JP2904696B2 - 空間光伝送装置 - Google Patents

空間光伝送装置

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JP2904696B2
JP2904696B2 JP5301748A JP30174893A JP2904696B2 JP 2904696 B2 JP2904696 B2 JP 2904696B2 JP 5301748 A JP5301748 A JP 5301748A JP 30174893 A JP30174893 A JP 30174893A JP 2904696 B2 JP2904696 B2 JP 2904696B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光をある立体角に発散
させて空間を伝送させ、データ通信を行なうワイヤレス
光通信方式の空間光伝送装置に関する。
【0002】
【従来技術】光を用いた空間データ伝送は、電波を媒体
とした伝送と異なり、室内間の干渉が無く、従来、近距
離の情報伝送として用いられてきた。
【0003】この伝送システムでは、発光ダイオード
(LED)を送信光源として用い、その光強度を変調す
ることでデータの復調を可能とするもの強度変調検波
(IMDD)方式であった。その一方で、コヒーレント
検波を用いた空間光伝送装置も実用化されている。今
日、デジタル動画伝送等、より高速のデータ伝送が求め
られている。しかしながら、通信距離の4乗に比例して
光電流パワーが減少し、長距離のデータ伝送が出来なか
った。
【0004】一例として、送信側は発光パワー100m
WのLEDを用いて±60度の範囲に発散させ空間伝送
させ、受信側は受光部の大きさを直径1cmの円とした
場合を考えてみると、伝送速度100MBit/s、伝
送誤り率(BER)10-9をベースバンド変調で実現で
きる通信距離は、1m以内である。以下の記述では、信
号対雑音比(SNR)が20dBでBER〜10-9とな
るものとする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
コヒーレント検波方式を用いた空間光伝送装置では、球
面波(信号光)と平面波(局部発振光)とのコヒーレン
ト検波を用いているため、以下に示す問題点がある。
【0006】今、円形の受光部をもつ受光素子が、その
中心を原点にしてx−y面上に半径Rの大きさを持って
いるとする。
【0007】更に、送信光源はz軸上(0,0,z)に
ある時、原点からの距離rの点に励起される光電流、I
(z,r)は、
【0008】
【数1】
【0009】と表される。
【0010】ここで、P1 、P2 は送信光源、局発光源
のパワー密度、hωは光のエネルギー、eは素電荷、ε
は信号光のパワー透過率、ηは光子−電子変換効率、λ
は光の中心波長をそれぞれ表す。また、Δω、Δφはそ
れぞれ送信光と局発光の光角周波数と光位相の差を表
し、この式の第3項がビート信号となる。
【0011】ここで、受光素子全体に流れる電流、I
Total (z)はこれを受光面で積分して、
【0012】
【数2】
【0013】と表される。なお、ここで、
【0014】
【数3】
【0015】の近似式を用いた。
【0016】上記より明らかな様に、受光素子全体にわ
たって観測されるビート信号電流の振幅は、距離zによ
り振動する。
【0017】このため、距離zが大きいときには、微弱
な信号光を受光し復調するために受光部の大きさを大き
くしなければならない。
【0018】一方、距離zが小さいときには、ビート信
号の振幅が安定せず、信頼性の高い受信が出来ない。
【0019】図7aに100MHzのIMDD方式の受
信パワーと雑音パワーの特性を示した。ここで、信号光
源のパワーは100mW、放射角±60°、受光素子の
大きさ半径5mm、受信帯域幅100MHzの時の結果
を示す。同じく図7bには100Mbit/sのコヒー
レント検波の信号パワーと雑音パワーの特性を示す。こ
こでは、送信光源として半導体レーザー(LD)を用い
パワー100mW、線幅10MHz、放射角度±60°
とした。受光素子は、大きさ半径2mmで、受信帯域幅
100MHzの時の結果である。それぞれの図で、○は
復調信号パワーを、●は雑音パワーをそれぞれ示す。こ
の図より明らかな様に、IMDDでは、近距離では高S
NRの伝送ができるが、遠距離では急激にSNRは悪く
なる。コヒーレントにおいては、遠距離ではIMDDに
対して高SNRを維持できるが、近距離では安定した受
