JP2905132B2 - 移動通信の呼受付制御方法 - Google Patents

移動通信の呼受付制御方法

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JP2905132B2
JP2905132B2 JP7326056A JP32605695A JP2905132B2 JP 2905132 B2 JP2905132 B2 JP 2905132B2 JP 7326056 A JP7326056 A JP 7326056A JP 32605695 A JP32605695 A JP 32605695A JP 2905132 B2 JP2905132 B2 JP 2905132B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の無線基地局
と、それらの無線基地局と符号分割多重接続(Code Div
ision Multiple Access;CDMA)方式を用いて通信を
行う複数の移動局との間の移動通信の呼受付制御方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】現在普及している携帯電話や自動車電話
のシステムでは、1つの無線基地局がサービスする無線
ゾーンの半径を数km程度とし、多数の無線基地局をサ
ービスエリア内に配置することによりサービスを提供す
るセルラシステムがよく知られている。
【0003】一般に、限られた無線周波数帯域を利用す
る移動通信システムでは、システム容量(予め定められ
た呼損率を満足するための最大印加呼量)と通信品質と
の間にはトレードオフの関係が存在する。従来の周波数
分割多重接続(Frequency Division Multiple Access;
FDMA)や時分割多重接続(Time Division Multiple
Access;TDMA)のシステムにおいて、各無線基地局
にチャネルを固定的に配置する方式では、所要の通信品
質から決まる、希望波対干渉波電力比(Carrier to Int
erference power Ratio;CIR)の限界値を規定しCI
Rの場所的劣化率が予め定めた値以下になるように同一
チャネルあるいは隣接チャネルの繰り返し距離が決定さ
れる。
【0004】この繰り返し距離を短くすれば各基地局に
配置するチャネル数を増やすことができ、システム容量
を増加することができるものの通信品質の劣化率は高く
なり、反対に繰り返し距離を大きくすると、通信品質劣
化率を低く抑えることができるものの各無線基地局に配
置できるチャネル数は減少し、システム容量は小さくな
る。
【0005】これは呼毎にチャネルを動的に割り当て
る、いわゆるダイナミックチャネル割当(Dynamic Chan
nel Assignment;DCA)においても同様である。DC
Aでは、ある基地局であるチャネルが使用可能かどうか
を、繰り返し距離や、干渉量の測定などにより判断す
る。FDMAやTDMAにおいて、干渉量により無線チ
ャネルの使用可否を判断することは、繰り返し距離によ
る判断と概念的には等価である。この判断を緩く(繰り
返し距離を短く、あるいは干渉量のしきい値を高くする
など)するとシステム容量は大きくなるが、通信品質の
劣化率は高くなる。
【0006】このように、従来のFDMAやTDMAの
システムでは、通信品質を保証するための繰り返し距
離、あるいは干渉量のしきい値を予め定め、その上で、
各無線基地局毎のトラヒック状況に応じて無線チャネル
の配置設計を行っていた。
【0007】一方、CDMA方式は、各ユーザが異なる
拡散コードを使用することにより同一の無線周波数帯域
を共有する方式であり、チャネルは拡散コードにより構
成される。このCDMA方式を用いた通信システムで
は、同一の周波数帯域を用いている他の通信はすべて干
渉となる。すなわち、全セルで同一の周波数帯域を用い
た場合には、すべてのセルの非常に多数の通信が干渉源
となり、各ユーザが通信にどの拡散コードを用いている
かに関わらず、干渉の総量で通信品質が決まることにな
る。
【0008】したがって、従来のFDMAやTDMAシ
ステムで行われていたような、チャネルの繰り返し距離
によって通信品質を保証する方法をCDMAシステムで
用いて、同一拡散コードを地理的に離れた場所で使用す
るようにしても、近隣の無線基地局での別の拡散コード
を用いた通信からの干渉が高ければCIRが劣化するた
め、通信品質を保証することができないという問題点が
ある。
【0009】そのためCDMAシステムで、通信品質を
保証するためには、干渉源の数そのものを抑える必要が
ある。干渉量を抑えるための技術として、セクタ化、ボ
イスアクティベーション等の様々な技術があるが、それ
らの条件が与えられたときに干渉量を基準値以下に抑え
るためには、同時にコネクションを張るユーザの数で制
限することになる。A.M.Viterbi and A.J.Viterbi,“Er
lang Capacity of a Power Controlled CDMA System,”
IEEE Journal on Selected Areas in Communications,
Vol.11,No.6,pp.892-900,Aug.1993.では、呼受付制
御の方法として、予め干渉量のしきい値を定めておき、
呼が生起したときに観測された干渉量がこのしきい値を
超えていた場合に受付を拒否する方法を示し、時間幅輳
率を近似的に求めることにより印加呼量と呼損率の関係
を求めている。
【0010】しかしながら、この方法は呼損率と印加呼
量の関係しか求めていないため、通信品質を保証するこ
とができないという欠点がある。
【0011】一方、A.M.Viterbi and A.J.Viterbi,“Er
