JP2904778B1 - 見本染色用ビーカー及び見本染色機 - Google Patents

見本染色用ビーカー及び見本染色機

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    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06BTREATING TEXTILE MATERIALS USING LIQUIDS, GASES OR VAPOURS
    • D06B23/00Component parts, details, or accessories of apparatus or machines, specially adapted for the treating of textile materials, not restricted to a particular kind of apparatus, provided for in groups D06B1/00 - D06B21/00
    • D06B23/10Devices for dyeing samples

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 見本用の被染色織物を均一に染色することが
でき、染色固着剤を一滴ずつ染色溶液に注入することが
できる見本染色用ビーカーを提供すること。この見本染
色用ビーカーを運転中に取り替えることができ且つ染色
固着剤を一滴ずつ染色溶液に注入することができる見本
染色機を提供すること。 【解決手段】 中空のビーカー本体と、前記ビーカー本
体の開口端に取付けられ、前記ビーカー本体の開口を封
止する封止部材と、前記ビーカー本体の内部に設けら
れ、被染色織物を巻き付けるための円筒状に形成される
内筒とからなり、前記内筒の周面に多数の貫通孔が形成
され、その内筒の一端には第1フランジが設けられ、そ
の内筒の他端には多数の切込み部が形成されている第2
フランジが設けられ、その内筒の周面の内部には前記一
端から他端まで同じ幅である環状溝が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明に属する技術分野】本発明は、見本用の被染色織
物を均一に染色する見本染色用ビーカー及びこの見本染
色用ビーカーを用いた見本染色機に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来の見本染色用ビーカー
は、図1に示すように、ビーカー本体1及び蓋部2から
なり、そのビーカー本体1の内部に糸支持具3が設けら
れ、その糸支持具3の表面に見本用の糸4が巻き付けら
れている。見本用の糸4を糸支持具3に巻き付ける方法
は、図2に示すように、先ず糸4を四本の指を合わせた
手に巻き付けて、四本の指を開きながらその糸4を糸支
持具3に移す。糸支持具3はばね支持具であり、そのば
ね支持具の表面に見本用の布が巻き付いている場合もあ
る。糸4が巻き付いている糸支持具3または布が巻き付
いているばね支持具を前記ビーカー本体1に配置した
後、ビーカー本体1に染色溶液を入れて、蓋部2で封止
させ、見本染色用ビーカーを構成する。そのビーカーを
繰り返し回転させることによって、染色溶液を糸又は布
の内部まで浸透させる。
【0003】しかしながら、前記ビーカー内部の染色溶
液は単に回転方式によって糸又は布を染色するため、そ
の染色溶液はビーカーの内部で無配向性の乱流の現象が
生じる。また、ビーカーの容積は約300〜400ml
であり、注入できる染色溶液の量は僅か約100mlで
あるので、単に回転方式によって染色溶液を糸又は布の
内部まで浸透させることは難しく、見本用の被染色織物
糸、布を均一に染色することはできないという問題があ
る。
【0004】したがって、本発明は、上記の問題に鑑
み、見本用の被染色織物を均一に染色することができ、
染色固着剤を一滴ずつ染色溶液に注入することができる
見本染色用ビーカーを提供し、さらにこの見本染色用ビ
ーカーを運転中に取り替えることができかつ染色固着剤
を一滴ずつ染色溶液に注入することができる見本染色機
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る見本染色用
ビーカーは、見本染色機によって振動させる見本染色用