信が出来ない。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、本発明
による空間光伝送装置は、受信部においてコヒーレント
検波を行うための局部発振光を発生させるための局部発
振光発生手段と、前記光送信部から送信される信号光と
前記局部発振光発生手段より供給される局部発振光との
合成を行う光合成手段と、前記光合成手段から出力され
る信号光を受けて電気信号に変換する受光手段と、前記
受光手段で変換された電気信号の電力値を予め定められ
た値と比較を行い比較結果に応じた制御信号を出力する
比較手段と、前記受光手段より供給される電気信号より
直接検波を行うための直接検波手段と、前記受光手段よ
り供給される電気信号よりコヒーレント検波を行うため
のコヒーレント検波手段と、前記直接検波手段からの出
力信号とコヒーレント検波手段からの出力信号とを入力
し前記比較手段より出力される制御信号に応答して前記
直接検波手段からの出力信号とコヒーレント検波手段か
らの出力信号とのいづれか一方の出力を行う切換手段
と、前記比較手段から出力される制御信号に応答して局
部発振光発生手段の発振周波数を切り換える発振周波数
切換手段とを具備することによって達成される。
【0021】また、前記光受信部において、前記比較手
段からの制御信号に応じて前記光送信部にデータを送信
する送信手段を備えるとともに、前記光送信部において
前記送信手段から送信されるデータを受信する受信手段
と、前記受信手段によって受信されたデータに応答して
変調方式を変更する変更手段を備えることが望ましい。
【0022】更に、光受信部において、前記受光手段に
入力する光量を制御する光量制御手段と、前記受光手段
から供給されるビート信号の最大値を検出する最大値検
出手段と、前記最大値検出手段からの出力に応答して前
記光量制御手段を制御する制御手段とを備えておくこと
がさらに望ましい。
【0023】そして、光受信部において、前記受光手段
に隣接して設けられた他の受光手段と、前記受光手段か
らの信号と前記他の受光手段からの信号の位相差を検出
する位相差検出手段と、前記受光手段か前記他の受光手
段のいずれか一方に接続され前記位相差検出手段の出力
に応答して位相を反転させる位相反転手段と、前記位相
反転手段を通過した信号と通過しない信号とを加算させ
る加算手段とを備えていることが望ましい。
【0024】また、前記受光手段の前面に集光手段を具
備することが望ましい。
【0025】そして、入射光を絞るための絞り手段を具
備することが更に望ましい。
【0026】
【作用】光受信部では、局部発振光発生手段が、コヒー
レント検波を行うための局部発振光を発生させる。光合
成手段は、前記光送信部から送信される信号光と前記局
部発振光発生手段より供給される局部発振光との合成を
行い、受光手段に供給する。受光手段では、前記光合成
手段から出力される信号光を受けて電気信号に変換す
る。変換された電気信号は、比較手段において、前記受
光手段で変換された電気信号の電力値を予め定められた
値と比較を行い、比較結果に応じた制御信号を出力す
る。直接検波手段により直接検波された信号と、コヒー
レント検波手段によりコヒーレント検波された信号は切
換手段に入力され、前記比較手段より出力される制御信
号に応答していづれか一方が出力される。また、局部発
振光発生手段の発振周波数は、発振周波数切換手段によ
り前記比較手段から出力される制御信号に応答して切り
換えられる。
【0027】ここで、更に光受信部に送信手段を、光送
信部に受信手段及び変更手段を夫々備えた場合には、送
信手段は前記比較手段からの制御信号に応じて前記送信
部にデータを送信し、光送信部に設けられた受信手段に
送られる。変更手段は、前記受信手段によって受信され
たデータに応答して変調方式を変更する。
【0028】また、光送信部に光量制御手段、最大値検
出手段及び制御手段を備えた場合には、最大値検出手段
は前記受光手段から供給されるビート信号の最大値を検
出する。検出されたビート信号により制御手段は前記光
量制御手段を制御し、前記受光手段に入力する光量が制
御される。
【0029】一方、光送信部に他の受光手段、位相差検
出手段、位相反転手段及び加算手段を備えた場合には、
他の受光手段から出力される信号と前記受光手段から出
力される信号との位相差は位相差検出手段によって検出
され、位相反転手段に送られる。位相反転手段は、前記
受光手段か他の受光手段のいずれか一方に接続されてお
り、前記位相差検出手段の出力に応答して位相を反転さ