lang Capacity of a Power Controlled CDMA System,”
IEEE Journal on Selected Areas in Communications,
Vol.11, No.6, pp.892-900, Aug.1993.では、呼受付制
御の方法として、予め干渉量のしきい値を定めておき、
呼が生起したときに観測された干渉量がこのしきい値を
超えていた場合に受付を拒否する方法を示し、時間輻輳
率を近似的に求めることにより印加呼量と呼損率の関係
を求めている。しかしながら、この方法は呼損率と印加
呼量の関係しか求めていないため、通信品質を保証する
ことができないという欠点がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、CD
MA移動通信において、予め規定された通信品質劣化率
を保証した上で、与えられた呼損率を満足するような呼
受付制御方法は、これまでになかった。
【0013】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、複数の無線基地局と、無線基地局とCDMA方式を
用いて接続し通信を行う複数の移動局とからなる移動通
信システムにおいて、トラヒック変動や伝搬状況の変化
にも柔軟に対応でき、あらかじめ定められた通信品質を
満足した上で、定められた接続品質(呼損率)を満たす
ことができる呼受付制御方法を提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本願第1の発明は、無線基地局と符号分割多重接続によ
り通信を行う複数の移動局によって共用される周波数帯
域について呼受付を制御する移動通信の呼受付制御方法
であって、通信品質劣化率を基に求められる所要の通信
品質を保証するための当該周波数帯域における最大同時
接続ユーザ数と印加呼量との第1の関係と、呼損率を基
に求められる所要の呼損率を満足するための当該周波数
帯域における最大同時接続ユーザ数と印加呼量との第2
の関係とから、所要の通信品質を保証し、かつ所定の呼
損率を満足するための当該周波数帯域における最大印加
呼量を求め、この最大印加呼量の範囲内で、印加呼量に
対して、所要の呼損率を満足するための当該周波数帯域
における最大同時接続ユーザ数を前記第2の関係に拠り
予め定めて新たな呼の受付を制御することを要旨とす
る。
【0015】これにより本願第1の発明は、移動局が無
線基地局と符号分割多重接続により通信を行う際に、ま
ず通信品質劣化率を基に求められる所要の通信品質を保
証するための当該周波数帯域における最大同時接続ユー
ザ数と印加呼量との第1の関係と、呼損率を基に求めら
れる所要の呼損率を満足するための当該周波数帯域にお
ける最大同時接続ユーザ数と印加呼量との第2の関係と
から、所要の通信品質を保証し、かつ所定の呼損率を満
足するための当該周波数帯域における最大印加呼量を求
める。次に、この最大印加呼量の範囲内で、印加呼量に
対して、所要の呼損率を満足するための当該周波数帯域
における最大同時接続ユーザ数を前記第2の関係に拠り
予め定め、この最大同時接続ユーザ数と既に接続してい
るユーザ数との比較により新たな呼の受付を制御する。
【0016】また、本願第2の発明は、複数の無線基地
局と、それらの無線基地局と符号分割多重接続により通
信を行う複数の移動局との間で、複数の移動局によって
共用される周波数帯域の1つについて呼受付を制御する
移動通信の呼受付制御方法であって、ひとつの無線基地
局内で、自無線基地局内と接続して通信を行っているユ
ーザ数に対応して、自無線基地局がカバーするエリア内
からの干渉量と他の無線基地局がカバーするエリアから
の干渉量が所要の通信品質を保つための干渉量の許容値
を超えて、自無線基地局と接続して通信を行っているユ
ーザの通信品質が劣化する確率を求め、さらに、最大同
時接続ユーザ数および印加呼量から求められる自無線基
地局内の状態確率とから、自無線基地局内のすべての状
態についての和を求めることにより最大同時接続ユーザ
数と印加呼量および通信品質劣化率相互の関係を規定
し、呼損率を与えるErlangB式を用いて所要の呼損率を
満足するための当該周波数帯域における最大同時接続ユ
ーザ数と印加呼量との関係を求め、これら2つの関係か
ら、所要の通信品質を満たした上で、所要の呼損率を満
足するための当該周波数帯域における最大印加呼量を最
大容量として定め、この最大容量の範囲内で、印加呼量
に対して、所要の呼損率を満足するための当該周波数帯
域における最大同時接続ユーザ数を前記ErlangB式を用
いて予め定め、新たな呼の接続要求に際して、当該周波
数帯域において既に接続しているユーザ数と上記最大同
時接続ユーザ数とを比較して新たな呼の該周波数帯域に
おける受付を制御することを要旨とする。
【0017】また、本願第3の発明は、複数の無線基地
局と、それらの無線基地局と符号分割多重接続により通
信を行う複数の移動局との間で、複数の移動局によって
共用される周波数帯域の1つについて呼受付を制御する
移動通信の呼受付制御方法であって、通信品質劣化率を
表す式
【数2】 (ただし、Nは最大同時接続ユーザ数、Pk は自セル内
において有音のユーザがk人である確率、cmax は孤立
セルの場合に許容される最大同時有音ユーザ数、pint
はセル外干渉の確率密度分布。)を用いて、所要の通信
品質を満足するための、当該周波数帯域における最大同
時接続ユーザ数と印加呼量との関係を求め、呼損率を与
える、Erlang B式を用いて所要の呼損率を満足するた
めの、当該周波数帯域における最大同時接続ユーザ数と
印加呼量との関係を求め、これら2つの関係から、所要
