JP2905312B2 - 紙葉類の重送検出装置 - Google Patents

紙葉類の重送検出装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、製本に先立って丁合
機などにより印刷済み紙葉類をページ順に揃える際など
において、紙葉類の重送、即ち本来一枚ずつ送られてく
るはずのものが二枚以上重なって送られてくることを搬
送の途中で検出するための検出装置、特に空気圧変換方
式の重送検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】丁合機で丁合される紙葉類は、厚さ、表
面状態、紙質等、多種多様に亙っており、従来より搬送
の途中でこの多種多様の紙葉類の重送を非接触で検出す
る方式としては、光透過法、光反射法、および超音波透
過法の3方式が知られている。これら3方式には夫々実
用上の利点があるが、一方で以下に述べるような問題点
も残している。
【0003】すなわち、光透過法は、搬送中の紙葉類に
発光ダイオード等の光源からの光を照射し、紙葉類を透
過した光量の変化により重送を検出する方式であるが、
この方式では、紙葉類の表面上の検出部位に印刷が有る
か無いかによって透過光量が大きく変化するので、検出
位置が途中でずれると誤検出が起きる欠点がある。
【0004】また光反射法では、紙葉類にレーザ光等を
照射してその反射光をとらえ、三角測量の手法によって
重送を検出するので、紙葉類の表面の色や艶、紙質、あ
るいは紙のあばれなどによる表面の凹凸など、検出部位
の表面状態により反射光量が変化し、従って紙葉類の表
面状態が一定である場合にしか適用できないという用途
上の制限があると共に、光透過法の場合と同様に検出位
置が途中でずれると誤検出が起きる欠点がある。
【0005】超音波透過法は、例えば特開昭62−70
707号公報に開示されているように、搬送中の紙葉類
に超音波を当ててそれを透過する超音波強度を検出する
ことにより重送を検出するものであるが、送信波が紙葉
類のあばれや周囲空気のゆらぎ等によって影響を受け、
また紙葉類の表面の凹凸や周囲温度の変化にも影響を受
けて誤検出を生じる欠点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】搬送中に重送を検出す
べき紙葉類は、種々の厚さの紙、プラスチックシート、
金属箔等、多種多様に亙り、しかも紙葉類の搬送速度
は、例えば製本用の丁合機の場合の1.5m/sec程
度のように比較的高速であることが多い。このような搬
送中の計測条件下では紙葉類の検出対象部位は剛体と見
做すことはできず、例えば次から次へと搬送されてくる
個々の紙葉類の検出対象部位の動きはランダムで不安定
な状態にあり、各紙葉に対する検出位置は必ずしも同一
ではなく、絶えず変化している。この不安定状態は特に
薄い紙葉類において著しく、これに加えて印刷の有無
や、紙質、厚さ、表面状態、検出対象部位の位置、およ
び温度等の外部条件の変化などが検出結果に悪影響を及
ぼし、これが信頼性のある重送検出装置の開発を阻害す
る原因となっている。
【0007】本発明の課題は、搬送中の紙葉類の不安定
状態を同時に抑制することができ、しかも印刷の有無、
紙質や厚さおよび表面条件や外部条件などの変化に対し
て影響を受けにくい重送検出装置を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、搬送中の紙葉類を平面支持する搬送支持面上で前記
紙葉類の重送および空送りを検出するための重送検出装
置は、予め定められた圧力の加圧気体を供給する加圧気