ビーカーであって、中空のビーカー本体と、前記ビーカ
ー本体の開口端に取付けられ、前記ビーカー本体の開口
を封止する封止部材と、前記ビーカー本体の内部に設け
られ、被染色織物を巻き付けるための円筒状に形成され
る内筒とからなり、前記内筒の周面に多数の貫通孔が形
成され、その内筒の一端には第1フランジが設けられ、
その内筒の他端には多数の切込み部が形成されている第
2フランジが設けられ、前記内筒の周面の内部に前記一
端から他端まで同じ幅である環状溝が形成されることを
特徴とする。
【0006】前記封止部材は蓋である。前記封止部材
は、前記ビーカー本体の開口端に螺合され、染色固着剤
を染色溶液に滴下させるための滴剤容器と、前記滴剤容
器の上端に螺合され、接続部材を有する滴剤容器蓋と、
前記接続部材に接続し、空気を前記滴剤容器に導入させ
るための加圧接続部材とからなると共に、前記滴剤容器
の底部中央に貫通孔が形成され、前記滴剤容器の底部に
円筒形の螺合部材が螺合され、前記螺合部材にばね金属
球溝が形成され、前記ばね金属球溝にばね部材、金属
球、Oリングが設けられ、前記ばね金属球溝の底部に貫
通孔が形成されており、前記滴剤容器蓋の底部中央に貫
通孔が形成され、前記滴剤容器蓋の底部に円筒形の螺合
部材が螺合され、前記螺合部材にばね金属球溝が形成さ
れており、前記ばね金属球溝にばね部材、金属球、Oリ
ングがけられ、前記ばね金属球溝の底部に貫通孔が形成
されている。
【0007】前記ビーカー本体の上下方側面には夫々一
つの孔が形成され、前記上方の孔と接続する上方接続部
と、前記下方の孔と接続する下方接続部とが別々に上下
部に設けられる中空の四角柱が前記ビーカー本体の側面
の外部に取付けられ、前記四角柱における中空部の上下
部以外の箇所が後記金属球の直径より狭く形成されると
共に、前記四角柱の上部の内部には垂直的に移動可能な
金属球が配置されている。
【0008】前記多数の切込み部は、円弧状であり、一
定の間隔をおいて前記第2フランジの外周に形成されて
いる。また、前記多数の切込み部は、角形であり、その
切込み部の縦方向が前記内筒の中心軸に対して傾斜して
おり、一定の間隔をおいて前記第2フランジの外周に形
成されている。前記第1フランジと第2フランジの外周
面には、Oリングが嵌着されている。前記内筒の底部に
磁石が設けられている。前記磁石は耐高温磁石である。
前記ビーカー本体の表面には、前記見本染色機の回転台
における取付けるための2つの突起部が対向するように
設けられる。
【0009】本発明に係る見本染色機は、多数のビーカ
ー収納部を有するビーカー収納フレームと、前記ビーカ
ー収納部に収納され、底面に磁石が設けられる見本染色
用ビーカーと、上面に多数の磁性が異なる磁石が交互に
配置されている磁石プレートと、下面にモーターが取付
けられる支持台とからなり、前記モーターの先端に螺旋
ロッドが設けられ、前記螺旋ロッドにスリーブが結合さ
れ、前記スリーブの上面に接続部材が設けられ、前記接
続部材における他の端が前記磁石プレートの下面に接続
されることを特徴とする。前記見本染色用ビーカーの底
面に設けた磁石は耐高温磁石である。前記ビーカー収納
部の上縁に棒状加熱部材及び棒状温度感知部材が設けら
れている。前記ビーカー収納フレームの底面に、多数の
補強リブが一定の間隔をおいて形成されている。前記見
本染色用ビーカーの側面には、中空の四角柱が上方接続
部における頂部と前記ビーカー収納フレームにおける頂
部の位置とを揃えるように設けられ、前記ビーカーの上
面に加圧接続部材が設けられ、前記ビーカー収納フレー
ムの上方に、多数の孔を有するカバープレートが設けら
れ、前記孔は夫々に前記ビーカーが配置される位置に対
応して設けられると共に、前記夫々の孔の上縁に固定ツ
マミが設けられる。前記磁石プレートの底面に少なくと
も一つのスライダが設けられる。 前記モーターの下部
に圧縮機が取付けられ、その圧縮機に連結管が設けら
れ、その連結管の一端に前記ビーカーの加圧接続部材と
接続するための接続部材が設けられる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係る見本染色用ビーカー
の第1の実施例は、図3、4に示すように、中空のビー
カー本体10と、該ビーカー本体の開口端に取付けら
れ、該ビーカー本体の開口を封止する蓋20と、ビーカ