せ、前記位相反転手段を通過した信号と通過しない信号
とが加算手段により加算される。
【0030】また、受光手段に集光手段を備えた場合に
は、入射光が波面を変換され、局部発振光の波面と同調
させられる。これにより、高効率のコヒーレント検波を
実現できる。
【0031】更に、受光手段に絞り手段を備えた場合に
は、絞り手段により入射光が制御され、ビート信号の最
大値検出を行うことができる。
【0032】
【実施例】本発明を空間光伝送装置に適用した第1の実
施例を図1a,図1bを用いて、以下詳述していく。空
間光伝送装置は、送信部と受信部からなる。
【0033】まず、図1aに示す送信部について述べ
る。
【0034】送信部は、発振光源である半導体レーザー
(LD)101と、デジタルデータを保存しているデー
タ源103と、デジタル信号をアナログ信号に変換する
ためのD/A変換器(DAC)102と、前記半導体レ
ーザー101及びD/A変換器102に電源を供給する
ための定電流源104とで構成される。
【0035】以下、上記の構成にてなる送信部につい
て、詳述していく。
【0036】半導体レーザー101としては、GaAs
系DFB−LDを用い、発振波長830nm、光パワー
100mW、線幅500KHz、発散角度±30度とす
る。この条件は、JIS規格により定められたレーザー
光の安全規格を満たす最大パワーの光密度である。
【0037】データ源103から出力されるデータが、
図2(a)に示す様に時間で変化し、0、1のパルス列
を出力するとき、その信号をD/A変換器102によ
り、半導体レーザー101駆動に適した電圧に変換す
る。
【0038】データ源103は、100MBit/sの
データ伝送能力がある。
【0039】また半導体レーザー101は、定電流源1
04によりD/A変換器102の出力の如何にかかわら
ず発振しているものとし、その光出力は図2(b)に示
す様になる。
【0040】また、この時、半導体レーザーの発振光周
波数も、その注入電流に応じて図2(c)に示す様に変
化する。
【0041】受光部は、光学部と電気処理部とからな
り、光学部は、背景光を軽減するための光フィルタ10
5と、局部発振光を発生させるための局部発振光源用半
導体レーザー108と、前記局部発振光源用レーザー1
08からの光を集束させるためのコリメートレンズ10
7と、前記光フィルタ105を通過した光と前記コリメ
ートレンズ107からの光を合成を行う光合波器(B
S)106と、前記光合波器106からの光を受け電気
信号に変換するためのするためのアバランシェフォトダ
イオード(PD)109とで構成される。
【0042】また、電気処理部は、前記アバランシェフ
ォトダイオード109から供給される信号のレベル調整
を行う自動利得調整器(AGC)111と、前記自動利
得調整器111より供給される信号のうち予め定められ
た帯域幅1MHzの成分のみを通過させるための帯域幅
1MHzの狭帯域フィルタ112と、前記狭帯域フィル
タ112を通過した信号よりデジタル信号へ復調を行う
ための復調器(DEM)114と、前記自動利得調整器
111より供給される信号より帯域幅200MHzの信
号を通過させるための帯域幅200MHzの広帯域フィ
ルタ113と、前記広帯域フィルタ113から供給され
る信号よりデジタル信号を復調させるための復調器(D
EM)126と、前記アバランシェフォトダイオード1
09より供給される電力値を予め定められた値との比較
を行うための電力比較器110と、前記復調器114、
126からの出力と前記電力比較器110からの出力を
入力する論理回路116〜118とで構成される。
【0043】受信部において、入射した信号光は背景光
を軽減するための光フィルタ105を通過したのち、光
合波器106を経てアバランシェフォトダイオード10
9に入射する。ここで、本実施例では受光面の大きさを
2mmとし、増幅率を100倍とした。
【0044】この時アバランシェフォトダイオード10
9に励起された光電流は、図2(b)と同様に直流分+
パルス分となる。この内の直流分のみが、電力比較器1
10に入力される。
【0045】前記電力比較器110は、入力された電力
が−45dBm以下ならば、デジタル信号の1を出力
し、半導体レーザー101と同様の半導体レーザーを用
いている局部発振光源用レーザー108を発振させ、コ
ヒーレント検波モードとなり、光合波器106にて入射
光と局部発振光源用レーザー108からの出力光が合波
される。
【0046】なお、電力値=−45dBmは、背景光強
