JP2904425B2 - スペクトラム・アナライザ - Google Patents

スペクトラム・アナライザ

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JP2904425B2 JP17676591A JP17676591A JP2904425B2 JP 2904425 B2 JP2904425 B2 JP 2904425B2 JP 17676591 A JP17676591 A JP 17676591A JP 17676591 A JP17676591 A JP 17676591A JP 2904425 B2 JP2904425 B2 JP 2904425B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スペクトラム・アナ
ライザに関し、特に高速フーリエ変換(FFT)に固有
のスカロップ・ロス(Scallop Loss)を補
正して測定レベル確度を向上したスペクトラム・アナラ
イザに関する。
【0002】
【従来の技術】この発明の従来例を図1を参照して説明
する。図1において、分析されるべき信号fS1は入力端
子1に入力され、第1の低域フィルタ2を介して第1の
ミキサ3の一方の入力に供給される。4は第1のミキサ
3の他方の入力に接続された第1の局部発振器であり、
周波数fL01の信号を出力するものである。ミキサ3の
周波数fS2(=fL02 ±fS1)の出力信号は中心周波数
IF1の帯域フィルタタ5を介して第2のミキサ6の一
方の入力端子に印加されている。7は第2のミサ6の他
方の入力に接続された第2の局部発振器であり、周波数
LO2の信号を出力するものである。ミキサ6の周波数
S3(=fLO2±fS2)の出力信号は第2の低域フィル
タ8を介してA/D変換器9に印加されている。10は
サンプリング周波数(fSmP)発振器である。A/D変
換器9においてサンプリング周波数(fSmP)でA/D
変換されたディジタルIF信号fIFdは、メモリ11に
一時的に記憶され、次いで内臓コンピュータ処理部12
においてFFT処理されて周波数領域データに変換後、
表示器13に表示される。なお、FFTにおいては、一
般に、信号にFFT処理を施すに先だってこれに対して
窓関数が掛けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の如くに高速フー
リエ変換された周波数領域データには、スカロップ・ロ
スと称するレベル変動(低下)が必然的に付随する。こ
こで、スカロップ・ロスについて図2を参照して簡単に
説明する。高速フーリエ変換においては、信号に窓関数
を掛けることにより周波数スペクトルの漏れが少なくな
るようにしている。ところが、この場合、周波数は量子
化されているので、観測される信号の周波数foが量子
化された周波数とたまたま共通している場合に限って正
しいレベルが観測されるに過ぎず、量子化された周波数
の間の周波数における信号は如何に補間しようとも必ず
真のレベルより低いレベルとして観測されることとな
る。周波数foのところのレベルと量子化された周波数
1単位の1/2だけずれたところのレベルとの間の差を
スカロープ・ロスと称している。このロスは概ね1dB
程度である。レベル確度の向上のみに着目してその他の
特性の劣化は度外視した特殊な窓関数でも採用しない限
り、FFTポイント数を如何に増大しても、このスカロ
ップ・ロスは小さくはならない性質のものである。
【0004】この発明は、上述の通りの欠点、問題を解
消、除去したスペクトラム・アナライザを提供しようと
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】スペクトラム・アナライ
ザにおいて、局部発振器の周波数と混合して入力信号の
周波数を変換し、その周波数変換した入力信号をディジ
タル変換し、そのディジタル変換した分析されるべき時
間領域データを入力し、次いで時間領域データ入力に窓
関数を掛け、その結果のものにFFT演算処理を施して
時間領域データを周波数領域データに変換し、この周波
数領域データに補間処理或いはピーク値補正処理を施
し、補正処理を施されたデータを表示用メモリに転送
し、表示する。
【0006】
【実施例】この発明の実施例を図1を用いて説明をす
る。図自体はこの発明と従来例との間に相違するところ
はない。メモリ部11に記憶された内容についての内臓
コンピュータ12による処理の流れの概要は以下の通り
である。 第1 時間領域データの入力 第2 時間領域データ入力に窓関数を掛ける 第3 FFT演算処理を施し、時間領域データを周波数
領域データに変換する 第4 補間処理或いはピーク値補正処理を施す 第5 補正処理を施されたデータを表示用メモリに転送
し、表示する 高速フーリエ変換においては、信号に窓関数を掛けるこ
とにより周波数スペクトルの漏れを少なくなるようにし