の通信品質を満たした上で、所要の呼損率を満足するた
めの当該周波数帯域における最大印加呼量を最大容量と
して定め、この最大容量の範囲内で、印加呼量に対し
て、所要の呼損率を満足するための、当該周波数帯域に
おける最大同時接続ユーザ数を前記Erlang B式を用い
て予め定め、新たな呼の接続要求に際して、当該周波数
帯域において既に接続しているユーザ数と上記最大同時
接続ユーザ数とを比較して新たな呼の該周波数帯域にお
ける受付を制御することを要旨とする。
【0018】これにより本願第3の発明は、複数の無線
基地局と、それらの無線基地局と符号分割多重接続によ
り通信を行う複数の移動局との間で、複数の移動局によ
って共用される周波数帯域の1つについて呼受付を制御
する際に、まず通信品質劣化率を表す式
【数3】 を用いて、所要の通信品質を満足するための、当該周波
数帯域における最大同時接続ユーザ数と印加呼量との関
係を求めると共に、呼損率を与える、Erlang B式を用
いて所要の呼損率を満足するための、当該周波数帯域に
おける最大同時接続ユーザ数と印加呼量との関係を求め
る。次に、これら2つの関係から、所要の通信品質を満
たした上で、所要の呼損率を満足するための当該周波数
帯域における最大印加呼量を最大容量として定め、さら
にこの最大容量の範囲内で、印加呼量に対して、所要の
呼損率を満足するための、当該周波数帯域における最大
同時接続ユーザ数を前記Erlang B式を用いて予め定め
ておく。このような設定の後に、新たな呼の接続要求に
際して、当該周波数帯域において既に接続しているユー
ザ数と上記最大同時接続ユーザ数とを比較して新たな呼
の該周波数帯域における受付を制御する。
【0019】また、本願第4の発明は、複数の無線基地
局と、それらの無線基地局と符号分割多重接続を用いて
接続して通信を行う複数の移動局によって共用される周
波数帯域のひとつについて、無線回線の割当の可否を判
断するために予め設定される干渉量のしきい値に基づい
て呼受付を制御する移動通信の呼受付方法であって、通
信品質劣化率を基に求められる所要の通信品質を保証す
るための呼受付のための干渉量のしきい値と印加呼量と
の第1の関係と、呼損率を基に求められる所要の呼損率
を満足するための呼受付のための干渉量のしきい値と印
加呼量との第2の関係とから、所要の通信品質を保証
し、かつ所定の呼損率を満足するための当該周波数帯域
における最大印加呼量を求め、この最大印加呼量の範囲
内で、印加呼量に対して、所要の呼損率を満足するため
の当該周波数帯域における呼受付のための干渉量のしき
い値を前記第2の関係に拠り予め定めて新たな呼の受付
を制御することを特徴とする移動通信の呼受付制御方
法。
【0020】また、本願第5の発明は、ひとつの無線基
地局内で、自無線基地局と接続して通信を行っているユ
ーザ数に対応して、自無線基地局がカバーするエリア内
からの干渉量と他の無線基地局がカバーするエリアから
の干渉量が呼受付のための干渉しきい値を超えて新たな
呼の接続が拒否される確率を求め、さらに、この確率に
基づいて自無線基地局内の状態確率を求め、ユーザ数に
対応して求められた、新たな呼の接続が拒否される確率
の、自無線基地局内のすべての状態についての和を求め
ることにより呼受付のための干渉量のしきい値と印加呼
量および呼損率相互の関係を規定することを要旨とす
る。
【0021】また、本願第6の発明は、ひとつの無線基
地局内で、自無線基地局と接続して通信を行っているユ
ーザ数に対応して、自無線基地局がカバーするエリア内
からの干渉量と他の無線基地局がカバーするエリアから
の干渉量が所要の通信品質を保つための干渉量の許容値
を超えて、自無線基地局と接続して通信を行っているユ
ーザの通信品質が劣化する確率を求め、さらに、自無線
基地局と接続して通信を行っているユーザ数に対応し
て、自無線基地局がカバーするエリア内からの干渉量と
他の無線基地局がカバーするエリアからの干渉量が呼受
付のための干渉しきい値を超えて新たな呼の接続が拒否
される確率に基づいて求められた自無線基地局内の状態
確率とから、自基地局内のすべての状態についての和を
求めることにより呼受付のための干渉量のしきい値と印
加呼量および通信品質劣化率相互の関係を規定すること
を要旨とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る一実施の形態
を図面を参照して説明する。図1は本発明の呼受付制御
方法が適用される移動通信システムの構成を示すブロッ
ク図である。図1に示す移動通信システムでは、複数の
無線基地局11と、この無線基地局11と1つまたは複
数の拡散コードで変調するCDMA方式を用いて接続し
通信を行う複数の移動局13とから構成される。本実施
の形態では、各基地局は上り(移動局13から無線基地
局11への送信)および下り(無線基地局11から移動
局13への送信)リンクにそれぞれ、複数ユーザにより
共有されるひとつの周波数帯域を用いるものとし、かつ
全基地局が同一の周波数帯域を使用するものと仮定す
る。
【0023】図2は、図1に示す移動通信システムに使
用されている無線基地局11の構成を示し、特に呼受付
制御に関係する部分の構成を機能的に示すブロック図で
ある。図2に示す無線基地局11においては、Ki 個の
送受信機111、すなわち第1の送受信機111a、第
2の送受信機111b、…、第Ki の送受信機111K
i (以下、単に送受信機111という)が送受信機制御
装置113に接続され、この送受信機制御装置113は
呼受付制御装置115に接続されている。更に、この呼
受付制御装置115は呼処理制御装置117およびメモ
リ119に接続されている。
【0024】前記呼受付制御装置115は、呼処理制御