度等により異なるが、本実施例では送信部〜受信部間の
距離が約0.7mの場合に相当する。
【0047】一方、前記電力比較器110は、入力され
た電力が−45dBm以上であれば、前記電力比較器1
10は0を出力し、局部発振光源用レーザー108は発
振せず、直接検波モードとなる。
【0048】コヒーレント検波モード時には、局部発振
光の発振波長はν2 にわずかに異なるν3 であり、前記
電力比較器110から出力されるデータが0の時にはビ
ート信号周波数は|ν3−ν1|であって、これは数10
GHzに相当し、アバランシェフォトダイオード109
にて検出できない。
【0049】データが1の時には、|ν3−ν2|の周波
数のビート信号が検出される。アバランシェフォトダイ
オード109の出力のうち直流分を差し引いた交流分
は、自動利得調整器111を経て、帯域幅1MHzの狭
帯域フィルタ112と復調器114にて元のデジタル信
号に復調される。
【0050】この時、信号光の進行方向と,局部発振光
の進行方向を一致させる機能を持つことにより、より効
率的なコヒーレント検波が可能となる。
【0051】一方、直接検波モード時には、同じく直流
分を差し引いたパルス分は自動利得調節器111を経
て、帯域幅200MHzの広帯域フィルタ113と復調
器126にて元のデジタル信号に復調される。
【0052】電力比較器110からの出力は論理回路1
16の反転入力端子と論理回路117の入力端子に、復
調器114からの出力は論理回路116の他方の入力端
子に、復調器126の出力は論理回路117の他方の入
力端子にそれぞれ接続され、論理回路116及び論理回
路117の出力がともに論理回路118に入力される。
【0053】信号光のパワーが強いときには、送信光の
強度変調に生じる電気信号(ベースバンド変調)が自動
利得調整器111、広帯域フィルタ113、復調器12
6からなる回路にて復調される。この時、前記電力比較
器110からはデジタル信号の0が出力されており、復
調器126からの信号により論理回路116がONし、
論理回路118よりデータが出力される。
【0054】一方強度が弱いときには、局部発振光と信
号光とのビード信号を自動利得調節器111、狭帯域フ
ィルタ112、復調器(DEM)114にて復調する。
この時、前記電力比較器110からはデジタル信号の1
が出力されており、復調器114からの信号により論理
回路117がONし、論理回路118よりデータとして
出力される。
【0055】以上の様に構成した空間光伝送装置によ
り、送信部〜受信部間が0〜10mの通信距離で、SN
比20dB以上を確保可能となる。
【0056】その実測値の一例を図8aに示す。
【0057】図8aより明らかなように、1m程度の距
離で直接検波からコヒーレント検波へ切る替えることに
より最適の通信が確保できた。本実施例により送信側が
送信方法を変えることなく受信側が簡単な構成にして直
接検波とコヒーレント検波を切り替える伝送を可能とし
た。
【0058】本発明による空間光伝送装置の第2の実施
例を図3a、図3bに示し、以下詳細に説明していく。
【0059】この実施例でも、データ伝送は100MB
it/sで行うこととし、第1の実施例と同様に、送信
光源として半導体レーザー(LD)301を用い、発光
強度80mW、空間中に±30°の範囲に放射する。
【0060】送信側は、図3aに示され、信号光を送信
するための半導体レーザー301と、受光素子309c
と、前記受光素子309cに接続され入力された信号の
レベル調整を行う自動利得調整器305と、前記自動利
得調整器305より入力される信号の増幅を行う増幅器
304と、前記増幅器304より入力される信号のフィ
ルタリングを行うフィルタ303と、前記フィルタ30
3から入力される信号により前記半導体レーザー301
から送信される信号の変調を行う変調器302とで構成
される。
【0061】受信側は図3bに示され、背景光を遮断す
る光フィルタ320と、前記光フィルタ320を通過し
た光を受けるコヒーレント検波用受光素子309aと、
直接検波用受光素子309bと、前記受光素子309a
に接続されている電力比較器310と、前記電力比較器
310から入力される信号のレベル調整を行う自動利得
調整器311と、前記自動利得調整器311から入力さ
れる信号のフィルタリングを行うフィルタ312と、前
記フィルタ312から入力される信号復調を行う復調器
313と、局部発振光の発振を行う局部発振光源用レー
ザー308と、前記局部発振光源用レーザー308から
出力される光の集束を行うためのレンズ307と、前記