ー本体10の内部に設けられ、被染色織物を巻き付ける
ための円筒状に形成された内筒30とからなる。内筒3
0の周面には多数の貫通孔34が形成され、内筒30の
一端には第1フランジ31がまたその他端には多数の切
込み部33を有する第2フランジ32がそれぞれ設けら
れ、内筒30の周面の内部には一端から他端まで同じ幅
である環状溝36が形成されている。多数の切込み部3
3は、円弧状であり、一定の間隔をおいて第2フランジ
32の外周に形成されている。第1フランジ31と第2
フランジ32の各外周面には、Oリング35,35が嵌
着されている。ビーカー本体10の表面には、図5に示
すように見本染色機12の回転台13に取付けるための
2つの突起部11が対向して設けられている。
【0011】前記構造により、使用者が使用する際、表
面に織物14が巻き付いている内筒30をビーカー本体
10に配置し、ビーカー本体10の内部に染色溶液を入
れた後、蓋20で封止し、見本染色用ビーカーを構成す
る。図5に示すように、その見本染色用ビーカーを見本
染色機12の回転台13に取付けた後、その回転台13
の回転によって見本染色用ビーカーを縦回転させ、内筒
30をビーカー本体10の内部で上下動させる。つま
り、先ず図4に示すように、中空でない内筒30がビー
カー本体10の内部で下方へ移動し、染色溶液が環状溝
36、次いで貫通孔34を通って織物14の内面が内筒
と接触している面と接触した後、ビーカー本体10の内
の上部に集中し、そして図6に示すように、中空でない
内筒30がビーカー本体10の内部で上方へ移動し、染
色溶液が第2フランジ32の外周に形成されている切込
み部33を通って織物14の外面が内筒と接触しない面
と接触した後、ビーカー本体10の内の下部に集中す
る。このように染色溶液を織物14の内面及び外面と接
触することを繰り返し行うことによって、染色溶液を確
実に織物14の内部まで浸透させ、織物14を均一に染
色することができる。
【0012】図7に示す第2実施例と第1実施例との相
違点は、内筒30の底部頂部に磁石37が設けられるこ
とにある。その磁石37は耐高温磁石である。後に説明
するように、上面に多数の磁性が異なる磁石が交互に配
置されている磁石プレートを備える見本染色機に、内筒
30の底部に磁石37を設けた見本染色用ビーカーを使
用し、見本染色機における磁石プレートを往復移動させ
ることによって、磁石37と対向している磁石プレート
の上面における磁石の磁性は絶えず変化し、磁石同士の
吸引力・反発力を利用することによって、磁石37を設
けた内筒30をビーカー本体10の内部で上下方向に振
動させることができる。内筒30をビーカー本体10の
内部で上下方向に振動させる際、先ず中空でない内筒3
0がビーカー本体10の内部で下方へ移動し、染色溶液
が環状溝36、貫通孔34を通って織物14の内面が内
筒と接触している面と接触した後、ビーカー本体10の
内の上部に集中し、そして中空でない内筒30がビーカ
ー本体10の内部で上方へ移動し、染色溶液が第2フラ
ンジ32の外周に形成されている切込み部33を通って
織物14の外面(内筒と接触しない面)と接触した後、
ビーカー本体10の内の下部に集中する。このように染
色溶液を織物14の内面及び外面と接触することを繰り
返し行うことによって、染色溶液を確実に織物14の内
部まで浸透させ、織物14を均一に染色することを実現
できる。
【0013】図8に示す第3実施例と第1実施例との相
違点は、多数の切込み部33が角形であり、また該切込
み部33の縦方向が内筒30の中心軸に対して傾斜して
いることにある。切込み部33をこのように形成するこ
とによって、内筒30がビーカー本体10の内部で振動
する際、染色溶液はさらに強制回転を強められるので、
染色溶液はもっと確実に織物14の内部まで浸透するこ
とができ、織物14を一層均一に染色することができ
る。
【0014】図9に示す第4実施例と第3実施例との相
違点は、内筒30の底部頂部に磁石37が設けられるこ
とにある。磁石37は耐高温磁石である。後に説明する
ように、上面に多数の磁性が異なる多数の磁石が交互に
配置されている磁石プレートを備える見本染色機に、内
筒30の底部に磁石37を設けた見本染色用ビーカーを
使用し、見本染色機における磁石プレートを往復移動さ