装置117からの要求に応じてメモリ119上に格納さ
れたデータの読み出し、更新、書き込みを行い、かつそ
の無線基地局11で現在通信を行っている移動局13が
使用している拡散コードなどを管理する。送受信機制御
装置113はKi 個の送受信機111の管理を行う。ま
た、メモリ119上には、拡散コードの使用状況、現在
の接続ユーザ数C、呼受付制御のための最大同時接続ユ
ーザ数Nなどが格納されている。
【0025】図3は図1および図2に示す移動通信シス
テムにおける呼受付制御方法の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【0026】図3に示すフローチャートを参照して、呼
受付制御方法の処理手順を説明する。図3においては、
まずステップS13で呼処理制御装置117からの新た
な呼の接続要求があると、ステップS15に進み、呼受
付制御装置115は現在使用中ではない拡散コードが存
在するかどうかのチェックを行う。すべての拡散コード
が使用中である場合には、ステップS17に進み、その
旨を呼処理制御装置117に通知し処理を終了する。
【0027】ステップS15で使用可能な拡散コードが
存在する場合には、ステップS19に進み、呼受付制御
装置115は送受信機制御装置113に対して、現在使
用中でない送受信機111が存在するかどうかの問い合
わせを行う。このステップS19で使用可能な送受信機
111が存在しない場合には、ステップS17に進み、
送受信機制御装置113は、呼受付制御装置115を通
じて、その旨を呼処理制御装置117に通知し処理を終
了する。
【0028】ステップS19で使用可能な送受信機11
1が存在する場合には、ステップS21に進み、呼受付
制御装置115は、自無線基地局11内で現在通信を行
っているユーザ数Cをメモリから読み出し、ステップS
23で同じくメモリ119上にある最大同時接続ユーザ
数Nと比較する。現在通信中のユーザ数Cより最大同時
接続ユーザ数Nの方が大きくない場合、すなわち両者が
等しい場合には、ステップS17に進み、新たな呼の接
続を拒否する旨を呼処理制御装置117に通知し、処理
を終了する。
【0029】現在通信中のユーザ数Cより最大同時接続
ユーザ数Nの方が大きい場合には、ステップS25に進
み、送受信機111および拡散コードの割当を行い、そ
の内容をメモリ119上に登録する(ステップS2
7)。さらに、ステップS29で現在通信中のユーザ数
Cを1増加させる。
【0030】また、呼受付制御装置115は、ステップ
S11で、呼処理制御装置117から切断の要求があっ
た場合には、ステップS31に進み、送受信機制御装置
113を通じて送受信機111を解放するとともに、メ
モリ119上の該当する移動局13のデータを消去する
(ステップS33)。さらに、ステップS35で現在使
用中のユーザ数Cを1減少させる。
【0031】次に、最大同時接続ユーザ数Nの設定方法
について説明する。ここでは、受信レベルを基準とする
送信電力制御を前提とする。また、ボイスアクティベー
ションを考慮し、各ユーザが確率(時間率)ρで有音、
確率(1−ρ)で無音の状態を各々独立にとるものとす
る。
【0032】呼は生起率λ、終了率μのランダム呼であ
ると仮定すると、同時接続ユーザ数がrである確率は、
【数4】 である。ただし、a=λ/μである。また、Nは最大同
時接続ユーザ数であり、これを超えたコネクションは拒
否される。さらに、r個のコネクションのうちk個が有
音である確率は、次の二項分布で表される。
【0033】
【数5】 したがって、有音のユーザがk人である確率Pk は、
【数6】 である。通信品質は自セル内の他の有音のユーザからの
干渉およびセル外からの干渉の総和がある限界値cmax
を超えた場合に劣化する。ここでcmax は、
【数7】 で与えられる。ここに、pgは拡散利得、Eb /I
0,req は伝送特性から定められる希望波の1ビットあた
りのエネルギと干渉との比である。さらに、ηは移動局
の送信電力に対応するパラメータで、η=I0,req /N
0 である(ただしN0は熱雑音)。セル外干渉の確率密
度分布をpint (m)とすれば、通信品質劣化率は、
【数8】 と求められる。
【0034】セル外干渉の確率密度分布pint (m)
は、実測、理論計算、あるいは計算機シミュレーション
により決定することが可能である。ここでは、計算機シ
ミュレーションから求めた例を示す。シミュレーション
エリアは、図4に示す19個の正6角形セルからなり、
中心の1セルAにおいてデータを採取した。各セルの印
加呼量は等しく時間的に一定であるとした。また、距離
減衰定数α=4、短区間中央値変動の標準偏差σ=8d
Bとした。その結果、セル外干渉の分布は、平均0.6
a(1−Pblock )ρ、分散0.23a(1−
block )ρのガンマ分布でよく近似できることが確認
できた。また、ガンマ分布は、
【数9】 と表される。図5にセル外干渉の確率密度分布p
int (m)の例を示す。この例は、印加呼量70erl
/cell、最大同時接続ユーザ数500の例である。
縦軸および横軸の値は、拡散利得により規格化されてい
る。
【0035】図6は最大同時接続ユーザの設計方法を表
すグラフである。縦軸と横軸は拡散利得により規格化さ
れている。この図は、有音確率ρ=0.4のときのグラ
フである。また、設計値として、呼損率Pblock =1
%、通信品質劣化率Ploss=10-3とした。通信品質劣
化率の曲線は、式(6)を繰り返し用い、所要の通信品
質劣化率を満足するための印加呼量と最大同時接続ユー
ザ数の関係を求めたものである。セル外干渉の確率密度
分布は、上述のようにガンマ分布を用いた。
【0036】また、呼損率の直線は、Erlang B式(Er