光フィルタ305から入力される光と前記レンズ307
から入力される光の合成を行う光合波器(BS)306
と、前記光合波器306からの光を受けるコヒーレント
検波用受光素子309aと、前記コヒーレント検波用受
光素子309aからの信号を受ける自動利得調整器31
5と、前記自動利得調整器315から入力する信号のフ
ィルタリングを行うフィルタ316と、前記フィルタ3
16から供給される信号の復調を行う復調器317と、
電力比較器310からの切り換え信号を受けて前記復調
器313または復調器317からの信号のいずれか一方
の出力を行うスイッチ314と、前記電力比較器310
からの出力を受けて変調を行う変調器323と、前記変
調器323により変調された帰還光の出力を行う帰還用
レーザー324とで構成される。
【0062】ここで、コヒーレント検波用受光素子30
9a及び直接検波用受光素子309bは、アバランシェ
フォトダイオードで100倍に増幅している。
【0063】送信部の半導体レーザー301より送信さ
れた信号光は、背景光を遮断する光フィルタ305を透
過した後、コヒーレント検波用受光素子309a、直接
検波用受光素子309bに入射する。
【0064】電力比較器310は、入力した信号光が−
50dBm以上(これは距離2.2mに相当する)の場
合には、直接検波を行う様に制御信号をスイッチ314
に供給する。
【0065】その場合、送信側に直接検波用受光素子3
09bで受けた電力を帰還するため、変調器323で帰
還用信号に変調し、帰還用レーザー324を駆動する。
【0066】このデータは低速の伝送で十分であり、従
って、送信側では十分なSN比で直接検波により復調で
きる。
【0067】本実施例では、受信電力が強い時、送信側
は図4に示す様にベースバンド変調によりデータを伝送
する。また、受信電力が弱い時には、図2cの様に変調
して、局部発振光レーザー308を駆動し、コヒーレン
ト検波するものである。
【0068】受信側では、前記電力比較器310からの
出力が自動利得調整器311によってレベル調整が行わ
れフィルタ312でフィルタリングが行われ、復調器3
13で復調後、スイッチ314に供給される。
【0069】また、局部発振光源用レーザー308から
出力される光は、レンズ307にて光合波器306上に
集束される。光合波器306では、レンズ307より入
力した光と前記光フィルタ320から入力される光を合
成し、受光素子309aに供給する。前記受光素子30
9aより出力された信号は、自動利得調整器315にて
レベル調整された後、フイルタ316でフィルタリング
され、復調器317で復調される。復調された信号は、
スイッチ314へ供給される。
【0070】スイッチ314では、電力比較器310か
らの出力に応答して、復調器313または復調器317
からの出力のうち伝送距離に応じたいずれか一方の出力
を行う。
【0071】なお、受光部分の大きさはコヒーレント検
波の場合、あまり大きくするとビート信号振幅が安定し
ないので、コヒーレント検波用受光素子309aの受光
部の大きさを直径3.5mmに、直接検波用受光素子3
09bの受光部の大きさを直径10mmとした。
【0072】以上のような装置構成により、送信部〜受
信部間が0〜20mの距離でSN比20dB以上を確保
可能となる。
【0073】その実測値の一例を、図8bに示す。
【0074】図8bより明らかなように、2m程度の距
離で直接検波、コヒーレント検波の切り替えを行なうこ
とがもっとも適切であることがわかる。
【0075】本発明による空間光伝送装置の第3の実施
例を図5を参照しながら、以下に説明していく。
【0076】ここでは送信側は、図1に示した第1の実
施例と同じものである。
【0077】受信部は、光フィルタ505と、局部発振
光源用レーザー508と、前記局部発振光源用レーザー
(LD)508からの光を集光させるためのレンズ50
6と、前記光フィルタ505を通過してくる光とレンズ
506を通過してくる光の合成させるための光合波器
(BS)507と、前記光合波器507からの光を受け
る受光素子509aと、受光素子509aの中心に組み
込まれた受光素子509bと、前記受光素子509aか
ら供給される信号のレベルを調整を行う自動利得調整器
(AGC)511と、前記受光素子509bから供給さ
れる信号のレベルを調整を行う自動利得調整器515
と、前記自動利得調整器511から供給される信号と前
記自動利得調整器515から供給される信号とで位相の
比較を行うための位相比較器512と、前記自動利得調