せることによって、磁石37と対向している磁石プレー
トの上面における磁石の磁性が絶えず変化し、磁石同士
の吸引力・反発力を利用することによって、磁石37を
設けた内筒30をビーカー本体10の内部で上下方向に
振動させることができる。内筒30をビーカー本体10
の内部で上下方向に振動させる際、先ず中空でない内筒
30がビーカー本体10の内部で下方へ移動し、染色溶
液が環状溝36、貫通孔34を通って織物14の内面
(内筒と接触している面)と接触した後、ビーカー本体
10の内部の上部に集中し、中空でない内筒30がビー
カー本体10の内部で上方へ移動し、染色溶液が第2フ
ランジ32の外周に形成されている切込み部33を通っ
て織物14の外面(内筒と接触しない面)と接触した
後、ビーカー本体10の内部の下部に集中する。このよ
うに染色溶液を織物14の内面及び外面と接触すること
を繰り返し行うことによって、染色溶液を確実に織物1
4の内部まで浸透させ、織物14を均一に染色すること
ができる。
【0015】図10〜14に示す第5実施例と第1実施
例との相違点は、蓋20の代わりに、ビーカー本体10
の開口端に螺合され、染色固着剤を染色溶液に滴下させ
るための滴剤容器41と、該滴剤容器の上端に螺合さ
れ、接続部材31を有する滴剤容器蓋43と、接続部材
31に接続し、空気を滴剤容器30に導入するための加
圧接続部材44とからなる封止部材40を使用すること
にある。滴剤容器41の底部中央に貫通孔42が形成さ
れ、該滴剤容器の底部に円筒形の螺合部材45が螺合さ
れ、該螺合部材にばね金属球溝46が形成され、該ばね
金属球溝にばね部材47、金属球48、Oリング50が
それぞれ設けられ、さらに、ばね金属球溝46の底部に
貫通孔49が形成されている。滴剤容器蓋43において
も、滴剤容器41のように、底部中央に貫通孔42が形
成され、底部に円筒形の螺合部材45が螺合され、該螺
合部材にばね金属球溝46が形成され、該ばね金属球溝
46にばね部材47、金属球48、Oリング50がそれ
ぞれ設けられ、ばね金属球溝46の底部に貫通孔49が
形成されている。
【0016】使用者が使用する際、図13に示すように
加圧棒51で金属球48を下向きに押し付け、これによ
ってばね47が圧縮され、空気がビーカー本体10の内
部に入る。織物14の染色が完成し、染色固着が必要の
際に、図14に示すように染色固着剤を滴剤容器41に
注入して、その滴剤容器41の上端に滴剤容器蓋43を
螺合した後、加圧接続部材44によって空気を滴剤容器
41に導入し、該滴剤容器の内部の圧力をビーカー本体
10内部の圧力より大きくする。このような圧力の差を
利用することにより、滴剤容器41に注入される染色固
着剤が一滴ずつビーカー本体10に滴下させることがで
き、染料固着の目的を達成することができる。
【0017】図15〜17に示す第6実施例と第5実施
例との相違点は、ビーカー本体10の側面に上方の孔6
1及び下方の孔62が形成されており、上方の孔61と
接続する上方接続部と、下方の孔62と接続する下方接
続部とが別々に上下部に設けられ、中空の四角柱60が
ビーカー本体10の側面の外部に取り付けられ、四角柱
60における中空部の上下部以外の箇所が金属球63の
直径より狭く形成され、四角柱60の上部の内部には垂
直的に移動可能な金属球63が配置されていることにあ
る。
【0018】使用者が使用する際、図17に示すように
染色溶液をビーカー本体10の内部に入れて、内筒30
がビーカー本体10の内部で振動することによって染色
溶液が下方の孔62と下方接続部を通して四角柱60の
内部に入り、さらに四角柱60の上部の内部の金属球6
3を上向きに押し、染色溶液が上方の孔61を通ってビ
ーカー本体10の上部に到着し、これによって染色溶液
を常に上方から内筒30に流すことができ、染色溶液を
もっと確実に織物14の内部まで浸透させることがで
き、織物14を一層均一に染色することができる。
【0019】図18〜20に示すように、本発明に係る
見本染色機は、多数のビーカー収納部81を有するビー
カー収納フレーム80と、ビーカー収納部81に収納さ
れ、内筒の底面に磁石が設けられる見本染色用ビーカー
10と、上面に多数の磁性が異なる磁石96が交互に配
置されている磁石プレート94と、下面にモーター91
が取付けられている支持台90とからなる。モーター9