ているが、この場合、周波数が量子化されているので、
観測される信号の周波数foが量子化された周波数とた
またま共通している場合に限って正しいレベルが観測さ
れるに過ぎず、量子化された周波数の間の周波数におけ
る信号は如何に補間しようとも必ず真のレベルより低い
レベルとして観測されるに到る、ということについては
上述した。図2には、FFT処理された周波数領域デー
タのピークの近傍が示されている。周波数foのところ
のレベルと量子化された周波数1単位の1/2だけずれ
たところ即ち周波数f-0.5およびf0.5のところのレベ
ルとの間の差をスカロープ・ロスと言うのであるが、こ
の発明はこの周波数領域データのピークの近傍を関数近
似により補間することにより真のピーク値を近似しよう
とするものである。
【0007】この発明を更に詳しく説明する。入力信号
S1は、上述の通り、入力端子1に入力され、第1の低
域フィルタ2から第2の低域フィルタ8に到る周波数変
換処理を施されて信号fS3とされる。この信号fS3はア
ナログ−ディジタル変換器9に印加されてディジタルI
F信号fIFDに変換される。このアナログ−ディジタル
変換された時間領域データであるディジタル・データI
F信号fIFDは一時的にメモリ11に記憶される。上記
メモリ11に記憶されたディジタル・データは、先ず、
窓関数としてガウス関数を掛ける掛算器に印加される。
ところで、ガウス関数は下記のとおりのものであり、そ
して時間領域データが1周期の正数倍の場合、正数倍で
はない場合の周波数領域データは図3に示される通りで
ある。
【0008】
【数1】 ただし、N=FFTポイント数、α=3.5、θ=ラジ
アン、*=畳み込み、−N/2≦n≦N/2である。 次いで、高速フーリエ変換処理器において、掛算器にお
いてディジタル・データに対して窓関数を掛けた結果に
対して高速フーリエ変換を施す。最後に、補間処理器に
おいて、高速フーリエ変換処理結果に対して3次関数近
似による補間処理を施し、この補間処理結果を表示部1
3に表示する。
【0009】ここで、近似関数の次数についてである
が、
【0010】
【数2】 となり、結局2次関数となる。以上の結果から、dB単
位に変換されたデータにより近似する場合は、関数の次
数は2次以上であればよいことがわかる。
【0011】
【発明の効果】従来、スカロップ・ロスは概ね1dB程
度であったところ、この発明によれば、図4に示される
程度のロスとすることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】スペクトラム・アナライザのブロック図。
【図2】FFT処理された周波数領域データのピークの
近傍を示す図。
【図3】時間領域データが1周期の正数倍の場合、正数
倍ではない場合の周波数領域データを示す図。
【図4】スカロップ・ロスを示す図。
【符号の説明】
9 アナログ−ディジタル変換器 11 メモリ 12 内臓コンピュータ処理部 13 表示器
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01R 23/16 G01R 23/173

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 局部発振器の周波数と混合して入力信号
    の周波数を変換する周波数変換器を具備し、 その変換された 信号をアナログ−ディジタル変換するア
    ナログ−ディジタル変換器を具備し その アナログ−ディジタル変換されたディジタル・デー
    タを一時的に記憶するメモリを具備し 記メモリに記憶されたディジタル・データに対し窓関
    数としてガウス関数を掛ける掛算器を具備し 上記 ディジタル・データに対して窓関数を掛けた結果の
    ものに対して高速フーリエ変換処理を施す高速フーリエ
    変換器を具備し その 高速フーリエ変換処理結果に対して3次関数近似に
    よる補間処理を施す補間処理器を具備し その 補間処理結果を表示する表示器を具備することを特
    徴とするスペクトラム・アナライザ。
JP17676591A 1991-07-17 1991-07-17 スペクトラム・アナライザ Expired - Fee Related JP2904425B2 (ja)

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GB2397207B (en) 2003-01-10 2005-04-13 Teraview Ltd Imaging techniques and associated apparatus
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ソニー・テクトロニクス 1990年総合カタログ pp.262−263

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