整器511からの信号のフィルタリングを行う電気フィ
ルタ513と、前記自動利得調整器515からの信号の
フィルタリングを行う電気フィルタ516と、前記電気
フィルタ516から供給される信号の位相の反転を行う
ための位相反転器517と、前記電気フィルタ513及
び位相反転器517から供給される信号の復調を行う復
調器514とで構成される。
【0078】信号光は、光フィルタ505を透過した
後、受光素子509a、受光素子509bに入射する。
受光素子509bは直径800μmであり、受光素子5
09aはその中心に509bが組み込まれたもので、そ
の外径は直径4mmとなっている。
【0079】本実施例では、2つの受光素子は同軸上に
設置されているが、必ずしも同軸上でなくても同様の効
果が期待できる。
【0080】局部発振光源用レーザー508からの光と
送信部から入射した信号光とのビート信号は、受光素子
509aと509bとで検出され、受光素子509aか
らのビート信号は自動利得調整器511、電気フィルタ
513で、受光素子509bからのビート信号は、自動
利得調整器515、電気フィルタ516にて処理され
る。
【0081】自動利得調整器511及び自動利得調整器
515からのビート信号は同時に、位相比較器509に
入力され位相比較される。
【0082】ここで、受光素子509aからの出力と、
受光素子509bからの出力とが同位相であるあれば、
位相反転器517を機能させず2つの電気フィルタの出
力は加算され、復調器514により元のデジタル信号に
復調される。
【0083】一方、受光素子509aからの出力と、受
光素子509bからの出力とが逆位相であれば、電気フ
ィルタ516の出力は位相反転器514により位相反転
された後、もう一方の電気フィルタ513の出力と加算
され、復調される。
【0084】本実施例では信号光源のパワーを検出し、
検波方法を切り替える必要がなく、送信光源の強度の揺
らぎによらず最適のコヒーレント検波ができた。
【0085】本第3の実施例を実施した際の効果を、図
8cに示す。
【0086】この図より明らかな様に、送信部から受信
部までの距離が30mまでSN比20dBを確保でき
た。本発明による空間光伝送装置の第4の実施例を図6
を用いて説明する。
【0087】ここで送信側は、図1に示す第1の実施例
の送信側と同じ構成とする。
【0088】受信部は、光フィルタ601と、前記光フ
ィルタ601から入射される光量を調整するための絞り
602と、局部発振光源用レーザー(LD)609と、
前記局部発振光源用レーザー609からの光を集光させ
るためのレンズ610と、前記絞り602を通過した光
と前記レンズ610を通過した光との合成を行うための
光合波器612と、前記光合波器612から供給される
ビート信号を電気信号に変換するための受光素子603
と、前記受光素子603から供給される信号のレベル調
整を行う自動利得調整器606と、前記自動利得調整器
606からの信号のフィルタリングを行う電気フィルタ
607と、前記電気フィルタ607から供給される信号
の復調を行う復調器608と、前記受光素子603から
供給されるビート信号強度の最大値を検出するピーク検
出器605と、前記ピーク検出器605からの信号に応
答して前記絞り602の制御を行う制御回路604とで
構成される。
【0089】以下、上記構成にてなる受信部の動作を以
下詳述していく。
【0090】入射した信号光は、光フィルタ601を透
過した後、絞り602を通って、受光素子603に入射
する。
【0091】ここで、光素子609は、直径1cmとな
っている。
【0092】局部発振レーザー608からの光と入射し
た信号光とのビート信号は、受光素子603で検出さ
れ、自動利得調整器606、電気フィルタ607にて処
理され、復調器608により元のデジタル信号に復調さ
れる。
【0093】この時、絞り602を制御回路604にて
可変とし、検出されるビート信号強度の最大値をピーク
検出器605で検出し、ビート信号強度が最大となる様
に絞り602を制御する。
【0094】絞り602を変えることにより、等価的に
受光素子の大きさを変えることになり、常に安定したビ
ード信号検出が可能となった。
【0095】また、上記実施例で信号光の発振波長差|
ν1−ν2|を小さくして、局部発振光の波長をν3とし
た場合、ビート信号は|ν3−ν1|と|ν3−ν2|の2
値の周波数をもち、それぞれ0、1に復調されるような
変復調方式を採用することが可能なことは明らかであ
る。