体供給源と、入り口絞りと出口絞りおよび両絞りの間に
形成された背圧室を有すると共に前記加圧気体供給源か
ら前記入り口絞りに供給される加圧気体を前記出口絞り
から予め定められた間隔を開けて前記支持面に吹き付け
るノズル手段と、前記出口絞りの前面の前記支持面上に
おける紙葉類の枚数に応じて変化する前記背圧室の圧力
を検出して対応する量の電気信号を生じる圧力検出手段
と、前記圧力検出手段の出力信号を予め設定された基準
信号と比較して紙葉類の空送りおよび重送を判別する判
別手段とを備え、前記間隙の値Xは検出対象の種々の紙
葉厚さのうちの最大値の2倍強に定められ、前記出口絞
りの直径d は前記間隙値Xの5倍以上に定められ、前
記入口絞りの直径d は入口絞りと出口絞りの開口面積
比をs=4Xd /d とするときほぼ(4Xd
s) 1/2 に定められており、これによって前述の課題
を達成するものである。
【0009】また請求項2の発明は、請求項1に記載の
紙葉類の重送検出装置において、前加圧気体供給源が供
給圧を一定に保持する圧力調整手段を含むことを特徴と
するものである。
【0010】また請求項3の発明は、請求項1に記載の
紙葉類の重送検出装置において、前記入り口絞りに供給
される加圧気体の圧力値を検出して対応する電気信号を
生じる供給圧検出手段を更に含み、前記判別手段が前記
供給圧検出手段からの検出出力によって前記圧力検出手
段の出力信号に対する供給圧変動の補償演算を行なうよ
うに構成されていることを特徴とするものである。
【0011】
【作用】本発明の重送検出装置は、検出対象部位におけ
る紙葉類の厚さによる変位を空気圧に変換して検出する
ものであり、端的に言えば空気マイクロメータの原理を
利用して重送を検出するものである。前記ノズル手段は
入り口絞りと出口絞りとの間に背圧室を有し、前記加圧
気体供給源から入り口絞りに与えられた加圧気体を背圧
室を介して出口絞りから紙葉類の搬送支持面に向けてほ
ぼ垂直に吹き付ける。前記支持面上にある紙葉類の枚数
が変化すると出口絞り前面の間隙が変化することから出
口絞りの背圧が対応して変化し、この背圧変化は前記圧
力検出手段によって電気信号として検出される。検出さ
れた電気信号は判別手段によって予め定められた基準信
号と比較され、空送りと重送とが識別判定される。
【0012】例えば入り口絞りへの供給圧をPs、周囲
の大気圧をPa、検出される背圧をPnとすると、背圧
Pnは出口絞り前面の間隙Xが小さくなるに伴ってPa
からPsまで変化する。出口絞り前面に紙葉類が一枚も
存在せず、出口絞りからの加圧気体が搬送支持面に直接
当たっている場合の背圧値をP0 とすると、出口絞り前
面に紙葉類が一枚だけ存在する場合の背圧値P1 と二枚
存在する場合の背圧値P2 との関係はP0 <P1 <P2
となる。従って判定手段に適当な不感帯幅をもってP1
に相当する比較基準信号を設定しておき、圧力検出手段
によって検出された背圧PnがP1 より不感帯幅を越え
て低ければ空送り、高ければ重送と判別することができ
る。
【0013】請求項2による重送検出装置においては加
圧気体供給源から入り口絞りに供給する加圧気体の圧力
が圧力調整手段によって一定に保持され、従って判別手
段では圧力検出手段によって検出された背圧値を基準値
と比較するだけで空送りと重送を判別可能である。
【0014】請求項3による重送検出装置では加圧気体
供給源から入り口絞りに供給する加圧気体の圧力が変動
する場合に対処しており、この場合、装置は更に供給圧
検出手段を含んでいる。この供給圧検出手段によって検
出された供給圧は判別手段において基準信号と比較され