lang's B formula )から求められる印加呼量と最大
同時接続ユーザ数の関係である。通信品質劣化率の曲線
の下側(図中、斜線を施した領域)であれば、通信品質
loss≦10-3が保証されている。したがって、両者の
交点Pの下に示される点がこのシステムの最大容量とな
る。この最大容量以下の印加呼量に対して、Erlang B
式により最大同時接続ユーザ数を決定することにより、
通信品質を保証し、かつ与えられた呼損率を満足する呼
受付制御のための、最大同時接続ユーザ数が決定され
る。例えば、設計対象の基地局における呼量の見積りが
点Qから下した垂線と横軸との交点であるとすると、最
大同時接続ユーザ数は、点Qから縦軸に下した垂線と縦
軸との交点の数に設定すれば良いことになる。このこと
は、点Qが点Pよりも左側にあれば常に成立する。この
ことを点Qの両脇に矢印を付して示した。
【0037】本発明の呼受付制御方法によれば、通信中
の品質劣化率を規定された値以下に保証しかつ与えられ
た呼損率を満足するための最大同時接続ユーザ数の算出
が可能であり、さらに、無線基地局毎の簡単な制御で通
信品質および接続品質(呼損率)を保証できる呼受付制
御が実現可能である。
【0038】本実施の形態では、正6角形セルが規則的
に配置され、各セルの印加呼量が等しく時間的に一定で
ある場合を仮定して説明したが、これらの条件が異なる
場合にも、セル外干渉の確率密度分布を、実測、理論計
算あるいは計算機シミュレーション等で求めることによ
り、本発明の適用が可能で、同様の効果が得られる。
【0039】本実施の形態では、各基地局は上り及び下
りリンクにそれぞれ、複数ユーザにより共有されるひと
つの周波数帯域を用いるものとし、かつ全基地局が同一
の周波数帯域を使用するものと仮定して説明を行った
が、これは本発明を適用する移動通信システムを限定す
るものではない。各基地局で複数の周波数帯域を用いる
場合には、各周波数帯域に対して、本発明の呼受付制御
方法を繰り返し適用することにより、同様の効果が得ら
れる。また、各基地局で使用する周波数帯域が必ずしも
同一でない場合でも、セル外干渉の確率密度分布を、実
測、理論計算あるいは計算機シミュレーション等で求め
ることにより、本発明の適用が可能で、同様の効果が得
られる。さらに、本実施の形態における上記各式に代え
て、通信品質劣化率、最大同時接続ユーザ数及び印加呼
量の関係を実測やシミュレーション等で求めたものを用
いるようにしても良い。
【0040】以上、説明してきた方法は、無線基地局1
1と接続して通信を行っているユーザ数に着目して、通
信品質を保証した上で、所要の呼損率特性を満足するた
めの、最大同時接続ユーザ数をあらかじめ定めて、これ
に基づいて呼受付を制御するものである。次に、この上
述してきた呼受付制御方法に比べ、トラヒック変動や伝
搬状況の変動などによる干渉量の変動に対し、さらに柔
軟に対応し得る呼受付制御方法について説明する。
【0041】以下、本発明に係る他の実施の形態につい
て図を参照しながら詳細に説明する。本実施の形態の移
動通信システムは図1と同様であるので説明を省略す
る。◎
【0042】図7は、図1に示す移動通信システムに使
用されている無線基地局11の構成を示し、特に呼受付
制御に関係する部分の構成を機能的に示すブロック図で
ある。図7に示す無線基地局11においては、Ki 個の
ベースバンド処理部、すなわち第1のベースバンド処理
部123a、第2のベースバンド処理部123b、…、
第Ki のベースバンド処理部123Ki (以下、単にベ
ースバンド処理部123という)が通信チャネル制御装
置125に接続され、該通信チャネル制御装置125は
呼受付制御装置115に接続されている。更に、呼受付
制御装置115は呼処理制御装置117およびメモリ1
19に接続されている。
【0043】前記呼受付制御装置115は、呼処理制御
装置117からの要求に応じてメモリ119上に格納さ
れたデータの読み出し、更新、書き込みを行い、かつそ
の無線基地局11で現在通信を行っている移動局13が
使用している拡散コードなどを管理する。通信チャネル
制御装置125はベースバンド処理部123の管理を行
う。また、メモリ119上には、例えば拡散コードの使
用状況、干渉量の測定結果Iobserve 、呼受付制御のた
めの干渉量のしきい値Ithr などが格納されている。
【0044】図8は図1および図7に示す移動通信シス
テムにおける呼受付制御方法の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【0045】図8に示すフローチャートを参照して、呼
受付制御方法の処理手順を説明する。図8においては、
まずステップS13で呼処理制御装置117からの新た
な呼の接続要求があると、ステップS15に進み、呼受
付制御装置115は現在使用中ではない拡散コードが存
在するかどうかのチェックを行う。すべての拡散コード
が使用中である場合には、ステップS17に進み、その
旨を呼処理制御装置117に通知し処理を終了する。
【0046】ステップS15で使用可能な拡散コードが
存在する場合には、ステップS39に進み、呼受付制御
装置115は通信チャネル制御装置125に対して、現
在使用中ではないベースバンド処理部123が存在する
かどうかの問い合わせを行う。このステップS39で使
用可能なベースバンド処理部123が存在しない場合に
は、ステップS17に進み、通信チャネル制御装置12
5は、呼受付制御装置115を通じて、その旨を呼処理
制御装置117に通知し処理を終了する。
【0047】ステップS39で使用可能なベースバンド
処理部123が存在する場合には、ステップS41で呼
受付制御装置115は、通信チャネル制御装置125に
対して干渉量の測定を指令する。通信チャネル制御装置