【0096】図9を用いて、本発明による光空間伝送装
置の第5の実施例を述べる。
【0097】ここで送信側は、図1に示す第1の実施例
の送信部と同じ構成とする。受信部は、集光レンズ92
7と、光フィルタ902と、局部発振光源用LD908
と、前記局部発振光源用レーザー908からの光を集光
させるためのレンズ909と、前記光フィルタ902を
通過した光と前記レンズ909を通過した光との合成を
行うための光合波器903と、前記光合波器903から
供給されるビート信号を電気信号に変換するための受光
素子904と、前記受光素子904から供給される信号
のレベル調整を行う自動利得調整器905と、前記自動
利得調整器905からの信号のフィルタリングを行う電
気フィルタ906と、前記電気フィルタ906から供給
される信号の復調を行う復調器907とで構成され
る。、本実施例は、光フィルタ902の前に集光レンズ
901を挿入したものである。この集光レンズ901は
焦点距離10mであり、このレンズにより、送信光源と
受信装置の距離10m以上の時、受光する信号光の波面
は見かけ上、距離約10mからの球面波となる。
【0098】さらにレンズ901の位置を調整すること
により、局部発振光の波面の曲率を信号光の曲率と一致
させておくことで効率良くコヒーレント検波することが
できる。
【0099】さらには、本実施例においても、信号光の
進行方向と局発光の進行方向を一致させておくことによ
り効率的なビート信号検出できることは言うまでもな
い。
【0100】本実施例では固定焦点レンズを用いたが、
可変焦点レンズを用い、受信信号強度、または検出され
るビート信号強度に応じて該可変焦点レンズを制御する
ことによりなお一層の効果が期待できる。
【0101】本実施例では、かかる課題を解決するため
に、送信光源として、コヒーレント性の高い半導体レー
ザー(LD)を用いて、短距離では光の強度変調を用い
た直接検波方式をとり、長距離では局部発振光を用いて
コヒーレント検波を行なうことにより短距離及び長距離
の双方において、安定したデータ転送が可能となった。
【0102】また、距離によりコヒーレント検波する受
光部の大きさを変換する機能を持つことにより、数cm
〜数10mで安定したビート信号検出を可能とした。
【0103】第1の実施例に示す様に、送信側は受信側
の状況にかかわらずデータを送信し、受信側にて最適の
受信方法を選択するとが可能である。
【0104】また、第2の実施例に示す様に送信側に伝
送方法を変えることを低速にて送信することにより、送
信側にその距離に応じた伝送方法を取らせることが可能
となる。
【0105】更に、コヒーレント検波方式だけを用い、
本質的に受光部の大きさが可変となる受光素子を採用す
ることにより、通信距離によらず安定したデータ伝送が
可能となる。
【0106】そして、受信側が、集光レンズを具備する
ことにより、長距離伝送におけるビート信号強度を稼
ぎ、ある距離幅で最適の受信を行うことが可能となる。
【0107】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
により今までのワイヤレス光通信において、直接検波方
式では実現できなかった長距離のデータ伝送と、コヒー
レント検波方式では実現できなかった短距離の安定した
データ伝送を、距離に応じた検波方式を採用することに
より、短距離及び長距離の双方において安定したデータ
伝送が可能となった。
【0108】また、コヒーレント検波方式においても、
本質的に受光部の大きさが可変となる受光素子を用いる
事により、通信距離に寄らず安定したデータ伝送を可能
とする空間伝送装置を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1a】本発明による空間光伝送装置の第1の実施例
の送信部を示す。
【図1b】本発明による空間光伝送装置の第1の実施例
受信部を示す。
【図2】実施例1に用いる変調方式の説明に用いる図を
示す。
【図3a】本発明による空間光伝送装置の第2の実施例
の送信部を示す。
【図3b】本発明による空間光伝送装置の第2の実施例
の受信部を示す。
【図4】実施例2に用いた変調方式の説明に用いる図を
示す。
【図5】本発明による空間光伝送装置の第3の実施例を
示す。
【図6】本発明による空間光伝送装置の第4の実施例を
示す。
【図7a】IMDD方式のS/N比を表すグラフであ
る。
【図7b】コヒーレント検波のS/N比を表すグラフで
ある。
【図8a】第1の実施例の実測値の一例を示す。
【図8b】第2の実施例の実測値の一例を示す。