る背圧検出信号の補償に利用され、これによって供給圧
の変動による背圧変化が補償される。
【0015】
【実施例】本発明における変位の空気圧変換の原理を実
施例と共に説明すれば、図1において、ノズル装置10
は入り口絞り11と出口絞り12とを有し、これら両絞
りの間に背圧室13を形成している。入り口絞り11に
は、コンプレッサなどの空気源14から圧力調整手段と
してのレギュレータ15を介して供給圧Psの加圧空気
が供給され、この加圧空気は背圧室13を介して出口絞
り12から搬送支持面16にほぼ垂直に吹き付けられて
いる。背圧室13内の圧力は圧力検出器17で検出さ
れ、この検出出力が判別器18によって基準値と比較さ
れて正常・空送り・重送の判別が行なわれる。尚、図1
において符号19は搬送されてくる紙である。
【0016】このようなノズル装置10において、前記
入り口絞り11と前記出口絞り12を通過する空気の流
量は、良く知られた断熱変化の理論式によって以下のよ
うに表わすことができる。
【0017】
【数1】
【0018】
【数2】
【0019】ここでQ1 は入り口絞り11の流量、Q2
は出口絞り12の流量、Psは供給圧、Paは周囲の大
気圧、Pnは背圧、d1 は入り口絞り11の直径、d2
は出口絞り12の直径、α1 は入り口絞り11の流量係
数、α2 は出口絞り12の流量係数、γは空気の比重
量、gは重力加速度、kは比熱比、Rは気体定数、Tは
絶対温度である。
【0020】平衡状態ではQ1 =Q2 であり、温度を一
定と見做すと間隙(変位)Xと出口絞りの背圧Pnとの
関係式は以下の通りである。
【0021】
【数3】
【0022】一方、(3) 式が理論的に成立するのは、図
2に示すように出口絞り12の断面積S2 と直径d2
よび変位Xでつくる円筒の表面積をS22とすると、 S2 >S22 (4) のときである。これは、変位Xが大きくなると空気通路
の最も狭い部分が円筒表面積S22ではなしに出口絞りの
断面積S2 で規定されてしまい、変位Xがいくら変化し
ても流量は一定となり、背圧も一定になってしまうこと
による。
【0023】ここで、S2 =πd2 2/4,S22=πd2
Xであるから、これを(4) 式に代入してXについて整理
すると、 X<d2/4 (5) となる。
【0024】丁合機の搬送ラインにおける重送検出装置
の実施例について間隙Xの設定を具体的な数値を当て嵌
めて説明すると、通常、丁合機で丁合される紙葉類は特
殊なものを除いて厚さ0.03mm〜0.20mm程度
である。一度セットした検出系でこれら全ての厚さの紙
葉類の空送りと重送を検出するのに必要な間隙Xを考え
ると、その最大値である出口絞り12の先端と支持面1
6との間隙Xmax は、最も厚い0.2mmの紙が二枚重
なったときの値0.4mm以上にする必要がある。ここ
では、多少の余裕をもたせてXmax を次のように設定す
る。 Xmax =0.5mm (6)
【0025】従来、一般的な空気マイクロメータにおけ
る変位−空気圧変換では前記間隙を0.01〜0.10
mmと狭い範囲で使用しているが、ここでは最大間隙と
してXmax =0.5mmと非常に広くとって使用しなけ
ればならない。このような広い最大間隙で最も薄い0.
03mmから最も厚い0.20mmまでの紙葉類の重送
を感度良く検出するための入り口絞り11と出口絞り1
2の開口寸法を定めるには、まず最大感度点をどの間隙
値にするかの設定が必要である。
【0026】図3に出口絞り12の先端と搬送支持面1
6上の紙葉類との間の種々の間隙値の関係を示してい
る。ここでは、一般的な丁合機で最も多く扱う厚さ0.