125は、使用可能なベースバンド処理部123を選択
し、使用可能な拡散コードを設定し干渉量を測定し、結
果Iobserve を呼受付制御装置115に通知する。
【0048】ステップS43において、呼受付制御装置
115は、メモリ119から、呼受付制御のための干渉
しきい値Ithr を読み出し、続いてステップS45にお
いて通信チャネル制御装置125から受け取った測定結
果Iobserve と比較し、Iob serve >Ithr であれば、
ステップS17に進み、新たな呼の接続を拒否する旨を
呼処理制御装置117に通知し、処理を終了する。そう
でなければ、ステップS47及びステップS49におい
て、ベースバンド処理部123および拡散コードの割当
を行い、その内容をメモリ119上に登録する。
【0049】ここでは、呼の接続要求が発生したとき
に、通信チャネル制御装置125が干渉量の測定を行う
ように記述したが、呼受付制御装置115が定期的に通
信チャネル制御装置125に対して、干渉量の測定を指
令し、測定結果をメモリ119上のIobserve に記録す
るように構成することもできる。この場合には、呼接続
要求が発生したときに呼受付制御装置115が、メモリ
119上からIobserveおよびIthr を読み出し、両者
を比較するように動作させる。
【0050】また、呼受付制御装置115は、呼処理制
御装置117から切断の要求があった場合には通信チャ
ネル制御装置125を通じてベースバンド処理部123
を解放するとともに、メモリ119上の該当する移動局
13のデータを消去する。
【0051】次に、干渉しきい値Ithr の設定方法につ
いて説明する。ここでは、受信レベル基準の送信電力制
御を前提とする。また、ボイスアクティベーションを考
慮し、各ユーザが確率(時間率)ρで有音、確率(1−
ρ)で無音の状態を各々独立にとるものとする。
【0052】呼は生起率λ0 、終了率μ0 のランダム呼
であると仮定すると、状態遷移図は図10のように表さ
れる。ただし、p(j)は、同時接続ユーザ数がjのと
きに生起した呼が呼損にならずに受け付けられる確率を
表している。したがって、自無線基地局内で同時接続ユ
ーザ数がr人である確率Pr は、
【数10】 と求められる。
【0053】次に、p(j)を求める。p(j)は、同
時接続ユーザ数がjのときに生起した呼が呼損にならず
に受け付けられる確率であるから、生起した呼が呼損と
なる確率は1−p(j)で表される。新たな呼が呼損と
なるのは、新たな呼が生起した時点で、自無線基地局内
がカバーするエリアからの干渉量と他の無線基地局がカ
バーするエリアからの干渉量の和がIthr 以上であった
場合である。
【0054】Ithr を1ユーザあたりの受信レベルで除
して、干渉量を等価的なユーザ数に換算した量をT
block とすると、p(j)は、
【数11】 と求められる。ただし、pint (m)は他の無線基地局
11がカバーするエリアからの干渉量の確率密度分布で
あり、他の無線基地局11がカバーするエリアからの干
渉レベルを自無線基地局内のユーザ数に換算したものを
mとして表している。
【0055】結局、呼損率は、
【数12】 と求められる。
【0056】全無線基地局で平均の呼損率が等しいと仮
定すると、Pr およびp(r)はともにPblock の関数
であるから、式(5) はx=f(x)の形をしている。与
えられたPblock に対して右辺を計算する関数を作成
し、それを繰り返し用いて、与えられたPblock と結果
として得られるPblock が等しくなるまで計算すること
により呼損率を計算できる。
【0057】次に、通信品質劣化率を求める。自無線基
地局内で、k人のユーザが有音である確率Pk
【数13】 である。通信品質は自セル内の他の有音のユーザからの
干渉およびセル外からの干渉の総和がある限界値cmax
を超えた場合に劣化する。cmax は、
【数14】 で与えられる。ここに、pgは拡散利得、Eb /I
0,req は伝送特性から定められる希望波の1ビットあた
りのエネルギと干渉との比である。さらに、ηは移動局
の送信電力に対応するパラメータで、η=I0,req /N
0 である(N0 は熱雑音)。セル外干渉の確率密度分布
をpint (m)とすれば、通信品質劣化率は、
【数15】 と求められる。セル外干渉の確率密度分布は、実測、理
論計算、あるいは計算機シミュレーションにより決定す
ることが可能である。ここでは、計算機シミュレーショ
ンから求めた例を示す。シミュレーションエリアは、図
4に示す19個の正6角形セルからなり、中心の1セル
においてデータを採取した。各セルの印加呼量は等しく
時間的に一定であるとした。また、距離減衰定数α=
4、短区間中央値変動の標準偏差σ=8dBとした。そ
の結果、セル外干渉の分布は、平均0.6a(1−P
block )ρ、分散0.23a(1−Pblock )ρのガン
マ分布でよく近似できることが確認できた。ガンマ分布
は、
【数16】 と表される。図5にセル外干渉の確率密度分布の例を示
す。この例は、印加呼量70erl/cellの例であ
る。横軸の値は、拡散利得により規格化されている。
【0058】図9は呼受付のための干渉しきい値の設計
方法を表すグラフである。縦軸と横軸は拡散利得により
規格化されている。この図は、有音確率ρ=0.4のと
きのグラフである。設計値として、呼損率Pblock =1
%、通信品質劣化率Ploss=10-3とした。通信品質劣
化率の曲線は、式(8) を繰り返し用い、所要の通信品質
劣化率を満足するための印加呼量と干渉しきい値の関係
を求めたものである。セル外干渉の確率密度分布は、上
述のようにガンマ分布を用いた。また、呼損率のグラフ
は、式(5) を用いて求めた印加呼量と干渉しきい値の関