【図8c】第3の実施例の実測値の一例を示す。
【図9】本発明による空間光伝送装置の第5の実施例を
示す。
【符号の説明】
101 送信光源用レーザー 102 D/A変換器 103 データ源 104 定電流源 105 光フィルタ 106 光合波器 107 コリメートレンズ 108 局部発振光源用レーザー 109 受光素子 110 電力比較器 111 自動利得調整器 112 狭帯域フィルタ 113 広帯域フィルタ 114、126 復調器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 10/142 10/22 (72)発明者 森岡 達也 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−14427(JP,A) 特開 平5−191351(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 10/00 - 10/28

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信するデータに応じて光の強度もしく
    は光周波数の少なくとも一方を変調する変調手段を具備
    し前記変調手段によって変調された信号光を送信する光
    送信部と、前記光送信部からの信号光を受信し、検波、
    復調する光受信部からなり、前記光受信部が、 コヒーレント検波を行うための局部発振光を発生させる
    ための局部発振光発生手段と、 前記光送信部から送信される信号光と前記局部発振光発
    生手段より供給される局部発振光との合成を行う光合成
    手段と、 前記光合成手段から出力される信号光を入力し電気信号
    に変換する受光手段と、 前記受光手段で変換された電気信号の電力値を予め定め
    られた値と比較を行い比較結果に応じた制御信号を出力
    する比較手段と、 前記受光手段より供給される電気信号より直接検波を行
    うための直接検波手段と、 前記受光手段より供給される電気信号よりコヒーレント
    検波を行うためのコヒーレント検波手段と、 前記直接検波手段からの出力信号とコヒーレント検波手
    段からの出力信号とを入力し前記比較手段より出力され
    る制御信号に応答して前記直接検波手段からの出力信号
    とコヒーレント検波手段からの出力信号とのいづれか一
    方の出力を行う切換手段と、 前記比較手段から出力される制御信号に応答して局部発
    振光発生手段の発振周波数を切り換える発振周波数切換
    手段と、 を具備することを特徴とする空間光伝送装置。
  2. 【請求項2】 前記光受信部が、 前記比較手段からの制御信号に応じて前記送信部にデー
    タを送信する送信手段を更に備えるとともに、 前記光送信部が、 前記送信手段から送信されるデータを受信する受信手段
    と、 前記受信手段によって受信されたデータに応答して変調
    方式を変更する変更手段と、 を更に具備することを特徴とする請求項1に記載の空間
    光伝送装置。
  3. 【請求項3】 前記光受信部が、 前記受光手段に入力する光量を制御する光量制御手段
    と、 前記受光手段から供給されるビート信号の最大値を検出
    する最大値検出手段と、 前記最大値検出手段からの出力に応答して前記光量制御
    手段を制御する制御手段と、 を更に具備することを特徴とする請求項1に記載の空間
    光伝送装置。
  4. 【請求項4】 前記光受信部が、 前記受光手段に隣接して設けられた他の受光手段と、 前記受光手段からの信号と前記他の受光手段からの信号
    の位相差を検出する位相差検出手段と、 前記受光手段か前記他の受光手段のいずれか一方に接続
    され前記位相差検出手段の出力に応答して位相を反転さ
    せる位相反転手段と、 前記位相反転手段を通過した信号と通過しない信号とを
    加算する加算手段と、を更に具備することを特徴とする
    請求項1に記載の空間光伝送装置。
  5. 【請求項5】 前記受光手段の前面に入射光を集光させ
    るための集光手段を具備したことを特徴とする請求項1
    に記載の空間光伝送装置。
  6. 【請求項6】 前記受光手段の前面に入射光を制限する
    ための絞り手段を具備したことを特徴とする請求項1に
    記載の空間光伝送装置。
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