1の先端に螺旋ロッド92が設けられ、該螺旋ロッドに
スリーブ93が結合され、該スリーブ93の上面に接続
部材95が設けられ、該接続部材の他端が磁石プレート
94の下面に接続されている。また、前記見本染色用ビ
ーカーにおける内筒の底面に設けた磁石は耐高温磁石で
あるので、内筒の底面に設けた磁石が染色する際の高温
度においても磁性を維持することができる。さらに、ビ
ーカー収納部81の上縁に棒状加熱部材84及び棒状温
度感知部材85を設けることにより、各見本染色用ビー
カーを別々に加熱することができる。さらに、ビーカー
収納フレーム80の底面に多数の補強リブ98が一定の
間隔をおいて形成されているので、ビーカー収納フレー
ム20の強度を補強することができる。さらに、見本染
色用ビーカー10の側面に、中空の四角柱60が上方接
続部における頂部と前記ビーカー収納フレーム80にお
ける頂部との位置を揃えるように設けられ、ビーカー1
0の上面に加圧接続部材44が設けられ、ビーカー収納
フレーム80の上方に、多数の係合孔86を有するカバ
ープレート82が設けられ、係合孔86は夫々に前記ビ
ーカー10が配置される位置に対応して設けられ、夫々
の係合孔86の上縁に固定ツマミ83が設けられてい
る。この構造により、カバープレート82をビーカー収
納フレーム80に取り付けた後、見本染色用ビーカー1
0を係合孔86に通してビーカー収納フレーム80に配
置し、見本染色用ビーカー10の一側に設けられる中空
の四角柱60の上方接続部の頂部をビーカー収納フレー
ム80の頂部の位置と一致させ、そして固定ツマミ83
を摘まんで中空の四角柱60をカバープレート82と結
合させることにより見本染色用ビーカー10をビーカー
収納フレーム80に固定させることができる。さらに、
磁石プレート94の底面に少なくとも一つのスライダ9
7が設けられるので、磁石プレート94の往復移動が更
に簡単になる。さらに、モーター91の下部に圧縮機9
9が取付けられ、該圧縮機には連結管が設けられ、該連
結管の一端にビーカー10の加圧接続部材44と接続す
るための接続部材100が設けられている。この構造に
より、空気を加圧接続部材44に導入することができ
る。さらに、圧縮機99と連結管の間に圧力調節部材を
設けてもよい。このようにすると、圧縮機99からの圧
力を調節することができる。
【0020】前記した構造により、見本染色機における
磁石プレート94を往復移動させることによって、見本
染色用ビーカー10の内筒30の底部に設けた磁石と対
向している磁石プレート96の上面における磁石の磁性
が絶えず変更し、磁石同士の吸引力・反発力を利用する
ことによって、見本染色用ビーカー10は上下方向に振
動する。
【0021】
【発明の効果】本発明に係る見本染色用ビーカーを見本
染色機に取付けて、見本染色機によって見本染色用ビー
カーの内筒をビーカー本体の内部で振動させる際、染色
溶液が確実に環状溝36、貫通孔34を通って織物14
の内面内筒と接触している面と接触した後、第2フラン
ジ32の外周に形成されている切込み部33を通って織
物14の外面内筒と接触しない面と接触し、このように
染色溶液を織物14の内面及び外面と接触することを繰
り返し行うことによって、染色溶液を確実に織物14の
内部まで浸透させ、織物14を均一に染色するという優
れた効果がある。封止部材40を見本染色用ビーカー1
0に取付けるため、染色固着剤を一滴ずつ染色溶液に注
入することができるという優れた効果がある。本発明に
係る見本染色機においては、単に磁石同士の吸引力・斥
力を利用し磁石37を具備する内筒30を見本染色用ビ
ーカーの内部で上下方向に振動させることによって染色
作業を行い、その作業中は見本染色用ビーカーのビーカ
ー本体10が動かないので、運転中でも見本染色用ビー
カーを取り替えることができるという優れた効果があ
る。封止部材40を見本染色用ビーカー10に取付ける
ため、運転中でも染色固着剤を一滴ずつ染色溶液に注入
することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の見本染色用ビーカーの結合後の縦断面
図。
【図2】従来の見本染色用ビーカーにおける見本用糸の
糸支持具への巻付け方法の説明図。
【図3】本発明に係る見本染色用ビーカーの第1実施例
の分解斜視図。
【図4】本発明の第1実施例の内筒?が下方へ移動した