係である。通信品質劣化率の曲線の下側(図中、斜線を
施した領域)であれば、通信品質Ploss≦10-3が保証
されている。したがって、両者の交点がこのシステムの
最大容量である。この最大容量以下の印加呼量に対して
式(5) により干渉しきい値を決定することにより、通信
品質を保証し、かつ与えられた呼損率を満足する呼受付
制御のための、干渉しきい値が決定される。
【0059】本発明の呼受付制御方法によれば、通信中
の品質劣化率を規定された値以下に保証しかつ与えられ
た呼損率を満足するための干渉しきい値の算出が可能で
あり、さらに、無線基地局毎の簡単な制御で通信品質お
よび接続品質(呼損率)を保証できる呼受付制御が実現
可能である。さらに、トラヒック変動や伝搬状況の変化
にも柔軟に対応することができる。
【0060】本実施の形態では、正6角形セルが規則的
に配置され、各セルの印加呼量が等しく時間的に一定で
ある場合を仮定して説明したが、これらの条件が異なる
場合にもセル外干渉の確率密度分布を、実測、理論計算
あるいは計算機シミュレーション等で求めることによ
り、本発明の適用が可能で、同様の効果が得られる。
【0061】本実施の形態では、各基地局は上りおよび
下りリンクにそれぞれ、複数ユーザにより共有されるひ
とつの周波数帯域を用いるものとし、かつ全基地局が同
一の周波数帯域を使用するものと仮定して説明を行った
が、これは本発明を適用する移動通信システムを限定す
るものではない。各基地局で複数の周波数帯域を用いる
場合には、各周波数帯域に対して、本発明の呼受付制御
方法を繰り返し適用することにより、同様の効果が得ら
れる。また、各基地局で使用する周波数帯域が必ずしも
同一でない場合でも、セル外干渉の確率密度分布を、実
測、理論計算あるいは計算機シミュレーション等で求め
ることにより、本発明の適用が可能で、同様の効果が得
られる。
【0062】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の呼
受付制御方法によれば、通信中の品質劣化率を規定され
た値以下に保証しかつ与えられた呼損率を満足するため
の最大同時接続ユーザ数の算出が可能であり、さらに、
無線基地局毎の簡単な制御で通信品質および接続品質
(呼損率)を保証できる呼受付制御が実現可能である。
さらに、トラヒック変動や伝搬状況の変動などによる干
渉量の変動に柔軟に対応できるシステムを構築すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される移動通信システムの構成例
を説明するためのブロック図である。
【図2】本発明が適用される無線基地局の呼受付制御に
係る部分を機能的に表すブロック図である。
【図3】図1及び図2で示される呼受付制御の制御フロ
ーを示すフローチャートである。
【図4】セル外干渉の確率密度分布を求めるために実行
した計算機シミュレーションのエリアモデルを示す図で
ある。
【図5】実施形態で用いたセル外干渉の確率密度分布の
一例を示す図である。
【図6】本発明の呼受付制御方法における最大同時接続
ユーザ数を求める手順を説明する図である。
【図7】本発明が適用される無線基地局の、呼受付制御
に関する部分を機能的に表すブロック図である。
【図8】本発明の呼受付制御方法の制御フローを示すフ
ローチャートである。
【図9】本発明の呼受付制御方法の呼受付のための干渉
しきい値を求める手順を説明する図である。
【図10】状態遷移図である。
【符号の説明】
11 無線基地局 13 移動局 111 送受信機 113 送受信機制御装置 115 呼受付制御装置 117 呼処理制御装置 119 メモリ 121 RF処理部 123 ベースバンド処理部 125 通信チャネル制御装置
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04J 13/02 H04Q 7/38

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線基地局と符号分割多重接続により通
    信を行う複数の移動局によって共用される周波数帯域に
    ついて呼受付を制御する移動通信の呼受付制御方法であ
    って、 通信品質劣化率を基に求められる所要の通信品質を保証
    するための当該周波数帯域における最大同時接続ユーザ
    数と印加呼量との第1の関係と、呼損率を基に求められ
    る所要の呼損率を満足するための当該周波数帯域におけ
    る最大同時接続ユーザ数と印加呼量との第2の関係とか
    ら、所要の通信品質を保証し、かつ所定の呼損率を満足
    するための当該周波数帯域における最大印加呼量を求
    め、この最大印加呼量の範囲内で、印加呼量に対して、
    所要の呼損率を満足するための当該周波数帯域における
    最大同時接続ユーザ数を前記第2の関係に拠り予め定め
    て新たな呼の受付を制御することを特徴とする移動通信
    の呼受付制御方法。
  2. 【請求項2】 複数の無線基地局と、それらの無線基地
    局と符号分割多重接続により通信を行う複数の移動局と
    の間で、複数の移動局によって共用される周波数帯域の
    1つについて呼受付を制御する移動通信の呼受付制御方
    法であって、 ひとつの無線基地局内で、自無線基地局内と接続して通
    信を行っているユーザ数に対応して、自無線基地局がカ
    バーするエリア内からの干渉量と他の無線基地局がカバ
    ーするエリアからの干渉量が所要の通信品質を保つため
    の干渉量の許容値を超えて、自無線基地局と接続して通
    信を行っているユーザの通信品質が劣化する確率を求