1mmの紙の重送を最大感度で検出することを考える
と、その最大感度点は支持面16から0.15mmの点
であるから、最大感度点までの間隙Xs は、 Xs =0.35mm (7) とする。
【0027】最大感度点間隙Xs を設定したら出口絞り
12の直径を求める。ここで前述のように(3) 式が理論
的に成立するのは間隙Xが(5) 式を満足するときである
が、実験によればX=d2/4近辺では(3) 式は成立せ
ず、成立するのは次の(8) 式を満足するときだけであ
る。 X≦0.2d2 (8)
【0028】いま、最大間隙値Xmax =0.5であるか
らこれをXとして(8) 式からd2 を求めると、d2
2.5mmである。よって出口絞り12の直径d2 は、 d2 =2.5mm (9) とする。
【0029】次に入り口絞り11の直径d1 を求めるに
は(3) 式から入り口絞り11と出口絞り12で形成され
る面積比s(=4Xd2/d1 2)と検出感度Kn(背圧P
nの微分値)との関係を知る必要がある。図4は、(3)
式より縦軸に検出感度Knをとり、横軸に面積比sをと
って供給圧Psをパラメータにして描いた感度曲線であ
る。絶対圧でPn/Psが0.527以下では、最大感
度Knmax を示す面積比sは供給圧Psが2kgf/c
2 まで変化するとき0.577から1.24まで変化
する。図4から、最大検出感度Knmax が得られる入り
口絞り11の直径d1 は、間隙Xと出口絞り12の直径
2 および面積比sが与えられれば次の(10)式で求める
ことができる。 d1 =(4Xd2 /s)1/2 (10)
【0030】丁合機では紙送りの一部に約0.5kgf
/cm2 の空気圧を使用している。これを重送検出の空
気圧源として利用するとすれば、レギュレータ15で圧
力を調整して入り口絞り11への供給圧は0.4kgf
/cm2 とするのが適当である。図4から、供給圧Ps
が0.4kgf/cm2 のときの最大検出感度を示す面
積比sは0.8である。またXは(7) 式より0.35m
m、d2 は(9) 式より2.5mmであるから、これらを
(10)式に代入するとd1 =2.2mmが得られる。従っ
て実際の入り口絞り11の直径d1 は、 d1 =2.0mm (11) とする。
【0031】以上の計算によって変位の空気圧変換を支
配するパラメータが決定できたのでこれらのパラメータ
を用いてシミュレーションと実験を行なったところ、図
5に示す結果が得られた。この図5における理論値のカ
ーブは、d1 =2.0mm、d2 =2.5mm、α1
0.7、α2 =0.82、Xmax =0.5mm、Ps=
0.4kgf/cm2 としたときの(3) 式の理論式によ
る静特性曲線のシミュレーション結果である。また実験
値のカーブは、出口絞り12の先端と搬送支持面16と
を接触させた状態から間隙0.5mmまで離して行った
ときの背圧Pnの実測値である。図4から、理論値と実
測値が良く一致していることが判り、また間隙X=0.
5mmから0.3mmの間の背圧変化において、紙厚
0.1mmの対象物に対する空送り、一枚送り、二枚重
送が充分に識別可能であることも判る。
【0032】図6に丁合機の搬送ライン中に組み込んだ
場合の実施例装置の構成を示す。図6において30はラ
イン中の紙送り装置であり、その出側テーブル面を前記
支持面として重送検出装置が組み合わされている。この
重送検出装置は、前述したのと同様なノズル装置20
と、空気圧源21と、レギュレータ22と、供給圧検出
器23と、背圧検出器24とを備え、両検出器23と2
4の検出出力を各々アンプ25,26で増幅したのちA
/D変換器27でデジタル化してパーソナルコンピュー
タ28により判別し、プロッター29に出力するように
構成されている。この場合のノズル装置の設計は図5に
関連して述べたのと同様である。
【0033】図6の装置で4種類の紙葉類の重送検出実
験を行なった結果を図7〜図10に示す。図7ではA模
造紙26g/m2 厚さ0.03mmの場合、図8はカー
ボン紙30g/m2 厚さ0.05mmの場合、図9はエ
ンボス紙128g/m2 厚さ0.095mmの場合、図
10はエンボス紙256g/m2 厚さ0.19mmの場
合である。これらの結果から、同一設定のノズル装置お
よび同一検出条件で種々の異なる紙葉類の空送りと重送
の検出が充分に行なえることが確認できる。
【0034】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明において
