    らの落下水を受けるように、蒸発器における複数の脚の
    下端に取付けられた受皿と、受皿の下面の略全面に取付
    けられた蒸発器据付コンクリート基礎冷却防止用の断熱
    材とを備えている多管式蒸発器における受水装置。
  2. 【請求項2】 除霜時における一または複数の蒸発器か
    らの落下水を受けるように、蒸発器における複数の脚の
    下端に取付けられた受皿と、受皿の下面に取付けられた
    蒸発器据付コンクリート基礎冷却防止用の断熱材とを備
    えており、受皿には蒸発器の脚取付用凹部が設けられて
    いると共に蒸発器の脚の下部と受皿には断熱性を有する
    ガスケットが介在され、受皿下面の断熱材は、断熱材の
    厚さと略同じ高さを有する突出部を避けて取付けられて
    いる多管式蒸発器における受水装置。
JP20383096A 1996-08-01 1996-08-01 多管式蒸発器における受水装置 Expired - Fee Related JP2905971B2 (ja)

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