    め、さらに、最大同時接続ユーザ数および印加呼量から
    求められる自無線基地局内の状態確率とから、自無線基
    地局内のすべての状態についての和を求めることにより
    最大同時接続ユーザ数と印加呼量および通信品質劣化率
    相互の関係を規定し、 呼損率を与えるErlangB式を用いて所要の呼損率を満足
    するための当該周波数帯域における最大同時接続ユーザ
    数と印加呼量との関係を求め、 これら2つの関係から、所要の通信品質を満たした上
    で、所要の呼損率を満足するための当該周波数帯域にお
    ける最大印加呼量を最大容量として定め、 この最大容量の範囲内で、印加呼量に対して、所要の呼
    損率を満足するための当該周波数帯域における最大同時
    接続ユーザ数を前記ErlangB式を用いて予め定め、 新たな呼の接続要求に際して、当該周波数帯域において
    既に接続しているユーザ数と上記最大同時接続ユーザ数
    とを比較して新たな呼の該周波数帯域における受付を制
    御することを特徴とする移動通信の呼受付制御方法。
  3. 【請求項3】 複数の無線基地局と、それらの無線基地
    局と符号分割多重接続により通信を行う複数の移動局と
    の間で、複数の移動局によって共用される周波数帯域の
    1つについて呼受付を制御する移動通信の呼受付制御方
    法であって、 通信品質劣化率を表す式 【数1】 (ただし、Nは最大同時接続ユーザ数、Pk は自セル内
    において有音のユーザがk人である確率、cmax は孤立
    セルの場合に許容される最大同時有音ユーザ数、pint
    はセル外干渉の確率密度分布。)を用いて、所要の通信
    品質を満足するための、当該周波数帯域における最大同
    時接続ユーザ数と印加呼量との関係を求め、 呼損率を与える、Erlang B式を用いて所要の呼損率を
    満足するための、当該周波数帯域における最大同時接続
    ユーザ数と印加呼量との関係を求め、 これら2つの関係から、所要の通信品質を満たした上
    で、所要の呼損率を満足するための当該周波数帯域にお
    ける最大印加呼量を最大容量として定め、 この最大容量の範囲内で、印加呼量に対して、所要の呼
    損率を満足するための、当該周波数帯域における最大同
    時接続ユーザ数を前記Erlang B式を用いて予め定め、 新たな呼の接続要求に際して、当該周波数帯域において
    既に接続しているユーザ数と上記最大同時接続ユーザ数
    とを比較して新たな呼の該周波数帯域における受付を制
    御することを特徴とする移動通信の呼受付制御方法。
  4. 【請求項4】 複数の無線基地局と、それらの無線基地
    局と符号分割多重接続を用いて接続して通信を行う複数
    の移動局によって共用される周波数帯域のひとつについ
    て、無線回線の割当の可否を判断するために予め設定さ
    れる干渉量のしきい値に基づいて呼受付を制御する移動
    通信の呼受付方法であって、 通信品質劣化率を基に求められる所要の通信品質を保証
    するための呼受付のための干渉量のしきい値と印加呼量
    との第1の関係と、呼損率を基に求められる所要の呼損
    率を満足するための呼受付のための干渉量のしきい値と
    印加呼量との第2の関係とから、所要の通信品質を保証
    し、かつ所定の呼損率を満足するための当該周波数帯域
    における最大印加呼量を求め、この最大印加呼量の範囲
    内で、印加呼量に対して、所要の呼損率を満足するため
    の当該周波数帯域における呼受付のための干渉量のしき
    い値を前記第2の関係に拠り予め定めて新たな呼の受付
    を制御することを特徴とする移動通信の呼受付制御方
    法。
  5. 【請求項5】 ひとつの無線基地局内で、自無線基地局
    と接続して通信を行っているユーザ数に対応して、自無
    線基地局がカバーするエリア内からの干渉量と他の無線
    基地局がカバーするエリアからの干渉量が呼受付のため
    の干渉しきい値を超えて新たな呼の接続が拒否される確
    率を求め、さらに、この確率に基づいて自無線基地局内
    の状態確率を求め、ユーザ数に対応して求められた、新
    たな呼の接続が拒否される確率の、自無線基地局内のす
    べての状態についての和を求めることにより呼受付のた
    めの干渉量のしきい値と印加呼量および呼損率相互の関
    係を規定することを特徴とする請求項4記載の呼受付制
    御方法。
  6. 【請求項6】 ひとつの無線基地局内で、自無線基地局
    と接続して通信を行っているユーザ数に対応して、自無
    線基地局がカバーするエリア内からの干渉量と他の無線
    基地局がカバーするエリアからの干渉量が所要の通信品
    質を保つための干渉量の許容値を超えて、自無線基地局
    と接続して通信を行っているユーザの通信品質が劣化す
    る確率を求め、さらに、自無線基地局と接続して通信を
    行っているユーザ数に対応して、自無線基地局がカバー
    するエリア内からの干渉量と他の無線基地局がカバーす
    るエリアからの干渉量が呼受付のための干渉しきい値を
    超えて新たな呼の接続が拒否される確率に基づいて求め
    られた自無線基地局内の状態確率とから、自基地局内の
    すべての状態についての和を求めることにより呼受付の
    ための干渉量のしきい値と印加呼量および通信品質劣化
    率相互の関係を規定することを特徴とする請求項4記載
    の呼受付制御方法。
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