は、予め設定しておいた基準値を閾値としてノズル装置
の背圧検出値を比較することにより、通常使用される種
々の紙葉類に対して同一検出条件で正常な送り中か、空
送り中か、重送中かを判別することが可能であり、検出
時の加圧気体の吹き付けによって検出部位の紙葉類を抑
えるのでそのあばれを抑制することも同時に達成され
る。また紙葉類の紙質の不均一や印刷の有無などによる
表面の凹凸または紙葉類が本来もっている表面の凹凸等
があっても、出口絞りが或る開口面積をもっており、し
かも出口絞りと紙葉類表面との間隙は表面の凹凸より遥
かに大きいので、表面の凹凸が背圧変化に影響を与える
ことはなく、外乱として現われないという利点がある。
従って紙葉類の搬送中に安定した背圧変化を検出して空
送りと重送の判別を行なうことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本原理に従う重送検出装置の構成を
示す説明図である。
【図2】ノズル装置の出口絞りにおける空気流の作用を
説明するための要部の拡大説明図である。
【図3】出口絞り先端と間隙Xとの関係を示す説明図で
ある。
【図4】入口および出口絞りの開口面積比による検出感
度の変化を示す感度曲線図である。
【図5】背圧検出の理論値と実測値を示す線図である。
【図6】丁合機の紙送りライン中に組み合わせた実施例
を示す構成図である。
【図7】厚さ0.03mmの模造紙の場合の実測結果を
示す線図である。
【図8】厚さ0.05mmのカーボン紙の場合の実測結
果を示す線図である。
【図9】厚さ0.095mmのエンボス紙の場合の実測
結果を示す線図である。
【図10】厚さ0.19mmのエンボス紙の場合の実測
結果を示す線図である。
【符号の説明】
10 ノズル装置 11 入り口絞り 12 出口絞り 13 背圧室 14 空気源 15 レギュレータ 16 搬送支持面 17 圧力検出器 18 判別装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土岐 浩 茨城県那珂郡那珂町大字豊喰字新地141 −3文昌堂精機有限会社内 審査官 佐々木 一浩 (56)参考文献 特開 昭49−40826(JP,A) 実開 昭58−140403(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 7/12 G01B 13/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送中の紙葉類を平面支持する搬送支持
    面上で前記紙葉類の重送および空送りを検出する重送検
    出装置において、予め定められた圧力の加圧気体を供給
    する加圧気体供給源と、入り口絞りと出口絞りおよび両
    絞りの間に形成された背圧室を有すると共に前記加圧気
    体供給源から前記入り口絞りに供給される加圧気体を前
    記出口絞りから予め定められた間隔を開けて前記支持面
    に吹き付けるノズル手段と、前記出口絞りの前面の前記
    支持面上における紙葉類の枚数に応じて変化する前記背
    圧室の圧力を検出して対応する量の電気信号を生じる圧
    力検出手段と、前記圧力検出手段の出力信号を予め設定
    された基準信号と比較して紙葉類の空送りおよび重送を
    判別する判別手段とを備え、前記間隙の値Xが検出対象
    の種々の紙葉厚さのうちの最大値の2倍強に定められ、
    前記出口絞りの直径d が前記間隙値Xの5倍以上に定
    められ、前記入口絞りの直径d が、入口絞りと出口絞
    りの開口面積比をs=4Xd /d とするとき、ほ
    ぼ(4Xd /s) 1/2 に定められていることを特徴
    とする紙葉類の重送検出装置。
  2. 【請求項2】 前記加圧気体供給源が供給圧を一定に保
    持する圧力調整手段を含む請求項1に記載の紙葉類の重
    送検出装置
  3. 【請求項3】 前記入り口絞りに供給される加圧気体の
    圧力値を検出して対応する電気信号を生じる供給圧検出
    手段を更に含み、前記判別手段が前記供給圧検出手段か
    らの検出出力によって前記圧力検出手段の出力信号に対
    する供給圧変動の補償演算を行なうように構成されてい
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の紙葉類の
    重送検出装置。
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