ときの縦断面図。
【図5】本発明の第1実施例の取付け後の見本染色機の
一部を破断して示す図。
【図6】本発明の第1実施例の内筒?が上方へ移動した
ときの縦断面図。
【図7】本発明に係る見本染色用ビーカーの第2実施例
の結合後の縦断面図。
【図8】本発明に係る見本染色用ビーカーの第3実施例
の分解斜視図。
【図9】本発明に係る見本染色用ビーカーの第4実施例
の結合後の縦断面図。
【図10】本発明に係る見本染色用ビーカーの第5実施
例の斜視図。
【図11】本発明の第5実施例の分解斜視図。
【図12】本発明の第5実施例の結合後の縦断面図。
【図13】本発明の第5実施例において滴剤容器が加圧
された際の結合後の縦断面図。
【図14】本発明の第5実施例において滴剤容器に滴剤
が注入された際の結合後の縦断面図。
【図15】本発明に係る見本染色用ビーカーの第6実施
例の斜視図。
【図16】本発明の第6実施例の分解斜視図。
【図17】本発明の第6実施例の結合後の縦断面図。
【図18】本発明に係る見本染色機の分解斜視図。
【図19】本発明に係る見本染色機の内部の側面図。
【図20】本発明に係る見本染色機の内部の正面図。
【符号の説明】
1 ビーカー本体 2 蓋部 3 糸支持具 4 見本用の糸 10 ビーカー本体 11 突起部 12 見本染色機 13 回転台 14 織物 20 蓋 30 内筒 31 第1フランジ 32 第2フランジ 33 切込み部 34 貫通孔 35 Oリング 36 環状溝 37 磁石 40 封止部材 41 滴剤容器 42 貫通孔 43 滴剤容器蓋 44 加圧接続部材 45 螺合部材 46 ばね金属球溝 47 ばね部材 48,63 金属球 50 Oリング 51 加圧棒 60 中空の四角柱 61,62 孔 80 ビーカー収納フレーム 81 ビーカー収納部 82 カバープレート 83 固定ツマミ 84 棒状加熱部材 85 棒状温度感知部材 86 係合孔 90 支持台 91 モーター 92 螺旋ロッド 93 スリーブ 94 磁石プレート 95 接続部材 96 磁石 97 スライダ 98 補強リブ 99 圧縮機 100 接続部材

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 見本染色機によって振動させる見本染色
    用ビーカーであって、中空のビーカー本体と、前記ビー
    カー本体の開口端に取付けられ、前記ビーカー本体の開
    口を封止する封止部材と、前記ビーカー本体の内部に設
    けられ、被染色織物を巻き付けるための円筒状に形成さ
    れた内筒とからなり、前記内筒の周面に多数の貫通孔が
    形成され、その内筒の一端には第1フランジが設けら
    れ、その内筒の他端には多数の切込み部が形成されてい
    る第2フランジが設けられ、その内筒の周面の内部に前
    記一端から他端まで同じ幅である環状溝が形成されてい
    る見本染色用ビーカー。
  2. 【請求項2】 前記封止部材が蓋である請求項1に記載
    の見本染色用ビーカー。
  3. 【請求項3】 前記封止部材は、前記ビーカー本体の開
    口端に螺合され、染色固着剤を染色溶液に滴下させるた
    めの滴剤容器と、前記滴剤容器の上端に螺合され、接続
    部材を有する滴剤容器蓋と、前記接続部材に接続し、空
    気を前記滴剤容器に導入させるための加圧接続部材とか
    らなり、前記滴剤容器の底部中央に貫通孔が形成され、
    前記滴剤容器の底部に円筒形の螺合部材が螺合され、前
    記螺合部材にばね金属球溝が形成され、前記ばね金属球
    溝にばね部材、金属球、Oリングが設けられ、前記ばね
    金属球溝の底部に貫通孔が形成され、前記滴剤容器蓋の
    底部中央に貫通孔が形成され、前記滴剤容器蓋の底部に
    円筒形の螺合部材が螺合され、前記螺合部材にばね金属
    球溝が形成され、前記ばね金属球溝にばね部材、金属
    球、Oリングが設けられ、前記ばね金属球溝の底部に貫
    通孔が形成されている請求項1に記載の見本染色用ビー
    カー。
  4. 【請求項4】 前記ビーカー本体の上下方側面には夫々
    一つの孔が形成され、前記上方の孔と接続する上方接続
    部と、前記下方の孔と接続する下方接続部とが別々に上
    下部に設けられる中空の四角柱が前記ビーカー本体の側
    面の外部に取付けられ、前記四角柱における中空部の上
    下部以外の箇所が後記金属球の直径より狭く形成される
    と共に、前記四角柱の上部の内部には垂直的に移動可能
    な金属球が配置されている請求項1ないし請求項3のい
    ずれか1項に記載の見本染色用ビーカー。
  5. 【請求項5】 前記多数の切込み部は、円弧状であり、
    一定の間隔をおいて前記第2フランジの外周に形成され
    ている請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の
    見本染色用ビーカー。
  6. 【請求項6】 前記多数の切込み部は、角形であり、そ
    の切込み部の縦方向が前記内筒の中心軸に対して傾斜し
    ており、一定の間隔をおいて前記第2フランジの外周に
    形成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の見
    本染色用ビーカー。
  7. 【請求項7】 前記第1フランジと第2フランジの外周
    面には、Oリングが嵌着されている請求項1ないし請求
    項6のいずれか1項に記載の見本染色用ビーカー。
  8. 【請求項8】 前記内筒の底部に磁石が設けられる請求
    項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の見本染色用
    ビーカー。
  9. 【請求項9】 前記磁石が耐高温磁石である請求項8に
    記載の見本染色用ビーカー。
  10. 【請求項10】 前記ビーカー本体の表面には、前記見
    本染色機における回転台に取付けるための2つの突起部
    が対向するように設けられる請求項1ないし請求項9の
    いずれか1項に記載の見本染色用ビーカー。
  11. 【請求項11】 多数のビーカー収納部を有するビーカ
    ー収納フレームと、該ビーカー収納部に収納され、底面
    に磁石が設けられた見本染色用ビーカーと、上面に多数
    の磁性が異なる磁石が交互に配置されている磁石プレー
    トと、下面にモーターが取付けられる支持台とからな
    り、前記モーターの先端に螺旋ロッドが設けられ、前記
    螺旋ロッドにスリーブが結合され、前記スリーブの上面
    に接続部材が設けられ、該接続部材の他端が前記磁石プ
    レートの下面に接続されている見本染色機。
  12. 【請求項12】 前記見本染色用ビーカーの底面に設け
    られた磁石は耐高温磁石である特徴とする請求項11に
    記載の見本染色機。
  13. 【請求項13】 前記ビーカー収納部の上縁に棒状加熱
    部材及び棒状温度感知部材が設けられている請求項11
    又は請求項12に記載の見本染色機。
  14. 【請求項14】 前記ビーカー収納フレームの底面に、
    多数の補強リブが一定の間隔をおいて形成されている請
    求項11ないし請求項13のいずれか1項に記載の見本
    染色機。
  15. 【請求項15】 前記見本染色用ビーカーの側面には、
    中空の四角柱が上方接続部における頂部と前記ビーカー
    収納フレームにおける頂部との位置を揃えるように設け
    られ、前記ビーカーの上面に加圧接続部材が設けられ、
    前記ビーカー収納フレームの上方に多数の孔を有するカ
    バープレートが設けられ、前記孔はそれぞれ前記ビーカ
    ーが配置される位置に対応して設けられ、前記それぞれ
    の孔の上縁に固定ツマミが設けられている請求項11な
    いし請求項14のいずれか1項に記載の見本染色機。
  16. 【請求項16】 前記磁石プレートの底面に少なくとも
    一つのスライダが設けられている請求項11ないし請求
    項15のいずれか1項に記載の見本染色機。
  17. 【請求項17】 前記モーターの下部に圧縮機が取付け
    られ、その圧縮機に連結管が設けられ、その連結管の一
    端に前記ビーカーの加圧接続部材と接続するための接続
    部材が設けられている請求項11ないし請求項16のい
    ずれか1項に記載の見本染色機。
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